8
巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd. W W KOKUSAI Asset Management Co., Ltd. 1 今週・来週の主要経済指標と政治スケジュール 注)経済指標、政治スケジュールの日程及び内容が変更になる可能性があります。 出所)Bloomberg等、各種資料より当社経済調査部作成 Focus 投資環境ウィークリー W http://www.kokusai-am.co.jp 2015518日号 情報提供資料 経済調査部 5/18 19 20 21 22 (日) 3 月 機械受注 (船舶・電力除く民需、前月比) 2 月:▲ 1.4% 3 月: +2.9% (米) 4 月 住宅着工・許可件数(着工、年率) 3 月: 92.6 万件 4 月:(予) 101.8 万件 (日) 13 月期 実質 GDP 1 次速報、前期比年率) 1012 月期: +1.5% 13 月期:(予) +1.6% (日) 日銀金融政策決定会合(~ 22 日) マネタリーベース増加ペース: 年間約 80 兆円⇒(予)年間約 80 兆円 (日) (米) 黒田日銀総裁 記者会見 イエレンFRB議長講演 (米) 5 月 全米住宅建築業協会 NAHB )住宅市場指数 4 月: 56 5 月:(予) 57 (豪) 金融政策決定会合議事録 5 5 日分) (米) FOMC 議事録( 4 28 29 日分) (米) (米) 4 月 中古住宅販売件数(年率) 3 月: 519 万件、 4 月:(予) 524 万件 5 月 フィラデルフィア連銀景気指数 (米) 4 月 消費者物価(前月比) 3 月: +0.2% 4 月:(予) +0.1% (他) インドネシア 金融政策決定会合 BI 金利: 7.50% ⇒(予) 7.50% (英) (他) MPC 議事録( 5 8 11 日分) トルコ 金融政策委員会( MPC (米) 4 月: +7.5 5 月:(予) +8.0 5 月 製造業 PMI (マークイット、速報) 4 月: 54.1 5 月:(予) 54.5 (独) 5 ifo 景況感指数 4 月: 108.6 5 月:(予) 108.0 1 週間物レポ金利: 7.50% ⇒(予) 7.50% 翌日物貸出金利: 10.75% ⇒(予) 10.75% 翌日物借入金利: 7.25% ⇒(予) 7.25% (米) (欧) フィッシャー FRB 議長講演 5 月 製造業 PMI (速報) 4 月: 52.0 5 月:(予) 51.7 (中) 5 月 製造業 PMI HSBC 、速報) 4 月: 48.9 5 月:(予) 49.4 (欧) 5 月 サービス業 PMI (速報) 4 月: 54.1 5 月:(予) 53.8 足元の動きは一時的と考えられるが、長期金利の急騰が今後も生じる可能性に注意必要か 4月末に始まった独国債利回りの上昇は、先週513日の20151-3月期ユーロ 圏実質GDP(前期比+0.4%201410-12月期の同+0.3%から加速)の公表を受け、 一段と進みました(独10年国債利回りは、4200.075%5150.624%)。利 回り上昇を受けユーロ高が進行、他方で欧州株は軟調な展開が続いています。 ECB(欧州中銀)のQE(量的金融緩和)によって、420日には残存9年の独国 債まで利回りがマイナス化し。投資家の収益確保は困難な状況でした。その中で、 ユーロ圏のデフレ懸念後退や独5年国債の札割れ等がきっかけとなり、一時的に 国債市場の需給が緩み、今回の金利急騰につながった模様です。また、米国景気 に対する軟調な指標が目立ち(米国の1-3月期実質GDP:前期比年率+0.2%4小売売上高:前月比0.0%)、米FRB(連邦準備理事会)の利上げが後ずれすると の思惑が広がったことも、通貨ユーロの買い戻しにつながったようです。 しかし、ECBQE20169月まで続けると明言しています。足元の巻き戻し の動きは一過性で、入札で堅調な応札が確認されるうちに、徐々にユーロ圏の国 債利回りは低下し、株高、ユーロ安基調に戻ると予想します。ただし国債の利回 り低下は、需給の逼迫と一時的巻き戻しを繰り返しつつ進むと予想され、市場に 大きな揺れ動きが生じる可能性については、今後も警戒が必要とみています。 米国6日にイエレンFRB議長が「株価のバリュエーションはかなり高い」、 エバンス・シカゴ連銀総裁が7日に「(株式市場が高いことに)疑いの余地はな い」と発言しています。20日にFOMC(連邦公開市場委員会)議事録(428-29 日分)が公表されますが、資産価格や金融市場の安定性に対する議論の内容等が 注目されます。また21日のフィッシャーFRB副議長講演、22日のイエレンFRB長講演や、21日の4月中古住宅販売件数などの各種住宅関連統計にも注目です。 日本13日の景気ウォッチャー(現状判断DI)は53.65ヵ月連続上昇してお り、地方でも景況感改善がみられるなど、順調な景気拡大が続いている模様です。 20日の実質GDPは、輸出が堅調だったことから前期比年率+1.6%程度の高めの成 長が市場で予想されており、上振れる可能性もあると考えます。2122日に日銀 の金融政策決定会合(終了後に黒田総裁の記者会見)が予定されており、政策は 現状維持(年間80兆円ペースでのマネタリーベース増額)となる見込みです。 中国4 月輸出(前年比▲6.4% 、事前予想同+1.6% )や4 月小売売上高(同 +10.0%、予想同+10.4%)など、内外需とも予想を下回る冴えない状況が続いてい ます。21日の5HSBC製造業PMI(速報)3ヵ月連続で好不況の境目の50を下 回ると見込まれますが、10日の金融緩和(1年物貸出基準金利5.35%5.10%)の 効果を見極めるため、中銀は当面様子見姿勢を続けると考えます。(末吉)

