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Kyotanabe · Web view高齢者いきいきポイント事業の登録者数、事業所数が増加している。 各地の老人クラブが高齢化し、会員数が減少している。(高齢者保健福祉計画)

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ごあいさつ

本市では、平成 24 年(2012 年)3月に策定した「第2

期京田辺市地域福祉計画」において、「お互いさんのこころ

で築く 人にやさしいまち 京田辺」を基本理念に掲げ、京

田辺市社会福祉協議会をはじめ関係機関・団体と連携して地

域福祉の推進に努めてまいりました。

 第2期計画の策定以降、全国的には、少子高齢化や核家族化がさらに進み、それに伴う

社会問題もますます深刻化しています。その一方、それらの課題に対応するため、介護

保険法や障害者総合支援法の改正、子ども・子育て関連3法や生活困窮者自立支援法の施

行など、さまざまな制度の整備が進められています。

 本市においても、人口は増加傾向にあるものの、高齢化率の上昇や核家族世帯の増加が

顕著になってきており、地域でのつながりの重要性が増す一方、隣近所との付き合いな

ど地域での交流の希薄化を感じる人が多くなっています。

このように、地域福祉を取り巻く環境が変化する中、地域で暮らすすべての人が尊重さ

れ、その人らしく自立した生活ができる社会をめざして、「第3期京田辺市地域福祉計

画」を策定しました。

 本計画では、第2期計画の考え方から一歩前進し、「お互いさんの心」に加え、さまざ

まな人々が結びつくことで生まれる「絆」により、地域福祉の取り組みをさらに発展さ

せていくこととしています。引き続き市民の皆さま、関係機関・団体の皆さまのご理解

とご協力をお願い申し上げます。

 結びに、京田辺市地域福祉計画策定委員会の委員の皆さま、市民アンケートやパブリッ

クコメントにご協力いただいた方々ならびに計画の策定にあたり貴重なご意見をいただ

きました多くの市民の皆さまに、心から感謝を申し上げます。

平成 29 年3月

京田辺市長 石井 明三

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目 次

 第1章  計画策定にあたって................................................1 1 計画策定の背景.............................................................................................1 2 計画の位置づけと期間...................................................................................2 3 地域福祉の動向.............................................................................................4 4 計画策定に向けて..........................................................................................5

 第2章  京田辺市の地域福祉をめぐる現状と課題 .................6 1 京田辺市の現状.............................................................................................6 2 第2期計画の評価と検証..............................................................................13 3 地域福祉をめぐる課題まとめ........................................................................17

 第3章  計画のめざす方向性..............................................19 1 基本理念....................................................................................................19 2 絆ネットワーク構築の推進...........................................................................20 3 基本目標....................................................................................................22 4 施策の体系.................................................................................................24

 第4章  計画の展開............................................................25 基本目標1 地域福祉を担う市民活動をみんなで育てよう.....................................25 基本目標2 地域福祉のためのネットワークをつくろう........................................28 基本目標3 だれもが自分らしく暮らしていける支援体制をつくろう.....................31 基本目標4 安全・安心な暮らしを守ろう...........................................................36

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 第5章  計画の推進に向けて..............................................38 1 推進のための役割........................................................................................38 2 計画の推進.................................................................................................39

資料編 1 用語解説....................................................................................................42 2 第3期京田辺市地域福祉計画策定経過............................................................44 3 京田辺市地域福祉計画策定委員会規則............................................................45 4 第3期京田辺市地域福祉計画策定委員会委員名簿............................................46 5 京田辺市地域福祉推進会議設置要綱...............................................................47 6 京田辺市地域福祉推進会議委員名簿...............................................................48

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第1章 

計画策定にあたって

1 計画策定の背景

京田辺市では、「お互いさんの心で築く 人にやさしいまち 京田辺」をめざし

て、平成 24 年度から「第2期京田辺市地域福祉計画」(以下「第2期計画」とい

います。)に基づき、地域福祉を推進してきました。

国全体では、少子高齢化や核家族化が進み、住民同士のつながりが希薄になって

おり、地域での課題解決が難しくなってきています。一方、近年の大規模な自然災

害等の経験から、地域の絆が重要であることが改めて認識されており、平成 24 年の

社会保障・税の一体改革においても、家族や国民相互の助け合いの重要性が示されて

います。

京田辺市においては、障がいのある人・子ども・高齢者を中心に支援が必要な

人々に対して、さまざまな団体・関係機関等が行う支援の充実をめざし、「第1期

計画」「第2期計画」を策定・推進してまいりました。しかし、地域の課題が多様

化し、公的サービスをはじめ、それぞれの機関が個別に行う支援だけでは解決が困

難な場面が多くなってきている現在、市民がお互いに助け合い、支え合う仕組みを

つくる地域福祉の重要性は一層高まってきています。「第3期京田辺市地域福祉計

画」は、それらの状況を踏まえ、すべての人々を対象とする地域福祉体制の確立を

めざし、策定しました。

<第2期計画期間中の国・府の主な動き>

平成 24 年度

・厚生労働省社会・援護局地域福祉課長通知「地域において支援を必要とする者の

把握及び適切な支援のための方策等について」

・社会保障・税の一体改革大綱決定

平成 25 年度

・社会保障審議会生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会報告書

・「健康日本 21(第2次)」計画策定

・社会保障制度改革国民会議報告書

平成 26 年度

・厚生労働省社会・援護局長通知「市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計

画の策定について」

・「京都府地域福祉支援計画」策定

1

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・「新オレンジプラン」策定

平成 27 年度

・「第3期京都府障害者基本計画」及び「第4期京都府障害福祉計画」策定

・「生活困窮者自立支援法」施行

・子ども・子育て支援新制度施行(「子ども・子育て支援法」、「認定こども園法の

一部改正」、「子ども・子育て支援法及び認定こども園法の一部改正法の施行に

伴う関係法律の整備等に関する法律」)

平成 28 年度 ・「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」施行

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京田辺市子ども・子育て支援事業計画

第3次京田辺市総合計画

京田辺市高齢者保健福祉計画

京田辺市健康増進計画・食育推進計画

京田辺市障害者基本計画京田辺市障害福祉計画

連携

京都府「京都府地域福祉支援計画」

勘案

第3期京田辺市地域福祉計画

まちづくりプラン(後期基本計画)

京田辺市社会福祉協議会

京田辺市地域福祉活動計画」

・高齢者のみ世帯や高齢者世帯への支援

・地域支援事業の担い手発掘

・障がいのある人の社会参加

・ひとり親世帯への支援・乳幼児期の訪問指導の推進

・食生活改善推進員の活動支援

関連項目

2 計画の位置づけと期間

1)地域福祉計画とは

地域福祉とは、基本的に個人や家族など個人的な取り組みだけでは解決できない

生活上の課題の緩和・解決を社会的に行うための総称です。

地域福祉計画とは、すべての人が地域で自立して幸せな生活をおくることができ

るように、解決すべき生活課題や支援を必要とする人を把握し、課題発生を予防す

るための仕組みや、発生した課題をどのように解決していくのかを定めるものです。

2)第3期京田辺市地域福祉計画の位置づけ

「第3期京田辺市地域福祉計画」(以下「第3期計画」といいます。)は、「第

3次京田辺市総合計画」に則した福祉分野の計画です。

また、この地域福祉計画は、福祉分野の個別計画である「京田辺市高齢者保健福

祉計画」「京田辺市障害者基本計画」「京田辺市障害福祉計画」「京田辺市子ど

も・子育て支援事業計画」「京田辺市健康増進計画・食育推進計画」との整合を図

るとともに、これらの個別計画の横断的な地域の取り組み、地域福祉推進のための

共通理念や福祉ビジョンを明らかにしていきます。

また、京田辺市社会福祉協議会が策定する、市民・民間団体の行動計画である

「京田辺市地域福祉活動計画」とも連携を図り、一体的に地域福祉を推進していき

ます。

3

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第3次京田辺市総合計画

京田辺市地域福祉計画

京田辺市高齢者保健福祉計画

京田辺市障害者基本計画

京田辺市障害福祉計画

京田辺市地域福祉活動計画

H19

H28

H27

H26

H25

H24年度 H

18

京田辺市子ども・子育て支援事業計画

H33

H32

H31

H30

H29

H23

H22

H21

H20

京田辺市健康増進計画・食育推進計画

第3期

第6期

第3期

第1期 第2期

基本構想

基本計画

第7期第5期第3期 第4期

第2期

第1期

第1次 第2次

第2期 第3期 第4期

まちづくりプラン

第1期

第5期

3)計画の期間

「第3期計画」の期間は、平成 29 年度から平成 33 年度の5年間とします。

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3 地域福祉の動向

平成 12 年(2000 年)6 月に改正された「社会福祉法」の中で、今後の社会福祉

の基本理念の一つとして、「地域福祉の推進」という項目が掲げられました。

これからの福祉は、限られた社会的弱者に対する公的なサービスとしてだけでな

く、地域に暮らす多様な人々が抱える生活課題を、地域住民、事業者、行政など、

地域のさまざまな立場の人たちが互いに協力して課題解決を図るものと位置づけら

れました。

<社会福祉法(抜粋)>

(地域福祉の推進)

