ソリック電子ドア 取扱説明書
EBベース 100mm見込サッシ内蔵
(見込100mm×見付170mm規格サッシ)
EB06T06K L/R/D (DCブラシレスモーター)
EB15T15K L/R/D (DCブラシレスモーター)
EB23T23K L/R/D (DCブラシレスモーター)
モーターとコントロールボックスHM-06KⅡ、HM-15KⅡ、15K3
HM-23KⅡ、23K3の取扱説明書は、各別冊編集しております。
必要の際はご連絡ください。
株式会社 ソリック
SOLIC CO.,LTD.
作成'13.5.2 改定 2
目 次
1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1ページ
2.特 長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
3.仕 様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3~5
4.主要部品配置図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
5.標準断面図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
6.縦枠加工図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8~10
7.装置のご注文について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
8.ベースの基本寸法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12~13
9.コーナーピースの取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
10.ベースの組込み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15~16
11.モーターの取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
12.コントロールボックスと端子台ベースの取付け ・・・・・・・・・・・・・・ 18
13.従動プーリーの取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
14.ドアの吊込みと建付け調整 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
15.ドアストッパーの取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
16.連結金具の取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
17.タイミングベルトの組込みと張り調整 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
18.電源スイッチ金具の取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
19.配線図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24~25
20.電源投入前のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
21.技術資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27~33
22.ご使用上の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
1
1.はじめに
ソリック電子ドア『EBタイプ』は、各アルミサッシメーカー様が販売して
おります、自動ドア用アルミフロント(見込100×見付170)に組込みす
る、内蔵式中芯吊りベースです。 また、中芯吊りという優位性に加え、吊元はドア端から100mm芯が可能
なことや、吊車をダブルローラーにすることで、ドアをバランス良く吊る構造