W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

  • Upload
    others

  • View
    3

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd. 1

今週・来週の主要経済指標と政治スケジュール

注)経済指標、政治スケジュールの日程及び内容が変更になる可能性があります。 出所)Bloomberg等、各種資料より当社経済調査部作成

Focu

s

投資環境ウィークリーW

http://www.kokusai-am.co.jp2015年5月18日号

情 報 提 供 資 料

経 済 調 査 部

月 火 水 木 金5/18 19 20 21 22(日) 3月 機械受注

(船舶・電力除く民需、前月比) 2月:▲1.4%、3月:+2.9%

(米) 4月 住宅着工・許可件数(着工、年率)

 3月:92.6万件

 4月:(予)101.8万件

(日) 1‐3月期 実質GDP(1次速報、前期比年率)

 10‐12月期:+1.5% 1‐3月期:(予)+1.6%

(日) 日銀金融政策決定会合(~22日)

 マネタリーベース増加ペース:   年間約80兆円⇒(予)年間約80兆円

(日)

(米)

黒田日銀総裁 記者会見

イエレンFRB議長講演

(米) 5月 全米住宅建築業協会

     (NAHB)住宅市場指数

 4月:56、5月:(予)57

(豪) 金融政策決定会合議事録     (5月5日分) (米) FOMC議事録(4月28・29日分)

(米)

(米)

4月 中古住宅販売件数(年率)

 3月:519万件、4月:(予)524万件

5月 フィラデルフィア連銀景気指数

(米) 4月 消費者物価(前月比)

 3月:+0.2% 4月:(予)+0.1%

(他) インドネシア 金融政策決定会合

 BI金利:7.50%⇒(予)7.50%(英)

(他)

MPC議事録(5月8・11日分)

トルコ 金融政策委員会(MPC)(米)

 4月:+7.5、5月:(予)+8.05月 製造業PMI(マークイット、速報)

 4月:54.1、5月:(予)54.5

(独) 5月 ifo景況感指数

 4月:108.6 5月:(予)108.0

 1週間物レポ金利:7.50%⇒(予)7.50% 翌日物貸出金利:10.75%⇒(予)10.75% 翌日物借入金利:7.25%⇒(予)7.25%

(米)

(欧)

フィッシャーFRB議長講演

5月 製造業PMI(速報)

 4月:52.0、5月:(予)51.7(中) 5月 製造業PMI(HSBC、速報)

 4月:48.9 5月:(予)49.4

(欧) 5月 サービス業PMI(速報)

