Perl入学式代表取締られ役
papix
自己紹介
• papix (ぱぴっくす)
• あ
• twitter: @__papix__ / hatena id:papix / github: papix
• PerlとGPGPUで修論やりたい系大学院生
• アセンブリやプロセッサのシミュレータと戯れる日々…
• 所属("自称"含む):
Perl入学式, Kansai.pm, Kyoto.pm, Hachioji.pm …
• Perl入学式代表取締られ役
アジェンダ
• Perl入学式ができるまで…
• Perl入学式の様子…
• Perl入学式の工夫…
• Perl入学式の評判…
• Perl入学式のノウハウ…
• Perl入学式の野望…
• Perl入学式の仲間たち…
• 質疑応答
初心者向けの勉強会が欲しかった
• Perlをしっかり勉強できる環境が欲しい
– 困った時, 壁にぶつかった時に相談/質問したい
– Perlに対し, 集中して取り組みたい
• モチベーションが維持できる
– 参加者同士切磋琢磨することによるモチベーションの向上
• 教えることも勉強になる
– 知識を吸収するだけでなく, 自分の知識を他人に紹介/提供するの
も非常に勉強になる
• 関西のPerlをもっと盛り上げたい
– 現在はKyoto.pmやPerl入学式などがあるが, 当時関西のPerlコミュ
ニティはKansai.pmのみだった
ちょうど1年前…
KOF(Kansai Opensource Forum)のKansai.pmブースにて…
「あんまりPerlの勉強会ってないっすよねー」
「そうですねー」
「あったらいいのになぁ…」
「じゃあやりましょうよ!」
「いいですねー」
「とりあえずtwitterで呟いてみましょうよ!」
「そうですね, 反応見てみましょうかー」
で, こうなった.
で, こうなった.
_人人 人人人人_
> 突然の牧さん <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
※牧 大輔(@lestrrat)さん, Japan Perl Association代表理事のスゴウデ・プログラマ.
やるっきゃない!
• 「やっぱ今の発言なしで!」なんて, もう言えない.
– まあ, そもそも勉強会欲しいな… と思ってたし…
• 誰かが開催するのを待つより, 自分達で開催した方が
手っ取り早いか…
– 代表は誰かにやってもらう事にして, 準備しよう!
• 予想以上に中心側でPerl入学式に携わっていたら…
• 気がつけば代表的ポジションに. どうしてこうなった.
• …とまあ, Perl入学式はこんな経緯で生まれました.
Perl入学式の様子
• 毎回3時間
– 当初は5時間だったが, 参加者も講師も負担が重いこと,
何より集中力が続かないので, 3時間に変更した
• 最初は復習問題
– 前回学習した内容をしっかり復習する
– 詰まっている人には講師やサポーターがマンツーマンで対応
– 練習問題を用意して解いてもらい, 答え合わせとして実際に
コーディングしながら解説する
Perl入学式の様子
• 1時間~1時間半の講義
– プロジェクターで資料を見せつつ, 解説
– 1項目が終わるごとに練習問題を用意. 復習問題と同じく,
コーディングしながら解説を行う
– 極力, 全員が理解するまで先に進まない. 詰まった場合は,
サポーターや講師がマンツーマンで指導を行う
• サポーター
– 毎回1人~2人(参加費免除)
– 参加者をサポート, 質問に答える
Perl入学式の様子
• 最後に演習問題(30分~1時間)
– 今までに学習した内容とその回に学んだ内容を合わせた
演習問題を解いてもらう
– これもまた, コーディングしつつ解説
• 場合によっては, 終了後に懇親会
– …という名の飲み会. とても楽しい!
– いろいろな年代, いろいろな職業, いろいろな言語使いの方が
集まるので, とても勉強になります
これまでの講義内容
• #1: 環境構築, CUI入門
• #2: Perlスクリプトの実行方法, 標準入出力, お約束, モジュールについて, 変数について, 四則演算
• #3: 条件分岐構文, 関係演算子, 論理演算子, 配列とその操作, 繰り返し構文
• #4: Perlの開発環境構築, CPANモジュールの実演, 正規表現(基礎編), ハッシュ, リファレンス
• #5: ファイルの読み書き, 外部コマンドの利用, 関数
• #6: コンテキスト, 三項演算子, sortのカスタマイズ
• #7: 正規表現(中級編), map/grep
• #8: Mojolicious入門(1)
これからの講義内容
• #9: Mojolicious入門(2)
• #10: ウェブアプリケーション開発実践(1)
• #11: ウェブアプリケーション開発実践(2)
• #12: ウェブアプリケーション開発実践(3)
• 「簡単なウェブアプリケーションの開発」をゴールとして
設定しています
• 参加者のモチベーション維持につながると考え, #1から
この目標(ゴール)は示しています
Perl入学式#1
Perl入学式#2
Perl入学式#7 補講
極限までハードルを下げる
• Perlを動かす環境の構築, コマンドライン操作からスタート
– 参加者が極力似たような環境で学習できるように…
– Windowsの場合, VMwareを利用してUbuntuを導入した
– その為, 実際にPerlを触るのは第2回から
• 質問を許容する空気を作る
– 講義中に浮かんだ疑問はすぐに質問するようお願いしている
– 質問への回答は後回しにせず, すぐに行う
– 質問によって説明不足な点が見つかることがあり, その講義のうち
に補足説明を行い, 対応することができる
「コードを書く」ことを重視
• 解説を聞く時間よりも, 手を動かす時間を多くする
– 多くの問題を用意. 説明と問題への挑戦で, メリハリが付く
– 手を動かすことで, 学んだ内容をしっかり理解できる
– 実際にコードを書くことで浮かんでくる疑問もある
– 何より, 最初から最後まで話を聞いてるだけじゃ面白くない!!!
