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vRealize Operations Cloud 構成ガイド 2021 4 15 VMware vRealize Operations Cloud services

vRealize Operations Cloud 構成ガイド - VMware vRealize ......NSX-T 200 NSX-T アダプタの構成 200 クラウド フェデレーション アダプタの構成 201 2 アラートおよびアクションの構成

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  • vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    2021 年 4 月 15 日VMware vRealize Operations Cloud services

  • 最新の技術ドキュメントは、 VMware の Web サイト (https://docs.vmware.com/jp/)

    VMware, Inc.3401 Hillview Ave.Palo Alto, CA 94304www.vmware.com

    ヴイエムウェア株式会社105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5浜松町スクエア 13Fwww.vmware.com/jp

    Copyright ©

    2021 VMware, Inc. All rights reserved. 著作権および商標情報。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 2

    https://docs.vmware.com/jp/https://docs.vmware.com/copyright-trademark.html

  • 目次

    構成について 11

    1 アクセシビリティに関するコンプライアンス 12

    2 データ ソースへの接続 15ソリューション リポジトリ 17

    vRealize Operations Cloud でのソリューションの管理 18

    クラウド アカウントの管理 19

    その他のアカウントの管理 22

    ソリューションの追加 24

    統合の管理 25

    ソリューション用マーケットプレイス 26

    ソリューションの認証情報の管理 26

    認証情報 27

    認証情報の管理 28

    コレクタ グループの管理 28

    コレクタ グループ ワークスペース 29

    コレクタ グループの追加 30

    コレクタ グループの編集 30

    vSphere 31

    vRealize Operations Cloud での vCenter Server クラウド アカウントの構成 32

    アクションに適したユーザー アクセスの構成 37

    クラウド アカウント情報 - vSphere アカウント オプション 38

    VMware Cloud on AWS 40

    vRealize Operations Cloud での VMware Cloud on AWS インスタンスの構成 40

    Azure VMware Solution 44

    vRealize Operations Cloud での Azure VMware Solution インスタンスの構成 44

    既知の制限 45

    Google Cloud VMware Engine 45

    vRealize Operations Cloud での Google Cloud VMware Engine インスタンスの構成 45

    既知の制限 46

    AWS 46

    AWS ソリューションの概要 46

    AWS の構成 53

    Microsoft Azure 61

    サポートされている Azure サービス 61

    Microsoft Azure の構成 64

    OS とアプリケーションの監視 67

    VMware, Inc. 3

  • 概要 68

    アプリケーションを監視する手順 71

    トラブルシューティング 148

    オープン ソース Telegraf を使用したアプリケーション サービスとオペレーティング システムの監視 152

    オープン ソースの Telegraf の構成 153

    サポートされているアプリケーション サービスの構成の詳細 158

    オープン ソースの Telegraf の使用 160

    物理サーバの監視 161

    Telegraf の構成 161

    サンプル スクリプト 165

    物理サーバでの Hyper-V アプリケーション サービスの監視 168

    サービスの検出 170

    サービス検出がサポートしているプラットフォームと製品 171

    サポートされているサービス 171

    サービス検出の構成 173

    サービスの管理 175

    使用不可のサービスに関するアラート 177

    検出されたサービス 178

    サービス検出メトリック 178

    アプリケーション統合 179

    アプリケーションの検出 180

    アプリケーションの統合 180

    vRealize Operations Cloud および vRealize Log Insight Cloud の統合 181

    ビジネス管理 183

    財務会計モデルのコスト設定 183

    コスト ドライバの概要 185

    クラウド プロバイダの概要 187

    Horizon Management Pack と仮想ホストの課金機能強化 189

    コスト ドライバの編集 189

    クラスタ コストの概要 199

    仮想マシンの日次コスト メトリックの公開 202

    価格の概要 203

    新しい価格カードの追加 203

    コスト計算ステータスの概要 205

    コスト計算の機能拡張 206

    vRealize Operations Cloud における VMware Cloud on AWS のコスト管理 209

    vRealize Automation 8.X 209

    vRealize Operations Cloud と vRealize Automation の統合 - 技術的な概要 210

    vRealize Automation Cloud サービスと vRealize Operations Cloud サービスの統合 213

    サポートされている vRealize Automation バージョン 214

    オブジェクト タイプ 214

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 4

  • ワークロード配置 214

    vRealize Operations Cloud の vRealize Automation 8.x コンポーネントの価格 215

    vRealize Operations Cloud での vRealize Automation Management Pack Cloud サービスのサポート 217

