~これから始める人と
これから始める人に
教える人のための
ちょっとしたおはなし~
日本MySQLユーザ会会(MyNA会) in 長野 2017
2017/05/13(土)日本MySQLユーザ会(MyNA)坂井 恵(@sakaik)
このセッションのめあて
•これから始める人
• MySQLを学んでいくための全体的なイメージをつかむ
•もう十分に、またはある程度は使っている人
• なにかの再発見
• 人に教えるときのヒントを得る
メニュー
•データベースってそもそも、なに?
• MySQLの基本情報を知っておこう
• MySQLを学ぶためのスキルセット、フェーズ
自己紹介
•坂井 恵(さかいけい)
•だいたいどこでも @sakaik• Twitter, facebook, はてダ
•千葉県から来ました。• 上野駅から電車で1本。つまりここから電車で2本
•属性• オラクれる
• ポスグれない
• マイエスキューエる
アンケート(レベルチェック)
アンケート(レベルチェック)
1.データベース
そもそも「データベース」って?
•データを貯めておくしくみ、場所
• vs 変数、配列など
• vs ファイルに書き込んで保存
→安定した実装を行うのは結構大変
データ管理のしくみを
自分で実装するのは大変?
•いろんな人が更新したときへの考慮
•データが増えた時の考慮
→そこで専用のしくみ(プログラム)
=データベース
そこで「データベース・ソフト」
•一般には「データベース管理システム(DBMS)」と呼ばれる
•データを• 安全に
• 高速に
• (比較的)ラクに
取り扱えるしくみを提供
2.RDBMSRelational DataBase Management System
RDBMS
いろんなデータの管理方法(保存方法)がある中で、
•「リレーショナルモデル」っていう考え方で、データを扱うやつ。
見かけ上は、
•「テーブル(表(ひょう))」
でデータを扱うものだと思って良い。おおざっぱですけど
RDBMS
テーブルって美しい!
結合したり、
抽出したり、
射影とったりしても、
いつでも、いつまでも「テーブル」の形。
RDBMS
いろんな実装:
非オープンソース
Oracle, MSSQL, DB2
オープンソース
MySQL, PostgreSQL
どれを選ぶ? >お好きなように
3.MySQL
MySQL:基本情報
「世界でもっとも普及している、
オープン ソース データベース」
Since 1995頃
MySQLキーワード
•オープンソース
•ストレージエンジン・アーキテクチャ
•レプリケーション
MySQLキーワード
•オープンソース
→ 動作がわかる
→ 改善提案ができる
→ だけど、デュアルライセンス
•ストレージエンジン・アーキテクチャ
•レプリケーション
MySQLキーワード
•オープンソース
•ストレージエンジン・アーキテクチャ(ストレージエンジンとは、データを保存する仕組みのこと)
→ ストレージエンジン部分を切替可能
→ 古くは InnoDB vs MyISAM
•レプリケーション
MySQLキーワード
•オープンソース
•ストレージエンジン・アーキテクチャ
•レプリケーション
→ データのコピーを別のMySQLサーバに転送するしくみ
→ 初期からある、MySQLの特徴的な機能
MySQL: 今知っておくべきバージョン
5.7.x
8.0.x
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MySQL: 今知っておくべきバージョン
5.7 を知るには?
• 奥野幹也氏著
• 2016年8月刊
• MySQL 5.7の進化部分だけに絞った本
• 背景の説明もしっかりなので、「MySQL Internals」な入門書としてもオススメ
『詳解MySQL 5.7』(おさかなさんの本)
MySQL: 今知っておくべきバージョン
を知るには?
このあと スグ!!!
8.0
最近のMySQL バージョンの変遷
5.7
5.65.1
5.0
6.0
5.55.4(2005) (2010)
(2013)
(2015)
(2008)
8.0(2018?)
主な歴史 ~進化と買収の歴史
青色:MySQL AB 時代
灰色:Sun Microsystems 時代
赤色:Oracle 時代
aktiebolag
4.MySQLを学ぶ
MySQLスキルセット
•まず触ってみる• 始めなければ始まらない!
• 見よう見まね
•ある程度のクエリを書けるようになる• 指示されたクエリを
• 欲しい情報を自由に
• +テーブル設計
• MySQLの設定とかをできるようになる
•チューニングができるようになる
これから始める人たちへ
怖がらず触ってみよう一発でちゃんとできないとボロクソ言われるような空気がある昨今ですが、とにかく触ってみないと身につかない。
・環境の作り方を身につけると・何度壊しても気軽にやり直せる・どんどん触って、ひとつひとつの「体験」を自分のモノにしていこう!
そして
・自分が得たものを、ひと様の目にどんどん晒そう
~おしまい~