64
コンピュテーショナル デザイン 第二回 2016.09.28 20160928 2 Computational Design

Slide computational design2016_02_160928

Embed Size (px)

Citation preview

コンピュテーショナルデザイン

第二回

2016.09.2820160928 2Computational Design

20160928 3Computational Design

今日の流れ

ライノの基本要素(20分)• 点、線、面、立体• オブジェクトの選択方法

正確に作図する方法(20分)• オブジェクトスナップ• 垂直と方向ロック• 2.5D (投影)

トランスフォーム系Command(20分)• 移動、コピー、回転、スケール、ミラー

20160928 4Computational Design

hiroshima-d-lab.com/classroom/computational-design-2016

20160928 5Computational Design

ライノの基本要素

20160928 6Computational Design

ライノの基本要素

1. Point 点2. Curve 線 (LineもCurveの一種)3. Polycurve(Polyline) 複数の線がつながった線4. Surface 面5. Polysurface 複数の面で構成される形

20160928 7

ライノの基本要素(点) ツールバーの右上にある点のボタンをクリックします

Computational Design

20160928 8

ライノの基本要素(点) ライノの作業ではコマンドラインの内容をいつもチェックしてください次に何をするべきなのかが、コマンドラインに表示されます

この場合点の位置をどこにするか聞いていますので、トップ画面で点を描きたい位置をクリックします

Computational Design

20160928 9

ライノの基本要素(点) ボタンの右下に三角が表示されている物は、ボタンを長押しすることで隠れているコマンドが表示されます二個目に表示される、点がたくさんあるボタンをクリックします

Computational Design

20160928 10

ライノの基本要素(点) 先ほどと異なり、連続して点を作ることができます

Computational Design

20160928 11Computational Design

ライノの基本要素

1. Point 点2. Curve 線 (LineもCurveの一種)3. Polycurve(Polyline) 複数の線がつながった線4. Surface 面5. Polysurface 複数の面で構成される形

20160928 12

ライノの基本要素(線) 次は線を描きます右上の折れ線のボタンをクリックします

Computational Design

20160928 13

ライノの基本要素(線) ここでもコマンドラインの内容に従ってくださいここでは線の始点の位置を聞いてきていますので、始点の位置をクリックします

Computational Design

20160928 14

ライノの基本要素(線)

Computational Design

次ぎの点の位置を聞いていますので、終点の位置をクリックします

20160928 15

ライノの基本要素(線) 続けて次の点を指定するか、操作を終える場合はEnterを押す様に言っています今は単線を書いていますので、Enterを押してコマンドを終えます

Computational Design

Enter

20160928 16

ライノの基本要素(線) 単線が描けました

Computational Design

20160928 17Computational Design

ライノの基本要素

1. Point 点2. Curve 線 (LineもCurveの一種)3. Polycurve(Polyline) 複数の線がつながった線4. Surface 面5. Polysurface 複数の面で構成される形

20160928 18

ライノの基本要素(ポリライン) 先ほどと同じボタンをクリックしてポリラインを描きます

Computational Design

20160928 19

ライノの基本要素(ポリライン)今度は連続していくつかの点を指定し、複合線を描きます

Computational Design

20160928 20

ライノの基本要素(ポリライン) 最後には始点をクリックして、図形を閉じます閉じられた図形が描かれると、コマンドは自動的に終了します

Computational Design

20160928 21Computational Design

ライノの基本要素

1. Point 点2. Curve 線 (LineもCurveの一種)3. Polycurve(Polyline) 複数の線がつながった線4. Surface 面5. Polysurface 複数の面で構成される形

20160928 22

ライノの基本要素(面) 次に面をつくってみます。面の周りに点が描かれたボタンをクリックします

Computational Design

20160928 23

ライノの基本要素(面) 基本的に面は4点で描かれます最初の一点目をどこにするのか聞いていますので、位置をクリックします

Computational Design

20160928 24

ライノの基本要素(面) コマンドラインに従い、4点目まで指定します

Computational Design

20160928 25

ライノの基本要素(面) 面が作られました

Computational Design

20160928 26Computational Design

ライノの基本要素

1. Point 点2. Curve 線 (LineもCurveの一種)3. Polycurve(Polyline) 複数の線がつながった線4. Surface 面5. Polysurface 複数の面で構成される形

20160928 27

ライノの基本要素(ポリサーフェース) 最後にポリサーフェースを作りますキューブが描かれたボタンをクリックします

Computational Design

20160928 28

ライノの基本要素(ポリサーフェース) キューブの底面となる面の隅の位置をきいていますので、どこかをクリックします

Computational Design

20160928 29

ライノの基本要素(ポリサーフェース)

