日本オラクル株式会社システム事業統括本部 基盤技術本部 Grid Center2009/4/17
Oracle Real Application Testing と NetApp SnapManager for OracleによるOracle Databaseアップグレードテストの革新
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
2
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。
Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
他社名又は製品名は、それぞれ各社の商標である場合があります。
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
3
Agenda
• Oracle Databaseアップグレードの課題
• ソリューションの価値
• NetApp SnapManager for Oracle• Oracle Real Application Testing• NetApp SMO + Oracle RAT 検証
• 検証環境
• 検証シナリオ 『9i R2から11g R1へのアップグレード時のテスト』
1. 本番環境における負荷の取得
2. NetApp SMOによるOracle Databaseのクローニング
3. Oracle Databaseのアップグレード
4. テスト環境における本番負荷の再現
• まとめ
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
4
Oracle Databaseアップグレードの課題
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
5
Oracle Databaseアップグレードの課題アップグレードを検討する主な背景
• 旧バージョンを利用し続けるリスク
• 業務拡大による処理性能不足
• 法規制・指針の変更に伴なう保持データ量の増大
• メインサポートが最新バージョンに移行し、旧バージョンでは保守リスクが拡大
• バージョン差の拡大による、アップグレードの複雑化
• 上位アプリケーションのバージョンアップによる非対応の可能性
• これらの課題を定期的なアップグレードで解決可能
• 最新バージョンの新機能を採用
• Ex1. Enterprise Managerによる、パフォーマンス・チューニングの自動化
• Ex2. Advanced Compression Optionによる、ストレージ圧縮
• 手厚いサポートを受けることが可能
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
6
Oracle Databaseアップグレードの課題アップグレードテストの必要性
• Oracle Databaseのアップグレードに伴なう影響
• システム全体の性能傾向の変化
• 正常動作の為の初期化パラメータ等の設定変更
• Oracle 9i Database Oracle Database 11gへの変更例
• 問合せオプティマイザの変更(ルールベース コストベース)
• 本番環境をアップグレードする前に、これらを把握する為のアップグレードテストを実施する必要有り
• しかし、アップグレードテストの実施には次の課題が存在する
• テストを実施する専用のテスト環境の用意
• 性能テストを実施するための本番ワークロード再現
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
7
ソリューションの価値
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
8
ソリューションの価値Oracle Real Application Testing と NetApp SnapManager for OracleによるOracle Databaseアップグレードテストの革新
• Oracle Real Application Testing(以下、RAT)• システムへの変更に伴うテスト準備/実施コストを削減
• 本番システムのワークロードを再現
• NetApp SnapManager for Oracle(以下、SMO)• データベースの迅速なバックアップおよび複製
• GUIにより、データベース管理者視点での簡単な操作を支援
• Oracle Database Upgrade Assistant (以下、DBUA)• DB アップグレードを簡単な操作で実現
簡単・迅速簡単・迅速にテスト環境テスト環境を用意を用意し、し、ワークロードの再現ワークロードの再現が可能に
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
9
NetApp SnapManager for Oracle
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
10
データベースの運用管理に関する問題点
• バックアップとリカバリに時間がかかりすぎる
• バックアップ作業そのものがシステムの性能に影響する
• ディスクベースのバックアップには現状の数倍のストレージ容量を必要とする
• クローニングは時間がかかるだけでなく多大なコストを必要とする• 開発およびテストフェーズに影響する
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
11
SnapManager for Oracle:DB管理者の視点でのDB運用/管理を支援
DB管理者
ポリシーベースの管理の実現
セルフサービスで実施
•プロビジョニング• 災害対策
•バックアップ/リストア• DBのクローニング
• 分単位でのバックアップおよびリストアを可能に
• 包括的なデータ保護ポリシーの実装が可能
• プライマリまたはセカンダリでの柔軟なクローン作成を実現
DB管理者DB管理者
• ポリシーの作成• ポリシーのコピー• ポリシーの変更
ストレージ管理者
• ポリシーの選択
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
12
Oracle® Database
開発/テスト
環境プライマリ・データセンター
セカンダリ
WAN
FlexClone
プライマリまたはセカンダリでの柔軟なクローニング
FlexClone
SnapManager® for Oracle Cloning GUI FlexClone®
セカンダリもしくは開発システムを利用したクローニングによって本番系システムへの影響を減らす
情報漏洩が問題になる情報についてはクローニング前後のスクリプト処理でマスキング可能
13
SnapManager for Oracle まとめ
• Oracle データベースのバックアップ、リカバリ、クローニングの簡易化と自動化
• スペース効率の高い瞬時のバックアップ (Snapshot™)
• 高速かつきめ細かなリストア (SnapRestore™)
• スペース効率に優れた高速クローニング (FlexClone™)
• RMAN、ASM、RAC などのOracleテクノロジとシームレスに統合
• Protection Manager との統合による、ポリシーベース・データ保護
• プライマリ・ストレージからセカンダリ/DRストレージへのバックアップを自動複製
