平 成 1 7 年 度
食料品消費モニター
第2回定期調査結果
1.緑茶等の消費実態について
2.食文化の継承について
農林水産省消費・安全局消費・安全政策課
目 次
Ⅰ 平成17年度食料品消費モニター第2回定期調査の概要 ・・・・・・・・・・・ 1
Ⅱ 調査結果の概要
テーマ 1.緑茶等の消費実態について
1.知っている緑茶の種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2.緑茶と緑茶飲料、どちらをよく飲むか ・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2-2.飲む理由、飲まない理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3.緑茶を飲む頻度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
4.普段飲んでいる緑茶の種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
5.緑茶を飲むことが多い時間帯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
6.緑茶の入れ方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
7.緑茶を飲む理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
8.緑茶の味や風味に求めるもの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
9.緑茶を飲む回数や量の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
9-2.回数や量が増えた、減ったお茶の種類 ・・・・・・・・・・・・・・ 8
9-3.緑茶を飲む回数や量が増えた理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
9-4.緑茶を飲む回数や量が減った理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
10.緑茶の購入用途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
11.緑茶の購入場所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
12.家庭で飲んでいる緑茶の入手先 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
13.家庭で飲むための緑茶の購入頻度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
14.家庭で飲むためのお茶の1回あたり購入量 ・・・・・・・・・・・・・・ 11
15.家庭で飲むためのお茶の1回あたり購入金額 ・・・・・・・・・・・・・ 12
16.緑茶を購入する際、こだわること ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
17.緑茶を購入する際、意識する表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
18.緑茶の種類に合わせた湯温で入れているか ・・・・・・・・・・・・・・ 13
19.使用途中の緑茶の保存方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
20.知っている緑茶の成分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
21.緑茶に関する知識の入手先 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
22.緑茶に関するイベントへの参加意向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
23.緑茶に関して知りたいこと ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
24.緑茶飲料を飲む理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
25.家庭における緑茶飲料の消費量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
26.緑茶飲料を購入する際、こだわること ・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
テーマ 2.食文化の継承について
27.家庭で受け継いだおふくろの味 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
28.今住んでいる地域の郷土料理について ・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
28-2.知っている郷土料理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
