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2 VMware, Inc.

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目次

本書について 5

1 サーバ コンポーネントのシステム要件 7

View Connection Server の要件 7View Administrator の要件 9View Composer の要件 9View Transfer Server の要件 11

2 クライアント コンポーネントのシステム要件 15

View Agent でサポートされるオペレーティング システム 15View Client および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム 16ローカル モード デスクトップのハードウェア要件 16View Portal のクライアント ブラウザ要件 18リモート表示プロトコルとソフトウェアのサポート 18Adobe Flash の要件 21スマート カード認証の要件 21

3 Active Directory の準備 23

ドメインと信頼関係の構成 23View デスクトップの OU の作成 24キオスク モード クライアント アカウントの OU とグループの作成 24View ユーザーのグループの作成 24vCenter Server のユーザー アカウントの作成 24View Composer のユーザー アカウントの作成 25制限されたグループ ポリシーを構成する 25View グループ ポリシー管理用テンプレート ファイルの使用 26スマート カード認証用の Active Directory を準備する 26

4 View Composer のインストール 29

View Composer データベースの準備 29View Composer サービスのインストール 35View Composer 用のインフラストラクチャの構成 36

5 View Connection Server のインストール 39

View Connection Server ソフトウェアのインストール 39vCenter Server および View Composer のユーザー アカウントの構成 53初めての View Connection Server の構成 56View Client 接続の構成 60展開の規模に合わせた Windows Server 設定の調整 62

VMware, Inc. 3

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6 View Transfer Server のインストール 69View Transfer Server のインストール 70View Manager への View Transfer Server の追加 71Transfer Server リポジトリを構成する 72View Transfer Server のファイアウォール ルール 73View Transfer Server のサイレント インストール 74

7 証明書認証の構成 77

デフォルト証明書の置換 77keytool と openssl をシステム パスに追加する 78既存のMicrosoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートする 78新しい SSL 証明書の作成 79新しい証明書を使用するように View Connection Server インスタンスまたはセキュリティ サーバを構成する 82新しい証明書を使用するように View Transfer Server インスタンスを構成する 83クライアント接続用に SSL を構成する 84View Transfer Server の通信用に SSL を構成する 84グループ ポリシーを使用した View Client での証明書検査の構成 85

8 イベント データベースの作成 87

View イベント用のデータベースとデータベース ユーザーを追加する 87SQL Server データベースをイベント レポート用に準備する 88イベント データベースを構成する 88

9 View Client のインストールと起動 91

Windows ベースの View Client または View Client with Local Mode をインストールする 91Windows ベースの View Client または View Client with Local Mode を起動する 93View Portal を使用して View Client をインストールする 94View Client を Mac OS X にインストールする 96Mac OS X の View Client を起動する 96仮想印刷機能の印刷設定を指定する 98USB プリンタの使用 99View Client のサイレント インストール 99

インデックス 105

VMware View インストール ガイド

4 VMware, Inc.

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本書について

『VMware View インストール ガイド』では、VMware® View のサーバ コンポーネントとクライアント コンポーネントのインストール方法について説明します。

対象読者

本書は、VMware® View をインストール使用とするすべての方を対象としています。本書に記載されている情報は、仮想マシンのテクノロジーとデータセンターの操作に精通した、経験豊富な Windows または Linux システム管理者向けに書かれています。

VMware Technical Publications Glossary(ヴイエムウェアの技術ドキュメントの用語集)

『VMware Technical Publications Glossary(ヴイエムウェアの技術ドキュメントの用語集)』では、一般的ではない可能性がある用語の用語集を提供します。VMware の技術文書で使用されている用語の定義については、http://www.vmware.com/jp/support/pubs を参照してください。

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サポート サービス 当社のサポート サービスがお客様のビジネス ニーズにどのように対応できるかについては、http://www.vmware.com/jp/support/services をご覧ください。

VMware プロフェッショナルサービス

VMware エデュケーション サービスのコースでは、広範なハンズオンラボや事例の紹介をいたします。また、業務の際のリファレンスとしてお使いいただける資料も提供し

ています。コースはオンサイト、教室、およびオンラインで受講できます。VMwareコンサルティング サービスでは、オンサイトのパイロット プログラムおよび導入のベスト

VMware, Inc. 5

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プラクティスのために、仮想環境の評価、計画、構築、および管理を支援するサービス

が提供されます。エデュケーション クラス、認定プログラム、およびコンサルティングサービスに関する情報を入手するには、http://www.vmware.com/jp/services をご覧ください。

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6 VMware, Inc.

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サーバ コンポーネントのシステム要件 1VMware View のサーバ コンポーネントを実行するホストは、ハードウェアとソフトウェアの特定の要件を満たす必要があります。

この章では次のトピックについて説明します。

n View Connection Server の要件 (P. 7)

n View Administrator の要件 (P. 9)

n View Composer の要件 (P. 9)

n View Transfer Server の要件 (P. 11)

View Connection Server の要件View Connection Server はクライアント接続のブローカーとして機能し、受信したユーザーの要求を認証した後、適切なView デスクトップにダイレクトします。View Connection Server には、ハードウェア、オペレーティング システム、インストール、およびサポート ソフトウェアに関して特定の要件があります。

n View Connection Server のハードウェア要件 (P. 8)

View Connection Server は、特定のハードウェア要件を満たす 32 ビットまたは 64 ビットの専用の物理マシンまたは仮想マシンにインストールする必要があります。

n View Connection Server でサポートされるオペレーティング システム (P. 8)

View Connection Server はサポートされるオペレーティング システムにインストールする必要があります。

n View Connection Server の仮想化ソフトウェア要件 (P. 8)

View Connection Server が正常に機能するためには、VMware 仮想化ソフトウェアが必要です。

n 複製された View Connection Server インスタンスのネットワーク要件 (P. 9)

複製された View Connection Server インスタンスをインストールする場合、同じ場所にインスタンスを構成し、高速LAN でインスタンス間を接続します。

VMware, Inc. 7

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View Connection Server のハードウェア要件View Connection Server は、特定のハードウェア要件を満たす 32 ビットまたは 64 ビットの専用の物理マシンまたは仮想マシンにインストールする必要があります。

表 1-1. View Connection Server のハードウェア要件

ハードウェア コンポーネント 必須 推奨

プロセッサ Pentium IV 2.0GHz 以上のプロセッサ

デュアル プロセッサ

ネットワーク 1 つ以上の 10/100 Mbps ネットワーク インターフェイス カード(NIC)

1 Gbps の NIC

メモリ

Windows Server 2008 64 ビット4 GB 以上の RAM 50 以上の View デスクトップを展開する場合は 10 GB 以

上の RAM

メモリ

Windows Server 2003 32 ビット2 GB 以上の RAM 50 以上の View デスクトップを展開する場合は 3 GB 以

上の RAM

上記の要件は、高可用性または外部アクセスを目的にインストールする追加の View Connection Server インスタンスにも適用されます。

重要 View Connection Server をホストする物理マシンまたは仮想マシンは、固定 IP アドレスを使用する必要があります。

View Connection Server でサポートされるオペレーティング システムView Connection Server はサポートされるオペレーティング システムにインストールする必要があります。

表 1-2 は、View Connection Server に対してサポートされるオペレーティング システムの一覧です。

これらのオペレーティング システムは、View Connection Server のすべてのインストール タイプ(標準、レプリカ、セキュリティ サーバ)、および View Transfer Server のインストールをサポートします。

表 1-2. View Connection Server のオペレーティング システムのサポート

オペレーティング システム バージョン エディション サービス パック

Windows Server 2008 R2 64 ビット StandardEnterprise

N/A

Windows Server 2003 R2 32 ビット StandardEnterprise

SP2

Windows Server 2003 32 ビット StandardEnterprise

SP2

View Connection Server の仮想化ソフトウェア要件View Connection Server が正常に機能するためには、VMware 仮想化ソフトウェアが必要です。

n vSphere を使用している場合は、vSphere 4.0 Update 2 または vSphere 4.1 が必要です。

n VMware Infrastructure を使用している場合は、VMware Infrastructure 3.5 Update 5 および VirtualCenter Server2.5 Update 6 が必要です。

n ESX および ESXi ホストの両方がサポートされます。

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8 VMware, Inc.

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複製された View Connection Server インスタンスのネットワーク要件複製された View Connection Server インスタンスをインストールする場合、同じ場所にインスタンスを構成し、高速 LANでインスタンス間を接続します。

複製された View Connection Server インスタンス間の接続に WAN を使用しないでください。

平均遅延が少なくスループットの高い高速 WAN であっても、View Connection Server インスタンスで整合性を維持するために必要なパフォーマンス特性をネットワークが提供できない期間が発生する可能性があるためです。

View Connection Server インスタンス上の View LDAP 構成の整合性が失われると、ユーザーが各自のデスクトップにアクセスできなくなる場合があります。また、構成情報が期限切れになった View Connection Server インスタンスに接続するときに、ユーザーがアクセスを拒否される場合があります。

View Administrator の要件管理者は、View Administrator を使って View Connection Server の設定、デスクトップの展開と管理、ユーザー認証の制御、システム イベントの開始と調査、および分析作業を実行します。View Administrator を実行するクライアントシステムは、特定の要件を満たす必要があります。

View Administrator は Web ベースのアプリケーションであり、View Connection Server をインストールすると一緒にインストールされます。View Administrator は次の Web ブラウザでアクセスして使用できます。

n Internet Explorer 7

n Internet Explorer 8

n Firefox 3.0

n Firefox 3.5

View Administrator を Web ブラウザで使用するには、Adobe Flash Player 10 がインストールされている必要があります。また、Adobe Flash Player をインストールできるように、クライアント システムがインターネットにアクセスできる必要があります。

View Administrator でテキストが正しく表示されるためには、Microsoft 固有のフォントが必要です。Web ブラウザをLinux、UNIX、Mac OS などの Windows 以外の OS で実行する場合は、Microsoft 固有のフォントがコンピュータにインストールされていることを確認してください。

現在、Microsoft の Web サイトでは Microsoft フォントは配布されていませんが、独立系の Web サイトからダウンロードできます。

View Composer の要件View Manager では、中央で管理される 1 つの基本イメージから複数のリンク クローン デスクトップを展開するためにView Composer を使用します。View Composer には特定のインストール要件およびストレージ要件があります。

n View Composer でサポートされるオペレーティング システム (P. 10)

View Composer は、64 ビットおよび 32 ビットのオペレーティング システムをサポートしますが、特定の要件と制限事項があります。View Composer を、vCenter Server と同じ物理コンピュータまたは仮想マシンにインストールする必要があります。

n View Composer のデータベース要件 (P. 10)

View Composer には、データを格納するための SQL データベースが必要です。View Composer データベースは、vCenter Server コンピュータ上に存在するか、vCenter Server コンピュータから利用できる必要があります。

n View Composer 機能の仮想化ソフトウェア要件 (P. 11)

View Composer と vSphere の複数の機能を利用するには、ESX/ESXi 4 以降を実行するホストにリンク クローン仮想マシンを作成し、リンク クローン プールを vSphere モードで構成する必要があります。

第 1 章 サーバ コンポーネントのシステム要件

VMware, Inc. 9

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View Composer でサポートされるオペレーティング システムView Composer は、64 ビットおよび 32 ビットのオペレーティング システムをサポートしますが、特定の要件と制限事項があります。View Composer を、vCenter Server と同じ物理コンピュータまたは仮想マシンにインストールする必要があります。

64 ビット オペレーティング システム

表 1-3 に、View Composer でサポートされる 64 ビット オペレーティング システムを示します。

表 1-3. View Composer の 64 ビット オペレーティング システムのサポート

vCenter Server のバージョン オペレーティング システム サービス パック エディション

4.1 Windows Server 2008 R2 N/A Enterprise

4.1 Windows Server 2008 SP2 Enterprise

4.1 Windows 2003 R2 SP2 Standard

4.1 Windows 2003 SP2 Standard

4.0 Update 2 Windows Server 2008 SP2 Enterprise

32 ビット オペレーティング システム

表 1-4 に、View Composer でサポートされる 32 ビット オペレーティング システムを示します。

表 1-4. View Composer の 32 ビット オペレーティング システムのサポート

vCenter Server のバージョン オペレーティング システム サービス パック エディション

4.0 Update 2 Windows Server 2003 SP2 Standard

2.5 Update 6 Windows Server 2003 R2 SP2 Standard

2.5 Update 6 Windows Server 2003 SP2 Enterprise

View Composer のデータベース要件View Composer には、データを格納するための SQL データベースが必要です。View Composer データベースは、vCenter Server コンピュータ上に存在するか、vCenter Server コンピュータから利用できる必要があります。

vCenter Server 用のデータベース サーバがすでに存在する場合、表 1-5 の一覧に含まれるバージョンであれば、ViewComposer で既存のデータベース サーバを使用できます。たとえば、vCenter Server とともに提供される MicrosoftSQL Server 2005 Express インスタンスを View Composer で使用できます。データベース サーバがまだない場合は、インストールする必要があります。

View Composer は、vCenter Server がサポートするデータベース サーバのサブセットをサポートします。ViewComposer によってサポートされないデータベース サーバを vCenter Server ですでに使用している場合は、vCenterServer 用にはそのデータベース サーバを引き続き使用し、View Composer および View Manager のデータベース イベントに使用する別のデータベース サーバをインストールします。

重要 vCenter Server と同じ SQL Server インスタンスに View Composer データベースを作成する場合は、vCenterServer のデータベースを上書きしないように注意してください。

表 1-5は、サポートされているデータベース サーバおよびデータベース バージョンの一覧です。vCenter Server でサポートされているデータベース バージョンの完全な一覧については、VMware vSphere ドキュメント Web サイトで『VMware vSphere 互換性マトリックス』(英語版)を参照してください。

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表 1-5. View Composer でサポートされるデータベース サーバ

データベース vCenter Server 4.1 vCenter Server 4.0 U2 VC Server 2.5 U6

Microsoft SQLServer 2000 SP4Standard

いいえ いいえ はい

Microsoft SQLServer 2005 Express

はい はい はい

Microsoft SQLServer 2005 SP2Standard およびEnterprise

はい はい はい

Microsoft SQLServer 2008Standard およびEnterprise

はい はい いいえ

Microsoft SQLServer 2008Standard およびEnterprise 64 ビット

はい はい いいえ

Oracle 9i Release 2 いいえ いいえ はい

Oracle 10g Release2

はい はい いいえ

Oracle 11g Release1

はい はい いいえ

View Composer 機能の仮想化ソフトウェア要件View Composer と vSphere の複数の機能を利用するには、ESX/ESXi 4 以降を実行するホストにリンク クローン仮想マシンを作成し、リンク クローン プールを vSphere モードで構成する必要があります。

n ローカル データストアにリンク クローン仮想マシンを格納する

n 廃棄可能なデータを別の読み取り専用ディスクにリダイレクトする

n レプリカおよびリンク クローンを別のデータストアに格納する

n ハードウェア バージョン 7 を使用する親仮想マシン スナップショットからプールを作成する

n リンク クローン仮想マシンに Sysprep カスタマイズ仕様を使用する

さらに、Sysprep は vSphere 4.1 ソフトウェアでのみリンク クローンに対してサポートされます。vSphere 4.0 またはVMware Infrastructure 3.5 ソフトウェアでは Sysprep を使用できません。

View Transfer Server の要件View Transfer Server は View Manager のオプション コンポーネントであり、ローカル モードで実行するデスクトップのチェックイン、チェックアウト、およびレプリケーションをサポートします。View Transfer Server には、インストール、オペレーティング システム、およびストレージに関して特定の要件があります。

n View Transfer Server のインストール要件 (P. 12)

View Transfer Server は、特定の要件を満たす仮想マシンに Windows アプリケーションとしてインストールする必要があります。

第 1 章 サーバ コンポーネントのシステム要件

VMware, Inc. 11

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n View Transfer Server でサポートされるオペレーティング システム (P. 12)

View Transfer Server は、サポートされているオペレーティング システムが動作し、必要な RAM 容量が搭載されたシステムにインストールする必要があります。

n View Transfer Server のストレージ要件 (P. 13)

View Transfer Server は、静的コンテンツを Transfer Server リポジトリとやり取りし、動的コンテンツをデータセンター内のローカル デスクトップとリモート デスクトップの間で転送します。View Transfer Server には特定のストレージ要件があります。

View Transfer Server のインストール要件View Transfer Server は、特定の要件を満たす仮想マシンに Windows アプリケーションとしてインストールする必要があります。

View Transfer Server をホストする仮想マシンは、ネットワーク接続に関するいくつかの要件を満たす必要があります。

n 管理対象のローカル デスクトップと同じ vCenter Server インスタンスによって管理される必要があります。

n ドメインに属している必要はありません。

n 固定 IP アドレスを使用する必要があります。

注意 View Transfer Server をホストする仮想マシンに、LSI Logic パラレルの SCSI コントローラを構成する必要があります。SAS または VMware 準仮想化コントローラは使用できません。

Windows Server 2008 仮想マシンでは、LSI Logic SAS コントローラがデフォルトで選択されます。オペレーティングシステムをインストールする前に、この選択を BusLogic または LSI Logic コントローラに変更する必要があります。

View Transfer Server ソフトウェアは、View Connection Server などの他の View Manager ソフトウェア コンポーネントと同じ仮想マシンに共存することはできません。

高可用性と拡張性のために、複数の View Transfer Server インスタンスをインストールできます。

View Transfer Server でサポートされるオペレーティング システムView Transfer Server は、サポートされているオペレーティング システムが動作し、必要な RAM 容量が搭載されたシステムにインストールする必要があります。

表 1-6. View Transfer Server のオペレーティング システムのサポート

オペレーティング システム バージョン エディション サービス パック 最小 RAM

Windows Server 2008 R2 64 ビット StandardEnterprise

N/A 4 GB

Windows Server 2003 R2 32 ビット StandardEnterprise

SP2 2 GB

Windows Server 2003 32 ビット StandardEnterprise

SP2 2 GB

重要 View Transfer Server をホストする仮想マシンには 2 個の仮想 CPU を構成します。

VMware View インストール ガイド

12 VMware, Inc.

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View Transfer Server のストレージ要件View Transfer Server は、静的コンテンツを Transfer Server リポジトリとやり取りし、動的コンテンツをデータセンター内のローカル デスクトップとリモート デスクトップの間で転送します。View Transfer Server には特定のストレージ要件があります。

n Transfer Server リポジトリを構成するディスク ドライブには、静的イメージ ファイルを格納するのに十分な領域が必要です。イメージ ファイルは View Composer の基本イメージです。

n View Transfer Server は、転送されるデスクトップ ディスクが格納されているデータストアにアクセスできる必要があります。データストアには、View Transfer Server 仮想マシンが実行している ESX ホストからアクセスできる必要があります。

n View Transfer Server は、最大 60 ディスクを同時に転送できます。

転送操作の間、ローカル デスクトップの仮想ディスクは View Transfer Server にマウントされます。View TransferServer 仮想マシンは 4 個の SCSI コントローラを備え、それぞれに 15 個のスロットがあります。この構成により、一度に 60 個のディスクを仮想マシンに接続できます。

n ローカル デスクトップにはユーザーの機密データが含まれる可能性があるので、ネットワーク上で転送するときはデータを必ず暗号化してください。

View Administrator では、View Connection Server インスタンスごとにデータ転送セキュリティ オプションを構成できます。View Administrator でこれらのオプションを構成するには、 [View Configuration(View の構成)]- [Servers(サーバ)] をクリックし、View Connection Server インスタンスを選択して、 [Edit(編集)] をクリックします。

n View Transfer Server が View Manager に追加されると、Distributed Resource Scheduler(DRS)自動化ポリシーが手動に設定され、実質的に DRS が無効になります。

View Transfer Server インスタンスを別の ESX ホストまたはデータストアに移行するには、移行を始める前にインスタンスをメンテナンス モードにする必要があります。

View Transfer Server を View Manager から削除すると、DRS 自動化ポリシーは、View Transfer Server が ViewManager に追加される前に設定されていた値にリセットされます。

第 1 章 サーバ コンポーネントのシステム要件

VMware, Inc. 13

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クライアント コンポーネントのシステム要件 2

View のクライアント コンポーネントを実行するシステムは、ハードウェアとソフトウェアの特定の要件を満たす必要があります。

この章では次のトピックについて説明します。

n View Agent でサポートされるオペレーティング システム (P. 15)

n View Client および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム (P. 16)

n ローカル モード デスクトップのハードウェア要件 (P. 16)

n View Portal のクライアント ブラウザ要件 (P. 18)

n リモート表示プロトコルとソフトウェアのサポート (P. 18)

n Adobe Flash の要件 (P. 21)

n スマート カード認証の要件 (P. 21)

View Agent でサポートされるオペレーティング システムView Agent コンポーネントは、セッション管理、シングル サインオン、およびデバイスのリダイレクトに役立ちます。View Manager によって管理されるすべての仮想マシン、物理システム、およびターミナル サーバに、View Agent をインストールする必要があります。

表 2-1 は、View Agent に対してサポートされるオペレーティング システムの一覧です。

表 2-1. View Agent のオペレーティング システムのサポート

ゲスト OS バージョン エディション サービス パック

Windows 7 64 ビットおよび 32ビット

Enterprise およびProfessional

N/A

Windows Vista 32 ビット Business およびEnterprise

SP1 および SP2

Windows XP 32 ビット Professional SP3

Windows 2008 R2 Terminal Server 64 ビット Standard N/A

Windows 2008 Terminal Server 64 ビット Standard SP2

Windows 2003 R2 Terminal Server 32 ビット Standard SP2

Windows 2003 Terminal Server 32 ビット Standard SP2

重要 Windows 7 を仮想マシンで使用する場合は、仮想マシンを ESX 4.0 または ESX 4.1 サーバでホストする必要があります。ESX 4.0 の場合は、ESX 4.0 Update 2 以上のバージョンが必要です。ESX 4.1 の場合は、ESX 4.1 以上のバージョンが必要です。

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View Client および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム

ユーザーは View Client を実行して View デスクトップに接続します。View Client または View Client with Local Modeは、サポートされるオペレーティング システムにインストールする必要があります。

表 2-2 は、View Client に対してサポートされるオペレーティング システムの一覧です。

表 2-2. View Client のオペレーティング システムのサポート

オペレーティング システム バージョン エディション サービス パック

Windows 7 32 ビットおよび 64 ビット Home、Enterprise、Professional、Ultimate

N/A

Windows XP 32 ビット Home および Professional SP3

Windows Vista 32 ビット Home、Business、Enterprise、Ultimate

SP1 および SP2

Mac OS X Leopard 10.5 N/A N/A N/A

Mac OS X Snow Leopard 10.6 N/A N/A N/A

重要 View Client with Local Mode は、Windows システムだけで、物理コンピュータにおいてのみサポートされます。さらに、この機能を使用するには、VMware ライセンスに View Client with Local Mode が含まれている必要があります。

View Client with Local Mode 機能は、以前のリリースでは View Client with Offline Desktop と呼ばれる実験的な機能でしたが、現在は完全にサポートされています。

ESX 3.5 ホスト上に作成されている Windows 7 または Windows Vista View デスクトップは、3D および Windows Aeroの効果を生成できません。この制限は、Windows 7 または Windows Vista クライアント コンピュータ上でローカルで使用するためにデスクトップをチェックアウトしたときも同じです。Windows Aero および 3D 効果は、vSphere 4.xを使用して View デスクトップを作成した場合にのみ使用できます。

注意 VMware View 展開向けのシン クライアント デバイスが VMware パートナーから提供されています。それぞれのシンクライアント デバイスで利用可能な機能および Linux オペレーティング システムは、ベンダーおよびモデルと、企業で使用することを選択した構成によって決まります。シン クライアント デバイスのベンダーおよびモデルの詳細については、VMware Web サイトから入手可能な『シン クライアント互換性ガイド』(英語版)を参照してください。

ローカル モード デスクトップのハードウェア要件View デスクトップをチェックアウトしてローカル コンピュータで実行するときは、クライアント コンピュータのハードウェアが、ローカル システムとその上で実行する仮想マシンの両方をサポートしている必要があります。

PC ハードウェア表 2-3では、View デスクトップの各種オペレーティング システムのハードウェア要件について説明します。

表 2-3. プロセッサ要件

クライアント コンピュータの要件 説明

PC 標準の x86 または x86 64 互換

CPU の数 マルチプロセッサ システムはサポートされています

CPU 速度 Windows XP ローカル デスクトップの場合は 1.3 GHz 以上、推奨は1.6 GHzWindows 7 デスクトップの場合は 1.6 GHz 以上、Aero 効果を使用する場合は 2.2 GHz 以上

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表 2-3. プロセッサ要件 (続き)

クライアント コンピュータの要件 説明

Intel プロセッサ Pentium 4、Pentium M(PAE 対応)、Core、Core 2、Core i3、Core i5、Core i7 の各プロセッサWindows 7 Aero の場合:Intel Dual Core

AMD プロセッサ Athlon、Athlon MP、Athlon XP、Athlon 64、Athlon X2、Duron、Opteron、Turion X2、Turion 64、Sempron、Phenom、Phenom IIWindows 7 Aero の場合:Althon 4200+ 以上

64 ビット オペレーティング システム Intel Pentium 4 および Core 2、および Core i7 プロセッサ(EM64T および Intel VT 対応)ほとんどの AMD64 プロセッサ(初期のリビジョン C の Opteronプロセッサを除く)

Windows 7 Aero 用 GPU nVidia GeForce 8800GT 以上ATI Radeon HD 2600 以上

ディスク領域

View デスクトップでオペレーティング システムのデフォルトのセットアップを使用する場合、実際に必要なディスク領域は、オペレーティング システムとアプリケーションを物理コンピュータにインストールして実行するためのディスク領域とほぼ同じです。

たとえば、Microsoft では、32 ビット Windows 7 オペレーティング システムを実行するマシンについて 16 GB のハードディスク領域を推奨しています。32 ビット Windows 7 仮想マシン用に 16 GB の仮想ハード ディスクを構成する場合、ローカル デスクトップをチェックアウトするときには、実際に使用されているディスク領域だけがダウンロードされます。デスクトップに 16 GB が割り当てられていても、実際のダウンロード サイズは 7 GB になる場合があります。

16 GB のハード ディスクを構成した場合、デスクトップがダウンロードされた後に、使用されるディスク領域が最大で 16 GBまで大きくなる可能性があります。レプリケーションの間にスナップショットが作成されるため、同量のディスク領域が

追加で必要です。たとえば、現在 7 GB のディスク領域がローカル デスクトップで使用されている場合、スナップショットでは、クライアント コンピュータ上でさらに 7 GB 使います。

IDE および SCSI ハード ドライブがサポートされます。

メモリ

クライアント コンピュータでホスト オペレーティング システムを実行するのに十分なメモリに加えて、View デスクトップのオペレーティング システムに必要なメモリ、およびクライアント コンピュータと View デスクトップ上のアプリケーションに必要なメモリが必要です。Windows XP および Windows Vista の場合は 2 GB 以上、Windows 7 の場合は 3 GB以上を推奨します。メモリ要件の詳細については、ゲスト OS およびアプリケーションのドキュメントを参照してください。

単一のコンピュータで実行するすべての仮想マシンに割り当てることができるメモリの合計量は、コンピュータの RAM容量によってのみ制限されます。32 ビット クライアント コンピュータの各 View デスクトップの最大メモリ容量は 8 GB で、64 ビット コンピュータでは 32 GB です。

ディスプレイ

32 ビットのディスプレイ アダプタが推奨されます。Windows Vista または Windows 7 の仮想マシンを一部のグラフィックス ハードウェアで実行すると、3DMark '06 などの 3D ベンチマークが、正しくレンダリングされないか、またはまったくレンダリングされない場合があります。

ビデオを 720p 以上で再生するには、マルチプロセッサ システムが必要です。

Windows 7 Aero をサポートするための CPU および GPU の要件については、「PC ハードウェア (P. 16)」の表を参照してください。

第 2 章 クライアント コンポーネントのシステム要件

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View Portal のクライアント ブラウザ要件クライアント システムからは、View Connection Server インスタンスを参照し、View Portal を使用して Mac ベースのView Client、Windows ベースの View Client、または View Client with Local Mode をインストールできます。Internet Explorer を使用している場合、View Client の新しいバージョンをダウンロードできるようになると、View Portalでそのことが示されます。

View Portal を使用するには、次のいずれかの Web ブラウザが必要です。

n Internet Explorer 7

n Internet Explorer 8

n Firefox 3.0

n Firefox 3.5

Internet Explorer を使用していて、View Client がすでにインストールされている場合、View Connection Server から使用できるバージョンが、クライアント デバイスにインストールされているバージョンより新しいときは、アップグレードを選択できます。クライアント デバイスと同じバージョンの場合は、View Portal はローカル システムにインストールされている View Client を起動します。

注意 View Portal は Linux をサポートしていません。Linux のネイティブ クライアントは、認定された VMware パートナーからのみ利用できます。

リモート表示プロトコルとソフトウェアのサポート

リモート表示プロトコルとソフトウェアを使用すると、ネットワーク接続経由でリモート コンピュータのデスクトップにアクセスできます。View Client は、Microsoft Remote Desktop Protocol(RDP)、VMware の PCoIP、およびHewlett-Packard Remote Graphics ソフトウェア(RGS)の各表示プロトコルをサポートします。

n VMware View での PCoIP の使用 (P. 18)

PCoIP は、LAN 上または WAN 経由の広範なユーザーにアプリケーション、イメージ、オーディオ、ビデオ コンテンツなどの総合的なデスクトップ環境を配信するための最適化されたデスクトップ体験を提供します。PCoIP は、レイテンシーの増加または帯域幅の減少を補って、ネットワークの状態に関わらずユーザーの生産性を維持できる

ようにします。

n Microsoft RDP (P. 20)

Microsoft Remote Desktop Connection(RDC)は、RDP を使用してデータを送信します。RDP は、ユーザーがコンピュータにリモート接続できるようにするマルチチャネル プロトコルです。

n HP RGS ソフトウェア (P. 20)

View Client は、HP Blade PC、HP Workstation、および HP Blade Workstation に接続するときに、HP RGSを使用したデスクトップへの接続をサポートします。VMware では、HP RGS を View にバンドルしていません。また、ライセンスも付与していません。View で使用するには、HP RGS バージョン 5.2.5 のライセンスを HP より取得する必要があります。

n マルチメディア リダイレクト(MMR) (P. 21)