• セカンダリ/DRストレージからバックアップを自動的にリストア
• セカンダリ/DRストレージ上の保護されたバックアップを自動的にクローニング
• ロールベースのアクセス制御(RBAC)を追加
• Fibre Channel、iSCSI、NFS、Direct NFSプロトコルに対応
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
14
SnapVault SnapMirror
SnapManager for Oracle アーキテクチャSnapManager リポジトリ
ターゲット DBのProfile
RMANカタログ
SnapManager GUI/CLI
Protection Manager
(NMC)
ターゲットDBバックアップ対象
SnapManager サーバー
SnapDrive forUnix/Windows
Operations Manager
プライマリストレージ
セカンダリストレージ
データ転送の管理
ロールベースの
アクセス管理
Snapshot の管理
Oracle との連携操作を実施
バックアップ情報の管理
ターゲットDB の格
納
バックアップの転送先
制御ファイル REDO 表領域
DB管理者
ストレージ管理者
NetApp Data ONTAP
NetApp Data ONTAP
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
15
Oracle Real Application Testing
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
16
Oracle Real Application Testing概要
• 本番システムのデータベース変更の影響を評価するソリューションを提供
• Database Replay (DB Replay)• システムテスト向き
• 本番環境で実行されたトランザクションを時系列に記録
• テスト環境で本番環境の負荷を再現
• 本番環境とテスト環境で自動的に取得された統計情報を元にパフォーマンス比較レポートを作成
• SQL Performance Analyzer (SPA)• SQL単体テスト向き
• 本番環境で実行された問合せと、その実行計画を記録
• テスト環境で問合せを再実行し、パフォーマンスと実行計画の比較レポートを作成
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
17
Oracle Real Application TestingDatabase Replayの必要性
Database Replayにより実際のテストが可能に
• 現状のシステムテストの問題点
• 広範囲に及ぶテストや検証 時間・コストがかかる
• 高コストで低い成功
• 多数の問題が検知されない
• システムの可用性・パフォーマンスにマイナスの影響
• 成功率が低い原因
• 現行のテストツールでは十分ではない
• 実際の本番ワークロードを再生するかわりに、合成のワークロードをシミュレート
• ワークフローの一部分が対象
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
18
Database Replay
• 本番環境でワークロードをキャプチャ
• テストにあたり、本番環境でリアルな負荷を採取
• テスト環境でワークロードをリプレイ
• テスト環境にてリアルな負荷を再現
• データベース環境への変更の影響度を調査
• データベースのアップグレード、パッチの適用
• OSの変更(バージョンアップ、パッチの適用)
• H/W構成の変更(CPU、メモリ、ストレージ)
• パラメータの変更
など
• 分析とレポート
• エラーの発生状況
• 性能の比較
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
19
• データベースのアップグレード、パッチ
• スキーマ、パラメータ
• RACノード、インターコネクト
• OSバージョンアップ、パッチ
• CPU、メモリ
• ストレージ
• その他
Database Replayテスト対象となる変更
対象とならない変更対象とならない変更
対象となる変更対象となる変更
Oracle Instance
中間層
Chapture
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
20
Replay Client
Database Replayワークフロー
本番環境(本番環境(9.2 9.2 or 10.2or 10.2以降)以降) テスト環境(テスト環境(11.111.1以降)以降)
中間層
Oracle Instance
CaptureCapture PrePre-- PreparationPreparation ReplayReplay AnalyzeAnalyze
ReportReport
Replay時に、
中間層の構築不要
Oracle Instance
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
21
NetApp SMO + Oracle RAT 検証
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
22
検証環境H/W構成
• Databaseサーバー
• IBM BladeCenter HS21 x 3枚• Dual Core インテル® Xeon®プロセッサー x 2• 4GB Memory
• ストレージ
• NetApp FAS6080 (Data ONTAP 7.3.1)
• AMD Dual core Opteron x 4• 16GB Memory• Performance Acceleration Module• FC 300GB 15krpm x 28
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
23
検証環境S/W構成
• Oracle Databaseサーバー
• Oracle Database 9i Release 2 (9.2.0.8) for Linux x86 Enterprise Edition• Oracle Database 11g Release 1 (11.1.0.7) for Linux x86 Enterprise Edition • Oracle Enterprise Linux 4 Update 7 x86
• SMO管理サーバー
• Oracle Database 11g Release 1 (11.1.0.7) for Linux x86 Enterprise Edition• Oracle Enterprise Linux 4 Update 7 x86
• NetAppストレージ
• NetApp SnapManager for Oracle 3.0• NetApp SnapDrive for UNIX 4.1
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
24
NetApp SMO + Oracle RAT 検証検証シナリオ 9i R2から11g R1へのアップグレード時のテスト
Replay Client
本番本番//開発開発環境(環境(9.2.0.89.2.0.8)) アップグレードアップグレードテスト環境(テスト環境(11.1.0.711.1.0.7))