28-3.知っている郷土料理を作ることができるか ・・・・・・・・・・・・ 20
29.季節や行事に応じた料理について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
30.お箸の持ち方について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
Ⅲ 集計表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
Ⅳ 最近における食料品消費モニター調査テーマ一覧表 ・・・・・・・・・・・・ 74
- 1 -
Ⅰ 平成17年度食料品消費モニター第2回定期調査の概要
1.テーマ
(1)緑茶等の消費実態について
(2)食文化の継承について
2.調査の目的
(1)緑茶等の消費実態について
緑茶は、日本では平安時代から飲まれていると言われる長い伝統のある食品で、一番茶、
二番茶などの茶期と茶葉の製法により、上級煎茶、普通煎茶、番茶、ほうじ茶などに分類さ
れます。
最近では、消費者の簡便さや健康への志向、食生活の変化等に伴い、香り、旨味、渋味な
ど緑茶への嗜好性が多様化しており、これらに伴う新たな商品開発などが必要となっていま
す。
さらに、原料原産地表示など消費者の声に対応した表示も求められています。今回の調査
は、このような消費動向に対応した今後の国内茶の生産や流通のあり方について検討するた
め、家庭における緑茶及び緑茶飲料の消費状況を把握するために実施しました。
(2)食文化の継承について
農林水産省では、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得
し、健全な食生活を実践することができる力を身に付けるための食育を推進しています。昨
年7月には食育基本法が施行されたところであり、今後はさらに政府一体となった取組が求
められています。
このような中、食育を推進する基本的施策の一つとして位置付けられている「食文化の継
承」について、その実態を把握することを目的として今回の調査を実施しました。
3.調査の方法等
(1)調査時期
平成17年11月
(2)調査対象者
食料品消費モニター(全国主要都市に在住する一般消費者)1,021名
(3)調査方法
郵送された調査票(質問用紙)にモニターが回答を記入、返送。
(4)調査票及び報告書作成担当課
緑茶等の消費実態について(生産局特産振興課)
食文化の継承について(消費・安全局消費者情報官)
(5)回収状況
調査票配布者 1,021名
調査票回収者数 999名
調査票回収率 97.8%
(6)集計区分
- 2 -
(モニター年代別)20歳代 87名( 8.7%)
30歳代 225名(22.5%)
40歳代 214名(21.4%)
50歳代 215名(21.5%)
60歳代 181名(18.1%)
70歳以上 77名( 7.7%)
この他、地域別の集計を行った。
4.報告書を読む際の注意事項
(1)集計表中、構成比(%)は、表章単位未満を四捨五入しているので、内訳の合計が
100%にならない場合があります。
(2)本文中のグラフ及び集計表の構成比(%)欄中の記号は、以下のとおりです。
「- : 事実のないもの」
「0 : 表章単位に満たないもの」
- 3 -
Ⅱ 調査結果の概要
テーマ1.緑茶等の消費実態について
1.知っている緑茶の種類
知られていない緑茶の種類も多い
緑茶にはいろいろな種類があるが、普通煎茶、深蒸し煎茶、玉露、かぶせ茶、番茶、川
柳、玉緑、釜炒り茶、粉茶、芽茶、茎茶、棒茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶、抹茶入り玄米
茶、固形茶、インスタントティーの18種類について、知っていて飲んだことがあるかどう
か聞いたところ、普通煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶は、9割以上の人が「知
っていて、飲んだことがある」と回答した。
一方、固形茶、川柳、棒茶、かぶせ茶、芽茶、玉緑茶は半数以上の人が「知らない」と回
答した(図1-1)。
2.緑茶と緑茶飲料、どちらをよく飲むか
年齢の高い世代ほど緑茶を多く飲み、若い世代ほど緑茶飲料をよく飲む傾向が見られた
緑茶と緑茶飲料、どちらをよく飲むか聞いたところ、「緑茶飲料も飲むが、より多く飲む
のは緑茶である」と回答した人の割合が最も高く64%であった。
年代別にみると、「緑茶だけを飲む」と回答した人の割合は年齢の高い世代ほど高く、
0% 20% 40% 60% 80% 100%
普通煎茶
玉露
番茶
玉緑茶
粉茶
茎茶
ほうじ茶
抹茶
固形茶
9866
9520
9620
3528
8129
6026
9810098
815
77
116
426
411
1523
819
1514
10
19
119
118
055
168
5149
1052
2459
0
010
8414
図1-1 知っている茶の種類
知っていて飲んだことがある 知っているが飲んだことはない 知らない
(無回答を除く)
深蒸し煎茶
かぶせ茶
川柳
釜炒り茶
芽茶
棒茶
玄米茶
抹茶入り玄米茶
インスタントティー
- 4 -
「緑茶も飲むが、より多く飲むのは緑茶飲料である」と回答した人の割合は、年齢の低い世
代ほど高い傾向が見られた(図1-2)。
2-2.飲む理由、飲まない理由
