31
情報入試を高校側と大学がわから俯瞰する 情報化社会を担う次世代のために ~ 慶應義塾大学SFCの場合 ~ 2014/05/17 植原啓介 慶應義塾大学 環境情報学部

20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

情報入試を高校側と大学がわから俯瞰する 情報化社会を担う次世代のために ~ 慶應義塾大学SFCの場合 ~

2014/05/17 植原啓介

慶應義塾大学 環境情報学部

Page 2: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

2014年度 一般入学試験 試験科目

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� v�

Page 3: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

2014年度 一般入学試験 試験科目

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� w�

新学習指導要領においては 「数値計算とコンピュータ」がなくなる! 否応なく入試を再検討しなければ!!

Page 4: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

2014年度 一般入学試験 試験科目

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� x�

新学習指導要領においては 「数値計算とコンピュータ」がなくなる! 否応なく入試を再検討しなければ!! 情報入試を始める良い機会だ。

(・∀・) ニヤリ

Page 5: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

SFCのアドミッションポリシー ■ 総合政策学部  総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を期待します。従って入学試験の重要な判定基準は、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんな事に取り組み学びたい」という「問題意識」と明確な「テーマ設定」により、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。

■ 環境情報学部  ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。

• 「各学部における3つの方針(入学者受入・教育課程・学位授与)」 http://www.admissions.keio.ac.jp/fac/policy.html

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� y�

Page 6: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

SFCのアドミッションポリシー ■ 総合政策学部  総合政策学部は「実践知」を理念とし、「問題発見・解決」に拘る学生を求めます。問題を発見・分析し、解決の処方箋を作り実行するプロセスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を期待します。従って入学試験の重要な判定基準は、自主的な思考力、発想力、構想力、実行力の有無です。「SFCでこんな事に取り組み学びたい」という「問題意識」と明確な「テーマ設定」により、自らの手で未来を拓く力を磨く意欲ある学生を求めます。

■ 環境情報学部  ひとつの学問分野にとらわれることなく幅広い視野を持ち、地球的規模で問題発見・解決できる創造者でありリーダーを目指そうとする学生を歓迎します。環境情報学部の理念や研究内容をよく理解した上で、「SFCでこんなことをやってみたい」という問題意識を持って入学してくれることを願っています。SFCの教育環境や先端プロジェクトなどあらゆるリソースを積極的に活用し、「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」と期待しています。

• 「各学部における3つの方針(入学者受入・教育課程・学位授与)」 http://www.admissions.keio.ac.jp/fac/policy.html

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� z�

Page 7: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

h@p://creaCvecommons.jp/licenses/�

インターネットの課題 知財 • 社会はアナログ情報を前提に作られていた – 信号は劣化する • デジタル化されることによって、技術的問題が取り払われた – 信号は劣化することはない • 現在の社会システムは、古い技術の上に薄氷を踏むように成り立っていた。 • これからはデジタル情報を前提に、劣化しない情報を社会に活かせる道を模索すべきである – Creative Commons

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� {�

Page 8: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

インターネットの課題 セキュリティ • 情報漏洩 – 技術の問題 情報漏洩をしないためのシステム

– 運用の問題 情報をどのような規定の下で運用するか

• 倫理的にそれを許す社会になった訳ではない。 – 教育によって倫理的側面と技術的解決の両方を模索していく必要がある

7i�,�A>���Âh@p://www.asahi.com/Ã�

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� |�

Page 9: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

インターネットの課題 プライバシ • 日本では、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)が2003年に施行 –  個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする。(第一条より抜粋)

–  「個人情報をガチガチに守りましょう」とう法律ではなく、「安全に個人情報を活用できるような環境をつくりましょう」という意図で制定された法律

• 個人情報は、正しく利用すれば社会的コストを大幅に削減するための強力な武器となる

¹µ§¾OnU^ÂNTT/DoCoMoÃ�§¿¯Á´°³ITS!b!rT9Â2002Ã�

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� }�

Page 10: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

インターネットの課題 なりすまし • 人間の社会では、安全や信頼性を確保することの根底に「人を守る」という考え方 • 「人」を定義することに関しては現在のインターネットは不完全 • 日常生活においても、場合々々に応じて様々な手法を用いて本人確認をしている – 多少の間違いが許容できる場合には簡単な認証 – 間違いが許されない場合にはロバストな認証