中間層
Oracle Instance
Oracle Instance
UpgradeUpgradeReplayReplay AnalyzeAnalyze
ReportReport
Replay時に、
中間層の構築不要
複製時に、ディスクの増設不要
RAT
SMODBUA
FlexCloneFlexClone
CaptureCapture
SnapshotSnapshot
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
25
NetApp SMO + Oracle RAT 検証1. 本番環境における負荷の取得
• ワークロード取得手順
1. SMOのGUIからSnapshotを使用して、本番環境(9i R2)のバックアップ
イメージを取得
2. dbms_workload_captureパッケージを使用して、ワークロードを取得
• キャプチャ・ファイルを生成するためのディレクトリ・オブジェクトを作成
• 特定のセッションをワークロードに包含/除外するためのフィルタを作成(任意)
• データベースの再起動(推奨)
• ワークロードの取得開始
• ワークロードの取得停止
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
26
NetApp SMO + Oracle RAT 検証1. 本番環境における負荷の取得
1. SMOへログインし、本番環境(9i R2)用に作成されているプロファイルを右クリックしてBackupを選択します。
2. 任意の“Label” 名を入力し、必要に応じてコメントを記入します。
1
2
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
27
NetApp SMO + Oracle RAT 検証1. 本番環境における負荷の取得
3. ここでは、“Full Backup”を選択します。
4. バックアップが正常に終了しました。
3
4
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
28
NetApp SMO + Oracle RAT 検証2. NetApp SMOによるOracle Databaseのクローニング
• クローニング手順
1. テスト環境用のボリュームを準備し、マウント
2. SMOのGUIからFlexCloneを使用して、取得済バックアップイメージより
クローンイメージを作成
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
29
NetApp SMO + Oracle RAT 検証2. NetApp SMOによるOracle Databaseのクローニング
1. ワークロード取得前に行ったバックアップを右クリックして、Cloneを選択
します。
2. クローン先での“New SID”、任意の“Label” 名、クローン先の“Host”を入力します。
1
2
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
30
NetApp SMO + Oracle RAT 検証2. NetApp SMOによるOracle Databaseのクローニング
3. データファイル、コントロールファイル、REDOログファイル、それぞれの
クローン先ボリュームを設定します。
4. クローン先での初期化パラメータを設定します。
34
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
31
NetApp SMO + Oracle RAT 検証2. NetApp SMOによるOracle Databaseのクローニング
5. Oracle用OSユーザーを定義します。クローン完了後に、クローンされたDBに対して任意のSQLを実行する設定も可能です。
6. クローン設定を確認して、クローンを実行します。クローンが正常に完了しました。
5
6
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
32
NetApp SMO + Oracle RAT 検証2. NetApp SMOによるOracle Databaseのクローニング
• 留意点
• SMOへのプロファイル登録時
• アーカイブログ出力先がNetApp上である必要有り
• SMOでのClone時• log_archive_dest_1にフラッシュリカバリ領域を指定不可
• 元のDatabaseに2つのTmpファイルから構成される一時表領域が存在する場合、Clone先でOra-600が発生する
• Clone時に発行される表領域作成SQLはバイト指定の為、Oracle9iでは4GB以上のデータファイルは作成不可
• 元のDatabaseがspfileを使用していても、Clone先では必ずpfileを使用する
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
33
NetApp SMO + Oracle RAT 検証3. Oracle Databaseのアップグレード
• アップグレード手順
1. NetCAを使用して、11g Listenerを構成
2. Database Upgrade Assistant(DBUA)を使用して、テスト環境(9i R2)を11g R1へアップグレード
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
34
NetApp SMO + Oracle RAT 検証3. Oracle Databaseのアップグレード
1. DBUAを起動して、アップグレード対象のDBを選択します。アップグレード
を行うに当たっての注意事項が表示されます。
2. 11gの新しいアラートログやトレース、ダンプの格納先(ADR)を指定します。
1 2
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
35
NetApp SMO + Oracle RAT 検証3. Oracle Databaseのアップグレード
3. データベースファイルの場所を変更するか否か、フラッシュ・リカバリ・エリアの設定を行います。
4. 10g以降で必要となるSYSAUX表領域の追加、Database Controlの構成
を行います。
3
4
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
36
NetApp SMO + Oracle RAT 検証3. Oracle Databaseのアップグレード
5. Database Control用ユーザーのパスワード、アップグレード後の無効なオ
ブジェクトのリコンパイル、リコンパイルのパラレル度を設定します。
6. 設定内容を確認し、アップグレードを開始します。アップグレードが正常に完了しました。
5
6
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
37
NetApp SMO + Oracle RAT 検証3. Oracle Databaseのアップグレード
• 留意点
• DBUAによるアップグレード時
• 9iからのアップグレード時には、log_archive_formatはデフォルト設定とする
必要有り
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
