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Oracle WebLogic Server 11g R1((((10.3.1)))) 技術概要技術概要技術概要技術概要
日本オラクル株式会社2009年10月6日
みなさんこんにちは
日本オラクル株式会社Fusion Middleware事業統括本部より「Oracle WebLogic Server 11gR1技術概要」についてご説明いたします。
11
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 1
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。
本資料本資料本資料本資料のののの使用上使用上使用上使用上のののの注意事項注意事項注意事項注意事項1
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 2
Agenda
• Oracle WebLogic Server 11g R1(10.3.1)技術概要
• Oracle WebLogic Server 11g R1(10.3.1)Update
• Real Operations
• Oracle TopLink 11g
• Multi Data Source
• Enterprise Grid Messaging(JMS)
• ActiveCache
• Web Tier Utilities(OHS,WebCache)
• その他
• まとめ
本セッションはこのような流れで11gR1のupdate情報を中心にお話をすすめていきます。
3
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 3
Oracle WebLogic Server 11g((((10.3.1))))概要概要概要概要
Oracle WebLogic Server 11g((((10.3.1))))技術概要技術概要技術概要技術概要
はじめにOracle WebLogic Server11g技術概要についてご紹介します。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 4
• Oracle WebLogic Server 11g R1(10.3.1)はオラクルが提供しているOracle SOA Suite 11g、Oracle WebCenter Suite 11gなどOracle Fusion Middlewareコ
ンポーネントの実行基盤
Coherence
JRockit Real Time
Oracle WebLogic Server 11g
Java EEコンテナコンテナコンテナコンテナ: 信頼性信頼性信頼性信頼性, 可用性可用性可用性可用性, 拡張性拡張性拡張性拡張性, パフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンス
データグリッドデータグリッドデータグリッドデータグリッド: 高高高高パフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンス, 高信頼高信頼高信頼高信頼, 高拡張性高拡張性高拡張性高拡張性 ((((Java, C++ and .NET))))
高高高高パフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンス, リアルタイムリアルタイムリアルタイムリアルタイムJVM
Oracle WebLogic Suite
Enterprise Manager
運用
管理
運用
管理
運用
管理
運用
管理
・・ ・・監
視監
視監
視監
視
JDeveloper / O
EPE
統合
開発
環境
統合
開発
環境
統合
開発
環境
統合
開発
環境
(( ((IDE
)) ))
Oracle Fusion Middlewareコンポーネントコンポーネントコンポーネントコンポーネント
IdentityManagement
Suite
BusinessIntelligence
Suite
ContentManagement
Suite
SOASuite
WebCenterSuite
Java EEISV Apps
Oracle WebLogic Server 11g R1((((10.3.1))))技術概要技術概要技術概要技術概要
このスライドではWebLogic Server 11g R1の位置づけについて説明します。
今までは、Oracle Fusion Middlewareコンポーネントの実行基盤として、Oracle Application Serverが提供されてきました。
このOracleASにかわり、WebLogic ServerがSOA SuiteやWebCenter Suiteの実行基盤として位置づけられるようになりました。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 5
WebLogic Server のののの機能機能機能機能とととと歴史歴史歴史歴史
WLS 8.1
2003
• J2EE 1.3
• WS-Security• SOAP 1.1/1.2• WS-Reliable Messaging
• 非XAリソースサポート• パフォーマンス改善• 運用管理機能改善• Tuxedo 接続性
• J2EE 1.4
• WS-Addressing• WS-Policy• WS-SecureConversation
• SAML• JAX-RPC 1.1• SAAJ 1.2• JSR-181(JWS)
• 高可用性機能の拡張• 容易な運用管理性• Apache Beehive• Java SE 5
WLS 9.x• Java EE 5
•Servlet 2.5
•JSP 2.1
•JSF 1.2
•EJB 3.0
•JMS 1.1
•JCA 1.5
•JAXB 2.0
•StAX 1.0 etc
• JAX-WS 2.0 • WS-SecurityPolicy• SAAJ 1.3• MTOM / XOP
• 高可用性機能の拡張• 運用管理機能の拡張• Java SE 5
WLS 10.0
2005 2007
• Java EE 5
• JAX-WS 2.1• JAXB 2.1• WS-ReliableMessaging 1.1
• WS-Policy 1.5• WS-SecurityPolicy 1.2
• Oracleブランドブランドブランドブランドとしてとしてとしてとして初初初初のののの出荷出荷出荷出荷
• Web 2.0対応(HTTP Pub-Sub Server)
• Oracle DB/RAC 11g対応• デプロイ機能の拡張
(FastSwap/On-Demand Deployment)
• 高可用性機能の拡張(完全なサービス自動移行)
• JRockit & Java SE 6対応
2008
Oracle WLS
11g R1((((10.3.1))))
2009
• Java EE 5
• OracleASとのとのとのとの完全完全完全完全なななな統合統合統合統合(OHS, WebCache、Forms/Reportsなど)
• Oracle Fusion Middleware 11gの基盤
• 更なるOracle RAC連携(GridLink for RAC)
• WebLogic JMS - Oracle AQ連携(Enteprise Grid Messaging)
• Cohereneとの統合(Active Cache)
• 運用管理機能の拡張(Real Operations)
Oracle WLS
10g R3((((10.3))))
WebLogic Serverの機能と歴史について振り返ります。
WebLogic ServerはVer 10.0まではBEA社から提供されてきました。
オラクルがBEAを買収した後、Ver 10.3からオラクルブランドとして提供されるようになりました。
Ver10.3ではHttp Pub-Sub Sever機能が追加され、Oracle RACの11g対応がなされ、FastSwapやOn-Demand Deploymentというデプロイ機能が拡張されています。
今回新しくリリースした11gR1はWebLogic Server単体の機能としてはVer10.3とあまり差異はありません。
