EDUPUB TOKYO 2014の日本関係の話題についてJEPA 村田 真
2014.09.18
EDUPUBとどう付き合うか?
使えるものは使う、使えないものは使わない
うまく行きそうなら関わる
言語・文化に関係する部分については注意が必要。あとで不利にならないように…
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固定レイアウト
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EDUPUBの現状
固定レイアウトは禁止はされていないが、推奨されてるわけでもなく、詳細は定まっていない。
日本ではイメージベースの固定レイアウトがほとんど
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昨日のパネル
教科書会社
IT企業
韓国の電子書店
フィリッピンの出版も手がけるIT企業
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固定レイアウトが必要な理由
高い学習効果を上げるために工夫をこらしたレイアウトを使いたい
紙の教科書との共存
作成工数
InDesignから容易に作れること
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固定レイアウトのための拡張
HTML側には情報を追加できない
collection(EPUB 3.0.1)に情報を追加して、ユーザインタフェースを指定する(日立ソリューションズ)
IDPF側も好意的、デジタルマガジンでも同様の意見あり
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アクセシビリティについての懸念
弱視者のために大きいフォントで表示したい
読み上げをしたい
障害者を理由とする差別の解消の推進に関する法律(差別解消法、平成28年から施行)
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リフローとの共存
健常者には使い物にならないものでいいからアクセシビリティのためにリフローを!
一部だけリフローにして、固定レイアウトからリンクするという試み(東京書籍)
リフロー版の教科書を提供するのは不可能?
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EPUB/EDUPUBでどうするか
EDUPUBでは、イメージ中心の固定レイアウトを教科書に使うなら、リフロー版の教科書も同梱することが決まっている
二つの版をひとつのEPUBファイルに入れるための仕様がある(IDPFのMultiple Renditions)
アクセシビリティ専用のものであって、普通に健常者が読むためのものでないことを宣言する機構?
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私見
固定レイアウトに賛成
EDUPUBにより明確に位置づけるべきだし、必要ならEPUB/EDUPUBを拡張すべき
「デジタル教材の標準化」でも、固定レイアウトを重視することを去年から主張してきた
固定レイアウトを克服したい
Web及びEPUBの本流はHTML
固定レイアウトの必要性は認めるが、袋小路という思いは避けがたい
真にデジタル時代の学習効率を高めるものは固定レイアウトではないはず
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テスト・ドリル
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現状
先生の側の負担の大きさ(作問、監督、回収、採点、集計、配布など)
結果をただちに生徒が確認できない
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テストにかかわる業務フロー
教材会社 教材会社
学校
学校
問題交換
問題提供
採点
記入
配布
分析
問題提供
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IMSのQTI
代案がない
批判も多い
複雑、機能が多すぎる、必要な機能が足りない、古いHTMLがベース
日本固有の事情
縦書きとルビがない
漢字書き取り
HTML5ベースの再構成が始まる
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LTI
教育用のいろいろなサービス・ツールをつなげるための仕様
IMSの仕様のうち、もっともよく使われているもの
おそらく日本でもそのまま使える
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