 4月:54.1 5月:(予)53.8

足元の動きは一時的と考えられるが、長期金利の急騰が今後も生じる可能性に注意必要か

4月末に始まった独国債利回りの上昇は、先週5月13日の2015年1-3月期ユーロ

圏実質GDP(前期比+0.4%、2014年10-12月期の同+0.3%から加速)の公表を受け、

一段と進みました(独10年国債利回りは、4月20日0.075%→5月15日0.624%)。利

回り上昇を受けユーロ高が進行、他方で欧州株は軟調な展開が続いています。

ECB(欧州中銀)のQE(量的金融緩和)によって、4月20日には残存9年の独国

債まで利回りがマイナス化し。投資家の収益確保は困難な状況でした。その中で、

ユーロ圏のデフレ懸念後退や独5年国債の札割れ等がきっかけとなり、一時的に

国債市場の需給が緩み、今回の金利急騰につながった模様です。また、米国景気

に対する軟調な指標が目立ち(米国の1-3月期実質GDP:前期比年率+0.2%、4月小売売上高:前月比0.0%)、米FRB(連邦準備理事会)の利上げが後ずれすると

の思惑が広がったことも、通貨ユーロの買い戻しにつながったようです。

しかし、ECBはQEを2016年9月まで続けると明言しています。足元の巻き戻し

の動きは一過性で、入札で堅調な応札が確認されるうちに、徐々にユーロ圏の国

債利回りは低下し、株高、ユーロ安基調に戻ると予想します。ただし国債の利回

り低下は、需給の逼迫と一時的巻き戻しを繰り返しつつ進むと予想され、市場に

大きな揺れ動きが生じる可能性については、今後も警戒が必要とみています。

◆米国:6日にイエレンFRB議長が「株価のバリュエーションはかなり高い」、

エバンス・シカゴ連銀総裁が7日に「(株式市場が高いことに)疑いの余地はな

い」と発言しています。20日にFOMC(連邦公開市場委員会)議事録(4月28-29日分)が公表されますが、資産価格や金融市場の安定性に対する議論の内容等が

注目されます。また21日のフィッシャーFRB副議長講演、22日のイエレンFRB議

長講演や、21日の4月中古住宅販売件数などの各種住宅関連統計にも注目です。

◆日本:13日の景気ウォッチャー(現状判断DI)は53.6と5ヵ月連続上昇してお

り、地方でも景況感改善がみられるなど、順調な景気拡大が続いている模様です。

20日の実質GDPは、輸出が堅調だったことから前期比年率+1.6%程度の高めの成

長が市場で予想されており、上振れる可能性もあると考えます。21・22日に日銀

の金融政策決定会合(終了後に黒田総裁の記者会見)が予定されており、政策は

現状維持(年間80兆円ペースでのマネタリーベース増額)となる見込みです。

◆中国:4月輸出(前年比▲6.4%、事前予想同+1.6%)や4月小売売上高(同

+10.0%、予想同+10.4%)など、内外需とも予想を下回る冴えない状況が続いてい

ます。21日の5月HSBC製造業PMI(速報)も3ヵ月連続で好不況の境目の50を下

回ると見込まれますが、10日の金融緩和(1年物貸出基準金利5.35%→5.10%)の

効果を見極めるため、中銀は当面様子見姿勢を続けると考えます。(末吉)

Page 2: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd. 2

直近1週間の株式・長期金利・為替・商品価格

出所)Bloomberg 出所)Bloomberg

出所)Bloomberg 出所)Bloomberg注)使用しているデータは引値、値表示はザラバベースによる。注)使用しているデータの値は、引値ベースによる。

03/4/287,607

07/7/918,261

02/10/97,286

07/10/914,164

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

22,000

2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

主要国株式:日経平均株価、NYダウ、DAX®(日経平均、円)(NYダウ、ドル)

日経平均株価(左軸)

03/3/122,202

DAX®(右軸)

NYダウ(左軸)

(DAX®、ポイント)

07/7/168,105

09/3/96,547

09/3/107,05409/3/93,692

2015年5月15日

11,447

18,27219,732

02/4/15.425

03/6/133.114

06/6/285.245

07/6/125.295

02/5/175.258

03/6/120.435

07/6/131.960

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

主要国金利:日米独の10年国債利回り(%)

米国

日本

ドイツ

07/7/94.669

08/12/302.055

08/12/301.165 10/10/6

0.840

2015年5月15日

2.143 

0.6240.390

07/7/13168.95

02/1/31135.20

07/6/22124.14

02/1/310.8593

0.7

0.8

0.9

1.0

1.1

1.2

1.3

1.4

1.5

1.6

1.7

1.8

70

80

90

100

110

120

130

140

150

160

170

180

2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014

主要為替相場(円/ドル、円/ユーロ)

ユーロ円相場(左軸)

ドル円相場(左軸)

(ドル/ユーロ)

ユーロ安

ドル高

ユーロ高

ドル安

ドル安

ユーロ安

円高

ドル高

ユーロ高

円安

ユーロドル相場(右軸)

2015年5月15日

1.1451 

119.25 

136.54

08/7/23169.9608/7/151.6038

金融市場の動向

注)使用しているデータの値は、引値ベースによる。値表示は小数点以下切捨て

日経平均株価(円)

TOPIX(ポイント)

日経ジャスダック平均(ポイント)

NYダウ

(ドル)

S&P500種指数

(ポイント)

ナスダック指数

(ポイント)

ドイツDAX®

(ポイント)

英国FT100

(ポイント)

差 +353.73 +19.35 +5.08 +81.45 +6.63 +44.74 ‐262.70 ‐86.33

日本 米国 ドイツドル円

(円/ドル)

ユーロドル

(ドル/ユーロ)

ユーロ円

(円/ユーロ)

WTI原油

(ドル/バレル)

(ドル/オンス)

差 ‐0.030 ‐0.006 +0.077 ‐0.51 +0.0252 +2.36 +0.30 +36.40

先週末5月15日

1,225.30

商品市況:先物価格

7,046.82

6,960.49

先々週末5月8日先週末5月15日

5月8日先々週末

欧州株

1,188.90

11,447.03

19,379.19 1,587.76 2,562.81 18,191.11 2,116.10 5,003.55 11,709.73

59.39

0.390 2.143 0.624 119.25 1.1451 136.54 59.69

0.420 2.149 0.547 119.76 1.1199 134.18

日本株 米国株

長期金利:10年国債利回り(%) 為替相場

19,732.92 1,607.11 2,567.89 18,272.56 2,122.73 5,048.29

【金利】 独国債利回りは、ECBのQE進行に伴い低下基調に戻る見通し

【株式】 順調な景気拡大が確認され、日本株は底堅く推移か

【為替】 米国で軟調な物価指標が続くうちは、ドル高は進みにくい

Page 3: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

1,036 

2014年度1,157[+12%]

2015年度1,368[+18%]

0

4,000

8,000

12,000

16,000

20,000

0

400

800

1,200

1,600

2,000

2000 2003 2006 2009 2012 2015

(円)(円)

(年度)

日本 日経平均株価と一株当り利益

一株当り利益

(左軸)

2015年5月15日19,732円

市場予想

日経平均株価(右軸)

2015年

4月

+3.2%

▲9.5% 

‐15

‐10

‐5

0

5

10

15

20

25

30

35

40

2011 2012 2013 2014 2015

(%)

(年)