第四条 地域住民、社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会福祉に関する

活動を行う者は、相互に協力し、福祉サービスを必要とする地域住民が地域社会

を構成する一員として日常生活を営み、社会、経済、文化その他あらゆる分野の

活動に参加する機会が与えられるように、地域福祉の推進に努めなければなら

ない。

(市町村地域福祉計画)

第百七条 市町村は、地域福祉の推進に関する事項として次に掲げる事項を一体

的に定める計画(以下「市町村地域福祉計画」という。)を策定し、又は変更し

ようとするときは、あらかじめ、住民、社会福祉を目的とする事業を経営する

者その他社会福祉に関する活動を行う者の意見を反映させるために必要な措置

を講ずるよう努めるとともに、その内容を公表するよう努めるものとする。

一 地域における福祉サービスの適切な利用の推進に関する事項

二 地域における社会福祉を目的とする事業の健全な発達に関する事項

三 地域福祉に関する活動への住民の参加の促進に関する事項

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4 計画策定に向けて

1)本計画における地域福祉の考え方これからの地域福祉は、従来のような、障がいのある人、子ども、高齢者など、

対象別の対応を取りまとめた形式をとるものではなく、地域で課題を抱えるすべて

の人々に対して、従来の個別の取り組みを強化しながら、それぞれの連携体制を構

築することによって、複雑化・多様化する地域課題やニーズに効果的に応えていく

ことが必要です。

なお、本計画は、京田辺市における地域福祉の考え方や取り組み方を、理念的に

定めるものです。

2)地域福祉に必要な4つの「助け」地域福祉は、地域で互いに支え合い、助け合うことで成り立ちます。人々が生活

を営んでいる地域社会が、そこに住むすべての人たちにとって住みやすいところと

なるためには、公的な制度による福祉サービスが整備・提供されること(公助)だ

けでなく、同居家族を含めた自らの行動(自助)や、隣近所の住民同士等の身近な

人間関係の中で自発的に支え合い、助け合うこと(互助)も大切になります。

同時に、地域住民や地域活動・地域福祉活動を行う人たちや福祉サービス事業者

等が地域において組織をつくり、それぞれが役割を担った活動(共助)は、家族機

能の弱体化や近隣住民同士の関係性の希薄化等が指摘される中、その重要度がます

ます高まっています。

<地域福祉に必要な4つの「助け」>

じ じ ょ

自助個人や家族による支え合い・助け合い(個人やもっとも身近な家族が解決にあたる)

きょうじょ

共助 地域で暮らす人たちや地域活動・地域福祉活動を行う人たち、地域の施設・事業所等が組織的に協働していく支え合い・助け合い(地域ぐるみで福祉活動に参画し、地域社会全体で支え合い、助け合う)

こうじょ

公助保健・福祉・医療その他の関連する施策に基づき、行政機関が公的な福祉サービスを提供することや地域における福祉活動を支援することによる支え

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ご じ ょ

互助身近な人間関係の中での、制度化されていない自発的な支え合い・助け合い

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(行政でなければできない支援や援助をしっかりとする)

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59,577 64,008 67,910 70,835

0

25,000

50,000

75,000

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

(人) 人口推移

※ 国勢調査

12,630 14,346 15,686 17,201

56.4  56.9  56.4  58.0 

40.0

45.0

50.0

55.0

60.0

0

5,000

10,000

15,000

20,000

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

(世帯) 核家族世帯数・割合の推移

核家族世帯数 総世帯数に占める核家族世帯数の割合

(%)

※国勢調査

第2章 

京田辺市の地域福祉をめぐる現状と課題

1 京田辺市の現状

1)京田辺市の人口の状況○総人口は、70,835 人で、増加傾向にある。

○核家族世帯数が年々増加しており、総世帯数に占める核家族世帯数の割合も増加

傾向にある。

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33,683 34,215 35,864 36,591 36,125 35,300  34,370 

34,227 36,376 38,768 40,138 40,319 40,235  39,999 

67,910 70,59174,632 76,729 76,444 75,535  74,369 

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

平成22年 平成27年 平成32年 平成37年 平成42年 平成47年 平成52年

将来人口推計

男性 女性 総人口

(人)

※京田辺市まち・ひと・しごと創生総合戦略

(人)

1,6551,8861,860

2,4793,335

1,7251,667

2,3332,948

2,2121,850

1,5161,740

2,3482,087

1,349850

396129

01,0002,0003,0004,0001,540

1,7801,851

2,3372,606

1,6761,828

2,4513,021

2,2941,968

1,6512,113

2,7862,162

1,4671,129

686554

0 1,000 2,000 3,000 4,0000~45~9

10~1415~1920~2425~2930~3435~3940~4445~4950~5455~5960~6465~6970~7475~7980~8485~89

90~

人口ピラミッド

(歳)男性 34,728人 女性 36,107人

高齢者人口

生産年齢人口

年少人口

※国勢調査(平成27年)

(人)

○人口推計では、平成 37 年度を境に、総人口が増加から減少に転じると見込まれる。

○年齢別人口をみると、20~24歳、40~44歳、65~69歳の層が多くなっている。

9

●合計人口にはそれぞれ年齢不詳分を含む

●平成 27 年は推計人口のため、実人口と異なる

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198293 306 347

40

39 4552

238

332 351399

0.9

1.2 1.1 1.2

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

0

100

200

300

400

500

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

母子・父子世帯数・割合の推移

父子世帯数母子世帯数総世帯数に占める母子・父子世帯数の割合

(%)

※ 国勢調査

(世帯)

1.201.23

1.35

1.26

1.20

1.27

1.36

1.31

1.38

1.10

1.15

1.20

1.25

1.30

1.35

1.40

1.45

平成10~14年 平成15~19年 平成20~24年

合計特殊出生率

京田辺市 京都府 全国

※人口動態特殊報告

2)京田辺市の福祉に関する状況

子どもに関する状況

○合計特殊出生率は、平成 10~14 年では京都府・全国の数値よりも低かったものの、その後徐々に高くなっており、平成 20~24 年では、全国の数値に近づいている。

○母子・父子世帯数は、平成 12 年から平成 27 年にかけて増加傾向にある。

10

●それぞれの合計特殊出生率については、5年間の平均値。

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733 1,085 1,5502,220

1,2791,851

2,697

3,597

2,012

2,936

4,247

5,817

3.3 4.3 

5.6 

7.5 5.7 7.3 

9.7 

12.1 

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

(世帯) 高齢者のみ世帯数・割合の推移

高齢夫婦世帯数高齢単身世帯数総世帯数に占める高齢単身世帯数の割合総世帯数に占める高齢夫婦世帯数の割合

(%)

※国勢調査

12.915.4

19.0

22.517.4

20.0

23.4

27.5

17.3

20.1

23.0

26.6

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年

高齢化率の推移

京田辺市 京都府 全国

※国勢調査

(%)

高齢者に関する状況

○高齢化率は、22.5%で増加傾向にある。京都府や全国の高齢化率に比べて、低い水準となっている。

○高齢者のみ世帯数は、5,817 世帯で、平成 12 年から大幅に増加している。

11

●高齢単身世帯・・・65歳以上の人一人のみの一般世帯●高齢夫婦世帯・・・夫 65歳以上、妻 60歳以上の夫婦一組のみの一般世帯

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平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

総 数 1,960 2,037 2,171 2,289 2,444 2,509要支援1 152 184 197 220 228 204要支援2 251 253 279 259 307 308要介護1 330 313 353 420 436 493要介護2 433 430 435 493 498 542要介護3 319 359 390 353 411 407要介護4 230 248 269 303 309 313要介護5 245 250 248 241 255 242

245 250 248 241 255 242230 248 269 303 309 313319 359 390 353 411 407433 430 435 493 498 542330 313 353 420 436 493251 253 279 259 307 308152 184 197 220

228 2041,960 2,037 2,171 2,289

2,444 2,509

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000(人) 要支援・要介護認定者数の推移

※京田辺市高齢者保健福祉計画(平成27年は京田辺市高齢介護課)

214 212 216 225 223 223 220 204268 273 257 254 263 275 279 24343 38 35 38 39 36 39 40