どちらかといいますと、従来から提供されているオラクル製品とのintegrationに重きを置かれたエンハンスとなっています。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 6
WebLogic ServerととととOracleASのののの完全統合完全統合完全統合完全統合
• WebLogic ServerにOracleASのコンポーネントを移植
Oracle Application Server
• DBとの統合運用管理機能
• 拡張ライブラリ/フレームワーク : TopLink, ADF
• その他の機能 : OHS, WebCache, Forms/Reports
WebLogic Server
• Java EEコンテナの安定性
• インフラの堅牢性
• APサーバーの運用性
PortalForms Reports
Admin
Console
Enterprise
Manager
FMW
Contro
l
OEPE
JDeveloper
Oracle WebLogic Server 11g R1((((10.3.1))))
OHS WebCache Discoverer
WebLogic Server カーネルカーネルカーネルカーネル
EJB POJOJSF/ServletWeb 2.0
JMSメッセージング
JCAWebサービス
(DB連携)接続プール
永続化フレームワークトランザクション
プロトコル制御
セキュリティワークロードマネジメント
Java Required Files((((JRF))))
セキュリティ DMS MDSADF TopLink…
OWSM
WebLogic ServerとOracle Application Serverは今回のリリースで完全統合されました。
具体的には
OracleASではDBとの統合運用管理が実現できていました。
これがWebLogic Server 11gR1でできるようになりました。
次に、OracleASにバンドルされていたTopLinkというJPAライブラリやADFというWEBアプリケーションの開発フレームワークがWebLogic Server上に移植されました。
また、OracleASのコンポーネントとして提供されていたOHSやWebCache等の製品群もWebLogic Serverと完全統合されています。
このような形でOracleASの要素がWebLogic Serverにマージされたのが今回リリースされた11gR1の全容です。
6
7
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 7
Oracle WebLogic Server 11g R1 ((((10.3.1)))) Update
Oracle WebLogic Server 11g R1 ((((10.3.1)))) Update
ここまででWebLogic Server 11gR1の概要について紹介しました。
次のスライドからは11gR1のupdateについてもう少し詳しく紹介していきます。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 8
• Oracle WebLogic Server 11g R1(10.3.1)の運用管理・監視ツール群
Admin Console / WLST / EMAdmin Console / WLST / EMSmart UpdateSmart Update
Grid ControlGrid Control
FMW ControlFMW Control
Admin Console / WLDF Admin Console / WLDF AD4J / JRMCAD4J / JRMC
Admin Console / WLST / Dev ToolAdmin Console / WLST / Dev Tool
RealOperations
エンタープライズレベル
FMWレベル
WebLogic Serverレベル
デプロイ
Admin Console / WLST / JMXAdmin Console / WLST / JMXコンフィギュレーション
Real OperationsInsight(監視)
ドメイン・テンプレートドメイン・テンプレート
オペレーション
プロビジョニング
RealOperationsAutomation(運用管理)
CAMMCAMMコンポジットアプリケーション・レベル
タスクタスクタスクタスク名名名名 機能名機能名機能名機能名
Dev Tool コンフィギュレーションウィザード Administration Console Smart Update CAMMWSLT Grid Control FMW Control
New
Real Operations
今回のリリースで新しく提供されるのはFMW Controlです。
詳細についてはこの次のスライドで説明します。
WebLogic Serverで利用可能な運用管理・監視ツールは従来から提供されていたAdmin ConsoleやWebLogic Scripting ToolやJMXがあります。
これらの青色部分のツール群に加え、WebLogicがオラクルブランドとなってからはスライドの赤色部分のツール群が使えるようになっています。
Grid Controlを使えばOracleDBとの統合運用監視が実現でき、FMW Controlを使えば、SOA SuiteやWebCenter Suiteの製品を統合管理することができます。
AD4Jはapplication diagnostic for javaの略で、javaのプロファイリングツールです。APサーバーリソースを多く消費しないという意味で低オーバーヘッドであるという特徴があります。
また、JavaのアプリケーションからJDBC経由でDBに発行されたSQL文をトレースできるという特徴があります。
これはオラクルがAuptymaを買収して手にいれた製品で、WebLogic Serverのライセンス体系に組み込まれています。
CAMMはComposite Application management monitor and modelorの略でBPELアプリケーションのコンポーネントの依存関係やスクラッチのjavaアプリケーションの構造を可視化することができるツールです。
この製品もオラクルがClearUpを買収して手にいれた製品です。
このような、運用管理・監視ツール群を弊社ではReal Operationsと呼んでいます。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 9
Real Operations :Fusion Middleware Control
• Fusion Middlewareコンポーネントの管理を行うためのWeb管理コンソール
• 以下のコンポーネントを管理可能• Oracle SOA Suite• Oracle WebCenter Suite• JRF(=Oracle Portablity Layer)
• ADF• TopLink• Oracle Diagnostics Loggingなど
• Oracle Web Tier• Oracle HTTP Server• Oracle WebCache
• Oracle Classicコンポーネント• Forms and Reports• Discoverer• Portal
• メディア「Oracle Application Developer」に含まれる(SOA Suite/WebCenter Suiteには同梱済)
New
Oracle Fusion Middleware Control(FMW Control)
http://<管理サーバのホスト>:<ポート番号>/em
ユーザ名: weblogic、パスワード:ドメイン構成時に設定したパスワード
Fusion Middleware Controlは11gR1で新しく提供されるWEBベースの管理コンソールです。
一つの管理コンソールの画面でSOA SuiteやWebCenter SuiteのWebLogic管理対象サーバーを統合管理することができます。
JRFはJava Required Filesの略です。
開発フレームワークのADFやJPAのランタイムであるTopLinkを含んでいます。
これらのライブラリもFMW Controlで管理できます。
