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Mead Bar 2014http://mead-bar.jp/

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「ミード」のご紹介

2014年4月11日

Mead Bar

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「ミード」とは?

黄金の蜂蜜酒

“Honey Wine”と呼ばれることもあります

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ミードの始まり

ミードはいつごろから作らていたのか…実ははっきりしていません

(葡萄から作る)ワイン

● 紀元前8,000年には作られていた

ビール

● 紀元前4,000年には作られていた

ウイスキー

● 西暦1,400年ころ製造開始(蒸留技術の発明後)

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いつから作られたのかが不明??

材料があまりにも単純で起源が分かりません

1. 蜂蜜

2. 水

3. 祈り! …もしくは酵母

つまり、蜂蜜ができたころにはあったとすると、いったいいつなのか…?

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ミードの作り方

伝統的製法

1. 蜂蜜に水を加える(だいたい蜂蜜の2倍から3倍程度)

2. 待つ

3. 飲む!

* もちろんこの写真のような製品はもっと洗練された方

法で作られています.

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なぜミードがマイナーなのか

「蜂蜜」という原料が原因?

● 昔ながらのやり方:蜂蜜を探しに行くよ!

採れるかは運次第

● 近代的なやり方:養蜂するよ!

初期の養蜂はあまり効率的ではなく採蜜量も少ない

近代的な養蜂は1853年に始まったものの…

– 花が咲くか次第

– 天気や気候次第

– 蜜蜂の気分次第

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しかし、ミードも近代化してきました

昔ながらの例

● Tej(テッジ):エチオピアに残るどぶろくミード

● 中世の記録に出てくる蜂蜜酒

● 映画などに出てくる「黄金の蜂蜜酒」

近代的な例

● すっきり透明タイプ

● 発泡タイプ

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ミードとその分類

ミード:純粋な蜂蜜のみが原料

● Mecegline(メセグリン):スパイス入りミード

● Melomel(メロメル):果汁入りミード

Cyser(サイザー):りんご果汁入りミード

Pyment(ピメント):葡萄果汁入りミード

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ミードの特徴

開栓後の酸化がすすみにくい

● 毎日少しずつ飲む楽しみ方が可能

● バーやレストランでグラス売りが可能

アルコールを感じにくい

● 甘さもあるためか、他のお酒に比べてアルコールは強く感じない

● 強いお酒を好む人には物足りないかもしれません…

場合によっては入手困難になることも…

● 必ずしも在庫があるとは限らない

● 本物を飲む機会がある人はまだまだ少ない(特に日本では)

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ちょっとしたトリビア

ハネムーンの由来中世ヨーロッパの一部では、新婚夫婦は1ヶ月ほど蜂蜜酒を飲みながら過

ごした習慣があり、それがハネムーン(蜜の1ヶ月)。

● (蜂蜜由来であることから)滋養強壮剤としてのミード

● 蜂の子沢山にあやかりたいという思想

Metheglin(メセグリン)とMedicine(メディスン:薬)は仲間

● 薬を表すmedicineとmetheglinはいずれもインド・ヨーロッパ語族の

medという語源から来ている

● 酒にハーブを溶かしこむというのは、昔からいわゆるエリクサー(不老長寿の薬)として作られてきた

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自分でも作ってみます?

重要事項日本国内においては、酵母がとても賢いのでアルコール度数が1%になると発酵が止まります。

1. 蜂蜜を用意する(種類はお好みのもので)

2. 酵母を入手する(ワイン用のものが使えるようです)

3.瓶をしっかり消毒する

4. 蜂蜜、水、酵母を混ぜる

5. 発酵を待つ(夏なら数日、冬でも1-2週間程度)

6. 飲む!

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Mead Barとは?

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ミード好きのためにイベントやってます

日本のミード事情

● 大変マイナーな存在であるため、飲めるところはもちろん、売っているところすら少ないです

● ミード好きが集まる機会もなかなかありません

● 興味を持ったとしても、どこで試せるのかが分かりません

Mead Barの目的

● もっとミードを楽しもう!

続きはWebで

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