    vRealize Operations Cloud のクラウド ゾーン 217

    vSAN 218

    vSAN アダプタ インスタンスの構成 219

    アダプタ インスタンスが接続済みでデータを収集していることを確認する 221

    vSAN ログ分析の機能強化 222

    vRealize Network Insight 223

    vRealize Network Insight の構成 223

    NSX-T 224

    NSX-T アダプタの構成 225

    クラウド フェデレーション アダプタの構成 226

    3 アラートおよびアクションの構成 228アラートがトリガされました 228

    アラートのタイプ 232

    アラート情報 233

    アラートの構成 234

    vRealize Operations Cloud でのアラートの定義 234

    アラートの症状の定義 235

    アラート定義の推奨事項の定義 253

    アラートの定義 256

    シンプルなアラート定義の作成 264

    新しいアラート定義の作成 265

    アラート定義のベスト プラクティス 266

    アラートの通知の作成および管理 267

    ペイロード テンプレート 286

    部門のオブジェクトに対するアラート定義の作成 288

    アラート グループ 299

    アクションの表示 300

    vRealize Operations Cloud アクションのリスト 300

    アクションの概要リスト 302

    自動化に対応するアクション 303

    vRealize Automation とのアクションの統合 305

    パワーオフ可を使用するアクションの操作 306

    4 ワークロード最適化の構成と使用 310ワークロード最適化の構成 311

    ビジネスの目的ワークスペース 313

    ワークロード最適化アラートの構成 314

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 5

  • ワークロード最適化の使用 315

    例:ワークロード最適化の実行 315

    例:繰り返される最適化アクションのスケジュール設定 317

    例:推奨されるアクションからのワークロード最適化の実行 318

    [ワークロード最適化] ページ 319

    適正化 323

    最適化のスケジュールの管理 326

    ワークロード自動化ポリシー設定 327

    DRS サマリの表示 327

    最適化のスケジュール 328

    配置の最適化 329

    VMware vRealize AI Cloud 330

    5 ポリシーの構成 331ポリシー 331

    ポリシーの決定事項と目的 333

    ポリシー ライブラリ 333

    運用ポリシー 335

    ポリシーのタイプ 336

    カスタム ポリシー 336

    vRealize Operations Cloud におけるデフォルト ポリシー 338

    vRealize Operations Cloud で提供されるポリシー 338

    ポリシー ワークスペースを使用した、運用ポリシーの作成および変更 339

    vRealize Operations Cloud のポリシー ワークスペース 341

    vRealize Operations Cloud ソリューションの監視目標の定義 357

    6 コンプライアンスの構成 359コンプライアンス ベンチマークについて 359

    コンプライアンス スコア カード 360

    コンプライアンス アラート 362

    コンプライアンス ベンチマークを構成する方法 363

    VMware SDDC ベンチマークの有効化 363

    新しいカスタム ベンチマークの作成 364

    カスタム ベンチマークのインポートまたはエクスポート 364

    規制ベンチマークのインストール 365

    7 スーパー メトリックの構成 367スーパー メトリックの作成 368

    スーパー メトリックを拡張する 372

    スーパー メトリックのエクスポートとインポート 373

    [スーパー メトリック] タブ 374

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 6

  • スーパー メトリックの管理ワークスペース 375

    スーパー メトリックの関数と演算子 376

    8 オブジェクトの構成 381オブジェクトの検出 381

    オブジェクトについて 383

    環境内のオブジェクトの管理 385

    カスタム オブジェクト グループの管理 400

    アプリケーション グループの管理 410

    9 データ表示の構成 415ウィジェット 415

    ウィジェットの相互作用 416

    メトリック構成の管理 416

    ウィジェット定義リスト 417

    ダッシュボード 551

    ダッシュボードのタイプ 553

    ダッシュボードの作成と構成 554

    ダッシュボードの管理 556

    ダッシュボードのアクションおよびオプション 561

    表示 563

    ビューの概要 564

    ビューおよびレポートの所有権 565

    ビューの作成と構成 565

    ビューの編集、クローン作成、および削除 576

    削除した仮想マシンをリスト表示に含める 577

    ユーザー シナリオ:仮想マシンを追跡するための vRealize Operations Cloud ビューの作成、実行、エクスポートおよびインポート 578

    レポート 580

    [レポート テンプレート] タブ 580

    [生成されたレポート] タブ 581

    レポート テンプレートの作成 582

    vRealize Operations Cloud レポート用ネットワーク共有プラグインの追加 585

    レポート テンプレートの概要 586

    生成されたレポートの概要 587

    レポートのスケジュール設定の概要 589

    レポートのデフォルト表紙イメージのアップロード 592

    10 事前定義されたダッシュボード 593[はじめに] ページ 598

    可用性ダッシュボード 603

    仮想マシン可用性ダッシュボード 603

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 7

  • vSphere 可用性ダッシュボード 605

    Ping 概要ダッシュボード 606

    [キャパシティ] ダッシュボード 607

    [クラスタ キャパシティ] ダッシュボード 609

    データストア キャパシティ ダッシュボード 611

    [ESXi キャパシティ] ダッシュボード 612

    仮想マシン キャパシティ ダッシュボード 613

    仮想マシン再利用ダッシュボード 614

    vSAN キャパシティ ダッシュボード 617

    vSAN ストレッチ クラスタ 618

    [構成] ダッシュボード 618

    クラスタ構成ダッシュボード 623

    ESXi 構成ダッシュボード 625

    ネットワーク構成ダッシュボード 627

    仮想マシン構成ダッシュボード 628

    vSAN 構成ダッシュボード 629

    ワークロード管理構成ダッシュボード 630

    [ユーザー \ 修正しますか]ダッシュボード 630

    [ユーザー \ 最適化しますか]ダッシュボード 632

    ユーザー \ 簡素化しますか 633

    [ユーザー \ 更新しますか]ダッシュボード 635

    プロバイダ \ 修正しますかダッシュボード 635

    プロバイダ \ 最適化しますかダッシュボード 637

    プロバイダ \ 簡素化しますかダッシュボード 638

    プロバイダ \ 更新しますかダッシュボード 639

    [コスト] ダッシュボード 640

    コンシューマ レイヤー 640

    プロバイダ レイヤー 642

    [投資回収率] ダッシュボード 645

    パフォーマンス ダッシュボード 647

    [ゲスト OS のパフォーマンスのプロファイリング] ダッシュボード 653

    ネットワーク トップ エンティティ ダッシュボード 655

    ストレージ ヘビー ヒッター ダッシュボード 656

    仮想マシン競合ダッシュボード 657

    [仮想マシン使用率] ダッシュボード 659

    アプリケーション ダッシュボードのトラブルシューティング 660

    [クラスタの競合] ダッシュボード 660

    [クラスタ使用率] ダッシュボード 664

    仮想マシン最適サイジング ダッシュボード 665

    データストアのパフォーマンス ダッシュボード 666

    [ESXi の競合] ダッシュボード 668

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 8

  • [ESXi 使用率] ダッシュボード 669

    ネットワーク パフォーマンス ダッシュボード 670

    vSAN 競合ダッシュボード 671

    vSAN 使用率ダッシュボード 673

    vSAN ファイル サービス 674

    ダッシュボード ライブラリ 675

    非推奨のダッシュボード 675

    [エグゼクティブ サマリー] ダッシュボード 687

    ネットワーク運用センター 691

    Software-Defined ワイド エリア ネットワーク ダッシュボード 696

    SD-WAN のトラブルシューティング ダッシュボード 697

    SD-WAN ゲートウェイのトラブルシューティング ダッシュボード 697

    SD-WAN Orchestrator のトラブルシューティング ダッシュボード 698

    vRealize Automation 8.x ダッシュボード 698

    クラウド自動化環境の概要 699

    クラウド自動化のプロジェクト コストの概要 699

    クラウド自動化のリソース消費量の概要 699

    クラウド自動化の上位 N ダッシュボード 700

    vRealize Operations ダッシュボード 700

    vRealize Operations Cloud の請求 701

    vRealize Operations Cloud Universal の請求 701

    [サービスの検出] ダッシュボード 702

    [サービスの分布] ダッシュボード 702

    [サービスの関係] ダッシュボード 703

    [サービスの可視性] ダッシュボード 703

    [仮想マシンの関係] ダッシュボード 703

    インベントリ ダッシュボード 704

    [vSphere コンピューティング インベントリ] ダッシュボード 704

    [vSphere ネットワーク インベントリ] ダッシュボード 705

    [vSphere ストレージ インベントリ] ダッシュボード 705

    [ワークロード管理インベントリ] ダッシュボード 705

    Microsoft Azure ダッシュボード 706

    AWS ダッシュボード 707

    AWS インスタンスの使用率ダッシュボード 709

    AWS Auto Scaling グループ ダッシュボード 709

    AWS トラブルシューティング ダッシュボード 709

    AWS インスタンスのヒートマップ ダッシュボード 710

    AWS ボリューム パフォーマンス ダッシュボード 710

    AWS ディスク容量ダッシュボード 710

    アラート 710

    VMware Cloud on AWS のダッシュボード 710

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 9

  • VMC キャパシティ ダッシュボード 710

    [VMC のコストの概要] ダッシュボード 711

    [VMC インベントリ] ダッシュボード 711

    [VMC 管理仮想マシンの監視] ダッシュボード 712

    VMC 使用率とパフォーマンス ダッシュボード 712

    [VMC 構成の上限] ダッシュボード 713

    NSX-T 管理パックのダッシュボード 713

    NSX-T Configmax のメトリック 714

    Cloud Federation Adapter ダッシュボード 714

    はじめに - クラウド フェデレーション ダッシュボード 715

    インフラストラクチャのキャパシティ 716

    インフラストラクチャの構成 717

    SDDC の健全性と構成 719

    11 管理設定の構成 721メンテナンス スケジュール 721

    メンテナンス スケジュールの管理 722

    ユーザーとアクセス コントロールの管理 723

    ロールと権限 723

    ユーザー シナリオ:ユーザー アクセス コントロールの管理 724

    アクセス コントロール 725

    ユーザーおよび環境の監査 731

    ユーザーの環境設定 734

    証明書 735

    CA 証明書のインポート 736

    アダプタ証明書を削除する 736

    グローバル設定の変更 737

    グローバル設定のリスト 737

    グローバル設定 740

    カスタマー エクスペリエンス向上プログラム 741

    コンテンツの管理 741

    バックアップの作成 742

    コンテンツをインポートする 743

    ダッシュボードとレポート スケジュールの所有権の転送 743

    ログ 744

    動的しきい値 746

    アイコンのカスタマイズ 747

    オブジェクト タイプ アイコンのカスタマイズ 747

    アダプタ タイプ アイコンのカスタマイズ 748

    追加の仮想メモリの割り当て 749

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 10

  • 構成について

    VMware の『vRealize Operations Cloud 構成ガイド』では、環境の構成方法と監視方法について説明します。このガイドでは、vRealize Operations Cloud を外部データ ソースに接続し、その外部データ ソースから収集したデータを分析する方法、ユーザーとユーザーがサポートするインフラストラクチャの環境を適切に維持する方法、

    リソースを構成してオブジェクトの動作を決定する方法、および vRealize Operations Cloud に表示されるコンテンツをフォーマットする方法について説明します。

    対象者

    この情報は、vRealize Operations Cloud の管理者、仮想インフラストラクチャの管理者、および環境内におけるオブジェクトのインストール、構成、監視、管理、および保守を行う運用エンジニアを対象としています。

    VMware, Inc. 11

  • アクセシビリティに関するコンプライアンス 1vRealize Operations Cloud のアクセシビリティに関するコンプライアンスには、キーボードとスクリーン リーダーを使用して操作できるインタラクティブな要素がいくつか含まれます。