マルチメディア リダイレクト(MMR)は、リモート デスクトップ プロトコル(RDP)仮想チャネルを使用して、クライアント コンピュータにマルチメディア ストリームを直接配信します。

VMware View での PCoIP の使用PCoIP は、LAN 上または WAN 経由の広範なユーザーにアプリケーション、イメージ、オーディオ、ビデオ コンテンツなどの総合的なデスクトップ環境を配信するための最適化されたデスクトップ体験を提供します。PCoIP は、レイテンシーの増加または帯域幅の減少を補って、ネットワークの状態に関わらずユーザーの生産性を維持できるようにします。

PCoIP は、仮想マシンおよび Teradici ホスト カードを備える物理マシンでの View デスクトップ用の表示プロトコルとしてサポートされます。

VMware View インストール ガイド

18 VMware, Inc.

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PCoIP の機能

PCoIP の主要な機能は次のとおりです。

n 仮想プライベート ネットワーク(VPN)を使用するリモート接続はサポートされます。

n 「View Agent でサポートされるオペレーティング システム (P. 15)」 に一覧されている View Agent の OS のバージョンを実行する Windows デスクトップに対する接続は、サポートされます。

n 「View Client および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム (P. 16)」 に一覧されている View Client の OS のバージョンを実行する Windows クライアントからの接続は、サポートされます。

n MMR リダイレクトは Windows XP および Vista クライアントに対してサポートされています。

n USB リダイレクトはサポートされています。

n Adobe Flash 帯域幅削減はサポートされています。

n オーディオのリダイレクトおよび LAN と WAN に対する動的オーディオ品質調整はサポートされています。

n 複数モニタはサポートされています。最大 4 つのモニタを使用し、各モニタの解像度を個別に調整できます。ディスプレイごとの解像度は最高 1920 × 1200 です。ピボット表示および自動調整もサポートされています。

n 仮想ディスプレイには 32 ビット カラーがサポートされます。

n ClearType フォントはサポートされています。

n ローカル システムとデスクトップの間でのテキストのコピーと貼り付けはサポートされています。フォルダやファイルなどのシステム オブジェクトは、システム間でコピーおよび貼り付けすることができません。

ビデオの品質

480p 形式のビデオ View デスクトップがシングル仮想 CPU を備えている場合、480p 以下のビデオをネイティブ解像度で再生できます。オペレーティング システムが Windows 7 で、ビデオをHD Flash またはフル スクリーン モードで再生する場合は、デスクトップにデュアル仮想CPU が必要です。

720p 形式のビデオ View デスクトップがデュアル仮想 CPU を備えている場合、720p のビデオをネイティブ解像度で再生できます。HD またはフル スクリーン モードで 720p のビデオを再生した場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

1080p 形式のビデオ View デスクトップがデュアル仮想 CPU を備えている場合、1080p 形式のビデオを再生できますが、メディア プレーヤーを小さいウィンドウ サイズに調整することが必要になる場合があります。

PCoIP の制限事項

PCoIP には次の制限があります。PCoIP を使用する View クライアントはセキュリティ サーバに接続できますが、デスクトップとの PCoIP セッションはセキュリティ サーバを無視します。PCoIP は UDP をオーディオおよびビデオのストリーミングに使用しますが、セキュリティ サーバは TCP のみをサポートします。

推奨されるゲスト OS の設定

推奨されるゲスト OS 設定には次の設定が含まれます。

n Windows XP デスクトップの場合:768 MB 以上の RAM とシングル CPU

n Windows 7 デスクトップの場合:1 GB の RAM とデュアル CPU

第 2 章 クライアント コンポーネントのシステム要件

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クライアント ハードウェアの要件

クライアントには次のハードウェア要件が必要です。

n 800MHz 以上のプロセッサ処理速度

n SSE2 拡張命令に対応する x86 ベースのプロセッサ

n 特定のモニタ構成での RAM サイズ設定については、『VMware View アーキテクチャ プランニング ガイド』を参照してください。

Microsoft RDPMicrosoft Remote Desktop Connection(RDC)は、RDP を使用してデータを送信します。RDP は、ユーザーがコンピュータにリモート接続できるようにするマルチチャネル プロトコルです。

以下に示すのは、RDP に関する要件と、異なる Windows オペレーティング システムおよび機能についての考慮事項です。

n Windows XP および Windows XPe システムの場合、Microsoft RDC 6.x を使用する必要があります。

n Windows Vista には RDC 6.x がインストールされています。

n Windows 2000 は RDC 5.0 をサポートします。RDC 6.x はサポートしません。

n 複数モニタを使用するには、RDC 6.0 以降が必要です。

n Windows XP デスクトップ仮想マシンの場合は、Microsoft サポート技術情報(KB)の記事 323497 および 884020で示されている RDP パッチをインストールする必要があります。RDP パッチをインストールしないと、Windowsソケットの失敗エラー メッセージがクライアントで発生する場合があります。

n View Agent インストーラによって、ホスト OS の現在の RDP ポート(通常は 3389)に合わせて受信 RDP 接続のローカル ファイアウォール ルールが構成されます。この RDP ポート番号を変更する場合は、関連するファイアウォールルールも変更する必要があります。

RDC 6.1 は Microsoft の Web サイトからダウンロードできます。

HP RGS ソフトウェアView Client は、HP Blade PC、HP Workstation、および HP Blade Workstation に接続するときに、HP RGS を使用したデスクトップへの接続をサポートします。VMware では、HP RGS を View にバンドルしていません。また、ライセンスも付与していません。View で使用するには、HP RGS バージョン 5.2.5 のライセンスを HP より取得する必要があります。

HP RGS は、RGS Sender という名前のサーバ側コンポーネントと、RGS Receiver という名前のクライアント側コンポーネントで構成されます。HP RGS を使用するように View を構成する前に、HP RGS Sender をリモート デスクトップのオペレーティング システムにインストールし、HP RGS Receiver をデスクトップにインストールする必要があります。送信側にも受信側にも RGS USB をインストールしないでください。

RGS Sender アプリケーションまたはポートを、すべてのファイアウォール ソフトウェアに例外として追加する必要があります。RGS のデフォルトのポートは 42966 です。HP RGS コンポーネントのインストールと構成については、HP の Webサイトで HP RGS のドキュメントを参照してください。

HP RGS には次の制限があります。

n 仮想マシンへの接続はサポートされていません。

n Vista デスクトップはサポートされていません。

n トンネル接続はサポートされていません。直接接続のみがサポートされています。

n スマート カードはサポートされていません。

n 複数モニタはサポートされていません。

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n View Portal は、RGS 接続をサポートしていません。

n Linux シン クライアントは、RGS 接続をサポートしていません。

マルチメディア リダイレクト(MMR)マルチメディア リダイレクト(MMR)は、リモート デスクトップ プロトコル(RDP)仮想チャネルを使用して、クライアント コンピュータにマルチメディア ストリームを直接配信します。

View Client および View Client with Local Mode は、次のオペレーティング システムで MMR をサポートします。

n Windows XP

n Windows XP Embedded

n Windows Vista

MMR 機能はクライアント システムがサポートするメディア ファイル形式をサポートするので、クライアントにローカルデコーダが存在する必要があります。ファイル形式としては、MPEG2、WMV、AVI、WAV などがあります。

最高の品質を得るには、Windows Media Player 10 以降を使用し、ローカル コンピュータまたはクライアント アクセスデバイスと View デスクトップの両方にインストールします。

MMR ポートをファイアウォール ソフトウェアに例外として追加する必要があります。MMR のデフォルトのポートは 9427です。

注意 MMR が正しく動作するには、View Client のビデオ再生ハードウェアがオーバーレイをサポートしている必要があります。

Adobe Flash の要件View デスクトップ セッションで実行する Adobe Flash コンテンツの使用する帯域幅の量を減らすことができます。この削減により、全体的な閲覧環境が改善され、デスクトップで実行する他のアプリケーションの応答が良くなる可能性が

あります。

Adobe Flash の帯域幅の削減は、Microsoft Windows の Internet Explorer セッションに限って、Adobe Flash バージョン 9 および 10 についてのみ使用できます。Adobe Flash 帯域幅削減の設定を使用するには、Adobe Flash をフルスクリーン モードで実行していてはいけません。

スマート カード認証の要件ユーザー認証にスマート カードを使用するクライアント システムは、特定の要件を満たす必要があります。

ユーザー認証にスマート カードを使用する各クライアント システムには、次のソフトウェアおよびハードウェアが必要です。

n View Client

n Windows 互換のスマート カード リーダ

n スマート カード ミドルウェア

n 製品固有のアプリケーション ドライバ

また、製品固有のアプリケーション ドライバを View デスクトップにインストールする必要もあります。

View は、PKCS#11 または Microsoft CryptoAPI プロバイダを使用するスマート カードおよびスマート カード リーダをサポートします。必要に応じて、ActivIdentity ActivClient ソフトウェア スイートをインストールできます。このソフトウェアは、スマート カードと対話するためのツールを提供します。

スマート カードで認証を行うユーザーはスマート カードまたは USB スマート カード トークンを所有している必要があり、各スマート カードにはユーザー証明書が含まれる必要があります。

第 2 章 クライアント コンポーネントのシステム要件

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スマート カードに証明書をインストールするには、登録局として機能するようにコンピュータを設定する必要があります。このコンピュータは、ユーザーにスマート カードを発行するための権限を持っている必要があり、証明書を発行するドメインのメンバーである必要があります。

重要 スマート カードを登録するときに、生成される証明書の鍵サイズを選択できます。ローカル デスクトップでスマートカードを使用するには、スマート カードの登録時に 1024 ビットまたは 2048 ビットの鍵サイズを選択する必要があります。512 ビットの鍵の証明書はサポートされていません。

Microsoft TechNet の Web サイトでは、Windows システム用にスマート カード認証を計画して実装する方法についての詳細情報が提供されています。

View でスマート カード認証を実装するときに Active Directory で実行する必要があるタスクについては、「スマートカード認証用の Active Directory を準備する (P. 26)」を参照してください。

スマート カード認証は、View Client for Mac または View Administrator ではサポートされていません。スマート カードのサポートの詳細については、『VMware View アーキテクチャ プランニング ガイド』を参照してください。

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Active Directory の準備 3View は、ユーザーの認証と管理に既存の Microsoft Active Directory インフラストラクチャを使用します。View で使用するために Active Directory を準備する必要があります。

この章では次のトピックについて説明します。

n ドメインと信頼関係の構成 (P. 23)

n View デスクトップの OU の作成 (P. 24)

n キオスク モード クライアント アカウントの OU とグループの作成 (P. 24)

n View ユーザーのグループの作成 (P. 24)

n vCenter Server のユーザー アカウントの作成 (P. 24)

n View Composer のユーザー アカウントの作成 (P. 25)

n 制限されたグループ ポリシーを構成する (P. 25)

n View グループ ポリシー管理用テンプレート ファイルの使用 (P. 26)

n スマート カード認証用の Active Directory を準備する (P. 26)

ドメインと信頼関係の構成

各 View Connection Server ホストを Active Directory ドメインに参加させる必要があります。ホストをドメイン コントローラにすることはできません。View デスクトップは、View Connection Server ホストと同じドメイン、またはView Connection Server ホストのドメインとの間に双方向の信頼関係があるドメインに配置します。

View Connection ホストのドメインのユーザーおよびグループに、View デスクトップおよびプールに対する資格を付与できます。また、View Connection Server ホストのドメインのユーザーおよびグループを、View Administrator で管理者として選択できます。資格を付与する、または選択するユーザーやグループが別のドメインに含まれる場合は、そ

のドメインと View Connection Server ホストのドメインの間に双方向の信頼関係を確立する必要があります。

ユーザーは、View Connection Server ホストのドメインの Active Directory に対して、および信頼の合意が存在する他のユーザー ドメインに対して認証されます。

注意 セキュリティ サーバは、Active Directory などの認証リポジトリにアクセスしないので、Active Directory ドメインに存在する必要はありません。

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信頼関係とドメインのフィルタ処理

アクセスできるドメインを判別するため、View Connection Server インスタンスは、それ自体のドメインから始めて信頼関係をたどります。

小さく、十分に接続されているドメインのセットであれば、View Connection Server は短時間でドメインの完全なリストを決定できますが、ドメインの数が増えたり、ドメイン間の接続が不十分であったりすると、要する時間は長くなります。

リストには、View デスクトップにログインしたユーザーに提供しない方がよいドメインも含まれる場合があります。

管理者は、vdmadmin コマンドを使用して、ドメインのフィルタ処理を構成し、View Connection Server インスタンスが検索してユーザーに表示するドメインを制限できます。詳細については、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

View デスクトップの OU の作成View デスクトップに固有の組織単位(OU)を作成する必要があります。OU は、ユーザー、グループ、コンピュータ、または他の OU を含む Active Directory 内の下位区分です。

グループ ポリシーの設定がデスクトップと同じドメイン内の他の Windows サーバまたはワークステーションに適用されるのを防ぐには、View グループ ポリシーの GPO を作成し、View デスクトップを含む OU にそれを結び付けます。また、サーバ オペレータや個別ユーザーなどの下位グループに、OU の管理を委任することもできます。

View Composer を使用する場合は、リンク クローン デスクトップ用に、View デスクトップの OU に基づく別の ActiveDirectory コンテナを作成する必要があります。Active Directory での OU 管理者権限を持つ View 管理者は、ドメイン管理者権限がなくてもリンク クローン デスクトップをプロビジョニングできます。Active Directory で管理者の認証情報を変更する場合は、View Composer での認証情報も更新する必要があります。

詳細については、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

キオスク モード クライアント アカウントの OU とグループの作成キオスク モードのクライアントは、シン クライアントまたはロックダウン PC であり、View Client を実行して ViewConnection Server インスタンスに接続し、リモート デスクトップ セッションを開始します。クライアントをキオスクモードで構成する場合は、キオスク モード クライアント アカウント用に専用の OU とグループを Active Directory で作成する必要があります。

キオスク モード クライアント アカウント用に専用の OU とグループを作成することで、許可されていない侵入に対してクライアント システムを分割でき、クライアントの構成と管理が簡単になります。

詳細については、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

View ユーザーのグループの作成View の異なる種類のユーザーごとに Active Directory でグループを作成する必要があります。たとえば、View デスクトップのユーザーに対して VMware View Users という名前のグループを作成し、View デスクトップを管理するユーザーに対しては VMware View Administrators という名前の別のグループを作成できます。

vCenter Server のユーザー アカウントの作成vCenter Server で使用するユーザー アカウントを Active Directory に作成する必要があります。View Administrator でvCenter Server インスタンスを追加するときに、このユーザー アカウントを指定します。

ユーザー アカウントは、View Connection Server ホストと同じドメインまたは信頼されたドメインに存在する必要があります。View Composer を使用する場合は、このユーザー アカウントを vCenter Server コンピュータのローカルAdministrators グループに追加する必要があります。

vCenter Server で特定の操作を実行するための権限をユーザー アカウントに付与する必要があります。View Composerを使用する場合は、ユーザー アカウントに権限を追加する必要があります。これらの権限の構成方法については、「vCenterServer および View Composer のユーザー アカウントの構成 (P. 53)」を参照してください。

VMware View インストール ガイド

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View Composer のユーザー アカウントの作成View Composer を使用する場合は、View Composer で使用するユーザー アカウントを Active Directory で作成する必要があります。View Composer では、リンク クローン デスクトップを Active Directory ドメインに参加させるためにこのアカウントが必要です。

セキュリティのため、View Composer で使用するためのユーザー アカウントを別に作成する必要があります。別のアカウントを作成することで、他の目的のために定義されている追加権限がアカウントに付与されないようにすることができ

ます。このアカウントには、指定された Active Directory コンテナ内のコンピュータ オブジェクトを追加および削除するために必要な最小限の権限を付与できます。たとえば、View Composer アカウントにはドメイン管理者権限は必要ありません。

手順

1 Active Directory で、View Connection Server ホストと同じドメインまたは信頼されたドメインにユーザー アカウントを作成します。

2 リンク クローン コンピュータ アカウントを中に作成する、またはリンク クローン コンピュータ アカウントを移動する先の Active Directory コンテナで、 [Create Computer Objects(コンピュータ オブジェクトの作成)] 権限、[Delete Computer Objects(コンピュータ オブジェクトの削除)] 権限、および [Write All Properties(すべてのプロパティの書き込み)] 権限をアカウントに追加します。

次のリストでは、ユーザー アカウントに必要なすべての権限を示します。デフォルトで割り当てられる権限も含まれます。

n 内容の一覧表示

n すべてのプロパティの読み取り

n すべてのプロパティの書き込み

n アクセス許可の読み取り

n コンピュータ オブジェクトの作成

n コンピュータ オブジェクトの削除

3 ユーザー アカウントの権限が Active Directory コンテナおよびコンテナのすべての子オブジェクトに適用されることを確認します。

次に進む前に

vCenter Server の View Composer を構成するとき、およびリンク クローン デスクトップ プールを構成して展開するときに、View Administrator でこのアカウントを指定します。

制限されたグループ ポリシーを構成するView デスクトップにログインするには、ユーザーは View デスクトップのローカル Remote Desktop Users グループに属している必要があります。Active Directory の制限されたグループ ポリシーを使用して、ユーザーまたはグループを、ドメインに参加するすべての View デスクトップのローカル Remote Desktop Users グループに追加できます。

制限されたグループ ポリシーは、ドメイン内のコンピュータのローカル グループ メンバーシップを、制限されたグループポリシーで定義されているメンバーシップ リストの設定に一致するように設定します。その View デスクトップ ユーザーグループのメンバーは、そのドメインに参加するすべての View デスクトップのローカル Remote Desktop Users グループに常に追加されます。新しいユーザーを追加するときに必要なのは、View デスクトップ ユーザー グループに追加することだけです。

開始する前に

Active Directory でドメインの View デスクトップ ユーザーに対するグループを作成します。

第 3 章 Active Directory の準備

VMware, Inc. 25

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手順

1 Active Directory サーバで、 [Start(スタート)] - [Administrative Tools(管理ツール)] - [Active DirectoryUsers and Computers(Active Directory ユーザーとコンピュータ)] の順に選択します。

2 ドメインを右クリックして、 [Properties(プロパティ)] を選択します。

3 [Group Policy(グループ ポリシー)] タブで、 [Open(開く)] をクリックしてグループ ポリシーの管理プラグインを開きます。

4 [Default Domain Policy(既定のドメイン ポリシー)] を右クリックし、 [Edit(編集)] をクリックします。

5 [Computer Configuration(コンピュータの構成)] セクションを展開し、 [Windows Settings¥Security Settings(Windows 設定¥セキュリティ設定)] を開きます。

6 [Restricted Groups(制限されたグループ)] を右クリックし、 [Add Group(グループの追加)] を選択して、Remote Desktop Users グループを追加します。

7 新しい制限された Remote Desktop Users グループを右クリックし、View デスクトップ ユーザー グループをグループメンバーシップ リストに追加します。

8 [OK] をクリックして変更を保存します。

View グループ ポリシー管理用テンプレート ファイルの使用View には、コンポーネントに固有の複数のグループ ポリシー管理用(ADM)テンプレート ファイルが含まれます。

View Connection Server のインストールの間に、View Connection Server ホストの <インストール ディレクトリ>¥VMware¥VMware View¥Server¥Extras¥GroupPolicyFiles ディレクトリに View ADM テンプレート ファイルがインストールされます。これらのファイルを、Active Directory サーバ上のディレクトリにコピーする必要があります。

これらのファイルのポリシー設定を Active Directory の新規 GPO または既存 GPO に追加した後、View デスクトップを含むOU にその GPO を結び付けることで、View デスクトップを最適化し、セキュリティを強化できます。

View グループ ポリシー設定の使用方法については、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

スマート カード認証用の Active Directory を準備するスマート カード認証を実装するときは、Active Directory で特定のタスクを実行する必要があります。

n スマート カード ユーザーの UPN を追加する (P. 27)

スマート カード ログインはユーザー プリンシパル名(UPN)に依存するので、View での認証にスマート カードを使用するユーザーの Active Directory アカウントには有効な UPN が必要です。

n 信頼されたルート証明機関にルート証明書を追加する (P. 27)

CA を使用してスマート カード ログイン証明書またはドメイン コントローラ証明書を発行する場合は、ActiveDirectory でルート証明書を信頼されたルート証明機関グループ ポリシーに追加する必要があります。Windowsドメイン コントローラがルート CA として機能する場合は、この手順を実行する必要はありません。

n Enterprise NTAuth ストアにルート証明書を追加する (P. 28)

CA を使用してスマート カード ログイン証明書またはドメイン コントローラ証明書を発行する場合は、ActiveDirectory でルート証明書を Active Directory の Enterprise NTAuth ストアに追加する必要があります。Windowsドメイン コントローラがルート CA として機能する場合は、この手順を実行する必要はありません。

VMware View インストール ガイド

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スマート カード ユーザーの UPN を追加するスマート カード ログインはユーザー プリンシパル名(UPN)に依存するので、View での認証にスマート カードを使用するユーザーの Active Directory アカウントには有効な UPN が必要です。

スマート カード ユーザーが属しているドメインが、ルート証明書が発行されたドメインとは異なる場合は、ユーザーの UPNを、信頼された CA のルート証明書に含まれる SAN に設定する必要があります。ルート証明書がスマート カード ユーザーの現在のドメイン内のサーバから発行された場合は、ユーザーの UPN を変更する必要はありません。

注意 証明書が同じドメインから発行された場合であっても、組み込み Active Directory アカウントの UPN を設定することが必要な場合があります。Administrator などの組み込みアカウントには、デフォルトでは UPN は設定されません。

開始する前に

n 証明書のプロパティを表示して、信頼された CA のルート証明書に含まれる SAN を取得します。

n Active Directory サーバに ADSI Edit ユーティリティがない場合は、Microsoft の Web サイトから WindowsSupport Tools をダウンロードします。

手順

1 Active Directory サーバで ADSI Edit ユーティリティを起動します。

2 左ペインで、ユーザーがいるドメインを展開し、CN=Users をダブルクリックします。

3 右ペインで、ユーザーを右クリックして [Properties(プロパティ)] をクリックします。

4 userPrincipalName 属性をダブルクリックし、信頼された CA 証明書の SAN 値を入力します。

5 [OK] をクリックして属性の設定を保存します。

信頼されたルート証明機関にルート証明書を追加する

CA を使用してスマート カード ログイン証明書またはドメイン コントローラ証明書を発行する場合は、Active Directoryでルート証明書を信頼されたルート証明機関グループ ポリシーに追加する必要があります。Windows ドメイン コントローラがルート CA として機能する場合は、この手順を実行する必要はありません。

手順

1 Active Directory サーバで、 [Start(スタート)] - [All Programs(すべてのプログラム)] - [Administrative Tools(管理ツール)] - [Active Directory Users and Computers(Active Directory ユーザーとコンピュータ)] の順に選択します。

2 ドメインを右クリックして、 [Properties(プロパティ)] をクリックします。

3 [Group Policy(グループ ポリシー)] タブで、 [Open(開く)] をクリックしてグループ ポリシーの管理プラグインを開きます。

4 [Default Domain Policy(既定のドメイン ポリシー)] を右クリックし、 [Edit(編集)] をクリックします。

5 [Computer Configuration(コンピュータの構成)] セクションを展開し、 [Windows Settings¥Security Settings¥Public Key(Windows 設定¥セキュリティ設定¥公開鍵)] を開きます。

6 [Trusted Root Certification Authorities(信頼されたルート証明機関)] を右クリックして、 [Import(インポート)] を選択します。

7 ウィザードの指示に従って証明書をインポートし、 [OK] をクリックします。

8 [Group Policy(グループ ポリシー)] ウィンドウを閉じます。

ドメイン内のすべてのシステムの信頼されたルート ストアに、証明書がコピーされます。

第 3 章 Active Directory の準備

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Enterprise NTAuth ストアにルート証明書を追加するCA を使用してスマート カード ログイン証明書またはドメイン コントローラ証明書を発行する場合は、Active Directoryでルート証明書を Active Directory の Enterprise NTAuth ストアに追加する必要があります。Windows ドメイン コントローラがルート CA として機能する場合は、この手順を実行する必要はありません。

手順

u Active Directory サーバで、certutil コマンドを使用して、証明書を Enterprise NTAuth ストアに発行します。

例: certutil -dspublish -f <ルート CA 証明書へのパス> NTAuthCA

CA がこの種の証明書の発行元として信頼されるようになります。

VMware View インストール ガイド

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View Composer のインストール 4View Composer を使用するには、View Composer データベースを作成し、View Composer サービスを vCenter Serverコンピュータにインストールし、View Composer をサポートするように View インフラストラクチャを最適化します。

View Composer はオプションの機能です。View Composer は、リンク クローン デスクトップ プールを展開する場合にインストールします。

View Composer 機能をインストールして使用するには、ライセンスが必要です。

この章では次のトピックについて説明します。

n View Composer データベースの準備 (P. 29)

n View Composer サービスのインストール (P. 35)

n View Composer 用のインフラストラクチャの構成 (P. 36)

View Composer データベースの準備View Composer データを格納するためのデータベースとデータ ソース名(DSN)を作成する必要があります。

View Composer サービスにはデータベースは含まれません。データベース インスタンスが vCenter Server コンピュータ上またはネットワーク環境内にない場合は、インストールする必要があります。データベース インスタンスをインストールした後、View Composer データベースをそのインスタンスに追加します。

View Composer データベースには、View Composer で使用される接続とコンポーネントについての情報が格納されます。

n vCenter Server の接続

n Active Directory の接続

n View Composer によって展開されるリンク クローン デスクトップ

n View Composer によって作成されるレプリカ

View Composer サービスの各インスタンスには、専用の View Composer データベースが必要です。複数の ViewComposer サービスで 1 つの View Composer データベースを共有することはできません。

サポートされるデータベースのバージョンのリストについては、「View Composer のデータベース要件 (P. 10)」を参照してください。

View Composer データベースをインストール済みのデータベース インスタンスに追加するには、次のいずれかの手順を選択します。

n View Composer 用の SQL Server データベースの作成 (P. 30)

View Composer は、リンク クローン デスクトップの情報を SQL Server データベースに格納できます。ViewComposer データベースを SQL Server に追加し、それに対する ODBC データ ソースを構成することで、データベースを作成します。

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n View Composer 用の Oracle 11g または 10g データベースの作成 (P. 32)

View Composer は、リンク クローン デスクトップの情報を Oracle 11g または 10g データベースに格納できます。View Composer データベースを既存の Oracle 11g または 10g インスタンスに追加し、それに対する ODBC データソースを構成することで、データベースを作成します。

n View Composer 用の Oracle 9i データベースの作成 (P. 33)

View Composer は、リンク クローン デスクトップの情報を Oracle 9i データベースに格納できます。ViewComposer データベースを既存の Oracle 9i インスタンスに追加し、それに対する ODBC データ ソースを構成することで、データベースを作成します。

View Composer 用の SQL Server データベースの作成View Composer は、リンク クローン デスクトップの情報を SQL Server データベースに格納できます。View Composerデータベースを SQL Server に追加し、それに対する ODBC データ ソースを構成することで、データベースを作成します。

View Composer データベースを SQL Server に追加する

新しい View Composer データベースを既存の Microsoft SQL Server インスタンスに追加し、View Composer のリンククローン データを格納できます。

データベースが vCenter Server と同じシステム上にある場合は、統合 Windows 認証セキュリティ モデルを使用できます。データベースがリモート システム上にある場合は、この認証方法を使用できません。

開始する前に

n サポートされているバージョンの SQL Server が vCenter Server コンピュータまたはネットワーク環境にインストールされていることを確認します。詳細については、「View Composer のデータベース要件 (P. 10)」を参照してください。

n データ ソースの作成と管理には、SQL Server Management Studio または SQL Server Management StudioExpress を使用します。SQL Server Management Studio Express は次の Web サイトからダウンロードしてインストールできます。

http://www.microsoft.com/downloadS/details.aspx?familyid=C243A5AE-4BD1-4E3D-94B8-5A0F62BF7796

手順

1 vCenter Server コンピュータで、 [Start(スタート)] - [All Programs(すべてのプログラム)] - [MicrosoftSQL Server 2008] または [Microsoft SQL Server 2005] を選択します。

2 [SQL Server Management Studio Express] を選択し、vSphere 管理用の既存の SQL Server インスタンスに接続します。

3 [Object Explorer(オブジェクト エクスプローラ)] パネルで、 [Databases(データベース)] エントリを右クリックし、 [New Database(新しいデータベース)] を選択します。

4 [New Database(新しいデータベース)] ダイアログ ボックスで、 [Database name(データベース名)] テキストボックスに名前を入力します。

例: viewComposer

5 [OK] をクリックします。

[Object Explorer(オブジェクト エクスプローラ)] パネルの [Databases(データベース)] エントリにデータベースが追加されます。

6 Microsoft SQL Server Management Studio Express を終了します。

次に進む前に

「ODBC データ ソースを SQL Server に追加する (P. 31)」の説明に従います。

VMware View インストール ガイド

30 VMware, Inc.

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ODBC データ ソースを SQL Server に追加する

View Composer データベースを SQL Server に追加した後、新しいデータベースへの ODBC 接続を構成して、ViewComposer サービスがこのデータ ソースに接続できるようにする必要があります。

以下の説明では、Windows Server 2003 SP1 に ODBC データ ソースを構成することを前提としています。WindowsXP Professional SP2 上に ODBC データ ソースを構成する場合は、手順が一部異なります。

開始する前に

「View Composer データベースを SQL Server に追加する (P. 30)」で説明した手順を実行します。

手順

1 vCenter Server コンピュータで、 [Start(スタート)] - [Administrative Tools(管理ツール)] - [Data Source(ODBC)(データ ソース(ODBC))] の順に選択します。

2 [System DSN(システム DSN)] タブを選択します。

3 [Add(追加)] をクリックし、リストから [SQL Native Client] を選択します。

4 [Finish(完了)] をクリックします。

5 [Create a New Data Source to SQL Server(SQL Server に接続するための新規データ ソースを作成する)] セットアップ ウィザードで、View Composer データベースの名前と説明を入力します。