1,513 1,542 1,569 1,610 1,654 1,693 1,693 1,548

904 937 975 1,018 1,044 1,097 1,074939

2,942 3,002 3,052 3,145 3,223 3,324 3,3052,974

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

平成20年度平成21年度平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度

(人) 障がい種別身体障害者手帳所持者数の推移

視覚障害 聴覚・平衡機能障害 音声・言語障害 肢体不自由 内部障害

※第3期京田辺市障害者基本計画および第4期京田辺市障害福祉計画(平成26、27年度は京田辺市障害福祉課)

○要支援・要介護認定者数は、2,509 人で、増加傾向にある。

障がいのある人に関する状況

○身体障害者手帳所持者数は、平成 26 年度まで増加傾向にある。

12

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241 261 272 252 257 272

159 154 184 181 212 22047 51

52 47 47 4497 95110 132

156 165544 561618 612

672 701

0

100

200

300

400

500

600

700

800

平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

(人) 外国人住民数の推移

韓国・朝鮮 中国 米国 その他

※京田辺市統計書

481 504 534 560 553 554 560

804 834 884 905 892 859 844

02004006008001,0001,2001,400

0100200300400500600700

平成21年度平成22年度 平成23年度 平成24年度平成25年度平成26年度 平成27年度

(世帯) 生活保護の被保護世帯数・被保護人員の推移

被保護世帯数 被保護人員

(人)

※ ※京田辺市統計書

生活保護受給者に関する状況

○生活保護の被保護世帯数は、560 世帯である。被保護人員は 844 人で、平成 24年度以降減少傾向にある。

外国人に関する状況

○京田辺市の外国人住民数は、701 人で、増加傾向にある。

3)地域活動の状況(平成 28 年度現在)○高齢者いきいきポイント事業の登録者数、事業所数が増加している。○各地の老人クラブが高齢化し、会員数が減少している。(高齢者保健福祉計画)○子ども会(45 団体)の会員数は、4,381 人となっている。○ボランティアへの若い世代の参加が伸びず、高齢者の割合が増大している。○社会福祉協議会のボランティアには、55 団体、全 1,039名が登録している。○災害ボランティアの登録は個人 43名、団体4団体 116名であり、2年あまりで大幅に増加している。

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4)市民の声 ~京田辺市地域福祉計画策定のためのアンケート調査※より~

悩みや心配ごとについての傾向

○隣近所との関係が浅くなってきている。○地域の中での情報共有がうまくできていない。○年齢が高くなるほど、健康や福祉に関する情報が足りないと感じる人が多い。○地域活動を担う若者が少なく、意識も低い。○地域によって特徴や課題はさまざまである。

今後は...

○地域での助け合いや支え合いの活動を活発にするために地域における温かな人間関係の構築が必要。

○身近な相談窓口の充実や、障がいのある人、高齢者が安心して在宅生活をおくれるサービスの充実を、優先的に取り組むべきである。

○ボランティアの参加率が全体的に低いので、参加しやすい環境づくりや意識啓発に取り組むべきである。

※京田辺市地域福祉計画策定のためのアンケート調査:平成 28 年3月 25日~4月8日に実施した、本計画策定のためのアンケート調査。以下「市民アンケート」という。

14

全世代共通としては…

年齢別にみると…

近所の人と親しくお付き合いをしています。自分や家族の健康が気になるため、健康や福祉のサービス利用方法について知りたいです。

仕事や家事で忙しく、地域活動にあまり参加できていませんが、時間に余裕が持てるようになればぜひ参加したいです。

地域活動がどこで行われているかわからないので、私たちがよく使うインターネットで情報が見られるようにしてほしいです。

18~ 39歳

40~ 64歳

65歳以上

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2 第2期計画の評価と検証

「第 2 期計画」では、4 つの目標に沿って地域福祉を進めてきました。「第 3 期計画」の策定にあたって、各項目に基づく施策・事業の進捗状況について庁内評価を行い、地域福祉の現状について市民アンケートを行うとともに、ご意見をお伺いしました。以上を踏まえ、市の実績と市民アンケートの結果を合わせて、目標ごとに課題を取りまとめました。

1)地域福祉を支える人材を増やそう

・地域福祉の担い手を育てよう・自主的な地域福祉活動を進めよう

15

課題

活動の支援や連携を促すための制度は整えられてはいるが、依然として活動の参加者自体が少ないことが課題

しかし、現在活動していない人の中にも参加意向がある人がいるため、実際の活動に結び付けていくためのきっかけづくりが重要

気軽に参加できる仕組みや身近な場での活動の機会を増やすとともに、それらについて適切な情報提供を行っていくことが求められる。

現状

行政・社会福祉協議会

・「福祉協力校」である市立小・中学校及び同志社国際中学校への助成金の交付及び社会福祉協議会職員の派遣による福祉学習のサポート

・「市民活動はじめの一歩実践講座」や「市民活動パワーアップセミナー」の開講(平成 26 年度)

