15
人物特集の新企画 ケトル 栗原 勲

雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

人 物 特 集 の 新 企 画

ケトル

栗 原 勲

Page 2: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

雑誌ケトルのコンセプト「最高に無駄の詰まった雑誌」

Page 3: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

何につけても無駄なく効率が優先され、ちょっとした時間でも知識を身に付けたり有効に活用することが奨励されるいま。生きている時間のすべてを有効に稼働させなければならない

というマシーンのような考え方は自分を追い詰め、やがて心を痛めつけていくのではないか。

つまり「最高に無駄」とは「最高に心をしあわせにするもの」

ケトルの言う「無駄」とは?

Page 4: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

過去に特集された人物タモリ、ウッディ・アレン、村上春樹などに共通するもの

・全員に認めてもらわなくても平気・不条理を受け入れている

・否定的な意見にかんたんに傷つかない

他人の言動に揺るがず、世論に押されることなく

自分自身の考えをみつめている人物

Page 5: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

誰を特集すべきかを、今の風潮から考える。

・仕事を頑張ってるのに認めてもえない・あの人は私に「いいね!」をしない・SNS に上がる「リア充」への嫉妬

・既読スルーへのいらだち

SNS の発達により、友人や他人の行動が見えすぎる。いつもどこかで誰かちやほやされ、それを羨んでしまう。

「私も見て!」と常に承認欲求が煽られているのではないか。そこにあるのは・・・?

「認めてもらう待ち」という受け身の姿勢。

Page 6: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

以上をふまえ、次回の人物特集はこの人を選びました。

みつめているのは自分自身のこと

「認めてもらう待ち」ではない人

Page 7: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

ケトル できなくたっていいじゃん。

頼ればいいんだから。

のび太特集

Page 8: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

のび太こそ「最高に無駄」な生き方

時間を有効に使わない自分のピンチは他人の力で乗り切る認めてもらう前に他人を認める

Page 9: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

それでも、のび太は愛される。

過去に特集された人物タモリ、ウッディ・アレン、村上春樹などに共通するもの

・全員に認めてもらわなくても平気・不条理を受け入れている

・否定的な意見にかんたんに傷つかない

他人の言動に揺るがず、世論に押されることなく

自分自身の考えをみつめている人物

勉強もスポーツもできずルックスもイマイチなのに、困ったことがあればいつもドラえもんをはじめとした誰かが助けてくれる。

さらにはクラスのマドンナ・しずかちゃんと結婚。「のび太的生き方」を紐解く内容にします。

Page 10: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

頼っちゃえば、みんなしあわせ

1)自分のピンチは、みんなのピンチ

誰を特集すべきかを、今の風潮から考える。

・仕事を頑張ってるのに認めてもえない・あの人は私に「いいね!」をしない・SNS に上がる「リア充」への嫉妬

・既読スルーへのいらだち

SNS の発達により、友人や他人の行動が見えすぎる。いつもどこかで誰かちやほやされ、それを羨んでしまう。

「私も見て!」と常に承認欲求が煽られているのではないか。そこにあるのは・・・?

「認めてもらう待ち」という受け身の姿勢。

苦しいときに助けを求められる人は、強い人です。弱い人は、そもそも「助けて」と言えません。頼って乗り越えたピンチは、助けた人の満足にもつながる。結束も強まる。その輪の中心にいるのは、いつものび太。その数々のストーリーを紹介する。

Page 11: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

「のび太的、頼る生き方」を実践している著名人を、本人ではなくその周囲にいる方々にインタビューを交えて紹介

松木安太郎 ピエール瀧 高田純次楽器はできない。歌も唄わないしDJもしない。でも電気グルーヴの中心メンバー。

戦術の解説を放棄して、居酒屋トークを騒ぐだけ。でもサッカー日本代表戦を盛り上げるのには欠かせない。

永遠の 4.5 番手。テキトーなことしか言わず、番組の進行など関心がないけど、唯一無二な存在。

1)自分のピンチは、みんなのピンチ

Page 12: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

国民的アニメキャラクター比較「頼っちゃえば、こんなにたのしい!」

「逃げちゃダメだ」自分に言い聞かせだんだんと追い詰められていく。

一目散に逃げてきては、ドラえもんが何とかしてくれる。

野比のび太 碇シンジ

1)自分のピンチは、みんなのピンチ

Page 13: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

自分にやさしいけれど、みんなにもやさしい

2)頼るだけじゃまだまだ「のび太的生き方」

「あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。」『のび太の結婚準備』しずかちゃんが結婚をやめると言いだしたときのパパのセリフ

Page 14: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

のび太は、細かいことにこだわらないのび太は、じたばたしないのび太は、ときに熱い

などのエピソードも紹介。

2)頼るだけじゃまだまだ「のび太的生き方」

Page 15: 雑誌ケトルの人物特集を企画せよ — 編集スパルタ塾 / Isao Kurihara

まとめ

のび太特集できなくたっていいじゃん。頼ればいいんだから。

特集 2頼るだけじゃまだまだな、のび太的生き方

・自分にやさしいけれど、みんなにもやさしい

・のび太は、細かいことにこだわらない

・のび太は、じたばたしない

・のび太は、ときに熱い

特集1自分のピンチは、みんなのピンチ。

・頼っちゃえば、みんなしあわせ。

・リアルのび太な著名人

 (ピエール瀧、松木安太郎、高田純次)

・頼っちゃえば、こんなにたのしい!

 (国民的アニメキャラ対決 碇シンジとの比較)