例: ViewComposer

6 [Server(サーバー)] テキスト ボックスに、SQL Server のデータベース名を入力します。

<host_name>¥<server_name> の形式を使用します。<host_name> はコンピュータの名前で、<server_name> は SQL Server インスタンスです。

例: VCHOST1¥SQLEXP_VIM

7 [Next(次へ)] をクリックします。

8 [Connect to SQL Server to obtain default settings for the additional configuration options(SQL Server に接続して追加の構成オプションの既定設定を取得する)] チェック ボックスがオンになっていることを確認し、認証オプションを選択します。

オプション 説明

Windows NT authentication(WindowsNT 認証)

SQL Server のローカル インスタンスを使用している場合は、このオプションを選択します。このオプションは信頼された認証とも呼ばれます。Windows NT 認証は、SQL Server が vCenter Server コンピュータ上で実行している場合にのみサポートされます。

SQL Server authentication(SQL Server認証)

SQL Server のリモート インスタンスを使用している場合は、このオプションを選択します。Windows NT 認証はリモート SQL Server ではサポートされません。

9 [Next(次へ)] をクリックします。

10 [Change the default database to(既定のデータベースを以下のものに変更する)] チェック ボックスをオンにして、リストから View Composer データベースの名前を選択します。

例: ViewComposer

11 終了し、[Microsoft ODBC Data Source Administrator(Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ)]ウィザードを閉じます。

次に進む前に

新しい View Composer サービスを vCenter Server コンピュータにインストールします。「View Composer サービスのインストール (P. 35)」を参照してください。

第 4 章 View Composer のインストール

VMware, Inc. 31

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View Composer 用の Oracle 11g または 10g データベースの作成View Composer は、リンク クローン デスクトップの情報を Oracle 11g または 10g データベースに格納できます。View Composer データベースを既存の Oracle 11g または 10g インスタンスに追加し、それに対する ODBC データソースを構成することで、データベースを作成します。

View Composer データベースを Oracle 11g または 10g に追加する

新しい View Composer データベースを既存の Oracle 11g または 10g インスタンスに追加し、View Composer のリンククローン データを格納できます。

開始する前に

サポートされているバージョンの Oracle 11g または 10g が vCenter Server コンピュータにインストールされていることを確認します。詳細については、「View Composer のデータベース要件 (P. 10)」を参照してください。

手順

1 vCenter Server コンピュータで、 [Database Configuration Assistant] を開始します。

データベースのバージョン アクション

Oracle 11g [Start(スタート)] - [All Programs(すべてのプログラム)] - [Oracle-OraDb11g_home] - [Configuration and Migration Tools(コンフィグレーションおよび移行ツール)] - [Database Configuration Assistant] の順に選択します。

Oracle 10g [Start(スタート)] - [All Programs(すべてのプログラム)] - [Oracle-OraDb10g_home] - [Configuration and Migration Tools(コンフィグレーションおよび移行ツール)] - [Database Configuration Assistant] の順に選択します。

2 [Operations(操作)] ページで [Create a database(データベースの作成)] を選択します。

3 [Database Templates(データベース テンプレート)] ページで、 [General Purpose or Transaction Processing(汎用またはトランザクション処理)] テンプレートを選択します。

4 [Database Identification(データベース識別情報)] ページで、グローバル データベース名と Oracle システム識別子(SID)のプレフィックスを入力します。

簡略化のため、どちらの項目にも同じ値を入力します。

5 [Management Options(管理オプション)] ページはデフォルト設定のまま [Next(次へ)] をクリックします。

6 [Database Credentials(データベース資格証明)] ページで、 [Use the Same Administrative Passwords for AllAccounts(すべてのアカウントに同じ管理パスワードを使用する)] をオンにして、パスワードを入力します。

7 残りの構成ページはデフォルト設定のまま [Next(次へ)] をクリックします。

8 [Creation Options(作成オプション)] ページで [Create Database(データベースの作成)] が選択されていることを確認し、 [Finish(完了)] をクリックします。

9 [Confirmation(確認)] ページでオプションを確認し、 [OK] をクリックします。

構成ツールによってデータベースが作成されます。

10 [Database Creation Complete(データベース作成完了)] ページで、 [OK] をクリックします。

次に進む前に

「ODBC データ ソースを Oracle 11g または 10g に追加する (P. 33)」の説明に従います。

VMware View インストール ガイド

32 VMware, Inc.

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ODBC データ ソースを Oracle 11g または 10g に追加する

View Composer データベースを Oracle 11g または 10g のインスタンスに追加した後、新しいデータベースへの ODBC接続を構成して、View Composer サービスがこのデータ ソースに接続できるようにする必要があります。

以下の説明では、Windows Server 2003 SP1 に ODBC データ ソースを構成することを前提としています。WindowsXP Professional SP2 上に ODBC データ ソースを構成する場合は、手順が一部異なります。

開始する前に

「View Composer データベースを Oracle 11g または 10g に追加する (P. 32)」で説明した手順を実行します。

手順

1 vCenter Server コンピュータで、 [Start(スタート)] - [Administrative Tools(管理ツール)] - [Data Source(ODBC)(データ ソース(ODBC))] の順に選択します。

2 [Microsoft ODBC Data Source Administrator(Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ)] ウィザードで、 [System DSN(システム DSN)] タブを選択します。

3 [Add(追加)] をクリックし、リストから適切な Oracle ドライバを選択します。

例: OraDb11g_home

4 [Finish(完了)] をクリックします。

5 [Oracle ODBC Driver Configuration(Oracle ODBC ドライバ構成)] ダイアログ ボックスで、View Composerで使用する DSN、データ ソースの説明、およびデータベースに接続するユーザー ID を入力します。

注意 View Composer サービスをインストールするときは DSN を使用します。

6 ドロップダウン メニューからグローバル データベース名を選択して、 [TNS Service Name(TNS サービス名)]を指定します。

Oracle Database Configuration Assistant がグローバル データベース名を指定します。

7 データ ソースを確認するには、 [Test Connection(接続テスト)] をクリックし、 [OK] をクリックします。

次に進む前に

新しい View Composer サービスを vCenter Server コンピュータにインストールします。「View Composer サービスのインストール (P. 35)」を参照してください。

View Composer 用の Oracle 9i データベースの作成View Composer は、リンク クローン デスクトップの情報を Oracle 9i データベースに格納できます。View Composerデータベースを既存の Oracle 9i インスタンスに追加し、それに対する ODBC データ ソースを構成することで、データベースを作成します。

View Composer データベースを Oracle 9i に追加する

新しい View Composer データベースを既存の Oracle 9i インスタンスに追加し、View Composer のリンク クローンデータを格納できます。

開始する前に

サポートされているバージョンの Oracle 9i が vCenter Server コンピュータにインストールされていることを確認します。詳細については、「View Composer のデータベース要件 (P. 10)」を参照してください。

第 4 章 View Composer のインストール

VMware, Inc. 33

Page 34: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

手順

1 vCenter Server コンピュータで、 [Start(スタート)] - [All Programs(すべてのプログラム)] - [Oracle-OraHome92] - [Configuration and Migration Tools(コンフィグレーションおよび移行ツール)] - [DatabaseConfiguration Assistant] の順に選択します。

2 [Operations(操作)] ページで [Create a database(データベースの作成)] を選択します。

3 [Database Templates(データベース テンプレート)] ページで [General Purpose(汎用)] テンプレートを選択します。

4 [Database Identification(データベース識別情報)] ページで、グローバル データベース名と Oracle システム識別子(SID)のプレフィックスを入力します。

簡略化のため、どちらの項目にも同じ値を入力します。

5 [Database Connection Options(データベース接続オプション)] ページで [Dedicated Server Mode(専用サーバー モード)] を選択します。

6 残りの構成ページはデフォルト設定のまま [Next(次へ)] をクリックします。

7 [Creation Options(作成オプション)] ページで [Create Database(データベースの作成)] が選択されていることを確認し、 [Finish(完了)] をクリックします。

8 [Summary(サマリー)] ページでオプションを確認し、 [OK] をクリックします。

構成ツールによってデータベースが作成されます。

9 SYS 管理者アカウントおよび SYSTEM 管理者アカウントのパスワードを設定します。

SYSTEM アカウントを使用してデータ ソース接続を設定します。

次に進む前に

「ODBC データ ソースを Oracle 9i に追加する (P. 34)」の説明に従います。

ODBC データ ソースを Oracle 9i に追加する

View Composer データベースを Oracle 9i のインスタンスに追加した後、新しいデータベースへの ODBC 接続を構成して、View Composer サービスがこのデータ ソースに接続できるようにする必要があります。

以下の説明では、Windows Server 2003 SP1 に ODBC データ ソースを構成することを前提としています。WindowsXP Professional SP2 上に ODBC データ ソースを構成する場合は、手順が一部異なります。

開始する前に

「View Composer データベースを Oracle 9i に追加する (P. 33)」で説明した手順を実行します。

手順

1 vCenter Server コンピュータで、 [Start(スタート)] - [Administrative Tools(管理ツール)] - [Data Source(ODBC)(データ ソース(ODBC))] の順に選択します。

2 [Microsoft ODBC Data Source Administrator(Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ)] ウィザードで、 [System DSN(システム DSN)] タブを選択します。

3 [Add(追加)] をクリックし、リストから適切な Oracle ドライバを選択します。

例: [Oracle in OraHome92]

4 [Finish(完了)] をクリックします。

5 [Oracle ODBC Driver Configuration(Oracle ODBC ドライバ構成)] ダイアログ ボックスで、View Composerで使用する DSN、データ ソースの説明、およびデータベースに接続するユーザー ID を入力します。

注意 View Composer サービスをインストールするときは DSN を使用します。

VMware View インストール ガイド

34 VMware, Inc.

Page 35: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

6 ドロップダウン メニューからグローバル データベース名を選択して、 [TNS Service Name(TNS サービス名)]を指定します。

Oracle Database Configuration Assistant がグローバル データベース名を指定します。

7 データ ソースを確認するには、 [Test Connection(接続テスト)] をクリックし、 [OK] をクリックします。

次に進む前に

新しい View Composer サービスを vCenter Server コンピュータにインストールします。「View Composer サービスのインストール (P. 35)」を参照してください。

View Composer サービスのインストールView Composer を使用するには、View Composer サービスを vCenter Server コンピュータにインストールする必要があります。View Manager は、View Composer を使用してリンク クローン デスクトップを作成し、vCenter Serverに展開します。

vCenter Server がインストールされている Windows Server コンピュータに View Composer サービスをインストールします。

開始する前に

n 「View Composer の要件 (P. 9)」で説明されている View Composer の要件をインストールが満たしていることを確認します。

n View Composer をインストールして使用するためのライセンスがあることを確認します。

n vCenter Server で、リンク クローン デスクトップを格納する ESX ホストまたはクラスタにリソース プールを作成します。

n Windows ファイアウォールが vCenter Server コンピュータ上で実行している場合は、View Composer サービスがView Connection Server との通信に使用するポートがアクセス可能であることを確認します。このポートを例外リストに追加するか、またはローカル ファイアウォール サービスを非アクティブにできます。View Composer サービスをインストールするときにこのポートを指定します。

n [Microsoft ODBC Data Source Administrator(Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ)] ウィザードで指定した DSN、ドメイン管理者のユーザー名、およびパスワードがわかるようにしておきます。View Composerサービスをインストールするときにこの情報を入力します。

手順

1 VMware View Composer のインストーラ ファイルを、VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から、vCenter Server がインストールされている Windows Serverコンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は VMware-viewcomposer-<xxxxxx>.exe です。<xxxxxx> はビルド番号です。このインストーラ ファイルは、View Composer サービスを 64 ビットおよび 32 ビットの Windows Server オペレーティング システムにインストールします。

2 View Composer のインストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルをダブルクリックします。

Windows Server 2008 コンピュータでは、インストーラ ファイルを右クリックして [Run As Administrator(管理者として実行)] を選択することが必要な場合があります。

3 VMware のライセンス条件に同意します。

4 インストール先フォルダを受け入れるか、変更します。

第 4 章 View Composer のインストール

VMware, Inc. 35

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5 Microsoft または Oracle の [Microsoft ODBC Data Source Administrator(Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ)] ウィザードで指定した View Composer データベースの DSN を入力します。

例: VMware View Composer

注意 View Composer データベースの DSN を構成しなかった場合は、 [ODBC DSN Setup(ODBC DSN のセットアップ)] をクリックして、ここで名前を構成します。

6 [Microsoft ODBC Data Source Administrator(Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ)] ウィザードで指定したドメイン管理者のユーザー名とパスワードを入力します。

7 ポート番号を入力するか、またはデフォルト値をそのまま使用します。

View Connection Server は、このポートを使用して View Composer サービスと通信します。

8 SSL 証明書を指定します。

オプション アクション

Create default SSL certificate(デフォルト SSL 証明書の作成)

View Composer サービス用にデフォルトの SSL 証明書を作成するには、このラジオボタンをクリックします。

Use an existing SSL certificate(既存のSSL 証明書を使用)

View Composer サービスに使用する SSL 証明書がある場合は、このラジオ ボタンをクリックします。リストから SSL 証明書を選択します。

9 [Install(インストール)] をクリックし、 [Finish(完了)] をクリックして、View Composer サービスのインストールを完了します。

VMware View Composer サービスが vCenter Server コンピュータ上で開始します。

View Composer 用のインフラストラクチャの構成vSphere、vCenter Server、Active Directory、およびインフラストラクチャの他のコンポーネントの機能を利用して、View Composer のパフォーマンス、可用性、信頼性を最適化できます。

View Composer 用の vSphere 環境の構成View Composer をサポートするには、vCenter Server、ESX、および他の vSphere コンポーネントをインストールして構成するときに、特定のベスト プラクティスに従う必要があります。

以下のベスト プラクティスに従うと、View Composer は vSphere 環境で効率よく動作します。

n リンク クローン仮想マシンのパスとフォルダの情報を作成した後は、vCenter Server でその情報を変更しないでください。フォルダの情報を変更するには、代わりに View Administrator を使用します。

この情報を vCenter Server で変更すると、View Manager は vCenter Server で仮想マシンを検索できません。

n 120 より多くの仮想マシンをリンク クローン デスクトップとして作成する場合は、ESX ホストで vSwitch の設定を編集し、仮想マシンが使用するポートの数を増やしてください。デフォルトでは、ESX は 120 個のポート用に構成されています。

n リンク クローン デスクトップをリソース プールで展開する場合は、必要な数のデスクトップをホストするのに十分なCPU とメモリが vSphere 環境にあることを確認してください。リソース プールでの CPU とメモリの使用状況を監視するには、vSphere Client を使用します。

n クラスタが含むことのできる ESX ホストの数は最大で 8 です。大規模な View Composer 環境では、8 ホストのクラスタを多数構成することが必要な場合があります。

n vSphere DRS を使用してください。DRS は、リンク クローン仮想マシンをホスト間に効果的に分散させます。

注意 Storage vMotion はリンク クローン デスクトップに対してはサポートされません。

VMware View インストール ガイド

36 VMware, Inc.

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View Composer に関する他のベスト プラクティスView Composer を効率よく動作させるには、動的ネーム サービス(DNS)が正常に動作していることを確認し、時間をずらしてウイルス対策ソフトウェアのスキャンを実行します。

DNS 解決が正しく動作するようにすることで、DNS エラーによる断続的な問題を防ぐことができます。View Composerサービスは動的な名前解決に依存して他のコンピュータと通信します。DNS の動作をテストするには、Active Directory とView Connection Server コンピュータに名前で ping を実行します。

ウイルス対策ソフトウェアの実行時間をずらせば、リンク クローン デスクトップのパフォーマンスは影響を受けません。すべてのリンク クローンでウイルス対策ソフトウェアが同時に実行した場合は、ストレージ サブシステムで発生する 1秒あたりの I/O 操作(IOPS)が過剰になります。この過剰な活動は、リンク クローン デスクトップのパフォーマンスに影響する場合があります。

第 4 章 View Composer のインストール

VMware, Inc. 37

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VMware View インストール ガイド

38 VMware, Inc.

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View Connection Server のインストール 5View Connection Server を使用するには、サポートされるコンピュータにソフトウェアをインストールし、必要なコンポーネントを構成し、必要に応じてコンポーネントを最適化します。

この章では次のトピックについて説明します。

n View Connection Server ソフトウェアのインストール (P. 39)

n vCenter Server および View Composer のユーザー アカウントの構成 (P. 53)

n 初めての View Connection Server の構成 (P. 56)

n View Client 接続の構成 (P. 60)

n 展開の規模に合わせた Windows Server 設定の調整 (P. 62)

View Connection Server ソフトウェアのインストールView の展開でのパフォーマンス、可用性、およびセキュリティのニーズに応じて、View Connection Server の単一インスタンス、View Connection Server の複製されたインスタンス、およびセキュリティ サーバをインストールできます。View Connection Server のインスタンスを少なくとも 1 つはインストールする必要があります。

View Connection Server をインストールするときは、インストールの種類を選択します。

標準インストール View Connection Server のインスタンスが、新しい View LDAP の構成で生成されます。

レプリカ インストール View Connection Server のインスタンスが、既存のインスタンスからコピーされたView LDAP の構成で生成されます。

セキュリティ サーバ インストール

インターネットと内部ネットワークの間に新しいセキュリティ レイヤを追加する ViewConnection Server のインスタンスが生成されます。

View Connection Server のインストールの前提条件View Connection Server をインストールする前に、インストール環境が特定の前提条件を満たしていることを確認する必要があります。

View Connection Server には View Manager の有効なライセンス キーが必要です。次のライセンス キーを使用できます。

n View Manager

n View Composer およびローカル モードを備えた View Manager

VMware, Inc. 39

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View Connection Server ホストを Active Directory ドメインに参加させる必要があります。View Connection Serverは、次のバージョンの Active Directory をサポートします。

n Windows 2000 Active Directory

n Windows 2003 Active Directory

n Windows 2008 Active Directory

View Connection Server ホストをドメイン コントローラにすることはできません。

注意 View Connection Server では、Active Directory のスキーマまたは構成の更新を行うことも、それを必要とすることもありません。

Windows Terminal Server の役割がインストールされているシステムには、View Connection Server をインストールしないでください。View Connection Server をインストールするシステムからは、Windows Terminal Server の役割を削除する必要があります。

他の機能または役割を実行するシステムには、View Connection Server をインストールしないでください。たとえば、同じシステムを使用して vCenter Server をホストしないでください。

View Connection Server をインストールするシステムには、固定 IP アドレスが設定されている必要があります。

View Connection Server をインストールするには、そのシステムでの管理者権限を持つドメイン ユーザー アカウントを使用する必要があります。

View Connection Server を新しい構成でインストールするView Connection Server を単独のサーバとして、または複製された View Connection Server インスタンスのグループの最初のインスタンスとしてインストールするには、標準インストール オプションを使用します。

標準インストール オプションを選択すると、新しいローカルの View LDAP 構成が作成されます。インストールでは、スキーマ定義、ディレクトリ情報ツリー(DIT)の定義、および ACL がロードされて、データが初期化されます。

インストールの後は、View Administrator を使用してほとんどの View LDAP 構成データを管理できます。ViewConnection Server は、一部の View LDAP エントリを自動的に維持します。

開始する前に

n View Connection Server をインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。

n 「View Connection Server の要件 (P. 7)」で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。

n 環境をインストール用に準備します。「View Connection Server のインストールの前提条件 (P. 39)」を参照してください。

n Windows ファイアウォールで View Connection Server インスタンス用に開かれている必要がある受信 TCP ポートについて理解します。「View Connection Server のファイアウォール ルール (P. 43)」を参照してください。

手順

1 View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。<xxxxxx> はビルド番号です。

2 View Connection Server のインストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルをダブルクリックします。

3 VMware のライセンス条件に同意します。

4 インストール先フォルダを受け入れるか、変更します。

5 [View Standard Server(View 標準サーバ)] インストール オプションを選択します。

VMware View インストール ガイド

40 VMware, Inc.

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6 Microsoft Active Directory アプリケーション モード(ADAM)のマイクロソフト ソフトウェア補足使用許諾契約に同意します。

7 View Connection Server を Windows Server 2008 にインストールする場合は、Windows ファイアウォール サービスを構成する方法を選択します。

オプション アクション

Configure Windows Firewallautomatically(Windows ファイアウォールを自動的に構成する)

インストーラで、必要な受信 TCP プロトコル接続を許可するように Windows ファイアウォールを構成します。

Do not configure Windows Firewall(Windows ファイアウォールを構成しない)

Windows ファイアウォール ルールを手動で構成します。

View Connection Server を Windows Server 2003 にインストールする場合は、必要な Windows ファイアウォールルールを手動で構成する必要があります。

8 インストール ウィザードに従って、View Connection Server のインストールを終了します。

VMware View の以下のサービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。

n VMware View Connection Server

n VMware View Framework Component

n VMware View Message Bus Component

n VMware View Script Host

n VMware View Security Gateway Component

n VMware View Web Component

n VMware VDMDS(View LDAP ディレクトリ サービスを提供します)

これらのサービスについては、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

次に進む前に

View Connection Server の初期構成を行います。

展開に複製された View Connection Server インスタンスおよびセキュリティ サーバを含める場合は、View ConnectionServer インストーラ ファイルを実行して各サーバ インスタンスをインストールする必要があります。

View Connection Server を Windows Server 2008 オペレーティング システムに再インストールしていて、パフォーマンス データを監視するようにデータ コレクタ セットを構成してある場合は、データ コレクタ セットを停止して再起動してください。

View Connection Server をサイレント インストールする

Microsoft Windows インストーラ(MSI)のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータでView Connection Server の標準インストールを実行できます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに応える必要はありません。

サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに View のコンポーネントを効率よく展開できます。

開始する前に

n View Connection Server をインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。

n 「View Connection Server の要件 (P. 7)」で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。

n 環境をインストール用に準備します。「View Connection Server のインストールの前提条件 (P. 39)」を参照してください。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 41

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n View Connection Server をインストールする Windows コンピュータにバージョン 2.0 以降の MSI ランタイム エンジンがあることを確認します。詳細については、マイクロソフトの Web サイトを参照してください。

n MSI インストーラのコマンド ライン オプションを理解します。「Microsoft Windows インストーラのコマンド ラインオプション (P. 50)」を参照してください。

n View Connection Server の標準インストールで使用できるサイレント インストールのプロパティについて理解します。「View Connection Server の標準インストールのサイレント インストールのプロパティ (P. 42)」を参照してください。

手順

1 View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。<xxxxxx> はビルド番号です。

2 Windows Server コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。

3 インストール コマンドを 1 行で入力します。

例: VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"/qnVDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=1"

VMware View のサービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。詳細については、「ViewConnection Server を新しい構成でインストールする (P. 40)」を参照してください。

View Connection Server の標準インストールのサイレント インストールのプロパティ

コマンド ラインから View Connection Server をサイレント インストールするときに、特定のプロパティを含めることができます。Microsoft Windows インストーラ(MSI)がプロパティと値を解釈できるように、<プロパティ>=<値>の形式を使用する必要があります。

表 5-1. 標準インストールで View Connection Server をサイレント インストールするための MSI のプロパティ

MSI のプロパティ 説明 デフォルト値

INSTALLDIR View Connection Server ソフトウェアをインストールするパスとフォルダ。

例: INSTALLDIR=""D:¥abc¥my folder""パスを囲む対になった 2 個の二重引用符により、MSI インストーラはパスに含まれるスペースを無視します。

%ProgramFiles%¥VMware, Inc.¥VMware View¥Server

VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE

View Connection Server のインストールの種類n 1. 標準インストールn 2. レプリカ インストールn 3. セキュリティ サーバ インストールn 4. View Transfer Server インストール

たとえば、標準インストールを実行するには、

VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=1 と指定します。

1

FWCHOICE View Connection Server のインスタンスに対してファイアウォールを構成するかどうかを指定する MSI プロパティ。値 1 はファイアウォールを設定します。値 2 はファイアウォールを設定しません。

例: FWCHOICE=1

1

VMware View インストール ガイド

42 VMware, Inc.

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View Connection Server のファイアウォール ルール

View Connection Server インスタンスおよびセキュリティ サーバ用にファイアウォールの特定の受信 TCP ポートを開く必要があります。

View Connection Server を Windows Server 2008 にインストールするときは、必要な Windows ファイアウォールルールをインストール プログラムのオプションで自動的に構成できます。

View Connection Server を Windows Server 2003 にインストールするときは、必要な Windows ファイアウォールルールを手動で構成する必要があります。

表 5-2 は、View Connection Server インスタンスおよびセキュリティ サーバ用にファイアウォールで開く必要がある受信TCP ポートのリストです。

表 5-2. View Connection Server インスタンス用の TCP ポート

プロトコル ポート View Connection Server インスタンスの種類

JMS 4001 標準およびレプリカ

JMSIR 4100 標準およびレプリカ

AJP13 8009 標準およびレプリカ

HTTP 80 標準、レプリカ、およびセキュリティ サーバ

HTTPS 443 標準、レプリカ、およびセキュリティ サーバ

View Connection Server の複製インスタンスをインストールする高可用性とロード バランシングを実現するため、既存の View Connection Server インスタンスを複製した ViewConnection Server の追加インスタンスを 1 つ以上インストールできます。レプリカ インストールの後、View ConnectionServer の既存インスタンスと新しくインストールしたインスタンスに違いはありません。

複製されたインスタンスをインストールするときは、View Manager が既存の View Connection Server インスタンスからView LDAP 構成データをコピーします。

インストールの後、View Manager ソフトウェアは、複製されたグループのすべての View Connection Server インスタンスで、同一の View LDAP 構成データを維持します。1 つのインスタンスで構成が変更されると、更新された情報が他のインスタンスにコピーされます。

複製されたインスタンスで障害が発生した場合は、グループ内の他のインスタンスが動作を続行します。障害が発生した

インスタンスが活動を再開した場合、停止中に発生した変更で構成が更新されます。

注意 レプリケーション機能は、Active Directory と同じレプリケーション テクノロジを使用する View LDAP によって提供されます。

開始する前に

n ネットワークに少なくとも 1 つの View Connection Server インスタンスがインストールおよび構成されていることを確認します。

n 複製されたインスタンスをインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。

n 既存の View Connection Server インスタンスが複製インスタンスとは異なるドメインにある場合、ドメイン ユーザーには、既存のインスタンスがインストールされている Windows Server コンピュータでのローカル管理者権限も必要です。

n 「View Connection Server の要件 (P. 7)」で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。

n 複製された View Connection Server インスタンスをインストールしているコンピュータが、高速 LAN で接続されていることを確認します。「複製された View Connection Server インスタンスのネットワーク要件 (P. 9)」を参照してください。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 43

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n 環境をインストール用に準備します。「View Connection Server のインストールの前提条件 (P. 39)」を参照してください。

n Windows ファイアウォールで View Connection Server インスタンス用に開かれている必要がある受信 TCP ポートについて理解します。「View Connection Server のファイアウォール ルール (P. 43)」を参照してください。

手順

1 View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。<xxxxxx> はビルド番号です。

2 View Connection Server のインストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルをダブルクリックします。

3 VMware のライセンス条件に同意します。

4 インストール先フォルダを受け入れるか、変更します。

5 [View Replica Server(View レプリカ サーバ)] インストール オプションを選択します。

6 複製している既存の View Connection Server インスタンスのホスト名または IP アドレスを入力します。

7 Microsoft Active Directory アプリケーション モード(ADAM)のマイクロソフト ソフトウェア補足使用許諾契約に同意します。

8 View Connection Server を Windows Server 2008 にインストールする場合は、Windows ファイアウォール サービスを構成する方法を選択します。

オプション アクション

Configure Windows Firewallautomatically(Windows ファイアウォールを自動的に構成する)

インストーラで、必要な受信 TCP プロトコル接続を許可するように Windows ファイアウォールを構成します。

Do not configure Windows Firewall(Windows ファイアウォールを構成しない)

Windows ファイアウォール ルールを手動で構成します。

View Connection Server を Windows Server 2003 にインストールする場合は、必要な Windows ファイアウォールルールを手動で構成する必要があります。

9 インストール ウィザードに従って、複製インスタンスのインストールを終了します。

VMware View の以下のサービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。

n VMware View Connection Server

n VMware View Framework Component

n VMware View Message Bus Component

n VMware View Script Host

n VMware View Security Gateway Component

n VMware View Web Component

n VMware VDMDS(View LDAP ディレクトリ サービスを提供します)

これらのサービスについては、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

次に進む前に

View Connection Server の複製インスタンスでは初期構成を行う必要はありません。複製されたインスタンスは、既存のView Connection Server インスタンスから構成を継承します。

VMware View インストール ガイド

44 VMware, Inc.

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View Connection Server を Windows Server 2008 オペレーティング システムに再インストールしていて、パフォーマンス データを監視するようにデータ コレクタ セットを構成してある場合は、データ コレクタ セットを停止して再起動してください。

さらに複製インスタンスをインストールするには、この手順を繰り返します。

View Connection Server の複製インスタンスをサイレント インストールする

Microsoft Windows インストーラ(MSI)のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータにView Connection Server の複製されたインスタンスをインストールできます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに応える必要はありません。

サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに View のコンポーネントを効率よく展開できます。

開始する前に

n ネットワークに少なくとも 1 つの View Connection Server インスタンスがインストールおよび構成されていることを確認します。

n 複製されたインスタンスをインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。

n 既存の View Connection Server インスタンスが複製インスタンスとは異なるドメインにある場合、ドメイン ユーザーには、既存のインスタンスがインストールされている Windows Server コンピュータでのローカル管理者権限も必要です。

n 「View Connection Server の要件 (P. 7)」で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。

n 複製された View Connection Server インスタンスをインストールしているコンピュータが、高速 LAN で接続されていることを確認します。「複製された View Connection Server インスタンスのネットワーク要件 (P. 9)」を参照してください。

n 環境をインストール用に準備します。「View Connection Server のインストールの前提条件 (P. 39)」を参照してください。

n MSI インストーラのコマンド ライン オプションを理解します。「Microsoft Windows インストーラのコマンド ラインオプション (P. 50)」を参照してください。

n View Connection Server のレプリカ インストールで使用できるサイレント インストールのプロパティについて理解します。「View Connection Server の複製インスタンスのサイレント インストールのプロパティ (P. 46)」を参照してください。

