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レーザーカッターEpilog Mini 24 利用講習会
2011.10.28.(fri)高尾 俊介/takawo [email protected]
講師について
‣高尾 俊介‣芸術情報センター(AMC) 教育研究助手‣コンピュータ・アトリエ 工作室の保守・管理
レーザーカッターについて‣切断・マーキング・彫刻加工を行う機材
‣レーザーカッターの出力を調整して、アクリル、木材、布、紙、革、ガラス、ゴム、食品など、幅広い素材のレーザー加工が可能
‣コンピュータからはプリンタと同様に使うことができる
‣今回の講習会では実際にデータを作成して素材を実際に加工しながら、その利用方法を解説します
Epilog Mini 24について‣レーザーカッター:Epilog Mini 24(50W)
‣日本語資料(株式会社テクノロジック)
レーザーカッターでできること‣加工可能な素材
‣彫刻‣アクリル、木材、布、紙、革、ガラス、ゴム、食品
‣カット
‣アクリル、木材、布、紙、革、
※カットは素材の性質と硬さによります
‣加工できないもの
‣塩ビ(☠ダイオキシン)、プラスチック、金属(カットは出来ない)
レーザーカッターでできること
レーザーカッターでできること
レーザーカッターでできること
レーザーカッターでできること
レーザーカッターでできること
レーザーカッターでできること
0.カット用データ作成
Epilog Mini 24 出力データ作成の手順1)起動
‣Adobe Illustratorの起動
‣新規ドキュメントの作成
Epilog Mini 24 出力データ作成の手順2)ドキュメント作成
‣新規ドキュメントの作成
1) ファイル名は英数(日本語NG)
2) アートボード最大サイズ:610mmx305mm
Epilog Mini 24 出力データ作成の手順3)ドキュメント設定
‣新規ドキュメントの作成
今回はグループで出力するのでファイル名は
1) ファイル名: s学籍番号_名前
2) サイズ: 50mmx 50mm
Epilog Mini 24 出力データ作成の手順4)今回制作するドキュメント設定
1.PCとレーザーカッターの起動
‣併設PCの起動ボタンを押して起動する。
1.1 PCを起動
‣足元にある集塵装置のフットスイッチの電源をONにする。‣ONにすると集塵装置が稼動して音がするので、必ずその排気音を確認すること。
1.2 集塵装置の電源をONにする
集塵装置のスイッチ
‣左側面にあるエア・アシスト・スイッチをONにする。‣加工対象によっては表面に汚れが生じるため使用しない方が好ましい場合もある。
1.3 エア・アシストの電源を入れる
‣レーザーカッター本体左側の電源スイッチをONにする。
1.4 レーザーカッターを起動
2.加工テーブルの設定、素材の配置
‣本体上面の蓋を開け、加工対象の素材に応じた加工テーブル(バキュームテーブル/ハニカムテーブル/ロータリーアタッチメント)を載せる。‣バキュームテーブル:集塵装置の吸引力を利用して、素材をテーブルに食いつかせることで加工熱による反りを防ぐ。‣ハニカムテーブル:加工素材を線で支えることによりレーザー光の反射による素材の損傷を防いだり、加工時に発生するガスを吸引しやすくする。‣ロータリーアタッチメント:円筒状及び円錐状の材料を彫刻するときに使用する。AMCスタッフ立ち会いのもとに接続すること。
2.1 加工テーブルの設定
‣素材を加工テーブルに載せる。(最大加工サイズ609mm × 304mm、厚みは素材による)
2.2 素材の配置
‣Focusを合わせる(Auto Focus利用時は不要)。‣a. Focus用アタッチメントを取り付ける。‣b. Focusボタンを押す。‣c. 矢印ボタンで位置を合わせる。アタッチメントが素材にぎりぎり触れるあたりまで。
2.3 フォーカスの設定
‣位置決めを行う。(左上端から加工を行う場合は不要)‣a. X/Y offボタンを押す。‣b. Pointerボタンを押す。Pointerが表示される。‣c. レーザーのヘッドを希望の位置まで移動させる。‣d. Set Homeボタンを押す。原点位置が変更される。
2.4 位置決め(原点)の設定
‣加工テーブルの設定が完了したら、蓋を閉める。
2.5 蓋を閉める
3.PC操作によるデータの出力の手順
1.CorelDRAW上で新規ファイルを作成
1.1 CorelDrawを起動
‣「空のドキュメントを新規作成」をクリック
1.2 CorelDRAW上で新規ファイルを作成
‣新規ドキュメントを‣幅600mm、高さ300mmで作成
1.2 CorelDRAW上で新規ファイルを作成
1.3 新規ファイルを保存‣メニュー>ファイル>名前をつけて保存をクリック
‣半角英数で名前を付けて保存
1.3 新規ファイルを保存
2.Illustratorファイル(.ai)の読み込みと配置
‣メニュー>ファイル>開くをクリック
2.1 Illustratorファイル(.ai)を開く
‣出力したいファイルを選択して開く
2.1 Illustratorファイル(.ai)を開く
‣メニュー>編集>すべてを選択>オブジェクトをクリックして出力したいオブジェクトを選択
2.2 オブジェクトを選択する
‣メニュー>編集>コピーから選択したオブジェクトをコピー
2.3 オブジェクトをコピーする
‣手順1で作成したファイルを選択する‣メニュー>編集>コピーからオブジェクトを貼り付け
2.4 手順1で作成したファイルに貼り付け