緑茶飲料を飲まない理由は、「茶葉で飲む方が好きだから」が多い
「2.緑茶と緑茶飲料、どちらをよく飲むか」で、「緑茶だけを飲む」と回答した110
人に緑茶飲料を飲まない理由を、「緑茶飲料だけを飲む」と回答した14人に緑茶を飲まな
い理由を、「緑茶も緑茶飲料も飲まない」と回答した21人にその理由を聞いたところ(い
ずれも複数回答、2つ以内)、「緑茶だけを飲む」と回答した人は、「茶葉で飲む方が好き
だから」を選んだ人の割合が高く65%であった。また、「緑茶飲料だけを飲む」と回答し
た人は、「入れるのが面倒だから」、「緑茶も緑茶飲料も飲まない」と回答した人は、「他
の飲み物の方が好きだから」を選んだ人の割合が高く、それぞれ79%、71%であった
(図1-3)。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
11
410
1415
27
6452
5064
7277
69
214139
2311
74
11
411
26
3211
図1-2 緑茶と緑茶飲料、どちらをよく飲むか
緑茶だけを飲む 緑茶飲料も飲むが、より多く飲むのは緑茶である
緑茶も飲むが、より多く飲むのは緑茶飲料である 緑茶飲料だけを飲む
緑茶も緑茶飲料も飲まない
0
20
40
60
80
100(単位:%)
緑茶飲料を飲まない理由 緑茶を飲まない理由 緑茶も緑茶飲料も飲まない理由
44
1410 10
3 52 3
38
14
65
1
79
242529
146
36
71
7
2933
図1-3 飲む理由、飲まない理由
おいしくないから 渋いから 苦いから
においが嫌いだから 色が気になるから 成分が気になるから
茶葉で飲む方が好きだから 入れるのが面倒だから 値段が高いから
他の飲み物の方が好きだから その他
- 5 -
以下「3」~「19」までは、特に断りのない限り「2.緑茶と緑茶飲料、どちらをよく飲む
か」で、「緑茶だけを飲む」、「緑茶飲料も飲むが、より多く飲むのは緑茶である」と回答した
753人に対する質問である。
3.緑茶を飲む頻度
「ほぼ毎日飲む」と回答した人の割合は年代が高いほど高い
緑茶を飲む頻度について聞いたところ、「ほぼ毎日飲む」と回答した人の割合が最も高く
82%であった。「ほぼ毎日飲む」と回答した人の割合は、年代が高くなるほど高かった
(図1-4)。
4.普段飲んでいる緑茶の種類
最もよく飲まれているのは普通煎茶
普段飲んでいる緑茶の種類について、最もよく飲むもの、次によく飲むもの、3番目によ
く飲むものの順番に聞いたところ、最もよく飲んでいるものは「普通煎茶」であると回答し
た人の割合が高く63%であった。次によく飲んでいるものと3番目によく飲んでいるもの
は「ほうじ茶」であると回答した人の割合が高く、それぞれ18%、19%であった(図1
-5)。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
82
76
74
77
83
90
92
11
16
15
14
10
7
4
4
7
4
3
2
3
1
2
1
1
1
1
図1-4 緑茶を飲む頻度
ほぼ毎日飲む
2、3日に1回程度飲む
1週間に1回程度飲む
1ヶ月に1回程度飲む
その他・無回答
63
15
6
15710
86
18
195
10 14
4
8
88
8
722 31
図1-5 普段飲んでいる緑茶の種類
普通煎茶 深蒸し煎茶 番茶
ほうじ茶 玄米茶 抹茶入り玄米茶
玉露 抹茶 その他の種類のお茶を選んだ人
3番目によく飲むもの次によく飲むもの最もよく飲むもの
(無回答を除く)
- 6 -
5.緑茶を飲むことが多い時間帯
緑茶は、「食事後」と「食事中」に飲むことが多いと回答した人の割合が高い
1日の中でどのような時に緑茶を飲むことが多いか聞いたところ、「食事の後」、「食事
中」と回答した人の割合が高く、それぞれ43%、27%であった。(図1-6)。
6.緑茶の入れ方
ほとんどの人が「急須でお湯を入れて」飲んでいる
緑茶をどのような方法で入れて飲んでいるか聞いたところ、「急須でお湯を入れて飲む」
と回答した人の割合が高く93%であった(図1-7)。
7.緑茶を飲む理由
「習慣になっているから」、「健康に良いと思うから」、「食事に合うから」、「気分
が落ち着くから」と回答した人の割合が高い
緑茶を飲む理由について聞いたところ(複数回答、3つ以内)、「習慣になっているか
ら」、「健康に良いと思うから」、「食事に合うから」、「気分が落ち着くから」と回答し
た人の割合が高く、それぞれ67%、61%、59%、49%であった(図1-8)。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体
20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代
70歳以上
89
479
712
2731
3630
2026
20
4333
383548
5143
10
138
129
18
69
513
54
1
316
2
42
2
1
1
1
図1-6 緑茶を飲むことが多い時間帯
朝起きてすぐ 食事中 食事の後 食間(食事と食事の間)
休憩時 仕事中 寝る前
(その他を除く)
93
2 14
図1-7 緑茶の入れ方
急須でお湯を入れて飲む
ティーバッグをカップに入れて飲む
ポットなどに水出しして飲む
その他・無回答 (単位:%)
