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IBM Systems Director

Active Energy Manager 4.4.1 導入ガイド

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2012 年 8 月 初版

発行: レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社

担当: テクニカル・セールス

Microsoft、WindowsおよびWindowsロゴは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標

です。

Intel、Xeonは、Intel Corporationの米国およびその他の国における商標です。

他の会社名、製品名、およびサービス名等はそれぞれ各社の商標または登録商標です。

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お願い

本書に記載されている情報とそれに対応する製品をご使用になる前に、「本書をご利用になる前に」の事項

を必ずご確認ください。

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本書をご利用になる前に

当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex Systemなどを活用することを目的として作

成しました。

詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照ください。

当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社およびLenovo Enterprise

Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであり、LES

はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。

当技術資料の個々の項目は、LESにて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な結果

が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様自身の環

境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いい

たします。

Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社

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目次

お願い .................................................................................................................................................. 3

本書をご利用になる前に ..................................................................................................................... 4

目次 ..................................................................................................................................................... 5

要約 ..................................................................................................................................................... 7

1. 概要 .............................................................................................................................................. 8

2. Active Energy Manager を導入する前に .................................................................................. 9

2.1. Active Energy Manager を導入するサーバーの前提確認 ................................................. 9

2.2. Active Energy Manager をサポートする管理対象システムの確認 .................................. 10

2.3. 本ガイドで紹介する構成 .................................................................................................... 10

2.4. 本ガイドの手順概要 ........................................................................................................... 10

3. Active Energy Manager の導入 ................................................................................................ 11

3.1. Systems Director 6.3 の導入 ............................................................................................ 11

3.2. Systems Director 6.3.1 への更新 ..................................................................................... 11

3.3. Active Energy Manager 4.4.1 のアクティブ化................................................................ 12

4. 管理対象システムの登録 ........................................................................................................... 14

4.1. 前提確認 ............................................................................................................................. 14

4.2. 管理対象システムの登録手順 ............................................................................................ 14

4.2.1. プリセットされているリソース・タイプを用いてディスカバリーを実施する方法 . 15

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4.2.2. プロトコルを指定してディスカバリーを実施する方法 ............................................. 18

4.2.3. Out-of-band 構成の確認方法 ..................................................................................... 23

5. Active Energy Manager を使用した管理 ................................................................................. 25

5.1. 消費電力のモニター ........................................................................................................... 25

5.2. 電力使用量の管理(Power Capping) .............................................................................. 33

参考資料 ............................................................................................................................................ 38

製品マニュアル.............................................................................................................................. 38

その他の資料 ................................................................................................................................. 38

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要約

本書は IBM Systems Director のプラグインである Active Energy Manager (AEM)について取り上げま

した。

AEM を利用し、システム装置の実消費電力を監視・管理する環境の構築手順と管理操作例をステップ バイ ス

テップ

で紹介しています。

活用局面: □ 提案時 ■ 構築時 □ 運用時

情報 : □ Marketing ■ Technical

シリーズ : ■ 単発 □ 定期発行

対象機種: □ 全機種 ■ 特定機種 (Active Energy Manager がサポートするシステム装置)

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1. 概要

IBM Systems Director Active Energy Manager は、IBM Systems Director 用のプラグインです。Active

Energy Manager を使用してSystem x サーバーの電源および冷却需要をモニターし、管理します。それ以

外のシステムについても、PDU、センサー、ファシリティー・プロバイダーを組み込み、データ・センター内の

エネルギー使用量を把握することも可能です。

本書では プラグインであるActive Energy ManagerのベースとなるSystems Directorの管理サーバー・コンポ

ーネントの導入からActive Energy Managerのアクティブ化についてステップ バイ ステップで紹介し、Active

Energy Managerの基本的な設定方法についても説明しています。

Active Energy Managerには消費電力/温度の情報を表示する無償機能と、省電力機能を提供する有償機

能があります。当ガイドで紹介している電力使用量の管理(Power Capping)は有償機能に含まれます。有償

の機能につきましては、90日間機能をお試し頂くことが可能です。十分に検証された上でお求めいただくこ

とも可能です。オーダーの際には、下記製品番号をご用命ください。

Active Energy Manager関連の製品

製品番号 名称

46D1008 Director Active Energy Manager x86 V4.1(ライセンス+新規1年サブスクリプシ

ョン) 46D0969 Director Active Energy Manager x86 V4.1(継続用1年サブスクリプション)

