平成 28 年 3 月 9 日
中 部 地 方 整 備 局
高山国道事務所
平成 27 年度重点「道の駅」に選定された
「道の駅」のパネル展を開催します ~地方創生の核となる「道の駅」の取組を紹介します~
1. 概要
「道の駅」は、平成5年の制度創設以来、現在では全国で1079箇所に広がり、地
元の名物や観光資源を活かして、多くの人々を迎え、地域の雇用創出や経済の活性
化、住民サービスの向上にも貢献しています。
国土交通省では、地域活性化の拠点となる優れた企画があり、今後の重点支援で
効果的な取組が期待できる「道の駅」を『重点「道の駅」』として選定し、取組を広く周
知するとともに、取組の実現に向けて、関係機関が連携し、重点支援することとして
います。
今般、中部地方整備局管内において、重点「道の駅」に選定された『地方創生の核
となる「道の駅」』6駅について、各々の取組等を広く皆様にご紹介するパネ
ル展を開催します。
パネル展は、平成 28 年 3 月 10 日から重点「道の駅」に選定された各「道の駅」
等において展開します。
2.開催場所
道の駅「飛騨金山ぬく森の里温泉」及び高山国道事務所において開催。
別紙参照。
3.配布資料
『重点「道の駅」』パネル展(資料1)
4.配布先
岐阜県政記者クラブ、高山記者クラブ
5.問い合わせ先
中部地方整備局 道路部 計画調整課長 尾出お で
清きよし
TEL 052-953-8171 FAX 052-953-9180
中部地方整備局 高山国道事務所 副所長 桑くわ
昌司ま さ し
TEL 0577-36-3811 FAX 0577-36-3801
地域福祉
■ 施設全景
地域力強化町民バスと連携し、病院や役場等の公共機関を周回
信州新野千石平しん しゅう にい の せん ごく だいら
〒399-1612 長野県下伊那郡阿南町新野2700 TEL 0260-24-2339
地方創生の核となる「道の駅」の取組
「道の駅」信州新野千石平(長野県下伊那郡阿南町)の特色
産業振興 [特産品の直接販売・加工販売を中心に地産地消の促進]
観光総合窓口[観光・地域情報のワンストップサービス]
□ 提案の先駆性・ポイント □ 実施内容●地域の高齢化に対応し、「道の駅」を経由するコミュニティバスにより、通院や公共機関へのアクセスを確保するほか、移動販売や宅配サービスを通じた安否確認など、地域を支える「小さな拠点」として機能。
●「道の駅」の訴求力を活用して販売力を強化し、地域の多様な主体(生産・加工・流通・販売)が連携して生産力を高めることにより、地域産業の活性化や雇用拡大、生産量の向上に寄与し、農村地域の暮らしの安定を図る。
●当地域が有する体験交流機会を道の駅から発信し、観光交流の拡大や農村地域の魅力を発信。
●「道の駅」からの移動販売・宅配サービスによる安否確認。●周回バスの運行による高齢者等の外出支援。●「道の駅」でのイベント・健康促進教室・祭り等の開催。●農業地の拡大、養液栽培の導入による、生産・販売力の強化。●観光コンシェルジュを専属配置し、ワンストップサービスの実施。●「道の駅」駐車場の拡張、トイレの改修。
道の駅を拠点に、地域の繋がりを活かした地域福祉の展開や、土地柄を生かした産業振興による雇用促進を図り、人と人との交流(ふれあい)にあふれ、活気ある地域づくりを目指します。
大きさにびっくり「大御幣餅」くるみの風味と焼いたときに広がる香ばしいにおいが、食欲をそそる
一品です。
「道の駅」を拠点に地域観光できる重要無形民俗文化財の「雪祭り」「盆踊
り」。また、ロードレース大会や行人様の
祭典など、多くのお祭りや催しものの情報
を入手でき、アクセスの拠点となります。
直接加工する新鮮な「ジビエ料理」を食す県内初のジビエ加工処理施設を
整備し、良質な山の幸を低価格で
提供。
●都道府県/長野県 ●設置者/阿南町 ●路線/国道151号 ●既設 ●設置年度/平成12年 ●種別/一体型
町長からのメッセージ
勝野 一成(かつの かずなり)氏阿南町長