手順

1 View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。<xxxxxx> はビルド番号です。

2 Windows Server コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。

3 インストール コマンドを 1 行で入力します。

例: VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"/qnVDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=2 ADAM_PRIMARY_NAME=cs1.companydomain.com"

VMware View のサービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。詳細については、「ViewConnection Server の複製インスタンスをインストールする (P. 43)」を参照してください。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 45

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View Connection Server の複製インスタンスのサイレント インストールのプロパティ

コマンド ラインから View Connection Server の複製されたインスタンスをサイレント インストールするときに、特定のプロパティを含めることができます。Microsoft Windows インストーラ(MSI)がプロパティと値を解釈できるように、<プロパティ>=<値>の形式を使用する必要があります。

表 5-3. View Connection Server の複製インスタンスをサイレント インストールする場合の MSI のプロパティ

MSI のプロパティ 説明 デフォルト値

INSTALLDIR View Connection Server ソフトウェアをインストールするパスとフォルダ。

例: INSTALLDIR=""D:¥abc¥my folder""パスを囲む対になった 2 個の二重引用符により、MSI インストーラはパスに含まれるスペースを無視します。

この MSI プロパティは省略可能です。

%ProgramFiles%¥VMware, Inc.¥VMware View¥Server

VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE

View Connection Server のインストールの種類n 1. 標準インストールn 2. レプリカ インストールn 3. セキュリティ サーバ インストールn 4. View Transfer Server インストール

複製されたインスタンスをインストールするには、

VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=2 を指定します。この MSI プロパティは、標準インストールの場合は省略可能です。他の種類のインストールの場合は必須です。

1

ADAM_PRIMARY_NAME 複製している既存の View Connection Server インスタンスのホスト名または IPアドレス。

例: ADAM_PRIMARY_NAME=cs1.companydomain.comこの MSI プロパティは必須です。

なし

ADAM_PRIMARY_PORT 複製している既存の View Connection Server インスタンスの View LDAP ポート。

例: ADAM_PRIMARY_PORT=cs1.companydomain.comこの MSI プロパティは省略可能です。

なし

FWCHOICE View Connection Server のインスタンスに対してファイアウォールを構成するかどうかを指定する MSI プロパティ。値 1 はファイアウォールを設定します。値 2 はファイアウォールを設定しません。

例: FWCHOICE=1この MSI プロパティは省略可能です。

1

セキュリティ サーバのペアリング パスワードを構成するセキュリティ サーバをインストールする前に、セキュリティ サーバのペアリング パスワードを構成する必要があります。View Connection Server のインストール プログラムでは、インストール プロセスの間にこのパスワードの指定を求められます。

セキュリティ サーバのペアリング パスワードは、セキュリティ サーバと View Connection Server インスタンスをペアにすることを可能にする 1 回限りのパスワードです。このパスワードは、View Connection Server のインストール プログラムに対して入力した後は無効になります。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順に選択します。

2 [View Servers(View サーバ)] ペインで、セキュリティ サーバとペアにする View Connection Server インスタンスを選択します。

3 [More Commands(その他のコマンド)] ドロップダウン メニューから [Specify Security Server PairingPassword(セキュリティ サーバのペアリング パスワードを指定する)] を選択します。

VMware View インストール ガイド

46 VMware, Inc.

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4 [Pairing password(ペアリング パスワード)] および [Confirm password(確認パスワード)] テキスト ボックスにパスワードを入力し、パスワードのタイムアウト値を指定します。

指定したタイムアウト期間内にパスワードを使用する必要があります。

5 [OK] をクリックしてパスワードを構成します。

次に進む前に

セキュリティ サーバをインストールします。「セキュリティ サーバをインストールする (P. 47)」を参照してください。

重要 パスワードのタイムアウト期間内に View Connection Server のインストール プログラムにセキュリティ サーバのペアリング パスワードを指定しない場合、そのパスワードは無効になり、新しいパスワードを構成する必要があります。

セキュリティ サーバをインストールするセキュリティ サーバは、インターネットと内部ネットワークの間に新しいセキュリティ レイヤを追加する View ConnectionServer のインスタンスです。1 つの View Connection Server インスタンスに対し、1 つまたは複数のセキュリティ サーバをインストールして接続できます。

開始する前に

n 『VMware View アーキテクチャ プランニング ガイド』で、セキュリティ サーバのインストールと展開に対する要件を確認します。

n 「View Connection Server の要件 (P. 7)」で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。

n 環境をインストール用に準備します。「View Connection Server のインストールの前提条件 (P. 39)」を参照してください。

n セキュリティ サーバとペアにする View Connection Server のインスタンスがインストールおよび構成されていること、および View Connection Server 4.5 を実行していることを確認します。古いバージョンの View ConnectionServer とセキュリティ サーバをペアにすることはできません。

n セキュリティ サーバとペアにする View Connection Server のインスタンスが、セキュリティ サーバをインストールする予定のコンピュータからアクセスできることを確認します。

n セキュリティ サーバのペアリング パスワードを構成します。「セキュリティ サーバのペアリング パスワードを構成する (P. 46)」を参照してください。

n 外部 URL の形式を理解します。「トンネル接続用の外部 URL の構成 (P. 60)」を参照してください。

n セキュリティ サーバをインストールする Windows Server コンピュータに、ローカル管理者権限のあるドメインユーザーとしてログインできることを確認します。

n Windows ファイアウォールでセキュリティ サーバ用に開かれている必要がある受信 TCP ポートについて理解します。「View Connection Server のファイアウォール ルール (P. 43)」を参照してください。

手順

1 View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。<xxxxxx> はビルド番号です。

2 View Connection Server のインストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルをダブルクリックします。

3 VMware のライセンス条件に同意します。

4 インストール先フォルダを受け入れるか、変更します。

5 [View Security Server(View セキュリティ サーバ)] インストール オプションを選択します。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 47

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6 セキュリティ サーバとペアにする View Connection Server インスタンスの完全修飾ドメイン名または IP アドレスを、[Server(サーバ)] テキスト ボックスに入力します。

セキュリティ サーバは、ネットワーク トラフィックをこの View Connection Server インスタンスに転送します。

7 セキュリティ サーバのペアリング パスワードを [Password(パスワード)] テキスト ボックスに入力します。

パスワードの有効期限が切れている場合は、View Administrator を使用して新しいパスワードを構成した後、新しいパスワードをインストール プログラムに入力できます。

8 セキュリティ サーバの外部 URL を、 [External URL(外部 URL)] テキスト ボックスに入力します。

URL には、プロトコル、外部で解決可能なセキュリティ サーバ名、およびポート番号が含まれている必要があります。ネットワークの外部で実行しているトンネル クライアントは、この URL を使用してセキュリティ サーバに接続します。

例: https://view.example.com:443

9 セキュリティ サーバを Windows Server 2008 にインストールする場合は、Windows ファイアウォール サービスを構成する方法を選択します。

オプション アクション

Configure Windows Firewallautomatically(Windows ファイアウォールを自動的に構成する)

インストーラで、必要な受信 TCP プロトコル接続を許可するように Windows ファイアウォールを構成します。

Do not configure Windows Firewall(Windows ファイアウォールを構成しない)

Windows ファイアウォール ルールを手動で構成します。

セキュリティ サーバを Windows Server 2003 にインストールする場合は、必要な Windows ファイアウォールルールを手動で構成する必要があります。

10 インストール ウィザードに従って、セキュリティ サーバのインストールを終了します。

セキュリティ サーバの以下のサービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。

n VMware View Security Server

n VMware View Framework Component

n VMware View Security Gateway Component

これらのサービスについては、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

セキュリティ サーバが View Administrator の [Security Servers(セキュリティ サーバ)] ペインに表示されます。

次に進む前に

セキュリティ サーバを Windows Server 2008 オペレーティング システムに再インストールしていて、パフォーマンスデータを監視するようにデータ コレクタ セットを構成してある場合は、データ コレクタ セットを停止して再起動してください。

セキュリティ サーバをサイレント インストールする

Microsoft Windows インストーラ(MSI)のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータにセキュリティ サーバをインストールできます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに応える必要はありません。

サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに View のコンポーネントを効率よく展開できます。

開始する前に

n 『VMware View アーキテクチャ プランニング ガイド』で、セキュリティ サーバのインストールと展開に対する要件を確認します。

n 「View Connection Server の要件 (P. 7)」で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。

VMware View インストール ガイド

48 VMware, Inc.

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n 環境をインストール用に準備します。「View Connection Server のインストールの前提条件 (P. 39)」を参照してください。

n セキュリティ サーバとペアにする View Connection Server のインスタンスがインストールおよび構成されていること、および View Connection Server 4.5 を実行していることを確認します。古いバージョンの View ConnectionServer とセキュリティ サーバをペアにすることはできません。

n セキュリティ サーバのペアリング パスワードを構成します。「セキュリティ サーバのペアリング パスワードを構成する (P. 46)」を参照してください。

n 外部 URL の形式を理解します。「トンネル接続用の外部 URL の構成 (P. 60)」を参照してください。

n セキュリティ サーバをインストールする Windows Server コンピュータに、ローカル管理者権限のあるドメインユーザーとしてログインできることを確認します。

n MSI インストーラのコマンド ライン オプションを理解します。「Microsoft Windows インストーラのコマンド ラインオプション (P. 50)」を参照してください。

n セキュリティ サーバで使用できるサイレント インストールのプロパティについて理解します。「セキュリティ サーバのサイレント インストールのプロパティ (P. 50)」を参照してください。

手順

1 View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。<xxxxxx> はビルド番号です。

2 Windows Server コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。

3 インストール コマンドを 1 行で入力します。

例: VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"/qnVDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=3 VDM_SERVER_NAME=cs1.companydomain.comVDM_SERVER_SS_EXTURL=https://ss1.companydomain.com:443 VDM_SERVER_SS_PWD=secret"

VMware View のサービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。詳細については、「セキュリティサーバをインストールする (P. 47)」を参照してください。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 49

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セキュリティ サーバのサイレント インストールのプロパティ

コマンド ラインからセキュリティ サーバをサイレント インストールするときに、特定のプロパティを含めることができます。Microsoft Windows インストーラ(MSI)がプロパティと値を解釈できるように、<プロパティ>=<値>の形式を使用する必要があります。

表 5-4. セキュリティ サーバをサイレント インストールするための MSI のプロパティ

MSI のプロパティ 説明 デフォルト値

INSTALLDIR View Connection Server ソフトウェアをインストールするパスとフォルダ。

例: INSTALLDIR=""D:¥abc¥my folder""パスを囲む対になった 2 個の二重引用符により、MSI インストーラはパスに含まれるスペースを無視します。

この MSI プロパティは省略可能です。

%ProgramFiles%¥VMware, Inc.¥VMware View¥Server

VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE

View Connection Server のインストールの種類n 1. 標準インストールn 2. レプリカ インストールn 3. セキュリティ サーバ インストールn 4. View Transfer Server インストール

セキュリティ サーバをインストールするには、VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=3 を指定します。この MSI プロパティは、標準インストールの場合は省略可能です。他の種類のインストールの場合は必須です。

1

VDM_SERVER_NAME セキュリティ サーバとペアにする既存の View Connection Server インスタンスのホスト名または IP アドレス。

例: VDM_SERVER_NAME=cs1.companydomain.comこの MSI プロパティは必須です。

なし

VDM_SERVER_SS_EXTURL セキュリティ サーバの外部 URL。URL には、プロトコル、外部で解決可能なセキュリティ サーバ名、およびポート番号が含まれている必要があります。

例: VDM_SERVER_SS_EXTURL=https://ss1.companydomain.com:443この MSI プロパティは必須です。

なし

VDM_SERVER_SS_PWD セキュリティ サーバのペアリング パスワード。

例: VDM_SERVER_SS_PWD=secretこの MSI プロパティは必須です。

なし

FWCHOICE View Connection Server のインスタンスに対してファイアウォールを構成するかどうかを指定する MSI プロパティ。値 1 はファイアウォールを設定します。値 2 はファイアウォールを設定しません。

例: FWCHOICE=1この MSI プロパティは省略可能です。

1

Microsoft Windows インストーラのコマンド ライン オプションView コンポーネントをサイレントでインストールするには、Microsoft Windows インストーラ(MSI)のコマンド ラインオプションとプロパティを使用する必要があります。View コンポーネントのインストーラは MSI プログラムであり、MSIの標準機能を使用します。MSI のコマンド ライン オプションを使用して、View コンポーネントをサイレント アンインストールすることもできます。

MSI の詳細については、マイクロソフトの Web サイトを参照してください。MSI のコマンド ライン オプションについては、Microsoft Developer Network(MSDN)ライブラリの Web サイトで、MSI コマンド ライン オプションを検索してください。MSI コマンド ラインの使用方法を確認するには、View コンポーネントのコンピュータでコマンド プロンプトを開き、「msiexec /?」と入力します。

VMware View インストール ガイド

50 VMware, Inc.

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View コンポーネントのインストーラをサイレントで実行するには、まずはじめに、インストーラを一時ディレクトリに抽出して対話形式のインストールを開始するブートストラップ プログラムを無効にします。

表 5-5 は、インストーラのブートストラップ プログラムを制御するコマンド ライン オプションです。

表 5-5. View コンポーネントのブートストラップ プログラムのコマンド ライン オプション

オプション 説明

/s ブートストラップ スプラッシュ画面と抽出ダイアログを無効にし、対話形式のダイアログが表示されないようにします。

例: VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s

サイレント インストールを実行するには /s オプションが必要です。

/v"<MSI_command_line_options>"

コマンド ラインで入力した二重引用符で囲まれた文字列を MSI で解釈されるオプションのセットとして渡すことをインストーラに指示します。コマンド ラインでの入力を二重引用符で囲む必要があります。/v の後とコマンド ラインの最後に二重引用符を記述します。

例: VMware-viewagent-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"<command_line_options>"スペースを含む文字列を MSI インストーラに解釈させるには、文字列を 2 個の二重引用符で囲みます。たとえば、スペースを含むインストール パス名に View コンポーネントをインストールするような場合です。

例: VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"<command_line_options> INSTALLDIR=""d:¥abc¥my folder"""この例では、MSI インストーラはインストール ディレクトリ パスを渡し、文字列を 2 つのコマンド ラインオプションとして解釈することはありません。コマンド ライン全体を囲む最後の二重引用符に注意してください。

/v"<command_line_options>" オプションは、サイレント インストールを実行するために必要です。

以降のサイレント インストールは、コマンド ライン オプションと MSI プロパティ値を MSI インストーラ msiexec.exeに渡すことで制御します。MSI インストーラには、View コンポーネントのインストール コードが含まれます。インストーラは、コマンド ラインで入力された値とオプションを使用して、View コンポーネントに固有のインストールでの選択項目とセットアップ オプションを解釈します。

表 5-6 は、MSI インストーラに渡されるコマンド ライン オプションと MSI のプロパティ値です。

表 5-6. MSI のコマンド ライン オプションとプロパティ

MSI のオプションまたはプロパティ 説明

/qn インストーラ ウィザード ページを表示しないように MSI インストーラに指示します。たとえば、View Agent をサイレントでインストールし、デフォルトのセットアップ オプションと機能のみを使用するような場合です。

VMware-viewagent-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"/qn"

または、/qb オプションを使用すると、非対話形式の自動インストールでウィザード ページを表示できます。インストールの進行と共にウィザードのページが表示されますが、ページに応答することは

できません。

サイレント インストールを実行するには /qn または /qb オプションが必要です。

INSTALLDIR View コンポーネントの代替インストール パスを指定します。

インストール パスを指定するには、<INSTALLDIR>=<path> の形式を使用します。View コンポーネントをデフォルトのパスにインストールする場合は、この MSI プロパティを省略できます。この MSI プロパティは省略可能です。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 51

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表 5-6. MSI のコマンド ライン オプションとプロパティ (続き)

MSI のオプションまたはプロパティ 説明

ADDLOCAL インストールするコンポーネント固有の機能を指定します。対話形式のインストールでは、View インストーラで表示されるカスタム セットアップ オプションを選択します。MSI プロパティ ADDLOCALを使用すると、これらのセットアップ オプションをコマンド ラインで指定できます。

使用可能なすべてのカスタム セットアップ オプションをインストールするには、ADDLOCAL=ALLと入力します。

例: VMware-viewagent-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"/qn ADDLOCAL=ALL"

MSI プロパティ ADDLOCAL を使用しないと、デフォルトのセットアップ オプションがインストールされます。

個別のセットアップ オプションを指定するには、セットアップ オプション名をカンマで区切った一覧を入力します。名前をスペースで区切らないでください。

<ADDLOCAL>=<value,value,value...> という形式を使用します。たとえば、ゲスト OS にインストールする View Agent に View Composer Agent および PCoIPの機能を付加する場合は、次のように指定します。

VMware-viewagent-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"/qnADDLOCAL=Core,SVIAgent,PCoIP"

注意 Core 機能は View Agent に必須です。この MSI プロパティは省略可能です。

/l*v <log_file> ログ情報を指定したログ ファイルに詳細出力で書き込みます。

例: /l*v ""%TEMP%¥vmmsi.log""この例では、対話形式のインストールの間に生成されるログと似た詳細なログ ファイルが生成されます。このオプションを使用すると、特定のインストールのみに適用されるカスタム機能を記録できます。

記録された情報を使用すると、その後のサイレント インストールでインストール機能を指定できます。

/l*v オプションは省略可能です。

MSI のコマンド ライン オプションを使用した View 製品のサイレント アンインストールMicrosoft Windows インストーラ(MSI)のコマンド ライン オプションを使用して、View コンポーネントをアンインストールできます。

構文

msiexec.exe /qb /x <product_code>

オプション

/qb オプションは、アンインストールの進行状況バーを表示します。アンインストールの進行状況バーを表示しないようにするには、/qb オプションを /qn オプションに置き換えます。

/x オプションは、View コンポーネントをアンインストールします。

<product_code> の文字列は、View コンポーネント製品のファイルを MSI アンインストーラに示します。<product_code> の文字列は、インストールの間に作成される %TEMP%¥vmmsi.log ファイルで ProductCode を検索することで見つけられます。

MSI のコマンド ライン オプションについては、「Microsoft Windows インストーラのコマンド ライン オプション (P. 50)」を参照してください。

View Connection Server インスタンスをアンインストールします。

msiexec.exe /qb /x {D6184123-57B7-26E2-809B-090435A8C16A}

VMware View インストール ガイド

52 VMware, Inc.

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vCenter Server および View Composer のユーザー アカウントの構成View Manager で vCenter Server を使用するには、vCenter Server で操作を実行するための権限を持つユーザー アカウントを構成する必要があります。View Composer を使用するには、この vCenter Server ユーザーに権限を追加する必要があります。ローカル モードで使用されるデスクトップを管理するには、View Manager および View Composerに必要な権限に加えて、このユーザーに権限を付与する必要があります。

また、Active Directory に View Composer 用のドメイン ユーザーを作成する必要もあります。「View Composer のユーザー アカウントの作成 (P. 25)」を参照してください。

vCenter Server ユーザーおよび View Composer のドメイン ユーザーを使用する場所これら 2 つのユーザー アカウントを作成して構成した後、View Administrator でユーザー名を指定します。

n vCenter Server を View Manager に追加するときに、vCenter Server ユーザーを指定します。

n vCenter Server 用に View Composer を構成するときに、View Composer のドメイン ユーザーを指定します。

n リンク クローン プールを作成するときは、View Composer のドメイン ユーザーを指定します。

View Manager、View Composer、およびローカル モード用に vCenter Server ユーザーを構成する

vCenter Server で動作するための View Manager 権限を提供するユーザー アカウントを構成するには、適切な権限を持つロールをそのユーザーに割り当てる必要があります。vCenter Server で View Composer サービスを使用するには、このユーザー アカウントに権限を追加する必要があります。ローカル モードで使用されるデスクトップを管理するには、View Manager 権限、View Composer 権限、およびローカル モード権限を含む権限を、ユーザー アカウントに付与する必要があります。

View Composer をサポートするには、このユーザーを vCenter Server コンピュータのローカル システム管理者にする必要もあります。

開始する前に

n Active Directory で、View Connection Server ドメインまたは信頼されたドメインにユーザーを作成します。「vCenter Server のユーザー アカウントの作成 (P. 24)」を参照してください。

n ユーザー アカウントに必要な権限について理解します。「vCenter Server ユーザーに必要な View Manager 権限 (P. 55)」を参照してください。

n View Composer を使用する場合は、追加する必要のある権限について理解します。「vCenter Server ユーザーに必要な View Composer 権限 (P. 55)」を参照してください。

n ローカル デスクトップを管理する場合は、追加する必要のある権限について理解します。「vCenter Server ユーザーに必要なローカル モード権限 (P. 56)」を参照してください。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 53

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手順

1 vCenter Server で、必要な権限を持つロールをユーザーに用意します。

n vCenter Server の定義済みの管理者ロールを使用できます。このロールは vCenter Server でのすべての操作を実行できます。

n View Composer を使用する場合は、View Manager と View Composer が vCenter Server の操作を実行するために必要な最低限の権限を持つ、制限されたロールを作成してもかまいません。

vSphere Client で、 [Administration(管理)] - [Roles(ロール)] - [Add Role(ロールの追加)] をクリックし、「View Composer Administrator」のようなロール名を入力して、ロールの権限を選択します。

このロールは、View Manager と View Composer の両方が vCenter Server で動作するために必要なすべての権限を持っている必要があります。

n ローカル デスクトップを管理する場合は、View Manager、View Composer、およびローカル モード機能がvCenter Server の操作を実行するために必要な最低限の権限を持つ、制限されたロールを作成してもかまいません。

vSphere Client で、 [Administration(管理)] - [Roles(ロール)] - [Add Role(ロールの追加)] をクリックし、「Local Mode Administrator」のようなロール名を入力して、ロールの権限を選択します。

このロールは、View Manager、View Composer、およびローカル モード機能が vCenter Server で動作するために必要なすべての権限を持っている必要があります。

n View Composer なしで View Manager を使用し、ローカル デスクトップを管理しない場合は、View Managerが vCenter Server の操作を実行するために必要な最低限の権限を持つ、さらに制限されたロールを作成してもかまいません。

vSphere Client で、 [Administration(管理)] - [Roles(ロール)] - [Add Role(ロールの追加)] をクリックし、「View Manager Administrator」のようなロール名を入力して、ロールの権限を選択します。

2 vSphere Client で、展開の View デスクトップ仮想マシンをホストするデータセンターまたはクラスタを右クリックし、 [Add Permission(権限の追加)] をクリックして、vCenter Server ユーザーを追加します。

3 ドロップダウン メニューから、作成した管理者ロール、View Composer ロール、または View Manager ロールを選択し、それを vCenter Server ユーザーに割り当てます。

4 View Composer を使用する場合は、vCenter Server コンピュータで、vCenter Server のユーザー アカウントをローカル システム管理者グループのメンバーとして追加します。

vCenter Server ユーザーが View Composer を使用するには、vCenter Server コンピュータのシステム管理者である必要があります。

次に進む前に

View Administrator で、vCenter Server を View Manager に追加するときに、vCenter Server ユーザーを指定します。「vCenter Server インスタンスを View Manager に追加する (P. 58)」を参照してください。

VMware View インストール ガイド

54 VMware, Inc.

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vCenter Server ユーザーに必要な View Manager 権限vCenter Server ユーザーには、View Manager が vCenter Server で動作できるために十分な権限が必要です。vCenterServer ユーザー用に必要な権限を持つ View Manager ロールを作成します。

表 5-7. View Manager 権限

権限グループ 有効にする権限

[Folder(フォルダ)] [Create Folder(フォルダの作成)][Delete Folder(フォルダの削除)]

[Virtual Machine(仮想マシン)] [Configuration(構成)] で:n [Add or remove device(デバイスの追加または削除)]n [Advanced(詳細)]n [Modify device settings(デバイス設定の変更)][Interaction(相互作用)] で:n [Power Off(パワーオフ)]n [Power On(パワーオン)]n [Reset(リセット)]n [Suspend(サスペンド)][Inventory(インベントリ)] で:n [Create new(新規作成)]n [Remove(削除)][Provisioning(プロビジョニング)] で:n [Customize(カスタマイズ)]n [Deploy template(テンプレートのデプロイ)]n [Read customization specifications(カスタマイズ仕様の読

み取り)]

[Resource(リソース)] [Assign virtual machine to resource pool(仮想マシンのリソース プールへの割り当て)]

vCenter Server ユーザーに必要な View Composer 権限View Composer をサポートするには、View Manager をサポートするために必要な権限に加えて、vCenter Serverユーザーに権限を割り当てる必要があります。vCenter Server ユーザー用に View Manager 権限と以下の追加権限を持つView Composer ロールを作成します。

表 5-8. View Composer 権限

権限グループ 有効にする権限

[Datastore(データストア)] [Allocate space(領域の割り当て)][Browse datastore(データストアを参照)][Low level file operations(低レベル ファイル操作)]

[Virtual machine(仮想マシン)] [Inventory(インベントリ)] (すべて)[Configuration(構成)] (すべて)[State(状態)] (すべて)[Provisioning(プロビジョニング)] で:n [Clone virtual machine(仮想マシンの複製)]n [Allow disk access(ディスク アクセスを許可)]

[Resource(リソース)] [Assign virtual machine to resource pool(仮想マシンのリソース プールへの割り当て)]

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 55

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表 5-8. View Composer 権限 (続き)

権限グループ 有効にする権限

[Global(グローバル)] [Enable methods(メソッドを有効にする)][Disable methods(メソッドを無効にする)][System tag(システム タグ)]

[Network(ネットワーク)] (すべて)

vCenter Server ユーザーに必要なローカル モード権限ローカル モードで使用されるデスクトップを管理するには、View Manager および View Composer のサポートに必要な権限に加えて、vCenter Server ユーザーに権限を付与する必要があります。vCenter Server ユーザー用に、ViewManager 権限、View Composer 権限、およびローカル モード権限を組み合わせた権限を持つローカル モード管理者ロールを作成します。

表 5-9. ローカル モード権限

権限グループ 有効にする権限

[Global(グローバル)] [Set custom attribute(カスタム属性の設定)]

[Host(ホスト)] [Configuration(構成)] で:[System management(システム管理)]

初めての View Connection Server の構成View Connection Server をインストールした後は、製品ライセンスをインストールし、vCenter Server と ViewComposer サービスを View Manager に追加し、セキュリティ サーバを使用する場合はそれを追加し、ネットワークの外部で実行するクライアント デスクトップのための外部 URL を設定する必要があります。

View Administrator と View Connection ServerView Administrator は、View Manager の管理インターフェイスを提供します。

View の展開に応じて、1 つまたは複数の View Administrator インターフェイスを使用します。

n 単独のスタンドアロン View Connection Server インスタンスまたは複製された View Connection Server インスタンスの 1 つのグループと関連付けられた View コンポーネントを管理するには、1 つの View Administrator インターフェイスを使用します。

任意の複製されたインスタンスの IP アドレスを使用して、View Administrator にログインできます。

n 単独のスタンドアロン View Connection Server インスタンスごと、および複製された View Connection Serverインスタンスのグループごとに View コンポーネントを管理するには、個別の View Administrator インターフェイスを使用する必要があります。

また、View Connection Server と関連付けられたセキュリティ サーバおよび View Transfer Server インスタンスを管理する場合も、View Administrator を使用します。

n 各セキュリティ サーバは、1 つの View Connection Server インスタンスと関連付けられます。

n 各 View Transfer Server インスタンスは、複製インスタンス グループ内の任意の View Connection Server インスタンスと通信できます。

VMware View インストール ガイド

56 VMware, Inc.

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View Administrator にログインする初期構成タスクを実行するには、View Administrator にログインする必要があります。

開始する前に

n View Connection Server が専用コンピュータにインストールされていることを確認します。

n View Administrator でサポートされている Web ブラウザを使用していることを確認します。「View Administratorの要件 (P. 9)」を参照してください。

手順

1 Web ブラウザを開き、次の URL を入力します。<server> は、View Connection Server インスタンスのホスト名または IP アドレスです。

https://<server>/admin

View Administrator には、セキュリティで保護された(SSL)接続を使用してアクセスします。最初に接続するときに、アドレスに関連付けられているセキュリティ証明書が、信頼された証明機関から発行されていないことを警告

するページが表示される場合があります。View Connection Server で提供されるデフォルトの証明書が自己署名であるため、この応答は予期される動作です。

2 [Ignore(無視)] をクリックし、現在の SSL 証明書を使用して続行します。

3 View Connection Server コンピュータに管理者認証情報を使用してログインします。

最初は、View Connection Server コンピュータのローカル Administrators グループ(BUILTIN¥Administrators)のメンバーであるユーザー全員が、View Administrator へのログインを許可されています。

View Administrator にログインした後、 [View Configuration(View の構成)] - [Administrators(管理者)]を使用して、View Manager 管理者のリストを変更できます。

View Connection Server のライセンス キーをインストールするView Connection Server を使用するには、先に製品のライセンス キーを入力する必要があります。

View Administrator に初めてログインすると、 [Product Licensing and Usage(製品のライセンスと使用状況)] ページが表示されます。

ライセンス キーをインストールした後は、ログインすると View Administrator のダッシュボード ページが表示されます。

複製された View Connection Server インスタンスまたはセキュリティ サーバをインストールするときは、ライセンスキーを構成する必要はありません。複製されたインスタンスとセキュリティ サーバは、View の LDAP 構成に格納されている共通ライセンス キーを使用します。

注意 View Connection Server 4.<x> には、View 4.<x> のライセンス キーを使用する必要があります。View 3.<x>以前で提供されているライセンス キーは、View 4.<x> で導入された新しいライセンス モデルでは動作しません。

手順

1 [View Configuration(View の構成)] ビューが表示されない場合は、左ナビゲーション ペインの [ViewConfiguration(View の構成)] をクリックします。

2 [Product Licensing and Usage(製品のライセンスと使用状況)] をクリックします。

3 [Product Licensing(製品ライセンス)] 表で [Edit License(ライセンスの編集)] をクリックし、View Managerのライセンス シリアル番号を入力します。