により、開閉動作や反転動作がスムーズで、静音化に優れております。 機構面では、取付けされる方の作業効率を 優先に改良を進めました。 たとえば、ベース上の各部品類は、機構取付け溝に組込みするフリースライド方
式を採用することにより、ベースの切縮めが生じた場合、ナットやビスをゆる
めるだけで、各部品が自由に着脱・移動できます。 また、タイミングベルトの切縮めの際には、ワンタッチでベルトの抜き差しが
可能な方法にするなど、高所での安全性にも優れております。 このほか、従来機種との入替え需要や、保守部品の共用化にも対応可能なよ
う、互換性を 大限に考慮しております。 駆動部は、高トルクで応答性・静粛性に優れた高性能DCブラシレスモーター
を搭載しておりますので、スピーディな動作はもちろんのこと、頻繁な動作にも
連続開閉が可能です。 さらに、独自のマイクロコンピューター制御により、ドアストロークやドア重
量、開閉速度に応じて、ブレーキ位置とブレーキ力をマイコンが常に制御してお
りますので、リードスイッチやリミットスイッチで、ブレーキ位置を調整する必
要がありません。 弊社では1mm単位でのご注文を、即納態勢でお受けしております。 原則として代理店様発注日(休日の前日の場合は休日明け)の翌日発送となり
ますが、お客様のご都合により取付け日が早くなった場合や、発注された時間
帯、ベースの長さ、台数などによっては、ご相談の上当日の発送も可能です。
2
2.特 長 (寸法など詳しくは取扱説明書をご参照ください。)
1.従来機種AB、AK、BB、DBタイプとの入替え サッシ縦枠に先付けしていただいているコーナーピース(CP-2)は、この4タイプのベース
と共用品ですので、簡単に入替え可能です。
2.フリースライド式ベースを採用 ベースはパイプ構造により剛性を高めております。
また、フリースライド方式を採用したことにより、ベースに部品取付け用の穴加工がなくなり作
業性が向上しましたので、取付け先でベースの切縮めが生じても、各部品類はナットやボルトを
緩めるだけで、簡単に取外し・スライドが可能になりました。
3.レールはドア踊り止め形状にしています 信頼性向上のために、C型レール形状の内側をローラーが走行する構造により、不用意な動作に
よるドアの脱輪を防ぎます。
4.レールと吊車について 消耗部品である吊車(φ35ローラー)は互換性を考慮し、後付式:BCベースなどに組込みし
ているローラーと共用しておりますので、保守部品の管理が容易です。
5.部品の共用化 連結金具以外の吊車セット、サイドフタ、マウントセット、従動プーリーなどの主要部品および
その他の部品類はすべて、従来機種のBBベースと共用し、組立て手順の統一化を進めました。
オプション部品の組込みも同様に共用可能です。
6.6社共用サイドフタ
エンジン装置の交換作業向上のために、左右サイドフタは他社様コーナーピースにも組込み
が可能ですので、専用部品が不要で簡単にエンジン装置の入替えが可能です。
7.DL-41UN/L・PL-11各種オートロック組込み可能
オートロック:DL-41UN/Lは、コントロールボックスのロック制御回路にダイレク
トに接続することで、施錠・解錠がドアの動作と連動し、各装置間の結線作業が不要となり
片引、引分とも簡単に組込みが可能になりました。
又、プーリーロック:PL-11も同回路での組込みが可能となり、ドア幅が極端に小さい
場合でも標準吊元ピッチ100芯での安定した開閉動作が可能です。
8.ドアサイドビーム:SK-31(補助光線スイッチ)などが内蔵可能 ご指定いただければ弊社で組込み・結線して出荷しますので、取付け先での手間がかからず作
業性が向上します。
3
3.仕 様 -1 SH-06(TC・KC)HM-06KⅡタイプ
タ イ プ SH-06(TC・KC)
電 源 AC100V ±10% 3A 50/60Hz
内 蔵 タ イ プ EBベース、NBベース
後 付 タ イ プ BCベース、NCベ-ス
障 害 物 検 出 機 能 障害物検出ターン(全速区間)、障害物検出ストップ(微速区間)
閉 速 度 230(標準)、375mm/秒 2段切替
開 速 度 500mm/秒 固定
微 速 速 度 35mm/秒 固定