• 問題の回答も, 手を動かしながら行う
– 解答例を示すだけでなく, 実際にコーディングしながら解説
– 同じ問題でもいろいろな回答ができるので, どのような考えで
コーディングを行ったかも説明する
継続して参加できる環境を作る
• 同一内容を毎月2回開催
– 一度欠席してしまうと, それ以降, 参加し辛く感じてしまう
– 所用で参加できない方の為に, 同一内容を「補講」として開催
• 資料は全て公開
– 使用した資料はgithubなどを利用して全て公開
• https://github.com/perl-entrance-org
• ツッコミ等お待ちしております
– 補講に参加できない場合でも, 資料を利用して自習が可能
– twitterによるアフターサポートも充実(#Perl入学式).
Perl入学式の評判
• Perl入学式を紹介した際によく聞かれるのは, 「どのよう
な方が参加しているのですか?」という質問です.
• その調査も兼ねて, Perl入学式の参加者に対して任意
のアンケート調査を行いました.
• 実施期間が短かった為回答数は少ない(7件)ですが,
参考になる意見を多く頂きました.
• 今まで紹介した工夫を, 参加者はどう評価しているかと
いう点も含めて, 回答の一部を紹介したいと思います.
参加者の年齢層
• やはり20代の方が多い(4名)
• 10代の方は短大生.
高校生・大学生は参加費を
無料としている
• 社会人の方が多いので,
もっと学生に対してアピール
していきたい.
10代, 1
20代, 4
30代, 2
参加者の職業
• 非エンジニアが半分以上
• 「Perl入学式でプログラミングを
初体験」という人も多い
会社員, 2
エンジ
ニア, 3
学生, 1
フリー
ター, 1
よく使う言語
• 仕事でよく使う言語
– 若干Web系な言語が多い
印象
Java, 2
C++, 1 JavaScri
pt, 2
COBOL, 1
PHP, 1
• 趣味でよく使う言語
– Ruby使いが若干多い
– PerlとRubyの違いがわかる
ので, こちらも勉強になる
Basic, 1
Perl, 2
C++, 1
Ruby, 3
Objective-C, 1
PHP, 1
C, 1
参加費について
• 毎回, 会場費として500円を
頂いています
• 参加しやすい環境作りの一環
として, 参加費も極力低額に
• 非常に安い, 安い, 普通, 高い,
非常に高いの5段階評価で,
高い以上の評価はなし
非常に
安い, 3
安い, 3
普通, 1
難易度について
• プログラミング経験者は「簡単」
や「やや簡単」, 未経験者は
「やや難しい」や「難しい」と回答
• 資料や解説はまだまだ修正の
余地がある
• それでも継続して参加して頂け
るのは, サポートが有効に機能
している為?
簡単, 1
やや簡
単, 1
やや難
しい, 3
難しい, 1
Perl入学式を知ったきっかけ
• 参加を受け付けているATND,
ZussarやIT勉強会カレンダー
経由で知る方が多い
• やはり告知は大事
• Perl入学式ではtwitter,
Facebook, 公式ブログを活用し,
宣伝活動を行なっている
ATND, Zussar,
3 IT勉強
会カレ
ンダー, 2
Perl入
学式公
式サイ
ト, 1
Perl入学式に参加した理由
• PHP以外にもう1つ言語を覚えたかった. 周りはRubyに
流れていたので, それ以外にしたかった
• サーバでRubyが使えないので, シェルスクリプトの代わ
りに使おうと思った
• とりあえず色々な言語を触ってみたいと思った
• オンラインゲームを作ってみたい
• このような内容で500円は格安!