4 [OK] をクリックします。

5 ライセンスの有効期限の日付を確認します。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 57

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vCenter Server インスタンスを View Manager に追加するView 展開内の vCenter Server インスタンスに接続するように View Manager を構成する必要があります。vCenterServer は、View Manager がデスクトップ ソースとして使用する仮想マシンを作成して管理します。

開始する前に

n View Connection Server の製品ライセンス キーをインストールします。

n View Manager をサポートするために必要な vCenter Server での操作を実行するための権限を持つ vCenter Serverユーザーを準備します。View Composer を使用するには、このユーザーに権限を追加する必要があります。ローカルモードで使用されるデスクトップを管理するには、View Manager および View Composer に必要な権限に加えて、ユーザーに権限を付与する必要があります。「View Manager、View Composer、およびローカル モード用にvCenter Server ユーザーを構成する (P. 53)」を参照してください。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順にクリックします。

2 [vCenter Servers(vCenter Servers)] パネルで、 [Add(追加)] をクリックします。

3 サーバ アドレスのテキスト ボックスに、vCenter Server インスタンスの完全修飾ドメイン名(FQDN)または IPアドレスを入力します。

FQDN にはホスト名とドメイン名が含まれます。たとえば、myserverhost.companydomain.com という FQDNでは myserverhost がホスト名であり、companydomain.com がドメインです。

注意 サーバの DNS 名または URL を入力すると、View Manager は管理者が以前に IP アドレスを使用して ViewManager にこのサーバを追加したかどうかを確認する DNS 検索を実行しません。vCenter Server をその DNS 名と IPアドレスの両方で追加すると、競合が発生します。

4 vCenter Server ユーザーの名前を入力します。

5 vCenter Server ユーザーのパスワードを入力します。

6 (オプション) この vCenter Server インスタンスの説明を入力します。

7 安全なチャネル(SSL)を使用して vCenter Server インスタンスに接続するには、 [Connect using SSL(SSL を使用して接続)] が選択されていることを確認します。SSL 接続はデフォルト設定です。

8 TCP のポート番号を入力します。

デフォルトのポートは 443 です。

9 (オプション) [Advanced(詳細設定)] をクリックし、vCenter Server での最大同時プール操作数を構成します。

a 同時プロビジョニング操作の最大数を設定します。

この設定により、その vCenter Server インスタンスで View Manager が同時に作成できる完全な仮想マシンの最大数が決まります。デフォルト値は 8 です。この設定はリンク クローンのプロビジョニングは制御しません。

b 同時電源操作の最大数を設定します。

この設定により、その vCenter Server インスタンスの View Manager によって管理される完全な仮想マシンで同時に実行できる電源操作(起動、シャットダウン、サスペンドなど)の最大数が決まります。デフォルト値は 5です。この設定は完全な仮想マシンやリンク クローンの電源操作を制御します。

10 View Composer を構成するかどうかを選択します。

オプション アクション

View Composer を使用していない [OK] をクリックします。

View Composer を使用している View Composer の設定を構成します。

VMware View インストール ガイド

58 VMware, Inc.

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次に進む前に

この View Connection Server インスタンスまたは複製された View Connection Server インスタンスのグループが複数のvCenter Server インスタンスを使用する場合は、この手順を繰り返して他の vCenter Server インスタンスを追加します。

vCenter Server 用に View Composer の設定を構成するView Composer を使用するには、vCenter Server にインストールされる View Composer サービスの設定と一致する初期設定で、View Manager を構成する必要があります。View Composer は View Manager の機能ですが、そのサービスは vCenter Server の仮想マシン上で直接動作します。

注意 View Composer を使用していない場合は、このタスクを省略できます。

開始する前に

n Active Directory 管理者は、リンク クローンを含む Active Directory ドメインに仮想マシンを追加したり、ドメインから仮想マシンを削除したりするための権限を付与されたドメイン ユーザーを作成する必要があります。ActiveDirectory でリンク クローン マシンのアカウントを管理するドメイン ユーザーには、コンピュータ オブジェクトの作成,コンピュータ オブジェクトの削除、およびすべてのプロパティの書き込み 権限が必要です。

「View Composer のユーザー アカウントの作成 (P. 25)」を参照してください。

n vCenter Server に接続するように View Manager を構成する必要があります。「vCenter Server インスタンスをView Manager に追加する (P. 58)」を参照してください。

手順

1 View Administrator で、 [Edit vCenter Server(vCenter Server の編集)] ダイアログ ボックスを開きます。

a [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] をクリックします。

b [vCenter Servers(vCenter Servers)] パネルで、 [vCenter Server(vCenter Server)] エントリを選択します。

c [Edit(編集)] をクリックします。

2 [Enable View Composer(View Composer の有効化)] を選択し、ポート番号が vCenter Server に ViewComposer サービスをインストールしたときに指定したポートと同じであることを確認します。

View Manager によって、vCenter Server で View Composer サービスが実行されていることが確認されます。

3 [Add(追加)] をクリックし、View Composer アカウント情報にドメイン ユーザーを追加します。

a Active Directory ドメインのドメイン名を入力します。

例: domain.com

b ドメイン名を含むドメイン ユーザー名を入力します。

例: domain.com¥admin

c アカウントのパスワードを入力します。

d [OK] をクリックします。

e リンク クローン プールを展開する他の Active Directory ドメインでの権限を持つドメイン ユーザー アカウントを追加するには、前記の手順を繰り返します。

4 [OK] をクリックし、 [Edit vCenter Server(vCenter Server の編集)] ダイアログ ボックスを閉じます。

次に進む前に

View Composer サービスをインストールする vCenter Server インスタンスごとにこの手順を繰り返します。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 59

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View Client 接続の構成View Client は、安全な HTTPS 接続を介して View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバ ホストと通信します。

ユーザー認証と View デスクトップの選択に使用される最初の View Client 接続は、ユーザーが View Client に IP アドレスを入力したときに作成されます。ファイアウォールおよびロード バランシング ソフトウェアがネットワーク環境内で正しく構成されている場合、この要求は View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバ ホストに到達します。

ユーザーが Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する View デスクトップに接続すると、View Client は View ConnectionServer ホストまたはセキュリティ サーバ ホストへの第 2 の HTTPS 接続を確立します。この接続は、RDP データを送信するための安全なトンネルになるため、トンネル接続と呼ばれます。

トンネル接続が無効になっていると、View デスクトップ セッションが、View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバ ホストをバイパスして、クライアント システムと View デスクトップ仮想マシンとの間で直接確立されるようになります。このタイプの接続を直接接続といいます。

PCoIP および HP RGS 表示プロトコルを使用するクライアントでは、トンネル接続は使用されません。

トンネル接続を構成する

トンネル接続を構成するには View Administrator を使用します。

RDP 表示プロトコルを使用するクライアントだけが、トンネル接続を使用できます。PCoIP および HP RGS 表示プロトコルを使用するクライアントでは、トンネル接続は使用されません。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順に選択します。

2 [View Connection Servers(View Connection Server)] パネルで View Connection Server インスタンスを選択し、 [Edit(編集)] をクリックします。

n View デスクトップ仮想マシンと View Connection Server またはセキュリティ サーバ ホストの間で RDP データを送信するための安全なトンネルを構成するには、 [Use secure tunnel connection to desktop(デスクトップへの安全なトンネル接続を使用する)] を選択します。

n View Connection Server またはセキュリティ サーバ ホストをバイパスし、クライアント システムと View デスクトップ仮想マシンの間に直接接続を構成するには、 [Use secure tunnel connection to desktop(デスクトップへの安全なトンネル接続を使用する)] の選択を解除します。

3 [OK] をクリックして変更を保存します。

トンネル接続用の外部 URL の構成トンネル接続を使用するには、クライアント システムが、View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバホストの完全修飾ドメイン名(FQDN)を解決できる必要があります。デフォルトでは、View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバ ホストに接続できるクライアントは、同じネットワーク内に存在して要求されたホストを検出できるトンネル クライアントだけです。

多くの組織では、クライアント要求を適切な場所(通常、セキュリティサーバ)に転送できるように、外部で解決可能な

ドメイン名、サブドメイン名、または IP アドレスを使用するか、または既存のアドレスに特定のポートを再度割り当てることによって、ユーザーが外部の場所から接続できるようにする必要があります。例:

n https://view-example.com:443

n https://view.example.com:443

n https://example.com:1234

このようなアドレスを View Manager で使用するには、FQDN ではなく外部 URL を返すように View Connection Serverホストまたはセキュリティ サーバ ホストを構成する必要があります。

VMware View インストール ガイド

60 VMware, Inc.

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外部 URL を構成する方法は、View Connection Server インスタンスとセキュリティ サーバでは異なります。

n View Connection Server インスタンスの場合は、View Administrator で View Connection Server の設定を編集して外部 URL を設定します。

n セキュリティ サーバの場合は、View Connection Server のインストール プログラムを実行するときに外部 URLを設定します。セキュリティ サーバの外部 URL を変更するには、View Administrator を使用できます。

View Connection Server インスタンスの外部 URL を設定するView Connection Server インスタンスの外部 URL を構成するには、View Administrator を使用します。ネットワークの外部で実行するトンネル クライアントは、外部で解決可能な URL を使用して、View Connection Server インスタンスに接続する必要があります。

セキュリティ サーバの場合は、View Connection Server インストール プログラムで外部 URL を構成します。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順にクリックします。

2 [View Connection Servers(View Connection Server)] パネルで View Connection Server インスタンスを選択し、 [Edit(編集)] をクリックします。

3 [External URL(外部 URL)] テキスト ボックスに外部 URL を入力します。

URL には、プロトコル、外部で解決可能なホスト名、およびポート番号が含まれている必要があります。

例: https://view.example.com:443

4 [OK] をクリックします。

セキュリティ サーバの外部 URL を変更するセキュリティ サーバの外部 URL を変更するには、View Administrator を使用します。

最初に、View Connection Server インストール プログラムでセキュリティ サーバの外部 URL を構成します。

開始する前に

セキュリティ サーバが View Connection Server 4.5 にアップグレードされていることを確認します。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順に選択します。

2 [Security Servers(セキュリティ サーバ)] ペインでセキュリティ サーバを選択し、 [Edit(編集)] をクリックします。

セキュリティ サーバが View Connection Server 4.5 にアップグレードされていない場合、 [Edit(編集)] ボタンは使用できません。

3 [External URL(外部 URL)] テキスト ボックスに外部 URL を入力します。

URL には、プロトコル、外部で解決可能なセキュリティ サーバ ホスト名、およびポート番号が含まれている必要があります。

例: https://view.example.com:443

4 [OK] をクリックして変更を保存します。

View Administrator が、更新された外部 URL をセキュリティ サーバに送信します。変更を有効にするためにセキュリティサーバ サービスを再起動する必要はありません。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 61

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展開の規模に合わせた Windows Server 設定の調整View Manager デスクトップの大規模な展開をサポートするため、View Connection Server をインストールするWindows Server コンピュータを構成できます。コンピュータごとに、エフェメラル ポート数、TCB ハッシュ テーブルサイズ、Java 仮想マシンの設定、および Windows ページ ファイルの数値を調整できます。これらの調整により、予想されるユーザー負荷のもとで正常に動作するための適切なリソースをコンピュータが確保します。

View Connection Server のハードウェアおよびメモリの要件については、「View Connection Server のハードウェア要件 (P. 8)」を参照してください。

大規模な View の展開で View Connection Server を使用する場合のハードウェアおよびメモリの推奨構成については、『VMware View アーキテクチャ プランニング ガイド』の「Connection Server の仮想マシンの構成および最大接続数」を参照してください。

エフェメラル ポートView Manager は、エフェメラル ポートを使用して、View Connection Server と管理対象の View デスクトップの間のTCP 接続を確立します。View デスクトップの大規模な展開をサポートするため、使用できるエフェメラル ポートの数を増やすことができます。

エフェメラル ポートは存続期間の短いエンドポイントであり、プログラムによって使用可能なユーザー ポートが要求されたときに、オペレーティング システムにより作成されます。オペレーティング システムがあらかじめ定義されている範囲(通常は 1024 ~ 65535)からポート番号を選択し、関連する TCP 接続が終了するとポートを開放します。

デフォルトでは、同時に動作するエフェメラル ポートを、Windows Server 2003 では最大で約 4,000、Windows Server2008 では約 16,000 作成できます。

View Connection Server インスタンスが 800 を超える同時クライアント接続を使用する可能性がある場合、32 ビットのWindows Server 2003 コンピュータでは、使用できるエフェメラル ポートの数を増やす必要があります。

エフェメラル ポートの数の計算

View Connection Server の各インスタンスで多数の同時クライアント接続をサポートするために必要なエフェメラルポートの数を計算することができます。

手順

u 次の式を使用します。

エフェメラル ポートの数 = ((5 × クライアント数) ÷ サーバ数) + 10

各パラメータの内容は次のとおりです。

クライアント数 予想される同時クライアント接続の数

サーバ数 複製されたグループ内の View Connection Server インスタンスの数

例 5-1. エフェメラル ポートの数の計算

たとえば、3 つの View Connection Server インスタンスで管理される展開を計画するとします。予想される同時クライアント接続の数が 3,000 の場合は、表 5-10 で示すように、5,010 のエフェメラル ポートが必要です。

表 5-10. エフェメラル ポートの数の計算の例

構成パラメータ サンプル値

予想される同時クライアント接続の数 3,000

複製されたグループ内の View Connection Server インスタンスの数

3

((5 × クライアント数) ÷ サーバ数) + 10 = 各 View ConnectionServer のエフェメラル ポートの数

(5 × 3,000) ÷ 3 + 10 = 5,010

VMware View インストール ガイド

62 VMware, Inc.

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次に進む前に

「エフェメラル ポートと TCB ハッシュ テーブル サイズを計算するためのワークシート (P. 65)」を使用して、実際の展開の値を入力してください。

エフェメラル ポートの数を増やす

Windows レジストリを編集することで、View Connection Server を実行する Windows Server コンピュータのエフェメラル ポートの最大数を増やすことができます。

Active Directory のグループ ポリシーで、レジストリのエントリを上書きできます。可能な場合は、グループ ポリシーを使用して、View Connection Server でエフェメラル ポートの最大数を設定します。

開始する前に

Windows Server コンピュータ上に構成するエフェメラル ポートの数を計算します。「エフェメラル ポートの数の計算 (P. 62)」を参照してください。

結果のポート数が Windows Server 2003 では 4,000 より多い場合、Windows Server 2008 では 16,000 より多い場合にのみ、Windows レジストリの値を変更します。

手順

1 Windows Server コンピュータで、Windows レジストリ エディタを起動します。

a [Start(スタート)] - [Command Prompt(コマンド プロンプト)] を選択します。

b コマンド プロンプトで、「regedit」と入力します。

2 レジストリで正しいサブキーを探し、 [Parameters] をクリックします。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥Tcpip¥Parameters

3 [Edit(編集)] - [New(新規)] をクリックして、レジストリ エントリを追加します。

値の名前: MaxUserPort値の種類: DWORD値のデータ: 1024 + <計算で得られたエフェメラル ポートの数>有効な範囲: 5000 ~ 65534(10 進)

4 Windows レジストリ エディタを終了します。

5 Windows Server コンピュータを再起動します。

TCB ハッシュ テーブルのサイズの拡大伝送制御ブロック(TCB)は、View Connection Server クライアントとそのデスクトップ ソースの間で行われる TCP接続に関する情報を保持します。View デスクトップの大規模な展開をサポートするには、TCB ハッシュ テーブルのサイズを増やすことができます。

TCB はメモリ常駐のデータ構造であり、ソケット番号、受信および送信データ バッファの場所、受信済みまたは未確認のバイトなどの情報が格納されます。

この情報をすばやく取得するため、Windows Server は TCB データ構造をハッシュ テーブルに格納します。

デフォルトでは、Windows Server は、Windows Server コンピュータの CPU の数に基づいて、ハッシュ テーブルの行数を構成します。

View Connection Server インスタンスおよびセキュリティ サーバでの TCB ハッシュ テーブル サイズを計算するには 2種類の式があります。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 63

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View Connection Server の TCB ハッシュ テーブルのサイズを計算する

多数の View デスクトップをサポートするように、各 View Connection Server インスタンスの TCB ハッシュ テーブルのサイズを最適化できます。サイズは行数で計算します。

手順

u 次の式を使用します。

各 View Connection Server インスタンスのハッシュ テーブルの行数 = ((5 × クライアント数) ÷ サーバ数) + デス

クトップ数 + 20

各パラメータの内容は次のとおりです。

クライアント数 予想される同時クライアント接続の数

サーバ数 複製されたグループ内の View Connection Server インスタンスの数

デスクトップ数 展開内の View デスクトップ ソースの数

例 5-2. 各 View Connection Server での TCB ハッシュ テーブルのサイズの計算

たとえば、同時クライアント接続の数が 3,000、View Connection Server インスタンスの数が 3、展開内の View デスクトップ ソースの数が 6,000 であるとします。

表 5-11 に示すように、各 View Connection Server インスタンスに対する結果は 11,020 になります。

表 5-11. 各 View Connection Server での TCB ハッシュ テーブルのサイズの計算の例

構成パラメータ サンプル値

予想される同時クライアント デスクトップ接続の数 3,000

View Connection Server インスタンスの数 3

View デスクトップ ソースの数 6,000

((5 × クライアント数) ÷ サーバ数) + デスクトップ数 + 20 = 各サーバでの TCB ハッシュ テーブルの行数

(5 × 3,000) ÷ 3 + 6,000 + 20 = 11,020

次に進む前に

「エフェメラル ポートと TCB ハッシュ テーブル サイズを計算するためのワークシート (P. 65)」を使用して、実際の展開の値を入力してください。

セキュリティ サーバの TCB ハッシュ テーブルのサイズを計算する

多数の View デスクトップをサポートするように、各セキュリティ サーバの TCB ハッシュ テーブルのサイズを最適化できます。サイズは行数で計算します。

手順

u 次の式を使用します。

ハッシュ テーブルの行数 = ((5 × クライアント数) ÷ セキュリティ サーバ数) + 10

各パラメータの内容は次のとおりです。

クライアント数 予想される同時クライアント接続の数

セキュリティ サーバ数 セキュリティ サーバの数

VMware View インストール ガイド

64 VMware, Inc.

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例 5-3. 各セキュリティ サーバでの TCB ハッシュ テーブルのサイズの計算

たとえば、展開での同時クライアント接続の数が 3,000、セキュリティ サーバの数が 2 であるとします。

表 5-12 に示すように、各セキュリティ サーバに対する結果は 7,510 になります。

表 5-12. 各セキュリティ サーバでの TCB ハッシュ テーブルのサイズの計算の例

構成パラメータ サンプル値

予想される同時クライアント デスクトップ接続の数 3,000

セキュリティ サーバの数 2

((5 × クライアント数) ÷ セキュリティ サーバ数) + 10 = 各セキュリティ サーバでの TCB ハッシュ テーブルの行数

(5 × 3,000) ÷ 2 + 10 = 7,510

次に進む前に

「エフェメラル ポートと TCB ハッシュ テーブル サイズを計算するためのワークシート (P. 65)」を使用して、実際の展開の値を入力してください。

Windows Server コンピュータで TCB ハッシュ テーブルのサイズを増やす

View Connection Server を実行する Windows Server コンピュータの TCB ハッシュ テーブルのサイズを増やすには、Windows レジストリを編集します。

Active Directory のグループ ポリシーで、レジストリのエントリを上書きできます。可能な場合は、グループ ポリシーを使用して、View Connection Server の TCB ハッシュ テーブルのサイズを設定します。

手順

1 Windows Server コンピュータで、Windows レジストリ エディタを起動します。

a [Start(スタート)] - [Command Prompt(コマンド プロンプト)] を選択します。

b コマンド プロンプトで、「regedit」と入力します。

2 レジストリでサブキーを探し、 [Parameters] をクリックします。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥Tcpip¥Parameters

3 [Edit(編集)] - [New(新規)] をクリックして、次のレジストリ エントリを追加します。

値の名前: MaxHashTableSize値の種類: DWORD値のデータ: <<計算したハッシュ テーブルのサイズ>>有効な範囲: 64 ~ 65536(10 進)

4 Windows レジストリ エディタを終了します。

5 Windows Server コンピュータを再起動します。

エフェメラル ポートと TCB ハッシュ テーブル サイズを計算するためのワークシートこれらのワークシートを使用して、展開に含まれる各 View Connection Server インスタンスとセキュリティ サーバでのエフェメラル ポートの数と TCB ハッシュ テーブルのサイズを計算してください。

表 5-13. 構成パラメータ

構成パラメータ サイトの値を記入

予想される同時クライアント接続の数

View Connection Server インスタンスの数

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 65

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表 5-13. 構成パラメータ (続き)

構成パラメータ サイトの値を記入

セキュリティ サーバの数

View デスクトップ ソースの数

表 5-14. エフェメラル ポートの数

エフェメラル ポートの数 サイトの値を記入

((5 × クライアント数) ÷ サーバ数) + 10 = 各 View ConnectionServer インスタンスのエフェメラル ポートの数

表 5-15. View Connection Server の TCB ハッシュ テーブルのサイズ

View Connection Server のハッシュ テーブルのサイズ サイトの値を記入

((5 × クライアント数) ÷ サーバ数) + デスクトップ数 + 20 = 各View Connection Server インスタンスのハッシュ テーブルの行数

表 5-16. セキュリティ サーバの TCB ハッシュ テーブルのサイズ

セキュリティ サーバのハッシュ テーブルのサイズ サイトの値を記入

((5 × クライアント数) ÷ セキュリティ サーバ数) + 10 = 各セキュリティ サーバでのハッシュ テーブルの行数

Java 仮想マシンのサイズ設定View Connection Server のインストーラでは、多数の同時 View デスクトップ セッションをサポートするために、ViewConnection Server コンピュータの Java 仮想マシン(JVM)ヒープ メモリのサイズを設定します。ただし、ViewConnection Server が 32 ビット Windows Server コンピュータで動作するとき、View Secure Gateway Server コンポーネントは限られた JVM ヒープ サイズで構成されます。展開の規模を適切に設定するために、32 ビット コンピュータ上のJVM ヒープ サイズを増やすことができます。

10 GB 以上のメモリを搭載した 64 ビット Windows Server コンピュータでは、インストーラは View Secure GatewayServer コンポーネントに対して 2 GB の JVM ヒープ サイズを構成します。この構成は約 2,000 の同時トンネル セッションをサポートします。これは View Connection Server でサポート可能な最大数です。10 GB のメモリを搭載した 64 ビットコンピュータでは、JVM ヒープ サイズを増やすことの利点はありません。

注意 64 ビットの View Connection Server コンピュータでは、50 以上の View デスクトップで構成される配備でのメモリ推奨値が 10 GB です。メモリが 10 GB より少ない構成は、概念実証を目的とした小規模の展開のみに使用してください。

メモリが 10 GB より少ない 64 ビット Windows Server コンピュータでは、インストーラは View Secure Gateway Serverコンポーネントに対して 512 MB の JVM ヒープ サイズを構成します。コンピュータの搭載メモリが必要最小限の 4 GBの場合、この構成では約 500 の同時トンネル セッションをサポートします。この構成は、概念実証を目的とした小規模の展開をサポートする目的には十分です。

より大規模な展開をサポートする目的で 64 ビット コンピュータのメモリを 10 GB に増やした場合でも、View ConnectionServer は JVM ヒープ サイズを増加させません。JVM ヒープ サイズを推奨値に調整するには、View Connection Serverを再インストールしてください。

32 ビットの Windows Server コンピュータでは、View Secure Gateway Server コンポーネントのデフォルトの Javaヒープ サイズは 512 MB です。この JVM ヒープ サイズは、約 750 の同時トンネル セッションをサポート可能です。750を超えるセッションをサポートするためには、コンピュータに少なくとも 3 GB のメモリが必要です。また、JVM ヒープサイズを 1 GB に増やす必要があります。1 GB の JVM ヒープ サイズでは 1,500 の同時トンネル セッションをサポートします。これは View Connection Server が 32 ビット コンピュータでサポート可能な最大数です。

VMware View インストール ガイド

66 VMware, Inc.

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32 ビット Windows Server コンピュータでの JVM ヒープ サイズの拡大Windows レジストリを編集することにより、View Connection Server がインストールされている 32 ビット WindowsServer コンピュータの JVM ヒープ サイズを増やすことができます。

重要 64 ビット Windows Server コンピュータでは JVM ヒープ サイズを変更しないでください。この値を変更すると、View Connection Server の動作が不安定になる場合があります。64 ビット コンピュータでは、物理メモリの容量に基づいて View Connection Server インストーラが JVM ヒープ サイズを設定します。64 ビット の View Connection Serverコンピュータで物理メモリの容量を変更した場合は、View Connection Server を再インストールして JVM ヒープ サイズを再設定してください。

32 ビット コンピュータでは、View Connection Server ソフトウェアをインストールまたはアップグレードするたびに JVMヒープ サイズを増やす必要があります。

手順

1 Windows Server コンピュータで、Windows レジストリ エディタを起動します。

a [Start(スタート)] - [Command Prompt(コマンド プロンプト)] を選択します。

b コマンド プロンプトで、「regedit」と入力します。

2 レジストリでサブキーを探し、 [JvmOptions] をクリックします。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥VMware, Inc.¥VMware VDM¥Plugins¥wsnm¥tunnelService¥Params

3 [Edit(編集)] - [Modify(修正)] をクリックします。

Windows のダイアログ ボックスに次のようなエントリが表示されます。

-Xms128m -Xmx512m -Xss96k -Xrs -XX:+UseConcMarkSweepGC -Dsimple.http.poller=simple.http.GranularPoller-Dsimple.http.connect.configurator=com.vmware.vdi.front.SimpleConfigurator

4 -Xmx パラメータの値を -Xmx1024m に変更します。

ダイアログ ボックスのエントリの表示が次のようになります。

-Xms128m -Xmx1024m -Xss96k -Xrs -XX:+UseConcMarkSweepGC-Dsimple.http.poller=simple.http.GranularPoller-Dsimple.http.connect.configurator=com.vmware.vdi.front.SimpleConfigurator

5 [OK] をクリックしてレジストリ エディタを終了します。

6 Windows Server コンピュータを再起動します。

システム ページ ファイルの設定を構成するView Connection Server インスタンスがインストールされている Windows Server コンピュータの仮想メモリを、システム ページ ファイルの設定を変更することで最適化できます。

Windows Server をインストールするとき、Windows はコンピュータに搭載されている物理メモリに基づいてページファイルの初期サイズと最大サイズを計算します。これらのデフォルト設定は、コンピュータを再起動しても変わらず維

持されます。

Windows Server コンピュータが仮想マシンの場合は、vCenter Server を使用してメモリ サイズを変更できます。ただし、Windows がデフォルトの設定を使用している場合は、システム ページ ファイルのサイズは新しいメモリ サイズに合わせて調整されません。

第 5 章 View Connection Server のインストール

VMware, Inc. 67

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手順

1 View Connection Server がインストールされている Windows Server コンピュータで、[Virtual Memory(仮想メモリ)] ダイアログ ボックスに移動します。

デフォルトで、 [Custom size(カスタム サイズ)] が選択されています。ページ ファイルの初期サイズと最大サイズが表示されます。

2 [System managed size(システム管理サイズ)] をクリックします。

Windows は継続的に、現在のメモリ使用と使用可能なメモリに基づいてシステム ページ ファイルのサイズを再計算します。

VMware View インストール ガイド

68 VMware, Inc.

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View Transfer Server のインストール 6View Transfer Server は、チェックイン、チェックアウト、レプリケーションの間に、ローカル デスクトップとデータセンターの間でデータを転送します。View Transfer Server をインストールするには、Windows Server 仮想マシンにソフトウェアをインストールし、View Transfer Server を View Manager の展開に追加して、Transfer Server リポジトリを構成します。

クライアント コンピュータに View Client with Local Mode を展開する場合は、View Transfer Server をインストールして構成する必要があります。

View Transfer Server をインストールして、ローカル デスクトップを使用するには、ライセンスが必要です。

1 View Transfer Server のインストール (P. 70)

View Transfer Server は、システム イメージ ファイルをダウンロードし、ローカル デスクトップとデータセンターの対応するリモート デスクトップの間でデータを同期し、ユーザーがローカル デスクトップをチェックインおよびチェックアウトするときにデータを転送します。View Transfer Server は、Windows Server を実行する仮想マシンにインストールします。

2 View Manager への View Transfer Server の追加 (P. 71)

View Transfer Server は View Connection Server と連携して、ローカル デスクトップとデータセンターの間でファイルおよびデータを転送します。View Transfer Server がこれらのタスクを実行できるよう、View TransferServer を View Manager の展開に追加する必要があります。

3 Transfer Server リポジトリを構成する (P. 72)

Transfer Server リポジトリは、ローカル モードで実行するリンク クローン デスクトップの View Composer 基本イメージを格納します。View Transfer Server が Transfer Server リポジトリにアクセスできるようにするには、View Manager で構成する必要があります。View Composer リンク クローンをローカル モードで使用しない場合は、Transfer Server リポジトリを構成する必要はありません。

4 View Transfer Server のファイアウォール ルール (P. 73)

View Transfer Server インスタンス用にファイアウォールの特定の受信 TCP ポートを開く必要があります。

5 View Transfer Server のサイレント インストール (P. 74)

コマンド ラインでインストーラのファイル名とインストール オプションを入力することにより、View Transfer Serverのサイレント インストールを実行できます。サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに Viewのコンポーネントを効率よく展開できます。

VMware, Inc. 69

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View Transfer Server のインストールView Transfer Server は、システム イメージ ファイルをダウンロードし、ローカル デスクトップとデータセンターの対応するリモート デスクトップの間でデータを同期し、ユーザーがローカル デスクトップをチェックインおよびチェックアウトするときにデータを転送します。View Transfer Server は、Windows Server を実行する仮想マシンにインストールします。

実行時に、View Transfer Server は Apache Web Server に展開されます。View Transfer Server をインストールするとき、インストーラは Apache Web Server を仮想マシン上のサービスとして構成します。Apache サービスはポート 80および 443 を使用します。

開始する前に

n View Transfer Server をインストールする Windows Server に対してローカル管理者権限があることを確認します。

n 「View Transfer Server の要件 (P. 11)」で説明されている View Transfer Server の要件をインストールが満たしていることを確認します。

n View Transfer Server をインストールし、ローカル デスクトップを使用するためのライセンスがあることを確認します。

n Windows ファイアウォールで View Connection Server インスタンス用に開かれている必要がある受信 TCP ポートについて理解します。「View Transfer Server のファイアウォール ルール (P. 73)」を参照してください。