今回のリリースで、従来OracleASのコンポーネントとして提供されていたOracle HTTP Server、WebCache、Classicコンポーネント群についても統合管理ができるようになっています。
詳細については次のスライドで紹介します。
一点、注意点があります。
Fussion Middleware ControlはSOA Suite、WebCenter Suiteには含まれていますが、WebLogicを単体インストールした場合には含まれません。
WebLogicを単体インストールした後にOracle Application DeveloperをWebLogicと同じMiddlewareホームにインストールする必要がありますのでご注意ください。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 10
Real Operations :Fusion Middleware Control
• Oracle WebLogic Serverで可能な管理作業• 管理サーバ/管理対象サーバの起動・停止
• アプリケーションのデプロイ
• ログ管理
• パフォーマンス統計、MBeanブラウザ
• Webサービスの管理・テスト
• Webサービス・セキュリティポリシー/ロールの管理
• TopLinkセッションの管理
• OHS / WebCacheで可能な管理作業• OHS、WebCacheの起動・停止
• パフォーマンス統計、負荷状況の確認
• ログ管理
• OHSの管理・設定(サーバ構成、ポート、ルーティング、Virtual Host、ロギングなど)
• WebCacheの管理・設定(サーバ構成、キャッシュルール、有効期限など)
• Oracle WebTier-WebLogic Serverを跨ったルーティング・トポロジの確認
New
Fusion Middleware Controlでできることについてもう少し詳しくみていきます。
WebLogic Serverにつきましては
管理サーバー、管理対象サーバーの起動・停止、アプリケーションのデプロイ、ログの管理、パフォーマンス統計の参照やMbeanの属性確認、
WebLogic ServerにデプロイしたWebサービスの管理とテスト実行
Webサービス・セキュリティポリシーとロールの管理
TopLinkセッションの管理
ができるようになっています。
OHSやWebCacheにつきましては
起動停止、パフォーマンスや負荷のメトリックの確認、ログの管理、OHSのサーバー構成やリスニングポートの設定、
バックエンドサーバーへのルーティング設定やVirtualHost設定、ロギング設定などが行えます。
WebCacheにつきましてはサーバー構成やキャッシュルール、キャッシュの有効期限、キャッシュの失効化などの設定が行えます。
また、Fusion Middleware Controlの画面でOHSやWebCacheのWeb層コンポーネントとWebLogic Serverのルーティングトポロジが可視化できるようになっています。
以上が11gR1で提供されたFusion Middleware Controlでできることです。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 11
Real Operations :管理管理管理管理ツールツールツールツールのののの位置位置位置位置づけづけづけづけ
• Grid Control• データベース、アプリケーションサーバをまた
がる統合管理/監視• 複数WebLogicドメインの管理
• Fusion Middleware Control• Fusion Middlewareコンポーネントの管理• 単一WebLogicドメイン
• WebLogic Server Administration Console• 従来ベースのWebLogic Server管理
Grid Control
Fusion Middleware Control
WebLogic Administration Console
パフォーマンス管理/監視
プロビジョニング 構成管理
Diagnosticsマルチドメイン
管理Coherence管理
SOA Suite管理WebCenter Suite
管理IdM管理
Forms/Reports管理
OHS/WebCache管理
ADF/TopLink管理
WebLogicドメイン管理
クラスタ/サーバー管理
アプリケーション管理
セキュリティ管理Java EE
サービス管理JMS管理
WebLogic Serverを管理するツールはこれまで紹介してきたように複数のツールが使い分けできるようになっています。
ここではこれらの特徴と使い分けについて説明していきます。
一つ目のGrid Controlの大きな特徴はデータベース・アプリケーションサーバーをまたがる統合管理・監視ができることです。
もう一つの特徴は複数のWebLogicドメインの管理ができることです。
その他にもスライド右側に記載されているようにプロビジョニング、構成管理、Oracle Coherenceもまとめて管理ができるのがこのGrid Controlの特徴です。
二つ目のFusion Middleware ControlはSOA SuiteやWebCenter Suite、その他Fusion Middlewareコンポーネントを管理できるのが大きな特徴です。
ただし、先ほどのGrid Controlと違い、この管理ツールは単一のWebLogicドメインのみの管理となります。
従来から利用されてきたWebLogic Server Administration Consoleもこれまでと同様の機能が利用できます。
以上が管理ツールの特徴と位置づけです。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 12
Oracle TopLink 11g
• Oracle TopLink 11g(11.1.1.1.0)
• Javaオブジェクトの永続化フレームワーク
• マッピング機能(O/R、O/X、EIS)
• オブジェクトキャッシュ
• WebLogic Server 11g R1(10.3.1)にデフォル
トバンドル
• Oracle Kodoは非推奨
• TopLink Grid(Coherence連携機能)
• JPA実装を含むコア機能のソースをEclipseプロジェクトに寄贈(EclipseLink)
• TopLink 11gはEclipseLinkベース
• JPA 1.0 リファレンス実装
• JPA 2.0、SDO 2.1.1 のリファレンス実装
Oracle TopLinkのののの概要概要概要概要
Application
TopLink
JPA
Javaオブジェクトオブジェクトオブジェクトオブジェクトとしてとしてとしてとしてデータデータデータデータ操作操作操作操作
JAXB SDO
JDBC JCA XML Parser
RDB 外部外部外部外部システムシステムシステムシステム((((EIS))))
XML
New
New
前のスライドでWebLogic ServerとOracleASのコンポーネントが統合されたと説明しました。
Oracle TopLinkはOracleASのコンポーネントの一つとして提供されてきた製品です。
Javaオブジェクトの永続化ツールとしてJPAやJAXBやSDOの実装製品を含んでいます。
今回の11gR1での変更点は従来JPA実装として利用されてきたKODOが非推奨になったという点です。
KODOにかわりにTopLinkのJPA実装がデフォルトでバンドルされています。
このTopLinkのJPA実装はオープンソースのEclipseLink JPAがベースとなっており、JPAの参照実装となっています。
Oracle TopLink自体の新機能としてはOracle Coherenceとの連携機能があげられます。
この機能をTopLink Gridという名前で呼んでいます。
機能の詳細につきましてはこの次のスライドで紹介します。
13
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 13
Oracle TopLink 11g:TopLink Grid
• JPAのEntityManager APIを利用してCoherenceのキャッシュデータにシームレスにアクセスするための機能
• メリット• レスポンスタイムの短縮
• DBの負荷軽減
• Coherence分散キャッシュの機能(拡張性、クエリの並列実行など)
