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Moodle レッスンモジュール
自治医科大学 情報センター 淺田義和
(お知らせ)
本日のお品書き• レッスンモジュールとは
• レッスンの作り方
• レッスンを楽に作るプラグイン
• レッスンの裏側(データ閲覧)
• 触ってみよう
レッスンモジュール• 「問題」と「コンテンツ」のページを組み合わせてストーリー性のある教材を作成できる
• ザックリ言うなら「ゲームブック」です(画像はWikipediaより)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gamebook_insight.png
CC 表示・継承 (3.0)
こんなのが作れますスタート レベルを
選択初級
中級
上級 問題1 問題2
問題3 問題4
問題5 問題6
ランダム出題
問題1
問題1
問題2
問題3
本文・問題はセット、
順序はランダム
本文1
本文1
本文2
本文3
問題2本文2
本文・問題はセット、 順序は固定
あるいは、こんなのスタート
A
C
B
End
B
End
End
ランダム
Bad End
×
○
Normal End
True End
×
○ ○
×
A
A A
B
B
レッスンの使い道• Moodle Docs(GPL)より
• 新しいテーマに関する自主学習
• 異なる学習スタイルを許可する
• ロールプレイ・シミュレーション / 意思決定訓練
• インタラクティブ・フィクション
• 差別化リビジョンガイド
レッスンモジュールの用語• 問題ページ
• 採点できる(評定に残せる)
• 問題群をランダムで(クラスタ)出題できる
• 選択肢の順番は「必ず変わる」
• 表示は「テキスト」になる
• コンテンツページ
• 選択肢があるだけ(採点できない)
• 選択肢は「ボタン」になる
• ブランチ
• 内容の区切り(章のようなもの)
さっきの例スタート レベルを
選択初級
中級
上級 問題1 問題2
問題3 問題4
問題5 問題6
ランダム出題
問題1
問題1
問題2
問題3
本文・問題はセット、
順序はランダム
本文1
本文1
本文2
本文3
問題2本文2
緑:コンテンツ(選択肢あり)
青:コンテンツ(選択肢なし)
赤:問題
上級の問題:クラスタ
「ブランチ」?• 学習者からは「見えない」
• 教師が設定するときにのみ利用可能
• 「ブランチ内の未閲覧問題に飛ぶ」「ブランチ内のランダム問題に飛ぶ」という機能がある。
• 後者は閲覧済 / 未閲覧 関係なく飛ぶ
• 未閲覧コンテンツには飛べない。
行き先がないとどうなる?• 「未閲覧」がないとき
• もともとあったページを消しちゃったとき
• 「次の」ページに飛びます。
• 「次の」=「レッスンモジュールの中の順」
レッスンの作り方
中身は普通• コンテンツ ≒ ページ
• 問題 ≒ 小テストと思って作れます。
• 移動先は
おまけ:自動遷移• 無理矢理 javascript を埋めてしまえば、「○秒経過したら次のページに飛ぶ」という設定はできます。
• ただ、ログは・・・・?(汗
終了ブランチ
• ジャンプ先1つのみ
• ページコンテンツも 書けるけど、表示されない =書かなくていい
だんだん増えます。• 作る順番を間違えるとグチャグチャになります
レッスンを作るコツ• 先に全体像を決める(必須)
• できるだけ「最後の」ページから作る
• ジャンプ(移動先)に出るのは「作成済ページ」のみ(あたり前)= スタートから順に作ると ジャンプ先の設定が二度手間に
• 相対ジャンプ( 次の / 前の)は使わない→ きっと、ページが増えたときに混乱します。
問題ページの注意• 「最大受験回数」を超えると、ジャンプ先は強制的に「次のページ」になる
• 設定は「レッスン単位」。not 問題単位。
• Max 10 まで。無制限は設定できない。
• 複数回答ありの多肢選択の場合、それぞれ選択肢ごとの動作を揃える必要あり
• Ans1. ○ Ans. 2 × Ans. 3 ○ Ans. 4 × のとき
• Ans1 と Ans 3 の挙動は一致させるAns2 と Ans 4 も一致させる
レッスンの裏側• ページごとの統計なら、moodle上で見れる
レッスンの裏側• 本当は「誰がどんな遷移したか可視化したい」
• SQLでは「コンテンツ」と「問題」が別々に保存
• lesson_pages ( ページのデータ)
• id / lessonid / prevpageid / nextpageid / qtype / qoption 等
• lesson_attempts(ユーザの挙動)
• id / lessonid / pageid/ userid / answerid / retry / correct / useranswer 等
• lesson_answers (選択肢と正解不正解・移動先のデータ)
• id / lessonid / pageid / jumpto / grade / score 等
レッスンの裏側• 7割方、lesson_attempts で行ける。
• lesson_attempts で lessonid で絞り、さらにuserid で切り出す= 個人ごとのデータ( timeseen でソートされるはず)
• この状態で pageid を並べる = ユーザがたどった道順ができる
• どの答えか知りたいときは answerid から lesson_answers に戻る
• 最大の問題は「どこで1回の学習が終わったか分からない」
• 開始 or 終了ページ(または終了の選択肢)を確認して、 pageid (または answerid)を確認して区切る
• ・・・めんどうだけど、できそう・・・
• ※区切らなくても、全体の可視化はできる
緩募:こんなデータ書き出し• lessonid, userid, (attempt),now, next, (weight)
• attempt : 何回目のチャレンジか
• weight : 重み
• 問題の正解、不正解、普通の遷移 ・・で区分
• lesson_attemptsのpageidにlesson_pagesのidをjoinしてnextpageidを持ってくるだけか?
• 下地に lesson_pages使って全部の遷移を描いておいたほうがきれいかも?
やりたいこと:こんなレポート• 太さ or 色の濃さ=頻度
• (初回)のは回数で区切らないと無理
全体
ユーザ別
全体(初回)
ユーザ別(初回)
「SQL触るのが怖い」• プラグイン Ad-hoc database queries がおすすめ
• Admin権限のみですが、「MoodleからSQLが実行できます(DROP等は不可)」
• https://docs.moodle.org/30/en/ad-hoc_contributed_reports
• https://docs.moodle.org/27/en/ad-hoc_contributed_reports