ブ レ ー キ 調 整 ドア重量に合わせて自動調整されます。
微 速 距 離 調 整 戸当りからブレーキ開始位置までの距離長い(標準) 開動作時365mm 閉動作時200mm 短い 開動作時300mm 閉動作時160mm
ホ ー ル ド タ イ マ 0~10秒 無段階調整可能
開 口 調 整 機 能 10~100% 無段階調整(オプション・外部取付)
停 電 時 手動開閉可能 30N (3㎏f)
消 費 電 力 開閉時:15W 停止時: 5W(SH-06TC 簡易ロック無) 13W(SH-06KC 簡易ロック付)
大 出 力 10W
絶 縁 抵 抗 DC500V 100MΩ
絶 縁 耐 圧 AC1000V(50Hz) 1分間
使 用 環 境 0~40℃ 25~75% 結露がないこと
駆 動 方 式 タイミングベルト方式
ド ア 重 量 片引60㎏・引分35㎏×2 以下
大ドアストローク 10m
小 ド ア 幅
ドア吊り元片引・引分
100の場合
EBベース 635mm 以上 NB3ベース 570mm 以上 BCベース 570mm 以上 NCベース 530mm 以上
簡 易 ロ ッ ク
電 源 DC17.5V 0.5A
消 費 電 力 4.5W
ドア阻止力 350N(35㎏f)以上
ド ア 吊 り 元 寸 法
● 片引:左勝手・右勝手、引分に関係なく下図の寸法になります。
製品改良のため本仕様ならびに装備は予告なく変更することがあります。
4
仕 様 -2 SH-09(TC・KC)/15(TF・KC)・HM-15KⅡ・K3タイプ
タ イ プ SH-09(TC・KC) SH-15(TF・KC) 電 源 AC100±10% 3A 50/60Hz
内 蔵 タ イ プ NBベース EBベース、CFベース
後 付 タ イ プ NCベース、BDベース BCベース、BEベース
二 重 引 戸 CNベース
フラットバ-タイプ FCレール
障 害 物 検 出 機 能 障害物検出ターン(全速区間) ・ 障害物検出ストップ(微速区間)
開 速 度 速い(500mm/秒)・遅い(400mm/秒)ディップスイッチで選択
閉 速 度 閉100~500mm/秒 無段階調整
微 速 速 度 遅い(35mm/秒)・速い(60mm/秒) ディップスイッチで選択
ブ レ ー キ 調 整 ドア重量に合わせて自動調整されます
微 速 距 離 調 整 ブレーキ開始位置を戸当りから25~355mm手前まで無段階調整
ホ ー ル ド タ イ マ 0~10秒 無段階調整
開 口 調 整 機 能 オプション(外部取付) 無段階調整
停 電 時 手動開閉可能 30N (3㎏f)
消 費 電 力 開閉時:15W 停止時:13W(簡易ロック有)
5W(簡易ロック無)
開閉時:20W 停止時:13W(簡易ロック有)
5W(簡易ロック無) 大 出 力 10W 20W
絶 縁 抵 抗 DC500V 100MΩ
絶 縁 耐 圧 AC1000V(50Hz) 1分間
使 用 環 境 0~40℃ 25~75% 結露がないこと
駆 動 方 式 タイミングベルト
ド ア 重 量 片引70kg・引分40kg×2 以下 片引100kg・引分75kg×2 以下
大ドアストロ-ク 10m
小 ド ア 幅
ドア吊り元片引・引分
100の場合
NB3ベース 570mm 以上 EBベース 565mm 以上
NCベース 530mm 以上 BCベース 570mm 以上
FCベース 650mm 以上 CFベース 750mm 以上
BDベース 720mm 以上 BEベース 740mm 以上
簡 易 ロ ッ ク
電 源 DC17.5V 0.5A
消 費 電 力 4.5W
ドア阻止力 350N(35㎏f)以上
ド ア 吊 り 元 寸 法
オートロック DL-32組
込みの場合は、勝手によ
り100㎜芯部が210㎜
芯になります。
●高速ドア、低速ドアとも同じ寸法です。
PL-11も同様です。 DL-41UN/Lの場合
製品改良のため本仕様ならびに装備は予告なく変更することがあります。
100:吊元寸法と機種
160:BC・CC・BG
170:BA・BB・EB・FC・FD
200:DR 片引・BE
130:DR 引分
5
仕 様 -3 SH-23(TF・KC・L)・HM-23KⅡ・K3タイプ
タ イ プ SH-23(TF・KC) SH-23L