    キーボードのサポート

    表 1-1. ツールチップ、グリッドの並べ替え、ドラッグ アンド ドロップ、および X アイコンが表示されるコンボ ボックス

    コンポーネント 説明 例

    ツールチップを開く/閉じる 要素間を移動するには、[Tab] キーを使用します。

    ツールチップを開くには、[Ctrl + I] キーを使用します。

    ツールチップを閉じるには、[Esc] キーを使用します。

    ワークベンチ ページの要素間を移動し、ツールチップの開閉を行います。

    1 メニューで、[ホーム] > [トラブルシューティング] の順にクリックし、[Workbench] をクリックします。

    2 カードをクリックします。

    使用可能なカードがない場合は、リソース

    を検索してクリックします。

    3 [Tab] キーを使用して要素間を移動します。

    4 [Ctrl + I] キーを押してツールチップを開き、内容を確認したら [Esc] キーを押して閉じます。

    オブジェクトの関係チャートに移動し、ツール

    チップの開閉を行います。

    1 メニューで、[環境] > [すべてのオブジェクト] の順にクリックします。

    2 左側のペインの階層で目的のオブジェクトを見つけて、[メトリック] タブをクリックします。

    3 [オブジェクト関係を表示] をクリックします。

    4 [Tab] キーを使用して要素間を移動します。

    5 [Ctrl + I] キーを押してツールチップを開き、内容を確認したら [Esc] キーを押して閉じます。

    VMware, Inc. 12

  • 表 1-1. ツールチップ、グリッドの並べ替え、ドラッグ アンド ドロップ、および X アイコンが表示されるコンボ ボックス (続き)

    コンポーネント 説明 例

    ツールチップを開く [Tab] キーを使用して、アラート グリッド間を移動します。

    ツールチップを開くには、[Ctrl + I] キーを使用します。

    インベントリ ページ間を移動し、ツールチップを開きます。

    1 メニューで、[管理] > [インベントリ] の順にクリックし、[オブジェクト] タブをクリックします。

    2 [Tab] キーを使用して [関連情報] 列に移動し、[Ctrl+I] キーを押してツールチップを開きます。

    アラート グリッド間を移動し、ツールチップを開きます。

    1 メニューで、[アラート] > [トリガされたアラート] の順にクリックし、[すべて] をクリックします。

    2 リストからアラートを選択すると、次のようなアクション メニューが有効になります。

    3 [Tab] キーを使用して [重要度] 列に移動し、[Ctrl + I] キーを押してツールチップを開きます。

    グリッドを並べ替える [Enter] キーまたは [Space] キーを使用して、並べ替え可能な列を並べ替えます。

    グリッドを並べ替えます。

    1 列のヘッダーに移動します。

    2 [Enter] キーまたは [Space] キーを使用して列を並べ替えます。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 13

  • 表 1-1. ツールチップ、グリッドの並べ替え、ドラッグ アンド ドロップ、および X アイコンが表示されるコンボ ボックス (続き)

    コンポーネント 説明 例

    ドラッグ アンド ドロップ [Tab] キー と [Enter] キーを使用して要素をドラッグ アンド ドロップします。

    注: [Enter] キーのデフォルト機能が変更されている場合は、代わりに [Ctrl + Enter] キーを使用する必要があります。

    アラート シンプトムをドラッグ アンド ドロップします。

    1 メニューで、[アラート] > [構成] の順にクリックし、[アラートの定義] をクリックします。

    2 [追加] をクリックし、アラート定義の詳細を入力して [次へ] をクリックします。

    3 [シンプトム] タブで [Tab] キーを使用してグリッド内を移動し、先頭の列で

    [Enter] キーを押して、いずれかのシンプトムを選択します。

    4 再度 [Tab] キーを使用してドロップ領域を移動し、[Enter] キーを押して、シンプトムをドロップします。

    5 [Esc] キーを押して、アクションをキャンセルします。

    X アイコンが表示されるコンボボックス [X] アイコンまたは [Delete] キーを使用して、vRealize Operations Cloud のコンボボックスをクリアします。

    アラートのコンボボックスをクリアします。

    1 メニューで、[アラート] > [構成] の順にクリックし、[アラートの定義] をクリックします。

    2 [追加] をクリックし、アラート定義の詳細を入力して [次へ] をクリックします。

    3 [X] アイコンをクリックしてクリアします。

    4 (オプション) [Delete] キーを押してクリアします。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 14

  • データ ソースへの vRealize Operations Cloud の接続 2vRealize Operations Cloud に Management Pack をインストールして構成し、環境内の外部データ ソースに接続してそれらのデータ ソースからのデータを分析することによって、 vRealize Operations Cloud の監視機能を拡張することができます。接続後は、vRealize Operations Cloud を使用して、環境内のオブジェクトを監視および管理します。

    データ ソースへの接続だけを提供する Management Pack もありますが、定義済みのダッシュボード、ウィジェット、アラート、ビューを含めることもできます。

    ソリューションには、クラウド アカウント、その他のアカウント、ダッシュボード、レポート、アラート、およびその他のコンテンツを含めることができます。クラウド アカウントとその他のアカウントはアダプタで構成されており、 vRealize Operations Cloud はそれらを使用して他の製品、アプリケーション、および機能との通信および統合を管理します。Management Pack のインストール時およびアダプタの構成時に、 vRealize Operations Cloud の分析ツールとアラート ツールを使用して環境内のオブジェクトを管理することができます。

    VMware ソリューションには、ストレージ デバイス、Log Insight、NSX for vSphere、ネットワーク デバイス、VCM 用のアダプタなどがあります。サードパーティのソリューションには、AWS、SCOM、EMC Smarts などがあります。

    NSX for vSphere の VMware Management Pack などのその他の Management Pack は、[リポジトリ] ページから Management Pack として vRealize Operations Cloud に追加できます。VMware 管理パックやその他のサードパーティのソリューションをダウンロードするには、https://marketplace.vmware.com/vsx/ の VMware Solution Exchange にアクセスしてください。

    vRealize Operations Cloud には、事前にインストールされている Management Pack が含まれています。これらのソリューションは、vRealize Operations Cloud のインストール時にインストールされ、無効化することはできません。Management Pack は次のとおりです。

    n vSphere

    n vRealize Log Insight

    n Cloud Management Assessment

    n vSAN

    n サービスの検出

    n vRealize Automation 8.x

    n AWS

    VMware, Inc. 15

    https://marketplace.vmware.com/vsx/

  • n Microsoft Azure

    n NSX-T

    n VMware Cloud on AWS

    n vRealize Network Insight

    vRealize Operations Cloud には、vRealize Operations Cloud にバンドルされている Management Pack も含まれていますが、有効にされていません。これらの Management Pack は、[リポジトリ] ページから有効化できます。Management Pack は次のとおりです。

    n オペレーティング システム/リモート サービス モニタリング

    n OS とアプリケーションの監視

    n PCI コンプライアンス

    n ISO コンプライアンス

    n HIPAA 準拠

    n FISMA コンプライアンス

    n CIS コンプライアンス

    n DISA コンプライアンス

    n ping

    アップグレードに関する考慮事項

    vRealize Operations Cloud にバンドルされている Management Pack は、vRealize Operations Cloud がアップグレードされると再インストールされます。vRealize Operations Cloud の新規デプロイがある場合は、VMware vSphere および vRealize 最適化評価のみがインストールされ、有効化になります。他のすべての Management Pack は事前バンドルされており、使用するにはアクティベーションが必要です。

    vRealize Operations Cloud の以前のバージョンからアップグレードする場合、管理パック ファイルが、日時のフォルダ名の付いたフォルダ内の /usr/lib/vmware-vcops/user/plugins/.backup ファイルにコピーされます。データを新しい vRealize Operations Cloud インスタンスに移行する前に、アダプタ インスタンスを再度構成する必要があります。アダプタをカスタマイズしている場合、アダプタのカスタマイズ内容は移行に含まれず、

    カスタマイズを再構成する必要があります。

    vRealize Operations Cloud の管理パックを新しいバージョンに更新し、アダプタをカスタマイズしている場合、アダプタのカスタマイズ内容はアップグレードに含まれず、再構成が必要になります。

    この章には、次のトピックが含まれています。

    n ソリューション リポジトリ

    n vRealize Operations Cloud でのソリューションの管理

    n ソリューション用マーケットプレイス

    n ソリューションの認証情報の管理

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 16

  • n コレクタ グループの管理

    n vSphere

    n VMware Cloud on AWS

    n Azure VMware Solution

    n Google Cloud VMware Engine

    n AWS

    n Microsoft Azure

    n OS とアプリケーションの監視

    n オープン ソース Telegraf を使用したアプリケーション サービスとオペレーティング システムの監視

    n 物理サーバの監視

    n サービスの検出

    n アプリケーション統合

    n vRealize Operations Cloud および vRealize Log Insight Cloud の統合

    n ビジネス管理

    n vRealize Automation 8.X

    n vSAN

    n vRealize Network Insight

    n NSX-T

    n クラウド フェデレーション アダプタの構成

    ソリューション リポジトリ

    [リポジトリ] ページでは、ネイティブ Management Pack のアクティベーション/アクティベーションの解除、または他の Management Pack のアンインストールを行えます。