- 7 -
8.緑茶の味や風味に求めるもの
緑茶には、「旨さ」や「香り」を求めている人が多い
緑茶の味や風味に何を求めるか聞いたところ(複数回答、3つ以内)、「旨さ」と「香
り」と回答した人の割合が高く、それぞれ79%、71%であった(図1-9)。
9.緑茶を飲む回数や量の変化
近年、緑茶を飲む回数や量は、「変わらない」と回答した人の割合が56%
緑茶を飲む回数や量に近年変化はあったか聞いたところ、「変わらない」と回答した人の
割合が最も高く56%、「増えた」31%、「減った」12%であった(図1-10)。
0 20 40 60 80 100 (単位:%)
旨さ香り
体に良いといわれる成分のどの渇きを潤す
渋味甘み
色(緑色)苦味
特に求めるものはないその他
7971
3732
281818
71
3
図1-9 緑茶の味や風味に求めるもの
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
31
42
35
27
27
35
31
12
7
18
16
12
8
8
56
51
47
56
60
57
61
図1-10 緑茶を飲む回数や量の変化
増えた
減った
変わらない
(単位:%) (無回答を除く)
0 20 40 60 80 100(単位:%)
習慣になっているから健康に良いと思うから
食事に合うから気分が落ち着くから
手軽だから頭や気分をすっきりさせたいから
何となく口さびしいから美容にいいから空腹を満たすため
その他
6761
5949
1714
94
31
8
図1-8 緑茶を飲む理由
- 8 -
9-2.回数や量が増えた、減ったお茶の種類
飲む回数や量が増えたのも、減ったのも「普通煎茶」であると回答した人の割合が高
かった
「9.緑茶を飲む回数や量の変化」で「増えた」と回答した237人、「減った」と回答
した94人に飲む回数や量が「増えた」又は「減った」緑茶の種類は何か聞いたところ(そ
れぞれ複数回答、3つ以内)、「増えた」、「減った」双方とも「普通煎茶」であると回答
した人の割合が高く、それぞれ74%、71%であった(図1-11、図1-12)。
0 20 40 60 80 100 (単位:%)
普通煎茶 74
ほうじ茶 31玉露 22
深蒸し煎茶 21
番茶 21
玄米茶 21抹茶 16
抹茶入り玄米茶 16粉茶 9
インスタントティー 8茎茶 7玉緑茶 5川柳 2
かぶせ茶 2芽茶 1棒茶 1
釜炒り茶 1固形茶 0
図1-11 緑茶を飲む回数や量が増えた緑茶の種類 (無回答を除く)
0 20 40 60 80 100 (単位:%)
普通煎茶 71
ほうじ茶 30
玄米茶 22
番茶 19
玉露 18深蒸し煎茶 17
抹茶 15抹茶入り玄米茶 10
インスタントティー 10
粉茶 7
茎茶 6
川柳 5
玉緑茶 4芽茶 2
固形茶 2
釜炒り茶 1棒茶 1
かぶせ茶
図1-12 緑茶を飲む回数や量が減った緑茶の種類 (無回答を除く)
- 9 -
9-3.緑茶を飲む回数や量が増えた理由
緑茶を飲む回数や量が増えたのは、「健康のため」と回答した人の割合が40%
「9.緑茶を飲む回数や量の
変化」で「増えた」と回答した
237人に飲む回数や量が増え
た理由について聞いたところ、
「健康のため」と回答した人の
割合が高く40%であった(図
1-13)。
9-4.緑茶を飲む回数や量が減った理由
緑茶を飲む回数や量が減ったのは、「他の飲み物を飲むようになったから」と回答した
人の割合が68%
「9.緑茶を飲む回数や量の変化」で「減った」と回答した94人に飲む回数や量が減っ
た理由について聞いたところ(複数回答、2つ以内)「他の飲み物を飲むようになったか
ら」と回答した人の割合が最も高く68%であった(図1-14)。
10.緑茶の購入用途
「家庭消費用」として購入する人の割合が高く88%
緑茶をどのような用途のために購
入することが多いか聞いたところ、
「家庭消費用」と回答した人の割合
が最も高く88%であった(図1-
15)。
40
2316
7
211
図1-13 緑茶を飲む回数や量が増えた理由
健康のため
習慣になったから
喉の渇きを潤すのに良いと思うから
効能があると聞いたので
何となく
その他・無回答
(単位:%)
0 20 40 60 80 100(単位:%)
他の飲み物を飲むようになったから
入れるのが面倒だから
ペットボトルのお茶を飲むようになったから
値段が高いから
茶葉の片付けが面倒だから
渋いから
苦いから
匂いが気になるから
その他
6823
2216
112
22
図1-14 緑茶を飲む回数や量が減った理由
88
52 1
4
図1-15 緑茶の購入用途
家庭消費用
贈答用
勤務先の消費用
冠婚葬祭用
その他・無回答
- 10 -
11.緑茶の購入場所
スーパーと回答した人の割合が高かったが、70歳以上では、他の年代と比べ、茶専門
店、デパート・百貨店の割合が高い
「10.緑茶の購入用途」で回答したような場合の緑茶は、どこで購入することが多いか
聞いたところ(複数回答、2つ以内)、「スーパー」62%、「茶専門店」19%、「デパ
ート・百貨店」10%であった。
「スーパー」と回答した人の割合は、若い年代ほど高く、「茶専門店」、「デパート・百
貨店」と回答した人の割合は、高い年代ほど高い傾向が見られた(図1-16)。
12.家庭で飲んでいる緑茶の入手先
家庭で飲んでいる緑茶は、「ほとんどもらいものだが、自ら又は家庭で購入したものも
