研究責任者の責務の明確化と教育・研修の徹底
■ 研究責任者の責務
省令や指針等を遵守、質の高いな研究を実施する
■ 研究者責任者の自己点検
臨床試験の自己点検をチェックリストに基づき行う
研究スタッフに臨床試験の教育を受けるよう指示する
■ 附属病院での教育の提供
最新の教育プログラム(臨床試験認定制度)
90分講義5回を必須、その後3年ごとに同条件で更新」に加えて毎年の必須講義の受講を義務化
講義終了時に、習熟度の確認テストを実施
臨床試験の科学的評価のプロセス
申請(治験事務局)
評価部会開催予定評価部会参加者責任医師、分担医師企画専門家(医師、企業あるいはPMDA経験者) 指摘事項の取りまとめ医学専門家(臨床試験部医師) 指摘事項の提出医薬統計学専門家 指摘事項の提出薬事専門家 指摘事項の提出臨床薬理学、薬物動態学専門家 指摘事項の提出CRC専門家 指摘事項の提出IRB側専門家 指摘事項の提出他 指摘事項の提出
指摘事項の送付
評価部会開催企画専門家(前田、菅原) 報告書の確認医学専門家(臨床試験部医師) 報告書(議事録)の作成IRB側専門家 報告書(議事録)の作成
プロトコールおよびCRF改訂作業 (責任医師、分担医師/医学専門家)
プロトコール確認
病院長(IRB)へ送付
企画専門家(プロトコールおよびCRFの作成を医学専門家に指導する)
信頼性確保のための保証
■ モニタリング
➢ リスクに基づいたモニタリング
症例報告書とカルテのデータの照合作業
組み入れ基準の確認、主要評価項目の確認、有害事象の確認
➢ モニタリングチームは、研究者/CRC/臨床試験部モニタリング専門家で構成
■ 監査
➢ 研究組織外の調査チームの監査により試験の信頼性を保証する
試験計画書
Cloud
症例報告書
症例報告書
症例報告書
症例報告書
症例報告書
症例報告書
症例報告書
SAS data set
EDC
電子カルテ
すべての臨床試験データの一元管理(2014.1−) 30名体制
症例報告書の提出
データの固定モニタリング
評価
作成
保存
解析
医師2名 生物統計学1名 モニタリング経験者2名システム2名 CRP育成対象者1名その他 22名
臨床研究データセンター
2014 New Projects
• 川崎病を対象とした医師主導治験
• 急性脊髄損傷を対象とした医師主導治験
• 神経難病を対象とした医師主導治験
• ARO − Pharmaceu cal company 連携プロジェクト
生物統計相談、データ解析
試験実施計画書の作成・支援
プロジェクトマネジメント
モニタリング・監査
薬事相談・申請の支援
科学的・医学的視点のリード
症例登録、薬剤割付データマネジメント
試験の各種SOPと各種契約の邦文テンプレート提供
AROの機能
(1)総論
• AROとは何かというそもそもの疑問に対して、総論は以下の通り。
• 研究者が研究を開始したときに、研究全体を進めるために面倒を見る組織である。アカデミアとしてシーズから開発を行うことを実現できる組織であり、研究者とともに(研究者と対等の立場で)患者のために新しい医療(医薬品、医療機器)の開発を自ら行う組織である。
(2)各論
上記を実現するための方策として以下の5つの方策が必要であるとした
1. 各大学のAROの機能について
2. 情報や方法論の共有について
3. 臨床試験の質の管理について
4. データセンターの設置と共同利用について
5. 企業との関係について
6. 予算について
進捗状況
Step 1 Step 2 中間まとめ Step 3 Step 4 Step 5
1. 各大学のAROの機能
2. 情報や方法論の共有
3. 臨床試験の質の管理
4. データセンターの設置
5. 企業との関係 TG5
6. 予算 TG5
具体例:企業の組織体制の変換と人材の育成(5年間)トランスレーショナルメディスン
コラボレーション
キャリアパス
プロジェクト
パッション、興味論文、特許
シーズを通した人材育成
ガバナンス 人材の流動性
研究のステージに合わせた人材育成
チームスポーツ
サイエンス
トランスレーショナルリサーチに関わる人材をいかに育成するか?
学生教育(医学、薬学、看護学)
医師、薬剤師、看護師教育(病院スタッフ)
医師、薬剤師、看護師教育(病院スタッフ)
医学薬学府(大学院教育)
専門職教育専門職教育
臨床研究入門 1単位(2010‐)臨床研究応用 1単位(2010‐)臨床研究展開 1単位(2010‐)医薬統計学 1単位(2010‐)創薬キャリアパス特論 1単位(2012‐)医学薬学研究序説・生命倫理学特論
先端医療医学薬学コース(2012‐)
未来医療研究人材養成拠点形成事業「未来医療を担う治療学CHIBA人材育成」(2013‐)
PMDA 連携大学院(医学研究院医療行政学)(2010‐)客員教授3名PMDA 院生7名
医学部探索的先端治療学薬学部医薬品情報学、病院実習「臨床試験部実習コース」
Regulatory science
Regulatory science
PMDAとの人材交流(1998‐)
生物統計学、データマネージメント、プロジェクト管理、医療倫理
グローバル臨床試験学講座 (2014)創薬・臨床薬学講座 (2013)臨床研究・治療評価学講座 (2013)
実習形式の講義 Duke大学などから客員教授を招聘
臨床研究認定制度(2007‐)修了証書発行数 のべ1300名
GCP研修、CPC教育研修、CRC研修、DM研修、統計学研修、モニタリング研修、OJT研修
MS, PhDMS, PhD
海外臨床研究機関への派遣(2011‐)
医学薬学府大学院教育委員会
附属病院臨床試験部教育研修室
博士課程教育リーディングプログラム治療学推進リーダー養成プログラム(2013‐)
教育と人材育成のステップアップ
臨床試験としてのパートナー
• アカデミアの知識や経験を利用できる
• エビデンス作りに貢献可能
• 果たして約束した?研究成果を示すことが可能か
臨床的な位置づけや、エビデンス作成のための臨床試験
の実施をともに行う 「契約研究」
国内治験としてのパートナー
• アカデミアの知識や経験を利用できる
• 国内のKOLと話がしやすい
• そもそもメリットがないCROと一部競合的
• そもそもAROは信頼ができない
国内試験をアカデミックのパートナーとして受託すること
プロトコールの作成、CROのマネージメント
国際共同治験としてのパートナー
• 海外のAROと話がしやすい 日本の医療環境、薬事
• 国内のKOLと話がしやすい
• CROと一部競合的
• 日本の支社と競合的
• そもそもAROは信頼ができない
国際共同試験を海外のAROのパートナーとして受託する
CROが国際共同試験の管理を行っているが、これのARO版特徴は、アカデミックのパートナーによる連携が国際的に
行われており、その一員となること
ベンチャー企業のパートナー
• 大学のインフラ、人材が活用可能
• 公的研究費の申請
• 開発の経験不足
• 資金不足
• 設備不足
ベンチャー企業とともに創薬を行う 大学発のシーズを製
品化するための連携した活動