医療法人 紅萌会 福山記念病院
(福山記念病院:正面玄関)
■年始のご挨拶
医療法人 紅萌会 理事長 藤 井 功
医療法人紅萌会の理事長を拝命して 30 年、社会的構造の変化と医療・福祉の変革を背景に「求められる
医療と福祉の具現化」を掲げ、互いの連携を図るべく社会福祉法人を開設、あらたに患者ご家族様のご期待
にお応えすることを使命として、職員一丸となって取り組んでまいりました。この間、新たな挑戦にはつき
ものの予期せぬ課題や問題を前に苦渋や葛藤もありましたが、志を一つにしている職員総意の力で、今年も
新たなスタートを迎えることができました。
新年を迎えるにあたり、心から職員の日々の奮闘を労い、感謝申し上げます。
さて、今や日本も昭和の力と平成の余力をもって高度経済成長を遂げ先進国の仲間入りを果たしてはおりま
すが、一方では、歯止めの効かない高齢者の急増と少子という社会構造の変化がもたらす医療・福祉制度の
課題を抱え、その先行き不透明感は私どもの不安を、なお一層かりたてているのが現状です。
しかし、その渦中で国民の健康と安心を守り、国の根幹を医療と介護で支えているという極めて重要な役割
を担っております私どもにとりましては、その自覚と使命感こそが法人が掲げております「安心と満足」を
提供する大きな力ともなります。
そこで、これからも社会のニーズと患者ご家族の期待に応え、寄り添う医療介護の責務を果たす上でも互い
に心身の自己管理に努め「静と動」「ワークライフバランス」を意識しての一年にしましょう。
今年もよろしくお願い致します。
福山記念病院 広報誌
「医 和 (チームワーク)」
2018.JAN.No28
「リフレッシュ研修を終えて」
3病棟 佐 藤 優 歌
9 月の終わりにリフレッシュ研修に参加致しました。
研修では、3 年目の先輩看護師の方々、同期の新人
看護師と一緒にガラスコップ製作や食事、入職してか
らこれまでに感じた事や、悩みを発表し、先輩看護師
よりアドバイスを頂く、といったディスカッションを
行いました。同期新人看護師も新人としての悩みや
思い、違う部署でも皆がそれぞれの思いを持ちながら
頑張っているという事が分かりました。また、先輩
職員からアドバイスを頂くことで、自分への励みにす
ることも出来ました。たくさんのアドバイスを頂く中
で、先輩や指導者に「報・連・相」を行う事の重要性
や、自分の思いを日頃からしっかり伝え、一緒に振り
返ることが大切だ、とのアドバイスがとても心に残り
ました。
これまで業務中心であまり自分から積極的に先輩や
指導者に思いを伝え振り返ることが出来ていなかっ
たと気づくことが出来ました。今後は、アドバイスを
基に 3年後には先輩方のようになれるよう、また改め
て頑張っていきたいと思います。
「福山医学祭を終えて」
リハビリテーション科 妹 尾 俊 秀
平成 29 年 11 月 26 日に福山市医師会館で行われた
第 24 回福山医学祭にて「回復期リハ病棟での FIM
得点の変動について ~脳血管障害・認知項目に着目
して~」という演題で発表致しました。福山医学祭で
の発表を経験したことで、視野を広げることや再認
識できることがあり素晴らしい機会となりました。
今回の発表は、1 年程前に参加した研修会に於いて
「患者様に充実したリハビリテーションを提供する
には自分のリハビリや仕事内容を見直すことが大切
である。学会発表は自分を見直すよい機会となる」。
と聞いたことがきっかけとなり参加を決めました。
発表にあたり、計画を立てて準備を進めていくことや
自分の考えを聞いている方へ分かりやすく伝える
ことの難しさを感じました。自分に足りない部分が
明確となり、今後の課題として日々努力を重ねていき
たいと思います。
発表内容からは当院の回復期リハビリテーション
病棟に入院されている脳血管障害を発症された方々
の「言葉の理解」、「言葉の表出」、「社会的交流」、
「問題解決」、「記憶」といった認知項目に関して回復
時期や期間について調査を行いました。その結果、
項目によって回復時期や期間に違いがみられていた
ことを発表致しました。
今回の発表を通して患者様が回復していく過程の中
で回復時期に合わせた適切なリハビリテーションを
提供することの大切さを改めて感じました。今後は
認知項目が身体機能や日常生活にどのように影響し
ているかを考えてい
きたいと思います。
最後になりました
が発表にあたり、
ご指導ご協力をい
た だい た多く の
方々に深く感謝し
ます。また、このよ
うな貴重な機会を
いただき、ありがと
うございました。
↑ ディスカッション
← ガラスコップ作り
関連施設のご紹介
【サービス付き高齢者向け住宅
