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学びにおける目的と環境に関する私見- gacco の経験から-
中元崇(京都大学)
於:大図研大阪支部 6 月例会(2015年 6月 7日)
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1-1.働き始めてからの学び(対面)•放送大学(統計関係)•民間の通信講座(統計関係、郵送ベース)•民間の通信講座(語学関係、ネットベース)
どれも続かず当初又は中途断念・・・
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1-2.働き始めてからの学び(対面)
•大学院(高等教育学分野の博士後期課程)– 継続中
•語学学校– 最初は大学院の研究との関係– 現在は業務との連関– 継続中
•学会や研究会– 距離を時期によって変えながら継続– 学内の勉強会は自分が関わった時期は継続
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1-3. なぜ続く?続かない?
•目的がある– 自分の中の意味づけがある
•環境が支えてくれるかどうか– 学びの一面:めんどくさい
•「変わりたい」「知識をつけたい」というとき、知的興奮、面白さを感じるのは事実。
•でも同時にそこには何らかの負荷が存在する(というより負荷の無い学びって意味が無い??)
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2-1.インタラクティブ・ティーチング
•自己研鑽の一環– たまに教壇に立つこともある
•自分にとっては内容は比較的平易– おそらく半分は既知の事項
•でも最終週一歩手前でくじけそうになる。•そのとき、 Facebookの友人が頑張っているのをタイムラインで見てモチベーションが復活– その後は何とか修了へ
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2-2.統計学:データ分析の基礎•自己研鑽の一環
– 教育分析には関心有り•自分にとっては内容は比較的平易
– おそらく半分は既知の事項•ちょうど時期もよく繁忙期と重ならず継続– 無事修了
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2-3.マンガ・アニメ・ゲーム論•趣味・関心の一環•半分ぐらいまで行ったが日々の忙しさにかまけて断念
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2-4.社会人のためのデータサイエンス入門
•開始時期がちょうど多忙な時期のためほとんど履修せずキャンセル
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2-5.なぜ続いた?なぜ断念?•目的がしっかり持てる
– 「ちょっと興味が」程度だと弱い•環境が支えてくれる
– 「忙しい」という言い訳の誘惑– 「顔の見える」同伴者
•ディスカッションボードの見知らぬ他者ではない•「あの人も忙しい中頑張っているんだ」という気持ち
コミュニティ感みたいなものが大切では?
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3-1. 学ぶ人にとっての「環境」
•目的は人それぞれ– プログラム提供者も様々
•でも環境の問題は結構共通するのでは?– コミュニティ形成という点でプログラム提供者間の協働の可能性•「全部対面 or 非対面」ではなく混在もOKなのでは?
•例えばあるプログラムの一部は「 gacco で受けてね」というのもあり(「アクティブラーニングが求められている」といっても、 100%それにする必要はないのと同じ)
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3-2.コミュニティに関する私見•コミュニティ形成の難しさ
– ややもするとクローズドになりかねない•オープンなコミュニティをどう作るのか
– 「関わって」と“人”に働きかけるのは、むしろ意図とは逆の働きをするのではないか
– そうではなく、逆に「関わってもいいよ」と思っている人が集まるような“場”を作ることのほうが有効なのではないだろうか
•こうした役回りで可能なものを社会教育施設一般に期待