・災害ボランティアセンターの常設化及び同志社大学や青年会議所などによる運営のサポート

・保育所、幼稚園、小・中学校への同志社大学、同志社女子大学の学生ボランティア受け入れの実施

・「高齢者いきいきポイント事業」の実施及び高齢者のボランティア活動の支援

市民アンケー

・ボランティア経験者は1割台半ばだが、参加に前向きな人は4割弱

・小地域福祉活動の中で、もっとも認知度が高かったのは「ふれあいサロン」

・小地域福祉活動の参加割合は、若者は低いが、高齢者は高い。

・「地域における温かな人間関係の構築」、「ふれあいの場の情報を得やすくする」ことを重要視する人が多い。

・地域活動がどこで行われているのか知らない若い世代が多い。

・ボランティア活動をしたいが、忙しさから参加できない人や参加方法がわからない人が多い。

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2)地域生活支援のためのネットワークをつくろう

・住民同士のつながりを強めよう・地域福祉推進ネットワークをつくろう

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課題

若い世代を中心に地域福祉活動への参加が低い傾向にあり、家族や地域を巻き込んだ環境づくりが必要

また、安心して暮らしていけるまちづくりを地域全体で進めるため、絆ネット構築に向けた取り組みを進める必要がある。

さらに、小地域福祉活動についても、地区によって差がある現状に対して、アプローチ方法を考えていくことが大切である。

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3)だれもが自分らしく暮らしていける仕組みをつくろう

・相談支援の体制を充実しよう・必要な情報を分かりやすく提供しよう・サービスの質の向上に努めよう・人権擁護の体制を充実しよう

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課題

相談窓口、情報発信のための施設設備など、体制面の整備は進んだが、窓口自体の周知や困った時に相談相手がいない方への対応が今後課題

意識啓発や情報提供については年代等の属性やそれぞれの状況に合わせた多様な情報発信が求められている。

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4)安全・安心な暮らしを守ろう

・防災体制や災害時の避難体制づくりを進めよう・防犯体制づくりを進めよう

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課題

人権に係る相談窓口は充実してきているものの、虐待問題などへの対応には困難な部分も多く、さらに関係機関の連携や協力体制の充実が必要となっている。

身近な地域の声掛けを重視されていることから、防犯の観点からも近所のつながりを持っておくことが重要である。

現状

行政・社会福祉協議会

・高齢者実態把握訪問によるサービスの必要な対象者の把握及び地域包括支援センターとの連携

・配慮の必要な障がいのある人や高齢者を支援する、ごみの個別収集「にこにこ収集」の実施

・成年後見制度に係る講座の実施、制度の周知、虐待防止パンフレットの作成・配布

・京田辺市要保護児童対策地域協議会の設置及び関係機関との連携

・人権問題研修会の開講、情報紙「jinken」の全戸配布、人権啓発資料の整備・貸出

・京田辺市障害者虐待防止センターでの相談対応及び連携体制の充実

・京都府家庭支援総合センター(配偶者暴力相談支援センター)などとの連携

・認知症サポーター養成講座の実施

市民アンケー

・地域包括ケアシステムの取り組みで「各関係団体の連携方策の検討」が必要だと考える人の割合が高い。

・今後優先して取り組んでいくこととして、「高齢者や障がいのある人が安心して在宅生活を送れるサービスの充実」と考える人の割合は、年代が高くなるほど高い。

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3 地域福祉をめぐる課題まとめ

「1 京田辺市の現状」「2 第2期計画の評価と検証」から読み取れる課題は以下

の 5点です。

1)活動したい人が活動できるような情報発信やコーディネートが必要市民アンケートでは、現在地域活動に参加していない人でも、条件によっては参

加してみたいという意向を持つ人が多いことがわかりました。適切な情報発信やコ

ーディネートを行うことにより、活動したい人が活動しやすい体制をつくることが

必要です。現在は仕事等で忙しく活動に参加できない方に対しても、情報提供等を

進めることによって、いずれ担い手として地域福祉活動に参画する方が増えていく

ことが期待されます。

2)地域の交流を促し、ともに支え合い助け合える地域づくりが必要市民アンケートでは、隣近所の付き合いや地域間の交流が希薄化していると感じ

る人が多くなっていることがわかりました。京田辺市では、絆ネット構築やサロン

等の取り組みが徐々に広がってきているため、今後もより一層地域の交流を促し、

気軽に集い、住民が顔を合わせられる場づくりが求められます。また、高齢者夫

婦・高齢者単身世帯など高齢者のみの世帯が増加しているため、防犯の観点からも

見守りの体制づくりをより一層充実していくことが求められます。

3)これからの地域を担う若者の育成が必要市民アンケートからは若い世代の地域活動に対する意識が低いことがわかりまし

た。本市には同志社大学、同志社女子大学があり、20歳代前半の若者も多いため、

学校側との意見交換も図り、活発化させることが求められます。小中高生が福祉に

携われるような取り組みはすでに行われているため、それを発展的に推進していき、

将来的に担い手となれるような仕組みづくりも求められます。また、参加率が高い

活動や認知度が高い活動をきっかけにして、担い手の拡大を図っていくことが必要

です。

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4)より効果的な情報の周知と共有が必要市民アンケートでは、地域活動の参加意向があるにもかかわらず、情報を知らな

いために活動に参加できない、という意見もみられました。地域活動について知る

場・また参加しやすい場をつくることが重要です。また、若者はインターネット、

高齢者は広報紙や人から情報を得る人が多いことがわかりました。このような傾向

から、情報を届けたい対象に対して適切な媒体を活用することが重要です。

5)地域福祉サービスの質の向上が必要制度化されているフォーマルサービスに限らず、地域で行われるインフォーマル

なサービスについても、自発的な活動がより一層充実していくことが求められてい

ます。また、小地域福祉活動についても、各地域により差がある現状に対して、ア

プローチ方法を考えていくことが大切です。

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第3章 

計画のめざす方向性

1 基本理念

本市の将来像である「緑豊かで健康な文化田園都市」の実現をめざし、「第3期

計画」においては、「第2期計画」で設定した基本理念を発展させ、次のとおり掲

げます。

地域福祉の推進には、市民の主体的な参画と協働による「ともに生きる地域社会

づくり」が求められます。それは、行政や特定の団体・企業・個人等が行うもので

はなく、市民すべてが主体となって、一人ひとりの参画のもとに、助け合いやふれ

あいの輪(和)を広げていく、継続的な活動であり、「みんなではぐくむ」という

視点が必要です。

また、「第3期計画」は、障がいのある人や子ども、高齢者など特定の人ではな

く、地域を構成するすべての人が対象となります。そして、だれもが生涯にわたり、

住み慣れた地域で「一人ひとりの人権が尊重され、その人らしく自立した生活をお

くることができるようにすること」が重要です。

この基本理念を前提に、市民がお互いの個性を尊重し合いながら、ふれあい、地

域の多様な生活課題に気づき、その解決に向けて地域全体が一丸となって取り組ん

でいけるまちづくりを引き続きめざします。

21

お互いさんの心と絆ではぐくむ心豊かなまち 京田辺

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自治会 社協支部・分会

老人クラブ

ボランティア

消費生活センター

地域包括支援センター

市福祉サービス事業所

医療機関

保健所

民生委員・児童委員

警察

消防

企業

商店

高齢者 障がいのある人ひとり親

要介護者

防災・防犯 プライバシ―介護・介助

核家族化・地域のつながりの希薄化

引きこもり虐待孤立・孤独認知症

京田辺市社会福祉協議会

課題情報

連絡調整

外国人

2 絆ネットワーク構築の推進

地域・地域住民が一丸となって取り組んでいけるまちづくりを実現させるために、

絆ネットワーク(通称:絆ネット)の構築を推進していきます。絆ネットワークと

は、それぞれの団体、行政、区・自治会が行っていることを連携させることで、横

のつながりを充実させるための体制です。京田辺市では、平成 27 年度から社会福

祉協議会の事務局内に絆ネット連絡事務所を設置し、「絆ネットコーディネータ

ー」を配置しました。社会福祉協議会の持つ地域ネットワークを背景に、事業を行

っています。

23

・認知症や孤独死、虐待など要配慮者を取り巻く課題や情報を地域から受け取り、ネットワークを通して共有する。

・見守り、サロン、模擬訓練等を支援していくための取り組みを地域とともに考え、ネットワークを通して連絡調整を行う。

■イメージ図

役割

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1)絆ネットワークの推進地域の団体や専門機関の協力体制や機能、役割を発揮できるように、絆ネットコ

ーディネーターが中継役として連絡調整を行い、要配慮者や家族に寄り添い、住み

慣れた地域で安心して暮らせるお手伝いを進めます。

2)専門機関との協力体制づくり要配慮者やその家族等への対応がむずかしい課題に、専門機関の支援が円滑に進

められるような体制づくりを進めます。

3)地域の団体の強みを活かす取り組み専門機関との専門性と合わせて、地域の団体がそれぞれの強みを活かし、連携・

協力していくことで要配慮者やその家族などサポートが必要な人の多様な課題を解

消する取り組みを進めます。

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ネットワーク化することで期待されること

絆ネットとは...市民がいつまでも安心して暮らせる地域づくりを地域全体で進めるための取り組み

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3 基本目標

「第3期計画」では、計画の基本理念である「お互いさんの心と絆ではぐくむ心

豊かなまち 京田辺」をめざすため、「第2期計画」の進捗状況や市民アンケート

等の意見を踏まえて、次の 4 つの基本目標を設定します。

(基本目標1)地域福祉を担う市民活動をみんなで育てよう

行動目標1 地域福祉に関わる市民・団体を育てよう行動目標2 地域福祉に関わる人々の輪を広げよう

地域福祉を推進するためには、人的資源が不可欠です。地域に住む人が隣人や地

域のことに関心を持ち、主体的に行動することが重要です。

地域や福祉への関心を高めながら、地域福祉活動の担い手となる人材を育成し、

自主的な地域福祉活動の推進につなげていくことを、第1の目標に掲げます。

(基本目標2)地域福祉のためのネットワークをつくろう

行動目標 3  住民同士がつながる交流の場を増やそう行動目標 4  地域福祉のネットワークづくりを進めよう

進行する核家族化や高齢者世帯の増加、人と人とのつながりの希薄化に対応する

ためには、地域住民同士が交流の機会を増やし、つながりを強める機会づくりが重

要です。

また、行政や福祉サービス事業者をはじめ、区・自治会、社会福祉協議会、民生

委員・児童委員、老人クラブ、子ども会等の各種団体やボランティア等がさまざま

な福祉活動を行っています。

これらの団体、行政、事業者がお互いに連携・協働することによってこそ、地域

の福祉力が十分に発揮されることになります。地域の充実したネットワークづくり

によって地域福祉の充実をめざすことを、第2の目標に掲げます。

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(基本目標3)だれもが自分らしく暮らしていける支援体制をつくろう

行動目標 5  気軽に相談できる体制をめざそう行動目標 6  それぞれの人に応じた情報提供の体制を充実させよう行動目標 7  地域生活を支えるサービスを充実させよう行動目標 8  人権擁護・虐待防止体制を充実させよう

市民が地域生活をおくるうえで、自分に合った福祉サービスを探し、選び、利用

することができる環境が必要です。

また、社会状況が大きく変化している中で、立場の弱い人への虐待や暴力など、

地域福祉に関する問題が多様化しています。

さらに、障がいのある人、子育て中の人、高齢者、要支援・要介護者等の、ニー

ズの増加や多様化に対応していくことが重要です。

だれもが地域において、阻害されることなく、自分らしく暮らしていけるような

支援体制づくりをめざすことを、第3の目標に掲げます。

(基本目標4)安全・安心な暮らしを守ろう

行動目標 9 地域での防災体制を充実させよう行動目標 10 地域での防犯体制づくりを進めよう

地域住民がお互い助け合って、人にやさしいまちづくりを実践していくためには、

すべての人が安全・安心な生活をおくることができるような整備をしていくことが

大切です。

近年の大災害や事件の発生等により防災・危機管理の意識が向上している現在、

防災・防犯の取り組みをきっかけとして、地域の連携強化や、地域福祉への市民参

画を促すことも期待されます。

行政と地域が一丸となって、安全で安心なまちづくりをめざすことを、第 4 の目

標に掲げます。

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1.地域福祉を担う市民活動をみんなで育てよう

2.地域福祉のためのネットワークをつくろう

3.だれもが自分らしく暮らしていける支援体制をつくろう

4.安全・安心な暮らしを守ろう

1地域福祉に関わる市民・団体を育てよう

2地域福祉に関わる人々の輪を広げよう

3住民同士がつながる交流の場を増やそう

4地域福祉のネットワークづくりを進めよう

5気軽に相談できる体制をめざそう

6それぞれの人に応じた情報提供の体制を充実させよう

9地域での防災体制を充実させよう

10地域での防犯体制づくりを進めよう

7地域生活を支えるサービスを充実させよう

8人権擁護・虐待防止体制を充実させよう

基本目標 行動目標

4 施策の体系

計画の基本理念を実現するための、計画の体系は次のとおりです。

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お互いさんの心と絆ではぐくむ心豊かなまち 京田辺

基本理念

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第4章 

計画の展開

基本目標1 地域福祉を担う市民活動をみんなで

育てよう

行動目標1 地域福祉に関わる市民・団体を育てよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○区・自治会や子ども会、老人クラブ等の活動に目を向け、積極的に参加しよう。