46D0970 Director Active Energy Manager x86 V4.1(期限切れ用1年サブスクリプション)

46D0968 Director Active Energy Manager x86 V4.1(CD Media Pack)

Systems Director Standard Editionをお求めの場合には、Active Energy Managerプラグインは標準でバンド

ルされております。

システム装置にバンドルされているSystems DirectorおよびActive Energy Managerをご利用の場合には、利

用ライセンスの有償・無償を問わず、ソフトウェア保守は含まれません。別途「ServicePac for System x –SW」

もしくは「IBMサポートライン」をお求めください。

ServicePac for System x - SW

http://www.ibm.com/services/jp/index.wss/offering/its/b1333897

IBM サポートライン

http://www.ibm.com/services/jp/index.wss/offering/its/a1009397

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2. Active Energy Manager を導入する前に

本章では Active Energy Manager の導入を検討されている方を対象に、事前に確認すべき点を説明しま

す。

Active Energy Manager は IBM Systems Director のプラグインとして提供されています。

IBM Systems Director 6.3 以降のバージョンでは、管理サーバー・コンポーネントの導入時に Active

Energy Manager も併せてインストールされます。従って、管理サーバーのコンソールからアクティブ化の作

業を実施するだけで導入は完了です。

電力の管理を行う管理対象システムについては、Systems Director エージェントを導入する必要はありませ

ん。ただし、サポートの表明されているサーバーであることが前提です。

2.1. Active Energy Manager を導入するサーバーの前提確認

正常に動作する環境であることを確認するために、次の資料を参照します。

1. ハードウェア要件の確認

Active Energy Manager をアクティブ化した管理サーバーにおいて、正常に動作させるために必

要なハードウェア構成の要件を確認します。この要件は、管理サーバーの要件に追加されるもの

です。管理サーバーの要件は資料中に記載されている参照先をご確認ください。

ハードウェア要件

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.director.aem.helps.doc%2Ffrb0_r_hardware_requirements.html

2. ソフトウェア要件の確認

管理サーバーがサポートするOSと同一です。Systems Directorの管理サーバーがサポートするOS

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については下記をご確認ください。

サポートされるオペレーティング・システム

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.director.aem.helps.doc%2Ffrb0_r_supported_operating_systems.html

IBM Systems Director 管理サーバーのバージョンに応じてActive Energy Managerのバージョンも

異なります。 IBM Systems Director 6.3に収録されているActive Energy Managerは4.4、IBM

Systems Director 6.3.1ではActive Energy Manager 4.4.1です。本ガイドでは、ガイド作成時点で最

新版のIBM Systems Director 6.3.1とActive Energy Manager 4.4.1の環境をベースとしています。

2.2. Active Energy Manager をサポートする管理対象システムの確認

Active Energy ManagerはSystem xサーバーなどのハードウェア製品に組み込まれたエネルギー・コンポー

ネントの測定、モニター、管理を行うため、Active Energy Managerを使用する場合は管理対象システムが

Active Energy Managerをサポートする製品であることを確認する必要があります。サーバー自身はActive

Energy Managerに対応する場合であっても、サポートされるバージョンも併せて確認する必要があります。サ

ポートする管理対象システムの一覧は下記をご参照ください。

※最新版の資料は英語で公開されています。Webブラウザーの言語設定を英語にすることで、バージョン

4.4.1にてサポートされるシステムが表示されます。

管理対象システム

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.director.aem.helps.doc%2Ffrb0_r_HW_reqs_managed_systems.html

2.3. 本ガイドで紹介する構成

本ガイドでは、System x3650 M4 を管理対象システムとして使用しActive Energy Managerを使用した消費

電力管理について解説します。

また本ガイドでの管理対象システムは、Active Energy ManagerをサポートするIntegrated Management

Module II(IMM2)搭載のSystem xを前提としています。

2.4. 本ガイドの手順概要

本書では以下の手順でActive Energy Managerを導入・アクティブ化し、System xサーバーの消費電力を監

視・管理する設定を行います。

1. 管理用サーバーへのSystems Director 管理サーバー・コンポーネントのインストール

2. 管理サーバーのアップデート

3. 管理サーバーでの Active Energy Manager のアクティブ化

4. 管理サーバーへの管理対象システムの登録

5. Active Energy Manager を用いた管理対象システムの消費電力モニター機能の確認・モニター・データ

の保存

6. Active Energy Manager を用いた管理対象システムの消費電力上限値の設定(個別設定)

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3. Active Energy Manager の導入