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� ut�

Page 11: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

インターネットの課題 安全 • 情報は受取手によって有用なものになったり、倫理的観点から見せるべきものではないという判断を下されたりする • インターネットはこれまで「ボーダー(境界)」を作らないように成長してきた • 可視化において技術面社会面の両方から解決を模索する必要がある –  技術面 可視化を制御するフィルタリング技術

–  社会面 どの情報を誰に見せるかの倫理観の醸成

• 技術面、社会面共にインターネットを前提とした新しい社会における教育に期待がかかる

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� uu�

Page 12: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

インターネットの課題 犯罪・テロ • 善悪がはっきりした問題 • インターネットが犯罪を犯したわけではない • ナイフや自動車と同じで使う側の問題 – 2011年現在、全世界において年間130万人が交通事故で亡くなっている

– しかし、自動車を撲滅しようということにはならない • 新しいツールを手に入れた時の使い方をきちんと教育していく必要性と責任がある – 技術: できるだけ誤った使い方がされないような自動車を作る

– 社会: 飲酒運転をしないよう、社会の仕組みを作る

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� uv�

Page 13: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

インターネットの課題 グローバルガバナンス • 有史以来、人間は「国家」という境界をつくって生活をしてきた – 全ての事柄が国家間協議という形で検討され、決められてきた

• インターネットは、人類が初めて手にした国家を意識しない社会 – 全世界の在り方を考えてルールを決めていく、グローバルガバナンスの必要性

– インターネットの技術者は、技術だけではなく、社会の在り方も考えなければならなくなった

– FacebookやTwitterなどのSNSが、2010年から2011年にかけて起きたジャスミン革命を起こしたと言われる

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� uw�

Page 14: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

インターネットと教育 • インターネットの課題は社会の課題 • 社会の課題はインターネットの課題 • それら全ては、情報通信分野の課題

• これからの社会を創っていくためには、情報通信分野の知識や考え方は必要不可欠であり、現代のリベラル・アーツに組み込まれるべきものの1つ

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� ux�

Page 15: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

未来を生きていく為に必要な学問 情報通信と社会学 • 情報科学を軸足とした上での、経済学、倫理学、法学など – 経済を無視した情報セキュリティは、とことん数学の分野 ⇒どれだけのコストをかけてでも情報を守る

– 情報科学を無視した議論 ⇒社会の情報化を止めてしまえという議論になる危険性

• 社会に適用しようとする時、適用可能な技術水準、経済的な受容性、法学的な準備、倫理的観点からの総合的判断ができる人材が必要 • 情報社会学とでも言えるような分野を確立 – 社会学を志す学生にも、情報科学の心をもってもらうことが必要

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� uy�

Page 16: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

未来を生きていく為に必要な学問 情報通信と文化人類学 • 人類が有するコミュニケーション手段の変化 – かつての人間のコミュニケーション: 声が届くあるいは互いに見ることができる、触れることができる狭い範囲

– 現代のコミュニケーション: 瞬時に世界中の多くの人に情報を伝達 ⇒人間の社会性の根幹をも覆しかねない発明 • 現在のインターネットの限界、可能性を知り、そして未来のインターネットの在り方を考えるのは、実は情報科学の分野の役割ではないのかもしれない

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� uz�

Page 17: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

未来を生きていく為に必要な学問 情報通信と芸術 • デジタルアート: コンピュータがもたらした芸術分野 – 情報通信分野の発展が直接的に表現力になる • それ以上に情報通信分野が芸術に与える影響は大きい – インターネットを使ったコンサート – インターネットをキャンバスにしたアート – もはや建築はコンピュータ無しでは成立しない

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� u{�

Page 18: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

未来を生きていく為に必要な学問 • インターネットは、地球温暖化の様子、気象、社会情勢、経済情勢等、ありとあらゆる情報を茶の間に居ながらにして入手できる環境を創り上げた • 全ての人間の活動はこれらの情報を適切に解析し、考察し、アクションを起こすことで前に進む • 大量に発せられる情報を短時間で理解し、適切な行動をとることは、情報科学の知識無しには実現し得ない • 情報通信は現代でいきていくために最低限必要な学問の1つである