○区・自治会やボランティア、福祉施設、福祉関係団体等は、日頃から地域に目を向け、福祉課題の発見や地域住民として何ができるかを考えよう。

○参加意向の低い方へボランティア活動への参加を促そう。

○高齢者や退職者等は、今までに培った知識や技術、経験等を生かして、地域活動に参加しよう。

○区・自治会活動の企画運営に若者が参加しよう。

○子ども会の企画運営に子どもが参加しよう。

○地域活動への参加について、きっかけづくりや機会の増加を進めよう。

社会福祉協議会

○子どもの頃から関心が持てるよう、小・中学生を対象としたボランティア体験学習や福祉教育の充実を推進する。

○若者の参加を促進できるよう、青少年リーダーの育成に取り組む。

○区・自治会やボランティア等が地域での福祉活動を解決するため、地域懇談会や研究会を開催する。

社会福祉協議会のボランティア育成のための事業を支援する。

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行政 地域活動の基盤となる区・自治会の活動を支援する。

民生委員・児童委員の研修の充実に努める。

行政高齢者の生きがい対策や就労支援のため、シルバー人材センターの事業運営を支援する。

高齢者の、区・自治会単位での居場所づくりを支援するとともに、介護予防のための体操や栄養改善の啓発に取り組む。

食育や運動等をテーマにした事業やセミナーの開催を通じて市民活動の活性化を図る。

行動目標2 地域福祉に関わる人々の輪を広げよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○地域福祉活動に関心を持ち、できることは何かを考えたり、

家族や友人たちと話し合ったりしよう。

○地域社会を構成するもっとも身近な区・自治会の活動に積極的に参加しよう。

○社会福祉協議会が行うボランティア関連講座に参加しよう。

○ボランティア同士で交流し、情報交換を行うなど連携して活動しよう。また、自発的に情報を得るようにしよう。

○当事者はどのようなことで困っているのか、どのような支援が必要かなど、支援する側が理解を深められるように話をしよう。

○地域で気軽に集まれる施設に関する情報を集めて、地域で活用しよう。

○障がいのある人、子育て中の人、高齢者や介護している人など、さまざまな悩みや不安を持つ当事者自身が連携し、課題解決に向けて行動しよう。

○企業は、ボランティア休暇制度を設けるなど、従業員のボランティア活動を支援しよう。また、地域の行事等に協力しよう。

○ボランティア団体等は自分たちの活動内容や活動情報を積極的に発信しよう。

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社会福祉協議会

○ボランティア団体等に関する情報を、広く市民に発信し、市民の参加や協力を呼びかける。また、学校や大学等に対してボランティアの参加を呼びかける。

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社会福祉

協議会○災害ボランティアセンター等の運営に市民やさまざまな団体

の参画を促し、運営に携わる人の輪を広げる。

行政社会福祉協議会の組織力向上や事業の拡充を支援する。

大学等と連携し、地域福祉に若い世代が取り組んでいく体制づくりを行う。

体育館や図書館等の公共施設について、利用しやすい運営に努める。

地域活動からコミュニティビジネスに発展した事例等を収集し、関係団体に紹介する。

当事者のニーズの把握に努めるとともに、当事者による活動を支援する。

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基本目標2 地域福祉のためのネットワークをつくろ

行動目標3 住民同士がつながる交流の場を増やそう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○あいさつ運動を展開しよう。

○困ったことがあれば、まわりに助けを求め、援助を受けるための「受援力」を高めよう。

○困っている人を見かけたら、手助けをしよう。

○「広報ほっと京たなべ」や社会福祉協議会だより等に目を通し、福祉に対する関心を高めよう。

○地域に住む障がいのある人や子ども、高齢者等と積極的に交流し、互いをよく知るようにしよう。

○区・自治会、老人クラブ、子ども会等の行事に参加していない住民に対して参加を呼びかけよう。

○地域行事の主催者は、内容を工夫し、参加しやすい雰囲気をつくろう。

○地域で障がいのある人、子ども、高齢者、学生、子育て中の人等が気軽に集まれる場所を発見しよう。

社会福祉協議会

○困っている人には温かい手を差し伸べることができるよう、心のバリアフリーについての啓発を進める。

行政だれもが地域でともに暮らせるよう、障がいや障がいのある人への理解、子育て中の人への理解、認知症や認知症高齢者への理解の促進を図る。

地域行事の参考となる、全国の先進事例の情報収集・提供を行う。

避難訓練、避難所開設・運営訓練など、防災に関わる地域住民参加型事業を実施して、地域住民のつながりの強化に努める。

パンフレット等を作成し、区・自治会への加入促進を図る。

各地区において、地域交流が行える場所の情報を収集・提供するとともに、既存施設については、交流場所として有効活用できるよう、設備改善等を支援する。

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行政障がいのある子どもを育てている人、子育て中の人など、同じ悩みを抱えている人同士のコミュニケーションの場や機会の充実を図る。

多様な交流をはぐくむための、多世代交流が行える機会の充実を図る。

児童館を活用した子どもの交流や地域の公民館等を活用した子どもの交流・居場所づくりを推進する。

だれもが交流の場に参加しやすいよう、京田辺市バリアフリー基本構想等に基づく、まちづくりを推進するとともに、心のバリアフリーについての啓発に努める。

公的サービスだけでなく、地域ボランティア等による移動支援のあり方を検討する。

行動目標4 地域福祉のネットワークづくりを進めよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○小地域福祉活動に積極的に参加しよう。

○区・自治会や社会福祉協議会分会、民生委員・児童委員、ボランティア、老人クラブ、子ども会、PTA は、効果的な支援のために連携・協力を進めよう。

社会福祉協議会

○これまで個別に活動してきた団体・組織が、連携して地域課題を協議する地域懇談会の開催を推進するとともに、各専門機関や地域団体をネットワークで結ぶ「絆ネット」の構築を進める。

○小地域福祉活動を全市域に広める。

○地域福祉の拠点である社会福祉センターのコミュニティカフェを、だれでも気軽に立ち寄れる空間とし、地域で活動するボランティアと、市民のコミュニティの場として提供する。

行政市民や地域で活動する団体等が連携する必要性についての啓発を進めるとともに、地域で活動する団体・組織、ボランティア・NPO等が集まり、交流する機会をつくる。

社会福祉協議会が行う小地域福祉活動を支援する。

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庁内の情報共有体制を確立する。

地域で活動する団体を所管する庁内各課の連携を強化する。

行政社会福祉協議会や民生委員・児童委員とも連携し、「絆ネット」の構築を進めるとともに、SOS ネット等の見守り事業の充実を図る。

個人情報保護に配慮したうえで、福祉関係団体・機関等との情報共有体制づくりに努める。

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基本目標3 だれもが自分らしく暮らしていける

      支援体制をつくろう

行動目標 5 気軽に相談できる体制をめざそう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○お互いに窓口情報等を交換できるように、「広報ほっと京た

なべ」や区・自治会の回覧板、掲示板等に目を通そう。

○民生委員・児童委員は、地域での身近な相談相手として、個人情報の保護に留意し、相談にのろう。

○福祉サービス提供事業者は、サービスに関する相談窓口を充実させよう。

社会福祉協議会

○地域福祉の身近な相談窓口として、福祉サービスやボランティアに関する相談にのる。

行政市役所の相談窓口をはじめ地域包括支援センター、障害者生活支援センター、社会福祉協議会、消費生活センター、三山木福祉会館など、相談できる場所や内容についての周知を図る。