3.出力までの手順と設定
‣メニュー>ファイル>印刷をクリック
3.1 出力(印刷)する
‣指定先>プリンタを[Epilog Engraver Win32(USB)]にして‣[環境設定]をクリック
3.2 プリンタを選択
‣環境設定ダイアログで出力の詳細設定を確認しながら設定する。‣参考: マニュアルPDF(英語) p.198 出力推奨設定表
3.3 環境設定ダイアログの操作
‣Resolution(解像度)‣600DPIの設定を推奨
‣Options‣Auto Focus(自動フォーカス)‣Center-Engraving(原点を中心に彫刻)(不明な点はスタッフに確認して下さい)
3.3 環境設定ダイアログの説明
‣Job Type(ジョブの種類)‣Raster(彫刻)‣Vector(カット)‣Combined(彫刻とカット)のうちから選択する
‣Piece Size‣Horizontal(横幅)→ 600(mm)‣Vertical(縦幅) → 300(mm)に設定
3.3 環境設定ダイアログの説明
‣RasterSetting(彫刻の設定)‣Speed(速さ)‣Power(強さ)それぞれ、出力推奨設定を確認して設定する。
3.3 環境設定ダイアログの説明
‣VectorSetting(カットの設定)‣Speed(速さ)‣Power(強さ)‣Freq(周波数)それぞれ、出力推奨設定表を確認して設定する。
3.3 環境設定ダイアログの説明
3.4 出力推奨設定表
Section 12: Speed and Power Recommendations
1 9 8
50 Watt - Epilog Mini/Helix
300 DPI
RASTER ENGRAVING
400 DPI RASTER
ENGRAVING
600 DPI RASTER
ENGRAVING
VECTOR CUTTING
SPEED/POWER SPEED/POWER SPEED/POWER SPEED/POWER/FREQUENCY
Wood Cherry – Alder - Walnut
30/100 50/100 70/100
�( (3 mm) , 30/80/500 ¼( (6 mm) , 10/100/500
�( (9.5 mm) , 6/100/500 (two passes may produce better results)
Acrylic 100/50 100/40 100/35
�( (3 mm) , 15/100/5000 ¼( (6 mm) , 8/100/5000
�( (9.5 mm) , 3/100/5000 (two passes may produce better results)
AlumaMark 100/40 100/35 100/30 N/A
Anodized Aluminum 100/60 100/50 100/40 N/A
Painted Brass 100/35 100/30 100/25 N/A
Marbleized Painted Brass 100/45 100/40 100/35 N/A
Corian Or Avonite 20/100 30/100 40/100 �( (3 mm) , 50/100/5000
Delrin Seals 100/60 100/50 100/40 60/95/5000
Glass 30/100 40/100 50/100 N/A
Laserable Plastic 100/50 100/40 100/30 30/50/5000
Leather 100/50 100/40 100/30 �( (3 mm) - 50/80/500
Marble 20/100 40/100 60/100 N/A
Mat board 100/65 100/55 100/45 50/50/500
Melamine 100/80 100/70 100/60 N/A
Stainless Steel With Cerdec Coating N/A 35/100 40/100 N/A
Rubber & Rubber Stamps 15/100 20/100 30/100 20/100/100
‣出力推奨設定表‣レーザーカッター横にある機種のマニュアル: p.198
‣例)厚さ6mmの木材をカットしたい場合‣対応する素材[Wood]の行で‣[VECTOR CUTTING]の列の値を‣Speed/Power/Freqの順に環境設定ダイアログで設定する。
3.4 出力推奨設定表
Section 12: Speed and Power Recommendations
1 9 8
50 Watt - Epilog Mini/Helix
300 DPI
RASTER ENGRAVING
400 DPI RASTER
ENGRAVING
600 DPI RASTER
ENGRAVING
VECTOR CUTTING
SPEED/POWER SPEED/POWER SPEED/POWER SPEED/POWER/FREQUENCY
Wood Cherry – Alder - Walnut
30/100 50/100 70/100
�( (3 mm) , 30/80/500 ¼( (6 mm) , 10/100/500
�( (9.5 mm) , 6/100/500 (two passes may produce better results)
Acrylic 100/50 100/40 100/35
�( (3 mm) , 15/100/5000 ¼( (6 mm) , 8/100/5000