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� u|�

Page 19: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

「情報」導入の意図 • 高校教科「情報」は指導要領において問題の発見と解決に直接言及している必修教科であり、SFCの理念に合致するものである。「情報」を得意とする学生は社会の問題をデータに基づいて理解していると考えられ、より学際的な素養を持っている可能性が高い。実践的な「情報」分野の問題を出題することによって、その能力を確認することができる可能性がある。 • 現在、SFCの一般入試は「英語」及び「数学」によって実施されている。これらの二つの教科に比べれば「情報」は歴史の浅い教科であり、十分に成熟しているとは言い難い。しかし、これからのグローバル社会における問題を解決していくためには、「情報」が対象としている学習範囲は必要不可欠なものであり、SFCが目指す卒業生像にも一致するものである。

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� u}�

Page 20: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

SFCの入試の今後 •  2015年度入試から、数学、理科において新課程を学んだ受験生が受験 → SFCの入試には数学が出題されるため、なんらかの対応が必要。 �2015&'c�/0 �£����d�£��0 � ���d/�0 ��£�����d��£���0 � ���d��È����¡Ç�¥k-Â��¤���cr6n!4Ã/

0 —0 �À0 �À0 ÊÀ0 Ë/0 Ê�¡�����0�KB�À�10�+g�À��(�+g�¥�pR���£�0 Ë�¡�ÂaÃ�0��À�·ª³¾��ÂbÃ�0�^Q�¬¿¶ºÁ¯�Â5eNÃ�ÂaÃÅÂbÃ������¤��3¥k-�£�/��dÆYd�ÀYd�À½Á²¦¿«À¼§±¦¿«�

#f2�

�2016&'c�/0 �£����d�£��0 � ���d�£��,�/�0 ��£�����d��£���0 � ���d��£���,���É����¡Ç�¥k-Â��¤���cr6n!4Ã�

0 —0 �À0 �À0 ÊÀ0 Ë/0 Ê�¡�����0�KB�À�10�+g�À��(�+g�¥�pR���£�0 Ë�¡��KB $�U^I�.?�À�0��À�·ª³¾�¥�pR���£�/��dÆYd�ÀYd�À½Á²¦¿«À¼§±¦¿«/,�ÆL��,�À,��M �

#f2�~��d���£crMJ�;_���¢�����CZ���¥`h���£�

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� vt�

Page 21: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

ポイント • 数学 – 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学Bが出題範囲になり、選択等については言及されていません。

• 情報 – 「社会と情報」「情報の科学」が出題範囲となり、選択等については言及されていません。

• 「情報」は「数学」や「外国語」と並列で実施され、情報を選択する学生は「情報」と「小論文」で合否が決定される。 • 特に「情報」受験者の定員などは設けていない。

��� �)�

0 �

#f2���d�

0 � ���d�

,��

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� vu�

Page 22: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

「情報」導入の意図 • 高校教科「情報」は指導要領において問題の発見と解決に直接言及している必修教科であり、SFCの理念に合致するものである。「情報」を得意とする学生は社会の問題をデータに基づいて理解していると考えられ、より学際的な素養を持っている可能性が高い。実践的な「情報」分野の問題を出題することによって、その能力を確認することができる可能性がある。 • 現在、SFCの一般入試は「英語」及び「数学」によって実施されている。これらの二つの教科に比べれば「情報」は歴史の浅い教科であり、十分に成熟しているとは言い難い。しかし、これからのグローバル社会における問題を解決していくためには、「情報」が対象としている学習範囲は必要不可欠なものであり、SFCが目指す卒業生像にも一致するものである。

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� vv�

Page 23: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

「情報」導入の意図 • 高校教科「情報」は指導要領において問題の発見と解決に直接言及している必修教科であり、SFCの理念に合致するものである。「情報」を得意とする学生は社会の問題をデータに基づいて理解していると考えられ、より学際的な素養を持っている可能性が高い。実践的な「情報」分野の問題を出題することによって、その能力を確認することができる可能性がある。 • 現在、SFCの一般入試は「英語」及び「数学」によって実施されている。これらの二つの教科に比べれば「情報」は歴史の浅い教科であり、十分に成熟しているとは言い難い。しかし、これからのグローバル社会における問題を解決していくためには、「情報」が対象としている学習範囲は必要不可欠なものであり、SFCが目指す卒業生像にも一致するものである。