日本 輸出物価と輸入物価(前年比)

輸入物価

輸出物価

+11.6

+14.8

+10.3 +10.6

+4.8

+9.0

+10.2

54.1 54.3 54.5

49.4

51.254.8

59.5

4

6

8

10

12

14

16

18

20

22

0

10

20

30

40

50

60

70

小売 飲食 サービス 住宅 製造業 非製造業 雇用

日本 景気ウォッチャー調査

(先行き指数)

2015年4月 先行き指数

(左軸)

2014年11月から2015年4月の変化

(右軸)

改善↑↓

悪化

2014年11月100.38

2015年3月

100.40

2014年11月103.9

2015年3月105.5

60

70

80

90

100

110

120

95

96

97

98

99

100

101

102

103

104

105

106

107

2009 2011 2013 2015

(2010年=100)(ポイント)

(年)

景気先行指数

世界(左軸)

日本(右軸)

注)左図の一株当り利益は2013年度までが各年度終了後の5月末時点、2014年度は2015年5月15日時点、日本経済新聞社による実績集計値。2015年度はBloombergの5月15日時点の予想をもとに当社経済調査部が算出。[ ]は前年度比。右図は円ベース。

3

先週の日経平均株価は上昇、良好な決算発表、国債利回りの安定、経済指標の

改善などが材料となった模様です。2015年3月期の決算発表は終盤を迎え、日経平

均構成企業では約56%がBloombergの事前予想を上回り(4月1日~5月15日)、全体

では前年度比約+12%の増益でした(図1左、15日時点)。2015年度は約+18%の増

益が予想されています。2015年度の予想PER(=株価/一株当り利益)は14.4倍で、

2011年以降の平均15.6倍や米NYダウ16.3倍(15日)に比べて割安感が残ります。

国際的な資源価格の下落が企業業績を下支えしている模様です。4月輸出価格が

前年比+3.2%と上昇する一方、石油などのエネルギー価格の下落で4月輸入価格が

同▲9.5%と下落しており、いわゆる交易条件の改善が輸出企業などの増益に貢献

しているとみられます(図1右)。また為替の面では、ドル円相場が想定為替レー

ト112.07円/米ドル(3月日銀短観、大企業・製造業、2015年度下期)を超えた円安

ドル高水準で推移すれば、今後、企業利益の押し上げ要因となる見込みです。

【図1】 企業利益は増加基調、輸入物価下落が収益を下支え 【図2】 景気先行指数は緩やかに改善、景況感は幅広く回復

日本 良好な企業決算や日本の景気回復で日本株に上昇余地

日本の景気は緩やかな回復基調にあります。3月の景気動向指数は先行指数が

前月から改善、2014年11月頃から回復基調を辿っています(図2左)。消費税増

税の影響緩和や世界景気の回復などが主な要因です。また景気に敏感な人々の景

況感である景気ウォッチャー調査によると、4月先行き指数は2014年11月から5ヵ月連続で改善、幅広い業種で景況感の回復がみられました(図2右)。賃上げや

外国人観光客の需要増などへの期待が背景にある模様です。

今週は20日に2015年1-3月期GDPが発表され、実質では前期の前期比年率+1.5%と同程度の同+1.6%の見込みです。世界景気回復による輸出増加やガソリン安や

賃金上昇期待などによる個人消費の持ち直しが予想されます。21・22日は日銀金

融政策決定会合が開催され、現状の政策が維持されるとみています。注目は、22日の黒田総裁の記者会見で、 近の国債利回りの変動幅拡大に関して、量的金融

緩和の副作用と認識するか、という点です。(石井)

出所)Bloomberg、日本経済新聞社、日本銀行より当社経済調査部作成出所)内閣府、OECDより当社経済調査部作成

注)左図の世界はOECDの値を利用。右図の雇用は人材派遣会社、職業安定所職員などへの調査。

Page 4: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

30

40

50

60

70

80

90

100

110

120

130

2013 2014 2015

市場の予想インフレ率(右軸)

原油価格(左軸)

250

300

350

400

450

500

550

600

650

700

750

80

100

120

140

160

180

200

220

240

2000 2004 2008 2012

S&P/ケース・シラー住宅価格指数

(20大都市、左軸)

中古住宅販売件数

(年率換算、右軸)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

0

50

100

150

200

250

300

1990 1995 2000 2005 2010 2015

住宅着工件数

(年率換算、左軸)

NAHB住宅市場指数(右軸)

‐1.0

‐0.8

‐0.6

‐0.4

‐0.2

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

‐4

‐3

‐2

‐1

0

1

2

3

4

2010 2011 2012 2013 2014 2015

消費者物価(右軸)

輸入物価(左軸)

先週の4月生産者物価は、前月比▲0.4%と事前の市場予想(同+0.1%)を下回り

ました。また消費者信頼感の低下等もあり、利上げ観測が後退し、10年国債利回

りが低下に転じるとともに(2.143%)、ドル安、株高が進みました。S&P500は終

値で2,122.73ポイントと過去 高値を更新しています(いずれも5月15日時点)。

今週は住宅関連の指標が多く公表されます。住宅建築業界の景況感を示す5月NAHB住宅市場指数はほぼ横ばいが見込まれますが(4月56→5月市場予想57)、4月住宅着工件数(3月92.6万件→4月市場予想101.8万件、年率換算、図1左)や4月中古住宅販売件数(3月519万件→4月市場予想524万件、年率換算)では、緩やか