使っている」と回答した人の割合が高い
家で飲んでいる緑茶はどのようにして入手したものか聞いたところ、「ほとんどもらいも
のだが、自ら又は家庭で購入したものも使っている」33%、「ほとんど自ら又は家庭で購
入したものだが、もらったものも使っている」17%であった(図1-17)。
0
20
40
60
80
100
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
3322
3122
43 37 36
17 18 18 16 14 20 169 7 4
12 916 14
4 3 4 3 512
図1-17 家庭で飲んでいる緑茶の入手先
ほとんどもらいものだが、自ら又は家庭で購入したものも使っている
ほとんど自ら又は家庭で購入したものだが、もらったものも使っている
全てもらいもの
全て自ら又は家庭で購入したもの
(単位:%) (その他・無回答を除く)
0
20
40
60
80
100
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
6276 74
66 6352
39
1911 11 16 17
2635
102 6 4
12 15 18
2 2 2 3 1 3 3
図1-16 緑茶の購入場所
スーパー 茶専門店(デパート等の中に入っているものも含む)
デパート・百貨店 通信販売
コンビニエンスストア
(単位:%) (その他・無回答を除く)
- 11 -
13.家庭で飲むための緑茶の購入頻度
購入頻度は、1ヵ月に1回程度が一番多い
家庭で飲むための緑茶をどのくらいの頻度で購入しているか聞いたところ、「1ヵ月に1
回程度」と回答した人の割合が最も高く58%、「2~3ヶ月に1回程度」21%、「1週
間に1回程度」19%であった(図1-18)。
14.家庭で飲むための緑茶の1回あたり購入量
1回当たり購入量は、「50g以上100g未満」の比率が一番高い
「13.家庭で飲むための緑茶の購入頻度」で回答したような購入頻度の場合、1回にど
のくらいの量を購入しているか聞いたところ、「50g以上100g未満」と回答した人の
割合が最も高く50%、「100g以上200g未満」27%、「200g以上300g未
満」11%であった。(図1-19)。
0
20
40
60
80
100
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
19
39
16 17 16 1925
58
39
55 5662 58 58
2117
25 2418 21 17
2 6 5 3 3 1
図1-18 家庭で飲むための緑茶の購入頻度
1週間に1回程度 1ヶ月に1回程度 2~3ヶ月に1回程度
半年に1回程度 1年に1回程度
(単位:%) (その他・無回答を除く)
0
20
40
60
80
100
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
817
2 39 9 13
5044 39
5243
6054
27 2841
23 3018
23
11 6 817
12 9 102 5 3 3 23 6 7 3 4 2
図1-19 家庭で飲むためのお茶の1回あたり購入量
50g未満 50g以上100g未満 100g以上200g未満
200g以上300g未満 300g以上 分からない・無回答
(単位:%)
- 12 -
15.家庭で飲むためのお茶の1回あたり購入金額
1回当たり購入金額は、2000円未満が約6割を占める
「14.家庭で飲むための緑茶の1回あたり購入量」で回答したような購入量の場合、ど
のくらいの金額(100 g当たり単価。消費税込。)のものを購入しているか聞いたところ、「1,000円以上2,000円未満」と回答した人の割合が最も高く44%、「2,00
0円以上3,000円未満」20%、「500円以上1,000円未満」18%であった
(図1-20)。
16.緑茶を購入する際、こだわること
こだわるポイントは、「香り」、「味」、「値段」が上位回答
緑茶を購入する際どのようなことにこだわるか聞いたところ(複数回答、3つ以内)、
「香り」、「味」、「値段」を選んだ人の割合が高く、それぞれ66%、65%、54%で
あった(図1-21)。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体
20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代
70歳以上
2
323
4
1817
1618
1913
27
4433
4733
4454
33
2011
1630
231621
1011
812
715
8
422
6221
6
図1-20 家庭で飲むための緑茶の1回あたり購入金額
500円未満 500円以上1,000円未満 1,000円以上2,000円未満
2,000円以上3,000円未満 3,000円以上 分からない
(無回答を除く)
0 20 40 60 80 100%
香り
値段
添加物がないこと
茶の生産地
有機栽培であること
容量
ブレンド
特にこだわらない
包装デザイン
6665
541313
1212
109
222
000
図1-21 緑茶を購入する際、こだわること
味
品種
銘柄
新茶であること
一番茶であること
手軽さ
特別栽培であること