電 源 AC100±10% 3A 50/60Hz
内 蔵 タ イ プ EBベース
後 付 タ イ プ BCベース、BGベース、CCベース CCベース
二 重 引 戸 CNベース、AWベース
円 形 ド ア DRレール
ビ ニ ー ル ド ア BIベース
フラットバ-タイプ FCレール、FDレール
障 害 物 検 出 機 能 障害物検出ターン(全速区間)・障害物検出ストップ(微速区間)
開 閉 速 度 100~500mm/秒 無段階調整 50~285mm/秒 無段階調整
微 速 速 度 35~100mm/秒 無段階調整 18~52mm/秒 無段階調整
ブ レ ー キ 調 整 無段階調整
ホ ー ル ド タ イ マ 0~10秒 無段階調整
開 口 調 整 機 能 10~100% 無段階調整
停 電 時 手動開閉可能 30N (3㎏f)
消 費 電 力
開閉時:50W 停止時:13W(簡易ロック付:SH-23KC)
5W(簡易ロック無:SH-23TC) 10W(簡易ロック無:SH-23L)
大 出 力 50W
絶 縁 抵 抗 DC500V 100MΩ
絶 縁 耐 圧 AC1000V(50Hz) 1分間
使 用 環 境 駆 動 方 式 ド ア 重 量
0~40℃ 25~75% 結露がないこと
タイミングベルト
片引150㎏・引分110㎏×2 以下
大ドアストロ-ク 10m
小 ド ア 幅
ドア吊り元片引・引分 100の場合
EBベース 565mm 以上 BCベース 560mm 以上 BGベース 550mm 以上 CCベース 530mm 以上 CNベース 500mm 以上 AWベース 560mm 以上 DRベース 910mm 以上 BIベース 600mm 以上 FC・FDベース 650mm 以上
簡 易 ロ ッ ク
電 源 DC17.5V 0.5A
消 費 電 力 4.5W
ドア阻止力 350N(35㎏f)以上
ド ア 吊 り 元 寸 法
オートロック DL-32組込みの場合は、勝手により100㎜芯部が210㎜芯になります。
●高速ドア、低速ドアとも同じ寸法です。
PL-11も同様です。 DL-41UN/Lの場合
製品改良のため本仕様ならびに装備は予告なく変更することがあります。
100:吊元寸法と機種
160:BC・CC・BG
170:BA・BB・EB・FC・FD
200:DR 片引・BE
130:DR 引分
6
MIC
RO
CO
MPU
TER
CO
NTR
OL B
OX
DA
MIC
RO
CO
MPU
TER
CO
NTR
OL B
OX
DA
DS
RCU
T
SD
CU
TL
片
引
引
分
(右勝
手の
場合
です
)
D
CU
T
S
LS
RC
UT
D
4.主要部品配置図
SH-15とHM-15の組合わせ例です。
'13.1.16
ソリ
ック
ニュ
ース
にて
BB
カバ
ーブ
ラケ
ット
3を
標準
出荷しております。
(片引・引分共)
7
5.標準断面図
8
6.縦枠加工図
■ トステム㈱ 様
■ 基本加工図
■ ㈱LIXIL 様
■ 新日軽㈱ 様
9
■ 不二サッシ㈱ 様
■
■
■ ㈱日本アルミ 様
10
■ 昭和フロント㈱ 様
■ ㈱かんぜん 様 神鋼ノース㈱ 様■
YKK AP ㈱ 様■
11
7.装置のご注文について
納期は原則として代理店様発注日の翌日発送(休日前受注分は、休日明け発送)です。
1.勝手の区別について 内観姿図 (装置取付け側から見ます)
●片 引
左勝手・L:左にドアが開きます 右勝手・R:右にドアが開きます
●引 分・D:左右にドアが開きます
2.形式名について 順序や意味は他の従来機種と同様です。
主要部品の組合せ ベース・ドアの寸法
例 EB 15T 15K R (P) L= DW=
ベース モーター コントロール 勝手 コーナーピース ベ ー ス 全 長 ドア幅
縦 枠 内 々 寸 法
06T 06K
06K 06K
15K 15K
23T 23K
23K 23K
L(左勝手) (P) コーナーピース付・サイドフタ付
R(右勝手) (K) コーナーピース無・サイドフタ無
D(引 分) (O) コーナーピース無・サイドフタ付
12
8.ベースの基本寸法
1.縦枠の無目内側に先付けされたコーナーピース(CP-02)を利用して、サイドフタ
とベースを組込みます。
