日本でCCSの実証化・商用化を実現するための環境整備　法規制

グローバルCCSインスティテュート日本事務所主催第12回勉強会 !

名久井　恒司 2014.9.10

1

目次•水素・燃料電池ロードマップとCCS •CCS導入の障害と言われるもの •CCS　最近の動き •CCS関連法の分類

• 義務 • 譲許 • 促進

2

目次•水素・燃料電池ロードマップとCCS •CCS導入の障害と言われるもの •CCS　最近の動き •CCS関連法の分類

• 義務 • 譲許 • 促進

3

2014年6月 水素・燃料電池戦略ロードマップ 経済産業省

2040年頃  CCSや国内外の再エネの活用との組み合わせによる  CO2フリー水素の製造、輸送・貯蔵の本格化

?

4

水素製造とCCS

石炭 ガス化（含H2） 分離したCO2を貯留（またはEOR）

Hydrogen  Energy  California  (HECA)

CCS

EOR

IGCC5

2014年6月 水素・燃料電池戦略ロードマップよりフェーズ３におけるCO2フリー化目標 • CCSや、再生可能エネルギーを活用し、二酸化炭素の排出が少ない水素供給構造を実現

6

 化  

石  

燃  

料  

資  

源  

国  

オンサイト 改質・精製

燃料電池車　（FCV）

コジェネ （PEFC）

高圧 圧縮水素

資源輸入

海外← →国内

国内水素需要分野

副生 水素

各種化石燃料

からの オフサイト 改質・精製

2015年～

7

水素 貯蔵

石炭ガス化 精製

天然ガス 改質・精製

水素 液化

水素 貯蔵 海上輸送 気化

液体水素

コジェネ （ガスエンジン）

水素還元 製鉄

大規模発電

水素 添加

積地 貯蔵

揚地 貯蔵

MCH

トルエン

海上輸送（往）

海上輸送（復）

有機ハイドライド揚地 貯蔵

積地 貯蔵

MCH

トルエン石炭乾留／

ナフサクラッキング

脱水素 精製

化  

石  

燃  

料  

資  

源  

国  

オンサイト 改質・精製

燃料電池車　（FCV）

コジェネ （PEFC）

高圧 圧縮水素

資源輸入

海外← →国内

国内水素需要分野

副生 水素

各種化石燃料

からの オフサイト 改質・精製

2020年～CCS

CCS

8

水素 貯蔵

石炭ガス化 精製

天然ガス 改質・精製

水素 液化

水素 貯蔵 海上輸送 気化

液体水素

コジェネ （ガスエンジン）

水素還元 製鉄

大規模発電

水素 添加

積地 貯蔵

揚地 貯蔵

MCH

トルエン

海上輸送（往）

海上輸送（復）

有機ハイドライド揚地 貯蔵

積地 貯蔵

MCH

トルエン石炭乾留／

ナフサクラッキング

脱水素 精製

化  

石  

燃  

料  

資  

源  

国  

オンサイト 改質・精製

燃料電池車　（FCV）

コジェネ （PEFC）

高圧 圧縮水素

資源輸入

海外← →国内

国内水素需要分野

副生 水素

各種化石燃料

からの オフサイト 改質・精製

水素吸蔵材料2025年～

CCS

CCS

9

水素 貯蔵

石炭ガス化 精製

天然ガス 改質・精製

水素 液化

水素 貯蔵 海上輸送 気化

液体水素

アンモニア 電解合成

水

空気中窒素

コジェネ （ガスエンジン）

水素還元 製鉄

大規模発電

水素 添加

積地 貯蔵

揚地 貯蔵

MCH

トルエン

海上輸送（往）

海上輸送（復）

有機ハイドライド揚地 貯蔵

積地 貯蔵

MCH

トルエン石炭乾留／

ナフサクラッキング

脱水素 精製

     化  

石  

燃  

料  

資  

源  

国    

オンサイト 改質・精製

燃料電池車　（FCV）

コジェネ （PEFC）

高圧 圧縮水素

資源輸入

海外← →国内

国内水素需要分野

