ヒストンキャンペーンHistone PTM Multiplex Assays
〈研究用試薬〉
同一試料中で複数のヒストン修飾レベルを同時に測定可能 Histone PTM Multiplex Assays
Histone PTM Multiplex Assayとはアクティブ・モティフ社は，複数のヒストンの翻訳後修飾（Post-
Translational Modifications: PTM）を同時に解析することができる製品Histone PTM Multiplex Assayを開発しました。この製品は，Luminex®というフローサイトメトリ－を応用した蛍光測定装置（図1）
を用いて，1つのウェル中で，ナノグラム単位の少量ヒストン試料をハイスループットで解析することができます。酸抽出物または精製済みヒストン中のヒストン翻訳後修飾レベルを多項目で測定できるように，磁気ビーズベースのサンドイッチ ELISAを採用しています
（図2）。まず，特定のヒストン修飾を特異的に認識する抗体が結合した，蛍光ラベル済み磁気ビーズが，試料中のヒストンと結合します。次に，HistoneのC末端を認識するビオチン標識抗体が添加されると，ヒストンに対してサンドイッチの構造をとります。最後に，フィコエリスリン（PE）標識ストレプトアビジンを反応液中に加えてビオチン標識抗体と結合させると，PE蛍光シグナル強度を測定することができるようになります。なお本アッセイは，個々のヒストン修飾の相対値を測定することができるように，ヒストンH3の総量を基にデータを標準化することができるフォーマットになっています。
※本アッセイを行うには，Histone PTM Multiplex Assay Kit（ 商 品 コ ード：33115）お よ び ご 希 望 のHistone antibody-conjugated beadsの両方が必要です。
図 1：Luminex® 200 ™装置Luminex® 200™装置は，蛍光標識磁気ビーズが装置を通過する際に2種類の波長を用いて解析するため，個々のビーズの同定と，PE蛍光度の測定を同時に行うことができる。
図2：Histone PTM Multiplex Assayの模式図ビーズベースのサンドイッチ ELISAにより，酸抽出物もしくは精製済みヒストン中の複数のヒストン翻訳後修飾レベルを測定することが可能です。
キャンペーン期間：2016年5月25日(水)～7月29日(金)受注分まで
Streptavidin-phycoerythrin
Biotinylated Histone H3 Ab
Histone containing PTM
PTM Ab-conjugated bead
Ac
H3
SA-PE
Biotin
Me3
H3H3
SA-PE
Biotin
SA-PE
Biotin
P
10-plex Histone PTM Assay
0
20004000
60008000
1000012000
14000
H3 To
tal
H3K9
ac
H3K9
me1
H3K9
me2
H3K9
me3
H3K4
me3
H3S1
0ph
H3 p
an-a
cety
lH3
K27m
e2H3
K27m
e3
1 µg500 ng250 ng125 ngBlank
Med
ian
Fluo
resc
ent I
nten
sity
(MFI
)
Luminex® は，Luminex社の登録商標です。
図3：10種類全てのビーズを用いたHistone PTM Assay10 種類のHistone PTM antibody-conjugated beadsを用いて，HeLa 細胞中のヒストン修飾量を測定した。蛍光強度の中央値（MFI）生データが示されている。10 種類全てのビーズを1ウェル中で使用しても，アッセイに悪影響を及ぼさないことが分かる。
本アッセイの詳細はこちらからwww.activemotif.jp/catalog/929
〈160601I〉
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