Azure Backup と Azure Site Recovery

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Azure Backup と Azure Site Recovery


アジェンダ

・クラウドを利用したDR対策

・Azure Backup と Azure Site Recovery とは

・Azure Backup の利用

・Azure Site Recovry の利用


クラウドを利用したDR対策


データの損失を回避し、事業継続を確実にするには、災害や電源の影響を受けない、地理的に離れたセカンダリサイトにバックアップを保管する対策が必要です。

セカンダリサイトによるデータ保護

バックアップ

地理的に離れた拠点

システムが稼働している拠点

セカンダリサイトプライマリサイト


・セカンダリサイトの選定 → 場所、設備、保管費用・バックアップデータの保存方式の検討 → 保存媒体、輸送方式・障害発生時の復旧方式 → 復旧場所、データの輸送

従来型のDR

※時間とコストがかかる。


・Windows と Microsoft Azure が連携してデータを保存/同期 → 導入が容易かつ導入コストがかからない。・Microsoft Azureの機能により、自動的に、日本東と日本西リージョンにデータを保存 → 地理的冗長が可能・障害時は、Microsoft Azure でサーバを起動することが可能。 → セカンダリサイトで復旧が可能

Microsoft Azure を利用することでデータ保護/DRのコスト問題を解消


Azure Backup と Azure Site Recovery


Microsoft Azure のサービスラインアップに「復旧サービス」があります。「復旧サービス」はデータ保護と事業継続に役立つ以下の２つのサービスがあります。

Azure Backup Azure Site Recovery


Azure Backup とは

オンプレミスの Windows Server 上のファイルのバックアップを、Microsoft Azure上のストレージに転送して保管するサービス。

Azure Backup


Azure Backup とは

バックアップ

Microsoft Azure プライマリサイト (オンプレミス)

バックアップデータを、インターネット経由でMicrosoft Azure 上へ保管。


Azure Backup とは

• Windows Server 2012 R2

• Windows Server 2012

• Windows Storage Server 2012 R2

• Windows Server 2012 Essentials

• Windows Server 2008 R2 SP1

• Windows 7

• Windows 8

• Windows 8.1

システム要件


Azure Backup とは

• データの保護

• データの暗号化

• 増分バックアップ

• Windows標準のバックアップと統合

• ネットワーク帯域制御

特徴


Azure Backup とは

（１）Microsoft Azure の利用申し込み。（２）Microsoft Azure の「復旧サービス」から「バックアップコンテナー」を作成。（３）「Azure Backup エージェント」と「コンテナー資格情報」をダウンロード。（４）オンプレミスのWindows Server へ「Azure Backup エージェント」と「コンテナー資格情報」をインストール。（５）Windows Server上から、「Azure Backup」を起動し、バックアップを実施。

利用の流れ


Azure Site Recovery

Azure Site Recovery とは

オンプレミスのプライベートクラウド上で稼働する仮想マシンを、セカンダリサイトにレプリケーションし、障害発生時は、セカンダリサイトへサーバを切り替えて復旧させるサービス。


Azure Site Recovery とは

Microsoft Azure プライマリサイト (オンプレミス)

Hyper-V

仮想マシン仮想マシンサーバを丸ごとレプリケーション

※オンプレミスで障害発生時は、Azure上の仮想サーバに切り替えて復旧する。


システム構成

出典：Microsoft Azure 自習書一式 http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=43120


Azure Site Recoveryとは

主なシステム要件

• Hyper-V （Windows 2012 または 2012 R2）

• 仮想マシンのOSディスク 127 GB 以下

• 仮想マシンのデータディスク 1TB 以下

• 仮想マシンは1つのNIC かつ DHCP構成

• 仮想マシンは64ビットOS （Windows 2008以降、CentOS、SUSE、Ubuntu)

• オンプレミスと Azure 間でサイトtoサイト VPN接続

※上記の他にも要件が存在します。詳細は以下を参照ください。 Microsoft Azure 自習書一式 http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=43120



特徴

• Hyper-V の仮想サーバを Azure 上へ複製

• 定期的な同期（30秒、5分、15分から選択）

• オンプレミスで障害発生時は、Azure上で仮想マシンを起動可能



（１）Microsoft Azure の利用申し込み。（２）オンプレとAzureをVPN接続。（３）ストレージアカウントを作成。（４）Microsoft Azure の「復旧サービス」から「Site Recovery コンテナー」を作成。（５）Microsoft Azure にオンプレミスのサイトを登録。（６）「登録キーファイル」と「Microsoft Azure Site Recovery プロバイダー for Hyper-V」をダウンロード。（７）Hyper-Vサーバに「登録キーファイル」と「Microsoft Azure Site Recovery プロバイダー for Hyper-V」をインストール。（８）保護グループを作成。（９）保護する仮想マシンを追加。

利用の流れ


Azure Backup の利用































デスクトップ上の以下のアイコンをクリック




Azure Site Recovery の利用









































オンプレミスHyper-V上で稼働しているWeb サーバを、Azureへバックアップ(保護) したサーバへ切り替えてみます



復旧サービスの[保護された項目]-[保護グループ]から作成した保護グループを選び、フェールオーバ対象の仮想マシンの[→]を選択します。



Azureへ切り替えた後の、「サーバスペック」や「所属するネットワーク」を設定します。













Azure上で起動したサーバは、新しいIPアドレスが付与されるため、DNSの変更が必要になります。今回は、検証のため、クライアントのhostsファイルに新しいIPアドレスを記述しています。


料金－ Azure Backup －


料金－ Azure Site Recovery－

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