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日本における状況の整理2011年7月
日本語翻訳:@newclearairhttp://genpatsu.wordpress.com
発行者:IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)
2011年7月10日日曜日
3機の原子炉がメルトダウン格納容器の底で炉心溶融物を再確認原子炉は密閉されていない原子炉の外に恐らく炉心溶融物が放出格納容器の除染は現在進行中建物は重度に損壊建物の屋根は準備中燃料プール内の使用済み燃料は今のところダメージ無し燃料プール内の構造にダメージ、強化中原発内に非常に大量の汚染水汚染水の処理は現在進行中
現在の状態
2011年7月10日日曜日
状況を掌握するための緊急的フェーズ:施設を安定化させる(恒常的な冷却、地域の汚染を食い止める、強度に汚染された水の処理を開始する)
施設の再建:建物の隔壁、劣化した構造の強化(特に燃料プールの支持体)、プール内の被曝した可燃物の撤去、原子炉解体の準備
原始炉心の撤去と解体/地域の除染
数年
20数年
数ヶ月
今後の作業計画
2011年7月10日日曜日
最も重要な結果について3月15日と16日の間に雨雲前線が展開R2(低空爆発)による放射性物質の拡散と同時間
前線の展開
風向き
2011年7月10日日曜日
US-DOE/NNSA(AMS)による測定
米国エネルギー庁(DOE)による空中からの汚染測定
Cs134/Cs137の蓄積(Bq/m3)
セシウム(Cs134/Cs137)の蓄積
人口
2011年7月10日日曜日
地域スケールでの計算
放射線濃度(μGy/時)
放射線濃度(μGy/時)
2011年7月10日日曜日
1歳児が防護無しで放出期間中に被曝したと推定される蓄積放射線量(ミリシーベルト)
地域スケールでの放射線濃度、観測結果を使用
2011年7月10日日曜日
DOE測定に基く一年間の放射線量の推定
18mSv以上
4mSv以上
30mSv以上
0.5mSv以上
2011年7月10日日曜日
最初の放射性雲の通過は3月15日(天候:乾燥)二回目の放射性雲の通過は3月21日(天候:雨)
ヨウ素131の大気中濃度(Bq/立方メートル)
(日本時間)
東京
2011年7月10日日曜日
結果
東京
セシウム137の大気中濃度(Bq/立方メートル)
放射線濃度(μGy/時) 放射線濃度(ミリシーベルト)
2011.04.02 15時(日本時間)
2011.04.01 0時(日本時間) 2011.04.01 0時(日本時間)
2011年7月10日日曜日
東京大気中の放射性物質の測定(TELERAYセンサー)
東京
オルリー サンジェルベ
2011年7月10日日曜日
日本の食物汚染リスクに対処するための基準食品安全委員会による2011.03.16のリリース災害時の出荷規制のための予備措置(Bq/Kg)(比較のために:赤太字は欧州委員会の規制値)
幼児用食品
牛乳と乳製品
野菜類(根野菜、
ただしヨウ素の場合はジャガイモを含む)
穀物 肉、卵、魚 水
ヨウ素 150 300*500
20002000
300125
プルトニムとトランスプルトニウムアルファ
11
120
180
180
180
120
ウラニウム 20 20 20002000
100 100 20
セシウム 400 2001000
5001250
5001250
5001250
2001000
*乳幼児用乳は100Bq/Kg
2011年7月10日日曜日
商品の汚染レベルの検査の実施は県庁が行い、結果を厚生労働省に報告する。検査を行う責任主体は各自治体である。
厚生労働省は検査結果と出荷規制の推移を集約し、伝達する。
許可は予め付されており、基準値を超えた時のみ規制がかかる
消費もしくは出荷規制を超えた場合、規制の実施の責任は各県庁にある。
各食品はセシウムとヨウ素131を対象に検査。種類別に規制がかかることもある。検査は自治体毎の流通施設における標本を対象
検査の機構
2011年7月10日日曜日
市販食物における汚染の推移
牛乳:5月初旬以降は非常に弱い汚染レベル、もしくは汚染は検知されないレベル植物性の農作物:・汚染レベルは低下する強い傾向にある・日本政府によって規定された基準値を下回る汚染レベル
例:ほうれん草の汚染レベル
セシウム134
ヨウ素131
2011年7月10日日曜日
市販食物における汚染の推移
しかし幾つかの食品では汚染が検出されているキノコ、タケノコ、インゲン、茶葉
茶葉製品の出荷規制の推移
規制無し
群馬
埼玉東京神奈川 千葉
茨城
福島福島第一原発
栃木
千葉
椎茸製品の出荷規制の推移
茨城群馬
福島
規制無し
2011年7月10日日曜日
海洋への放出物は沿岸に沿って南の方向,その次に沖の方向に拡散する
海産物からは今も基準値を超えるセシウムが検出
・貝類と甲殻類・6月中旬:カニ、ハマグリ、アサリの類、ウニ
・幾つかの魚類・オヒョウ
・鮭(シャケ)、鮎(アユ)幾つかの川魚でも(基準値越えが検出)
黒潮
親潮
海洋環境のケース
2011年7月10日日曜日