ベース全長は無目内寸法から37mm(片側18.5mm)マイナスした寸法で切断し
部品組込み・動作確認を行ない出荷しますので、寸法をあらかじめご確認ください。
既存、新設のコーナーピースに取付けの場合
(AB、AK、BB、DB共用型)
● 片 引
● 引 分
13
他社様コーナーピースの場合
W P (コーナーピース内々寸法)-5mm
EBサイドフタ右
アクセサリー座板
皿バネ付ナット
EBベース
SN8SC
縦枠
ナット(先入れ)N8SCHAPSW8×15SC
六角ボルト
AZ-7
EBSF-R01
他社様
コーナーピース
EBBS6000
2.EBサイドフタにつきましては、弊社コーナーピースと下記メーカー様に互換性を持た
せておりますので、簡単に組込みが可能です。
エンジン装置ご注文の際には、EBサイドフタ付き実寸(コーナーピース内寸-5mm)
でご注文をお願いします。
●他社様EBサイドフタ納り
●対応メーカー様(順不同)
① 昭和建産㈱様 ② サニー㈱様 ③ 日本自動ドア㈱様 ④ 北陽電機㈱様 ⑤ 松下電工㈱様
14
下
上
9.コーナーピースの取付け
コーナーピースは上下の取付け方向がわかるようにシールを貼っております。
従来の内蔵式同様、コーナーピースをサッシ加工業者様に先渡しして、取付けをお
願いしてください。
15
10.ベースの組込み
1.コーナーピースにベースを組込む場合
既存コーナーピースの内々寸法をご確認のうえ、付属のM8ボルトとナットで固
定してください。
前倒れ防止の為、図の様にあらか
じめベースに数箇所穴をあけ、内
側からビスで固定する事もできま
す。(防水処理も配慮して、施工し
てください。)
16
2.サイドフタを直接ビス止めし、ベースを組込む場合
他社ベースとの交換をする場合などは、サイドフタが適合しませんので、BBサ
イドフタのφ5.5穴を利用して、相手側のコーナーピースに直接テクスビス(別
途)などで取付けが可能です。
前倒れ防止の為、図の様にあらか
じめベースに数箇所穴をあけ、内
側からビスで固定する事もできま
す。(防水処理も配慮して、施工し
てください。)
17
1
2
11.モーターの取付け
モーターの移動が必要になった場合、連結金具との位置関係を確認し、全開時(全閉時)
に連結金具がモーターに当らない位置に固定してください。
モーターマウントはMMプレートの内側にセットしてください。
18
12.コントロールボックスと
端子台ベースの取付け
コントロールボックスと端子台ベースは、 ● M4タップ座板 あらかじめベースの端から機構溝に入れ AZ-6B
たM4ビス用のアクセサリー座板:AZ
-6Bを利用します。
後からオプション品を組込む場合、アクセ
サリー座板の「ツバ」の部分をペンチで切
断後、ベースの正面から回しこみによる組
込みも可能です。
● コントロールボックス
HM-15K2用の例
● 端子台ベース
HM-15K2用の例
19
DS
R CUT
SD
CUT L
13.従動プーリーの取付け
1.片引・左勝手の場合は右端に取付けください。
2.片引・右勝手および引分の場合、引分連結金具との位置を確認し、ドア全開時に両
部品が干渉しない位置にプーリーを取付けください。
下図は引分の例です。
20
14.ドアの吊込みと建付け調整
ドア吊込み用タップ・M8×1.25が寸法どおり加工されているが確認してくださ
い。勝手やドア幅にかかわらず、100mm芯・振分け60mm(タップピッチ120
mm)が標準(強化ガラスドアの場合)です。吊込み前にベース・レールや、下部ガ
イドレールなどの清掃を行なうとともに、振止め、錠前の状態も良くご確認してくだ
さい。
15.ドアストッパーの取付け
框ドアやタッチスイッチ取付の場合は安全のため、全開時に戸袋に手が挟まれない位
置を確認し、ドアストッパーで規制してください。
開口が狭くなるため、荷物などの出し入れに支障がある場合も考えられますので、事
前にお施主様に、ご説明とご了解をいただいてください。
21
16.連結金具の取付け
● 片 引
● 引 分
22
CUT
D S
17.タイミングベルトの組込みと張り調整
ベースの切り縮めなどでベルトの切断が生じた場合、次の手順でお願いします。
1.ベルトの取外し