• 動作パターン• Coherence Read
• JPAの読取り(find,Query)をCoherenceにリダイレクト
• 書込みはJPAで実行
• Coherence Read/Write
• JPAの読取り、書込みをCoherenceにリダイレクト
• Coherence L2 Cache
• 事前にキャッシュデータをロードしなくても利用可能
TopLink とととと組組組組みみみみ合合合合わせたわせたわせたわせた場合場合場合場合のののの動作動作動作動作
Application
EntityManager API
(find, query, persist, merge)
Cache API
(get, put, filter)
TopLink JPA
CacheLoader/Store
SQL
SQL
Coherenceによるによるによるによる分散分散分散分散キャッシュキャッシュキャッシュキャッシュ
CacheLoader/StoreによりによりによりによりDBからからからから読取読取読取読取りりりり、、、、書込書込書込書込みみみみ
TopLink GridはJPAのEntityManager APIを利用してCoherenceのキャッシュデータにシームレスにアクセスするための機能です。
DBに対するデータアクセスと比較してローカルにキャッシュしたCoherenceのキャッシュデータへのデータアクセスは高速です。
この機能を利用することで、データアクセスのレスポンスタイムを短縮することができ、DBの負荷軽減にもつながります。
また、Oracle Coherenceは製品として分散キャッシュや並列処理の仕組みを実装しています。
O/Rマッピング製品がもつエンティティキャッシュの機能を利用するよりも拡張性や性能の面でアドバンテージがあります。
TopLink Gridでは3つの動作パターンを使い分けることができます。
一つ目はCoherence ReadでこれはJPAの読み取り処理をCoherenceにリダイレクトします。
書き込み処理はCoherenceを使わずにJPA実装を利用して直接DBに対して行われます。
二つ目のCoherence Read/Writeは名前の通り、読み取り処理と書き込み処理の両方をCoherenceにリダイレクトします。
1414
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 1414
Multi Data Source
� RACとのデータソース連携
� Oracles's Driver (Thin) for RAC Service-Instance connections
� Oracle's Driver (Thin XA) for RAC Service-Instance connections
11g New
11g New
管理コンソールから設定できるデータベースの種類に「Service-Instance」接続が追加されています。
【生成される接続文字列】
jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=racdb-vip)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=SERVICE1)(INSTANCE_NAME=INST1)))
WebLogicのマルチデータソースに関する新機能はOracleRACとの連携設定に関する部分です。
RACのサービス・インスタンス接続がWebLogicの管理コンソールから簡単に設定できるようになりました。
従来はこのスライドの左下に記載されているように、DBへの接続文字列を自分で書く必要がありましたが、
今回の新機能によりWebLogic Server側で文字列を自動生成してくれるようになっています。
このサービス・インスタンス接続のユースケースにつきましては次のスライドで詳細を説明します。
1515
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 1515
Multi Data Source
� WebLogicがRAC側のリソース制御を動的に検知して反映する仕組み
FIN用マルチデータソース
データソース(FIN-RAC1)
RAC2
RAC1
RAC3
FIN
HR
WebLogic Serverデータソース(FIN-RAC1)
コネクションプール
RAC1接続
データソース(FIN-RAC2)
データソース(FIN-RAC3)
HR用マルチデータソース
データソース(HR-RAC1)
データソース(HR-RAC2)
データソース(HR-RAC3)
データソース(FIN-RAC2)
コネクションプール
RAC2接続
データソース(FIN-RAC3)
コネクションプール
データソース(HR-RAC1)
コネクションプール
データソース(HR-RAC2)
コネクションプール
データソース(HR-RAC3)
コネクションプール
RAC3接続
RAC1とRAC2でFINサービスを設定
HRサービスはRAC3のみ
ACTIVEACTIVE
ACTIVEACTIVE
ACTIVEACTIVE
有効な物理接続が無い
RACサービス数=マルチデータソース数
マルチデータソースに含まれるデータソースの数=RACインスタンス数
データベース側でOracleRACのサービスを構成する場合、WebLogicのマルチデータソースでサービス・インスタンス接続構成とすることを推奨しています。
この構成をとることでRAC側のリソース制御をWebLogic側で動的に検知して反映することが可能となります。
このスライドの例ではRACのインスタンス1と2でFINサービスが構成されていて、インスタンス3でHRサービスが構成されています。
このように、二つのFINサービスとHRサービスがある場合に、WebLogic Server側でFIN用のマルチデータソースとHR用のマルチデータソースを設定します。
それぞれのマルチデータソースにはRACのインスタンスに対応した3つのデータソースを含めます。
それぞれのデータソースはスライドの例にあるように、サービス・インスタンス接続構成とします。
このように構成した場合、
たとえば、FINサービスとインスタンス3のサービス・インスタンス接続設定したデータソースは無効となります。
結果として、FIN用マルチデータソース側でこの無効なデータソースへの接続要求に対する割り当ては行われなくなります。
同様の理由でHR用マルチデータソース側ではHRサービスとインスタンス3の組み合わせのサービス・インスタンス接続を設定しているデータソースのみがACTIVEとなります。
結果としてWebLogic Server側で有効な接続数がFINサービスとHRサービスで2対1の割合となり、本来RAC側で意図しているリソース制御を実現することが可能となります。
1616
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 1616
Multi Data Source
� Fast Connection Failover(FCF)の利用に関して
� FCFはOracle JDBCドライバーの機能
� WebLogic Server Ver10からBEAが明示的にサポート
� オラクルの基本スタンス:サポートサポートサポートサポートはしているがはしているがはしているがはしているが推奨推奨推奨推奨はしていないはしていないはしていないはしていない。。。。サポートサポートサポートサポートはしているがはしているがはしているがはしているが推奨推奨推奨推奨はしていないはしていないはしていないはしていない。。。。� サポートに関するコメント(下記URL参考)
http://download.oracle.com/docs/cd/E12839_01/web.1111/e13737/oracle_rac.htm#i1084473
� FCF利用に関するコメント(下記URL参考)
http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/weblogic/OracleWLS_RAC.pdf
【コメントの一部引用】
大半のOracle WebLogic ServerとOracle RACの統合ユースケースに対して強く推奨されているベスト・プラクティスは、ICCのFCFを使用しない、ネイティブOracle WebLogic Serverマルチ・データソースです。Oracle WebLogic ServerでFCFを使用するには、マルチ・データソースを使用するのではなく、単一データソースを使用します。