◆「道の駅」から高齢者宅への宅配サービスを通じた買い物支援や安否確認のほか、町民バスと連携した通院・公共機関等への外出支援など、中山間地の生活を支援。◆「道の駅」の販売力、情報発信力を活用し、直営農場の運営や第6次産業の育成を図り、雇用の確保・定住化を促進。◆「祭り」、「農業体験・農家民泊」等、多様な地域資源を生かした観光・体験メニューを「道の駅」から情報を発信。
[高齢者の生活支援、安心して暮らせる町づくり]
宅配サービス・安否確認・外出支援 特産品の販売促進・6次産業の育成支援
観光・農業体験の連携と拡大
高齢者宅の安否確認
地域の魅力発信
販売促進・市場拡大
休耕地の解消
雇用の創出
多様な拠点機能で地域を総合的に支援する
道の駅
移動販売・宅配サービス + 安否確認
通院・公共機関などへの外出支援 各種イベント等への参加支援
地域・若者・観光客との交流の場の創出 新野の雪祭り・盆踊り
移動販売車による買い物支援
リピート客の拡大
バス停留所の設置
道の駅の多目的ホール
道の駅の直売所
道の駅の加工所 情報力強化
販売力強化
生産力強化
info
国重要無形民俗文化財国重要無形民俗文化財
観光コンシェルジュの配置 農業学習体験
観光総合窓口・体験学習
新野祭り街道
オリジナル商品の加工・販売
供給体制の整備拡大
唐辛子みそ 御幣餅 特産品のゆず商品 さしみこんにゃく 加工所道の駅での加工・販売
道の駅の直売所へ出荷生産拡大に向けた
栽培指導会
町主催の養液栽培の視察
連
携
平成27年度選定重点「道の駅」
ふれあいパークふれあいパーク
リバーサイドスタジアムリバーサイドスタジアム
トイレトイレ
かなやまサニーランドかなやまサニーランド
下呂市立金山病院下呂市立金山病院
健康館
ゆったり館ゆったり館
リバーサイドスポーツセンターリバーサイド
スポーツセンター
国道256号国道256号
朝取横町朝取横町
EV充電施設EV充電施設
道の温泉駅かれん
道の温泉駅かれん
やすらぎ館やすらぎ館
駐車場拡張駐車場拡張
凡例: 道の駅登録エリア 道の駅拡張エリア
飛騨金山ぬく森の里温泉ひ だ かな やま もり さと おん せん
〒509-1622 岐阜県下呂市金山町金山911-1 TEL 0576-32-4855
地方創生の核となる「道の駅」の取組
「道の駅」飛騨金山ぬく森の里温泉(岐阜県下呂市)の特色
□ 提案の先駆性・ポイント □ 実施内容●地域課題である少子高齢化に対応し、見守りも兼ねた「宅配サービス」や「コミュニティバス」による移動支援や子供から高齢者まで、幅広く利用できる施設整備
●防災機能の向上のため、外からの物資等の運搬の確実性の向上と拠点化●下呂市の強みを更に生かすため、インバウンド対応も含めた観光案内●地域コミュニティの場となるよう集客アップのための機能向上(スーパー、日用品等日常機能充実)
●「道の駅」から高齢者向け宅配サービスによる見守り支援●ふれあいパークの整備と多目的トイレの設置 ●ドクターヘリによる救急医療提供に向けた連携●「道の駅」にコミュティバスのバス停配置、デマンド機能設置 ●EV充電機の設置●災害時の高度な対応に向けたヘリポートとの連携●太陽光発電増設・防災倉庫設置・防災機能付きトイレに改修●リバーサイドスポーツセンターに太陽光発電の増設 ●朝取横丁の横に観光案内所を新設●外国人対応パンフレット作成、電話対応に向けた連携 ●やすらぎ館の拡充
今回の選定は、地方創生の核として、この地域におけるコミュニティ拠点となり、更なる充実を図るための大きな後押しになるものと、喜んでおります。
野村 誠(のむら まこと)氏下呂市長
これまで以上に地域活性化、交流人口の増加、雇用の確保に繋げ、飛騨の玄関口として地域の発展に貢献して行きたいと存じます。
桂川 裕俊(かつらがわ ひろとし)氏道の駅「飛騨金山ぬく森の里温泉」駅長
飛騨牛や鮎、飛騨の味が楽しめる小さな温泉宿「かれん」全国的にも珍しい宿泊ができる道
の駅です!!南飛騨の観光の拠点と
しても好立地!!