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� vw�

Page 24: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

情報入試研究会/情報処理学会情報入試WG

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� vx�

Page 25: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

SFCのオープンキャンパス

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� vy�

Page 26: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

総合政策学部&環境情報学部の募集 入試制度 学部 一般入試 募集人数は総合政策学部、環境情報学部共に275名 AO入試 募集人数は各方式の合計で総合政策学部、環境情報学部共に100名

A方式 志望理由や入学後の構想が明確であり、十分な意欲と能力を有し、第一志望として勉学を希望する者。また、学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が顕著である者。 B方式 志望理由や入学後の構想が明確であり、十分な意欲と能力を有し、第一志望として勉学を希望する者。また、高等学校での学業成績が優秀で全体の評定平均値4.5以上(4.5を含む)の者。 C方式 A方式の出願資格で定められた条件に加え、以下のコンテストについて所定の成績をおさめ、そのことを証明する書面を提出することができる者。 GIGA(環境情報学部のみ) 核となるすべての授業が英語で行われる学部課程プログラム 海外出願

留学生入試 総合政策学部、環境情報学部共に募集人数は若干名 帰国生入試 総合政策学部、環境情報学部共に募集人数は若干名 塾内進学 慶應義塾では一貫教育によって、多彩な学生を育んでいます。こうした学生を

慶應義塾が設置する5つの高校から受け入れているのが塾内進学です。全体の2割程度の人数になります。

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� vz�

Page 27: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

2012年度(4月入学)実績

297/

331/

628/

93/

88/

181/

52/

15/

67/

0%/ 10%/ 20%/ 30%/ 40%/ 50%/ 60%/ 70%/ 80%/ 90%/ 100%/

E�,� l�

V�/P l�

SFC/ÂV�ÄE�Ã�

�Xc� AOc� G Fc� %�Fc� �j �

�Xc� AOc� G Fc� %�Fc� �j �

SFC/ÂV�ÄE�Ã�

628�s(70.6/%)/� 181�s(20.5%)� 4�s(0.4%)� 8�s(0.9%)� 67�s(7.5%)�

V�/P l� 331�s(75.1%)� 88�s(20.0%)� 3�s(0.7%)� 4�s(0.9%)� 15�s(3.4%)�

E�,� l� 297�s(66.3%)� 93�s(21.0%)� 1�s(0.2%)� 4�s(0.9%)� 52�s(11.6%)�

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� v{�

Page 28: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

SFCにおけるAO入試 SFCは「未来からの留学生」が学ぶキャンパスです 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の2つの学部、総合政策学部・環境情報学部は21世紀の学問や大学のあり方を先取りしつつ、時代が要請する新しい「知」の再編成と創造をめざすという世界的にも例をみない斬新な構想から1990年4月に開設されました。現代社会が直面するさまざまな問題は多岐にわたる複雑な要因が絡み合い、どのひとつをとってみても個別学問の枠組みを大きく越えています。このような認識をもとに、SFCの2学部はともに現実の諸問題を個別学問の枠で切り取るのではなく、関係する既存の諸学問の成果を知識と技術の体系として新たに再編成し、豊かな発想と広い視野から問題を捉えて解決に導く能力を自ら学び取る「問題発見解決型」「創造性開発型」の教育を重視しています。 「SFCであなたは何を学びたいのか」が出発点です SFCはみなさんに、学部の理念や内容をよく理解したうえで「SFCでこんなことを学びたい」というあなた自身の「問題意識」や「テーマ」を持って入学してくれることを期待しています。SFCの教育環境やシステムなどあらゆるリソースを積極的に活用し「自らの手で未来を拓く力を磨いてほしい」という期待と願いは、アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)の入学者に限りませんが、特にAO入試においては本大学と学部の理念や教育内容を良く理解したうえでSFCへの入学を強く志し、より高いレベルでの自己実現を図ろうとする情熱と明確な志望を持った人達の積極的な出願を期待しています。 SFCのAO入試は多面的能力の総合評価による入学者選考です AO入試は一定の条件を満たしていれば自らの意思で自由に出願できる推薦者不要の公募制入試です。入試内容の特色は筆記試験や技能試験などの試験結果による一面的、画一的な能力評価ではなく、中学校卒業後から出願に至るまでの全期間にわたって獲得した学業ならびに学業以外の諸成果を筆記試験によらず書類選考と面接によって多面的、総合的に評価し入学者を選考するものです。募集定員の限りもあり、選考という形式をとらざるを得ませんが、アドミッションズ・オフィスは入学志望者と大学が互いに望ましい「マッチング」を創り出すための出会いとコミュニケーションの場です。 GIGAプログラム (Global ICT and Governance Academic Program) 2011年9月より環境情報学部にて開始したプログラムであり、情報通信技術(ICT) 分野の創造的能力とガバナンス能力を習得し、社会が直面しているグローバルな問題を発見・解決できる人材の育成を行います。コアとなる授業はすべて英語で提供され、卒業に必要な単位を英語のみにより修得することができます。入学試験等の詳細は次のWebサイトをご覧ください。 http://ic.sfc.keio.ac.jp/