本章では、Active Energy Managerをアクティブ化するまでの手順を説明します。

Active Energy Manager 4.4.1は、Systems Director 6.3.1を導入することで同時に導入されるプラグインです。

直接Systems Director 6.3.1を導入する方法は提供されておりませんので、Systems Director 6.3を導入した

後、更新マネージャーを使用して更新パッケージを適用した後、Active Energy Managerの機能をアクティブ

化する手順を実施する必要があります。

Active Energy Managerアクティブ化までの流れ

3.1. Systems Director 6.3 の導入

Systems Director 6.3 管理サーバー・コンポーネントの導入方法について本書では手順を省略します。別途

公開されている以下の資料をご参照ください。

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Windows版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031CF97

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Linux版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031EBFF

3.2. Systems Director 6.3.1 への更新

管理サーバーの導入が完了した後、更新パッケージを適用します。Systems Director 6.3.1への更新手順に

ついては、以下の資料をご参照ください。

IBM Systems Director 6.3 パッチ適用ガイド

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/ISDUPDATEGUIDE63X

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3.3. Active Energy Manager 4.4.1 のアクティブ化

1. [ホーム]画面の[プラグイン]タブを選択します。タブ内の右上に[アクティブ化する追加のプラグイン]と

して[Active Energy Manager 今すぐアクティブ化する]を選択します。

2. 以下のメッセージが表示されますので管理サーバーのサービスを再起動します。

※管理サーバーのサービスを再起動する手順については、次のページに紹介しています。

3. 管理サーバーのコンソールを起動し、ログインします。

「ホーム」画面の「プラグイン」タブに、「Active Energy Manager」が追加されていることが確認できれ

ば、アクティブ化は完了です。

※永久ライセンスのインストールについては、下記製品ドキュメントをご参照ください。

Active Energy Manager 永久ライセンスのインストール

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_t_installing_license.html

IBM Systems Director Standard Editionをお使いの方は、下記をご参照ください。

Installing IBM Systems Director Standard Edition for IBM x86 http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.editions.doc/editions_x86_standard_t_installing.html

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管理サーバーのサービスを再起動する方法 管理サーバーのサービスを再起動する方法は、プラットフォームによって異なります。

Windowsの場合

コマンド プロンプトを起動し、次のコマンドを実行します。

(1) Systems Director のサービスを停止する > net stop dirserver

(2) サービスが停止したら Systems Director のサービスを開始する > net start dirserver

(3) Systems Director のサービスがアクティブになることを確認する タスクトレイのアイコンが以下の状態になることを確認します。

Linuxの場合

次のコマンドを実行します。

(1) Systems Director のサービスを停止する # /opt/ibm/director/bin/smstop

(2) サービスが停止したら Systems Director のサービスを開始する # /opt/ibm/director/bin/smstart

Systems Director のサービスがアクティブになることを確認する # /opt/ibm/director/bin/smstatus -r

アクティブ

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4. 管理対象システムの登録

Active Energy Managerを使用して管理対象システムの消費電力を管理するためには、まず管理対象システ

ムを管理サーバーに登録する必要があります。管理対象システムとの通信には、Out-of-band通信を用いま

す。IMM2を登録します。本章では、System x サーバーの登録について説明します。

4.1. 前提確認

管理サーバーへIMM2搭載System xを登録する前提として、次の点を事前に確認します。

IMM2に静的IPアドレスを設定し、管理サーバーからネットワークの疎通ができていること

管理対象システムと管理サーバー間においてファイアーウォールの設定が適切に実施されていること

IMM2の設定・操作に関しては下記資料をご参照ください。

Integrated Management Module II (IMM2) 操作ガイド

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-03F54F2

Integrated Management Module II (IMM2) 関連 FAQ

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-037ABAB

Systems Directorが使用するネットワークポートについては下記製品ドキュメントをご参照ください。

使用可能なすべてのポート

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.plan.helps.doc/fqm0_r_all_available_ports.html