ぬくもりの湯にほっ!あなたに逢えてほっ!「ゆったり館」温泉で日頃の疲れを癒し、お食事
は当店おすすめ“特製!塩鶏ちゃ
ん”でスタミナ補充!
はっする!まっする!!「リバスポ」中部地区最大規模の格安スポーツ
複合施設。気軽に色々なスポーツ
をして心も体もリフレッシュしま
しょう。
来てみてびっくり!!フレッシュもぎたて「朝取横丁」その名の通り、農家が朝取りした
新鮮野菜がところ狭しと並びます。
お立ち寄りあれ!
●都道府県/岐阜県 ●設置者/下呂市 ●路線/国道256号 ●既設 ●設置年度/平成12年 ●種別/一体型
市長・駅長からのメッセージ
◆地域福祉機能(病院・老人福祉施設等)や交流連携機能が「道の駅」に集約されており、子供から高齢者まで幅広い方々が集まる地域のコミュニティ拠点を形成。◆コミュニティバスややすらぎ館、公園施設や高齢者宅配サービス等の機能拡充により、小さな拠点化を高度化。
①-1 宅配サービス・見守り地元スーパーと連携し宅配、見守り
①-2 子供が安心して 遊べる公園安心して散策、遊べる見通しのよい空間、多目的トイレ
①-3 三次救急医療の提供岐阜大学医学部附属病院と連携したドクターヘリによる救急医療
❶地域福祉[高齢化・少子化に対応]
高齢者リハビリ散歩
子供の遊び場
❷交通結節点[交通サービスの提供]
❷-1 コミュニティバスバス停を道の駅に配置し、デマンド機能で地域住民の利便性を向上
❷-2 機能の充実EV充電機能を追加し機能の充実
▲ ふれあいパーク
▲ ドクターヘリ
▲ バス停
EV充電施設 ▶
❺交流・連携 [やすらぎ館の拡充]
❺-1 やすらぎ館拡充施設内容の充実スーパー機能を追加し、地域住民の利便性を向上
▲ 販売所▲ やすらぎ館
❸防災[高度な防災機能化]
❸-1 太陽光発電・ 防災倉庫・ 防災トイレ
❸-2 ヘリポートとの連携
▲ 道の温泉駅かれん
既存のヘリポートを利用し、災害時に高度な対応を行う太陽光発電の増設により、
施設の電力をカバー
❹観光総合窓口[インバウンド観光・地域観光の総合窓口]
❹-1 観光総合窓口 ❹-2 インバウンド 観光
▲ 観光案内所 ▲ 情報コーナー▲ 朝取横丁外国人対応のパンフレット、通訳と電話で対応
観光案内所を新設・地域資源や体験、地域イベントを案内
平成27年度選定重点「道の駅」
防災
■ 施設内位置図
(仮称)とよはし〒441-3201 愛知県豊橋市東七根町地先 TEL 未定
地方創生の核となる「道の駅」の取組
「道の駅」(仮称)とよはし(愛知県豊橋市)の特色
地域福祉 [交流拠点、交通結節点]
産業振興 [地産地消、6次産業化による雇用創出]
□ 提案の先駆性・ポイント □ 実施内容●環境に特化した地産地消型エネルギーインフラの整備、救援部隊活動・自衛隊後方支援・物資提供等の防災活動拠点機能の付加、隣接する緊急輸送道路(国道23号)による東三河南部、静岡県西部における機能損失の低減。
