われわれはデジタル情報に囚われている。
なにが生まれ、なにが失われていくのか。
CPU の速度、ハードディスクの容量
100 倍
=
インターネットの通信速度
2000 倍
=
Michelangelo Merisi da Caravaggio ・作
「水夫は、渦巻きの作用を理解することによって、災難から逃れた。彼の洞察力は、われわれが置かれている危機、電気的メディアによって巻き起こされた渦巻きを理解するための戦略を提示してくれるかもしれない」( McLuhan, 1967=1995:150 )
エドガー・アラン・ポー『大渦にのまれて』の挿絵 (Harry Clarke ・作 )
『デジタルの際』
デジタルの幻惑から抜け出し、デジタル情報の流れを理解しようとする試み
=
情報
物質
集合性個別性
( デジタル情報を含む )
人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
( 担体 )
情報
物質
集合性個別性
( デジタル情報を含む )
人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
( 担体 )
情報 (information)
生命にとっての価値をいざなうもの
=
情報 (information)
デジタル情報
≒
文字・画像・音声・動画
「0 ,1 」のパターン
=
情報
物質
集合性個別性
( デジタル情報を含む )
人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
( 担体 )
情報
物質
集合性個別性
( デジタル情報を含む )
人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
( 担体 )
情報
物質
集合性個別性
( デジタル情報を含む )
人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
デジタル情報
( 担体 )
拡大
情報
物質
集合性個別性
( デジタル情報を含む )
人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
デジタル情報
( 担体 )
拡大
情報
物質
集合性個別性人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
デジタル情報
( 担体 )
拡大
第 1 章 ネットにおける集合性変容の予兆と資本主義
第 2 章 個人情報をめぐるせめぎあい
佐々木裕一
河島茂生・椋本輔
Ⅰ 部 集合性をまとうデジタル情報の運動
第 1 章
ネットにおける集合性変容の予兆と資本主義 :ユーザー生成型メディアの来歴と未来
佐々木裕一
エゴコンテクスト・コミュニケーション
第 2 章
第二章 個人情報をめぐるせめぎあい : 「人類史上最悪絶望的事件」の集合性
河島茂生・椋本 輔
2 ちゃんねるを舞台とした個人情報の流出
情報
物質
集合性個別性人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
デジタル情報
( 担体 )
拡大
第 3 章 多重性が消失するとき
第 4 章 アイデンティティの不確定性
河島茂生・椋本輔
横山 寿世理
Ⅱ 部 デジタル情報にまみれる個人のありか
第 3 章
多重性が消失するとき : 人格の一元化
河島茂生・椋本 輔
低
識別性の欠如
アイデンティティの乖離
視覚的匿名性
高
匿名性の水準
2 ちゃんねる
実名
仮名ハンドル
ニックネーム
匿名名無しさん通りすがり
本人到達性
リンク可能性
実名や現実 ( リアル ) に誰だかわかる
同一人物だとわかる
実名や現実 ( リアル ) に誰だかわからない
同一人物だとわからない
フェイスブック
炎上2 ちゃんねる個
人情報流出事件
ツイッター ウェブログ
第 4 章
アイデンティティの不確定性 : 固定化から生成変化へ
横山寿世理
情報
物質
集合性個別性人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
デジタル情報
( 担体 )
拡大
第 5 章 レイヤー化するイメージ
第 6 章 「パターン」としての「心身問題」
畠山宗明
西川アサキ
Ⅲ部 情報と身体とのかかわり
第 5 章
レイヤー化するイメージ : 動画の分割性について
畠山宗明
第 6 章
「パターン」としての「心身問題」 : 情報とクオリアの際、その地図
西川アサキ
「関係=
機能
」域
「クオ
リア
」域
心身問題
情報
物質
集合性個別性人格、個人 社会
ⅠⅡ
Ⅲ Ⅳ
デジタル情報
( 担体 )
拡大
第 7 章 e - ラーニングとラーニング・コモンズ
第 8 章 オンライン時代のゲームセンター
岡部晋典
加藤裕康
Ⅳ部 デジタル情報に包摂されないコミュニケーション
第 7 章
e - ラーニングとラーニング・コモンズ : 遠隔の学習、場を同じくする学習
岡部晋典
第 8 章
オンライン時代のゲームセンター : ソーシャルメディアとゲームを媒介とした
コミュニケーション
加藤裕康