4.2. 管理対象システムの登録手順

管理サーバーが管理対象システムを識別し、管理可能な状態にするためのプロセスをディスカバリーと呼び

ます。ディスカバリーの方法にはいくつかの方法があります。ここでは、あらかじめプリセットされているリソー

ス・タイプを使って検出する方法…(1) および 管理対象システムとの通信に使用するプロトコルをあらかじ

め指定して検出する方法…(2) について説明します。簡単な操作でディスカバリーを実施する場合には(1)

を選択します。ただしこの場合、Systems Directorが管理対象システムを管理する際に使用する全てのプロト

コルを使用して、ディスカバリーを行います。通信に使用するプロトコル(※)を具体的に把握しており、使用

するプロトコルを限定してディスカバリーを行いたい場合は (2) を選択してください。

※IMM/IMM2が搭載されているサーバーをディスカバリーする場合は、"SLP"を使用します。BMCが搭載さ

れているサーバーをディスカバリーする場合は、"IPMI"を使用します。

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4.2.1. プリセットされているリソース・タイプを用いてディスカバリーを実施する方法

1. 管理サーバーのコンソールへログインします。

2. コンテンツ・フレームの[初期セットアップ]タブ内にある[システム・ディスカバリー]を選択します。

3. コンテンツ・フレームに[システム・ディスカバリー]ページが表示されます。次の値を入力し、[今すぐ検

出]ボタンを選択します。

項目名 設定値

ディスカバリー・オプションの選択 単一 IPv4 アドレス

IPアドレス IMM2のIPアドレス

検出するリソース・タイプの選択 サーバー

4. ジョブが開始されたことを示すメッセージが表示されますので、[プロパティーの表示]を選択します。

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5. 進行状況が表示されます。100%になりましたら、[検出されたシステム]のタブを開きます。[アクセス]列

が[アクセス不可]になっているリンクを選択します。

6. [アクセスの要求]ページへ遷移します。IMM2のユーザーIDおよびパスワードを入力し、[アクセスの要

求]を選択します。認証を開始します。

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7. [アクセス]列が[OK]になりましたら、認証は完了しました。登録完了です。

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4.2.2. プロトコルを指定してディスカバリーを実施する方法

1. 管理サーバーのコンソールへログインします。

2. コンテンツ・フレームの[初期セットアップ]タブ内にある[システム・ディスカバリー]を選択します。

3. コンテンツ・フレームに表示されたページの[拡張タスク]から[新規プロファイルの作成]を選択します。

4. [ディスカバリー・プロファイル]ウィザードが開始されます。[ようこそ]ページが表示されますので、[次へ

>]を選択します。

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5. [プロファイル・プロパティー]ページへ遷移しますので、次の項目を入力します。

入力しましたら[次へ >]を選択します。

項目名 設定内容

プロファイル名 任意の名前を指定します。

リソース・タイプ サーバー

リソース・サブタイプ サービス・プロセッサーのある System x サーバー

6. [プロトコル選択]ページへ遷移しますので、[Service Location Protocol (SLP) ディスカバリー]を選び、

[次へ >]を選択します。

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7. [Service Location Protocol (SLP) 構成]ページへ遷移しますので、管理対象システムのIPアドレスを

①[単一IPアドレスまたは範囲の開始]に入力します。複数のシステムを同時に検出する場合には、[検

出するIPアドレスの指定方法を選択してください]から[IPアドレスの範囲の追加]を選び、[範囲の開始]

および[範囲の終了]にIPアドレスを入力します。IPアドレスを指定しましたら、②[組み込み]を選択しま

す。[IPアドレス]のリストに追加されたことを確認の上、③[次へ >]を選択します。

① ②

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8. [アクセス要求]ページへ遷移します。ここでは、検出する管理対象システムのユーザーIDおよびパスワ

ードを入力します。情報を入力しましたら、[次へ >]を選択します。

9. [サマリー]ページへ遷移します。内容を確認の上、[完了]を選択すると、新規にディスカバリー・プロフ

ァイルが生成されます。

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10. 元のページへ戻りますので、[今すぐ検出]を選択します。