• IT業界に入ったばかりなので, 勉強したいと思った
講義の中で難しかった所
• リファレンス
– '->'を省略できたりするので, コードを読むのに慣れがいる
• コンテキスト
– 最初は概念がつかみにくい
• ファイルハンドラ
– ','が不要だったり…
• やはり復習しておかないと, 忘れてしまう
– 講義中に復習できるような要素を取り入れたいです
Perl入学式で満足しているところ
• 難易度がちょうどよく, 復習問題もあってしっかり学べる
• 入門書では学べない, 最近の流行りや, 実体験で得た
気をつけるべきところが学べる
• 資料がわかりやすい(環境構築)
• スライドが見やすい, 質問がしやすい
• 講師の人が面白い
• 簡単な質問でもちゃんと答えてくれる
• 定期的にあるので疑問点をすぐ質問できる
Perl入学式に対する要望
• 講義内容が少し駆け足. 確かに質問はできるが, それ
に割く時間はやはり少ない
• 事前に資料を公開しておいて欲しい
• PDFの資料が欲しい
• ペアプロなど, 複数人で作業をするような取り組みが
あってもいいと思う
Perl入学式のノウハウ
• 話を聞いている方の中には, 「地元で✕✕.pmを開催し
てみたい」だとか, 「Perlの勉強会を開催してみたい」と
思っている人が居らっしゃるかもしれません
• 皆さんもぜひ, 地元でコミュニティや勉強会を立ち上げ
ましょう!
• 参考になるかわかりませんが, Perl入学式を運営する
上で得たノウハウ(?)をご紹介したいと思います
仲間を集めよう!
• 勉強会の運営は, 本業の片手間に行うもの
– 全て自分でやろうとすると, 死ねます
– Perl入学式の場合, 資料の作成等もあるので更に大変
• サポート, 協力してくれる仲間を集めよう!
– 「集める」というよりはむしろ「巻き込む」
– twitterで呟いてみたり, 地元のコミュニティ/イベントで有志を
募ってみたり…
• 仲間がいれば, 逃げられないし…
– 「背水の陣」は, 結構有効
告知は早めに!
• 告知は「1ヶ月前」くらいがちょうどいいと思います
– 参加者増の最初の伸び(?)が変わる… ような気がします
– 会場もそれくらいで抑えないと取れない場合が多い
• 会場を確保してすぐに詳細を告知するのは大変
– twitterで第一報を流すとか…
• 積極的に告知をしよう
– twitter, Facebook, ブログ, 勉強会, カンファレンスのLT…
使えるものは何でも使う!
失敗を恐れず, 動こう!
• 仲間が集まらなくても, 動いていればいずれ集まる
– 動かないと何も始まらない!
• 初心者が勉強会開催してもいいと思う
– 自分だって, Perl入学式を設立した時は超初心者(今も…)
• 失敗 = 成功の母, 失敗いいじゃないかっ!
– よく考えて, 頑張った結果の失敗は誰も責めない
• 結局, ハート(やる気)が大事
– 燃えたぎるほどのハート, 燃えるやる気が周囲を巻き込み,
さらに熱くする!
もうひとつの貢献の形
• Perlという言語への貢献とは?
– Perlの開発, モジュールの開発
– コミュニティの活性化 = 勉強会等の開催
• コミュニティの活性化で必要なのは, まずやる気!
– Perlに詳しくない初心者でも, 大丈夫!
– 一方, Perlやモジュールの開発は技術力や経験が必要
• 日頃使っているPerlへの, 誰でもできる貢献の方法
– それが, 勉強会やコミュニティの運営だと思います
Perl入学式のスタッフ
• 最後に, Perl入学式のスタッフを紹介したいと思います.
• 最近は, 概ねこの3人で運営しています.
• papix (代表取締られ役)
– とりあえずアイデアを提案しては若林さんに投げる困ったヤツ
• Nobutaka Wakabayashi (取締役)
– 常時全力全壊暴走機関車のpapixを制御する Perl入学式の影番
• azumakuniyuki (書記長)
– いつも的確なアドバイスをくれるナイスガイ
図解
図解
Special Thanks!
• また特に, 初期の四苦八苦している時期は, 以下の
方々にご助力をいただきました.
@kiyotuneさん
@shibayu_36さん @hisaichi5518さん
@escamilloIIIさん
Special Thanks!
• Perl入学式は多くの方のご好意とご協力で成り立って
います.
– 参加者の皆様, サポーターの皆様…
– twitterで告知ツイート等をRT・FAVして下さる皆様…
– Facebookでイイネ! して下さる皆様…
– ご自身のブログやサイト等で紹介して下さる皆様…
– Perl入学式のことを気にして下さる皆様…
– 私(papix)のことも含め, 問題点を指摘して下さる皆様…
Special Thanks!
• この場を借りて, 御礼申し上げます.
本当にありがとうございます!
質疑応答
「開催してみたい…」 「参加してみたい…」
Perl入学式に興味のある方はぜひ声をかけてください!
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