ティーバッグ
(その他・無回答を除く)
- 13 -
17.緑茶を購入する際、意識する表示
意識する表示は、「原料原産地名」、「原材料名」、「内容量」が上位回答
緑茶を購入する際、どのような表示を意識しているか聞いたところ(複数回答、2つ以
内)、「原料原産地名」、「原材料名」、「内容量」が上位回答で、それぞれ49%、36
%、32%であった(図1-22)。
18.緑茶の種類に合わせた湯温で入れているか
お茶の種類に合わせたお湯の温度で緑茶を入れていると回答した人の割合は11%
緑茶を入れるときお茶の種類に合わせたお湯の温度(煎茶は80度位、かぶせ茶は70度
位、玉露は50度位)で入れているか聞いたところ、「お茶の種類に合わせたお湯の温度で
入れている」と回答した人の割合は11%であった(図1-23)。
0
20
40
60
80
100
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
49
61
36
45 43
5660
3622
38 4144
3127
3228 25
3934 34 27
17
6
23
817 18 21
1017
135 7 10
178
178
125 8 10
1 2 2 4
図1-22 緑茶を購入する際、意識する表示
原料原産地名 原材料名 内容量
賞味期限 特に意識している表示項目はない 製造者名
保存方法
% (その他・無回答を除く)
0
20
40
60
80
100
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
11
2212 12 8 9 8
2416
33
20 25 25
1215
29
10 13 1118 18
図1-23 緑茶の種類に合わせた湯温で入れているか
お茶の種類に合わせたお湯の温度で入れている
お茶の種類に合わせたお湯の温度は知っているが面倒なので入れていない
お茶の種類に合わせたお湯の温度があることを知らなかった
(その他・無回答を除く)
- 14 -
19.使用途中の緑茶の保存方法
使用途中の緑茶は、パッケージのままで「室温」か「冷蔵庫」で保存していると回答し
た人の割合が高い
使っている途中の緑茶をどのようにして保存しているか聞いたところ、「パッケージのま
ま室温で保存」、「パッケージのまま冷蔵庫で保存」と回答した人の割合ががそれぞれ45
%であった(図1-24)。
20.知っている緑茶の成分
カテキン類、カフェイン類、ビタミン類は、9割以上の人が知っていると回答した
緑茶の成分にはどのようなものがあるか知っているか聞いたところ(複数回答、知ってい
るものを全て選択)、「カテキン類」、「カフェイン類」、「ビタミン類」と回答した人の
割合が高く、それぞれ98%、94%、91%であった(図1-25)。
21.緑茶に関する知識の入手先
テレビ、雑誌、新聞が多い
緑茶に関する知識は、どのような方法で入手したものか聞いたところ(複数回答、該当事
項を全て選択)、「テレビ」77%、「雑誌」66%、「新聞」65%、「小売店の店頭で
の掲示」40%、「ラジオ」21%、「地方公共団体の広報誌」及び「特に求めて入手して
いない」がそれぞれ14%、「ホームページ」10%であった(図1-26)。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
45
24
21
35
58
56
59
45
51
61
50
38
37
39
7
24
159
3
4
2
2
41
2
図1-24 使用途中の緑茶の保存方法
パッケージのまま室温で保存
パッケージのまま冷蔵庫で保存
パッケージのまま冷凍庫で保存
茶缶等別容器に入れて室温で保存
茶缶等別容器に入れて冷蔵庫で保存
茶缶等別容器に入れて冷凍庫で保存
(その他・無回答を除く)
0 20 40 60 80 100
カテキン類
カフェイン類
ビタミン類
ポリフェノール
テアニン
フッ素
何も知らない
9894
9164
4424
1
図1-25 知っている緑茶の成分
%
(その他・無回答を除く)
- 15 -
22.緑茶に関するイベントへの参加意向
例示したどのイベントも、参加してみたいとの意向は50%以上あった
参加してみたいと思う緑茶に関するイベントについて聞いたところ(複数回答、該当事項
を全て選択)、「茶まつり(各産地の茶の紹介イベント)」67%、「茶摘み体験」56
%、「茶会」53%、「手揉み体験」50%、「特に参加したいとは思わない」13%であ
った。(図1-27)。
23.緑茶に関して知りたいこと
「お茶を選ぶポイント」、「おいしい入れ方」、「効能」、「保存方法」、「飲み方」
と回答した人の割合が高かった
緑茶に関してどのようなことを知りたいか聞いたところ(複数回答、該当事項を全て選
択)、「お茶を選ぶポイント」、「おいしい入れ方」、「効能」、「保存方法」と回答した
0
20
40
60
80
100
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
7771
85
7875 73
6866
56
64
7267 66 6665
44
54
6570
77 78
40 41
3437
4043
56
2117 17
20 21
29
21
1410 8
1016
22 22
1012 11
10 7 101414
11 1215 14 16 17