11. ジョブが開始されたことを示すメッセージが表示されますので、[プロパティーの表示]を選択します。

12. 進行状況が表示されます。100%になりましたら、[検出されたシステム]のタブを開きます。正常に検出

されている場合、リストに対象が表示され、[アクセス]列は[OK]となっています。登録が完了しました。

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4.2.3. Out-of-band 構成の確認方法

管理対象システムが正しくOut-of-bandの構成で登録できているか次の点を確認することで明らかになりま

す。

チェックポイント

[プロパティー]画面において、管理コントローラー・タイプが[統合管理モジュール II]もしくは

[integrated-management-module II]となっている。

[アクセスの構成]画面において、「CIM」のプロトコルが登録され、[アクセスの状態]が[OK]となって

いる。

チェックポイントの確認手順を説明します。

1. コンソールにログインしている状態において、ナビゲーション・フレームから[リソース・エクスプローラー]

を選択します。

2. コンテンツ・フレームから[すべてのシステム]グループを選択します。

3. 確認したい管理対象システムを選択します。

4. [一般]タブの[管理コントローラー・タイプ]の項目を参照します。[統合管理モジュール II]もしくは

[integrated-management-module II]となっていることを確認します。

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5. [アクション]ボタンをクリックし、[セキュリティー]から[アクセスの構成]を選択します。

6. [アクセスの構成]ページが表示されますので、[アクセス・タイプ]列に「CIM」のプロトコルが登録され、

[アクセス状態]列が[OK]となっていることを確認します。Out-of-bandの構成が正常になされていること

が確認できました。

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5. Active Energy Manager を使用した管理

本章では、第4章 管理対象システムの登録 で登録した管理対象システムの消費電力の管理について説

明します。x3650 M4を管理対象システムとしたリアルタイムの消費電力のモニターについて、また単体サー

バーの消費電力の制御についても紹介します。

5.1. 消費電力のモニター

1. 管理サーバーのコンソールへログインします。

2. ナビゲーション・フレームの[エネルギー]を展開し、[Active Energy Manager]を選択します。

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3. コンテンツ・フレームにActive Energy Managerの管理画面が表示されます。[モニター]メニューの下にあ

る[参照]ボタンを選択します。

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4. [コンテキスト選択機能]が表示されますので、左側の使用可能な[すべてのターゲット]から管理対象シ

ステムを探します。ターゲットが多く表示されていない場合には、次のページを表示させるか、[テーブル

の検索…]に管理対象システムの名称を入力して[検索]を選択します。

ターゲットを見つけたら、[選択]列のラジオボタンを選択した後、[追加 >]ボタンを選択します。[選択済

み]リストに表示されましたら、[OK]を選択します。

5. Active Energy Managerの管理画面へ戻ります。[参照]ボタンの左にあるドロップダウンリストに管理対象

システムが追加されていることがわかりますので、[Active Energy 情報の表示]を選択します。

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6. 現在の電力に関する情報が表示されます。

このページでは、以下のような監視可能な項目が詳細欄に表示されます。

Active Energy Managerにおいて表示することの可能なSystem xサーバーに関するプロパティー

・Active Energy Managerのサポート・レベル ・最小保証電力上限値

・計測 ・最大電力上限値

・最終計測日時 ・省電力

・定格電力 ・パフォーマンスを電力よりも優先

・平均入力電力 ・適用済みポリシー

・平均入力電力(外部的に計測) ・エネルギー料金

・平均出力電力 ・通貨タイプ

・最小出力電力 ・冷却率定数

・室内温度 ・計測がアクティブ

・室内温度(外部的に計測) ・計測デバイス

・排気温度 ・冷却装置

・温度(外部的に計測) ・計測間隔

・有効CPU速度 ・スタンバイ入力電力

・電力上限値制御 ・スタンバイ出力電力

・電力上限値の変更 ・サーバー始動時間

・電力上限値 ・電力サイクル

・最小電力上限値 ・推奨最大電力サイクル

各項目の説明につきましては、下記製品ドキュメントをご参照ください。

Active Energy プロパティー: System x サーバー

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_t_properties_server_x.html

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7. 測定結果をグラフ表示することが可能です。[タスク]ボックス内の[傾向データ]を選択します。詳細欄の

