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Y AHOO!知恵袋の生みの親が語る! ウェブでの<伝わる>文章の書き方 岡本真 アカデミック・リソース・ガイド株式会社 代表取締役/プロデューサー 東北ローカルジャーナリスト育成講座 「地域の外とつながる情報発信術」青森・岩手編 日時:20161113日(日) 会場:オガール紫波 1 Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp

20161113 講演 日本ジャーナリスト教育センター(jcej)東北ローカルジャーナリスト育成講座「地域の外とつながる情報発信術」青森・岩手会場「ウェブで伝わる文章の書き方」(岩手会場)

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YAHOO!知恵袋の生みの親が語る!

ウェブでの<伝わる>文章の書き方

学問を生かす社会へ

岡本真アカデミック・リソース・ガイド株式会社

代表取締役/プロデューサー

東北ローカルジャーナリスト育成講座「地域の外とつながる情報発信術」青森・岩手編

日時:2016年11月13日(日)会場:オガール紫波

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自己紹介-岡本真とアカデミック・リソース・ガイド株式会社

学問を生かす社会へ

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自己紹介(現在)

1. アカデミック・リソース・ガイド株式会社(2009年~) 代表取締役/プロデューサー(2009年~)

ACADEMIC RESOURCE GUIDE編集長(1998年~)

2. オーマ株式会社(2008年~) 代表取締役(2011年~)

3. 任意団体saveMLAKプロジェクト(2011年~) プロジェクトリーダー(2011年~)

4. 任意団体iSPP情報支援プロボノ・プラットフォーム(2011年~) 共同代表理事(2011年~)

5. NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(2002年~) 理事(2010年~)

学問を生かす社会へ

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自己紹介(過去)

1973年生まれ

43歳

国際基督教大学(ICU)卒業(1997年)

日本政治思想史を専攻

教育雑誌、学術書等の編集者等を経て、

1999年~2009年、ヤフー株式会社に在籍

Yahoo!カテゴリ、Yahoo!検索、Yahoo!知恵袋、Yahoo!検索ランキング、Yahoo!ラボ等の企画・設計・運用、また産学連携のコーディネートに従事

学問を生かす社会へ

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[参考]アカデミック・リソース・ガイド株式会社

創業: 2009年9月30日

前史: 1998年7月11日創刊のメールマガジン“ACADEMIC RESOURCE

GUIDE (ARG)”

ビジョン: 「学問を生かす社会へ」

事業:1. コミュニティー創造、

2. コラボレーション促進、

3. エンパワーメント支援、

4. ノウハウ提供

体制: 役員1名+社員1名+パートナー6名

学問を生かす社会へ

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[参考]これまでの主な図書館プロジェクト

富山市、デジタルハリウッド大学、恩納村、瀬戸内市、宮城県、長崎県・大村市、須賀川市、名取市、佐賀県、埼玉県、日出町、気仙沼市、沖縄市、和歌山市、山口市、東京都港区、長与町、別府市、境港市、津山市、大阪市、指宿市

学問を生かす社会へ

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ほかに、震災復興支援の一環として、名取市図書館、南三陸町図書館

の復旧に関与

[参考]これまでに関わった主な図書館プロジェクト

学問を生かす社会へ

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<PR>『未来の図書館、はじめませんか?』

岡本真・森旭彦共著

2014年11月刊行

青弓社

2000円+税

学問を生かす社会へ

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増刷出来

ウェブにおける文章表現-『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』を中心に

学問を生かす社会へ

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「ウェブでの<伝わる>文章」の前提

学問を生かす社会へ

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• 業務上の文章What

• 業務上の文書を書く方Who

• 業務上の文章?

• 幅広い解釈(生活シーン)補足

学問を生かす社会へ

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質問:

そもそも<伝わる>とは、なんですか?

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ウェブでの<伝わる>文章とはなにか

(ご自分の定義を書いてください)

学問を生かす社会へ

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回答:

そもそも<伝わる>とは、なんですか?

