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198 はばたく中小企業・小規模事業者300社

海外八光工業株式会社鹿児島県鹿児島市

地域 わざ 人材

ものづくり サービス

地元機関と連携して研究開発、更にインドネシアへの展開に向けた製品改良を実施

●● インドネシアにてJICA「社会基盤整備に貢献する環境配慮型コンクリート製品普及・実証事業」を実施中である●● 同国バンドン市に産業廃棄物として排出される石炭灰を有効利用することで、耐震性・透水性・吸水性に優れたコンクリートブロックの製造・普及を目指している

所 在 地 鹿児島県鹿児島市喜入中名町1000-20

電話/FAX 099-345-1121/099-345-1122

U R L http://www.hakko-ind.co.jp/company.html

代 表 者 代表取締役廣橋 和己

設 立 1973年

資 本 金 2,000万円

従業員数 58人

企業基本情報

会社概要

配管プラント事業、SLS(Super●Light●Stone)事業、アミノ酸コンクリート事業を展開している。主な実績として、JX喜入石油基地㈱、日本ガス鹿児島工場(LNGタンク)、九州電力山川発電所(地熱発電所)、南日本銀行●脇田支店、南日本銀行●喜入支店、鹿鹿児島銀行喜入支店、鹿児島県鹿児島市石谷児童クラブ等が挙げられる。

JX喜入石油基地㈱タンカー排出ガス処理設備

革新的な製品開発や創造的なサービスの提供に関する取組の内容

地元機関との産学連携で水質浄化を促すコンクリートを開発2008年2月に経済産業省の新事業活動促進支援補助金(新連携支援事業)

に鹿児島県第1号として認定され、鹿児島大学、鹿児島共和コンクリート工業株式会社、株式会社オパール等地元協力機関との産学連携で、水質浄化を促すアミノ酸コンクリートを共同開発した。また、福島県いわき市に同社東北工場を建設して稼働するなど、地元以外の地方創生にも取り組んでいる。

インドネシアでの事業展開を推進コンクリート固化材「YHR液」、及び同液を添加して製造する環境配慮型コ

ンクリート製品SLS(Super●Light●Stone)ブロックを開発した。また、JICA中小企業海外展開支援事業 普及・実証事業をインドネシア

にて実施中である。インドネシアにおける、経済成長に伴うインフラ整備のニーズ及び自然災害の頻発に対する防災対策のニーズに応える製品として、耐震強度・透水性・吸水性に優れたコンクリートブロック製品を開発した。

即時脱型製品試験成形機(インドネシア)

革新的な製品開発や創造的なサービスの提供に関する取組のポイント

性能面・価格面での優位性を確保するための取組みを実施SLSブロック製品のインドネシア国における現地ニーズおよび技術レベ

ルへの適応性を高めるために、石炭灰を原料とし、更にその他の資材についても現地調達を行う計画とし、テストブロック製造を経て現地材料に最適な配合のブロック製造を進めている。これにより、当該国の既存製品と比較して、性能に加えて価格において優位性の高い製品を提供するために改良を進めている。

SLSブロック施工実績(かごしま健康の森公園)

はばたく中小企業・小規模事業者300社 199

海外

地域

わざ

人材

海外農業生産法人株式会社伊江牛沖縄県国頭郡伊江村

地域 わざ 人材

ものづくり サービス

経産牛の肉質改良技術により、人口減少の進む離島での独自ブランド確立

●● 伊江村は沖縄本島よりフェリーで30分かかる離島で人口減少が続いている●● 2013年2月に農林水産省より第6次産業化認定を受け、伊江島の活性化に繋がる事業を実施している

所 在 地 沖縄県国頭郡伊江村字西江前1901番地

電話/FAX 0980-49-2992/0980-49-2985

代 表 者 代表取締役名嘉 亜依子

設 立 2012年

資 本 金 5,000万円

従業員数 12人

企業基本情報

会社概要

自社ブランド牛である伊江牛の肥育・加工・小売及び伊江牛をメインとした飲食店を営む会社であり、畜産により生まれた子牛の販売及び、役目を終えた母牛を一定期間肥育し加工・小売を行っている。

商品

革新的な製品開発や創造的なサービスの提供に関する取組の内容

島の活性化に向け地域ブランド確立に貢献伊江村は沖縄本島よりフェリーで30分かかる離島で人口減少が続いている。高校がないため進学に合わせて若年層が島を離れるハンディがあり、当社事業の活性化が島の活性化にもつながる。伊江村の牛は牧草が良いため良質と言われており、子牛は全国に販売され、飼育後は地域ブランド化されて人気を博している。そのことが伊江村の知名度を高めることにもつながっている。

経産牛の肉質改良技術を確立・維持出産の役目を終えた母牛(経産牛)は一般的に肉質が悪く固いと言われているが、当社独自の技術で配合したエサを使い一定期間肥育した経産牛を当社独自の技術で解体・熟成させる事で良質な肉へと改良させる技術を持っている。上記技術の流出を防ぐため、エサの配合は当社代取及びその一族で行い、解体・熟成については担当する従業員(職人)と秘密保持契約を結ぶことにより、情報流出を防ぐ取組を行っている。

伊江牛

革新的な製品開発や創造的なサービスの提供に関する取組のポイント

ブランド確立に向けて多様な取組を強力に推進伊江牛の商標は現状当社のみが使用しており、優位性がある。良質な牧草に恵まれて育った肉牛は良質であり、高い人気を博している。自社ブランド商品の認知度を高める為、那覇市内及び近郊に伊江牛をメインとした飲食店出店を実施する等、強力なリーダーシップで事業展開を行っている。

商品

生産性優良企業

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