情報のうち、主要な情報についてグラフ形式で表示されます。

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[排気温度]、[室内温度]、[有効CPU速度]は別のグラフとして電力のグラフの下に表示されます。

8. グラフの表示期間はデフォルトでは1時間です。変更するには、グラフ左上の[期間]ドロップダウンリスト

から期間を選択します。

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9. 表示されているグラフは画像として保存することが可能です。グラフ上で右クリックし、Webブラウザーの

画像を保存するメニューにて保存します。

※以下の操作例はFirefoxの場合です。

10. モニター・データをcsvとしてエクスポートするには、グラフエリア左上のエクスポートボタンをクリックしま

す。Webブラウザーのファイルを開くメニューが表示されますので保存します。

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11. モニター間隔はデフォルトでは5分間に設定されています。特定の管理対象システムについてモニター

間隔を変更するには、項番6 にて表示した[Active Energy]タブの下端にある[編集…]ボタンを選択し、

[計測間隔]を変更して[OK]を選択します。

監視しているすべての管理対象システムすべての計測間隔を変更する場合には、コンソールのナビゲ

ーション・フレームにある[設定]→[Active Energy Manager]を選択し、[Active Energy Manager 設

定]ページを表示します。[デフォルト計測間隔]を変更することで、計測間隔が変更した時間間隔になり

ます。

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5.2. 電力使用量の管理(Power Capping)

前節ではActive Energy Managerにおいて電力に関する情報の参照方法を説明しました。ここでは、Active

Energy Managerの肝となる機能であるPower Cappingについて説明します。

Active Energy Managerでは、現在の電力使用量を計測することにとどまらず、電力上限値を設定することが

可能です。電力上限値を設定すると、システムの電力使用量は、この設定で定義された値以下に留まるよう

になります。

1. Active Energy Managerの管理画面にある[管理]メニューの[管理タスク]ボックス内にある[電力上限値

モードの設定]を選択します。

2. すべてのターゲットから管理対象システムを①選択し、②[追加 >]を選択します。[選択済み]のリストに

追加されましたら、③[OK]を選択します。

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3. [電力上限値制御]のページが表示されます。[電力上限値制御のアクティブ化]を選択します。上限値

タイプとして[絶対値(ワット)]を選択し、出力電力上限値を調整します。[保存]を選択します。

※上限値はシステムやサーバー内に搭載されるコンポーネントの数などによって変わります。

4. 5分程度待った後、再び[アクティブ・エネルギー情報の表示]を選択します。

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5. [入力電力上限値制御]が[アクティブ]になり、[入力電力上限値]が先ほど設定した値になっていること

がわかります。

6. [タスク]ボックスから[傾向データ]を選択します。

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7. グラフ上でも入力電力上限値が設定され、実際にCappingが実施されていることがわかります。

8. 今回の設定が処理されたことをActive Energy Manager関連のイベント・ログを参照して確認します。

Active Energy Managerの管理画面の[状況]メニューにある[状況タスク]内の[イベント・ログにアクセス]

を選択します。

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9. 電力上限値が変更され、アクティブ化されたことがログ上からも確認できます。

以上がActive Energy Managerの持つ基本的な機能の紹介となります。

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参考資料

製品マニュアル

IBM Systems Director 6.3 InfoCenter ディスカバリー・プロファイル

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.discovery.helps.doc/fqm0_c_discovery_profiles.html

Active Energy Manager V4.4 InfoCenter Active Energy Manager への管理対象リソースの

追加 (V4.4):

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_t_adding_managed_objects.html

Active Energy Manager V4.4 InfoCenter Active Energy プロパティーの操作

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_t_viewing_aem_properties.html

Active Energy Manager V4.4 InfoCenter 傾向データの表示

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_r_trend_pane.html

Active Energy Manager V4.4 InfoCenter 電力上限値の設定

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_t_power_cap.html

Active Energy Manager V4.4 InfoCenter 電源ポリシーの作成と設定

http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/director/pubs/topic/com.ibm.director.aem.helps.doc/frb0_t_work_with_power_policies.html

その他の資料

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Windows版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031CF97

IBM Systems Director 6.3 導入ガイド(Linux版)

http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031EBFF


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