図1-26 緑茶に関する知識の入手先
テレビ 雑誌 新聞
小売店の店頭での掲示 ラジオ 地方公共団体の広報誌
ホームページ 特に求めて入手してはいない
% (その他を除く)
0 20 40 60 80 100
茶まつり(各産地の茶の紹介イベント)
茶摘み体験
茶会
手揉み体験
特に参加したいとは思わない
6756
5350
13
図1-27 緑茶に関するイベントへの参加意向
%
(その他を除く)
- 16 -
人の割合が50%を超えており、それぞれ、79%、74%、60%、58%、51%であ
った。(図1-28)。
以下「24」~「26」までは、特に断りのない限り「2.緑茶と緑茶飲料、どちらをよ
く飲むか」で、「緑茶も飲むが、より多く飲むのは緑茶飲料である」、「緑茶飲料だけを飲
む」と回答した225人に対する質問である。
24.緑茶飲料を飲む理由
緑茶飲料を飲むのは、「手軽だから」、「持ち歩きができるから」と回答した人の割合
が多かった
緑茶飲料を飲むのはなぜか聞いたところ(複数回答、2つ以内)、「手軽だから」、「持
ち歩きができるから」と回答した人の割合が高く、それぞれ、44%、35%であった(図
1-29)。
25.家庭における緑茶飲料の消費量
家庭における緑茶飲料の消費量は、「2、3日に1本程度」と回答した人の割合が多く
36%
家庭で、家族1人当たりどのくらいの量の緑茶飲料(500ml /本)を飲んでいるか聞いたところ、「2、3日に1本程度」と回答した人の割合が多く36%、「毎日1本以上」が
0 20 40 60 80 100
お茶を選ぶポイントおいしい入れ方
効能保存方法飲み方種類
産地銘柄品種
緑茶のイベント情報知りたい情報はない
7974
6058
514949
4735
3
図1-28 緑茶に関して知りたいこと
%
(その他を除く)
0 20 40 60 80 100
手軽だから
持ち歩きが出来るから
好きだから
食事に合うから
健康に良いと思うから
習慣になっているから
安いから
美容に良いと思うから
4435
2424
23155
3
図1-29 緑茶飲料を飲む理由
%
(その他・無回答を除く)
- 17 -
24%であった(図1-30)。
26.緑茶飲料を購入する際、こだわること
緑茶飲料を購入する際は、「味」、「値段」にこだわると回答した人の割合が多く、
それぞれ50%を超えた
緑茶飲料を購入する際どんなことにこだわるか聞いたところ(複数回答、3つ以内)、
「味」、「値段」にこだわると回答した人の割合が多く、それぞれ56%、52%であった
(図1-31)。
0 20 40 60 80 100
味
値段
茶の種類量やサイズ
メーカー銘柄
香り
含有成分店舗
特にこだわることはない
5652
4433
2822
1210
24
図1-31 緑茶飲料を購入する際、こだわること
%
(その他・無回答を除く)
24
36
19
87 6
図1-30 家庭における緑茶飲料の消費量
毎日1本以上
2、3日に1本程度
1週間に1本程度
2週間に1本程度
1ヶ月に1本程度
その他・無回答(単位:%)
- 18 -
テーマ2.食文化の継承について
27.家庭で受け継いだおふくろの味
家庭で最も受け継がれているおふくろの味は「肉じゃが」
家庭で受け継いだおふくろの味は何か聞いたところ(複数回答、3つ以内)、「肉じゃ
が」と回答した人の割合が35%と最も多かった。次いで「きんぴら」26%、「ちらし」
21%、「カレーライス」10%であった。
年代別にみると、40歳代以上では「肉じゃが」、20歳代、30歳代では「きんぴら」
と回答した人の割合が最も多かった(図2-1)。
28.今住んでいる地域の郷土料理について
自分が今住んでいる地域の郷土料理を「知っている」と回答した人の割合は68%で
あった。
地域別に見ると「知っている」と回答した人の割合は沖縄、東北が多く、首都圏、
東海、近畿が少なかった。
自分が今住んでいる地域(都道府県単位まで含む)の郷土料理を知っているか聞いたとこ
ろ、「知っている」と回答した人の割合は68%、「知らない」24%、「郷土料理と呼べ
る料理は地域にない」8%であった。
地域別に見ると、「知っている」と回答した人の割合が最も多かったのは、沖縄で94
%、次いで東北89%であった。反対に「知っている」と回答した人の割合が最も少なかっ
たのは、首都圏で28%、次に東海と近畿でそれぞれ54%であった。
また、「郷土料理と呼べる料理は地域にない」と答えた人が最も多かったのは首都圏で、
26%であった(図2-2)。
0
20
40
60
80
100(単位:%)
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
3526 30
3544
353026
4535
2720 19
1221 20
27 25
13 1726
10 10 11 714
9 8
図2-1 家庭で受け継いだおふくろの味
肉じゃが きんぴら ちらし カレーライス
(複数回答、上位4種)
- 19 -
28-2.知っている郷土料理
回答者が20人を超えたのは「団子汁」、「のっぺ」、「さば寿司」、「しもつ
かれ」、「きりたんぽ」、「ほうとう」
問28「今住んでいる地域の郷土料理について」で「知っている」と回答した682人に
知っている郷土料理名を具体的に記入してもらったところ(複数回答、3つ以内)、1,6