注意 View Transfer Server をホストする仮想マシンに、LSI Logic パラレルの SCSI コントローラが構成されていることを確認します。SAS または VMware 準仮想化コントローラが構成された仮想マシンには View Transfer Server をインストールできません。

Windows Server 2008 仮想マシンでは、LSI Logic SAS コントローラがデフォルトで選択されます。オペレーティングシステムをインストールする前に、この選択を BusLogic または LSI Logic コントローラに変更する必要があります。

手順

1 VMware View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-xxxxxx.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。xxxxxx はビルド番号です。

2 インストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルをダブルクリックします。

3 VMware のライセンス条件に同意します。

4 インストール先フォルダを受け入れるか、変更します。

5 [View Transfer Server] を選択します。

6 View Transfer Server が展開される Apache Web Server を構成します。

ネットワーク ドメイン、Apache Server 名、および管理者の電子メール アドレスは、インストーラで設定される既定値をそのまま使用してかまいません。

VMware View インストール ガイド

70 VMware, Inc.

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7 View Transfer Server を Windows Server 2008 にインストールする場合は、Windows ファイアウォール サービスを構成する方法を選択します。

オプション アクション

Configure Windows Firewallautomatically(Windows ファイアウォールを自動的に構成する)

インストーラで、必要な受信 TCP プロトコル接続を許可するように Windows ファイアウォールを構成します。

Do not configure Windows Firewall(Windows ファイアウォールを構成しない)

Windows ファイアウォール ルールを手動で構成します。

View Transfer Server を Windows Server 2003 にインストールする場合は、必要な Windows ファイアウォールルールを手動で構成する必要があります。

8 インストール プログラムを完了して、View Transfer Server をインストールします。

VMware View Transfer Server、View Transfer Server Control サービス、および VMware View FrameworkComponent サービスがインストールされて、仮想マシンで開始されます。

次に進む前に

View Administrator で、View Transfer Server を View Manager の展開に追加します。

View Manager への View Transfer Server の追加View Transfer Server は View Connection Server と連携して、ローカル デスクトップとデータセンターの間でファイルおよびデータを転送します。View Transfer Server がこれらのタスクを実行できるよう、View Transfer Server をView Manager の展開に追加する必要があります。

1 つの View Manager に View Transfer Server の複数のインスタンスを追加できます。View Transfer Server のインスタンスは、1 つの共通 Transfer Server リポジトリにアクセスします。View Transfer Server のインスタンスは、1 つのView Connection Server インスタンスまたは複製された View Connection Server インスタンスのグループによって管理されるローカル デスクトップに対する転送ワークロードを共有します。

注意 View Transfer Server が View Manager に追加されると、Distributed Resource Scheduler(DRS)自動化ポリシーが手動に設定され、実質的に DRS が無効になります。

開始する前に

n View Transfer Server が Windows Server 仮想マシンにインストールされていることを確認します。

n vCenter Server が View Manager に追加されていることを確認します。View Administrator の [ViewConfiguration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] ページには、View Manager に追加されている vCenterServer インスタンスが表示されます。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順にクリックします。

2 [Transfer Servers] パネルで、 [Add(追加)] をクリックします。

3 [Add Transfer Server(Transfer Server の追加)]ウィザードで、View Transfer Server 仮想マシンを管理するvCenter Server インスタンスを選択し、 [Next(次へ)] をクリックします。

4 View Transfer Server をインストールする仮想マシンを選択して、 [Finish(完了)] をクリックします。

View Connection Server が仮想マシンをシャットダウンし、4 つの SCSI コントローラで再構成して、仮想マシンを再起動します。複数の SCSI コントローラを使用すると、View Transfer Server はより多くのディスク転送を同時に実行できるようになります。

第 6 章 View Transfer Server のインストール

VMware, Inc. 71

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View Administrator の [Transfer Servers] パネルに、View Transfer Server のインスタンスが表示されます。TransferServer リポジトリが構成されていない場合、View Transfer Server のステータスは [Pending(保留中)] から [MissingTransfer Server repository(Transfer Server リポジトリ不明)] に変化します。Transfer Server リポジトリが構成されている場合は、ステータスは [Pending(保留中)] から [Initializing Transfer Server repository(Transfer Serverリポジトリ初期化中)] に、そしてさらに [Ready(作動可能)] に変化します。

この処理には数分かかる場合があります。View Administrator の更新ボタンをクリックして、現在のステータスを確認できます。

View Transfer Server インスタンスが View Manager に追加されると、Apache2.2 サービスが View Transfer Server仮想マシンで開始されます。

注意 View Transfer Server 仮想マシンがハードウェア バージョン 7 より前のバージョンの場合は、View Transfer Server をView Manager に追加した後、View Transfer Server 仮想マシンで固定 IP アドレスを構成する必要があります。

複数の SCSI コントローラが View Transfer Server 仮想マシンに追加されると、Windows は固定 IP アドレスを削除し、DHCP を使用するように仮想マシンを再構成します。仮想マシンが再起動した後、仮想マシンで固定 IP アドレスを再入力する必要があります。

Transfer Server リポジトリを構成するTransfer Server リポジトリは、ローカル モードで実行するリンク クローン デスクトップの View Composer 基本イメージを格納します。View Transfer Server が Transfer Server リポジトリにアクセスできるようにするには、View Managerで構成する必要があります。View Composer リンク クローンをローカル モードで使用しない場合は、Transfer Serverリポジトリを構成する必要はありません。

Transfer Server リポジトリを構成する前に View Transfer Server を View Manager で構成する場合、View TransferServer は構成の間に Transfer Server リポジトリの場所を検証します。

この View Manager の展開に複数の View Transfer Server インスタンスを追加する場合は、Transfer Server リポジトリをネットワーク共有に構成してください。1 つの View Transfer Server インスタンスのローカル ドライブに TransferServer リポジトリを構成すると、他の View Transfer Server インスタンスはその Transfer Server リポジトリにアクセスできません。

Transfer Server リポジトリが View Composer 基本イメージを格納するのに十分な大きさであることを確認します。基本イメージは数ギガバイトになることがあります。

リモートの Transfer Server リポジトリをネットワーク共有上に構成する場合は、ネットワーク共有にアクセスするためのユーザー ID と認証情報を指定する必要があります。Transfer Server リポジトリにアクセスする際のセキュリティを高めるためのベスト プラクティスとして、必ず、View 管理者だけがネットワーク経由でリポジトリにアクセスするように制限してください。

開始する前に

n View Transfer Server が Windows Server 仮想マシンにインストールされていることを確認します。

n View Transfer Server が View Manager に追加されていることを確認します。「View Manager への View TransferServer の追加 (P. 71)」を参照してください。

注意 Transfer Server リポジトリを構成する前に View Transfer Server を View Manager に追加することはベストプラクティスであり、要件ではありません。

VMware View インストール ガイド

72 VMware, Inc.

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手順

1 Transfer Server リポジトリのパスとフォルダを構成します。

Transfer Server リポジトリは、ローカル ドライブまたはネットワーク共有に作成できます。

オプション アクション

ローカル Transfer Server リポジトリ View Transfer Server がインストールされている仮想マシンに、Transfer Server リポジトリのパスとフォルダを作成します。

例:C:¥TransferRepository¥

リモート Transfer Server リポジトリ ネットワーク共有の UNC パスを構成します。

例:¥¥server.domain.com¥TransferRepository¥この View Manager の展開に追加するすべての View Transfer Server インスタンスは、共有ドライブにネットワーク アクセスできる必要があります。

2 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順にクリックします。

3 すべての View Transfer Server インスタンスをメンテナンス モードにします。

a [Transfer Servers] パネルで View Transfer Server インスタンスを選択します。

b [Enter Maintenance Mode(メンテナンス モードの開始)] をクリックし、 [OK] をクリックします。

View Transfer Server のステータスが [Maintenance mode(メンテナンス モード)] に変わります。

c インスタンスごとに手順 3a と手順 3b を繰り返します。

すべての View Transfer Server インスタンスがメンテナンス モードになると、現在の転送操作は停止されます。

4 [Transfer Servers(Transfer Server)] パネルで、Transfer Server リポジトリの横にある [None Configured(構成なし)] をクリックします。

5 Transfer Server リポジトリ ページの [General(一般)] パネルで、 [Edit(編集)] をクリックします。

6 Transfer Server リポジトリの場所と他の情報を入力します。

オプション 説明

Network Share(ネットワーク共有) n [Path(パス)]  構成した UNC パスを入力します。n [Username(ユーザー名)]  管理者のユーザー ID およびネットワーク共有に

アクセスするための認証情報を入力します。

n [Password(パスワード)]  管理者のパスワードを入力します。n [Domain(ドメイン)]  ネットワーク共有のドメイン名を NetBIOS 形式で入

力します。.com 接尾辞は使用しないでください。

ローカル ファイル システム ローカル View Transfer Server 仮想マシンで構成したパスを入力します。

7 [OK] をクリックします。

リポジトリのネットワーク パスまたはローカル ドライブが正しくない場合、 [Edit Transfer Server Repository(Transfer Server リポジトリの編集)] ダイアログにエラー メッセージが表示され、場所を構成できません。有効な場所を入力する必要があります。

8 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバー)] ページで、View Transfer Server インスタンスを選択し、 [Exit Maintenance Mode(メンテナンス モードの終了)] をクリックします。

View Transfer Server のステータスが [Ready(作動可能)] に変わります。

View Transfer Server のファイアウォール ルールView Transfer Server インスタンス用にファイアウォールの特定の受信 TCP ポートを開く必要があります。

View Transfer Server を Windows Server 2008 にインストールするときは、必要な Windows ファイアウォール ルールをインストール プログラムのオプションで自動的に構成できます。

第 6 章 View Transfer Server のインストール

VMware, Inc. 73

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View Transfer Server を Windows Server 2003 にインストールするときは、必要な Windows ファイアウォール ルールを手動で構成する必要があります。

表 6-1 に、ファイアウォールで View Transfer Server インスタンス用に開く必要がある受信 TCP ポートを示します。

表 6-1. View Transfer Server インスタンス用の TCP ポート

プロトコル ポート

HTTP 80

HTTPS 443

View Transfer Server のサイレント インストールコマンド ラインでインストーラのファイル名とインストール オプションを入力することにより、View Transfer Serverのサイレント インストールを実行できます。サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに View のコンポーネントを効率よく展開できます。

View Transfer Server のサイレント インストールを許可するグループ ポリシーを設定するView Transfer Server のサイレント インストールを行うには、昇格された権限でのインストールを許可するようにMicrosoft Windows のグループ ポリシーを構成する必要があります。

コンピュータと、ローカル コンピュータのユーザーに対し、Windows インストーラのグループ ポリシーを設定する必要があります。

開始する前に

View Transfer Server をインストールする Windows Server コンピュータに対してローカル管理者権限があることを確認します。

手順

1 Windows Server コンピュータにログインし、 [Start(スタート)] - [Run(ファイル名を指定して実行)] をクリックします。

2 gpedit.msc と入力して [OK] をクリックします。

3 グループ ポリシー オブジェクト エディタで、 [Local Computer Policy(ローカル コンピュータ ポリシー)] -[Computer Configuration(コンピュータの構成)] をクリックします。

4 [Administrative Templates(管理用テンプレート)] を展開し、 [Windows Installer(Windows インストーラ)]フォルダを開いて、 [Always install with elevated privileges(常にシステム特権でインストールする)] をダブルクリックします。

5 [Always Install with Elevated Privileges Properties(常にシステム特権でインストールのプロパティ)] ウィンドウで、 [Enabled(有効)] をクリックし、 [OK] をクリックします。

6 左側のペインで、 [User Configuration(ユーザーの構成)] をクリックします。

7 [Administrative Templates(管理用テンプレート)] を展開し、 [Windows Installer(Windows インストーラ)]フォルダを開いて、 [Always install with elevated privileges(常にシステム特権でインストールする)] をダブルクリックします。

8 [Always Install with Elevated Privileges Properties(常にシステム特権でインストールのプロパティ)] ウィンドウで、 [Enabled(有効)] をクリックし、 [OK] をクリックします。

次に進む前に

View Transfer Server をサイレントでインストールします。

VMware View インストール ガイド

74 VMware, Inc.

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View Transfer Server をサイレント インストールするMicrosoft Windows インストーラ(MSI)のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータにView Transfer Server をインストールできます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに応える必要はありません。

開始する前に

n View Transfer Server をインストールする Windows Server に対してローカル管理者権限があることを確認します。

n 「View Transfer Server の要件 (P. 11)」で説明されている View Transfer Server の要件をインストールが満たしていることを確認します。

n View Transfer Server をインストールし、ローカル デスクトップを使用するためのライセンスがあることを確認します。

n View Transfer Server をインストールする仮想マシンにバージョン 2.0 以降の MSI ランタイム エンジンがあることを確認します。詳細については、マイクロソフトの Web サイトを参照してください。

n MSI インストーラのコマンド ライン オプションを理解します。「Microsoft Windows インストーラのコマンド ラインオプション (P. 50)」を参照してください。

n View Transfer Server で使用できるサイレント インストールのプロパティについて理解します。「View TransferServer のサイレント インストールのプロパティ (P. 76)」を参照してください。

n サイレント インストールに必要な Windows インストーラのグループ ポリシーが Windows Server コンピュータで構成されていることを確認します。「View Transfer Server のサイレント インストールを許可するグループ ポリシーを設定する (P. 74)」を参照してください。

注意 View Transfer Server をホストする仮想マシンに、LSI Logic パラレルの SCSI コントローラが構成されていることを確認します。SAS または VMware 準仮想化コントローラが構成された仮想マシンには View Transfer Server をインストールできません。

Windows Server 2008 仮想マシンでは、LSI Logic SAS コントローラがデフォルトで選択されます。オペレーティングシステムをインストールする前に、この選択を BusLogic または LSI Logic コントローラに変更する必要があります。

手順

1 VMware View Connection Server のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から Windows Server コンピュータにダウンロードします。

インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-xxxxxx.exe または VMware-viewconnectionserver-x86_64-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe です。xxxxxx はビルド番号です。

2 Windows Server コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。

3 インストール コマンドを 1 行で入力します。

例:VMware-viewconnectionserver-4.5.<x>-<xxxxxx>.exe /s /v"/qnVDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=4"

VMware View Transfer Server、View Transfer Server Control サービス、および VMware View FrameworkComponent サービスがインストールされて、仮想マシンで開始されます。

次に進む前に

View Administrator で、View Transfer Server を View Manager の展開に追加します。

第 6 章 View Transfer Server のインストール

VMware, Inc. 75

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View Transfer Server のサイレント インストールのプロパティコマンド ラインから View Transfer Server をサイレント インストールするときに、特定のプロパティを含めることができます。Microsoft Windows インストーラ(MSI)がプロパティと値を解釈できるように、<プロパティ>=<値>の形式を使用する必要があります。

表 6-2. View Transfer Server をサイレント インストールするための MSI のプロパティ

MSI のプロパティ 説明 デフォルト値

INSTALLDIR View Connection Server ソフトウェアをインストールするパスとフォルダ。

例: INSTALLDIR=""D:¥abc¥my folder""パスを囲む対になった 2 個の二重引用符により、MSI インストーラはパスに含まれるスペースを無視します。

この MSI プロパティは省略可能です。

%ProgramFiles%¥VMware, Inc.¥VMware View¥Server

VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE

View Connection Server のインストールの種類n 1. 標準インストールn 2. レプリカ インストールn 3. セキュリティ サーバ インストールn 4. View Transfer Server インストール

View Transfer Server をインストールするには、VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=4 を指定します。この MSI プロパティは、標準インストールの場合は省略可能です。他の種類のインストールの場合は必須です。

1

SERVERDOMAIN View Transfer Server をインストールする仮想マシンのネットワーク ドメイン。この値は、対話型インストールの間に構成する Apache Web Server のネットワーク ドメインに対応しています。

例: SERVERDOMAIN=companydomain.com

MSI プロパティ SERVERDOMAIN を使用してカスタム Apache Web Server ドメインを指定する場合は、カスタム プロパティの SERVERNAME およびSERVERADMIN も指定する必要があります。この MSI プロパティは省略可能です。

なし

SERVERNAME View Transfer Server をインストールする仮想マシンのホスト名。この値は、対話型インストールの間に構成する Apache Web Server のホスト名に対応しています。

例: SERVERNAME=ts1.companydomain.com

MSI プロパティ SERVERNAME を使用してカスタム Apache Web Server ホスト名を指定する場合は、カスタム プロパティの SERVERDOMAIN およびSERVERADMIN も指定する必要があります。この MSI プロパティは省略可能です。

なし

SERVERADMIN View Transfer Server を構成する Apache Web Server の管理者の電子メールアドレス。

例: [email protected]

MSI プロパティ SERVERADMIN を使用してカスタム Apache Web Server 管理者を指定する場合は、カスタム プロパティの SERVERDOMAIN およびSERVERNAME も指定する必要があります。この MSI プロパティは省略可能です。

なし

FWCHOICE View Connection Server のインスタンスに対してファイアウォールを構成するかどうかを指定する MSI プロパティ。値 1 はファイアウォールを設定します。値 2 はファイアウォールを設定しません。

例: FWCHOICE=1この MSI プロパティは省略可能です。

1

VMware View インストール ガイド

76 VMware, Inc.

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証明書認証の構成 7View Connection Server インスタンス、セキュリティ サーバ、および View Transfer Server インスタンスに証明書認証を構成できます。

この章では次のトピックについて説明します。

n デフォルト証明書の置換 (P. 77)

n keytool と openssl をシステム パスに追加する (P. 78)

n 既存のMicrosoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートする (P. 78)

n 新しい SSL 証明書の作成 (P. 79)

n 新しい証明書を使用するように View Connection Server インスタンスまたはセキュリティ サーバを構成する (P. 82)

n 新しい証明書を使用するように View Transfer Server インスタンスを構成する (P. 83)

n クライアント接続用に SSL を構成する (P. 84)

n View Transfer Server の通信用に SSL を構成する (P. 84)

n グループ ポリシーを使用した View Client での証明書検査の構成 (P. 85)

デフォルト証明書の置換

View Connection Server をインストールすると、デフォルトのサーバ SSL 証明書が生成されます。デフォルト証明書はテスト用に使用できます。

重要 できる限り早くデフォルト証明書を置き換える必要があります。デフォルト証明書は、商用の証明機関(CA)によって署名されていません。認定されていない証明書を使用すると、信頼されていないパーティがサーバになりすまして

トラフィックを途中で取得できます。

クライアント システムからの直接接続を受ける View Connection Server インスタンスは、サーバ SSL 証明書を要求します。クライアントが接続するシステムとしてセキュリティ サーバを使用する場合、サーバ SSL 証明書は View ConnectionServer インスタンスとペアになっているセキュリティ サーバでのみ必要になります。スマート カード認証を使用するようにView Connection Server を構成する場合にも、サーバ SSL 証明書が必要です。

View Transfer Server インスタンスでは、常にサーバ SSL 証明書が必要です。ローカル モード操作およびデスクトッププロビジョニングに対して SSL 設定を有効にした場合、ローカル コンピュータと View Transfer Server インスタンスの間の通信およびデータ転送は暗号化されます。

VMware, Inc. 77

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デフォルトの証明書を独自の証明書に置き換えると、クライアントは、証明書に含まれる公開鍵を使用して、サーバに送

信するデータを暗号化します。証明書が CA によって署名されている場合、CA 自体の証明書は、通常、ブラウザに埋め込まれるか、またはクライアントがアクセスできる信頼されたデータベースに置かれます。クライアントは、証明書を受

け入れた後、応答としてサーバの公開鍵で暗号化された秘密鍵を送信します。この鍵を使用して、クライアントとサーバ

との間のトラフィックが暗号化されます。

View 用の証明書を作成および管理するには、keytool ユーティリティおよび openssl ユーティリティを使用します。

keytool と openssl をシステム パスに追加するkeytool および openssl は、鍵と証明書を管理するためのユーティリティです。これらのユーティリティへのパスをシステム環境の Path 変数に追加して、ホスト上の任意のディレクトリからユーティリティを実行できるようにする必要があります。

手順

1 View Connection Server またはセキュリティ サーバ ホストで、 [My Computer(マイ コンピュータ)] を右クリックし、 [Properties(プロパティ)] を選択します。

a [Advanced(詳細設定)] タブで [Environment Variables(環境変数)] をクリックします。

b [System variables(システム環境変数)] グループで、 [Path] を選択してから [Edit(編集)] をクリックします。

c [Variable Value(変数値)] テキスト ボックスに JRE ディレクトリへのパスを入力します。テキスト ボックスで複数のエントリを区切るにはセミコロン(;)を使用します。

例: <インストール ディレクトリ>¥VMware¥VMware View¥Server¥jre¥bin

2 View Transfer Server ホストで、 [My Computer(マイ コンピュータ)] を右クリックし、 [Properties(プロパティ)] を選択します。

a [Advanced(詳細設定)] タブで [Environment Variables(環境変数)] をクリックします。

b [System variables(システム環境変数)] グループで、 [Path] を選択してから [Edit(編集)] をクリックします。

c [Variable Value(変数値)] テキスト ボックスに JRE ディレクトリと Apache ディレクトリへのパスを入力します。テキスト ボックスで複数のエントリを区切るにはセミコロン(;)を使用します。

例: <インストール ディレクトリ>¥VMware¥VMware View¥Server¥httpd¥bin;<インストール ディレクトリ>¥VMware¥VMware View¥Server¥jre¥bin

3 Windows の [System Properties(システムのプロパティ)] ダイアログ ボックスが閉じるまで [OK] をクリックします。

既存のMicrosoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートする組織がすでに有効なサーバ SSL 証明書を所有している場合、View Connection Server で提供されるデフォルトのサーバ SSL証明書をその証明書に置き換えることができます。

既存の証明書を使用するには、証明書とそれに対応する秘密鍵の両方が必要です。証明書を使用する Web サイトをホストするIIS アプリケーション サーバから、証明書をエクスポートする必要があります。Windows にはこの作業を視覚的に操作できるツールが用意されています。

VMware View インストール ガイド

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手順

1 IIS アプリケーション サーバ ホストで、 [Start(スタート)] - [Programs(プログラム)] - [Administrative Tools(管理ツール)] - [Internet Information Services (IIS) Manager(インターネット インフォメーション サービス (IIS)マネージャ)] をクリックします。

インターネット インフォメーション サービス マネージャが表示されます。

2 サーバがホストしているサイトのリストを表示するには、ローカル コンピュータ エントリを展開して [Web Sites(Web サイト)] をクリックします。

3 エクスポートする証明書が含まれる Web サイト エントリを右クリックし、 [Properties(プロパティ)] を選択します。

4 [Directory Security(ディレクトリ セキュリティ)] タブで [Server Certificate(サーバ証明書)] をクリックします。

5 Web サーバ証明書ウィザードが表示されたら、 [Next(次へ)] をクリックします。

6 [Export the current certificate to a .pfx file(.pfx ファイルに現在の証明書をエクスポートする)] を選択し、 [Next(次へ)] をクリックします。

7 証明書ファイルのファイル名を指定して、 [Next(次へ)] をクリックします。

8 エクスポートする情報の暗号化に使用するパスワードを入力し、確認して、 [Next(次へ)] をクリックします。

エクスポートする証明書の概要情報が表示されます。

9 概要情報を確認して、 [Next(次へ)] - [Finish(完了)] をクリックします。

次に進む前に

証明書を使用するように、View Connection Server インスタンス、セキュリティ サーバ、または View Transfer Serverインスタンスを構成します。「新しい証明書を使用するように View Connection Server インスタンスまたはセキュリティサーバを構成する (P. 82)」または「新しい証明書を使用するように View Transfer Server インスタンスを構成する (P. 83)」を参照してください。

新しい SSL 証明書の作成新しい証明書を作成し、View Connection Server で提供されるデフォルトのサーバ SSL 証明書を置き換えることができます。新しい証明書を作成するときは、自己署名を使用するか、CA による署名を使用するかを決める必要があります。

自己署名証明書は信頼された CA に正式には登録されていないため、認証される保証はありません。自己署名証明書は、サーバとクライアントとの間で送受信されるデータの暗号化には適していますが、ソフトウェア アプリケーションの場所やそれを管理する企業が信頼できるかどうかの情報は持っていません。

CA は、証明書とその作成者の身元を保証する信頼された第三者機関です。証明書が信頼された CA によって署名されている場合は、証明書の検証を求めるメッセージは表示されず、追加の構成をしなくてもシン クライアント デバイスから接続できます。クライアントが受信したデータの発信元と整合性の判断が必要な場合は、CA によって署名された証明書を入手します。

1 キーストアと証明書を生成する (P. 80)

自己署名証明書を使用する場合または CA から署名付き証明書を取得する場合のどちらの場合でも、keytool を使用してキーストア ファイルと自己署名証明書を生成する必要があります。

2 CA から署名付き証明書を取得する (P. 81)

CA から署名付き証明書を取得するには、CSR を作成する必要があります。Thawte、VeriSign、または GlobalSignからは、テストのために、信頼されていないルートによる一時的な証明書を無償で入手できます。

第 7 章 証明書認証の構成

VMware, Inc. 79

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3 PKCS#12 証明書を PKCS#7 形式に変換する (P. 81)

証明書を PKCS#12 形式で取得した場合は、PKCS#7 形式に変換してから keystore ファイルにインポートする必要があります。

4 署名付き証明書をキーストア ファイルにインポートする (P. 82)

署名付き証明書を CA から取得した場合、または既存の Microsoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートした場合は、keytool を使用して証明書をキーストア ファイルにインポートする必要があります。

キーストアと証明書を生成する

自己署名証明書を使用する場合または CA から署名付き証明書を取得する場合のどちらの場合でも、keytool を使用してキーストア ファイルと自己署名証明書を生成する必要があります。

最初にキーストア ファイルを作成するとき、キーストア ファイル内の最初の証明書は自己署名証明書です。後で、CA から署名付き証明書を取得したときに、CA からの応答をキーストア ファイルにインポートして、自己署名証明書を置き換えます。

開始する前に

keytool をホストのシステム パスに追加します。「keytool と openssl をシステム パスに追加する (P. 78)」を参照してください。

手順

1 コマンド プロンプトを開き、keytool を使用してキーストア ファイルを生成します。

例:

keytool -genkey -keyalg "RSA" -keystore keys.p12 -storetype pkcs12 -validity 360

2 keytool ユーティリティからユーザーの姓名の入力を求められたら、クライアント コンピュータがホストへの接続に使用する完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力します。

オプション アクション

View Connection Server インスタンス View Connection Server インスタンスが 1 つの場合は、View Connection Serverホストの FQDN を入力します。ロード バランシングを使用している場合は、ロードバランサ ホストの FQDN を入力します。

セキュリティ サーバ セキュリティ サーバ ホストの FQDN を入力します。

View Transfer Server インスタンス View Transfer Server ホストの FQDN を入力します。

重要 ユーザー自身の名前を入力すると、証明書は無効になります。

3 keytool でキーストア ファイルを作成した後、ファイルをバックアップします。

バックアップ ファイルは、ホストの構成の再構築が必要になった場合に役に立ちます。

次に進む前に

キーストア ファイルに含まれる自己署名証明書を使用するには、その証明書を使用するように View Connection Serverインスタンス、セキュリティ サーバ、または View Transfer Server インスタンスを構成します。「新しい証明書を使用するように View Connection Server インスタンスまたはセキュリティ サーバを構成する (P. 82)」または「新しい証明書を使用するように View Transfer Server インスタンスを構成する (P. 83)」を参照してください。

自己署名証明書を置き換えるには、CA から署名付き証明書を取得します。「CA から署名付き証明書を取得する (P. 81)」を参照してください。

VMware View インストール ガイド

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CA から署名付き証明書を取得するCA から署名付き証明書を取得するには、CSR を作成する必要があります。Thawte、VeriSign、または GlobalSign からは、テストのために、信頼されていないルートによる一時的な証明書を無償で入手できます。

この手順では、サーバ証明書とルート証明書の間のチェーンにはリンクが 1 つしかないものとします。一時証明書を使用する場合は、1 つ以上の中間証明書が存在する可能性があり、その場合は別の手順に従う必要があります。詳細については、一時証明書を生成した CA から提供される説明を参照してください。

開始する前に

キーストア ファイルと自己署名証明書を作成します。

手順

1 コマンド プロンプトを開き、keytool を使用して CSR を作成します。

例:

keytool -certreq -keyalg "RSA" -file certificate.csr -keystore keys.p12 -storetypepkcs12 -storepass secret

keytool は、現在のディレクトリに CSR ファイルを作成します。

2 CA の登録プロセスに従って CSR を CA に送信し、PKCS#7 形式の証明書を要求します。

一部の CA は、PKCS#12 形式でのみ証明書を提供します。この種の証明書をダウンロードした場合は、証明書をPKCS#7 形式に変換する必要があります。

CA は、要求元の会社について確認した後、要求に署名し、自身の秘密鍵で暗号化して、有効な証明書を要求者に送信します。

次に進む前に

PKCS#7 形式で証明書をダウンロードした場合は、それをキーストア ファイルにインポートします。「署名付き証明書をキーストア ファイルにインポートする (P. 82)」を参照してください。

PKCS#12 形式で証明書をダウンロードした場合は、PKCS#7 形式に変換します。

PKCS#12 証明書を PKCS#7 形式に変換する証明書を PKCS#12 形式で取得した場合は、PKCS#7 形式に変換してから keystore ファイルにインポートする必要があります。

手順

1 証明書(.cer)ファイルを右クリックし、 [Open With(プログラムから開く)] - [Crypto Shell Extensions(暗号化シェル拡張)] を選択します。