1つの窓口で可能な限り複数の用事が済むように、窓口の連携を図る。

障がいのある人や外国人等の相談にも適切に対応できるように、窓口でのコミュニケーション能力の向上を図る。

人権に関する問題について、人権擁護委員等に気軽に相談できる体制づくりを進める。

より専門的な相談については、京都府など関係機関との連携を図るとともに、法律問題に関して専門家の助言を得られる機会づくりを進める。

京田辺市介護保険サービス事業所連絡協議会の活動を支援する。

地域子育て支援センター、家庭児童相談室、地域包括支援センター、障害者生活支援センター、消費生活センター、三山木福祉会館等における相談の充実を図るとともにそれぞれの連携を深める。

福祉関係各課、社会福祉施設等における苦情相談対応の充実を図る。

38

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行政 障がいのある人、子どもや高齢者等への虐待に関する相談体制の充実を図る。また、女性のための相談も継続して行う。

行動目標 6 それぞれの人に応じた情報提供の体制を充実させよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○さまざまな福祉サービス等に対する理解を深めるため、「広報ほっと京たなべ」やガイドブック、パンフレット等に目を通そう。

○地域で活動する団体やボランティア等は、自分たちの活動内容や活動情報を積極的に発信しよう。

○障がいのある人、子育て中の人や高齢者など、自分たちの活動内容や活動情報を積極的に発信しよう。

○民生委員・児童委員やボランティア等を支援する団体・組織等は、福祉サービスに対する理解を深め、地域で必要とする人に情報提供ができるようにしよう。

○民生委員・児童委員は、地域で孤立しやすく情報を受け取りにくい人に対して情報提供に努めよう。

○サービス提供事業者等は、わかりやすい事業内容の提供やサービスの自己評価等の開示に取り組もう。

社会福祉協議会

○社会福祉センターのロビーを、地域で活動する団体やボランティアなど、だれもが立ち寄りやすい情報交流スペースとする。

○地域で活動する団体やボランティアが、情報を気軽に発信でき、手軽に入手できる、身近な情報紙や掲示板等を作成する。

○地域で活動する人や団体に関する情報を市民に発信し、団体や活動のPRを行う。

行政庁内の保健・医療・福祉の担当者や関係機関等による連携を強化し、保健・医療・福祉分野の情報の一元化を進めることで、常に情報内容の充実を図る。

必要とする情報を住民が適宜入手しやすいように、SNS等も活用し、だれもがわかりやすい情報提供を進める。また、駅前や商業施設など多くの市民が集う場所の情報スペースを充実させる。

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民生委員・児童委員や校区福祉員等が、地域においてサービスに関する情報を適切に提供できるよう研修を行う。

行政障がいのある人や高齢者、外国人に配慮した情報提供を図る。

法改正等がある場合は、サービス体系が大きく変わることから、地域への出前講座を活用する等により周知を図る。

行動目標 7 地域生活を支えるサービスを充実させよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○サービスが必要な人を把握するため、プライバシ―の保護に十分配慮しながら、地域団体が連携・協力しよう。

○ボランティアとして活動しよう。

○サービス提供事業者は、従業者の研修や施設の改善など、質の向上に積極的に取り組もう。

○サービス提供事業者は、サービスの自己評価やその開示、利用者の満足度調査等を行い、サービスの質の向上に努めよう。

社会福祉協議会

○「サービス開発」機能を強化し、新たな福祉サービスの開発や仕組みづくりを行う。

行政サービスを必要とする人が適切なサービスを利用できるように、保健・医療・福祉の連携と調整のためのケア会議の充実に努めるとともに、庁内関係課の連携強化を図る。

サービスの効果や評価を実施し、一人ひとりに合ったマネジメントの充実を図る。

地域で活動する団体やサービス提供事業者等と連携し、サービス利用対象者等の的確な把握に努める。

地域の実情に応じたインフォーマルサービス(家族、近隣知人、ボランティア等が行う非公式な援助のこと)について、先進事例情報の収集・提供を行う。

サービス従事者の交流や、技能・知識の向上のためのサービス従事者研修等の充実を図る。

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介護保険サービス提供事業者同士の意見交換や行政との連携・強化を図るため、京田辺市介護保険サービス事業所連絡協議会の充実を図る。

個々の障がいのある人の状況やニーズに応じた支援やサービスの提供を進めるため、京田辺市地域自立支援協議会の充実を図る。

行政 判断能力に不安のある人が、適切にサービスを利用し、地域での生活が継続できるよう、成年後見制度や福祉サービス利用援助事業(地域福祉権利擁護事業)の周知・普及に努めるとともに、社会福祉協議会とも連携して利用支援に努める。

行動目標8 人権擁護・虐待防止体制を充実させよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○配偶者等からの暴力や障がいのある人、子どもや高齢者等へ

の虐待問題に対する意識を高めよう。

○配偶者等から暴力を受けていると思われる人を発見した場合は、家庭支援総合センターまたは警察に通報しよう。また、医療関係者は本人の意思を尊重しながら、通報しよう。

○京田辺市要保護児童対策地域協議会の活動に協力しよう。

○虐待を受けたと思われる障がいのある人を見つけた場合は、速やかに障害者虐待防止センターや障害者生活支援センターに通報しよう。また、障害福祉サービス事業所等は、障害者虐待の早期発見に努めよう。

○虐待を受けたと思われる子どもを発見した場合は、速やかに家庭児童相談室や児童相談所、民生委員・児童委員に通報しよう。また、児童福祉関係機関や関係者は、早期発見に努めよう。

○虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合は、速やかに市や地域包括支援センターに通報しよう。また、介護事業所、病院等は高齢者虐待の早期発見に努めよう。

行政社会福祉協議会と連携し、小・中学校での認知症への理解の促進を図る。

地域での人権教育・福祉教育を支援する。

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各学校において福祉教育を計画的に実施する。

障がいのある人、子どもや高齢者等への虐待に関する相談体制の充実を図る。

人権の問題に関して人権擁護委員や行政相談委員等に気軽に相談できる体制づくりを進める。

行政障がいのある人、子どもや高齢者に対する虐待防止のための見守り体制の確立及び充実を図る。

法律問題に関して専門家の助言を受けられる機会づくりを進める。

京都府や近隣自治体、民間シェルター等と連携し、配偶者間等の暴力の被害者への支援に努める。

虐待を受けている障がいのある人、子どもや高齢者の保護及び差別の防止等について、地域包括支援センター、相談支援センター、障害者虐待防止センターなど、関係機関との連携による体制の整備に努める。

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基本目標4 安全・安心な暮らしを守ろう

行動目標9 地域での防災体制を充実させよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○自主防災組織を設立し、防災訓練等に積極的に参加しよう。

○地域に住む障がいのある人や高齢者のみで暮らす人等のことを把握し、災害時の避難についてどうするのか、みんなで話し合おう。また、支援を必要とする人は、災害時にどうしてほしいか等を近隣の人等に伝え、情報を共有し、相互理解を進めよう。

○災害ボランティアや防災士の養成講座に積極的に参加しよう。

行政防火意識や防災意識の啓発を行う。

自主防災組織の必要性について理解啓発を進めるとともに、防災訓練や講習会を実施する。

災害時に配慮が必要となる人については、個人情報の保護に留意しながら、市の関連部局及び民生委員・児童委員、自主防災組織、消防団等に情報提供し、いざという時の避難支援のための情報の共有に努める。

災害ハザードマップ及び地域防災計画の見直しを実施し、更新した情報を市民に迅速に公表する。

市民への応急手当方法の普及を進める。

災害発生時にインターネット、防災無線、防災情報メール、ツイッタ―等のさまざまな手段によって正確な情報伝達が可能となるよう運用する。

障がいのある人や外国人に対する災害時の情報や防災関連情報等の提供体制の確立に努める。

「京田辺市災害時要配慮者避難支援計画」に基づき、地域や福祉施設と連携して、災害時の安否確認の取り組みや、それぞれの地域の事情に応じた要配慮者の避難を支援する体制の確立に努める。

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避難所運営訓練を、各地域において順次実施していく。

災害時に寝たきりの障がいのある人や高齢者等を受け入れる福祉避難所の運営体制の確立に努める。

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行動目標 10 地域での防犯体制づくりを進めよう

【各主体の取り組み】分担(区

分)取り組み内容

市民・地域○日頃からあいさつ運動を進め、声かけを行うなど、地域住民

が顔なじみとなるようにしよう。

○防犯推進委員をはじめ老人クラブや区・自治会等で地域の見守り活動をしよう。また、子どもを犯罪から守るため学校安全ボランティアに登録し、地域での防犯パトロールに協力しよう。