Computational Design

底面の反対外の隅の位置をきいていますので、位置をクリックします

20160928 30

ライノの基本要素(ポリサーフェース)

Computational Design

今度はキューブの高さをきいていますので、前面か右側のどちらかの立面に移り、高さを指定します

20160928 31

ライノの基本要素(ポリサーフェース) 立体のキューブが作られました

Computational Design

20160928 32Computational Design

オブジェクトの選択方法

作成している線や面といった「オブジェクト」は選択することで、移動させたり、加工したり、削除したりできます。

ライノの中ではいくつかの選択方法があるので、その違いを理解します。

20160928 33

オブジェクトの選択方法 オブジェクトの線上をクリックするとそのオブジェクトが選択されます

Computational Design

20160928 34

オブジェクトの選択方法

Computational Design

Shift +

Shiftを押しながらオブジェクトの線上をクリックすると追加されて選択します

20160928 35

オブジェクトの選択方法

Computational Design

Control +

もしも選択を解除したいオブジェクトがある場合、Controlを押しながらクリックします

20160928 36Computational Design

オブジェクトの選択方法

たくさんのオブジェクトを一度の選ぶ場合は選択範囲を指定します。この場合、選択範囲の指定の仕方によって、二種類の選択方法があります。

• 左下から選択範囲をドラッグ(点線)選択範囲に一部でも含まれているオブジェクトは選択される。

• 右上から選択範囲をドラッグ(実線)選択範囲に全体が含まれているオブジェクトが選択される。

オブジェクトが増えるに従って、これらの選択方法を使い分ける必要があります。

20160928 37Computational Design

線や面を作り、異なる方法でオブジェクトを選択し、削除する。

20160928 38

ライノの基本要素

Computational Design

20160928 39Computational Design

正確に作図する方法

20160928 40Computational Design

正確に作図する方法

CADを使う場合正確に描く事が非常に重要になります。

ライノでは正確に描く為のいくつかの機能があります。これらの機能を使い、寸法や形を正確に描けるようになってもらいます。今後より複雑な事をする上で、自分が思い通りに操作する為には、正確に描く習慣を早く身につけてもらうことが大切です。

20160928 41Computational Design

オブジェクトスナップ

新たなオブジェクトを、すでに作成されているオブジェクトにスナップさせて描くことができます。このことを「Osnap(オブジェクトスナップ)」と呼びます。

移動や変形をする時にも、オブジェクトスナップは使用します。ライノにはたくさんの種類のオブジェクトスナップがありますが、以下の基本スナップは常時オンにして作業するのが便利です。

端点、点、中点、中心点、垂直点、四半円点、頂点

20160928 42

オブジェクトスナップ

Computational Design

画面したの「Osnap」をクリックして太字にしますこれでオブジェクトスナップがオンの状態になります

20160928 43

オブジェクトスナップ

Computational Design

端点、点、中点、中心点、垂直点、四半円点、頂点にチェックが入っていることを確認します

20160928 44

オブジェクトスナップ 試しに画面上のオブジェクトのコーナーにマウスを近づけてみます「端点」というメッセージが出て、この点にスナップしていることを知らせています

Computational Design

20160928 45

オブジェクトスナップ 次にオブジェクトの一辺の中間部分にマウスを近づけます「中点」という表示で、この点にスナップしていることを伝えています

Computational Design

20160928 46Computational Design

垂直と方向ロック

建築の分野などでは、垂直で描かれるものがほとんどです。逆に言うと、垂直の部分がちゃんと垂直でないと、いろいろと問題が出てきます。

ライノではShiftキーを押しながらマウスを動かすと方向が水平・垂直に限定されます。キーボードのShiftには絶えず指を置いて作業するのがベストです。

また水平・垂直機能とあわせて、方向ロックを使うと、間違いが少なく正確に作業できます。Shiftキーで水平・垂直を出した後、Tabキーを一度押して、その方向をロックするようにしてください。