20の料理名の記入があった。この中で回答人数が20人を超えたのは「団子汁」、「のっ
ぺ」、「さば寿司」、「しもつかれ」、「きりたんぽ」、「ほうとう」であった(図2-
3)。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体
北海道
東北
関東
首都圏
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
6879
8970
2878
5454
7085
8094
2421
820
4618
3334
2515
196
8
210
264
1313
5
1
図2-2 今住んでいる地域の郷土料理を知っているか
知っている
知らない
郷土料理と呼べる料理は地域にない
0 10 20 30(単位:人)
団子汁
のっぺ
さば寿司
しもつかれ
きりたんぽ
ほうとう
じゃっぱ汁
けの汁
冷汁
いも煮
おやき
かぶら寿司
ふな寿司
かつおのたたき
治部煮
2524
2222
2120
181717
16161616
1515
図2-3 知っている郷土料理の名称
- 20 -
この設問では、様々な料理名の記入があったため、記入された料理名を同一と思われるも
のごとに区分し、集計表では回答数が2桁台だったものについて料理名をあげ、その他のも
のは「その他」としてまとめた。
28-3.知っている郷土料理を作ることができるか
自分の知っている郷土料理を作ることができる人の割合は70%
問28-2「知っている郷土料理」で具体的な料理名を記入した人に、その料理を作るこ
とができるか記入した料理ごとに聞いたところ、「作ることができる」70%、「作ること
ができない」29%であった。
図2-3の料理についてみてみると、「きりたんぽ」は全員が作ることができると回答し
ているほか、「冷汁」、「団子汁」「ほうとう」などの汁物は作ることができると回答する
人の割合が高く、「ふな寿司」や「しもつかれ」など作るのに手間や時間のかかる料理は作
ることができないと回答した人の割合が高い傾向が見られた(図2-4)。
0 20 40 60 80 100(単位:%)
団子汁
のっぺ
さば寿司
しもつかれ
きりたんぽ
ほうとう
じゃっぱ汁
けの汁
冷汁
いも煮
おやき
かぶら寿司
ふな寿司
かつおのたたき
治部煮
92
75
64
41
100
90
89
82
94
88
44
50
13
47
60
8
17
36
59
10
11
18
6
13
56
50
88
53
40
8
図2-4 知っている郷土料理を作ることができるか
作ることができる 作ることができない 無回答
- 21 -
29.季節や行事に応じた料理について
お正月のおせち料理、雑煮は、比較的よく食べられている。
この 1 年間に、季節や行事に応じた料理を食べたか、おせち料理(正月)、雑煮(正月)、七草がゆ(正月)、ちらし寿司(桃の節句)、おはぎ(彼岸)、かぼちゃ料理(冬
至)について聞いたところ、「食べた」(「自分、家族又は知人が作ったものを食べた」、
「出来あいのものを購入して(一部購入も含む)食べた」)と回答した人の割合は、雑煮9
5%、おせち料理93%、おはぎ81%、かぼちゃ料理79%であった(図2-5)。
「食べた」と回答した人の割合がおせち料理、雑煮と比べて低かった七草がゆ、ちらし寿
司、おはぎ、かぼちゃ料理について年代別に見てみると、年代が低いほど「食べていない」
と回答した人の割合が高い傾向が見られた(図2-6)。
0
20
40
60
80
100
(単位:%)
おせち料理 雑煮 七草がゆ ちらし寿司 おはぎ かぼちゃ料理
7594
5064
41
77
18
1
5
1040
2
図2-5 季節や行事に応じた料理を食べている割合
自分、家族又は知人が作ったものを食べた 出来あいのものを購入して(一部購入も含む)食べた
0
20
40
60
80
100(単位:%)
20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
62
48 4740
3127
3025 25 23
19 1926 23 21
12 10 8
31
20 1813 12 10
図2-6 季節や行事に応じた料理を食べていない割合
七草がゆ ちらし寿司 おはぎ かぼちゃ料理
- 22 -
30.お箸の持ち方について
「正しく使って食べていると思う」と答えた人の割合は80%
お箸を正しい持ち方で使っているか聞いたところ、「正しく使って食べていると思う」と
回答した人の割合は80%、「正しく使って食べていないと思う」15%であった。
「正しく使って食べていると思う」と回答した人の割合が多かったのは60歳代、70歳
代以上、少なかったのは20歳代~40歳代であった。
「自分のお箸の持ち方、使い方が正しいかどうかわからない」と回答した人の割合は、ど
の年代も一桁台と少なく、70歳以上は0%であった(図2-7)。
0% 20% 40% 60% 80% 100%(単位:%)
全体
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
80
75
72
72
83
93
94
15
17
24
22
10
4
4
4
8
4
5
6
2
1
0
0
1
3
図2-7 おはしの持ち方について
正しく使って食べていると思う 正しく使って食べていないと思う
自分のお箸の持ち方、使い方が正しいかどうかわからない 無回答