○子どもを巻き込む事件や高齢者等に対する悪質商法等についての情報を共有するとともに、出前講座へ参加しよう。

行政防犯灯の設置を推進する。

悪質商法や振り込め詐欺等の悪質な犯罪の手口に関する情報を提供するとともに、出前講座による啓発を進める。

防犯意識を高めるため、街頭啓発や広報等による啓発を行う。

地域青少年連絡協議会や PTA 活動と協力し、地域における見守りや防犯パトロール等の活動を支援する。

協働防犯ステーション(京都府事業)への地域住民の参画を促進する。

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第5章 

計画の推進に向けて

1 推進のための役割

地域福祉計画を推進するためには、地域福祉活動の主役の市民と、事業者、社会

福祉協議会、行政が、それぞれの担うべき役割を認識し、協働の考えのもと、効果

的な活動、施策の推進をめざす必要があります。

主体 役割

市民

○一人ひとりが地域を担う一員だという自覚を持って、地域の

みんなと協力して取り組みます。

一人ひとりが地域を知り、自ら考え、地域で起こっているさ

まざまな問題を地域の中で解決していくための方策を話し合

い、地域福祉の担い手として声かけやあいさつ、見守りなど日

常的な近所同士の交流を行うとともに、地域の行事やボランテ

ィア活動に積極的に参加していくことが求められます。

ボランティア

○地域の方や関係機関と広く連携しながら、施策を進めていき

ます。

地域でさまざまな活動を行っている団体と連携し、活動内容

の充実とサービスの多様化を図り、さまざまなニーズへの対応

を行うことが求められます。NPO

民生委員・児童委員

○地域福祉の推進に努めます。

福祉サービスの利用制度からもれる人や利用しようとしない

人への対応、虐待や暴力等の問題をはじめ、不安や孤独、孤

立、引きこもり等の心の問題を抱えている人の発見と、それら

の人々に対する相談支援が期待されます。

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主体 役割

地域福祉に関する事業者

○地域福祉の拠点となります。

福祉サービスの提供者として、利用者の自立支援、サービス

の質の確保、事業内容やサービスの内容の情報提供、または、

その他のサービスとの連携等に取り組むことが求められていま

す。

福祉施設等においては、ボランティア体験や地域住民との交

流など、福祉教育の場としての役割が求められるとともに、各

サービス事業者間や地域との連携を図ることが期待されます。

社会福祉協議会

○市と連携しながら、地域に密着した取り組みを進めていきま

す。

民間の福祉活動の具体的な取り組みを示す「京田辺市地域福

祉活動計画」を策定しており、本計画の推進・調整役としてよ

り一層の取り組みが望まれます。

ワークショップ等で地域の課題を把握したり、解決に向けて

の提案など、地域住民主体の取り組みとなるような仕組みづく

りを、市と協働して進めていくことが期待されます。

行政

○地域や関係機関と広く連携しながら、施策を進めていきま

す。

市の各部署が地域福祉についての理解・認識を深めるととも

に、地域のさまざまなニーズに対応すべく、市が主体となって

取り組むべき施策を推進します。

2 計画の推進

「第3期計画」は、地域福祉推進に向けた基本的な理念、地域と行政の協働・役

割分担、地域と行政による支え合い・助け合いの仕組みづくりについて示していま

す。具体的な施策・事業については、社会福祉協議会が策定する「京田辺市地域福

祉活動計画」において、身近な地域の状況や課題等を踏まえた取り組みが示されて

います。

両計画は、下記4点を念頭に置きながら、推進していきます。

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1)役割分担を明確にすること地域福祉を進め、新しい地域包括支援体制を確立するには、各主体が自らの役割

を認識し、推進していくことが重要です。

地域が主体で進める取り組みを中心に据えながら、市民、地域、事業者、社会福

祉協議会、行政等が役割分担を明確にしていきます。

2)横の連携を強化すること地域と連携する地域福祉に係る事業を効果的かつ効率的に実施していけるよう、

関係機関との連携はもとより、情報共有を積極的に行い、関連する各分野別計画と

連携を図り、横のつながりを強化していきます。

3)すべての人が地域福祉に関して共通認識を持つこと「京田辺市地域福祉計画」を推進していくうえでは、計画に関わるすべての人が

共通認識を持つことが重要です。そのため、広報紙やホームページ等を広く活用し

て、市民へ周知し、計画や地域福祉自体の普及啓発に努めます。

4)計画の達成状況の点検及び評価「京田辺市地域福祉計画」においてはPDCA(計画-実施-評価-改善)のサ

イクルを導入します。庁内の関係各課や関係機関との連携を図り、計画の進捗管理

を行っていきます。

49

・庁内関係各課・京田辺市地域福祉

計画策定委員会

・庁内関係各課や関係機関との連携による事業展開

・施策に反映 ・計画に基づく各行動目標について実施状況を確認

Action(改善)

 

Plan(計画)

Do(実施)

Check(評価)