な増加が示される見通しです。中古住宅市場が活況であれば、住宅価格も上昇基

調を続けるとみています(図1右)。FRB(連邦準備理事会)の銀行融資担当者に

対する意見調査(4月)でも、住宅ローン向けの融資基準はおおむね緩和方向に、

住宅ローンの需要は増加傾向にあるため、住宅市場の回復は当面続くと考えます。

今週公表予定の4月消費者物価は、前月比+0.1%(前年比▲0.2%)が予想されて

います。ドル高による輸入物価の低下が消費者物価を押し下げていた面もありま

したが、その影響は徐々に弱まってきていると考えられます(図2左)。

今週のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録(4月28-29日分)も、物価関連

の議論に注目です。過去の議事録では利上げ前に市場の予想インフレ率の回復を

確認したいとする委員がいましたが、足元では原油価格の落ち着きに伴い、市場

の予想インフレ率は上昇し始めている模様です(図2右)。利上げの条件の一つ

が満たされつつあると判断された可能性も考えられます。また22日にはイエレン

FRB議長が「経済見通し」について講演を行います。3月の講演では今年後半の

利上げ開始について自信を持っていたようですが、企業を中心に景気はやや減速

しており見通しに変化があるか注目です。ただし、夏以降には消費の盛り上がり

等が予想されるため、議長の認識に大きな変化はないとみています。(末吉)

【図1】 住宅着工件数・中古住宅販売件数とも増加傾向 【図2】 足元の消費者物価と予想インフレ率の動向に注目

米国 住宅市場の緩やかな改善が示される見通し

4

注)左図の直近値は、消費者物価は2015年3月、輸入物価は2015年4月。右図の直近値は、原油価格は2015年5月15日、市場の予想インフレ率は同年5月13日。原油価格はWTI先物、市場の予想インフレ率は、物価連動債から算出される今後5~10年の平均的予想インフレ率。出所)米労働省、Bloomberg、FRBより当社経済調査部作成

(年)

(%)

米国 輸入物価と消費者物価(前月比)

注)左図の直近値は、住宅着工件数は2015年3月、NAHB住宅市場指数は同年4月。右図の直近値は、中古住宅販売件数は2015年3月、S&P/ケース・シラー住宅価格指数は2015年2月。

出所)米商務省、NAHB、NAR、Bloombergより当社経済調査部作成

米国 住宅着工件数とNAHB住宅市場指数(万件)

(年) (年)

米国 原油価格と市場の予想インフレ率

(ドル/バレル) (%)

米国 住宅価格指数と中古住宅販売件数 (%)

(2000年1月=100)

(年)

(ポイント) (%)

Page 5: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

1/1 2/1 3/1 4/1 5/1 6/1

(%)

(月/日)2015年

5月15日1.88%

4月14日1.51%

5月8日2.02%

英10年国債利回り

独10年国債利回り4月20日0.075%

5月13日0.72%

5月15日0.62%

【図2】独英比較では債券、為替は英国、株式は独に妙味

欧州 ユーロ圏、英国共に景気は順調に回復。英国は企業の利益成長に警戒を

5

EU(欧州連合)の一角、英国の景気も底堅く推移しています。欧州統計局に

よる2015年1-3月期実質GDPは前期比+0.3%に留まるも、先週BOE(英国中央銀

行)が示したインフレレポートでも2015年成長率は+2.5%(前年比)、2016年も

+2.6%(同)を見通しており、ユーロ圏2015年見通し+1.1%(同)、2016年+1.5%(同)を上回っています(成長率見通しはECB)。またBOEは、直近(2015年3月)+0.0%(前年比)と低迷するインフレ率(消費者物価上昇率)も今年暮れ以

降上昇に転じるとの見立て、来年前半には利上げを開始するとみています。

近の世界的な長期金利上昇局面では、英10年国債利回りは4月のボトムから

約50Bp(1Bp=0.01%)の上昇と、独10年国債利回りの約70Bp上昇より小幅に留ま

りました(図2左)。先行きの英国債は独国債に比べ高く安定的な収益をもたら

し、また利上げ機運の高まりと共に英ポンドの上昇圧力は高まりましょうが、株

式市場は慎重な利益成長率見通しが重石となりそうです(図2右)。(徳岡)

ユーロ圏景気は順調な回復軌道に乗っていることが示されました。欧州統計局は

13日、ユーロ圏2015年1-3月期の実質GDP成長率を前期比+0.4%と発表しました(図

1)。需要項目別の内訳は未発表ですが、堅調な個人消費等、内需が成長を牽引し

た模様です。また国別の成長率では、これまで構造改革の遅れ等を背景に低迷し、

昨年10-12月期は共にゼロ%成長に甘んじたフランス、イタリアが2015年1-3月期に

はそれぞれ前期比+0.6%、同+0.3%と健闘、スペインも依然好調で同+0.9%と、いず

れも事前予想を上回る結果となりました。一方、予想を下回る成長を示したのは域

内 大経済国ドイツで同+0.3%、輸入増で純輸出の寄与度が悪化した模様です。

もっとも、ドイツの外需寄与軟化をさほど心配する必要はないとみています。輸

入増加は裏返せば国内需要の強さを示すと考えられるほか、足元通貨ユーロは昨年

の同時期に比べ約2割安(対ドル)と、米中景気、特に輸出シェアの高い中国景気

は気がかりなものの、同国の輸出は今後価格効果の恩恵を得られるとみられます。

【図1】 ユーロ圏景気は順調な回復軌道に乗る

注)上左図は終値ベース。上左図の予想利益成長率はI/B/E/S予想。直近値は2015年5月15日時点。出所)Bloomberg、Thomson Reuters Datastreamより当社経済調査部作成