このスライドはOracleAS時代に利用されたFast Connection Failoverについての補足です。
FCFはOracleASの機能ではなく、あくまでOracle JDBCドライバーの一機能です。
FCFにつきましてはWebLogic Server Ver10.0からサポートしています。
ただし、オラクルとしてはWebLogic上でもサポートはしているものの、推奨はしていないというスタンスですのでご注意ください。
OracleRACを利用する上でのオラクルの推奨はマルチデータソースです。
17
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 17
Enterprise Grid Messaging
• WebLogic JMS • WebLogicが提供するPure Javaで実装され
たJMSエンジン
•高可用性、性能、高信頼性を提供(JMSクラスタ)
•高度な順序保障機能としてメッセージの順序単位(Unit-of-Order)と作業単位(Unit-of-Work)を提供
• WebLogic Server 11g追加機能- Oracle Advanced Queuingとの連携
- メッセージリポジトリとしてOracle RACをサポート
JMSサービス
WebLogic Server
永続ストア
クラスタ
キュー、
トピック
キュー、
トピック
WebLogic Server
JMSサービス
移行
永続ストア
分散キュー
次にWebLogic JMSに追加された機能について紹介します。
まずはじめにWebLogic JMSについて簡単におさらいしておきます。
WebLogic JMSはWebLogicが提供するPure Javaで実装されたJMSエンジンです。
JavaEE標準のJMS機能に加え、WebLogic Serverではプラスアルファの機能として、JMSのクラスタリング機能やメッセージの順序単位や作業単位を提供しています。
順序単位を利用することで、同一順序単位に属するメッセージを作成順に処理することができるようになります。
今回の11gR1で新しく加わったのがOracle Advanced Queuingとの連携機能です。
Oracle Advanced Queuingにつきましては以降AQと省略します。
OracleDBを利用したAQをWebLogic ServerのJMSとして利用できるようになっています。
この機能につきましては次のスライドで紹介します。
又、OracleRACがメッセージリポジトリとしてサポートされるようになりました。
18
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 18
Enterprise Grid Messaging
• Advanced Queueを外部JMSとして設定可能
• 通常のWebLogic JMSキューと同じ要領で利用が可能
MDB
Oracle AQユーザ
従来のOracle AQの利用法の
まま利用可能
RAC構成もサポート
JMS
アプリケーションは通常のWebLogicのJMSと同等の
手順で利用可能
内部的にはJDBC経由で接続
データソース
外部JMSとしてJNDI
ツリーに登録
AQとWebLogic Serverとの連携機能についてもう少し、詳しく紹介します。
WebLogic Serverの外部JMSとしてAQが設定可能になりました。
AQ利用側のアプリケーションはWebLogic ServerのJNDIツリーにバインドされたキューをJNDIでlookupして利用することができます。
ただし、このQueueの実体データはOracleDBのテーブル内で保持されるものですので、内部的にはJDBCを使ってOracleDBにデータアクセスを行います。
19
Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 19
WebLogic
クラスタクラスタクラスタクラスタ
WLS
Coherence*Web
ActiveCache
• WebLogic ServerとCoherenceの連携
強化と設定簡易化
• WebLogic SPIを利用したHTTP SessionのWebLogicインスタンス外への格納(Coherence*Web)
• WebLogic PortalのPortalCacheProvider
機能を提供
WLS
Coherence*Web
WebLogic Server
Coherence*Web
CoherenceCoherence
CoherenceCoherence
Coherence
Web Server
セッションデータセッションデータセッションデータセッションデータ専用専用専用専用Coherence
WebLogic ServerはOracle Coherenceとの連携機能が強化され、連携するための設定が簡素化されています。
Oracle CoherenceのCoherence*Webを利用することでWebLogic Server上のHttpSession情報をWebLogicインスタンスのヒープ外に格納することができるようになります。
Coherence*Webの利用メリットにつきましてはこの次のスライドで説明します。
このCoherence*Webを利用する設定を簡素化するためのSmart-PlugInがWebLogicのVer10.3から新たに利用可能となっています。
WebLogic PortalにつきましてはHttpSessionだけでなくWebLogic Portalが内部的に利用するpersonalization情報をCoherenceにキャッシュすることができる機能をPortalCacheProviderとして提供しています。
19
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 20
ActiveCache: Coherence*Web
• Coherence*Webでセッション情報を管理
するメリット
• APサーバー障害時のデータ保護
• セッション情報をパーティショニング(役割分担持ち)するため、格納領域のスケールアウトが可能
• ヒープサイズを大きくするのではなくJVMのプロセス数を増やすことでフルGCの悪影
響を回避しながらシステム拡張ができるのでH/Wメモリを有効活用可能
• 異種APサーバーを跨ったセッション情報共
有が可能
パーティショニングパーティショニングパーティショニングパーティショニング++++
バックアップバックアップバックアップバックアップ
Webアプリケーション
WebLogic2
HTTPセッション格納領域
UserBUserA
WebLogic1
Webアプリケーション
HTTPセッション格納領域
UserBUserC
LB
クライアント
※右の例では、APサーバー1(Coherenceメンバ1)、APサーバー2(Coherencceメンバ2)、Coherenceメンバ3、Coherenceメンバ4の4つのクラスタメンバでセッション情報をパーティショニング(役割分担持ち)している。データのパーティショニングをしながらもSPOFにならないようにプライマリデータは他のメンバでバックアップされている。右の例ではAPサーバー2でもっているUserBの情報がAPサーバー1でバックアップされている。
HTTPセッション格納領域
UserC UserD
Coherenceメンバ3
HTTPセッション格納領域
UserA
UserD
Coherenceメンバ4
Coherenceメンバ1 Coherenceメンバ2
CoherenceCoherenceクラスタクラスタクラスタクラスタクラスタクラスタクラスタクラスタ
Coherence*Webを利用するメリットはHttpSession格納領域を動的にスケールアウトできるという点です。
従来APサーバーが実装しているAPサーバーのクラスタリング機能でセッションレプリケーションは実現できていました。
しかし、これはセッション情報を複製して冗長化し、APサーバー障害時のデータ保護をするのが主な目的でした。
そのため、セッション情報の肥大化に対処することはできませんでした。
また、フルGCによるパフォーマンス上の悪影響からヒープサイズを大きくとりすぎることはできませんでした。