    [[リポジトリ] ページの場所]

    メニューで、[管理] をクリックします。左側のペインで、[ソリューション] - [リポジトリ] の順に選択します。

    表 2-1. [リポジトリ] ページのオプション

    オプション 説明

    VMware ネイティブ Management Pack

    名前 ソリューションの名前。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 17

  • 表 2-1. [リポジトリ] ページのオプション (続き)

    オプション 説明

    有効化 ネイティブ Management Pack をインストールします。アクティベーション後のクラウド Management Pack は [ソリューション] - [クラウド アカウント] で構成できます。アクティベーション後のその他のすべての Management Pack は、[ソリューション] - [Other Accounts] で構成できます。

    すべてのクラスタのノードにアクセスできる場合にのみ、アクティベーシ

    ョンが開始されます。

    注: 事前インストールされた Management Pack は、デフォルトで有効になっています。これらは適宜 [クラウド アカウント] または [Other Account] ページから構成できます。[Add Account] をクリックして、ソリューションを構成します。

    無効化 Management Pack をアンインストールします。

    注: 事前インストールされた Management Pack を無効にすることはできません。

    ステータス Management Pack が構成されているかどうかを示します。緑色のチェックマークは、Management Pack が正常にインストールされていることを示します。構成されている場合は、それに関連付けられているア

    カウントの数を表示できます。

    アカウントを表示または編集するには、アカウント リンクをクリックして、Management Pack に関連付けられているアカウント ページに移動します。

    提供元 ソリューション作成元のベンダーまたはメーカーの名前。

    バージョン ソリューションを識別するバージョンとビルド番号。

    コンテンツの表示 Management Pack を使用して、デプロイされたコンテンツのリストを表示します。

    デフォルトの内容の再設定 このオプションは、VMware vSphere ソリューションでのみ使用できます。

    vRealize Operations Cloud のインスタンスを更新し、アラート定義とシンプトム定義を上書きするオプションを選択した後、既存のコンプラ

    イアンスのアラート定義を上書きする必要があります。

    vRealize Operations Cloud の現在のバージョンをアップグレードする場合、このオプションを選択して、アラート定義とシンプトム定義を

    上書きする必要があります。アラート定義とシンプトム定義を上書きし

    ない場合、コンプライアンス ルールでは新旧の定義がともに使用されます。

    その他の Management Pack

    名前、ステータス、バージョン、ソリューション作成元のベンダーまたはメーカー名など、非ネイティブの Management Pack に関する詳細が表示されます。関連するデータ、メタデータ、特別な設定が不要のコンテンツを含む特定 Management Pack をアンインストールできます。Management Pack をアンインストールするには、[アンインストール] をクリックし、[リスクを理解したうえで同意します] を選択します。

    vRealize Operations Cloud でのソリューションの管理

    [ソリューション] ページから、すでにインストールされているソリューションの表示、有効化、および構成を行うことができます。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 18

  • ソリューションの仕組み

    ソリューションには、ダッシュボード、レポート、アラートおよびその他のコンテンツ、クラウド アカウントおよびその他のアカウントが含まれる場合があります。クラウド アカウントとその他にはアダプタが含まれており、vRealize Operations Cloud はそれらを使用して他の製品、アプリケーション、および機能との通信および統合を管理します。

    ソリューションを確認できる場所

    メニューで [管理] をクリックし、左ペインの [ソリューション] で [リポジトリ] をクリックして、クラウドおよびその他のソリューションを表示および有効化/無効化します。[クラウド アカウント] をクリックして、すでにインストールされているソリューションを表示および構成します。[Other Accounts] ビューをクリックして、すでにインストールされている他のソリューションを表示および構成します。

    注: VMware vSphere ソリューションおよびその他のネイティブ Management Pack は事前にインストールされていて、無効にすることはできません。

    データ収集通知

    メニューの [データ収集] ベル アイコンを使用して、データ収集に関連するステータスと重要な通知にすばやくアクセスできます。このアイコンは、通知が存在するかどうか、およびその中に重要な通知があるかどうかを示します。

    リストには、進行中のデータ収集に関する通知が表示され、どれかに重要な問題があるかどうかが示されます。リス

    トの下部に進行中のデータ収集通知が 1 つのエントリとしてグループ化されます。収集に関する詳細を表示するには、通知を展開します。

    各通知は最後または現在のデータ収集のステータス、関連付けられているアダプタ インスタンス、収集の完了または問題の識別からの時間を表示します。通知をクリックして、[ソリューション] ページを開き、そこで詳細を表示してアダプタ インスタンスを管理できます。

    データ収集で問題が発生した場合は、vRealize Operations Cloud によって 5 分間隔の収集サイクル中にそれらの問題が識別されます。

    ソリューションのインストールの失敗

    ソリューションのインストールに失敗した場合でも、ソリューションがインストールされず、[ソリューション] ページに表示されないにもかかわらず、ソリューションに関連付けられているプラグインが vRealize Operations Cloud の [プラグイン] ページに表示されることがあります。ソリューションのインストールに失敗した場合は、ソリューションを再インストールしてください。

    クラウド アカウントの管理

    [クラウド アカウント] ページから、すでにインストールされているクラウド ソリューションの表示および構成や、アダプタ インスタンスの構成ができます。

    [クラウド アカウント] ページには、オプションのツールバーがあります。

    [すべてのフィルタ] をクリックし、[すべて] を選択して条件を入力するか、名前、コレクタ、説明、ソリューション、またはアダプタに基づいてそれらをフィルタリングします。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 19

  • [クラウド アカウント] ページには、vRealize Operations Cloud がデータを収集できるように追加および構成されたソリューションが一覧表示されます。別のアカウントを追加するには、[アカウントの追加] をクリックし、いずれかのクラウド ソリューションを選択します。詳細については、クラウド アカウントの追加を参照してください。

    表 2-2. クラウド アカウント グリッドのオプション

    オプション 説明

    垂直の省略記号 ソリューションの構成を変更します。たとえば、データ収集の停止、クラ

    ウド アカウントの編集または削除、アカウントに関連するオブジェクト詳細の表示などを行います。

    名前 ベンダーまたはメーカーがソリューションに付けた名前です。

    ステータス ソリューションのステータスと、アダプタがデータを収集しているかどう

    かを示します。緑色のチェックマークと OK のテキストがステータス表示されている場合は、ソリューションがデータを収集していることを意味

    します。

    説明 一般に、ソリューションが監視する対象またはソリューションのアダプタ

    が接続する対象のデータ ソースを示します。

    ID ソリューションを識別するバージョンとビルド番号。

    ライセンス ソリューションでライセンスが必要かどうかを示します。

    コレクタ ソリューションのステータスを示します。データの受信は、ソリューショ

    ンがデータを収集していることを示します。

    その他のソリューションの管理

    その他のソリューションを追加および構成するには、その他のアカウントの追加を参照してください。

    クラウド アカウントの追加

    クラウド アカウントは、監視するパブリック クラウドとハイブリッド クラウドの接続情報を指定します。vRealize Operations Cloud に付属するソリューション、または追加するソリューションに関連するクラウド アカウントを追加および構成できます。アカウントを構成した後、vRealize Operations Cloud ではターゲット システムと通信できます。アダプタの構成を変更するために、クラウド アカウント ページにいつでもアクセスできます。

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [ソリューション] > [クラウド アカウント] の順にクリックします。[アカウントの追加 ] をクリックし、管理するソリューションを選択します。

    vSphere ソリューションのアカウントを管理するには、「vCenter Server クラウド アカウントの構成」を参照してください。

    AWS クラウド アカウントを管理するには、「AWS クラウド アカウントの構成」を参照してください。

    Microsoft Azure クラウド アカウントを管理するには、「Microsoft Azure クラウド アカウントの構成」を参照してください。

    VMware Cloud on AWS クラウド アカウントを管理するには、「VMware Cloud on AWS クラウド アカウントの構成」を参照してください。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 20

    https://docs.vmware.com/jp/VMware-vRealize-Operations-Cloud/services/config-guide/GUID-315C57B6-A383-4DBA-A8D0-FEF6CC56F0B4.htmlhttps://docs.vmware.com/jp/VMware-vRealize-Operations-Cloud/services/config-guide/GUID-56A6674D-396E-475F-884E-03AC54DA6092.htmlhttps://docs.vmware.com/jp/VMware-vRealize-Operations-Cloud/services/config-guide/GUID-15E7FB47-225F-44AC-97E8-BAB7BD8A447E.htmlhttps://docs.vmware.com/jp/VMware-vRealize-Operations-Cloud/services/config-guide/GUID-502535B8-F245-4CDB-831A-9A85766986C1.htmlhttps://docs.vmware.com/jp/VMware-vRealize-Operations-Cloud/services/config-guide/GUID-502535B8-F245-4CDB-831A-9A85766986C1.html