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ウェブでの<伝わる>文章とはなにか

1. 「伝える」と「伝わる」の大きな相違

2. 「伝えた」相手に、期待するなにかをしてもらえること≒「伝わる」

ウェブでの<伝わる>文章とはなにか

学問を生かす社会へ

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<伝わる>までの3段階

•目にとまること

•選んでもらうこと

•読んでもらうこと(伝えること)

ウェブでの<伝わる>文章とはなにか

学問を生かす社会へ

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「見出し」の大切さ(「惹き」の演出)

•その先、その続きへの関心を喚起します

ウェブならではの4W1H(「いつ」と「どこ」)

•読み手が真っ先に知りたいことへ誘導します

ウェブでの文体

•<伝わる>ための文章で表現します

ウェブでの<伝わる>文章とはなにか1. 「見出し」の大切さ(「惹き」の演出)

学問を生かす社会へ

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Yahoo!ニュースの「トピックス」に学ぶ

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ウェブでの<伝わる>文章とはなにか2. ウェブならではの4W1H

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「いつ」と「どこ」の優先的な明示

4W1H:

いつ(When)

どこで(Where)

だれが(Who)

なにを(What)

どのように(How)

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「ウェブ文章講座」を実施(2016年11月11日、於・オガール紫波)

オガール紫波にて「ウェブ文章講座」を実施(2016年11月11日)

2016年11月11日(土)、オガール紫波にて「ウェブ文章講座」を実施

ウェブでの<伝わる>文章表現-ワンポイントアドバイスを中心に#1

学問を生かす社会へ

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1. 短文にしましょう

• 1行40文字以内、1文3行以内が目安です

2. 改行しましょう

• htmlタグ<P>と<BR>の違いを知ると便利です

3. 箇条書きにしましょう

• 並列できる構成要素かを考えます

4. リンクしましょう

• リンク先で説明すればよいものを考えます。

ウェブでの<伝わる>文章表現-ワンポイントアドバイスを中心に#2

学問を生かす社会へ

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5. 画像を使いましょう(適宜)

• 「読む」より「見る」が有効な場合もあります

6. 変化を明示しましょう

• 変更前と変更後を対比するとわかりやすくなります

7. 専門用語を避けましょう

• 図書館は専門用語の宝庫です(例:「書架」)

8. 繰り返し見直しましょう

• 反復によって改善は実現できます

ウェブでの<伝わる>文章表現-ウェブで発信する可能性とリスクと

学問を生かす社会へ

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1.ウェブでの発信は拡散される

• ウェブでの発信は全世界への公開です

2. ウェブでの発信は誤読される

• ウェブに限りませんが、読者は常に誤読します

3. ウェブでの発信は保存される

• 発信したら取り返せなくなります

4. ウェブでの発信は熱狂を生み出す

• 煽られて取り返しのつかない発信をしがちです

[参考]<伝わる>以前の執筆・校正の基本

学問を生かす社会へ

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用字用語のルール化

基本資料:

朝日新聞社『朝日新聞の用語の手引』

毎日新聞社『毎日新聞用語集』

読売新聞社『読売新聞用字用語の手引き』

講談社校閲局『日本語の正しい表記と用語の辞典』

共同通信社『記者ハンドブック』

日本新聞協会『新聞用語集』

日本エディタースクール『日本語表記ルールブック』

日本エディタースクール『標準校正必携』

日本エディタースクール『標準編集必携』

+独自ルール

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[参考]基本的なルール化ポイント

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1. 時間の書き方 曜日の重要性

利用者の多くは曜日のルーティンで生活

12時間表記と24時間表記 午前10時と、午後10時ではまったく異なる

2. 記号の使い方 環境依存文字への配慮

Macの問題

3. 全半角の統一 日本語文中では全角、英語文中では半角

理系文化の落とし穴

4. 句読点の統一 「、」「。」か、「,」「.」か

複数原稿の統一の際は、特に要注意

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実践演習

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ウェブでの<伝わる>文章の書き方

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代表取締役/プロデューサー

東北ローカルジャーナリスト育成講座「地域の外とつながる情報発信術」青森・岩手編

日時:2016年11月13日(日)会場:オガール紫波

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