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Page 1: サンエイ・ポテトハーベスター SS-303 / SS-303S · ss-303 アンローディングタンク型 ss-303s コンテナ2基搭載型 写真はオプションの油圧石タンク、2次選別タンク、4ws、屋根装着

◀ S S -3 0 3アンローディ ングタンク型

▼S S -3 0 3 Sコンテナ2基搭載型

写真はオプショ ンの油圧石タンク、 2 次選別タンク、 4 WS、 屋根装着仕様

写真はオプショ ンの屋根、 巻き上げシュート 装着仕様

より速く、より正確に

機上選別を追求した収穫体型の形

サンエイ・ポテトハーベスターSS-303 / SS-303S

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S S -3 0 3 / S S -3 0 3 S の主な特徴

幅広のメ インフレームを採用

メ インフレームの幅が、 構造上の理由から従来のハーベスターより 100mm広がりました。これにより フレームのねじれ剛性が大幅に高まり 、 片荷作業や傾斜地での作業姿勢の安定性につながります。

掘取方式は、 北海道で一般的な畝間に入るインライン型を採用。ト ラクタ、 ハーベスターの直進性が良く 、 機上選別を重要視するお客様に使いやすい方式です。

コンベア排出方式の茎葉処理機構

インライン型の掘取構造

茎葉処理にコンベア排出方式( アッパーコンベア) を採用。茎葉は茎葉処理コンベアに乗り機外へ排出され、 ジャガイモは搬送コンベア( 第2 、 第3 コンベア) によって、 ロータリーバケッ ト に運ばれます。この方式は茎葉の処理能力が高いので、 選別が楽になり ます。

※チョ ッパーで茎葉を裁断すると 、 茎葉が排出されにく く なるのでご注意く ださい。

大径4 輪ステアリング( 4WS) の装着が可能に( オプショ ン)

MS-200Aシリーズからご要望の多かった20インチ大径4 輪ステアリ ングが装着可能になりました。4 輪ステアリ ングを装着すると 、 雨上がりの圃場にいち早く 入れたり 、 軟弱地の圃場保護や走行安定性の向上、 車酔いの防止や選別員の疲労軽減につながります。反面、 小回りが利かなく なるので用途に応じて選択く ださい。絶対重量が重く なる、 コンテナ仕様にお勧めします。

※標準モデルは20インチの2 輪ステアリ ングになります。

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お客様の作業環境に合わせて2つの型をご用意しました

作業環境に左右されないスタンダードなアンローディングタンク搭載型 S S -3 0 3

コンベアバーはサンエイ独自の設計で製造された、 アルミ 製「 アイ形」押出パイプを使用。断面が漢字の目の字をしており 、 同サイズの鉄製パイプに比べ、 約40%の重量でより強い部材を採用しています。また、 コンベアバーの両端は、 90mm幅のゴム板をバーと一体化した波状に配置しているので、 壁際の排出されにく いジャガイモもスムーズに排出され、 擦り傷、 こすれ傷もつきにく い構造になっています。

選別コンベアのロッ ト はゴムチューブ被覆とひれ付きロッ ト で、 衝撃を吸収し 、 無用な転がりを防いでいます。

また、 タンクに収納される先端部分は、 タンク際から油圧の操作で角度の変更が可能でタンク内への落下高さを最小限にしています。タンク内部には、 スポンジ製のクッ ショ ンマッ ト を装着。 さらに、 選別コンベア先端はゴム板で覆いをしているので、 選別角度が急でもタンク内へ優し く 搬送します。あらゆる気遣いで、 傷や打撲によるダメ ージを防いでいます。

大コンやフレコン、 目的や出荷荷姿に左右されないタンク搭載型。M S-2 0 0シリーズで長年実績のあるアルミ バー製アンローディ ング型のコンベアタンクを搭載。

ハーベスターを使って一番多く のダメ ージが出るのは排出時です。細心の注意を払って収穫したジャガイモも、 タンクから排出して傷をつけてしまっては意味があり ません。サンエイでは、 ジャガイモの目的や出荷荷姿により排出シュート を選べます。青果、 加工ジャガイモのコンテナ収納向けには巻き上げシュート を、フレコン受けや種芋向けには従来型のシュート が使いやすいです。

◀ 排出時のシュート も 2種類。 目的に応じて選べます( オプショ ン)

▲選別コンベア先端は油圧角度調整が標準装備。コンベア上をゴム板で覆う ことにより 、 急角度の時でも先走りすることはあり ません。 ( 撮影のためゴム板をはずしています)

▲アイ形押出パイプ使用のコンベアバーとバー一体型波形ゴム。クッ ショ ンマッ ト も装備。

写真はオプショ ンの巻き上げシュート 。巻き上げたところと( 写真左)伸ばしたところ( 写真右)

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排出時の傷打撲を排除したコンテナ搭載型 S S -3 0 3 S

ダメ ージ「 ゼロ」 の収穫を目指す!掘取から、 出荷までジャガイモに優しいコンテナ搭載型

コンテナ搭載型が開発される前、 掘取からタンク収納までの行程で、良く 調整された機械では、 傷・ 打撲がほとんどつかないレベルまできていました。最後に残ったのが、 タンクから排出する行程です。サンエイでは、 ジャガイモを収納するコンテナを機械両側に各1 台ずつ載せてしまう という 、 世界初の発想で製品化しました。

発売当初は、 お客様からは奇異の目で見られましたが、 黒ぼく 系の土壌地帯から「 タ ンクから排出するときにジャガイモがこすれて表面が真っ黒になってしまい、 乾いても取れないから商品価値も下がるんだ」 という 、お困りの声があり ました。早速、 実演してみると格段にきれいなジャガイモが収穫できたのです。傷・ 打撲のゼロを目指す試みが、 思わぬ副作用で一気に導入が進みました。そして、 今では多く のお客様に支持されています。

黒ぼく 系の土壌でも、 きれいなジャガイモが収穫できる!