●高齢者の医療や健康や買物等の日常支援、地域福祉に貢献する教室の開講。●多方面から知恵と情報を集め消費者ニーズの把握と研究等を通じて次世代の地域農業を担う人材の育成、売れる6次産業化商品の開発、農業の魅力発信と人・知恵・情報の集結による新事業の創出等農業と関連産業の活性化を図る。
●太陽電池・蓄電池・管理装置等の設置、物資等の備蓄倉庫の整備。屋内には救援部隊の合同指揮本部、屋外には救援部隊の一時集結ベースキャンプの場を提供。
●周辺地域・道の駅・周辺施設をコミュニティバスや路線バスで接続、プロジェクト施設で健康長寿教室等を開講。
●大学等と連携し、若者・女性など次世代の農業者等のスキルアップ、農家と地元企業等が連携した「道の駅限定おみやげ開発プロジェクト(6次産業化)」による地産地消を進める商品づくり。
朝採りの新鮮な野菜と肉、魚の販売、地元ならではの美味しい料理を提供し、東三河ブランドを国内外へ発信します。
道の駅で東三河の「どうまい」がまるわかり!新鮮で質の高い農産物などを『見て』『買って』『味わい』『楽しむ』ことが
でき、ご当地土産として「道の駅限定商品」も提供します。
健康体操で心も体もリフレッシュ♪ご当地体操などの体験を通じ、『集
い』『笑い』ながら健康づくりに取り
組んでいただきます。
広域的な防災活動拠点を担う道の駅緊急輸送道路(国道23号)に隣接
することから、救援部隊・物資の中
継地点として広域的な役割を果た
します。
●都道府県/愛知県 ●設置者/豊橋市 ●路線/国道23号(豊橋東BP) ●新設 ●設置年度/計画中(平成29年度) ●種別/一体型
市長からのメッセージ
佐原 光一(さはら こういち)氏豊橋市長
◆南海トラフ地震等に備えるため、「道の駅」を『豊橋市地域防災計画』に位置づけ、防災活動拠点として整備。◆「道の駅」において、高齢者の参画する交流イベントの開催や、買物・飲食・休憩(交流)等日常生活を支援するとともに、「道の駅」と福祉関連施設をコミュニティバス等で結ぶことで地域福祉を推進。◆大学と農家、地元企業等が連携し、豊橋市の特産である次郎柿等を使用した「道の駅」限定の商品開発(6次産業化)を実施。
[広域・地域の防災活動拠点]
液状化の危険が極めて低い地域
津波による浸水被害が想定されていない地域
豊橋市豊橋市
名豊道路(豊橋東バイパス)名豊道路(豊橋東バイパス)
新たな物資提供拠点
新たな救援部隊合同指揮拠点
新たな救援部隊活動拠点
地産地消型エネルギーインフラ環境に負荷の少ない道の駅電気等の地産地消通常時
防災設備に電気を供給災害時
23
23
[交流拠点] ●高齢者の日常支援(買物・食事 等)●健康長寿教室●情報交換 等
福祉村病院・老人保健施設高齢者施設・郵便局 等
人材育成●消費者ニーズの研究●生産技術の向上 等
6次産業化●限定おみやげ開発●試験販売、店頭PR 等
りすぱ豊橋浴場・休憩所運動施設
●周辺地域●老人 憩の家 等
高齢者福祉
新事業の創出
[凡例]
コミュニティバス路線バス
人・知恵・情報が集まる
大学 農家 企業
魅力発信 利用者
(市内・市外)
平成27年度選定重点「道の駅」