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横河技報 Vol.54 No.1 (2011)

新製品紹介

Production Instructor VP はプラント運転業務を対象としたグループウェアであり,業務の見える化,関連部署間のコミュニケーションの円滑化,業務の標準化を実現します。これらを実現することによって業務進捗の管理や,運転計画と実績の予実管理,熟練オペレーターの技術・経験の伝承,シフト間の引継ぎ時の漏れ防止など,様々なメリットを得ることができます。Production Instructor VP は,業種を問わず多種多様なプラントに適応し,大きな付加価値を生み出します。

【主な特徴】

�� “ タスク ”を用いて業務情報を共有化Production Instructor VP では,ある業務に関連する情報全てを一纏めにして“タスク”と呼びます。そして,業務の指示や依頼をする際にはこの “ タスク ” を担当者に送信します。“ タスク ” には,手順やその作業を行う時刻,使用する装置など,業務を実行するために必要な情報が全て含まれているため,担当者は指示や依頼を受けてすぐに業務内容と手順を把握することができます。さらに,“ タスク ” はステータスや履歴情報を持っており,それらの情報はリアルタイムに更新されます。そのため業務の依頼者は,依頼した業務の現状と進捗を常に把握できます。�� テンプレートを活用して知識・経験を蓄積タスクの情報はテンプレートとして保存しておき,必要な際に呼び出して使用する事ができます。これにより,テンプレートを選択して送信するだけで簡単に業務依頼を行うことができます。さらには,熟練オペレーターのノウハウをテンプレートとして保存し蓄積することにより,知識・経験の伝承手段として活用できます。�� ガントチャートを用いて視覚的に業務を管理Production Instructor VP では,関連する人員の業務予定/実績を参照する事ができます。ガントチャートを使用して情報を参照することにより,人員や機器が現在どのような業務を行っているのか,過去にどのような業務を行ったのか,そして今後予定しているのかを,視覚的に把握することが可能です。�� タスク情報をシフト引継ぎや業務改善に活用シフト引継ぎの際には,タスク情報を用いて引継ぎ簿を作成することにより,漏れの無い引継ぎができます。また,過去のタスク情報を検索・分析可能なため,後々の業務改善の際に活用できます。

�� CENTUM,Exapilot と連携して運転業務を支援タスク情報には,CENTUM の HIS (Human Interface Station) 画面呼び出しのリンクや Exapilot 業務呼び出しのリンクを付加できます。これにより業務を担当するオペレーターの操作を簡略化し,負担を軽減できます。また,CENTUM のアラームやプロセスデータを監視し,異常事態発生時には,対応する “ タスク ” を自動的に担当者に送信します。これにより,異常事態への素早い対応ができます。

【主な画面】

ガントチャート表示画面

タスク詳細画面 ( 左 )・タスク履歴画面 ( 右 )

問い合わせ先:IA 事業部 VPS センターTEL:0422-52-2141FAX:0422-52-7048

Production Instructor VP,CENTUM,Exapilot は,横河電機㈱の登録商標です。

運転実行管理パッケージProduction Instructor VP

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