Coherence*Webを利用することで、このスライドの右側の絵にあるように、UserAからUserDのセッション情報をそれぞれパーティショニングしながらもセッションデータをバックアップするようなデータの持ち方ができるようになります。
また、Coherenceのメンバは動的に追加することが可能ですので、APサーバー内の別プロセス、又は別筐体の別プロセスとしてCoherenceインスタンスを追加して、
セッション情報の肥大化に対してCoherenceのメモリ領域をスケールアウトさせることが可能です。
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ActiveCache: WebLogic SPI
• WebLogic上のWEBアプリケーションに対して汎用的なCoherence*Webの設定
がされたライブラリモジュール
• war形式(coherence-web-spi.war)でCoherenceに同梱され、WebLogicにライブ
ラリとしてデプロイすることで利用可能
• WebLogic に同梱されているものではない
• coherence.jarも$DOMAIN_HOME/libに配備しておく必要がある
• アプリケーションはDDでライブラリ参照「coherence-web-spi」を設定して利用する。
• アプリケーションに個別の設定を行う場合はweb.xmlでパラメータ値を上書き設定
Coherence*Web用のSmart-PluginはWebLogic Serverではなく、Coherenceにバンドルされていますのでご注意ください。
ファイル名はcoherence-web-spi.warとなっています。
このwarファイルをWebLogic Serverにライブラリとしてデプロイします。
Coherence*Webを利用するアプリケーション側でこのライブラリを参照設定することでCoherence*Webがすぐに利用可能になります。
このSPIは汎用的な設定がされているので特に設定変更することなく利用可能です。
この汎用的な設定をオーバーライドしたい場合は個々のWebアプリケーションのDDで上書き設定を行います。
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Web Tier Utilities((((OHS,WebCache))))
•Oracle HTTP Server 11g•Apache 2.2.10ベースにUpdate
•オラクルによるトータルな運用管理ツール、製品サポートを提供
•Oracle Web Cache 11g
管理対象サーバ
管理対象サーバ
管理サーバ
OPMN
OracleHTTP
Server 11g
mod_wl_ohsOracleWeb Cache
11g
Oracle WebLogic Server 11g (10.3.1)
WebLogicクラスタクラスタクラスタクラスタ
•Apache標準モジュール+
•mod_plsql•mod_ossl•mod_osso•mod_dmsetc
ラウンドロビンによるロードバランス
OPMNによるプロセス管理/監視
OPMN: Oracle Process Management and Notification Server
クラスタは必須ではない
New
New
WebLogicドメインに含めることで、管理コンソール(FMW Control)からの管理が可能
HTTP(s) HTTP(s)HTTP(s)
従来OracleASのコンポーネントとして提供されてきたOHS、WebCacheはエンハンスが加わり、バージョンが11gに上がってWeb Tier Utilitiesとして提供されています。
OHSにつきましてはベースとなるApacheのバージョンが2.2.10ベースにupdateしています。
WebCacheにつきましては従来から提供されていた管理画面に加え、FMW Controlからキャッシュ設定が行えるようになっています。
いずれのコンポーネントもWebLogicの管理対象サーバーのフロントに配置してFMW Controlから統合管理できるようになりました。
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Web Tier Utilities((((OHS,WebCache))))
• Oracle HTTP Server 11g 、Oracle WebCache 11gは、「Oracle Web Tier Utilities」というバイナリで提供される
• ORACLEホームを指定し、インストールを実行(同時にOPMNもインストールされる)
• OHS, WebCacheを、WebLogicドメインと関連付けることで、Fusion Middleware Controlで構成管理が行える
• WebLogicドメインにJRF、Enterprise Managerが構成されている必要がある
• 「Application Developer」というバイナリにて上記2コンポーネントが提供される
• opmnctlコマンドライン・ユーティリティによるCUIベースの管理も可能
• FMW Controlからルーティングなどの構成が可能
WebLogic ドメインドメインドメインドメイン
管理サーバ管理対象サーバ Admin Console
FMW Control
Oracleインスタンスインスタンスインスタンスインスタンス
Oracle HTTPServer
Oracle WebCache
OPMNノードマネージャ
関連付け
管理可能
Middleware Home($MW_HOME)
User ProjectsWebLogic ServerHome
Oracle Home(WebTier)
Domains
Domain Home
Oracle Home(AppDEV)
管理・監視
Oracleインスタンス
Oracle HTTPServer
WebCache
Web Tier Utilitiesの配布形態についてですが、WebLogic Serverとは別のバイナリとして提供されています。
WebLogicとあわせて利用する場合は個別にインストールを行った後にOHSとWebCacheをWebLogicドメインと関連付けする必要がありますのでご注意ください。
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そのそのそのその他他他他
そのそのそのその他他他他
以上紹介した機能は、11gR1新機能のうち目玉機能となるものです。
以降で、その他の新機能についてとりあげます。
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• FastSwap Redeployment
• 作成されたの変更をクラスローダを破棄することなしに認識
• メソッドの追加やフィールド、Final、Abstractのメソッドの追加などにも対応
• weblogic-application.xml に設定を追加する<wls:fast-swap>
<wls:enabled>true</wls:enabled>
<wls:refresh-interval>10</wls:refresh-interval>
</wls:fast-swap>
• 開発モードのみ有効
• OEPEから簡単に設定可能
• On-Demand Deployment • 管理コンソールなどのWebLogic Server 内部で利用するアプリケーションを起動時にではなく、初回呼び出
し時にデプロイを実施
• 起動時間の短縮やメモリの節約が可能
• 開発者モードのデフォルト動作(運用モードでも設定可能)
デプロイデプロイデプロイデプロイ機能機能機能機能
WebLogic Ver10.3からデプロイ機能が拡張されています。
FastSwap Redeployment機能はWebLogic Server上にデプロイされたアプリケーションのクラスの変更を動的に反映する仕組みです。
Weblogic固有のDDで設定を行います。
この機能は開発モードのみ有効な機能です。
ユースケースとしましては、Oracle Enterprise Pack For EclipseというEclipseのプラグインと合わせて利用する機能です。
このOEPEを使ってアプリケーション開発する際にこの機能を利用することでソースコード修正後のアプリケーションの再デプロイが不要となります。