�( (9.5 mm) , 3/100/5000 (two passes may produce better results)
AlumaMark 100/40 100/35 100/30 N/A
Anodized Aluminum 100/60 100/50 100/40 N/A
Painted Brass 100/35 100/30 100/25 N/A
Marbleized Painted Brass 100/45 100/40 100/35 N/A
Corian Or Avonite 20/100 30/100 40/100 �( (3 mm) , 50/100/5000
Delrin Seals 100/60 100/50 100/40 60/95/5000
Glass 30/100 40/100 50/100 N/A
Laserable Plastic 100/50 100/40 100/30 30/50/5000
Leather 100/50 100/40 100/30 �( (3 mm) - 50/80/500
Marble 20/100 40/100 60/100 N/A
Mat board 100/65 100/55 100/45 50/50/500
Melamine 100/80 100/70 100/60 N/A
Stainless Steel With Cerdec Coating N/A 35/100 40/100 N/A
Rubber & Rubber Stamps 15/100 20/100 30/100 20/100/100
‣例)木材の表面を彫刻したい場合‣対応する素材[Wood]の行で‣[600DPI RASTER ENGRAVING]の列の値を‣Speed/Powerの順に環境設定ダイアログで設定する。
3.4 出力推奨設定表
Section 12: Speed and Power Recommendations
1 9 8
50 Watt - Epilog Mini/Helix
300 DPI
RASTER ENGRAVING
400 DPI RASTER
ENGRAVING
600 DPI RASTER
ENGRAVING
VECTOR CUTTING
SPEED/POWER SPEED/POWER SPEED/POWER SPEED/POWER/FREQUENCY
Wood Cherry – Alder - Walnut
30/100 50/100 70/100
�( (3 mm) , 30/80/500 ¼( (6 mm) , 10/100/500
�( (9.5 mm) , 6/100/500 (two passes may produce better results)
Acrylic 100/50 100/40 100/35
�( (3 mm) , 15/100/5000 ¼( (6 mm) , 8/100/5000
�( (9.5 mm) , 3/100/5000 (two passes may produce better results)
AlumaMark 100/40 100/35 100/30 N/A
Anodized Aluminum 100/60 100/50 100/40 N/A
Painted Brass 100/35 100/30 100/25 N/A
Marbleized Painted Brass 100/45 100/40 100/35 N/A
Corian Or Avonite 20/100 30/100 40/100 �( (3 mm) , 50/100/5000
Delrin Seals 100/60 100/50 100/40 60/95/5000
Glass 30/100 40/100 50/100 N/A
Laserable Plastic 100/50 100/40 100/30 30/50/5000
Leather 100/50 100/40 100/30 �( (3 mm) - 50/80/500
Marble 20/100 40/100 60/100 N/A
Mat board 100/65 100/55 100/45 50/50/500
Melamine 100/80 100/70 100/60 N/A
Stainless Steel With Cerdec Coating N/A 35/100 40/100 N/A
Rubber & Rubber Stamps 15/100 20/100 30/100 20/100/100
‣環境設定ダイアログの設定が完了したら[OK]をクリックする
3.4 出力推奨設定表
‣印刷ダイアログの[印刷プレビュー]で詳細な位置設定を行う
3.4 出力推奨設定表
‣オブジェクトをドラッグして位置を設定し‣ファイル>印刷でデータをレーザーカッターへ送信。
3.4 出力推奨設定表
4.レーザーカッターでの出力
‣PCから送信されたジョブが液晶ディスプレイに表示されるので、加工するファイルを上下矢印ボタンで選択する。
1. ディスプレイにファイルが表示されていることを確認する。
2. 素材が正しくセットされていることを確認する。3. Go ボタンを押す。
4.1 ジョブ(ファイル)の選択
‣しばし見守る。決して離れないこと。‣発火時には慌てずに蓋を開けて消火すること。‣動作中に蓋を開けるとレーザー出力は停止する。
4.2 出力中の注意事項
‣Stopボタンで一時停止。‣Resetボタンではじめに戻る。
4.3 緊急時の操作
‣蓋を開け素材を取り出す。‣重ねて加工を行う場合は、再度Goボタンを押す。
4.4 出力完了後の操作