①ベルトをプーリーから外すか、ゆるめて
ください。
②ベルトを金具側に押すとレバーが自動的
に上がり、引き抜くことができます。
2.ベルトの切断
①右図のようにベルトをモーター・従動プ
ーリーにセットし必要な長さを決めます。
②金具側面表示に合わせ片引・S、引分・D
の位置でベルトの「谷部」を切断します。
3.ベルトの組込み
①ベルトを金具に差込むとレバーは自動的
に下がります。
いずれか一方のプーリーからベルトを外
し差込むと、張力がないため簡単です。
②レバーを指で押さえながらベルトを引い
てください。
③誤ってベルトを入れる前にレバーを下げ
た場合は、ベルトを差込むと自動的に上
がります。
④①で外したプーリーにベルトを回込み、
セットしてください。
①~②の作業が終了後、各部が確実にセ
ットされているか確認してください。
金具L、R共同じ機能を備えています。
4.ベルトの張り調整
①ナットAを矢印の方向に回すと張りが 強くなります。
②張り終わりましたら連結金具の切り欠き部(U
字部)にボルトを組込みしナットBを締めます。
23
18.電源スイッチ金具の取付け
片引の場合はドアの戸当り側(全閉側)サイドフタの四角穴に、引分の場合はドアの召
し合わせ部(全閉位置・開口中心)のドアストッパー溝にそれぞれ取付けしてください。
● 片 引
● 引 分
'13.1.16 ソリックニュースにて
BBカバーブラケット3を標
準出荷しております。
(片引・引分共)
電源スイッチが奥側になりま
すと棒や傘等によるスイッチ
操作によって損傷・破損の防止
として変更しました。
取付先の条件などによって使
い分けをお願いします。
24
+-
14
21
CO
NT
AC
T 1
16
ac
15
BU
ー
電源
スイ
ッチ
コー
ド
NO
.3
F-
31 HM
-15
KⅡ
開方
向
内 側
CLO
SIN
GSP
EED
閉速
度
HO
LDTIM
ER
ホー
ルド
SEC
ON
DD
ISTANC
E
微速
距離
引分
D左
L
TEST
BUTTON
MO
NIT
OR
LAM
P
テス
ト
OPENIN
GD
IREC
TIO
N
電源
№
HERONMADE IN JAPAN
SO
LIC
C
O.,L
TD
.
SH
-1
5電
源コ
ード
N0
.3
H-
15
-1
バッ
テリ
ーパ
ック
BP-
21
BU
-2
10
1
簡易
ロック
NO
.1
9-1
K(無
償オ
プシ
ョン)
N0
.3
F-
RW
(オ
プシ
ョン
)
SH-
15
TF
・K
CHM
-1
5K
2
KL
-11
R
(オ
プシ
ョン
)
BU
-2
1電源
入力
コー
ドN
O.3
H-
BU
-2
BU-21
BU
-2
1コ
ント
ロー
ルB
U-
21
コネ
クタ
-A
1T
M-
BU
21
-A
1
CO
NT
AC
T1(a
接点
出力
)
モー
ター
ギヤ
セッ
トコ
ント
ロール
ボッ
クス
ブレ
ーク
アウ
ェイ
用ス
イッ
チコ
ード
全半
開ボリ
ュー
ム
強制
解除
スイ
ッチ
プラ
グコ
ード
NO
.2
A-
1
BU
-21
電源
出力
コー
ドN
O.
3H
-B
U-
1
コ ネ ク タ
AC
10
0V
出力
OU
TP
UT
11
BU
13
AC
10
0V
12
外部
テン
キース
イッ
チ内部
光線
式ア
クテ
ィブ
セン
サー
ドア
サイ
ドビ
ーム
セッ
ト
SK
-3
1(
オプ
ショ
ン)
SA
T-2
0(
オプ
ショ
ン)
DA
-3
02(
オプ
ショ
ン)
右R
TM-
2A
-S
H15
K
15
K用
Aコ
ネク
ター
(オ
プシ
ョン
)
配線図-1
エン
ジン
側の
電源
スイ
ッチ
では
手が
届か
ず操
作し
にく
い場
合が
あり
ます
ので
、F
Lか
ら
約1
200㎜
の位
置に1
次側
電源ス
イッ
チを設
けて
いただ
く様
、打合
せ願
います
。
万が
一、
動作
が不
具合名
場合
は外部
結線
の再確
認や
、ショ
ート
、断線
がな
いかな
ど確
認し
てく
ださい。
※
06K2
・2
3K2
の場
合でも
、電
源スイ
ッチ
と電源
コー
ドの接
続例
は同様
です
。
25
TESTBUTTON
右R
№
電源
SOLIC CO.,LTD.