結果として、Eclipse上でソースコードを修正してからブラウザでテスト実行するまでの時間を大幅短縮することができます。
もう一つのOn-Demand Deploymentは管理コンソールなどのアプリケーションをWebLogicサーバー起動時にではなく、初回リクエスト処理時にデプロイして実行するものです。
初回リクエストを受け付けるまでのWebLogic Serverが利用するメモリを節約することができ、WebLogic Server起動時のクラスロード時間を短縮するこが可能です。
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Springサポートサポートサポートサポート
• SpringがデフォルトでWebLogic Serverに組み込み
• Spring Framework 2.5.3ベース
• Springコンソール拡張
• 実行時MBean統計値の取得が可能
• デフォルトで無効化されており、有効化のためには追加構成が必要http://download.oracle.com/docs/cd/E12839_01/web.1111/e14453/enable_console_ext.htm#CIHCAIBE
• Oracle Enterprise Pack for Eclipse(OEPE)による容易な開発
• サンプルアプリケーション「Medical Records」にSpringベースのものが追加
WebLogic Server Optimized for Spring
Spring Pitchfork
Spring Persistence (JPA)
Spring Management (JMX)
Spring Transactions
WebLogic Springコンソールコンソールコンソールコンソール拡張拡張拡張拡張
WebLogic ServerのSpringサポートにつきましてはSpring Framework 2.5.3がWebLogic Serverに組み込まれるようになりました。
Spring用のSpringコンソール拡張が実装されていますので実行時Mbeanの属性値が取得できるようになっています。
また、Springアプリケーションの開発容易性のためのEclipseプラグインがOEPEの中に含まれています。
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Java EE 5 / Webサービスサービスサービスサービス標準対応標準対応標準対応標準対応
Java 標準標準標準標準 Version
EJB 3.0, 2.1, 2.0, 1.1
JMS 1.1, 1.0.2b
JDBC 4,0, 3.0
JNDI 1.2
OTS/JTA 1.2 / 1.1
Servlet 2.5, 2.4, 2.3, 2.2
JSP 2.1, 2.0, 1.2, 1.1
JSF 1.2, 1.1
JSTL 1.2, 1.1
RMI/IIOP 1.0
JMX 1.2, 1.0
Java Mail 1.2
JAAS 1.0 Full
JCA 1.5, 1.0
JCE 1.4
Java RMI 1.0
JAX-B 2.1, 2.0
JAX-P 1.2, 1.1
JAX-RPC 1.1, 1.0(deprecated)
JAX-R 1.0
SAAJ 1.3, 1.2
Streaming API for XML(StAX) 1.0
Java EE Management(JSR 77) 1.1
Java EE Application Deployment 1.2
JACC(Java Authorization Contact for Containers)
1.1
Webサービスサービスサービスサービス 標準標準標準標準 Version
Web Services Java EE 1.2, 1.1
Web Services Metadata for Java
Platform (JWS)2.0, 1.0
JAX-WS 2.1, 2.0
SOAP 1.1, 1.2
WSDL 1.1
WS-Security 1.1, 1.0
WS-Policy 1.5, 1.2WS-SecurityPolicy 1.2
WS-PolicyAttachment 1.5, 1.2
WS-Addressing
1.0, 2004/08 member
submission
WS-ReliableMessaging 1.1, 1.0
WS-Trust 1.3
WS-SecureConversation 1.3
UDDI 2.0
SAML 2.0, 1.1
SAML Token Profile 1.1, 1.0
JavaSE////J2EE 標準標準標準標準 Version
Java SE 6.0, 5.0(client only)
Java EE 5.0
そのそのそのその他他他他 標準標準標準標準 Version
SSL v3
X.509 v3
LDAP v3
TLS v1
HTTP 1.1
SNMP SNMPv1, v2, v3
XACML 2.0
Partial implementation of Core and
Hierarchical Role Based Access Control Profile of XACML
2.0
Internet Protocol (IP) v6, v4
こちらが、JavaEE標準対応の表になります。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 28
非推奨非推奨非推奨非推奨になったになったになったになった機能機能機能機能((((10.3~)~)~)~)
• WebLogic Server Javaユーティリティ
• コマンドラインツール EarInitは非推奨に
• WebLogic Type 4 JDBCドライバ
• 10.3より非推奨になり、本リリースWebLogic Server 10.3.1では削除
• Oracle JDBC Thinドライバを利用する
• デプロイメント(weblogic.deployパッケージ)の一部
• 詳細は製品ドキュメントを参照http://download.oracle.com/docs/cd/E12839_01/web.1111/e13852/toc.htm#BGGBGFFB
• OpenJPAの一部のAPI
• 詳細は製品ドキュメントを参照http://download.oracle.com/docs/cd/E12839_01/web.1111/e13852/toc.htm#BGGBGFFB
• Apache Beehive
• 将来のバージョンにおいて削除されるため、Oracle ADFやJSFなどのフレームワークへの移行を推奨。(ただし WLIやWLPの中で利用されるものに関してはサポート)
Ver 10.3以降で非推奨になった機能について説明します。
はじめに、WebLogic Server Javaユーティリティが非推奨になりました。
JDBCドライバにつきましてはWebLogic Type 4 JDBCドライバが非推奨になりました。
今回の新しいリリースからはOracle JDBC Thinドライバを利用することになっていますのでご注意ください。
Weblogic.deployパッケージの一部、OpenJPAの一部のAPIが非推奨になっています。
詳細につきましてはこちらのドキュメントを参照ください。
最後にApache Beehiveにつきましては将来のバージョンで削除されますのでご注意ください。
今後はOracleADFやJSF等のフレームワークへの移行を推奨しています。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 29
プラットフォームプラットフォームプラットフォームプラットフォーム・・・・サーティファイサーティファイサーティファイサーティファイ情報情報情報情報
Oracle WebLogic Server 11gOracle WebLogic Server 11g Oracle Web Tier 11g, Classic *Oracle Web Tier 11g, Classic *
• OEL 4, 5• RH Linux 4, 5• SLES 10• Windows 2003• Windows 2008• Solaris 9, 10• HP-UX 11.23, 11.31• AIX 5.3, 6.1