副生 水素

各種化石燃料

からの オフサイト 改質・精製

アンモニア輸送 オンサイト水素精製

液体アンモニア

アンモニア 合成 ハーバー ボッシュ法

空気から 窒素分離

窒素

積地 貯蔵

海上輸送 揚地 貯蔵

アンモニア 熱分解 水素製造

風力発電

送変電

水電解 水素製造

水

水素吸蔵材料2035年～

CCS

CCS

10

目次•水素・燃料電池ロードマップとCCS •CCS導入の障害と言われるもの •CCS　最近の動き •CCS関連法の分類

• 義務 • 譲許 • 促進

11

CCS導入の障害と言われるもの(1) コスト • 再生可能エネルギーとの比較では、温暖化防止対策として受容される水準 • さらに、分離回収や輸送コスト低減のための技術開発 (2) 社会受容性 • 地下に貯留した二酸化炭素の長期安定性や環境影響について、貯留地点周辺の住民が感じる不安や反対運動 →貯留に関する知見の集積が進められ、それによって社会の理解が高めるものと考えられる。

(3) 法制度の未整備 • CCS実施には、①安全基準や規制制度の整備、②許認可要件の整備、③財政支援等の促進策が必要。

12

2013年12月、英国新エネルギー法成立• CCSによるCO2排出削減や固定価格買取制度の導入※

• これまでのCCS Ready等の規制法、CCSの研究開発や実証への支援制度とあわせ、一貫した包括的CCS制度が完成 ※再生可能エネルギーに加え、CCS、原子力も対象となった。DECCは、2013.12.4に2014～2018年度の再生可能エネルギー種別行使価格（固定買取価格）が示した。CCS、原子力については2013.10.9にワークショップが開催され、コメント募集が行われたが、具体的手順、行使価格案は未だ示されていない。

最近の動き①

13

最近の動き②

• EU-ETS（削減義務に基づく排出量取引制度）は今後も主要施策。市場安定化（炭素価格維持）を図る。

• 2020年代にかけて、再生可能エネルギー、原子力、CCS付き化石燃料から効率の高い手段を選別。

• CCSについては、2020年代に研究開発・実証を行い、2030年代に配備の前提。

2014年1月、EUが2020-30年気候エネルギー政策枠組み公表

14

• 新規火力発電所の排出源性能基準（NSPS）の修正案を提示。

• 石炭火力/IGCC発電所に対し、1,100 lb CO2/MWhを規制値とする。

2014年1月、米EPAが火力発電所からのGHG排出基準最終案を提示

最近の動き③

15

目次•水素・燃料電池ロードマップとCCS •CCS導入の障害と言われるもの •CCS　最近の動き •CCS関連法の分類

• 義務 • 譲許 • 促進

16

CCS関連法の分類1. CCS実施を義務づける根拠となる法令

2. CCSを実施についての譲許（許認可・監督）権限を定める法令

3. CCS実施の環境整備や促進策の根拠となる法令

明示的な政策的意図→法制度の構築

17

1. 義務（obligation）• 意図的に、または結果としてCCS実施を促す税制や規制

• CCS Readyは、どのような条件の下に規定されるのか？

• 【炭素税】

【CCS Ready】 【炭素税とCCS Readyの関係】 【排出規制】 【性能基準とCCS Readyの関係】

18

• 経済的手法により誘導。CCS普及のために必要？ • 炭素税＞CCS実施コスト　 →　CCS実施　・・・のはず

• 国際競争力低下の懸念等の問題 カナダのケベック州、アルバータ州及びブリティッシュ・コロンビア州豪州Carbon Pricing Mechanism 【税率】ケベック州：$1.16/tCO2主に運輸燃料に課税。アルバータ州：$15/tCO2大規模排出者に課税。BC州：$10（2008年）→$30/tCO2（2012年以降）燃料に課税。豪： $23/tCO2（2012年に導入、2015年にETSに移行予定）