▲コンテナに投入する最終のスライド コンベアは、左右方向にスイッ チ操作で動かすことができます。( 黒い矢印の動き)右のコンテナ、 左のコンテナの入れ替え時も自動的に逆回転になります。

また、 スライド コンベアは前後に手動で首振りができるので、 コンテナの隅から、 隅まで満載することができます。 ( 青い矢印)

◀ スライド コンベアはリ ミ ッ ト スイッ チで制御しているので、 コンベアが左右の中心にあるときは回転が止まり 、 左右どちらかに動かすと自動的に正し く 回転する構造になっています。

◀ 電動シリ ンダー装着で、 首振り もスイッ チ操作で簡単に出来る!( オプショ ン)

スライド コンベアに、 オプショ ンの電動シリ ンダーを取り付けることで、 前後の首振り もスイッ チ操作で簡単に行う ことが出来ます。

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共通の装備・機構共通の装備・機構

◎効果的な土砂分離◎油圧無段変速を標準装備

油圧無段変速装置( HST) を標準装備。 掘取コンベアの土の上がり具合を見ながら回転を微調整できるので、 芋にも選別作業員にも最適な作業が可能です。設定した回転速度は、 選別台のデジタル回転計で確認できます。

第3 コンベア後部で、 フィ ンガーセパレーターによって、 土砂を分離しながらロータリーバケッ ト に送ります。フィ ンガーセパレーターと 、 ブラシコンベアの回転を調整することによって、 効率的な土砂分離をジャガイモに優し く おこないます。

◎ゴム焼付鎮圧ローラー ◎茎葉の引き込ローラー装着

◎選択できるサイド コンベア ◎目に見える回転速度

掘取の鎮圧ローラーは胴芯細身の深彫りタイプなので、 深い倍土も押しつぶさず、し っかり対応しています。ローラー本体の表面は、 ゴムを焼き付けしているので、 土砂の付着も気になりません。

コルター後部には、 フレーム側板に絡みついた茎葉を速やかに取り除く よう茎葉引き込みローラーを標準装着。低速域から茎葉によるもたつきを解消します。

選別コンベア上にはMS-200シリーズで好評の、 コント ロール集中配置を採用。機械の作動停止から、 第一コンベア〜選別コンベアの速度調整まで簡単におこなう ことが出来ます。

第一コンベアの回転速度がデジタルで表示されます。雨後は何回転、 乾いてきたから何回転と視覚的に合わせることが出来ます。

ロッキングプレート 方式のサイド コンベア。 ( タ イプR )揺動型のゴムプレート とショ ート タイプのブラシコンベアが土塊の処理を効率よく おこないます。土塊の上がりやすい土壌に適しています。

ブラシロールタイプのサイド コンベア。 ( タ イプC )回転ブラシとロングタイプのブラシコンベアによって、 芋にダメ ージを与えることなく 石を分離します。石のある土壌に有効な仕様です。

◎コント ロール系の集中配置

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選別台ラインは、 標準仕様の選別台で大人5 人がゆったり と作業できる広さ 。写真の2 次選別装置・ 石タンク付き仕様でも3 人が余裕で作業できます。

◎作業性を考えた選別台

◎信頼性の高い操作系

◎5 連選別ローラーが標準 ◎使いやすく なった小芋タンク

◎ホコリ対策も万全◎給油も簡単

各部の操作は、 使い勝手が良く 、 信頼性の高い電気式コント ロールボッ クスを採用。 確実で、 安全な作業をお手伝いします。

ロータリーバケッ ト の上側をシート で覆っているので、 埃の舞う量を抑えます。 特に、 乾燥時の選別環境の向上に繋がります。

グリースの給油は、 配管で集中させています。カバーをはずさずにおこなえるので、 点検整備時間の短縮になります。頻繁に行う作業なだけに、 嬉しい装備です。

本社: 工場    北海道斜里郡斜里町光陽町44-17       TEL 0152-23-2173小清水営業所        斜里郡小清水町小清水53番地    TEL 0152-62-2564美幌営業所          網走郡美幌町三橋南12-2        TEL 0152-73-5234帯広営業所          河西郡芽室町東芽室基線7番地    TEL 0155-62-0037

適応ト ラクタ 規格・ 装着方式 全長全幅( 格納時)全幅( 作業時)

全高屋根付格納時屋根付作業時

重量

SS-30362.5kw以上( 85ps以上)

けん引式 7,050mm

3,010mm4,475mm 3,060mm

3,360mm3,660mm

3,380kg

SS-303S3,010mm3,650mm

3,650kg

掘取刃 掘取幅 茎葉処理方式 タイヤサイズ 輪距範囲 油圧方式

SS-3033ポイントショ ベル

590mm 茎葉処理コンベア9.00-20×2( 標準)9.00-20×4( 注文)

2,160mm(2.4)2,250mm(2.5)

ポンプ内蔵電磁バルブ方式

SS-303S

主タンク方式 主タンク容量 排出高さ 小芋タンク方式 小芋タンク容量 排出高さ

SS-303 アンローディ ング 2.9㎥ 1,170〜2,970mm油圧ダンプ 1.4㎥ 2,10mm

SS-303S コンテナ積載 ー ー

選別ローラーは標準で5 本。 小芋の選別精度が大きく アップ!この機械から、 ローラーの形状もちょ っとだけく ぼみのある物を使用しているので、 停滞感も少なく 効率よく 作業が行えます。

新開発した小芋タンクは油圧で開閉が可能になりました。 また、 ダンプ角度や形状も僅かだが手を加えることにより 、 格段に使いやすく なっています。


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