Moodle Moot 2014 Moodle単体で実現するポートフォリオプラグイン(mamiline)

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Moodle単体で実現するポートフォリオプラグイン開発

mamiline

2014年2月20日　株式会社VERSION2 不破崇行(Takayuki FUWA)

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今話をしている人について

不破崇行(ふわたかゆき) •  株式会社VERSION2 技術部おやつ係所属 •  去年まで日本ムードル協会理事でした

•  社内では主にMoodleカスタマイズ案件を担当しています。

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カスタマイズ、やってます。

Moodleプラグインや本体カスタマイズを承っております。「Shareing Cart」や「e問つく朗」などをリリースしております。

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本日の内容

弊社で開発したMoodle向けプラグイン

“mamiline(マミライン)”の紹介

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Mamiline(マミライン)?

「ふりかえり」支援プラグインです。

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Mamiline(マミライン)?

ポートフォリオの話では無いのか？

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mamiline(マミライン)?

後で説明します

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それでは早速機能紹介

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「マミライン」ブロックを作成し、「タイムラインを表示」

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mamilineトップページ

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自分が所属しているコースの一覧が表示されます

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「小テスト」のふりかえり

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「小テスト」のふりかえり

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「提出物」のふりかえり

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フォーラムのふりかえり

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タイムライン

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mamilineの機能まとめ

•  ふりかえり機能 •  受験した小テスト(quiz) •  提出した課題(assignment) •  投稿したフォーラム(forum) •  タイムライン

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ふりかえり?

「ポートフォリオ」と「ふりかえり」何が違う？

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Moodle + Mahara = Mahoodle!

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Mahoodleのいいところ

•  MoodleとMaharaの機能をそのまま使える •  Mnet認証が使える •  Moodleには実装されていないポートフォリオ機能を使える

などなど

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Mahoodleの欠点

•  連携コストがかかりすぎる •  完全なシングルサインオン(SSO)が難しい

•  mnet認証は完全なSSOではない •  「片方向連携」が基本

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「片方向連携」が基本

「MoodleからMahara」しか出来ない

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Maharaからデータを参照する機能は標準では無い

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連携コスト

連携は簡単ではありません。

•  データの保持はどうする？

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連携コスト

MoodleとMahara、お互いにデータのコピーをするとディスク容量を圧迫する恐れ

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単純計算だと 2倍の容量を用意する必要がある

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これは出来ない

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そもそも「連携」を考えていない

•  MoodleもMaharaも、開発当初は「連携」を考えていない

•  そのため、DB構成もシステム設計もバラバラ。

•  互換性を考えていないシステムを連携させる難易度は非常に高い •  出来るけど開発難易度は高い

•  片方のシステムがバージョンアップした際の互換性保証が無い •  必ずMoodle or Maharaが歩調を合わせるとは限らない

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ポートフォリオの大変なところ

•  ポートフォリオを授業以外で作る学生さんは多くない •  授業時間外でのモチベーションを上げられない

•  「ポートフォリオを作れば単位をあげよう」で一時的に上げられるが、　　あくまで一時しのぎ

•  そもそも「ポートフォリオ」の定義があいまい •  方向性がいまいちで、学生もよくわかっていない

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気をつけること事

•  不用意な連携はしない •  きちんと設計を考えましょう

•  必要性を考えましょう •  「とりあえず連携！」はやめましょう

•  設計,構成策定はプロフェッショナルにお願いしましょう •  弊社では様々な連携システム構築実績がございます。

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あえて連携をしない。それがmamiline

•  可能な限り「連携」は避ける

•  既にMoodle上で持っているデータは出来るだけ使う •  MoodleのデータベースをAPI経由でアクセスし、データを取得

•  「楽してポートフォリオ作成」 •  教員/学生の負担を可能な限り減らす

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「ポートフォリオ」は作らない。

•  maharaは「自主的」にポートフォリオを作るが、自主的に作る学生はそこまで多くない •  学生のモチベーションを維持するのは非常に大変 •  「成績に反映するからポートフォリオを作りなさい」は根本的に違う

•  ポートフォリオは「作る」という考えは「万人向け」ではない

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「作られるポートフォリオ」

•  提出物や小テストの結果を収集し、そこからポートフォリオが作成される

•  学生がポートフォリオを作るコストをなくすことで、「ふりかえり」する機会を増やす

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「ふりかえり」

•  今までやったことを「ふりかえる」

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小テストをふりかえり

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「ふりかえり」の先にあるもの

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mamilineのコンセプト

•  「ポートフォリオ」は「ふりかえり」のためにある

•  学生 / 教員両方の負荷を増やさない

•  埋もれているデータを見やすくする

•  「たいへんよくできました」

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mamilineの開発経緯

•  VERSION2 社内「研究ウィーク」で発案して開発 •  2週間、好きな開発にあてることができる期間

•  mamiline(マミライン)

•  Mahara and Moodle are on Line? •  かわいい名前をつける

•  なるべく無理をしない設計 •  あえて連携をしない

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(技術的な話)かぶせ物工法

•  デザインに自由度をもたせるため、UIはMoodleと完全分離 •  「マミラインを起動」をクリックすると別のウィンドウが起動します。

•  使いたいMoodleの関数やクラス・APIだけをピンポイントで使い、分離

•  Moodle本体に「かぶせる」イメージ

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まとめ

•  ポートフォリオは必ずしも「作る」ものではない

•  学生全員がポートフォリオを自発的に作るとは限らない •  むしろ、積極的に作る学生は少数かもしれない

•  ポートフォリオの定義は曖昧

•  「ふりかえり」重視ポートフォリオもこれから大事

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