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� v|�

Page 29: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

AO入試の今後 1.  IB方式の導入について 2015年4月入学Ⅰ期AO入試から、新たに国際バカロレア資格(International Baccalaureate Diploma)を取得した者もしくは取得見込み者を対象とした「IB方式」を導入します。 –  4月入学Ⅰ期、4月入学Ⅱ期、9月入学試験の年3回実施します。 –  出願資格はAO入試A方式の資格に加え、2015年3月31日までに(2015年9月入学AO入試の場合は2015年9月21日までに)国際バカロレア資格(IB)を取得した者もしくは取得する見込みの者とします。(なお、取得見込みで合格をした場合でも、Diplomaが取得できなかった場合は、入学資格を失います。)

–  出願に必要な書類は、原則としてA方式の出願書類と同様とし、それに加えて「IBの成績評価証明書およびDiploma(IB取得済の場合)」または「Predicted Gradesおよび資格取得見込証明書(IB取得見込の場合)」の提出を必要とします。

–  A方式と同様のスケジュールで1次選考(書類選考)、2次選考(面接試験)を実施します。

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� v}�

Page 30: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

AO入試の今後 2.  B方式について(出願に必要なものの変更) 2015年4月入学Ⅰ期AO入試から、「出願に必要なもの」について、以下のとおり変更します。 –  「活動報告」は、任意提出ではなく必須提出とします。 –  「志望理由・入学後の学習計画・自己アピール」のうち「自由記述」は、任意提出ではなく必須提出とします。

3.  C方式について(出願に必要なものの変更) 2015年4月入学Ⅰ期AO入試から、「出願に必要なもの」について、以下のとおり変更します。 –  「活動報告」は、任意提出ではなく必須提出とします。 –  「志望理由・入学後の学習計画・自己アピール」のうち「自由記述」は、任意提出ではなく必須提出とします。

4.  2次選考について(指示の変更) 2015年4月入学Ⅰ期AO入試から、A,B,C,IB方式すべて各方式共通して2次選考の指示を以下のとおりとします。 –  「1次選考合格者に対して面接試験を行います。1次選考合格発表時に指示された日時・場所に受験票と筆記用具を持参のうえ、集合してください。最終合否は1次選考の評価とあわせて総合判定します。なお、面接試験の実施時間の枠は一人30分程度です。」

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� wt�

Page 31: 20140517 ジョーシンうめきた(発表用)

まとめ • 情報化社会を担う次世代は、何をやるにもある程度の情報のスキルが必要。

•  SFCにおいては、当たり前のように道具として情報技術を使いこなし、そのスキルを用いて新たな問題に取り組む姿勢を重視している。

•  SFCでは2016年度入試より、教科「情報」による入試が始まる。そこに込められた思いは、社会の問題をデータに基づき理解し、グローバルに問題を解決できる人材育成である。

2014/05/17� ®»Á­¿����s©Keisuke/UEHARA/([email protected])� wu