  • 前提条件

    注: n クラウド アカウントを追加および構成する前に、クラウド アカウントを有効にします。

    n VMware vSphere ソリューションはデフォルトで有効になっており、アクティベーションを解除することはできません。

    クラウド アカウントのインポート

    既存のクラウド アカウントを vRealize Automation 8.x から vRealize Operations Cloud にインポートして同期することができます。[Import Accounts] ページには、vCenter Server、Amazon AWS、および Microsoft Azure に関連付けられている、 vRealize Operations Cloud で管理されていないすべてのクラウド アカウントが一覧表示されます。これらのアカウントを選択して、vRealize Automation で定義されている既存の認証情報とともに vRealize Operations Cloud に直接インポートするか、またはインポート プロセスの前に認証情報を追加または編集することができます。[管理] > [管理] にある [統合] ページで vRealize Automation 8.x との統合を有効にするまで、[Import Accounts] オプションはユーザーに表示されません。

    前提条件

    n vRealize Operations Cloud の [管理] > [管理] > [統合] で、vRealize Automation 8.x が有効になっていることを確認します。

    n 接続およびデータを収集するのに十分な権限を持つ vCenter Server 認証情報を把握していることを確認します。

    n ユーザーが、vRealize Automation に設定されている Organizational Owner および Cloud Assembly Administrator の権限を持っていることを確認します。

    手順

    1 メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [クラウド アカウント] > [Import Accounts] の順にクリックします。

    2 [Import Accounts] ページで、インポートするクラウド アカウントを選択します。

    3 vRealize Automation からの既存の認証情報を上書きするには、[認証情報の編集] の横にある [編集] アイコンをクリックします。

    n [認証情報] ドロップダウン メニューから既存の認証情報を選択し、[保存] をクリックします。

    n 新しい認証情報を追加するには、[認証情報] ドロップダウン メニューの横にあるプラス アイコンをクリックし、認証情報の詳細を入力して [保存] をクリックします。

    4 ドロップダウン メニューからコレクタ/グループを選択します。

    5 [Validate] をクリックして、接続が成功していることを確認します。

    6 [インポート] をクリックします。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 21

  • 結果

    インポートされたクラウド アカウントが [クラウド アカウント] ページに一覧表示されます。クラウド アカウントのデータ収集が完了すると、構成ステータスが [警告] から [OK] に変わります。

    その他のアカウントの管理

    [その他のアカウント] ページから、ネイティブ Management Pack およびすでにインストールされているその他のソリューションの表示および構成や、アダプタ インスタンスの構成ができます。

    注: ソリューションを構成する前に、そのソリューションを有効にする必要があります。詳細については、ソリューション リポジトリ

    [その他のアカウント] ページには、オプションのツールバーがあります。

    [すべてのフィルタ] をクリックし、[すべて] を選択して条件を入力するか、名前、コレクタ、説明、ソリューション、またはアダプタに基づいてそれらをフィルタリングします。

    [その他のアカウント] ページには、vRealize Operations Cloud がデータを収集できるように追加および構成されたソリューションが一覧表示されます。別のアカウントを追加するには、[アカウントの追加] をクリックし、いずれかのソリューションを選択します。詳細については、その他のアカウントの追加を参照してください。

    表 2-3. クラウド アカウント グリッドのオプション

    オプション 説明

    垂直の省略記号 ソリューションの構成を変更します。たとえば、データ収集の停止、クラ

    ウド アカウントの編集または削除、アカウントに関連するオブジェクト詳細の表示などを行います。

    名前 ベンダーまたはメーカーがソリューションに付けた名前です。

    ステータス ソリューションのステータスと、アダプタがデータを収集しているかどう

    かを示します。緑色のチェックマークと OK のテキストがステータス表示されている場合は、ソリューションがデータを収集していることを意味

    します。

    説明 一般に、ソリューションが監視する対象またはソリューションのアダプタ

    が接続する対象のデータ ソースを示します。

    ID ソリューションを識別するバージョンとビルド番号。

    ライセンス ソリューションでライセンスが必要かどうかを示します。

    コレクタ ソリューションのステータスを示します。データの受信は、ソリューショ

    ンがデータを収集していることを示します。

    クラウド ソリューションの管理

    クラウド アカウントを追加および構成するには、その他のアカウントの管理を参照してください。

    その他のアカウントの追加

    vRealize Operations Cloud に追加する他のソリューションに関連付けられたアカウントを追加および構成できます。アカウントを構成した後、vRealize Operations Cloud はターゲット システムからデータを収集するか、

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 22

  • ターゲット システムにデータを送信することができます。アダプタの構成を変更するために、その他のアカウント ページにいつでもアクセスできます。

    注: n その他のアカウントを追加および構成する前に、ソリューションを有効にします。

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [ソリューション] > [Other Accounts] の順にクリックします。[アカウントの追加] をクリックし、管理するソリューションを選択します。

    使用できるオプションは、選択するソリューションによって異なります。

    ping アダプタ インスタンスの構成

    vRealize Operations Cloud では、ping 機能を構成して、仮想環境内にあるエンドポイントの可用性を確認できます。ping 機能は、アダプタ インスタンスで IP アドレス、IP アドレスのグループ、FQDN に対して構成できます。

    注: 複数のアダプタ インスタンスが異なるコレクタで実行されていて、両方が同じアドレスに ping を実行する場合でも、両方のアダプタ インスタンスから同じ IP に対する統計情報を取得できます。

    手順

    1 メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [ソリューション] > [その他のアカウント] > [アカウントの追加] の順にクリックします。

    2 ping アダプタ インスタンスをクリックします。

    3 ping アダプタ インスタンスを構成します。

    オプション 説明

    名前 アダプタ インスタンスの名前を入力します。

    説明 アダプタ インスタンスの説明を入力します。

    一意の名前 アダプタ インスタンスの名前を指定します。名前を使用して、アダプタ インスタンスに公開されているメトリックを表示できます。

    アドレス リスト ping を実行する必要のある IP アドレス、IP アドレス範囲、FQDN を指定します。

    構成ファイル名 構成ファイルの名前を指定します。構成ファイルには、IP アドレス、Cedar 情報、FQDN の詳細がコンマ区切りファイルとして含まれています。

    コレクタ/グループ このアダプタ インスタンスを実行するコレクタを選択します。

    詳細設定 詳細設定を構成するには、ドロップダウン メニューをクリックします。

    バッチ周期間隔 新しい ping サイクルが開始される時間間隔を指定します。バッチ周期間隔の値は、0 ~ 300 秒の間にする必要があります。

    ping 回数 同じ IP アドレスに対して ping を実行する回数を指定します。

    周期 IP アドレスに再度 ping を実行するまでの待機時間を指定してください。

    DNS 名解決間隔 次のサイクルで DNS 名を解決する必要がある時間を指定します。デフォルトで、この値は 30 分に設定されています。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 23

  • オプション 説明

    パケット サイズ ping 時のパケットのバイト サイズを指定します。

    フラグメント化しない パケットをフラグメント化する場合は [False] を、フラグメント化しない場合は [True] を選択します。

    4 [保存] をクリックします。

    結果

    ping アダプタ インスタンスを構成した後 [管理] > [ソリューション] > [インベントリ] > [vRealize Ping アダプタ インスタンス] の順に選択して、アダプタの詳細を表示できます。

    ソリューションの追加

    ソリューションは PAK ファイルとして配信されます。ユーザーは、このファイルをアップロードし、ライセンスを受け、インストールします。

    追加されるソリューションの動作

    ソリューションを追加する場合は、vRealize Operations Cloud と、他の製品、アプリケーション、および機能との間の通信および統合を管理するアダプタを構成します。

    ソリューションの追加を行う場所

    メニューで、[管理] を選択し、左側のペインで [ソリューション > マーケットプレイス] の順に選択します。[使用可能] な Management Pack で、[取得] をクリックして、それぞれの Management Pack をインストールします。使用可能なアップデートは、[使用可能なアップグレード] セクションの下に表示されます。[アップグレード] をクリックして、Management Pack を最新バージョンにアップグレードします。