独英10年国債利回り(左)とMSCI世界・主要国/地域の予想利益成長率(右)ユーロ圏実質GDP成長率(需要項目別寄与度、前期比年率換算)

注)上図予想は2015年4-6月期から2016年1-3月期までで、当社経済調査部による。出所)欧州統計局より当社経済調査部作成

‐14

‐12

‐10

‐8

‐6

‐4

‐2

0

2

4

6

2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 (年)

(%)

純輸出

個人消費

在庫投資

政府消費

固定資本投資

実質GDP2015年1‐3月期

実質GDP+1.6%

予想

‐2

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

ドイツ ユーロ

英国 米国 日本 世界

(%)

直近(5月15日)時点の

予想利益成長率

2014年3月末時点の

予想利益成長率

(MSCI国・地域インデックス名)

Page 6: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd. 6

先週13日、4月の主要経済指標が公表され、いずれも弱い内容となりました。鉱

工業生産は前年比+5.9%(3月:同+5.6%)と、昨年通年の前年比+7.9%に比べて、

回復の勢いを欠けています(図1左)。固定資産投資(都市部、年初来累積)は同

+12.0%と、2000年12月以来の低い伸びを記録しました。小売売上高(名目値)は4月に前年比+10.0%(3月:同+10.2%)と伸び悩み、新車販売台数も4月に同▲0.5%と、変動の大きい1-2月期を除くと2年7ヵ月ぶりのマイナスとなりました。

需要の低迷を受け、4月の消費者物価は前年比+1.5%と、昨年後半から1%台半ば

付近で安定推移しています(図1右)。企業間取引も不振が続き、生産者物価は同

▲4.6%と、38ヵ月連続で前年割れとなりました。足もとでデフレリスクが台頭す

るなか、4-6月期の実質GDP成長が1-3月期(前年比+7.0%)よりさらに低下する可

能性が高まっています。そのため、年後半にかけて、当局は年間目標である「前

年比+7.0%」の達成に向け、追加景気対策を発動せざるを得ないと思われます。

【図1】 景気の鈍化を反映する主要経済指標の低下 【図2 】新規融資に慎重な姿勢を崩さない金融機関

アジア・新興国 中 国:弱い経済指標を受け、高まる追加景気対策への期待

景気の底割れを警戒してきた中国人民銀行(PBoC)は昨年4月から預金準備率

(RRR)や基準金利の引き下げなど、景気減速に歯止めをかけようとしています。

しかし、金融緩和の効果が現れるまで時間がかかる模様です。4月の通貨供給

(M2)は前年比+10.1%と、統計開始以来 低の伸びとなりました。金融機関も企

業業績の低迷に伴う不良債権の増加を懸念し、融資に慎重な姿勢を崩しません。

銀行の新規融資を含む社会融資総額は4月に昨年同時期に比べて約3割減少しまし

た(図2)。今後、回復の足取りが依然鈍いなか、PBoCは年後半にかけて、基準

金利やRRRの引き下げ(それぞれ1回程度)など、追加緩和を公表する見通しです。

一方、先週13日に、当局は商業銀行が地方債を担保に、PBoCから新規融資を受

けることを認めた模様です。これにより、地方政府による公共投資の拡大が景気

を押上げる効果が期待される一方、債券発行額の膨張に伴う財政規律の弛緩など、

地方政府のモラル・ハザードを誘発しかねないことが懸念されます。(洪)

出所)中国国家統計局、CEIC出所)中国人民銀行、CEIC

中国 実質GDP成長率と

鉱工業生産(前年比)

注)直近値:実質GDP成長率:2015年1-3月期、その他:左右両図とも同年4月

注)社会融資総額:金融から実体経済へ供給される資金の総額を示す指標で、銀行貸出、銀行引受手形(B/A)、信託、委託融資、社債発行、企業(非金融機関)の株式発行などが含まれる。直近値:2015年4月。

中国 消費者物価(前年比)

(年)

(%)

(月)

(兆元) 中国 社会融資総額

4

6

8

10

12

14

16

18

20

2008 2010 2012 2014

(%)

鉱工業生産

実質GDP成長率

+5.9%

+7.0%

0

1

2

3

4

5

2012 2013 2014 2015

総合

物価

+1.5%

コア

物価(食品・

燃料除く)+1.5%

(年)