38
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
• ワークロードのリプレイ手順
1. Database Controlを使用して、前処理を実行
2. Database Controlを使用して、ワークロードをリプレイ
• リプレイ・パラメータの設定(任意)
• ワークロード・リプレイ・クライアントを起動(Database Controlからの操作ではありません)
• ワークロードのリプレイ開始
• リプレイ結果の分析とレポーティング
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
39
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
1. Database Controlのトップ画面から、「Software and Support」タブへ移動し、“Database Replay”リンクをクリックします。
2. 本番負荷の再現に必要な、キャプチャ・ファイルの前処理を行うために、“Preprocess Captured Workload”リンクへ移動します。
1 2
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
40
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
3. キャプチャ・ファイルが格納されているDirectory Objectを選択すると、
キャプチャ時のサマリー情報を参照することができます。
4. 前処理を実行する環境(テスト環境)の情報を確認します。前処理は、ジョブとして実行されるので、スケジューリングも可能です。
3
4
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
41
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
5. 前処理のジョブが正常に実行されました。
6. ジョブの進捗ステータスを確認することができます。前処理が正常に完了しました。
5 6
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
42
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
7. 本番負荷をリプレイするために“Replay Workload”リンクへ移動します。
8. 前処理済みキャプチャ・ファイルの格納されているDirectory Objectを選択
します。キャプチャ時のサマリ情報とリプレイの前提を確認します。
7
8
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
43
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
9. テスト環境に、データベース・リンク等の外部システムへの参照がある場合には、注意してください。
10.リプレイのオプションと接続マッピングの設定を確認し、次へ進みます。
9
10
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
44
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
11.必要に応じて、リプレイ・パラメータを設定します。
12.リプレイに必要なリプレイ・クライアントを起動します。データベース・サーバーへ接続済のリプレイ・クライアントを確認できます。
11 12
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
45
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
13.リプレイ設定内容を確認します。
14.リプレイを実行します。リプレイ・クライアントがキャプチャ・ファイルを読み込み、データベース・サーバーへリクエストを送信します。
1314
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
46
NetApp SMO + Oracle RAT 検証4. テスト環境における本番負荷の再現
15.本番環境と同数のUser Callを、テスト環境上ではより短いElapsed Timeで実行することができたため、11gのほうがスループット性能が良いことが実証できました。
16.より詳細なパフォーマンス比較を行いたい場合は、AWRやStatspack等を
ご利用ください。15 16
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
47
NetApp SMO + Oracle RAT 検証まとめ
• SMOを使用することで、GUIによる簡単かつ迅速なテスト・データベース環
境作成が実現可能となることを実証しました。
• RATを使用することで、より少ないコストでよりリアルなテストが可能となる
ことを実証しました。
• RAT を効果的に使用するためには、データベースをワークロード取得開始時点に戻す必要があり、この作業に SMO が最適であることが実証できました。
• 更なるテスト工数/コストの削減に応用可能
• PSR、パッチ適用、パラメータ変更、OSやH/W構成変更時のテスト
• Oracle Database 新機能利用の影響をテスト(Advanced Compression、TDEなど)
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
48
日本オラクル株式会社〒107-0061 東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
ネットアップ株式会社〒105-0001 東京都港区虎ノ門虎ノ門4丁目MT
4-1-8ビル
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
無断転載を禁ず
このドキュメントは単に情報として提供され、内容は予告なしに変更される場合があります。このドキュメントに誤りが無いことの保証や、商品性又は特定目的への適合性の黙示的な保証や条件を含め明示的又は黙示的な保証や条件は一切無いものとします。日本オラクル株式会社は、このドキュメントについていかなる責任も負いません。また、このドキュメントによって直接又は間接にいかなる契約上の義務も負うものではありません。このドキュメントを形式、手段(電子的又は機 械的)、目的に関係なく、日本オラクル株
式会社の書面による事前の承諾なく、複製又は転載することはできません。
Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetApp、NetAppロゴ、Go further、fasterは、米国および他の国におけるNetApp, Inc.の登
録商標です。他社名又は製品名は、それぞれ各社の商標である場合があります。
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
49
Copyright© 2009. Oracle. All Rights Reserved. ©2009 NetApp. All rights reserved.
50