    ソリューションの追加ウィザードのオプション

    このウィザードには 3 つのページがあります。ここで、PAK ファイルを特定してアップロードし、EULA を承認してインストールし、インストール環境を確認します。

    PAK ファイルを vRealize Operations Cloud インストールするか、インスタンスをアップグレードする前に、カスタマイズしたコンテンツを保存するためにクローンを作成します。カスタマイズしたコンテンツには、アラートの

    定義、シンプトムの定義、推奨事項、およびビューを含めることができます。

    最新バージョンへのアップグレード時に、[デフォルトの内容の再設定] オプションを選択できます。

    表 2-4. ウィザードのオプション

    オプション 説明

    ページ 1

    ソリューションのダウンロード [マーケットプレイス] ページで [取得] をクリックすると、ソリューションが自動的にダウンロードされます。インストールされている Management Pack の名前、説明、バージョンを確認できます。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 24

  • 表 2-4. ウィザードのオプション (続き)

    オプション 説明

    デフォルトの内容の再設定 PAK ファイルがアップロード済みの場合は、現在のファイルを使用して PAK ファイルを再ロードし、ソリューションのデフォルトのアラート、シンプトム、推奨事項、ポリシーを現在の PAK ファイルで提供されている新しいバージョンで上書きします。

    注: リセットすると、カスタマイズされたコンテンツが上書きされます。vRealize Operations Cloud をアップグレードする場合のベスト プラクティスは、アップグレード前にカスタマイズしたコンテンツのクローンを作成することです。

    PAK ファイルが未署名です PAK ファイルが VMware の提供するデジタル署名で署名されていないと、警告が表示されます。デジタル署名は開発元または発行元であることを示し、管理パックに信頼性を与えます。PAK ファイルを信頼できない情報源からインストールすることが不安な場合は、インストールを進める前に管理パックのディストリビュータに確

    認してください。

    ページ 2

    使用許諾契約に合意します エンドユーザー使用許諾契約書を読んで合意します。

    注: [次へ] をクリックして、ソリューションをインストールします。インストールは、すべてのクラスタのノードがアクセス可能な場合にのみ開始されます。

    ページ 3

    インストールの詳細 アダプタがインストールされた vRealize Operations Cloud ノードを含め、インストールの進行を確認します。

    統合の管理

    vRealize Operations Cloud には、エンドポイントを設定および統合して、vRealize Automation Management Pack および vRealize Log Insight Management Pack と通信できる一元化されたページが含まれています。

    統合を確認できる場所

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [管理] > [統合] の順にクリックします。

    表 2-5. [統合] ページのオプション

    プロパティ 説明

    構成 アダプタ インスタンスを設定および統合できます。

    編集 統合されたアダプタ インスタンスを編集できます。

    無効化 アダプタ インスタンスを削除し、インスタンスに関連付けられているオブジェクト(履歴データとロールの割り当てを含む)をシステムから消去

    します。

    一時停止 データ収集プロセスを停止します。

    名前 統合されたアダプタ インスタンスの名前が表示されます。

    バージョン 統合されたアダプタ インスタンスのバージョンが表示されます。

    ステータス 統合されたアダプタ インスタンスの警告、成否、設定の有無が示されます。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 25

  • ソリューション用マーケットプレイス

    VMware によって検証されるさまざまなソリューションは、[マーケットプレイス] ページからダウンロードできます。

    マーケットプレイスの確認場所

    メニューで、[管理] をクリックします。左側のペインで、[ソリューション] - [マーケットプレイス] の順に選択します。

    表 2-6. [マーケットプレイス] ページのオプション

    オプション 説明

    使用可能

    VMware 検証済みのダウンロード可能な Management Pack を表示します。

    名前 ソリューションの名前。

    提供元 ソリューション作成元のベンダーまたはメーカーの名前。

    バージョン ソリューションを識別するバージョンとビルド番号。

    取得 [取得] をクリックして、特定の Management Pack を自動的にダウンロードします。詳細については、ソリューションの追加を参照してくださ

    い。

    使用可能なアップグレード

    アップグレード可能な Management Pack が表示されます。

    名前 ソリューションの名前。

    提供元 ソリューション作成元のベンダーまたはメーカーの名前。

    バージョン ソリューションを識別するバージョンとビルド番号。

    アップグレード [アップグレード] をクリックして、使用可能な最新バージョンをダウンロードします。詳細については、ソリューションの追加 を参照してください。

    リポジトリで表示 ソリューション リポジトリ ページで Management Pack を表示させます。

    インストール済み

    インストール済みの Management Pack が表示されます。

    名前 ソリューションの名前。

    提供元 ソリューション作成元のベンダーまたはメーカーの名前。

    バージョン ソリューションを識別するバージョンとビルド番号。

    リポジトリで表示 ソリューション リポジトリ ページ で Management Pack を表示させます。

    ソリューションの認証情報の管理

    認証情報とは、1 つまたは複数のソリューションおよび関連付けられたアダプタを有効にし、ターゲット データ ソースとの通信を確立するために vRealize Operations Cloud が使用するユーザー アカウントです。認証情報は、各

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 26

  • アダプタの構成時に提供します。アダプタの構成プロセス以外で認証情報の設定を追加または変更して、環境の変更

    に対応できます。

    たとえば、パスワード ポリシーに基づいて変更を反映させるために認証情報を変更する場合、それらの認証情報で構成されたアダプタは、vRealize Operations Cloud とターゲット システムの間の通信に対して新しいユーザー名とパスワードを使用し始めます。

    認証情報管理のもう 1 つの使用方法は、正しく構成されていない認証情報を削除することです。アダプタによってアクティブに使用されている有効な認証情報を削除すると、2 つのシステム間の通信が無効になります。

    環境における変更にあわせて構成された認証情報を変更する必要がある場合、ターゲット システムに新規アダプタ インスタンスを構成する必要なしに認証情報の設定を編集できます。認証情報の設定を編集するには、メニューの

    [管理] をクリックし、左側のペインで [管理] > [認証情報] の順にクリックします。

    追加した、あらゆるアダプタの認証情報は、他のアダプタ管理者および vRealize Operations Cloud コレクタ ホストと共有されます。他の管理者がこれらの認証情報を使用して、新規のアダプタ インスタンスを構成したり、アダプタ インスタンスを新規ホストに移動する可能性があります。

    認証情報

    認証情報は、外部データ ソースでの接続を認証するためにアダプタが使用する、ユーザー名やパスワードなどの構成設定の集合です。この他に、ドメイン名、パス フレーズ、またはプロキシ認証情報などの認証情報が含まれる場合もあります。変化し続ける環境を管理するために、1 つ以上のソリューションを構成してデータ ソースに関連付けることができます。

    認証情報を確認できる場所

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [管理] - [認証情報] の順にクリックします。

    表 2-7. 認証情報オプション

    オプション 説明

    ツールバー オプション 選択した認証情報の管理。

    n [追加]。アダプタ タイプに新しい認証情報を追加します。これは後でアダプタを構成する際に適用できます。

    n [垂直の省略記号] をクリックして、次のいずれかのアクションを実行します。

    n [編集]。選択した認証情報を変更します。通常はユーザー名とパスワードの変更が必要な場合に行います。変更は現在のアダ

    プタ認証情報に適用され、データ ソースは vRealize Operations Cloud と引き続き通信します。

    n [削除]。vRealize Operations Cloud から選択した認証情報を削除します。これらの認証情報を使用するアダプタがある場

    合、通信は失敗し、そのアダプタが管理するように構成されてい

    たオブジェクトの監視を停止します。通常は誤って構成された

    認証情報を削除するために使用されます。

    フィルタリング オプション アダプタまたは認証情報のタイプに基づいて、表示される認証情報を制限します。

    認証情報名 認証情報を管理するために提供するユーザー定義の名前の記述。アカウ

    ント ユーザー名ではありません。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 27

  • 表 2-7. 認証情報オプション (続き)

    オプション 説明

    アダプタ タイプ 認証情報を構成するアダプタのタイプ。

    認証情報タイプ アダプタに関連付けられた認証情報のタイプ。一部のアダプタでは、複数

    のタイプの認証情報がサポートされます。たとえば、1 つのタイプの認証情報でユーザー名とパスワードを定義し、もう 1 つの認証情報でパス コードとキー フレーズを定義できます。

