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Copyright 2017 all right reserved Kotaro Miura 1 2016 年 11 年 5 年 年年 2017 年 1 年 2 年 年年 年年年年 : 521001 年年 年年年 ここここここここここ こここここここ

JAIST 入試プレゼン資料

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2016 年 11 月 5 日 初版2017 年 1 月 2 日 更新

受験番号 : 521001三浦 幸太郎

これまでの研究概要と今後の研究計画

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更新履歴

更新日 更新者 内容

2016/11/7 三浦 幸太郎 初版作成

2016/11/20 三浦 幸太郎 今後の研究計画のスライドを追加。

2016/12/5 三浦 幸太郎 iroha Note の説明スライド、研究の概要 Step2 のスライドを追加。

2016/12/19 三浦 幸太郎 研究の概要 Step1 、研究の背景と動機、期待される成果のスライドを修正

2017/1/2 三浦 幸太郎 スライドのタイトルを修正、ノートの追加

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大学院における研究 ( 研究期間 : 2016 年 4 月~ 2017 年 2

月 )

これまでの研究概要

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研究の概要

現状、学会や国際会議の運営業務は多岐にわたり、それらの業務を支援するシステムにも様々なものがあるが、商用でプロプラエタリのものが多く、オープンソースソフトウェアとして提供されている例が極めて少ない。

そこで、本研究では学会や国際会議の運営に必要かつ基本的な会員管理システムを、オープンソースソフトウェアとして開発、実証実験を行い、さらにはオープンソースソフトウェアのビジネス上のメリット、デメリットの検証を行った。

オープンソースソフトウェアのビジネスモデルの検証

研究のテーマ

オープンソースの学会向け会員管理システムの開発・有用性の検

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プロダクトの利用者

会員管理システムの利用者には、学会事務局の職員、会員がおり、会員はマイページによる会員情報の編集、お知らせの確認、イベントへの申込などを行い、職員は会員管理、イベント管理、イベント申込管理などを行う。

会員

会員管理システム

職員

会員管理

お知らせ管理

イベント管理

イベント申込管理会員登録の申込

マイページ(会員情報の編集)

イベントの申込

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プロダクトの構成図

サーバ環境

OS Linux

Web サーバ Apache 2.x

データベースサーバ MySQL 5.x

言語 PHP5.3 以上

フレームワーク CakePHP 2.x

会員管理システム(Web アプリケーション形

式 )

PC スマートフォン

Webブラウザ Webブラウザ

クライアント環境

OS Windows, Mac, iOS, Android

Web ブラウザ ChromeFirefoxSafariInternet Explorer 10 以上

GitHub公式サイト

ダウンロード及びインストー

OAMMS

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オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデル

オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデルにはいくつの類型がある。

有償サポート提供型モデルオープンソース・ソフトウェアのサポートを有償にて行うビジネスモデル。Red Hut などが採用。

第一段階

仲介型モデルオープンソース・ソフトウェアの開発元は市場に対して大きな影響力を持ち、コミュニケーションのハブとなる。そのポジションを利用し、 SI を行う開発会社の紹介や、サーバ会社を仲介を行い、広告料や手数料を徴収。EC-Cube などが採用。

有償製品誘導型モデルオープンソース・ソフトウェアを無償で配布し、顧客を囲い込み、自社の有償製品の購入へと誘導。Microsoft などが採用。 例 : Visual Studio Code

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オープンソース・ソフトウェアのビジネスモデル

最終目標プラットフォーム型モデルオープンソース・ソフトウェア自体は利益にならなくても、オープンソースの圧倒的な伝播力を利用し、市場に普及させ、プラットフォームの作り手としての地位を獲得する。プラットフォームの作り手は市場に大きな影響力を持ち、また様々な決定権があり、ビジネスを有利に進めることが可能となる。代表例として Google の Android が挙げられる。

最終目標

Android 採用が急速に進み、事実上標準となる

各社が独自に OS を開発

Google の影響力が大きくなり、ビジネスも拡大

Android 誕生

ガラパゴス化

世界シェア : 85%(2014 年時点 )