Processor Types SupportedProcessor Types Supported
• Linux – x86, x64• Windows – x86, x64
• HP-UX – PA RISC, Itanium-2• Solaris - SPARC
• AIX - Power
• OEL 4, 5• RH Linux 4, 5• SLES 10• Windows 2003• Windows 2008• Windows XP, Vista(Forms Builder, ReportsBuilder, Disco Admin)• Solaris 9, 10• HP-UX 11.23, 11.31• AIX 5.3, 6.1
※※※※Oracle WebLogic Server 10g R3((((10.3))))ででででサーティファイサーティファイサーティファイサーティファイされていたされていたされていたされていた、、、、Solaris x86 / Linux Itanium / Windows Itaniumはははは、、、、Oracle WebLogic Server 11g R1((((10.3.1))))ではではではではサーティファイサーティファイサーティファイサーティファイされておりませんされておりませんされておりませんされておりません。(。(。(。(2009年年年年9月時点月時点月時点月時点)))) 最新最新最新最新ののののプラットフォームプラットフォームプラットフォームプラットフォーム・・・・サーティファイサーティファイサーティファイサーティファイ状況状況状況状況はははは「「「「http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html」」」」でごでごでごでご確認確認確認確認くださいくださいくださいください
*Classic: Forms, Reports, Discoverer, Portal
こちらがプラットフォームサーティファイ情報です。
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以前以前以前以前ののののバージョンバージョンバージョンバージョンとのとのとのとの比較比較比較比較((((10.0~~~~10.3.1))))
機能 Oracle WebLogic Server 10.0 MP2
Oracle WebLogic Server 10g R3(10.3)
Oracle WebLogic Server 11g R1 (10.3.1)
ロゴ(インストーラ、AdminConsole)
BEA Oracle Oracle
製品ホームディレクトリ名 BEAホーム BEAホーム Middlewareホーム
ライセンスファイルの有無 有 無 無
同梱される開発ツール WebLogic Workshop WebLogic Workshop OEPE
対応するJDKバージョン 5.0 (1.4 client only) 6.0 (5.0 client only) 6.0 (5.0 client only)
バンドルされているJDKのバージョン(Windows)
Sun JDK 1.5.0_15JRockit R27.6.1-20 (1.5.0_15)
Sun JDK 1.6.0_05
JRockit R27.6.0-50 (1.6.0_05)
Sun JDK 1.6.0_11
JRockit R27.6.2-20 (1.6.0_05)
Java EE Java EE 5 Java EE 5 Java EE 5
サポート対象のOracle Databaseに対するJDBC Driver(※)
・WebLogic Type 4 JDBC Oracle (XA) Driver
・Oracle Thin (XA) Driver 10g
・Oracle Thin (XA) Driver 11g
・WebLogic Type 4 JDBC Oracle (XA) Driver ・Oracle Thin (XA) Driver 11g
・Oracle Thin (XA) Driver 11g
対応するOracle Databaseのバージョン
Oracle 9.2.0.4+Oracle 10.1.0.4+Oracle 10.2.0.1+Oracle 11.1.0.6.0+
Oracle 9.2.0.4+Oracle 10.1.0.4+Oracle 10.2.0.1+Oracle 11.1.0.6.0+
Oracle 10.2.0.4+Oracle 11.1.0.7+
製品出荷日(US) Nov 2006 Aug 2008 Jun 2009
サポート終了日 Premier: Nov 2011Extended: Nov 2013Sustaining: Indefine
Premier: Jan 2014Extended: Jan 2017Sustaining: Indefine
Premier: Jun 2014Extended: Jun 2017Sustaining: Indefine
※本表に掲載しているサポート対象のJDBC Driverとは、WebLogic Serverの機能である永続ストアやJTAロギング・ラストリソースなどに利用するJDBC Driverでありカスタムアプリケーションから利用するJDBC Driverに関しては特に制限はありません。http://e-docs.bea.com/platform/suppconfigs/configs103/103_over/supported_db.html#1143800
こちらは以前のバージョンとの比較表です。
以上で「Oracle WebLogic Server 11gR1概要」のセッションは終了です。
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Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 3131
日本日本日本日本オラクルオラクルオラクルオラクル株式会社株式会社株式会社株式会社 無断転載無断転載無断転載無断転載をををを禁禁禁禁ずずずずこのこのこのこの文書文書文書文書はあくまでもはあくまでもはあくまでもはあくまでも参考資料参考資料参考資料参考資料でありでありでありであり、、、、掲載掲載掲載掲載されているされているされているされている情報情報情報情報はははは予告予告予告予告なしになしになしになしに変更変更変更変更されることがありますされることがありますされることがありますされることがあります。。。。日本日本日本日本オラクルオラクルオラクルオラクル社社社社はははは本書本書本書本書のののの内容内容内容内容にににに関関関関していかなるしていかなるしていかなるしていかなる保証保証保証保証もいたしませんもいたしませんもいたしませんもいたしません。。。。またまたまたまた、、、、本書本書本書本書のののの内容内容内容内容にににに関連関連関連関連したいかなるしたいかなるしたいかなるしたいかなる損害損害損害損害についてもについてもについてもについても責任責任責任責任をををを負負負負いかねますいかねますいかねますいかねます。。。。Oracle、、、、PeopleSoft、、、、JD Edwards、、、、及及及及びびびびSiebelはははは、、、、米国米国米国米国オラクルオラクルオラクルオラクル・・・・コーポレーションコーポレーションコーポレーションコーポレーション及及及及びそのびそのびそのびその子会社子会社子会社子会社、、、、関連会社関連会社関連会社関連会社のののの登録商標登録商標登録商標登録商標ですですですです。。。。そのそのそのその他他他他のののの名称名称名称名称はそれぞれのはそれぞれのはそれぞれのはそれぞれの会社会社会社会社のののの商標商標商標商標のののの可能性可能性可能性可能性がありますがありますがありますがあります。。。。
本本本本プレゼンテーションプレゼンテーションプレゼンテーションプレゼンテーションはははは、、、、情報提供情報提供情報提供情報提供をををを唯一唯一唯一唯一のののの目的目的目的目的とするものでありとするものでありとするものでありとするものであり、、、、いかなるいかなるいかなるいかなる契約書契約書契約書契約書またはまたはまたはまたは合意書合意書合意書合意書にににに組組組組みみみみ込込込込むことはできませんむことはできませんむことはできませんむことはできません。。。。
本資料本資料本資料本資料のののの使用上使用上使用上使用上のののの注意事項注意事項注意事項注意事項2