電源スイッチ左・電源プラグコード右
閉速度
HOLDTIMER
微速距離引分D
左L
MONITORLAMP
SECONDDISTANCE
ホールド テスト
OPENINGDIRECTION
HM-15KⅡ
内 側
開方向
CLOSINGSPEED
SOLIC CO.,LTD.
電源スイッチ右・電源プラグコード左
閉速度
HOLDTIMER
微速距離引分D
左L
MONITORLAMP
SECONDDISTANCE
ホールド テスト
OPENINGDIRECTION
HM-15KⅡ
内 側
開方向
CLOSINGSPEED
TESTBUTTON
右R
№
電源
SOLIC CO.,LTD.
電源スイッチ右・電源プラグコード左
閉速度
HOLDTIMER
微速距離引分D
左L
MONITORLAMP
SECONDDISTANCE
ホールド テスト
OPENINGDIRECTION
HM-15KⅡ
内 側
開方向
CLOSINGSPEED
TESTBUTTON
右R
№
電源
SOLIC CO.,LTD.
電源スイッチ左・電源プラグコード右
HM-15KⅡ
OPENINGDIRECTION
開方向
内 側
CLOSINGSPEED
閉速度
HOLDTIMER
ホールド
SECONDDISTANCE
微速距離引分D
左L
TESTBUTTON
MONITORLAMP
テスト
右R
電源
№
電源スイッチと電源コード接続例
※06K・23Kの場合でも接続例は同様です。
●接続例 1
●接続例 2
●接続例 3
●接続例 4
26
20.電源投入前のご注意
電源を投入する前の設定と確認をお願いします。
1.コントロールボックスの「開方向」のスライドスイッチ を設定してください。
電源がONの状態でスイッチを切替えた場合は、危険防止のために勝手は切替わらないよ
うになっております。
↓
一度電源をOFFにして再度投入しなおしてください。
2.「開口調整」ボリューム W 〈オプション〉を接続される場合、コントロール内蔵の同ボ
リュームは右(時計方向)いっぱいに回してドアが全開になるようにしてください。
(HM-23K2の場合)
3.「ホールド」ボリューム H を中間位置にしてください。
4.ドアストッパーが確実に固定されているか確認してください。
固定が不完全な場合はドアの停止位置がずれて、正常な動作をしない可能性があります。
手動でドアを全開・全閉側のドアストッパー(戸当り)まで往復させ、ドアがスムーズに
動くことを確認してください。
5.端子台に差し込まれたリード線が、所定の位置に完全に差込まれているか確認ください。
また、裸のリード線が他の配線と接触していないか、ドア側の金具に引掛かり断線の恐れ
がないかなど、配線処理も確認してください。
6.メカ部のビス・ボルト・ナット類のゆるみや、不具合がないか確認してください。
D
27
21.技術資料
1.ドアサイドビームの通線方法について
1)ベース底部に穴加工しコードを落とし込む方法
ドアサイドビームコードをベースの底にあ
けた穴を使用して、安全光線本体を結線す
る方法です。
※通線の際にはコードの被覆を傷付けない様
ご注意ください。
28
2)ドアサイドビーム配線ポケットを使用する方法
ドアサイドビームコードを、ベース専用の
配線ポケットを使用して 部のサイド
タ切欠き部を通し、コーナーピースの隙間
から線を引き出して、安全光線体と結線す
る方法も可能です。
※通線の際にはコードの被覆を傷付けな様ご
注意ください。
29
2.開口調整ボリュームの取付け〈オプション〉
HM-06K2・HM-15K2・HM-23K2には外部取付けオプション品と
して、電源スイッチ金具に組込みも可能です。電源スイッチ金具の丸穴部分に組込
みします。
● 片 引
● 引 分
30
MICRO COMPUTERCONTROL BOX
DA
A
MICRO COMPUTERCONTROL BOX
D