0

1

2

3

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

2014

2012

2015

2013

Page 7: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd. 7

出所)Bloomberg等、各種資料より当社経済調査部作成

今週の主要経済指標と政治スケジュール

注) (米)は米国、(日)は日本、(欧)はユーロ圏、(英)は英国、(独)はドイツ、(仏)はフランス、(伊)はイタリア、(豪)はオーストラリア、(中)は中国、(印)はインドをそれぞれ指します。赤字は日本、青字は米国、緑字はユーロ圏とEU全体、黒字はその他のイベントを表します。経済指標と政治スケジュール、企業決算の日程及び内容は変更となる可能性があります。

月 火 水 木 金

11 12 13 14 15(欧)

(他)

ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)

G7 エネルギー相会合(ハンブルク、~12日)

(日)(日)

10年利付国債入札

3月 景気動向指数(速報、先行CI) 2月:104.8、3月:105.5

(日) 4月 景気ウォッチャー調査

 現状 3月:52.2、4月:53.6 先行き 3月:53.4、4月:54.2

(日)(日)

30年利付国債入札

4月 マネーストック(M2、前年比)

 3月:+3.6%、4月:+3.6%

(日)

(日)

黒田 日銀総裁講演(東京)

4月 国内企業物価(前年比)

(英) 金融政策委員会(MPC)

 資産買入れ規模:  3,750億ポンド⇒3,750億ポンド

(米)

(欧)

4月 月次財政収支

 3月:+1,069億ドル、4月:+1,567億ドル

EU財務相会合(ブリュッセル)

(日)

(日)

4月 銀行貸出(前年比)

 3月:+2.6%、4月:+2.6%3月 経常収支(季調値)

(米) 4月 生産者物価(前月比)

 3月+0.2% 4月:▲0.4% (日)

 3月:+0.7% 4月:▲2.1%4月 消費者態度指数

(豪) 4月 NAB企業景況感指数

 3月:6 4月:4

(英)

(豪)

3月 鉱工業生産(前月比)

 2月:+0.1%、3月:+0.5%3月 住宅ローン承認件数(前月比)

(米)

 2月:+6,061億円、3月:+2兆663億円

3月 企業売上・在庫(在庫、前月比)

 2月:+0.2%、3月:+0.1%

(印) 卸売物価(前年比) 2月:▲2.33% 3月:▲2.65%

(米)  3月:41.7、4月:41.54月 鉱工業生産(前月比)

 3月:▲0.3%、4月:▲0.3%

(印)

 2月:+1.1%、3月:+1.6%鉱工業生産(前年比) 2月:+4.9%、3月:+2.1%

(米)

(米)

4月 輸出入物価(輸入、前月比)

 3月:▲0.2%、4月:▲0.3%4月 小売売上高(前月比)

(他) ブラジル 3月 小売売上高 (前年比)

 2月:▲3.3% 3月:+0.4%

(米) 5月 ニューヨーク連銀景気指数

 4月:▲1.19 5月:+3.09

(他) ギリシャ IMF融資の債務返済日

 (約7.45億ユーロ) (欧)

 3月:+1.1%、4月:0.0%1‐3月期 実質GDP(1次速報、前期比)

 10‐12月期:+0.3%、1‐3月期:+0.4%

(他) フィリピン 金融政策決定会合

  オーバーナイト・レート:

      4.0%⇒4.0%

(米) 5月 ミシガン大学消費者信頼感指数

              (速報) 4月:95.9、5月:88.6

(中) 4月 鉱工業生産(前年比)

 3月:+5.6% 4月:+5.9%

(仏) 1‐3月期 実質GDP(1次速報、前期比)

 10‐12月期:0.0% 1‐3月期:+0.6% (日) 大阪市住民投票(特別区設置について)

18 19 20 21 22(日) 3月 機械受注

(船舶・電力除く民需、前月比) 2月:▲1.4%、3月:+2.9%

(日) 5年利付国債入札 (日) 1‐3月期 実質GDP(1次速報、前期比年率)

 10‐12月期:+1.5% 1‐3月期:(予)+1.6%

(日) 日銀金融政策決定会合(~22日)

 マネタリーベース増加ペース:   年間約80兆円⇒(予)年間約80兆円

(日)

(米)

黒田日銀総裁 記者会見

イエレンFRB議長講演

(日) 3月 第3次産業活動指数(前月比)

 2月:+0.3% 3月:(予)▲0.5%

(米) 4月 住宅着工・許可件数(着工、年率)

 3月:92.6万件

 4月:(予)101.8万件(米) FOMC議事録(4月28・29日分)

(米)

(米)

4月 中古住宅販売件数(年率)

 3月:519万件、4月:(予)524万件

5月 フィラデルフィア連銀景気指数

(米) 4月 消費者物価(前月比)

 3月:+0.2% 4月:(予)+0.1%

(日) 3月 製造工業 稼働率指数(前月比)

 2月:▲3.2% 3月:(予)%

(英) 4月 消費者物価指数(前年比)

 3月:0.0% 4月:(予)0.0%

(英) MPC議事録(5月8・11日分)

(米)

 4月:+7.5、5月:(予)+8.05月 製造業PMI(マークイット、速報)

 4月:54.1、5月:(予)54.5

(独) 5月 ifo景況感指数

 4月:108.6 5月:(予)108.0

(米) 5月 全米住宅建築業協会

     (NAHB)住宅市場指数

 4月:56、5月:(予)57

(英) 4月 生産者物価指数(前年比)

 3月:▲13.0% 4月:(予)▲11.5%

(豪)