    認証情報の管理

    アダプタ インスタンスの有効化に使用する認証情報を構成または再構成するには、ユーザー名やパスワードなど、ターゲット システムで有効な収集構成設定を行う必要があります。既存の認証情報インスタンスの接続設定を変更することもできます。

    認証情報を管理できる場所

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [管理] - [認証情報] の順にクリックします。

    [認証情報の管理] オプション

    [認証情報の管理] ダイアログ ボックスを使用して、新しいアダプタ認証情報を追加したり、既存のアダプタ認証情報を変更したりすることができます。このダイアログ ボックスは、アダプタのタイプや、追加と編集のどちらを行うかによって異なります。次のオプションは基本オプションを示しています。基本オプションを除き、ソリューションに

    応じてオプションの内容は異なります。

    注: 追加したアダプタの認証情報は、他のアダプタ管理者および vRealize Operations Cloud コレクタ ホストと共有されます。他の管理者がこれらの認証情報を使用して、新規のアダプタ インスタンスを構成したり、アダプタ インスタンスを新規ホストに移動する可能性があります。

    表 2-8. [認証情報の管理] の追加または編集オプション

    オプション 説明

    アダプタ タイプ 認証情報を構成するアダプタのタイプ。

    認証情報の種類 アダプタに関連付けられた認証情報。アダプタと認証情報のタイプの組

    み合わせによって、追加の構成オプションが異なります。

    認証情報名 認証情報の管理に使用する分かりやすい名前。

    ユーザー名 vRealize Operations Cloud をターゲット システムに接続するためにアダプタ構成で使用されるユーザー アカウント認証情報。

    パスワード 指定された認証情報のパスワード。

    コレクタ グループの管理

    vRealize Operations Cloud はコレクタを使用して、オブジェクトからのメトリックの収集などのアダプタ プロセスを管理します。アダプタ インスタンスの構成時には、コレクタまたはコレクタ グループが選択できます。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 28

  • 環境内にクラウド プロキシがある場合は、コレクタ グループを作成してリモート コレクタをそのグループに追加できます。アダプタをコレクタ グループに割り当てると、そのアダプタはグループ内の任意のコレクタで使用できます。コレクタでネットワーク割り込みが発生したり、コレクタが使用できなくなったりした場合は、コレクタ グループを使用するとアダプタを回復できます。この場合、コレクタがグループの一部であれば、全体の作業負荷がグルー

    プ内のすべてのコレクタに再分散され、コレクタごとの作業負荷が軽減されます。

    コレクタ グループ ワークスペース

    vRealize Operations Cloud でコレクタ グループの追加、編集、削除を行うか、アダプタ インスタンスをリバランスできます。

    アダプタ インスタンスのリバランス

    アダプタ インスタンスのリバランスは、コレクタ グループ内の各コレクタでアダプタ インスタンスを均等に分散するものではありません。リバランス アクションでは、リバランスの配置を決定するために各アダプタ インスタンスが収集するリソース数を考慮します。リバランスがアダプタ インスタンスで発生すると、vRealize Operations Cloud インスタンス内で、単一コレクタ上の複数の小さなアダプタ インスタンス、および別のコレクタ上の大きな単一アダプタ インスタンスが得られます。

    コレクタ グループのリバランスによって、クラスタ全体のロードが大幅に増加することがあります。あるコレクタから別のコレクタにアダプタ インスタンスを移動すると、vRealize Operations Cloud ではソース コレクタのアダプタ インスタンスとそのすべてのリソースを停止した後、ターゲット コレクタ上でそれらを開始することが必要になります。

    コレクタが応答しないか、クラスタへの接続を喪失した場合、vRealize Operations Cloud によってコレクタ グループ内で自動リバランスが開始されます。コレクタでの手動による停止や再起動など、コレクタでユーザーが開始

    したその他の手動操作では自動リバランスは行われません。

    いずれかのコレクタが応答しないか、ネットワーク接続を喪失した場合、vRealize Operations Cloud によって自動リバランスが実行されます。自動リバランスでは、コレクタ グループを適切にリバランスするために、コレクタ グループ内のコレクタ上に予備キャパシティが必要です。

    コレクタ グループを管理できる場所

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [管理] - [コレクタ グループ] の順にクリックします。

    表 2-9. コレクタ グループの概要グリッド

    オプション 説明

    コレクタ グループ ツールバー コレクタ グループの管理には、ツールバー アイコンを使用します。

    n 追加。コレクタ グループを追加します。

    n [垂直の省略記号] をクリックして、次のいずれかのアクションを実行します。

    n [編集]。リモート コレクタを追加または削除して、コレクタ グループを変更します。

    n [削除]。選択したコレクタ グループを削除します。

    n [コレクタ グループのリバランス]。各コレクタ グループを 1 つずつリバランスします。クラスタに管理権限がある場合、コレクタ グループ内のコレクタおよびリモート コレクタ間でワークロードをリバランスできます。リバランス アクションでは、コレクタ グループ内の各コレクタのオブジェクト数をリバランスするために、あるコレクタ グループから別のコレクタ グループにオブジェクトを移動します。ディスク リバランスがすでに処理中である場合、コレクタ リバランスは実行しません。

    コレクタ グループ名 コレクタ グループの作成時にそのコレクタ グループに付ける名前。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 29

  • 表 2-9. コレクタ グループの概要グリッド (続き)

    オプション 説明

    説明 コレクタ グループの作成時にそのコレクタ グループに付ける説明。

    すべてのフィルタ 概要グリッド内で、コレクタ グループのリストを、コレクタ グループ名、説明、コレクタ名、または IP アドレス別に表示します。

    クイック フィルタ名 コレクタ グループのリストを、入力したコレクタ グループ名でフィルタリングします。

    表 2-10. コレクタ グループ詳細グリッド

    詳細グリッドのオプション 説明

    メンバー コレクタ グループに割り当てられているリモート コレクタ。

    名前 リモート コレクタの作成時にそのコレクタに付けられた名前。

    IP アドレス リモート コレクタの IP アドレス。

    ステータス リモート コレクタのステータス:オンまたはオフ。

    コレクタ グループの追加

    環境内で利用可能なリモート コレクタからコレクタ グループを作成します。コレクタは、一度に 1 つのグループにしか追加できません。

    新規コレクタ グループを追加できる場所

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [管理] - [コレクタ グループ] の順にクリックします。コレクタ グループ ツールバーにある [追加] アイコンをクリックします。

    新規コレクタ グループ ワークスペースの追加

    オプション 説明

    名前 コレクタ グループの名前。

    説明 コレクタ グループの説明。

    メンバー vRealize Operations Cloud 環境内で利用可能なリモート コレクタのリストとそれらの IP アドレスおよびステータスが表示されます。コレクタ グループにすでに追加されているコレクタはこのリストには表示されません。

    すべてのフィルタ 次の条件でコレクタのリストが検索できます。

    n コレクタ名

    n IP アドレス

    n ステータス

    コレクタ グループの編集

    グループにリモート コレクタを追加したり、グループに必要のないコレクタを削除したりして、コレクタ グループを編集します。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 30

  • コレクタ グループを編集できる場所

    メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [管理] - [コレクタ グループ] の順にクリックします。コレクタ グループ ツールバーにある [編集] アイコンをクリックします。

    コレクタ グループ オプションの編集

    オプション 説明

    名前 コレクタ グループの作成時にそのコレクタ グループに付ける名前。

    説明 コレクタ グループの作成時にそのコレクタ グループに付ける説明。

    メンバー vRealize Operations Cloud 環境内で利用可能なリモート コレクタのリストとそれらの IP アドレスおよびステータスが表示されます。別のコレクタ グループに追加されているコレクタはこのリストには表示されません。このコレクタ グループに割り当てられているコレクタが表示され、そのコレクタ名の横にあるチェック ボックスがオンになります。

    すべてのフィルタ 次の条件でコレクタのリストがフィルタリングできます。

    n コレクタ名

    n IP アドレス

    n ステータス

    vSphere

    vSphere ソリューションは、vRealize Operations Cloud を 1 つ以上の vCenter Server インスタンスに接続します。このインスタンスからデータとメトリックを収集し、インスタンスを監視してインスタンスでアクションを

    実行します。

    vRealize Operations Cloud は環境内のデータを評価することで、オブジェクト動作のトレンドを特定し、トレンドに基づいてシステム内のオブジェクトについて考えられる問題や将来のキャパシティを計算し、定義されたシンプ