MICRO COMPUTERCONTROL BOX
DA
MICRO COMPUTERCONTROL BOX
DA
② 左右ベースを 組込みます。
④ 皿バネ付ナット を組込みます。
③ ジョイント金具 を組込みます。
① アクセサリー 座板を先入れ してベースを 組込みます。
3.BBベースジョイント金具Aの取付け 〈オプション〉
引分の場合にカバーをドアの召し合せ部で、左右2本に分割して取付けしたい場合
に使用します。
31
六角ボルトHASW4×6SC
プーリーロック本体MCZB200-09
皿バネ付ナットSN8SC
プーリーロック用
取付金具100-2PL-11R11
アクセサリー座板AZ-7
(中段溝に先入れ)
EBベースEBBS6000
4.DL-41UN/Lの取付け 〈オプション〉
詳しくは専用の取扱説明書をご参照ください。
対応コントロール型式:HM-23KⅡ・K3、15KⅡ・K3、06KⅡ・K3
D L - 4 1 L 対 応:06以外対応可能です。
5.PL-11の取付け 〈オプション〉
詳しくは専用の取扱説明書をご参照ください。
対応コントロール型式:HM-23KⅡ・K3、15KⅡ・K3、06KⅡ・K3
32
鍵受け金具の取付け
右引きの場合の
鍵受金具
左引き及び引分の
場合の鍵受金具
解錠 施錠
解錠 施錠
33
7~10
マグネット
スイッチ
OFF保持
リード線
ON保持
6.信号用リードスイッチの取付け 〈オプション〉
自己保持式リードスイッチ:RS-54SHを取付けする場合、スイッチに方向性
がありますのでご注意ください。
リードスイッチを動作させるため、連結金具の下穴部分にマグネット取付け用M3
×0.5タップを加工する必要があります。あらかじめご連絡いただければソリッ
クで加工・組込みして出荷します。
●リードスイッチとマグネットの方向性について
34
22. ご使用上の注意事項 施主様にもご説明お願いいたします。
1.各部調整の際には、危険防止のためドアが全閉または全開停止中に操作してくだ
さい。
2. ドア動作中に電源をOFFにすると危険ですので、電源スイッチOFF時は、ドア
が全開または全閉状態時に行ってください。
3. ドアに鍵をかける場合は必ず電源スイッチをOFFにしてください。
4. 下部ガイドレールに小石やゴミが詰まっていますと、走行の障害や故障の原因と
なりますので適宜清掃をお願いしてください。
5. PL法(製造物責任法)の施行にともない、不慮の事故が発生した場合には重大な過失
責任を問われる可能性がありますので、ドアサイドビーム・SK-31(補助センサー)
を自動ドアにお取付けする事を実施してください。
また、ドアの閉じ速度は、安全の為遅い設定に(約250mm/秒)されることを実施
してください。
6. 安全対策のためドア等に注意シール、戸袋注意シールを貼ってください。
7. 日常のお手入れについて 電源スイッチをOFFにしてから行ってください。
①センサー検出範囲内に物が置かれていませんか。
下部ガイドレールに異物がはさまっていませんか。
電源スイッチをOFFにして取除いてください。
②センサー、補助センサーの表面は汚れていませんか。
自動ドアのステッカー、注意シールはよく見えますか。
マットスイッチの場合、マットの下に異物が入っていませんか。
電源スイッチをOFFにして清掃してください。
(シンナーなど溶解性のあるものや、ブラシなどキズの付きやすい用具でのお手入れは避けてください。)
③タッチスイッチの場合、電池の寿命は大丈夫ですか。
電源スイッチをOFFにして乾電池を交換してください。
④異常音が出たり、異常な動作が出ていませんか。
装置の内部から、あるいはサッシとの擦れ音ですか。
ドアが閉じ終わる前にいったん減速し、ゆっくりと閉じ終わりますか。
ドアが開き終わる前にいったん減速し、ゆっくりと開き終わりますか。
故障かな?と思ったら。
施工業者にご連絡・ご相談ください。