2 [Details(詳細)] タブで [Copy to File(ファイルへコピー)] をクリックします。

[Certificate Export(証明書のエクスポート)] ウィザードが表示されます。

3 PKCS#7 形式を指定し、証明書パス内のすべての証明書を含めて、 [Next(次へ)] をクリックします。

4 ファイル名を指定して、 [Next(次へ)] をクリックします。

5 [Finish(完了)] をクリックし、PKCS#7 形式でファイルをエクスポートします。

注意 PKCS#7 形式に変換された証明書ファイルは拡張子が .p7b になります。

次に進む前に

PKCS#7 形式の証明書を keystore ファイルにインポートします。

第 7 章 証明書認証の構成

VMware, Inc. 81

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署名付き証明書をキーストア ファイルにインポートする署名付き証明書を CA から取得した場合、または既存の Microsoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートした場合は、keytool を使用して証明書をキーストア ファイルにインポートする必要があります。

開始する前に

証明書が PKCS#12 形式の場合は、PKCS#7 形式に変換します。

手順

1 証明書を含むテキスト ファイルを、キーストア ファイルが格納されているディレクトリにコピーし、certificate.p7 として保存します。

例:

-----BEGIN PKCS7-----MIIF+AYJKoZIhvcNAQcCoIIF6TCCBeUCAQExADALBgkLDCCApWgAwIBAgIQTpY7DsV1n1HeMGgMjMR2PzANBgki7coVx71/lCBOlFmx66NyKlZK5mObgvd2dlnsAP+nnSEhCsdpikSpbtdo18jUubV6z1kQ71CrRQtbi/WtdqxQE-----END PKCS7-----

2 コマンド プロンプトを開き、keytool を使用して証明書をキーストア ファイルにインポートします。

例:

keytool -import -keystore keys.p12 -storetype pkcs12 -storepass secret -keyalg "RSA"-trustcacerts -file certificate.p7

3 一時証明書を指定した場合、「.... is not trusted. Install reply anyway?」というメッセージが表示されたら、「yes」と入力します。

keytool は、一時証明書が本稼働用ではないためにこのメッセージを生成します。

次に進む前に

証明書を使用するように、View Connection Server インスタンス、セキュリティ サーバ、または View Transfer Serverインスタンスを構成します。「新しい証明書を使用するように View Connection Server インスタンスまたはセキュリティサーバを構成する (P. 82)」または「新しい証明書を使用するように View Transfer Server インスタンスを構成する (P. 83)」を参照してください。

新しい証明書を使用するように View Connection Server インスタンスまたはセキュリティ サーバを構成する

新しいサーバ SSL 証明書を使用するように View Connection Server インスタンスまたはセキュリティ サーバを構成するには、View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバ ホストで locked.properties ファイルのプロパティを設定する必要があります。

開始する前に

自己署名証明書を作成するか、既存の Microsoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートするか、または CA から署名付き証明書を取得します。

VMware View インストール ガイド

82 VMware, Inc.

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手順

1 証明書を含む keystore ファイルを、View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバ ホストの SSLゲートウェイ構成ディレクトリにコピーします。

例: <インストール ディレクトリ>¥VMware¥VMware View¥Server¥sslgateway¥conf¥keys.p12

2 View Connection Server ホストまたはセキュリティ サーバ ホストの SSL ゲートウェイ構成ディレクトリのlocked.properties ファイルに、keyfile および keypass プロパティを追加します。

locked.properties ファイルがまだない場合は、作成する必要があります。

a keyfile プロパティに、keystore ファイルの名前を設定します。

既存の Microsoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートした場合は、keyfile に PFX ファイルの名前を設定します。

b keypass プロパティに、keystore ファイルのパスワードを設定します。

既存の Microsoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートした場合は、keypass に証明書をエクスポートしたときに使用したパスワードを設定します。

例:

keyfile=keys.p12keypass=MY_PASS

3 View Connection Server サービスまたはセキュリティ サーバ サービスを再起動して変更を有効にします。

新しい証明書を使用するように View Transfer Server インスタンスを構成する新しいサーバ SSL 証明書を使用するように View Transfer Server インスタンスを構成するには、証明書ファイルと秘密鍵ファイルを View Transfer Server ホストにコピーする必要があります。

開始する前に

n openssl をホストの Path システム変数に追加します。「keytool と openssl をシステム パスに追加する (P. 78)」を参照してください。

n 自己署名証明書を作成するか、既存の Microsoft IIS SSL サーバ証明書をエクスポートするか、または CA から署名付き証明書を取得します。

手順

1 コマンド プロンプトを開き、openssl を使用して、秘密鍵ファイルを PFX ファイルまたは P12 ファイルからエクスポートします。

例: openssl pkcs12 -in filename.pfx -nocerts -out key.pem

2 証明書ファイルを PFX または P12 ファイルからエクスポートします。

例: openssl pkcs12 -in filename.pfx -clcerts -nokeys -out server.crt

3 秘密鍵からパス フレーズを削除します。

これにより、Apache を再起動するたびにパス フレーズの入力を求められることがなくなります。

例: openssl rsa -in key.pem -out server.key

4 View Transfer Server サービスを停止します。

5 証明書ファイルと秘密鍵ファイルを、View Transfer Server ホストの <インストール ディレクトリ>¥VMware¥VMwareView¥Server¥httpd¥conf ディレクトリにコピーします。

6 証明書ファイルの名前を server.crt に変更します。

7 秘密鍵ファイルの名前を server.key に変更します。

第 7 章 証明書認証の構成

VMware, Inc. 83

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8 View Transfer Server サービスを再起動して変更を有効にします。

9 Web ブラウザを使用して https://<transfer_server_host_address> に移動し、証明書が正しく構成されていることを確認します。

クライアント接続用に SSL を構成するView Connection Server と通信するときにクライアント接続が SSL を使用するかどうかを構成するには、ViewAdministrator でグローバル設定を構成します。設定は、View デスクトップ クライアントおよび View Administratorを実行するクライアントに適用されます。

グローバル設定は、スタンドアロンの View Connection Server インスタンス、または複製されたインスタンスのグループによって管理されるすべてのクライアント セッションに影響します。グローバル設定は、単一の View Connection Serverインスタンスで固有ではありません。

View Connection Server がスマート カード認証用に構成されている場合は、クライアント接続の SSL を有効にする必要があります。

クライアント接続の SSL はデフォルトで有効になっています。

注意 クライアント接続の SSL を無効にすると、ユーザーは View Connection Server ホストに接続する前に View Client で[Use secure connection (SSL)(安全な接続(SSL)を使用)] チェック ボックスをオフにする必要があり、管理者はHTTP URL を入力して View Administrator を実行する必要があります。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Global Settings(グローバル設定)] を選択し、 [Edit(編集)] をクリックします。

2 クライアント接続の SSL を構成するには、 [Require SSL for client connections and View Administrator(クライアント接続と View Administrator で SSL を必要とする)] を選択または選択解除します。

3 [OK] をクリックして変更を保存します。

4 View Connection Server サービスを再起動して変更を有効にします。

複製された View Connection Server インスタンスのグループでは、グループ内の任意のインスタンスで ViewConnection Server サービスを再起動してかまいません。

View Transfer Server の通信用に SSL を構成するローカル デスクトップをホストするクライアント コンピュータと View Transfer Server の間の通信およびデータ転送に SSLを使用するかどうかを構成するには、View Administrator で View Connection Server を設定します。

View Transfer Server の通信およびデータ転送のための SSL 設定は、単一の View Connection Server インスタンスで固有です。インターネットから接続するユーザーにサービスを提供するインスタンス上で SSL を有効にする一方で、内部ユーザー専用のインスタンスでは SSL を無効にすることもできます。

View Transfer Server の通信とデータ転送については、SSL はデフォルトで無効になっています。

注意 これらの SSL 設定はローカル データには影響ありません。ローカル データは常に暗号化されます。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Servers(サーバ)] の順に選択します。

2 View Connection Server インスタンスを選択し、 [Edit(編集)] をクリックします。

VMware View インストール ガイド

84 VMware, Inc.

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3 ローカル デスクトップをホストするクライアント コンピュータと View Transfer Server の間の通信およびデータ転送のSSL を構成するには、 [Use SSL for Local Mode operations(ローカル モード操作に SSL を使用する)] を選択または選択解除します。

これらの操作には、デスクトップのチェックインとチェックアウト、およびクライアント コンピュータからデータセンターへのデータの複製が含まれます。

4 Transfer Server リポジトリからローカル デスクトップをホストするクライアント コンピュータへの View Composerの基本イメージ ファイルの転送に SSL を構成するには、 [Use SSL when provisioning desktops in Local Mode(ローカル モードでデスクトップを準備するときに SSL を使用する)] を選択または選択解除します。

5 [OK] をクリックして変更を保存します。

変更は直ちに有効になります。View Transfer Server サービスを再起動する必要はありません。

グループ ポリシーを使用した View Client での証明書検査の構成View Client の構成 ADM テンプレート ファイル(vdm_client.adm)でセキュリティ関連のグループ ポリシー設定を使用して、View Client でのサーバ SSL 証明書の検査を構成できます。

View コンポーネント用の ADM テンプレート ファイルは、View Connection Server ホストの <インストール ディレクトリ>¥VMware¥VMware View¥Server¥Extras¥GroupPolicyFiles ディレクトリにインストールされます。

View Manager グループ ポリシー設定の使用方法については、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

第 7 章 証明書認証の構成

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イベント データベースの作成 8View Manager のイベントに関する情報を記録するため、イベント データベースを作成します。イベント データベースを構成しない場合は、イベントに関する情報を得るためにログ ファイルを見る必要があり、ログ ファイルに格納される情報は非常に限られています。

この章では次のトピックについて説明します。

n View イベント用のデータベースとデータベース ユーザーを追加する (P. 87)

n SQL Server データベースをイベント レポート用に準備する (P. 88)

n イベント データベースを構成する (P. 88)

View イベント用のデータベースとデータベース ユーザーを追加するイベント データベースを作成するには、データベースを既存のデータベース サーバに追加します。その後は、エンタープライズ レポート ソフトウェアを使用して、データベースのイベントを分析できます。

イベント データベース用のデータベース サーバは、View Connection Server ホスト自体または専用サーバのどちらに存在してもかまいません。または、View Composer データベースをホストするサーバなど、適当な既存のデータベースサーバを使用することもできます。

注意 このデータベース用に ODBC データ ソースを作成する必要はありません。

開始する前に

n View Connection Server インスタンスがアクセスできるシステム上に、サポートされている Microsoft SQL Serverまたは Oracle データベース サーバがあることを確認します。サポートされるデータベースのバージョンのリストについては、「View Composer のデータベース要件 (P. 10)」を参照してください。

n データベース サーバにデータベースとユーザーを作成するために必要なデータベース権限があることを確認します。

n Microsoft SQL Server データベース サーバにデータベースを作成する手順がわからない場合は、「View Composerデータベースを SQL Server に追加する (P. 30)」の手順を参照してください。

n Oracle データベース サーバにデータベースを作成する手順がわからない場合は、「View Composer データベースをOracle 11g または 10g に追加する (P. 32)」の手順を参照してください。

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手順

1 新しいデータベースをサーバに追加し、ViewEvents のようなわかりやすい名前を設定します。

2 このデータベース用に、テーブル、ビュー、および Oracle の場合はトリガとシーケンスを作成するための権限、およびオブジェクトを読み書きするための権限を持つユーザーを追加します。

Microsoft SQL Server データベースの場合は統合 Windows 認証セキュリティ モデルの認証方法を使用しないでください。必ず SQL Server 認証の認証方法を使用してください。

データベースが作成されますが、View Administrator でデータベースを構成するまではスキーマはインストールされません。

次に進む前に

「イベント データベースを構成する (P. 88)」の説明に従います。

SQL Server データベースをイベント レポート用に準備するView Administrator を使用して Microsoft SQL Server にイベント データベースを構成する前に、正しい TCP/IP プロパティを構成し、サーバが SQL Server 認証を使用していることを確認する必要があります。

開始する前に

n イベント レポート用に SQL Server データベースを作成します。「View イベント用のデータベースとデータベースユーザーを追加する (P. 87)」を参照してください。

n データベースを構成するために必要なデータベース権限があることを確認します。

n データベース サーバが SQL Server 認証の認証方法を使用していることを確認します。Windows 認証は使用しないでください。

手順

1 SQL Server 構成マネージャを開き、 [SQL Server <YYYY> Network Configuration(SQL Server <YYYY> ネットワークの構成)] を展開します。

2 [Protocols for <server_name>(<server_name> のプロトコル)] を選択します。

3 プロトコルのリストで [TCP/IP(TCP/IP)] を右クリックし、 [Properties(プロパティ)] を選択します。

4 [Enabled(有効)] プロパティを [Yes(はい)] に設定します。

5 ポートが割り当てられていることを確認し、必要であれば割り当てます。

静的および動的なポートおよびポートを割り当てる方法については、SQL Server 構成マネージャのオンライン ヘルプを参照してください。

6 このポートがファイアウォールによってブロックされないことを確認します。

次に進む前に

View Administrator を使用して、データベースを View Connection Server に接続します。「イベント データベースを構成する (P. 88)」の説明に従います。

イベント データベースを構成するイベント データベースには、View のイベントに関する情報が、ログ ファイルではなくデータベースのレコードとして格納されます。

View Connection Server インスタンスをインストールした後で、イベント データベースを構成します。View ConnectionServer グループ内で構成する必要があるホストは 1 つだけです。グループの他のホストは自動的に構成されます。

Microsoft SQL Server または Oracle のデータベース レポート ツールを使用して、データベース テーブルのイベントを検証できます。詳細については、『VMware View 統合ガイド』(英語版)を参照してください。

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88 VMware, Inc.

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開始する前に

イベント データベースを構成するには、次の情報が必要です。

n データベース サーバの DNS 名または IP アドレス。

n データベース サーバの種類。Microsoft SQL Server または Oracle。

n データベース サーバへのアクセスに使用するポート番号。デフォルトは、Oracle の場合は 1521、SQL Server の場合は1433 です。SQL Server では、データベース サーバが名前付きインスタンスの場合、または SQL Server Expressを使用している場合は、ポート番号の特定が必要になる場合があります。SQL Server の名前付きインスタンスへの接続については、Microsoft のサポート技術情報(KB)の記事 http://support.microsoft.com/kb/265808 を参照してください。

n データベース サーバに作成したイベント データベースの名前。「View イベント用のデータベースとデータベースユーザーを追加する (P. 87)」を参照してください。

n このデータベース用に作成したユーザーのユーザー名とパスワード。「View イベント用のデータベースとデータベースユーザーを追加する (P. 87)」を参照してください。

このユーザーに対しては SQL Server 認証を使用します。統合 Windows 認証セキュリティ モデルの認証方法は使用しないでください。

n イベント データベースのテーブルのプレフィックス(VE_ など)。プレフィックスを使用することで、View の複数のインストール間でデータベースを共有できます。

注意 使用しているデータベース ソフトウェアで有効な文字を入力する必要があります。ダイアログ ボックスを終了するときにプレフィックスの構文はチェックされません。使用しているデータベース ソフトウェアで有効でない文字を入力した場合、View Connection Server がデータベース サーバへの接続を試行したときにエラーが発生します。ログ ファイルにはすべてのエラーが記録され、このエラーや、データベース名が無効な場合にデータベースサーバから返されるその他すべてのエラーも含まれます。

手順

1 View Administrator で、 [View Configuration(View の構成)] - [Event Configuration(イベントの構成)]の順に選択します。

2 [Event Database(イベント データベース)] セクションで、 [Edit(編集)] をクリックし、提示されるフィールドに情報を入力して、 [OK] をクリックします。

3 (オプション) [Event Settings(イベントの設定)] ウィンドウで、 [Edit(編集)] をクリックし、イベントを表示する時間の長さ、およびイベントを新規として分類する日数を変更し、 [OK] をクリックします。

これらの設定は、イベントが View Administrator インターフェイスに表示される期間に関係します。この期間を過ぎると、イベントは履歴データベース テーブルでのみ参照できます。

[Database Configuration(データベースの構成)] ウィンドウに、イベント データベースの現在の構成が表示されます。

4 [Monitoring(監視)] - [Events(イベント)] を選択し、イベント データベースに正常に接続できることを確認します。

接続できない場合は、エラー メッセージが表示されます。SQL Express を使用している場合、または SQL Serverの名前付きインスタンスを使用している場合は、前提条件にあるように、正しいポート番号の特定が必要な場合があ

ります。

[Dashboard(ダッシュボード)] の [System Component Status(システム コンポーネント ステータス)] では、イベント データベース サーバは [Reporting Database(レポート データベース)] という見出しの下に表示されます。

第 8 章 イベント データベースの作成

VMware, Inc. 89

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View Client のインストールと起動 9View Client のインストーラは、VMware の Web サイトまたは View Portal から入手できます。View Portal は、ViewConnection Server によって提供される Web アクセス ページです。View Client をインストールした後、エンド ユーザー用にさまざまな起動オプションを設定できます。

この章では次のトピックについて説明します。

n Windows ベースの View Client または View Client with Local Mode をインストールする (P. 91)

n Windows ベースの View Client または View Client with Local Mode を起動する (P. 93)

n View Portal を使用して View Client をインストールする (P. 94)

n View Client を Mac OS X にインストールする (P. 96)

n Mac OS X の View Client を起動する (P. 96)

n 仮想印刷機能の印刷設定を指定する (P. 98)

n USB プリンタの使用 (P. 99)

n View Client のサイレント インストール (P. 99)

Windows ベースの View Client または View Client with Local Mode をインストールする

エンド ユーザーは、View Client を開いて物理マシンから仮想デスクトップに接続します。Windows ベースのインストーラファイルを実行して、View Client のすべてのコンポーネントをインストールできます。

View 管理者がオプションを有効にしている場合、エンド ユーザーは、View Client で仮想デスクトップにアクセスするだけでなく、View Client を使用して一部の表示オプションを構成できます。たとえば、エンド ユーザーは必要に応じて表示プロトコルやウィンドウ サイズを選択したり、現在のログイン認証情報を View の認証に使用したりできます。

View Client with Local Mode を使用すると、エンド ユーザーは仮想デスクトップのコピーをローカル コンピュータにダウンロードできます。その後、エンド ユーザーはネットワークに接続できない場合でも仮想デスクトップを使用できます。レイテンシーは最小になり、パフォーマンスは向上します。

View Client with Local Mode 機能は、以前のリリースでは View Client with Offline Desktop と呼ばれる実験的な機能でしたが、現在は完全にサポートされています。

開始する前に

n クライアント システムに管理者としてログインできることを確認します。

n クライアント システムがサポートされているオペレーティング システムを使用していることを確認します。「ViewClient および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム (P. 16)」を参照してください。

n View Agent がインストールされていないことを確認します。

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n View Client with Local Mode をインストールする場合は、ライセンスに View Client with Local Mode が含まれていることを確認します。

n View Client with Local Mode をインストールする場合は、次のいずれの製品もインストールされていないことを確認します。VMware View Client、VMware Player、VMware Workstation、VMware ACE、VMware Server。

n クライアント デバイスを使用するユーザーが仮想デスクトップからローカルに接続された USB デバイスにアクセスできるようにするかどうかを決定します。許可しない場合は、ウィザードで示される [USB Redirection(USB リダイレクト)] コンポーネントの選択を解除する必要があります。

n [USB Redirection(USB リダイレクト)] コンポーネントをインストールする場合は、クライアント コンピュータでWindows の自動更新機能が無効になっていないことを確認します。

n シングル サインオン機能を使用するかどうかを決定します。この機能を有効にすると、エンド ユーザーは現在ログインしているユーザーとして View Client および仮想デスクトップにログインできます。ユーザーがクライアントシステムにログインするときに入力した認証情報が、View Connection Server インスタンスに、そして最終的には仮想デスクトップに渡されます。一部のクライアント OS はこの機能をサポートしていません。

n 仮想マシンをホストしている View Connection Server インスタンスの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)をエンド ユーザーが入力する必要がないようにする場合は、インストールの間に指定できるように IP アドレスまたは FQDN を決定します。

手順

1 管理者権限を持つユーザーとしてクライアント システムにログインします。

2 クライアント システムで、VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から View Client のインストーラ ファイルをダウンロードします。

適切なインストーラ ファイルを選択します。<xxxxxx> はビルド番号です。

オプション アクション

View Client を 64 ビット OS に View Client の場合は、VMware-viewclient-x86_64-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

View Client with Local Mode の場合は VMware-viewclientwithlocalmode-x86_64-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

View Client を 32 ビット OS に View Client の場合は VMware-viewclient-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

View Client with Local Mode の場合は VMware-viewclientwithlocalmode-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

3 View Client のインストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルをダブルクリックします。

4 プロンプトに従って、必要なコンポーネントをインストールします。

VMware View Client サービスが Windows クライアント コンピュータにインストールされます。View Client のサービス名は wsnm.exe です。USB コンポーネントのサービス名は wsnm_usbctrl.exe です。

次に進む前に

View Client を起動し、正しい仮想デスクトップにログインできることを確認します。「Windows ベースの View Clientまたは View Client with Local Mode を起動する (P. 93)」または「View Portal を使用して View Client をインストールする (P. 94)」を参照してください。

VMware View インストール ガイド

92 VMware, Inc.

Page 93: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

Windows ベースの View Client または View Client with Local Mode を起動するエンド ユーザーが仮想デスクトップにアクセスする前に、クライアント デバイスから仮想デスクトップにログインできることをテストします。 [Start(スタート)] メニューから、またはクライアント システムのデスクトップ ショートカットから、View Client を起動できます。

ネットワーク接続が利用できる環境では、ユーザー セッションは View Connection Server によって認証されます。

開始する前に

n View Client または View Client with Local Mode がクライアント デバイスにインストールされていることを確認します。

n View Client with Local Mode を使用する場合は、ライセンスに View Client with Local Mode が含まれていることを確認し、View デスクトップがローカル モードの要件を満たすことを確認します。『VMware View 管理者ガイド』で、ローカル デスクトップ展開のセットアップの概要トピックを参照してください。

n 仮想デスクトップ プールが作成されていること、および使用する予定のユーザー アカウントにこのデスクトップにアクセスする資格が付与されていることを確認します。『VMware View 管理者ガイド』で、デスクトップ プールの作成に関するトピックを参照してください。

n 仮想デスクトップへのアクセスを提供する View Connection Server インスタンスの完全修飾ドメイン名(FQDN)または IP アドレスがわかっていることを確認します。

手順

1 インストール後に View Client が自動的に起動しない場合は、デスクトップ ショートカットをダブルクリックするか、または [Start(スタート)] - [Programs(プログラム)] - [VMware] - [VMware View Client] をクリックします。

2 [Connection Server] ドロップダウン メニューで、View Connection Server のホスト名または IP アドレスを入力します。

3 ダイアログ ボックスの他のオプション設定が構成したとおりに表示されることを確認します。

オプション 説明

Log in as current user(現在のユーザーとしてログイン)

このチェック ボックスは、View Administrator でのグローバル設定に従って表示または非表示になります。ローカル モードで使用するために View デスクトップをチェックアウトする場合は、このチェック ボックスを選択しないでください。

Use secure connection (SSL)(安全な接続(SSL)を使用する)

このチェック ボックスを選択する場合は、View Administrator で [Use SSL forclient connections(クライアント接続に SSL を使用する)] というグローバル設定も選択する必要があります。

Port(ポート) 安全な接続を使用する場合、デフォルトのポートは 443 です。

Autoconnect(自動接続) このチェック ボックスを選択した場合、次に View Client を起動すると [ConnectionServer] フィールドが無効になり、 [Autoconnect(自動接続)] チェック ボックスを選択したときに指定したサーバに接続されます。このチェック ボックスの選択を解除するには、次に表示されるダイアログ ボックスをキャンセルし、 [Options(オプション)] をクリックしてこの設定を表示し、変更します。

4 [Connect(接続)] をクリックします。

5 少なくとも 1 つのデスクトップ プールを使用する資格を付与されたユーザーの認証情報を入力し、ドメインを選択して[Login(ログイン)] をクリックします。

ユーザー名を user@domain という形式で入力すると、@ 記号があるために名前がユーザー プリンシパル名(UPN)として扱われ、ドメイン ドロップダウン メニューは無効になります。

デスクトップ プールの作成およびユーザーに対するプールの資格付与については、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

6 (オプション) [Display(ディスプレイ)] ドロップダウン メニューで、View デスクトップを表示するためのウィンドウサイズを選択します。

第 9 章 View Client のインストールと起動

VMware, Inc. 93

Page 94: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

7 (オプション) 表示プロトコルを選択するには、リスト内でデスクトップの隣の下矢印をクリックし、 [Display Protocol(プロトコルの表示)] をクリックし、プロトコルを選択します。

この選択は、View 管理者が選択を有効にしている場合にのみ可能です。

8 デスクトップ プールのリストからデスクトップを選択して [Connect(接続)] をクリックします。

View Client から指定したプールのデスクトップへの接続が開始されます。

接続した後、クライアント ウィンドウが表示されます。

View Connection Server への認証が失敗する場合、または View Client がデスクトップに接続できない場合は、次の手順を実行します。

n 安全な(SSL)接続を使用するための View Client の設定が View Administrator でのグローバル設定と一致していることを確認します。たとえば、クライアントで安全な接続のチェック ボックスが選択解除されている場合は、ViewAdministrator でもチェック ボックスの選択が解除されている必要があります。

n View Connection Server 用のセキュリティ証明書が正常に動作していることを確認します。正常に動作していない場合は、View Administrator で、デスクトップの View Agent が到達不能になり、Transfer Server のステータスが準備未完了として表示される場合があります。これらは、証明書の問題によって発生する二次的な接続の問題の現

象です。

n View Connection Server インスタンスで設定されているタグがこのユーザーからの接続を許可していることを確認します。『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

n ユーザーがこのデスクトップにアクセスする資格を付与されていることを確認します。『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

n クライアント コンピュータでリモート デスクトップ接続が許可されていることを確認します。

次に進む前に

n 起動オプションを構成します。

エンド ユーザーが View Connection Server のホスト名または IP アドレスを指定する必要がないようにする場合、または他の起動オプションを構成する場合は、View Client のコマンド ライン オプションを使用してデスクトップショートカットを作成します。『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

n ローカル モードで使用できるデスクトップをチェックアウトします。

エンド ユーザーが特定のデスクトップをチェックアウトできるかどうかを確認するには、View Client with LocalMode のリストでそのデスクトップの隣の下矢印をクリックします。デスクトップをローカル モードで使用できる場合は、 [Check out(チェックアウト)] オプションがショートカット メニューに表示されます。デスクトップにアクセスする資格がグループにある場合でも、そのデスクトップをチェックアウトするユーザーのみがデスクトップ

にアクセスできます。

View Portal を使用して View Client をインストールするView Client または View Client with Local Mode アプリケーションをインストールするときは、ブラウザを開いて ViewPortal Web ページを参照するのが便利な方法です。View Portal を使用して、Windows および Mac クライアント コンピュータ用の View Client フル インストーラをダウンロードできます。

View 4.5 の場合、View Portal は with Local Mode、あるいは Local Mode なしの Windows 用の完全な View Client、および View Client for Mac をインストールします。

注意 View Portal は Linux をサポートしていません。Linux のネイティブ クライアントは、認定された VMware パートナーからのみ利用できます。

開始する前に

n View Connection Server インスタンスの URL がわかっていることを確認します。

n クライアント システムに管理者としてログインできることを確認します。

VMware View インストール ガイド

94 VMware, Inc.

Page 95: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

n 仮想デスクトップが作成されていること、および使用する予定のユーザー アカウントにこのデスクトップにアクセスするための権限があることを確認します。

n クライアント システムがサポートされているオペレーティング システムを使用していることを確認します。「ViewClient および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム (P. 16)」を参照してください。

n View Agent がインストールされていないことを確認します。

n View Client with Local Mode をインストールする場合は、ライセンスに View Client with Local Mode が含まれていることを確認します。

n View Client with Local Mode をインストールする場合は、次のいずれの製品もインストールされていないことを確認します。VMware View Client、VMware Player、VMware Workstation、VMware ACE、VMware Server。

n クライアント デバイスを使用するユーザーが仮想デスクトップからローカルに接続された USB デバイスにアクセスできるようにするかどうかを決定します。許可しない場合は、ウィザードで示される [USB Redirection(USB リダイレクト)] コンポーネントの選択を解除する必要があります。

n [USB Redirection(USB リダイレクト)] コンポーネントをインストールする場合は、クライアント コンピュータでWindows の自動更新機能が無効になっていないことを確認します。

手順

1 管理者権限を持つユーザーとしてクライアント システムにログインします。

2 ブラウザを開き、仮想デスクトップへのアクセスを提供する View Connection Server インスタンスの URL を入力します。

Internet Explorer はアップグレードが使用できるかどうかを判別できますが、Firefox および Safari は判別できません。また、インストーラのリストでは、Internet Explorer の場合は、クライアントが 32 ビット システムの場合は 32ビット インストーラがリストに表示され、クライアントが 64 ビット システムの場合は 64 ビット インストーラが表示されます。一方、Firefox の場合は、32 ビットと 64 ビットの両方のインストーラが表示されます。

3 Web ページの指示に従います。

View Connection Server から使用できるバージョンが、クライアント デバイスにインストールされているバージョンより新しい場合は、アップグレードを選択できます。クライアント デバイスと同じバージョンの場合は、View Portalはクライアント コンピュータにインストールされている View Client を起動します。

古いバージョンの View Client を使用していて、クライアント接続のためにスマート カードが必要な場合、View Portalで既存の View Client のバージョンを確認する前にスマート カードを挿入するよう Internet Explorer ブラウザによって求められます。

4 スマート カードの挿入を Internet Explorer に求められた場合、カードを挿入するか、または [キャンセル] をクリックします。

スマート カードを挿入しても [キャンセル] をクリックしても結果は同じです。

次に進む前に

View デスクトップに接続します。「Windows ベースの View Client または View Client with Local Mode を起動する (P. 93)」または「Mac OS X の View Client を起動する (P. 96)」を参照してください。

第 9 章 View Client のインストールと起動

VMware, Inc. 95

Page 96: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

View Client を Mac OS X にインストールするエンド ユーザーは、View Client を開いて Mac OS X の物理マシンから仮想デスクトップに接続します。ディスク イメージファイルから Mac OS X クライアント システムに View Client をインストールします。

開始する前に

n クライアント システムがサポートされているオペレーティング システムを使用していることを確認します。「ViewClient および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム (P. 16)」を参照してください。

n Mac クライアント システムに Remote Desktop Connection バージョン 2.0 以降がインストールされていることを確認します。View Client ディスク イメージ ファイルには、Microsoft Remote Desktop Connection Clientfor Mac のダウンロード ページへのリンクが含まれます。