広告/アプリ市場を支配

2008 年

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個人による思考支援ソフトウェア開発

( 期間 : 1997 年~ )

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研究の概要

「 e ラーニングにおける思考ソフトウェアの設計と実装」

現在の e ラーニングは知識を得るという意味では非常にサービスが充実しているが、 e ラーニングを通じて得た知識を基に自分で考え、まとめ、答えを見つけるというプロセスはなかなか実現できていない。そこで実際に「自分で考え、まとめ、答えを見つける」プロセスを支援するソフトウェアを設計、開発し、 eラーニングにおける有用性の検証を行った。

研究テーマ

研究の概要

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SE-DBMS

断片的なデータを登録し、分類やリンクを行うことによって体系化することが可能なカード型データベースソフト。 1997 年に開発。

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iroha Note

リーフと呼ばれるカード型の情報をつなぎあわせてノートを作成するソフト。 2009 年に開発。学習やアイデア整理、プロット作成など様々な用途に活用されており、国内外で累計 50万回以上のダウンロードされた。

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マインドマップとの比較

iroha Note はマインドマップと比較されることが多いが、最大の違いは、 iroha Note には中心となる幹がない点である。そのため断片的な情報 ( リーフ ) をとりあえずたくさん追加して、後から整理し、紐付けることができ、より柔軟に考えをまとめることが可能となっている。

マインドマップ iroha Note

幹が必要

枝なしでは存在できない 枝なしで独立して存在可能

幹が必要ない。( 作成することも可能。 )

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iroha Note シリーズ

iroha Note シリーズは以下のソフトウェアによって構成されている。

クラウド版

デスクトップ版 アプリ版

• Windows, Mac, iOS, Android に対応• データは全てクラウド側で管理• iOS/Android からはブラウザにて利用

(将来的にはアプリ版も提供予定 )

有償版 (印刷や画像リーフに対応 )

• iOS, Android に対応• Dropbox と連携が可能

Windows, Mac に対応

フリーウェア版累計 40万ダウンロード

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iroha Note シリーズの変移と今後のロードマップ

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 以降

iroha Note リリース

iroha Note+ リリース

iroha Note Web リリース

iroha Note Cloud リリース

iroha Note 2.0 リリース予定

iroha Note for Android リリース

iroha Note for iOS リリース

サービス終了クラウド版

デスクトップ版

アプリ版 クラウド連携追加

クラウド連携追

サポート継続

統合予定

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掲載実績 ( 国内の雑誌 )

週刊アスキー Mac People 美的

アスキードット PC 日経 PC ビギナーズ Mr.PC

iP

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掲載実績 (海外のサイト )

日本で生まれたユニークなマインドマップソフトとして、アメリカ、ドイツ、チェコ、ロシア、ブラジル、アルジェリア、韓国など、世界中の IT系ニュースサイトで大きく紹介された。

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今後の研究計画

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研究テーマ

KJ法などの創造技法の体系化、及び独自の思考支援モデルに基づいたソフトウェアの開発と、その有用性に関する研究。

1. 既存の様々な創造技法の体系化

2. 独自の思考支援モデルの確立

3. モデルに基づいたソフトウェアの開発、有用性の検証

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研究の背景と動機

通常の学習 eラーニング

知識を得る 講義 テキスト/動画講義

まとめる ノート なし

理解度の確認 筆記試験 オンラインテスト

現在、様々な分野で e ラーニングが活用されている。しかし現在の e ラーニングは、知識を得るプロセス (講義 ) と、理解度を確認するプロセス ( テスト ) を支援するソフトウェアは非常に充実してきているが、その中間にある、得た知識を自分自身で「まとめ、考え、答えを見つける」というプロセスを支援するソフトウェアがほとんど存在しない。

私は 20 年以上前から思考支援ソフトウェアに興味を持ち、独自にソフトウェアを開発してきが、それらのソフトウェアは何らかのモデルに基づいて開発したわけではなく、いつか思考支援モデルの研究の実績のある研究室で、既存のモデル・理論を研究し、学術的根拠に基づいたソフトウェアを開発したいと長年考えてきた。

