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Page 1: オープンデータとは(北海道内自治体向け)

オープンデータとは北海道オープンデータワークショップ

山形巧哉† 1  丸田之人† 2  山口琢

2015/11 版北海道内における自治体オープンデータ普及に関する参考資料

†1  北海道森町総務課情報管理係主任 † 2  室蘭市財政部 ICT 推進課課長

この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

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この資料は、いまいちピンとこない「オープンデータ」という「パソコン用語」みたいな言葉を、なぜ一部の人たちが使い始め、「必要だ」と言い始めているのかを、とてもざっくりと説明した資料です

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✤ 自由に使える✤ 再利用できる✤ 再配布できる

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オープンデータとは何か

誰もが データの事である

しかし、自治体のホームページには、すでに、様々な情報が公表 = オープンにされているのでは?

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『オープン』と『公表』あいている、ひらいた、利用できる=  オープン [Open]

=  パブリッシュ [Publish]書籍・雑誌を刊行、出版、公にすること、公表

ホームページは、情報をパブリッシュであって、オープンでは無い

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自治体がオープンデータを取り組む必要性

「必要性」というよりも

オープンガバメント行政が保持するデータは本来公共的な資源であり、それらを広く公表し有効活用してもらうことが公共団体にとって有益であるという考え

ー開かれた行政ー

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データをオープンにするとは誰でも利用できる汎用形式にする特定のアプリケーションに依存した形式ではなく、汎用フォーマットを使うということ。さらにそれが機械判別可能な形であれば情報集約しやすい。複数フォーマットならなお良い。

その1:

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データをオープンにするとは誰でもいつでもアクセスできる様にするホームページ等に公表し、いつでもアクセスできる様にする。ただし、データ量等の問題があるのであれば、誰にでも渡せるようにしておく。

その 2 :

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データをオープンにするとは誰でも再利用・再配布することができる様にする要はコピーペーストを良しとする。また、それらを改変しても良しとする。たとえそれが、どこかの企業に商用利用されても問題ない。そういうことをしっかりと宣言する。

その 3 :

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なんでもオープンにすべきか原則オープンだが、例外もある

オープンにするため、情報管理=文書管理を徹底

非公開情報、すなわち住民の生命や生活、個人情報に悪影響をもたらすものや、自治体の財産 = 住民の財産を脅かすおそれのあるものはオープンにすべきではない

特別なことではなく、自治体が常日頃からやっていること

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それは面倒なことか公表すべき情報を公表することと同じオープンにすべき情報をオープンにするだけしいていうのであれば、汎用フォーマットを利用するということだけ。しかし、これらはすでに良いツールが出始めている。

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Linkdatahttp://linkdata.org

IPA 「表から RDF 」https://imi.ipa.go.jp/tools/4328/

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リスクは無いのか

オープンにしないリスクの方がある

最低でもパブリッシュしてなければ批判にさらされるのは、周知の事実。パブリッシュしたならば、今後は、オープンにしてくれという要望は必ず起きる。ネット社会となった現代は、知る権利、利用する権利のあるものを非公表・非公開にした方がリスキーである。

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必ずやらなきゃダメなのか

必ずその時はきます今は、まだ、「オープンデータ」という言葉が、やっと表に出はじめたばかりで、一部(我々の様な)の人たちが声を出し始めたに過ぎませんが、「自治体ホームページ」が当たり前になった時の様に、確実にこの流れは主流になるため、いつかはやることになるでしょう。

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メリットはあるのかメリットは住民生活が良くなる可能性がある

5374( ゴミなし )さっぽろ保育園マップ

自治体のデータをオープンにすることで、それらを利用し、住民がアプリケーションの開発を行う事が盛んになってきている。

これらは全国的な盛り上がりを見せている住民はデータを欲しがっています

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そう言ってもアプリがそんなに重要なのか

皆さんはこの文書をなにで見てますかパソコンはマニアの為のものでした。今では無くては仕事ができません。1999年携帯電話は初めてカラーになりました。当時は不必要と言われましたが今は普通です。2008年 iPhone が国内販売されました。当時はマニアだけと言われましたが今では普通です。

ハードウェアが成熟しソフトウェアの時代が来ています必ず最初は「意味があるのか」と言われて来ました

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オープンにして悪用されかねない

その懸念わかりますしかし、悪用されてまずいデータはすべて非公開のはずです。そう考えると、オープンデータになり得るデータは統計書にでるようなものや、広報で周知しているようなもの、原則一次資料となるようなものばかりになるはずです。

印刷する前の「生データ」を提供するだけです

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大丈夫です。すでに取り組んでいることばかりなので

心配はいりません。

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これからの自治体のあるべき姿オープン バイ デフォルト

オープンができないなら、まずはパブリッシュから、公表することで、オープンに対する「しきい」はぐっと下がるはず。そして、オープンにするとそれらの繋がりがはじまります

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もっと詳しく知りたいときは北海道オープンデータワークショップへ

自治体及び関係者・研究者で構成しておりオープンデータの話題を

なんと非公開でやってます

howml 《アット》 outlook.com参加申込は↓までメールをくださるか、構成メンバーを探しあてて登録してもらってください

原則道内自治体の方を対象にしていますので、お断りする場合もございます。ご了承ください。

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本資料は北海道オープンデータワークショップが作成し、それぞれの取り組み、研究に基づき作成しておりますが、これらは作成者の見解であり、作成者が所属する組織・職場等の公式見解ではないことをご了承ください。


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