手順

1 クライアント システムにログインします。

2 クライアント システムで、VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から View Client のディスク イメージ ファイルをダウンロードします。

VMware-View-Client-4.5.<x>-<xxxxxx>.dmg ディスク イメージ ファイルを選択します。<xxxxxx> はビルド番号です。

3 .dmg ファイルをダブルクリックして開き、 [Agree(同意する)] をクリックします。

ディスク イメージの内容が VMware View Client の Finder ウィンドウに表示されます。

4 新しい Finder ウィンドウを開き、「アプリケーション」フォルダに移動します。

5 VMware View Client アイコンを「アプリケーション」フォルダにドラッグします。

管理者ユーザーとしてログインしていない場合は、管理者ユーザーの名前とパスワードの入力を求められます。

これでディスク イメージをアンマウントできます。

次に進む前に

View Client を起動し、正しい仮想デスクトップにログインできることを確認します。「Mac OS X の View Client を起動する (P. 96)」を参照してください。

Mac OS X の View Client を起動するエンド ユーザーが仮想デスクトップにアクセスする前に、Mac クライアント システムから仮想デスクトップにログインできることをテストします。

View Client で仮想デスクトップにアクセスするだけでなく、エンド ユーザーは View Client の設定を構成できます。たとえば、エンド ユーザーは必要に応じてウィンドウ サイズを選択したり、現在のログイン認証情報を View の認証に使用したりできます。

開始する前に

n View Client がクライアント システムにインストールされていることを確認します。

n 仮想デスクトップ プールが作成されていること、および使用する予定のユーザー アカウントにこのデスクトップにアクセスする資格が付与されていることを確認します。『VMware View 管理者ガイド』で、デスクトップ プールの作成に関するトピックを参照してください。

VMware View インストール ガイド

96 VMware, Inc.

Page 97: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

n 仮想デスクトップへのアクセスを提供する View Connection Server インスタンスの完全修飾ドメイン名(FQDN)または IP アドレスがわかっていることを確認します。

n View Agent グループ ポリシー設定で AllowDirectRDP が有効であることを確認します。この設定はデフォルトで有効です。

手順

1 View Client をインストールしたフォルダ(通常は「アプリケーション」フォルダ)で、 [VMware View Client]をダブルクリックします。

2 [Address(アドレス)] ドロップダウン メニューから View Connection Server を選択するか、サーバのホスト名または IP アドレスを入力します。

3 (オプション) 選択したサーバに接続する方法のオプションを選択します。

オプション 説明

Port(ポート) ポート番号を指定するか、または空白のままにして View Connection Server のデフォルト ポートを使用します。

Use Secure Connection (SSL)(安全な接続(SSL)を使用する)

安全な(SSL)接続を使用して企業の機密情報を保護し、すべての接続を完全に暗号化する場合に選択します。View 管理者によって、ユーザーが安全ではない接続を選択した場合でも View Connection Server が常に安全な接続を使用するように構成されている可能性があります。

Always connect to this server at startup(起動時に常にこのサーバに接続)

View Client の起動時に View Connection Server の現在のインスタンスに直接接続する場合に選択します。同じ View Connection Server に常に接続する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択しない場合は、View Client の起動時に View Connection Server を入力または選択する必要があります。

アドレス フィールドに直接入力することで、ポートと SSL のオプションを指定することもできます。非 SSL 接続の場合は、「http://<URL>[:port number]」と入力します。SSL 接続の場合は、「https://<URL>[:port number]」と入力します。

4 [Continue(続行)] をクリックします。

View Connection Server に接続され、ログインできるようになります。

5 ログイン ダイアログ ボックスでユーザー名とパスワードを入力します。

ユーザー名を user@domain と入力すると、アットマーク(@)があるために名前はユーザー プリンシパル名(UPN)として扱われ、ドメイン ドロップダウン メニューは無効になります。それ以外の場合は、ドメインも選択する必要があります。

6 (オプション) ログイン認証情報を安全に保存する場合は、 [Remember this password in my keychain(このパスワードをキーチェーンに保存する)] を選択します。

7 [Continue(続行)] をクリックします。

ログインが成功した場合は、ユーザーが使用することを承認されているデスクトップのリストが表示されます。

8 リストからデスクトップを選択します。

9 (オプション) [Display(ディスプレイ)] ドロップダウン メニューからオプションを選択します。

オプション 説明

Full Screen(フル スクリーン) デスクトップをモニタ画面全体に表示します。 [Full Screen(フル スクリーン)] を選択し、複数のモニタがある場合は、デスクトップを表示するモニタにデスクトップ

選択ウィンドウをドラッグします。

Large Window(大きいウィンドウ) デスクトップを大きいウィンドウで表示します。

第 9 章 View Client のインストールと起動

VMware, Inc. 97

Page 98: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

オプション 説明

Small Window(小さいウィンドウ) デスクトップを小さいウィンドウで表示します。

Custom(カスタム) 表示されるダイアログ ボックスのスライダを使用してウィンドウのサイズを設定し、[Select(選択)] をクリックします。選択したサイズが、 [Display(ディスプレイ)]ドロップダウン メニューに追加されます。

表示設定は、次にデスクトップを開くときも維持されます。

10 [Continue(続行)] をクリックするか、または [Action(アクション)] メニュー(歯車のアイコン)をクリックして[Connect(接続)] を選択します。

接続した後、クライアント ウィンドウが表示されます。View Client がデスクトップに接続できない場合は、次の手順を実行します。

n 安全な(SSL)接続を使用するための View Client の設定が View Administrator でのグローバル設定と一致していることを確認します。たとえば、クライアントで安全な接続のチェック ボックスが選択解除されている場合は、ViewAdministrator でもチェック ボックスの選択が解除されている必要があります。

n View Connection Server 用のセキュリティ証明書が正常に動作していることを確認します。正常に動作していない場合は、View Administrator で、デスクトップの View Agent が到達不能になる場合もあります。

n View Connection Server インスタンスで設定されているタグがこのユーザーからの接続を許可していることを確認します。『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

n ユーザーがこのデスクトップにアクセスする資格を付与されていることを確認します。『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

n クライアント コンピュータでリモート デスクトップ接続が許可されていることを確認します。

次に進む前に

View Client の使用方法については、VMware View Client のヘルプを参照してください。

仮想印刷機能の印刷設定を指定する

仮想印刷機能を使用すると、View デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールする必要なく、エンド ユーザーがView デスクトップからローカル プリンタまたはネットワーク プリンタを使用できます。この機能で使用可能なプリンタごとに、データ圧縮、印刷品質、両面印刷、カラーなどの環境設定ができます。

ローカル コンピュータ上でプリンタを追加すると、View デスクトップで使用可能なプリンタのリストにもそのプリンタが追加されます。何も構成する必要はありません。その場合でも、管理者権限のあるユーザーは、仮想プリンタ コンポーネントとの競合をもたらすことなく View デスクトップにプリンタ ドライバをインストールできます。

重要 この機能は次の種類のプリンタには使用できません。

n USB リダイレクト機能を使用して View デスクトップの仮想 USB ポートに接続する USB プリンタ。

View デスクトップで仮想印刷機能を使用するには、View デスクトップから USB プリンタを切断する必要があります。

n ファイルに印刷するための Windows 機能

[Print(印刷)] ダイアログ ボックスで [Print to file(ファイルへ出力)] を選択しても動作しません。ファイルを作成するプリンタ ドライバを使用すると動作します。たとえば、PDF ライターを使用すると PDF ファイルに出力できます。

開始する前に

View Agent の仮想印刷コンポーネントが View デスクトップにインストールされていることを確認します。View デスクトップ ファイル システムでは、ドライバは C:¥Program Files¥Common Files¥VMware¥Drivers¥VirtualPrinter にあります。

View Agent のインストールは、仮想マシンを View デスクトップとして使用するための準備に必要な作業の 1 つです。詳細については、『VMware View 管理者ガイド』を参照してください。

VMware View インストール ガイド

98 VMware, Inc.

Page 99: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

手順

1 View デスクトップで、 [Start(スタート)] - [Settings(設定)] - [Printers and Faxes(プリンタと FAX)] をクリックします。

2 [Printers and Faxes(プリンタと FAX)] ウィンドウで、ローカルで使用できるプリンタを右クリックし、 [Properties(プロパティ)] を選択します。

Windows 7 デスクトップでは、他のプリンタが使用できる場合でも、デフォルト プリンタしか表示されない場合があります。他のプリンタを表示するには、デフォルト プリンタを右クリックし、 [Printer properties(プリンタのプロパティ)] をポイントします。

3 [Print Properties(印刷のプロパティ)] ウィンドウで、 [ThinPrint Device Setup(ThinPrint デバイス設定)]タブをクリックし、使用する設定を指定します。

4 [General(一般)] タブで [Printing Preferences(印刷設定)] をクリックし、ページと色の設定を編集します。

5 [Advanced(詳細)] タブで、両面印刷および縦向き(長辺)印刷または横向き(短辺)印刷の設定を指定します。

6 ホスト上で印刷結果をプレビューするには、 [Preview on client before printing(印刷前にクライアント上でプレビュー)] を有効にします。

このプレビューでは、さまざまなプロパティのプリンタを使用できます。

7 [Adjustment(調整)] タブで、自動印刷調整の設定を確認します。

デフォルト設定を変更しないことをお勧めします。

8 [OK] をクリックします。

USB プリンタの使用View 環境では、仮想プリンタとリダイレクトされた USB プリンタが、競合することなく一緒に動作できます。

USB プリンタは、ローカル クライアント システムの USB ポートに接続されているプリンタです。印刷ジョブを USB プリンタに送信するには、USB リダイレクト機能または仮想印刷機能を使用できます。

n 必要なドライバが View デスクトップにもインストールされている場合は、USB リダイレクト機能を使用して、USBプリンタを View デスクトップの仮想 USB ポートに接続できます。

このリダイレクト機能を使用すると、プリンタはクライアントの物理 USB ポートに接続されなくなります。仮想印刷機能で表示されるローカル プリンタの一覧に USB プリンタが含まれないのはこのためです。また、このために、Viewデスクトップからは USB プリンタに印刷できますが、ローカル クライアント マシンからは印刷できません。

n 代わりに、仮想印刷機能を使用して、印刷ジョブを USB プリンタに送信できます。仮想印刷機能を使用する場合は、View デスクトップとローカル クライアントの両方から USB プリンタに印刷でき、View デスクトップに印刷ドライバをインストールする必要はありません。

View Client のサイレント インストールコマンド ラインでインストーラのファイル名とインストール オプションを入力することにより、View Client のサイレントインストールを実行できます。サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに View のコンポーネントを効率よく展開できます。

View Client with Local Mode のサイレント インストールを許可するグループ ポリシーを設定する

View Client with Local Mode のサイレント インストールを行うには、昇格された権限でのインストールを許可するようにMicrosoft Windows のグループ ポリシーを構成する必要があります。

View Client のサイレント インストールには、これらのグループ ポリシーを設定する必要はありません。これらのポリシーは、View Client with Local Mode の場合にのみ必要です。

第 9 章 View Client のインストールと起動

VMware, Inc. 99

Page 100: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

コンピュータと、クライアント コンピュータのユーザーに対し、Windows インストーラのグループ ポリシーを設定する必要があります。

開始する前に

View Client with Local Mode をインストールする Windows クライアント コンピュータに対して管理者権限があることを確認します。

手順

1 クライアント コンピュータにログインし、 [Start(スタート)] - [Run(ファイル名を指定して実行)] をクリックします。

2 gpedit.msc と入力して [OK] をクリックします。

3 グループ ポリシー オブジェクト エディタで、 [Local Computer Policy(ローカル コンピュータ ポリシー)] -[Computer Configuration(コンピュータの構成)] をクリックします。

4 [Administrative Templates(管理用テンプレート)] を展開し、 [Windows Installer(Windows インストーラ)]フォルダを開いて、 [Always install with elevated privileges(常にシステム特権でインストールする)] をダブルクリックします。

5 [Always Install with Elevated Privileges Properties(常にシステム特権でインストールのプロパティ)] ウィンドウで、 [Enabled(有効)] をクリックし、 [OK] をクリックします。

6 左側のペインで、 [User Configuration(ユーザーの構成)] をクリックします。

7 [Administrative Templates(管理用テンプレート)] を展開し、 [Windows Installer(Windows インストーラ)]フォルダを開いて、 [Always install with elevated privileges(常にシステム特権でインストールする)] をダブルクリックします。

8 [Always Install with Elevated Privileges Properties(常にシステム特権でインストールのプロパティ)] ウィンドウで、 [Enabled(有効)] をクリックし、 [OK] をクリックします。

次に進む前に

View Client with Local Mode をサイレントでインストールします。

View Client をサイレント インストールするMicrosoft Windows インストーラ(MSI)のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータにView Client または View Client with Local Mode をインストールできます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに応える必要はありません。

開始する前に

n クライアント システムに管理者としてログインできることを確認します。

n クライアント システムがサポートされているオペレーティング システムを使用していることを確認します。「ViewClient および View Client with Local Mode でサポートされるオペレーティング システム (P. 16)」を参照してください。

n View Client with Local Mode をインストールする場合は、ライセンスに View Client with Local Mode が含まれていることを確認します。

n View Client with Local Mode をインストールする場合は、次のいずれの製品もインストールされていないことを確認します。VMware View Client、VMware Player、VMware Workstation、VMware ACE、VMware Server。

n シングル サインオン機能を使用するかどうかを決定します。この機能を有効にすると、エンド ユーザーは現在ログインしているユーザーとして View Client および仮想デスクトップにログインできます。ユーザーがクライアントシステムにログインするときに入力した認証情報が、View Connection Server インスタンスに、そして最終的には仮想デスクトップに渡されます。一部のクライアント OS はこの機能をサポートしていません。

VMware View インストール ガイド

100 VMware, Inc.

Page 101: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

n 仮想マシンをホストしている View Connection Server インスタンスの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)をエンド ユーザーが入力する必要がないようにする場合は、インストールの間に指定できるように IP アドレスまたは FQDN を決定します。

n MSI インストーラのコマンド ライン オプションを理解します。「Microsoft Windows インストーラのコマンド ラインオプション (P. 50)」を参照してください。

n View Client で使用できるサイレント インストール(MSI)のプロパティについて理解します。「View Client のサイレント インストールのプロパティ (P. 102)」を参照してください。

n エンド ユーザーが仮想デスクトップからローカルに接続された USB デバイスにアクセスできるようにするかどうかを決定します。許可しない場合は、MSI のプロパティ ADDLOCAL に許可する機能のリストを設定し、USB 機能は除外します。詳細については、「View Client のサイレント インストールのプロパティ (P. 102)」を参照してください。

n View Client with Local Mode をインストールする場合は、サイレント インストールに必要な Windows インストーラのグループ ポリシーがクライアント コンピュータで構成されていることを確認します。「View Client withLocal Mode のサイレント インストールを許可するグループ ポリシーを設定する (P. 99)」を参照してください。

手順

1 クライアント システムで、VMware 製品ページ(http://www.vmware.com/jp/products/)から View Client のインストーラ ファイルをダウンロードします。

適切なインストーラ ファイルを選択します。<xxxxxx> はビルド番号です。

オプション アクション

View Client を 64 ビット OS に View Client の場合は、VMware-viewclient-x86_64-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

View Client with Local Mode の場合は VMware-viewclientwithlocalmode-x86_64-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

View Client を 32 ビット OS に View Client の場合は VMware-viewclient-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

View Client with Local Mode の場合は VMware-viewclientwithlocalmode-4.5.<x-xxxxxx>.exe を選択します。

2 Windows クライアント コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。

3 インストール コマンドを 1 行で入力します。

この例では、シングル サインオン機能と USB リダイレクト機能を指定して View Client をインストールします。デフォルトの View Connection Server インスタンスが View Client ユーザー用に構成されます。VMware-viewclient-4.5.<x-xxxxxx>.exe /s /v"/qn VDM_SERVER=cs1.companydomain.comADDLOCAL=Core,TSSO,USB"

この例では View Client with Local Mode をインストールします。VMware-viewclientwithlocal-4.5.<x-xxxxxx>.exe /s /v"/qn ADDLOCAL=Core,MVDI"

注意 Core 機能は必須です。

VMware View Client サービスが Windows クライアント コンピュータにインストールされます。

次に進む前に

View Client を起動し、正しい仮想デスクトップにログインできることを確認します。「Windows ベースの View Clientまたは View Client with Local Mode を起動する (P. 93)」または「View Portal を使用して View Client をインストールする (P. 94)」を参照してください。

第 9 章 View Client のインストールと起動

VMware, Inc. 101

Page 102: VMware View インストールガイ · VMware View インストールガイ ド View Manager 4.5 View Composer 2.5 このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、

View Client のサイレント インストールのプロパティコマンド ラインから View Client をサイレント インストールするときに、特定のプロパティを含めることができます。Microsoft Windows インストーラ(MSI)がプロパティと値を解釈できるように、<プロパティ>=<値>の形式を使用する必要があります。

コマンド ラインで使用できる View Client のサイレント インストールのプロパティを表 9-1 に示します。

表 9-1. View Client をサイレント インストールするための MSI のプロパティ

MSI のプロパティ 説明 デフォルト値

INSTALLDIR View Client ソフトウェアをインストールするパスとフォルダ。

例: INSTALLDIR=""D:¥abc¥my folder""パスを囲む対になった 2 個の二重引用符により、MSI インストーラはパスに含まれるスペースを無視します。

この MSI プロパティは省略可能です。

%ProgramFiles%¥VMware, Inc.¥VMware ViewClient

VDM_SERVER View Client ユーザーがデフォルトで接続される View Connection Server インスタンスの完全修飾ドメイン名(FQDN)または IP アドレス。このプロパティを構成すると、View Client ユーザーはこの FQDN または IP アドレスを指定する必要がなくなります。

例: VDM_SERVER=cs1.companydomain.comこの MSI プロパティは省略可能です。

なし

DESKTOP_SHORTCUT View Client のデスクトップ ショートカット アイコンを構成します。値 1 はショートカットをインストールします。値 0 はショートカットをインストールしません。

この MSI プロパティは省略可能です。

1

QUICKLAUNCH_SHORTCUT View Client のクイック起動トレイにショートカット アイコンを構成します。値 1 はショートカットをインストールします。値 0 はショートカットをインストールしません。

この MSI プロパティは省略可能です。

1

STARTMENU_SHORTCUT [Start(スタート)] メニューに View Client のショートカットを構成します。値 1 はショートカットをインストールします。値 0 はショートカットをインストールしません。

この MSI プロパティは省略可能です。

1

サイレント インストール コマンドでは、MSI のプロパティ ADDLOCAL= を使用して、View Client インストーラが構成する機能を指定できます。各サイレント インストール機能は、対話形式のインストールの間に選択できるセットアップオプションに対応しています。

コマンド ラインで入力できる View Client の機能と対話形式インストールの対応するオプションを、表 9-2 に示します。

表 9-2. View Client サイレント インストールの機能と、対話形式でのカスタム セットアップ オプション

サイレント インストールの機能 対話形式のインストールでのカスタム セットアップ オプション

Core

MSI のプロパティ ADDLOCAL= で個別の機能を指定する場合は、Core を含める必要があります。

ADDLOCAL=ALL を指定すると、Core を含む View Client とView Client with Local Mode のすべての機能がインストールされます。

なし。

対話形式のインストールでは、View Client のコア機能はデフォルトでインストールされます。

MVDIView Client with Local Mode をインストールし、個別の機能をADDLOCAL= で指定する場合は、この機能を使用します。

ADDLOCAL=ALL を指定すると、MVDI を含む View Client withLocal Mode のすべての機能がインストールされます。

なし。

View Client with Local Mode を対話形式でインストールするとき、MVDI 機能はデフォルトでインストールされます。View Client を対話形式でインストールするときは、MVDI 機能は使用できません。

VMware View インストール ガイド

102 VMware, Inc.

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表 9-2. View Client サイレント インストールの機能と、対話形式でのカスタム セットアップ オプション (続き)

サイレント インストールの機能 対話形式のインストールでのカスタム セットアップ オプション

ThinPrint 仮想印刷

TSSO シングル サインオン(SSO)

USB USB リダイレクト

第 9 章 View Client のインストールと起動

VMware, Inc. 103

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インデックス

AActive Directory

View で使用するための準備 23スマート カード認証の準備 26ドメインと信頼関係の構成 23

Active Directory グループView ユーザーおよび管理者用に作成 24キオスク モード クライアント アカウント用に作成 24

ADM テンプレート トファイル 26Adobe Flash の要件 21

Ccertutil コマンド 28CPU 要件、ローカル モード デスクトップ 16CSR、作成 81

DDNS 解決、View Composer 37

EEnterprise NTAuth ストア、ルート証明書の追加 28ESX ホスト、View Composer 36

FFirefox、サポートされるバージョン 9, 18

GGPO、View デスクトップ OU へのリンク 26GroupPolicyFiles ディレクトリ 26

HHP RGS 20

IInternet Explorer、サポートされるバージョン 9, 18

JJVM ヒープ サイズ拡大 67デフォルト 66

Kkeyfile プロパティ 82keypass プロパティ 82keytool ユーティリティ

CSR の作成 81

キーストア ファイルの生成 80システム パスへの追加 78

Llocked.properties ファイル 82

MMac OS X、View Client のインストール 96Microsoft IIS SSL サーバ証明書、既存のものを使用 78Microsoft Windows インストーラ

View Client のプロパティ 102View Connection Server のプロパティ 42View Transfer Server 用の MSI のプロパティ 76View コンポーネントのサイレント アンインストー

ル 52サイレント インストールのコマンド ライン オプショ

ン 50セキュリティ サーバのプロパティ 50複製された View Connection Server のプロパ

ティ 46

OODBC

Oracle 11g または 10g への接続 33Oracle 9i への接続 34SQL Server への接続 31

openssl ユーティリティView Transfer Server 用の証明書の構成 83システム パスへの追加 78

Oracle 10g データベースODBC データ ソースの追加 33View Composer 用の追加 32

Oracle 11g データベースODBC データ ソースの追加 33View Composer 用の追加 32

Oracle 9i データベースODBC データ ソースの追加 34View Composer 用の追加 33

OS X、View Client のインストール 96OU

View デスクトップ用の作成 24キオスク モード クライアント アカウント用に作成 24

PPCoIP、ハードウェア要件 18PKCS#12 形式の証明書 81PKCS#7 形式の証明書 81

VMware, Inc. 105

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RRDP 20RGS 20

SSQL Server Management Studio Express、インス

トール 30SQL Server データベース

ODBC データ ソースの追加 31View Composer 用の追加 30イベント データベースの準備 88

SSLView Transfer Server 通信用の構成 84クライアント接続用の構成 84

SSL 証明書、「証明書」を参照Sysprep、View Composer の要件 11

TTCB ハッシュ テーブル

View での利用形態 63Windows Server コンピュータでサイズを増やす 65セキュリティ サーバのサイズの拡大 64非セキュリティ サーバのサイズの拡大 64

TCP ポートView Connection Server 43View Transfer Server 73

ThinPrint のセットアップ 98Transfer Server リポジトリ、構成 72

UUPN

Mac OS X の View Client 96View Client 93View Client with Local Mode 93スマート カード ユーザー 27

USB プリンタ 99userPrincipalName 属性 27

VvCenter Server

View Composer サービスのインストール 35View Composer 用の構成 36View Manager へのインスタンスの追加 58ユーザー アカウント 24, 53ローカル モードのユーザーの作成 53

vCenter Server ユーザーvCenter Server 権限 55View Composer 権限 55ローカル モード権限 56

View Administrator概要 56要件 9ログイン 57

View Agent、インストール要件 15

View ClientMac OS X へのインストール 96View Portal を使用したインストール 94Windows PC またはラップトップでのインストー

ル 91Windows PC またはラップトップでのサイレント イ

ンストール 99, 100インストールの概要 91起動 91, 93, 96サイレント インストールのプロパティ 102サポートされるオペレーティング システム 16接続の構成 60

View Client with Local Modeサイレント インストールのグループ ポリシー 99サポートされるオペレーティング システム 16

View Composer データベースOracle 11g および 10g 32Oracle 11g または 10g の ODBC データ ソース 33Oracle 9i 33Oracle 9i の ODBC データ ソース 34SQL Server 30SQL Server の ODBC データ ソース 31要件 29

View Composer のインストールインストーラ ファイル 35オペレーティング システムの要件 10概要 29仮想化ソフトウェア要件 11データベース要件 10要件の概要 9

View Composer のインフラストラクチャDNS 解決のテスト 37vSphere の構成 36最適化 36

View Composer の構成vCenter Server ユーザーの権限 55vCenter Server ユーザーの作成 24, 53View Administrator での設定 59ユーザー アカウントの作成 25

View Connection Server のインストールインストールの種類 39概要 39仮想化ソフトウェア要件 8サイレント 41サイレント インストールのプロパティ 42サポートされるオペレーティング システム 8製品のライセンス キー 57セキュリティ サーバ 47前提条件 39単独サーバ 40ネットワーク構成 9ハードウェア要件 8

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106 VMware, Inc.

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複製されたインスタンス 43要件の概要 7

View Connection Server の構成Windows Server 設定の調整 62イベント データベース 87, 88外部 URL 60, 61概要 39クライアント接続 60サーバ証明書 82システム ページ ファイルのサイズ 67初回 56信頼関係 23デフォルト証明書の置換 77

View Portal、ブラウザの要件 18View Secure Gateway Server コンポーネント、JVM

ヒープ サイズの拡大 67View Transfer Server のインストールインストーラ ファイル 70概要 69仮想マシンの要件 12サイレント 74, 75サイレント インストールのグループ ポリシー 74サイレント インストールのプロパティ 76サポートされるオペレーティング システム 12ストレージ要件 13要件の概要 11

View Transfer Server の構成Transfer Server リポジトリ 72インスタンスの追加 71

View コンポーネント、サイレント インストールのコマンド ライン オプション 50

View コンポーネントのアンインストール 52View デスクトップ、直接接続の構成 60vSphere、View Composer 用の構成 36

WWeb ブラウザの要件 9, 18Windows 7 の要件、ローカル モード デスクトップ 16Windows Server、システム ページ ファイルのサイ

ズ 67Windows Server 設定の調整

JVM ヒープ サイズの拡大 66TCB ハッシュ テーブル サイズの拡大 65エフェメラル ポートの計算 62エフェメラル ポートを増やす 62, 63計算ワークシート 65

Windows コンピュータ、View Client のインストール 91

Wyse MMR 21

いイベント データベース

SQL Server の構成 88View 用の作成 87, 88

うウイルス対策ソフトウェア、View Composer 37

えエフェメラル ポート

View Manager での利用形態 62Windows Server コンピュータで増やす 63計算 62

か外部 URL

View Connection Server インスタンス用の構成 61セキュリティ サーバの変更 61目的と形式 60

仮想印刷機能 98

キーチェーン 96キオスク モード、Active Directory の準備 24

クライアントのソフトウェア要件 15グループ ポリシー オブジェクト、「GPO」を参照

現在のユーザーとしてログイン機能 93

さサイレント インストール

View Client 99, 100View Client with Local Mode 100View Connection Server 41View Transfer Server 74, 75インストールを許可するグループ ポリシー 74, 99セキュリティ サーバ 48複製されたインスタンス 45

サポート、オンラインおよび電話 5

しシステム ページ ファイルのサイズ、Windows

Server 67証明書

keytool を使って生成 80PKCS#7 形式への変換 81View Client での検査 85View Connection Server で使用するものの構成 82View Transfer Server で使用するものの構成 83キーストア ファイルへのインポート 82署名の入手 81新規作成 79デフォルトの置換 77要件 77

証明書署名要求、「CSR」を参照信頼関係、View Connection Server 用の構成 23

インデックス

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信頼されたルート証明機関ポリシー 27

すスマート カード認証

Active Directory の準備 26スマート カード ユーザー用 UPN 27要件 21

せ制限されたグループ ポリシー、構成 25セキュリティ サーバ

TCB ハッシュ テーブル サイズの計算 64インストーラ ファイル 47インストール、サイレント 48外部 URL の構成 60外部 URL の変更 61サイレント インストールのプロパティ 50証明書を使用するための構成 82ペアリング パスワードの構成 46

組織単位、「OU」を参照ソフトウェア要件、サーバ コンポオネント 7

ち直接接続、構成 60

てディスプレイ要件、ローカル モード デスクトップ 16データベース

View Composer 用の作成 29View イベント 87, 88

テクニカル サポートおよびエデュケーション 5デフォルト証明書、置換 77伝送制御ブロック

View での利用形態 63セキュリティ サーバのサイズの拡大 64非セキュリティ サーバのサイズの拡大 64

とドキュメントへのフィードバック、提供方法 5ドメインのフィルタ処理 24

はハードウェア要件

PCoIP 18スマート カード認証 21ローカル モード デスクトップ 16

ふファイアウォール、構成 40ファイアウォール ルール

View Connection Server 43View Transfer Server 73

複製されたインスタンス

インストール 43インストール、サイレント 45サイレント インストールのプロパティ 46ネットワーク要件 9

ブラウザの要件 9, 18プリンタ、セットアップ 98プロフェッショナル サービス 5

へページ ファイルのサイズ、View Connection

Server 67

ほポリシー

信頼されたルート証明機関 27制限されたグループ 25

マルチメディア ストリーミング 21マルチメディア リダイレクト(MMR) 21

めメディア ファイル形式、サポートされる 21メモリ要件、ローカル モード デスクトップ 16

ゆユーザー アカウント

vCenter Server 24, 53View Composer 25, 53要件 53

よ用語集、入手先 5

らライセンス キー、View Connection Server 57

りリモート表示プロトコル

HP RGS 20PCoIP 18RDP 20

るルート証明書

Enterprise NTAuth ストアへの追加 28信頼されたルートへの追加 27

ろローカル デスクトップの構成

vCenter Server ユーザーの権限 56vCenter Server ユーザーの作成 53View Transfer Server インスタンスの追加 69–71ハードウェア要件 16

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わワークシート、エフェメラル ポートと TCB ハッシュ

テーブルサイズの計算 65

インデックス

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