ロイヤルケア港町】
管理者 村 上 公 紹
ロイヤルケア港町は、サービス付き高齢者向け住宅
として平成 25 年 8 月に開設した紅萌会の中では
一番新しい施設になります。福山市内にも沢山の
サービス付き高齢者向け住宅が出来ておりますが、
ロイヤルケア港町は福山市より「特定施設」の指定
を受けており、施設内においての介護や日常生活等
の支援を行っています。一般的なサービス付き高齢
者向け住宅では、介護サービスを外部もしくは併設
されている事業所から介護スタッフ等が訪問した
り、デイサービスへ出掛けられたりと決められた
サービス内容・時間・回数で身の回りの支援が行わ
れています。しかしロイヤルケア港町は「特定施設」
の指定を受けていますので要支援や要介護の介護
認定を受けられている方なら食事・排泄・入浴等の
身体介護、洗濯・掃除等の生活介護を随時受ける
事が出来ます。
現在、自立から要介護 5 までの方が入居されてい
て幅広いニーズに対応する為、介護・看護スタッフ
以外にも日常生活の相談や入居受付の窓口となる
生活相談員や、ケアプラン作成や施設での介護・
看護のまとめ役となる計画作成担当者、生活機能・
筋力維持を行う為の機能訓練指導員等の専門
スタッフが施設内にいる事が「特定施設」の強みと
言えます。また、医療面に関しては福山記念病院を
中心として外来受診・訪問診療で健康面を支援して
います。
サービス付き高齢者向け住宅は高齢者のアパート
であり、基本的には外出・外泊も自由に行え、港町
という立地の条件が良い事もあり、近隣の商業施設
等へ買い物、また
催し物や音楽鑑
賞に出かけられ
る方等々、施設で
の生活も様々で
す。
ロ イ ヤ ル ケ ア
港町は開設して歴史は浅いですが、これからも入居
者様はもとより・ご家族様への安心と満足を第一に
考え、今後も地域に密着した施設となるよう地域
行事への積極的な参加も考えています。
「勤続 20年を迎えて」
事務部 医事係 三 木 冨貴子
平成 9 年に入職以来、平成 29 年 7 月をもちまして
勤続年数20年を迎え、11月の勤労感謝の日にちなみ、
永年勤続職員として表彰して頂きました。これも多く
の職員の皆様に支えられたお蔭と、感謝いたしており
ます。改めてこの 20年を振り返りますと、事務職で
は 2年ごとに診療報酬改定があり、その度に新点数を
追いかけてきました。また、病床転換があれば、診療
報酬の手引きを片手に職務を遂行してまいりました。
現場では、多職種の医療スタッフの中で事務は直接
患者様の医療には携わってはいませんが、病院に足を
運んで頂いた患者様に、一番最初に接する大切な部署
です。また、最後にお支払をして頂く部署でもあり、
せっかく良い医療を提供しても私達の対応如何では
安心と満足の提供に係わる可能性がある場所です。
常に笑顔を心掛け、正確な事務処理が求められます。
今後は多職種とのチーム医療へ参加出来るよう現場
での取り組みを理解し、人の役に立てる仕事が出来る
ようになり、後輩へ伝えて行くことが私の役目だと
感じております。入職以来多くの人たちとの出会いが
あり、上司や先輩、後輩の皆さんから多くのことを
学び、様々な経験を積むことが出来ました。私が
20 年に渡り勤務
出来たことを学び
に、職員の皆さんも
永く働ける病院と
なる様、微力ではあ
りますが、今後も精
一杯尽くしていく
所存でございます。
↑ 機能訓練
ロイヤルケア港町
◆診療科目
内科(循環器・消化器・肝臓・糖尿病・漢方)
外科(消化器・肛門)・リハビリテーション科
脳神経外科 ・ 整形外科 ・ 形成外科
◆当院で可能な検査
・レントゲン・CT・MRI・胃大腸内視鏡・心電図・脈波図
・嚥下造影検査・呼吸機能検査・超音波エコー(心臓・腹部・頚動脈)
※各種健診及び 2 次健診
※訪問診療・訪問リハビリ・訪問看護も積極的に行っています。
ストレスチェック等の産業医依頼についてもお気軽にお問い合わせ下さい。
◆外来担当一覧表
月 火 水 木 金 土
第 1 診察室 大 井
大 井 大 井 永 井 大 井
第 2 診察室 土 石 川 藤 井 土 石 川
土 石 川 藤 井
第 3 診察室 奥 坊 奥 坊 津 田
(形成外科) 奥 坊
田所(第 2.4)
(認知症外来)
第 4 診察室 真 辺 松 本 松 本 真 辺 松 本 真 辺
◆診察日
月曜日 ~ 土曜日
◆診療受付時間
午前 8:30 ~ 午後 12:15
午後 2:30 ~ 午後 5:45
※救急の場合はこの限りではありません。
◆アクセス
福山市港町1丁目15-30
TEL:084-922-0998
FAX:084-922-0169
http://www.kbk-group.or.jp/