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資料編

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1 用語解説

行 用語 内容

インフォーマルサー

ビス

公的機関や介護サービス事業所等が法律や制度に基づいて提供す

るフォーマルサービスに対して、住民やボランティア、NPO

等が非制度的に提供するサービスのこと。

SNS

Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・

サービス)の略称。インターネット上の交流を通じ、社会的ネ

ットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築するサービス

のこと。広く知られたサービスとして、フェイスブック、ツイ

ッター、インスタグラム等がある。

NPO

N on P rofit O rganization の略で民間非営利組織をいう。狭

義では、特定非営利活動促進法に基づき都道府県知事または内閣

総理大臣の認証を受けたNPO法人(特定非営利活動法人)をい

う。

合計特殊出生率15歳から 49歳の年齢別出生率を合計した指標。一人の女性が平

均して一生の間に何人の子どもを産むかを表す。

コミュニティビジネ

地域社会が抱える多くの課題の解決に向けて、地域資源を活かし

ながら「ビジネス」の手法で取り組むものであり、地域の人材

やノウハウ、施設等を活用することにより、地域における新た

な創業や雇用の創出、生きがいを生み出し、地域コミュニティ

の活性化に寄与するもの。

社会福祉協議会

住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らせるように、市民主

体、市民参加による福祉活動を行い、高齢者や障がいのある人等

を支援するボランティアの活動支援や福祉サービス、独自の福

祉事業の提供を通じて、生活が豊かになるための取り組みを行

っている団体。

シルバー人材センタ

健康で働く意欲を持つ定年退職者等の高年齢者の希望に応じた臨

時的・短期的な就業またはその他の軽易な業務に係る就業の機会

を確保し、提供することにより、生きがいの充実及び福祉の増

進を図り、活力ある地域づくりに寄与することを目的として設

立した公共的な法人。

仕事とくらしの相談

室ぷらす

市民が生活困窮に陥ることがないよう、支援するための窓口。

専門の相談員が、経済的な問題、仕事の問題、家庭の問題など、

さまざまな問題の解決に向け、支援を行う。

小地域福祉活動 身近な地域における子育てサロンや、地域サロン、障害のある

人への支援、老老介護への支援など、地域住民による支え合い、

助け合いの活動や見守り活動等のこと。

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行 用語 内容

成年後見制度

認知症や障がいにより判断能力が不十分であり、財産管理や契約

を自ら行うことができない人を保護し、支援する制度。親族等

(身寄りがない場合は市町村)の申立てにより家庭裁判所が判断

能力の程度にあわせて後見人等(後見人・補佐人・補助人)を選

任する法定後見制度と、将来、判断能力が不十分な状態になった

場合に備えて、判断能力があるうちに自らが選んだ代理人と公正

証書により身上監護や財産管理についての契約を結んでおく任意

後見制度がある。

地域包括ケアシステ

だれもが住み慣れた地域で、健康で安心して生活できるよう

に、医療や介護、福祉サービスなどのさまざまな生活支援サー

ビスを、日常生活の場で、一体的に受けることができる地域の

しくみのこと。

出前講座

市民が市の取り組みや身近な生活に関すること、社会のさまざ

まな問題について「知りたい」「学びたい」内容を講座メニュ

ーの中から選び、市の職員が講師となり、市民の会合場所に出向

いて話をすること。

認知症アルツハイマー病や脳血管障害等により脳の機能が低下するこ

とで、「もの忘れ」や「判断力低下」等が起こる。

認知症サポーター

養成講座

講師(キャラバンメイト)を派遣し、認知症についての正しい

知識や適切な対応の仕方等を学ぶための講座。受講者には、目印

である“オレンジリング”が授与される。

ノーマライゼーショ

「障害のある人を含む社会的支援の必要なすべての人たちが、一

人の人間として尊重され、そのあるがままの姿で他の人たちと

同等の権利を享受できるようにする」という考え方。

パブリックコメント

市の市民に対する説明責任を果たすとともに、意思形成過程にお

ける公正の確保と透明性の向上を図って、市政への市民参画を促

進することを目的として、市の基本的な計画等の立案にあたっ

て、その案を公表し、意見・情報(意見等)の提出を求め、提出

された意見等を考慮して意志決定を行うとともに、考え方等を公

表する一連の手続きのこと。

バリアフリー

もともとは建築用語で障壁となるもの(バリア)を取り除き

(フリー)、生活しやすくすることを意味する。最近では、よ

り広い意味で、高齢者や障がいのある人だけではなく、すべて

の人にとって日常生活の中に存在するさまざまな(物理的、制度

的、心理的)障壁を除去することの意味合いで用いられる。

民間シェルター

民間団体によって運営されている、暴力を受けた被害者が緊急一

時的に避難できる施設のこと。被害者の一時保護だけでなく、相

談への対応、被害者の自立へ向けたサポートなど、被害者に対す

るさまざまな援助を行っている。

民生委員・児童委員民生委員法により、住民の立場に立って生活上の相談に応じ、必

要な援助を行う支援者として市町村に配置され、都道府県知事の

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行 用語 内容

推薦に基づき、厚生労働大臣が委嘱する任期3年の職。児童福祉

法の児童委員を兼ね、地域住民の福祉の増進を図る重要な役割を

担っている。

や 要配慮者病気や障がい等で日常生活に支障のある人や、子ども、妊婦、社

会的な支援を必要とする人たちのこと。

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2 第3期京田辺市地域福祉計画策定経過

年月日 項目 内容

平成28年

3月1日

第1回

地域福祉計画策定委員会

・委嘱状交付

・委員長・副委員長の選出

・第3期京田辺市地域福祉計画策定委員会の運

営に関する取扱いについて

・第3期京田辺市地域福祉計画の策定について

・アンケート調査について

平成28年

3月25日~

4月8日

地域福祉計画策定に関する

アンケート調査実施

市民の福祉に対する意識や地域活動への参加

状況などの実態についての調査

平成28年

7月12日

第1回

地域福祉推進会議

・地域福祉計画の概要について

・第2期計画に基づく事業の評価及びアンケー

ト調査の結果等について

・第3期地域福祉計画の骨子について

平成28年

7月21日

第2回地域福祉計画

策定委員会・計画骨子について

平成28年

7月~8月

関係各課において

第2期計画の検証「施策進捗状況シート」を配布・回収

平成28年

10月7日第2回地域福祉推進会議

・計画素案について

・パブリックコメントの実施について

平成28年

10月19日

第3回地域福祉計画

策定委員会

・計画の素案について

・パブリックコメントの実施等について

平成28年

11月28日~

12月28日

パブリックコメント ・計画素案に対する市民意見の募集

平成29年

2月2日第3回地域福祉推進会議

・経営会議及びパブリックコメントの実施結

果について

・庁内意見聴衆の実施結果及び計画案について

平成29年

2月15日

第4回地域福祉計画

策定委員会

・パブリックコメントの実施結果等について

・計画案について

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3 京田辺市地域福祉計画策定委員会規則

平成26年3月28日規則第19号

(趣旨)第1条 この規則は、京田辺市附属機関設置条例(平成26年京田辺市条例第1号)第7条の規定に基づき、京田辺市地域福祉計画策定委員会(以下「委員会」という。)に関し必要な事項を定めるものとする。(委員の構成)

第2条 委員の構成は、次のとおりとする。(1) 市議会議員(2) 学識経験のある者(3) 関係団体を代表する者(4) 公募により選出された者(5) その他市長が適当と認める者(委員長及び副委員長)

第3条 委員会に委員長及び副委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。2 委員長は、会務を総理し、委員会を代表する。3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるとき又は委員長が欠けたと

きは、その職務を代理する。(会議)

第4条 委員会は、委員長が招集する。ただし、委員長及び副委員長が在任しないときの委員会は、市長が招集する。

2 委員長は、会議の議長となる。3 委員会は、委員の過半数が出席しなければ、開くことができない。4 委員会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、委員長の決す

るところによる。5 委員長は、必要があると認めるときは、委員以外の者の出席を求め、意見を聴

くことができる。(庶務)

第5条 委員会の庶務は、地域福祉担当課において処理する。(委任)

第6条 この規則に定めるもののほか、委員会に関し必要な事項は、委員長が定める。附 則

この規則は、公布の日から施行する。

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4 第3期京田辺市地域福祉計画策定委員会委員名簿

委員 職   名 氏   名

委員長 同志社大学名誉教授 岡 本  民 夫

副委員長 京田辺市社会福祉協議会会長 長 谷 川  榮 治

委員 京田辺市議会議員 市 田  博

委員 京田辺市民生児童委員協議会会長 青 木  二 三 代

委員 京田辺市市政協力員連絡協議会会長

平成 27 年度 西 村  正

平成 28 年度 林  恒 夫

委員 京田辺市老人クラブ連合会副会長 和 久  英 雄

委員 独り暮らし老人「むつみの会」会計 野 間  惟 子

委員 京田辺市身体障害者協会会長 玉 嶋  久 興

委員 京田辺市障害児(者)父母の会副会長 久 村  早 苗

委員 障害者施設製品販売ネットワーク協議会会長 藤 永  実

委員NPO 法人そよかぜ子育て

サポート理事長小 笠 原  陽 子

委員 京田辺市ボランティア連絡協議会会長 中 瀬  晃 子

委員 京田辺医師会 澤 井  公 和

委員 公募委員 井 上  正 俊

委員 公募委員 川 副  勝 美

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5 京田辺市地域福祉推進会議設置要綱

平成16年8月10日告示第150号

改正 平成19年2月26日告示第22号(設置)

第1条 地域福祉の推進に関する京田辺市地域福祉計画(以下「地域福祉計画」という。)の策定及び推進について、その施策を総合的かつ計画的に進めるため、京田辺市地域福祉推進会議(以下「推進会議」という。)を置く。(所掌事務)

第2条 推進会議は、次に定める事務を所掌する。(1) 地域福祉推進のための連絡及び調整に関すること。(2) 地域福祉計画の策定及び推進に関すること。(3) 地域福祉計画の進行及び管理に関すること。(4) その他地域福祉の推進に向けた施策に関すること。(組織及び職務)

第3条 推進会議は、会長、副会長及び委員をもって組織する。2 会長は、地域福祉担当副市長をもって充て、会務を総理し、推進会議を代表す

る。3 副会長は、地域福祉担当部長をもって充て、会長を補佐し、会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、その職務を代理する。

4 委員は、地域福祉計画に関係する担当課長等をもって組織する。(会議)

第4条 推進会議は、会長が必要と認めたときに開催する。2 推進会議の議事の進行及び管理は、会長が行う。3 会長は、必要があるときは、委員以外の関係者の出席を求め、意見を聴くこと

ができる。(作業部会)

第5条 推進会議に地域福祉計画の策定及び推進に必要な実務的事項の調査及び研究を行うため、作業部会を置く。

2 作業部会は、第3条第4項に掲げる当該各課の実務担当職員及び地域福祉担当課長をもって組織する。

3 作業部会の会議は、必要に応じて地域福祉担当課長が招集し、その議長となる。(庶務)

第6条 推進会議の庶務は、地域福祉担当課において処理する。(その他)

第7条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、会長が別に定める。附 則

この告示は、公布の日から施行する。附 則(平成19年2月26日告示第22号)

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この告示は、平成19年4月1日から施行する。

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6 京田辺市地域福祉推進会議委員名簿

会長・委員 部局名 職名 氏名

会長 副市長 鞍 掛  孝

副会長 健康福祉部 部長 白 井  裕 之

委員 安心まちづくり室 室長 吉 田  武 司

委員 企画政策部 企画調整室担当課長 池 田  一 也

委員 総務部 副部長 村 田  敬 造

委員 市民部 副部長 安 倉  公 彦

委員 建設部 副部長 越 後  正 実

委員 経済環境部 副部長 森 田  政 利

委員 教育部 副部長 古 川  義 男

委員 消防本部 消防次長 井 辻  正 治

委員 健康福祉部 副部長 西 川  幸 子

委員 健康福祉部 社会福祉課長 木 村  俊 光

委員 健康福祉部 障害福祉課長 櫛 田  浩 子

委員 健康福祉部 子育て支援課長 西 尾  康 宏

委員 健康福祉部 高齢介護課長 長 田  都 志 子

委員 健康福祉部 健康推進課長 山 口  美 紀

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第3期京田辺市地域福祉計画[平成 29 年度~平成 33 年度]

平成 29 年3月

発 行:京田辺市編 集:京田辺市 健康福祉部 社会福祉課住 所:〒 610-0393  京都府京田辺市田辺 80番地

TEL: 0774-64-1371FAX: 0774-63-5777Email: [email protected]

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