その一声が自分を高める ～ボイストレーニング入門～

山崎 美和

フリーアナウンサー・キャリアカウンセラー

山崎美和 キャリアカウンセラー・フリーアナウンサー

フリーアナウンサーとして１8年間

マスコミの仕事に携わるかたわら、キャリアカウンセラー、産業カウンセラーなどの資格を取得。５年間で５０００人を超えるカウンセリングを担当。同時に、行政や企業、教育機関で、ボイストレーニング・コミュニケーション・キャリア講座の講師を務める。現在は「心の声」に寄り添い、「声の力」で自律的キャリア形成の実現を目指す、ボイス・キャリアカウンセラーとして活動中。

ボイストレーニングの目的

声はとても正直です。その時の感情や状況が、 無意識に相手へ伝わってしまいます。

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性格を変えることは困難ですが、声格（声から

与える印象）は、意識をすれば変えられます。

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「声の力」を通じて、「ありたい自分」をイメージし、自分を高める意欲を持ち続けましょう。

ウォーミングアップ 「あくび」

顔の筋肉を動かして 口の形をチェック

「あ」…思いっきり大きく口を開く

「い」…口角を耳元へ引き上げる

「う」…くちばしのように、口をすぼめて前に出す

「え」…口を横に開き、舌を下歯茎に付ける

「お」…口の中に大きな空間を作る感じ

全身を使って声をだす

腹式呼吸 お腹をへこませ、口でゆっくり息を吐く。

お腹を出しながら、鼻からゆっくり息を吸う。

音にして出す

吸い込んだ息をはき出す時に「アー」という音を出してみる。

一息で出来るだけ長く、少なくとも20秒ぐらい「アー」という発声を続けるようにする。

注意することは、か細い声になったり、声がふるえたりしないように全身に共鳴させ、幅のある、ゆったりとした声をだす。

あひるの あくび

あひるの あくびは あいうえお かえるが かけっこ かきくけこ さるくん さかだち さしすせそ たぬきが たこあげ たちつてと なまずが なかよく なにぬねの はちさん はらっぱ はひふへほ まりちゃん まりつき まみむめも やぎさん やまみち やいゆえよ らくだで らくちん らりるれろ わにさん わなげだ わいうえお ん

リラックスモードで読んでみよう

『うれしい～！』

『たのしい～！』

『おいしい～！』

『ラッキー！』

『チャレンジ～！』

声の力を磨く３ステップ ①発声

発声練習を繰り返すと、声のパワーが高まり、自信の伝わる、説得力のある話し方ができる。

②滑舌

滑舌が良くなると、聞き取りやすい話し方ができるようになり、相手に聞き返されなくなる。

③表現力

表現力を身に着けると、自分の話が人に理解されやすくなり、知的イメージがアップする。

５つの「良い声」 ①力強い声 パワフルで迫力のある声。話の内容はたいしたことがなくても、声の説得力で相手を 納得させてしまう張りのある声です。

②通る声 誰もが目指す理想的な声。呼吸・発声がきちんとできているため、話し手、聞き手とも 心地よくなる声。一語一語、母音を意識して明確に音を出す。

③明るい声 周りの雰囲気を盛り上げる声。声を明るくする努力をしていると、不思議なことに性格も明るくなります。口角を上げて、少し高めの声を出してみる。

④響く声 低音の大人の魅力を醸し出せる声。大きな声を出せば頼もしく、小さな声でささやいても相手を魅了する。全身で声を響かせます。

⑤優しい声 自然体で信頼感を与える声。違和感を与えることなく、相手の心をつかむことができる 柔軟な声。笑顔でゆっくり話すと、柔らかい、優しい声になる。

あなたは、どの声が心地よいですか？どの声を目指しますか？

本日の振り返り

声の力を磨くことで

自分の人生を

変えることができる！！