(他)

5月 消費者信頼感指数

 4月:96.2、5月:(予)NAトルコ 金融政策委員会(MPC)

(米)

(欧)

フィッシャーFRB副議長講演

5月 製造業PMI(速報)

 4月:52.0、5月:(予)51.7(他) タイ 1‐3月期 実質GDP(前年比)

 10‐12月期:+2.3% 1‐3月期:(予)+3.4%

(豪) 金融政策決定会合議事録     (5月5日分)

 1週間物レポ金利:7.50%⇒(予)7.50% 翌日物貸出金利:10.75%⇒(予)10.75% 翌日物借入金利:7.25%⇒(予)7.25%

(欧) 5月 サービス業PMI(速報)

 4月:54.1 5月:(予)53.8 (欧) スペイン統一地方選挙

(他) インドネシア 金融政策決定会合

 BI金利:7.50%⇒(予)7.50%(他) ブラジル 4月 失業率

 3月:6.2% 4月:(予)6.3%

(中) 5月 製造業PMI(HSBC、速報)

 4月:48.9 5月:(予)49.4

(他) ポーランド 大統領選(決選投票)

25 26 27 28 29(日) 日銀金融経済月報 (日)

(日)20年利付国債入札

4月 企業向けサービス価格

(日) 日銀金融政策決定会合議事要旨             (4/30分)

(日)(日)

2年利付国債入札

4月 商業販売額

(日)

(日)

4月 鉱工業生産

4月 家計調査

(日) 4月 貿易統計 (米) 3月 S&P/ケース・シラー住宅価格指数 (独) 6月 GfK消費者信頼感指数 (米) 4月 中古住宅販売仮契約指数(日) 4月 完全失業率

(米) メモリアルデー(祝日) (米) 4月 耐久財受注 (他) ブラジル 1‐3月期 実質GDP(2次速報) (日)

(日)

4月 有効求人倍率

消費者物価指数

(米) 4月 新築住宅販売件数 (英) 1‐3月期 実質GDP(2次速報)

(米)

(4月:全国、5月:東京都)

1‐3月期 実質GDP(2次速報)

(米) 5月 消費者信頼感指数

          (カンファレンス・ボード)

(伊) 1‐3月期 実質GDP(2次速報)

(米) 5月 シカゴ購買部協会景気指数

(米) 5月 ミシガン大学

    消費者信頼感指数(確報)

先   

今   

来   

17

24

Page 8: W 投資環境ウィークリー · 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.

投資環境ウィークリー 2015年5月18日号W 国際投信投資顧問/経済調査部W

KOKUSAI Asset Management Co., Ltd. 8

本資料は投資環境等に関する情報提供を目的として、国際投信投資顧問が作成したものです。本資料は投資勧誘を目的とするものではありません。なお、以下の点にもご留意ください。○本資料中のグラフ・数値等はあくまでも過去のデータであり、将来の経済、市況、その他の投資環境に係る動向等を保証するものではありません。○本資料の内容は作成基準日のものであり、将来予告なく変更されることがあります。○本資料は信頼できると判断した情報等をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性等を保証するものではありません。○本資料に示す意見等は、特に断りのない限り本資料作成日現在の国際投信投資顧問経済調査部の見解です。また、国際投信投資顧問が設定・運用する各ファンドにお

ける投資判断がこれらの見解に基づくものとは限りません。

本資料に関してご留意頂きたい事項

本資料中で使用している指数について

「日経平均株価」に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。

「日経ジャスダック平均株価」に関する著作権、知的所有権、その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します。本件商品を日本経済新聞社および日本経済新聞デジタルメディアが保証するものではありません。また、日本経済新聞社は、日経ジャスダック平均株価の内容を変える権利および公表を停止する権利を有しています。TOPIX(東証株価指数)は、(株)東京証券取引所及びそのグループ会社(以下、「東証等」という。)の知的財産であり、指数の算出、指数値の公表、利用など同指数に関するすべての権利・ノウハウは東証等が所有しています。ドイツ「DAX®」:本指数は、情報提供を目的としており、売買等を推奨するものではありません。FTSE International Limited(“FTSE”)©FTSE 2015年。“FTSE®”はロンドン証券取引所グループ会社の登録商標であり、FTSE International Limitedは許可を得て使用しています。FTSE指数、FTSE格付け、またはその両方におけるすべての権利は、FTSE、そのライセンサー、またはその両方に付与されます。FTSEおよびライセンサーは、FTSE指数、FTSE格付け、もしくはその両方、または内在するデータにおける誤りや省略に対して責任を負わないものとします。FTSEの書面による同意がない限り、FTSEデータの再配布は禁止します。MSCI EMU、MSCI World、MSCI USA、MSCI United Kingdom、MSCI Japan、MSCI Germany(出所:MSCI)。ここに掲載される全ての情報は、信頼の置ける情報源から得たものでありますが、その確実性及び完結性をMSCIは何ら保証するものではありません。またその著作権はMSCIに帰属しており、その許諾なしにコピーを含め電子的、機械的な一切の手段その他あらゆる形態を用い、またはあらゆる情報保存、検索システムを用いて出版物、資料、データ等の全部または一部を複製・頒布・使用等することは禁じられています。