背景

動機

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研究の目的

現在の e ラーニングに不足している「自らまとめ、考え、答えを見つける」プロセスに最適なモデルを見つけ出す。

さらには作成したモデルを基にしたソフトウェアの開発し、学習効果や発想力の向上に役立てる。

知識を得る (講義 )

理解を確認する ( テスト )

まとめる

考える

答え (考え ) を見つける

不足しているプロセス現在の e ラーニングサービス

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研究の概要 Step1 : 既存の様々な創造技法の体系化

まず既存の様々な創造技法を調査、比較し、有用性の検証を行い、さらに創造技法の体系化を行う。現在調査対象となっている代表的な創造技法は以下の通りである。名称 作者 形式 概要

KJ法 川喜田二郎 収束的 データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて、図解し、文章等にまとめていく手法。

NM法 中山正和 発散的 明確な技術的課題について類比(アナロジー)を使って似ているものを思い浮かべる。

マインドマップ Tony Buzan 発散的 頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツール。

アヤトゥス・カルタ   収束的 フィンランドの教育で採用されている思考法。連想するキーワードをつなぎ合わせ視覚化を行う。

ブレインストーミング

Alex F. Osborn 発散的 集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法その他、マンダラート法、オズボーンのチェックリスト、属性列挙法、

ノミナルグループ手法なども調査

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研究の概要 Step2 :独自の思考支援モデルの確立

体系化した創造技法を基に「自ら考え、まとめ、答えを見つける」プロセスに最適なモデルを独自に作成し、有用性の検証を行う。またそのモデルに関する論文を執筆する。

断片的な情報をカードで表記カードはタイトルと内容から

構成

分類とリンクによって情報を整理し、ノートを作成

作成したノートを解釈し、自分自身の考えを明確にする

• ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ • ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

Cards Note Ideas

「自ら考え、まとめ、答えを見つける」プロセスに最適なモデルの案

Title : ○ ○ ○ ○ ○

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研究の概要 Step3 : モデルに基づいたソフトウェアの開発

モデルに基づいたソフトウェアの実際に開発し、その有用性について定性的評価、定量的評価を行い、さらに論文を執筆する。ソフトウェアの開発はデータの共有性を重視し Web アプリケーション型とし、またより操作性・機能性を向上させたクライアント側のアプリの開発を予定している。クライアントアプリは移植性を考慮し、JavaScript を開発言語とし、スマートデバイス側は Cordova ベース 、PC側には Electron ベースの開発を検討する。

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期待される成果

新しいモデルに基づいたソフトウェアは、オープンソース・ソフトウェアとして公開し、情報提供サイトも開設する。ソフトウェア及び情報提供サイトは、多言語に対応し、世界中の人々が利用可能なものとする。さらに派生ソフトウェアや、他のシステムへの組み込みも容認し、創造技法におけるオープンなプラットフォームとして広める。※ オープンソース・ソフトウェアのライセンスについては GPLv2 を想定しているが、適切かどうか今後検討していく必要がある。

多くの人々の知的活動への貢献 本学の知名度向上に寄与

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スケジュール

1 年目

2 年目

3 年目

4 年目

5 年目

研究計画書の作成(本計画書をベースに先生と相談しながらより具体的な計画書を作成)

参考書籍、論文のサーベイ。既存の様々な創造技法の比較検証、体系化。

理想的なモデルの作成、論文の執筆。副テーマ開始。

モデルに基づいたソフトウェアの開発。ソフトウェアの有用性の検証、論文の執筆。

論文の骨子提出、学位申請。

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参考文献

「発想法 - 創造性開発のために」 川喜田 二郎 (1967)「知的生産の技術」 梅棹忠夫 (1969)「アイデア発想法と協同作業支援」 宗森 純・由井薗 隆也・井上 智雄著 (2014)「発想支援システムの研究開発動向とその課題」 國藤 進 (1993)「マジビジプロ 超図解 三谷教授と学ぶ 『拡げる』 × 『絞る』で明快! 全思考法カタログ」三谷 宏治 (2013)

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