    トムがオブジェクトで生じた場合にアラートを発生します。

    vSphere ソリューションの構成

    vSphere ソリューションは、vRealize Operations Cloud とともにインストールされます。ソリューションでは、vRealize Operations Cloud を vCenter Server インスタンスに接続するのに構成する必要がある vCenter Server アダプタが提供されます。

    アダプタの認証情報の仕組み

    vRealize Operations Cloud を vCenter Server インスタンスに接続するために使用される vCenter Server 認証情報は、vRealize Operations Cloud がどのオブジェクトを監視するかを決定します。これらのアダプタの認証情報とユーザー権限がどのように連携しているかを理解し、アダプタとユーザーが正しく構成され、次の問題が生

    じないことを確認してください。

    n 3 つのホストのいずれかにのみアクセスする権限を持っている認証情報を使用して vCenter Server インスタンスに接続するようにアダプタを構成した場合、vRealize Operations Cloud にログインするすべてのユーザーには、1 つのホストのみが表示されます。これは、個別のユーザーが vCenter Server 内の 3 つのホストすべてに対する権限を持っている場合でも同じです。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 31

  • n 提供した認証情報に vCenter Server 内のオブジェクトに対する限定的なアクセス権限しかない場合には、vRealize Operations Cloud 管理ユーザーであっても vCenter Server 認証情報に権限が示されているオブジェクトに対してしかアクションを実行できません。

    n 提供した認証情報に vCenter Server 内のすべてのオブジェクトに対するアクセス権限がある場合には、すべての vRealize Operations Cloud ユーザーがこのアカウントを使用してアクションを実行できます。

    アクションへのユーザー アクセスの制御

    vCenter Server アダプタを使用して、vRealize Operations Cloud から vCenter Server に対してアクションを実行します。アクションを実行するように選択する場合は、vCenter Server 環境のオブジェクトへのユーザー アクセスを制御する必要があります。管理者は、vRealize Operations Cloud でユーザー権限をどのように構成するかに基づいて、ローカル ユーザーのユーザー アクセスを制御します。ユーザーが自分の vCenter Server アカウントを使用してログインする場合は、そのユーザーのアカウントが vCenter Server でどのように構成されているかによってそのユーザーの権限が決まります。

    たとえば、vCenter Server における読み取り専用のロールが設定された vCenter Server ユーザーがいるとします。このユーザーに(比較的限定されたロールではなく)vCenter Server における vRealize Operations Cloud パワー ユーザー ロールを与えた場合、このユーザーはオブジェクトに対してアクションを実行できます。これは、オブジェクトを変更する権限のある認証情報がアダプタに構成されているためです。このような予期しない結果を防

    ぐには、環境内のローカルの vRealize Operations Cloud ユーザーと vCenter Server ユーザーに付与する権限を構成します。

    vCenter Server クラウド アカウントを構成するには、vRealize Operations Cloud での vCenter Server クラウド アカウントの構成を参照してください。

    vRealize Operations Cloud での vCenter Server クラウド アカウントの構成

    vCenter Server インスタンスを vRealize Operations Cloud で管理するには、それぞれの vCenter Server インスタンスに対してクラウド アカウントを構成する必要があります。クラウド アカウントには、ターゲット vCenter Server との通信に使用する認証情報が必要です。

    注: 追加したクラウド アカウントの認証情報は、他のクラウド アカウント管理者および vRealize Operations Cloud コレクタ ホストと共有されます。他の管理者はこれらの認証情報を使用して、新規のクラウド アカウントを構成することや、クラウド アカウントを新規ホストに移動することができます。

    前提条件

    n 接続およびデータを収集するのに十分な権限を持つ vCenter Server 認証情報を把握していることを確認します。vCenter Server アダプタ インスタンスの構成に必要な権限 を参照してください。提供された認証情報で vCenter Server のオブジェクトへのアクセスが制限されている場合、ユーザーが持つ vCenter Server 権限にかかわらず、すべてのユーザーに、提供された認証情報でアクセスできるオブジェクトのみが表示されます。

    ユーザー アカウントには最低でも読み取り権限が必要であり、読み取り権限はデータセンターまたは vCenter Server レベルで割り当てられている必要があります。

    n vRealize Operations Cloud でクラウド プロキシを構成していることを確認します(vRealize Operations Cloud でのクラウド プロキシの構成 を参照してください)。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 32

    https://docs-staging.vmware.com/en/VMware-vRealize-Operations-Cloud/services/getting-started/GUID-7C52B725-4675-4A58-A0AF-6246AEFA45CD.htmlhttps://docs-staging.vmware.com/en/VMware-vRealize-Operations-Cloud/services/getting-started/GUID-7C52B725-4675-4A58-A0AF-6246AEFA45CD.html

  • 手順

    1 メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [ソリューション] > [クラウド アカウント] の順にクリックします。

    2 [クラウド アカウント] ページで、[アカウントの追加] をクリックします。

    3 [アカウント タイプ] ページで、[vCenter Server] をクリックします。

    4 クラウド アカウントの表示名と説明を入力します。

    n 表示名。vRealize Operations Cloud に表示する vCenter Server インスタンスの名前を入力します。一般的な方法では、インスタンス間で容易に識別や区別ができるように IP アドレスを含めます。

    n 説明。インスタンスの管理に役立つ追加情報があれば入力します。

    5 vCenter Server テキスト ボックスに、接続先の vCenter Server インスタンスの FQDN または IP アドレスを入力します。

    vCenter Server の FQDN または IP アドレスは、選択されている cloud proxy からアクセスできる必要があります。

    6 vCenter Server インスタンスの認証情報を追加するには、[追加] アイコンをクリックし、必要な認証情報を入力します。仮想マシンのゲスト メトリックを収集するには、vCenter Server 認証情報で、パフォーマンス > 間隔の変更権限がターゲットの vCenter Server で有効になっている必要があります。

    必要に応じて、アクションの代替ユーザー認証情報を使用できます。[アクション ユーザー名] と [ パスワード] を入力します。アクション ユーザー名とパスワードを入力しなかった場合、アクションに対して指定されたデフォルトのユーザーが考慮されます。

    注: 認証情報は vRealize Operations Cloud に保存され、vCenter Server の 1 つ以上のインスタンスで使用できます。

    注: アプリケーション サービスとオペレーティング システムを監視するには、guest operation alias modification、guest operation alias query、

    guest operation modifications、 guest operation program execution、guest operation queries

    などのゲスト操作権限を持つアクション認証情報を入力することをお勧めします。

    7 vRealize Operations Cloud のコレクタは、クラウド プロキシです。この vCenter Server クラウド アカウントのコレクタとしては、先ほどデプロイしたクラウド プロキシを指定します。

    8 vCenter Server から 20 秒間隔でデータを収集するには、[ほぼリアルタイムの監視] に対して [有効] をクリックします。

    [ほぼリアルタイムの監視] ダイアログ ボックスが表示されます。[ほぼリアルタイムの監視の影響を理解している] チェック ボックスをクリックし、[OK] をクリックします。

    9 クラウド アカウントは、 から vCenter Server 内のオブジェクトのアクションを実行するように構成されます。アクションを実行させない場合は、処理アクションの [有効化] を選択解除します。

    10 [接続の検証] をクリックして、vCenter Server インスタンスとの接続を検証します。

    vRealize Operations Cloud 構成ガイド

    VMware, Inc. 33

  • 11 [証明書の確認と承諾] ダイアログ ボックスで、証明書情報を確認します。

    u ダイアログ ボックスに表示される証明書がターゲットの vCenter Server の証明書と一致する場合は、[OK] をクリックします。

    u 証明書を有効として認識できない場合、[キャンセル] をクリックします。テストは失敗し、vCenter Server への接続は完了しません。アダプタの構成を完了するには、vCenter Server の有効な URL を指定するか、vCenter Server の証明書が有効であることを確認する必要があります。

    12 コレクタ、オブジェクトの検出、または変更イベントに関する詳細なオプションを変更するには、[詳細設定] を展開します。

    これらの詳細設定については、クラウド アカウント情報 - vSphere アカウント オプションを参照してください。

    13 vRealize Operations Cloud で環境内のオブジェクトに関する情報を分析および表示するために使用されるデフォルトの監視ポリシーを調整するには、[監視目標の定義] をクリックします。

    監視目標の詳細については、クラウド アカウント情報 - vSphere アカウント オプションを参照してください。

    14 [追加] をクリックして構成を保存します。

    vCenter Server アダプ