20160928 47

垂直と方向ロック

Computational Design

再び折れ線のボタンをクリックして、ポリラインを使ってより正確な長方形を描きます

20160928 48

垂直と方向ロック

Computational Design

ポリラインの始点を聞かれたら、「0」を入力してEnterを押しますこれでポリラインの始点を原点にすることができます

20160928 49

垂直と方向ロック

Computational Design

Shiftを押したままでマウスを移動させます水平・垂直に方向が限定されます

Shift +

20160928 50

垂直と方向ロック

Computational Design

Shift +

水平・垂直となっている状態で上方向にマウスを動かし、Tabを一度おして方向をロックします一度方向をロックしてしまえば、Shiftを離しても構いません

20160928 51

垂直と方向ロック

Computational Design

方向がロックされた状態でコマンドラインに「10」と入力します原点から上に伸びる長さ10mmの線が描けました

20160928 52

垂直と方向ロック

Computational Design

Shift +

今度はShiftで右方向に水平に移動させながら

20160928 53

垂直と方向ロック

Computational Design

Shift +

を押して方向をロックします今度はコマンドラインに「20」と入力して右に20mmの線を描きます

20160928 54

垂直と方向ロック

Computational Design

同様に今度は下方向にロックし、コマンドラインに「10」を入力します4辺のうち3辺までが描けました

20160928 55

垂直と方向ロック

Computational Design

最後は始点をクリックして図形を閉じますこれで横20mm、縦10mmの長方形が描けました

20160928 56Computational Design

2.5D (投影)

3次元で作業していると、奥行きがある分、点の指定は難しくなります。自分が思ってみないところにスナップしている様な場合はこれが原因です。

それを回避するのに便利なのが投影機能です。投影機能ばオンになっている場合、スナップされた点はその画面の基準面(XY面など)に投影されて描かれます。

すこし説明が難しいので、実際に動かしながら比較します。

20160928 57

2.5D (投影)

Computational Design

画面下の「投影」にチェックを入れますこれで投影機能がオンの状態になります

20160928 58Computational Design

トランスフォーム系Command

20160928 59Computational Design

トランスフォーム系 Command

オブジェクトを移動させたり、複製を作ったりする基本的なコマンドです。

ライノの中では様々な操作のことを「コマンド(命令)」と呼んでいます。現在800以上のコマンドがありますが、その中でも頻繁に使うコマンドを中心に解説していきます。

今日はこれまで画面上のボタンをクリックして、線や面をつくってきましたが、これらもコマンドです。ここから先は、画面上のボタンでなく、キーボードを使ったエイリアス(ショートカット)でコマンドを操作します。

20150807Rhinoceros + Grasshopper Workshop 60

トランスフォーム系 Command

Move m 移動

Copy co コピー

Rotate ro 回転

Scale sc スケール(全方向)

Scale1D sc1 スケール(x、y、zのどれか一つ)

Scale2D sc2 スケール(x、y、zのどれか二つ)

Mirror mi ミラー

SetPt sp 選んだオブジェクトのxyz値を統一させる

20160928 61

「Rhino5をインストール」を選ぶ

Computational Design

コマンドヘルプ

20160928 62Computational Design

トランスフォーム系のコマンドを使って、オブジェクトを移動させたり、変形させたりする。

20160928 63Computational Design

練習:キャラクターの描写

20160928 64Computational Design

授業時間内に線やカーブを使ってなにかキャラクターを描いてください。

20160928 65Computational Design

来週の授業について

今週は2Dの作業が中心でしたが、来週は3Dでの作業に入っていきます。立体のオブジェクトを作りながら、以下のテーマに沿って話します。

• サーフェース系Command• 表示系Command• グループ系Command

また来週の授業で課題①を発表します。来週以降の2週間でライノを学びながら、課題①を進めてもらう予定です。