• 公平性、効率性の問題 対象事業者、施設が限定される場合 英国では税額の下限価格（CPF）を設定 →　CCS等の投資の不確実性低減、投資促進

1.義務（obligation）

炭素税

19

CCS Ready• 事業者 ← CCS実施の直接的な義務 • EU-CCS指令が根拠 加盟各国でCCS Ready義務法制化が進行中

英国の例：2010年CCS規則、同11年規則、電気事業法 第39条（発電所新設に係る大臣の同意の条件に”Carbon Capture Ready”）等

• EU外では少数 2010年豪州連邦政府がCCS Ready導入を検討。パブリックコメントを経て却下。炭素税が選択された。

①義務（obligation）

20

炭素税とCCS Readyの関係• 炭素税とCCS Ready/Capture Ready両方を課す方向での検討 英国、豪州クイーンズランド州、カナダ・アルバータ州

• 石炭の使用を実質的に禁止する炭素税から、将来CCS実施への移行を促すための措置か？

①義務（obligation）

21

• 総排出量規制： 多数の事業者に排出上限を割り当て

– 効率的分配が困難

排出規制(1)①義務（obligation）

• 性能基準（performance standard） – 排出原単位で規制 – 割当に伴う問題は回避 – 実際には石炭火力発電がターゲット

英国や米国で検討中の規制値450～500g-CO2/kWh

→ 燃料種のシフトを促進22

排出規制(2)米国の例 - NSPS – 2012年4月、環境保護局(EPA)は、Clean Air Act第111

条に基づき、新規火力発電所の排出源性能基準（New Source Performance Standard）を提示。

– 多数のコメントを受け、最新の技術及び計画/建造中のCCSプロジェクトのコスト等を勘案し、規制値を再検討。

– 2014年1月、石炭炊き火力及びIGCC発電所に対しては部分回収CCS（概ね30-50%）が排出削減最適システムと考え、 1,100 lb CO2/MWhを規制値とする修正案を提示。発電コスト増は、$18/MWh（LCOE）程度と見積もり。3月10日までコメント受付け。

Federal Register / Vol. 79, No. 5 / Wednesday, January 8, 2014 / Proposed Rules

①義務（obligation）

23

カナダの例 – 2015年7月から化石燃料火力発電所にCO2排出性

能（原単位）基準適用 – 石炭火力発電所の新設・存続にCCS実施が必須 – 「Cap and Trade※ or 性能基準」の選択を検討。

「シンプルで効果的な」性能基準が選ばれ、排出原単位420t-CO2/GWh遵守が強制的義務に。

– 【猶予措置】CCS選択の場合、段階的にCCS施設の整備及び運転を開始、2025年1月以降に性能基準を満足すること ※割り当てられた排出権（排出許可量）を取引する仕組みを伴う義務的排出上限制度

排出規制(3)①義務（obligation）

24

1. 義務（obligation）まとめ

CCS Ready CCS実施 事業継続

!!

事業終了

発電所閉鎖

25

CCS Ready発電所閉鎖

!!

事業終了 CCS実施 事業継続

性能基準 （排出規制）

炭素税

1. 義務（obligation）まとめ

26

CCS Ready発電所閉鎖

!!

事業終了 CCS実施 事業継続

性能基準 （排出規制）

炭素税

1. 義務（obligation）まとめ

27

CCS Ready CCS実施 事業継続

炭素税

性能基準 （排出規制）

1. 義務（obligation）まとめ

28

2. 譲許(concession ）• 用地の占有の妥当性、作業安全、環境保全や漏洩等の長期的なリスクへの備え等の観点

→規制当局が審査し、譲許する手続き

• 石油鉱業法を改正、または関連する法律を援用するものが主流

29

ロンドン議定書改正1996年ロンドン議定書（2006年発効） → 改正海洋汚染防止法が2007年に施行

• 圧入したCO2の海水への漏洩に備え、圧入の諾否基準や監視義務を規定。

• CCSを譲許または包括的な許認可を行うための一般的規定ではない。

②譲許（concession）

30

国内法(1)豪州連邦の沖合石油・温室効果ガス貯留法 • CCS操業を包括的に規定する国内法制定

の先行例 • 海洋石油鉱業法を改正し、連邦管轄の水域

下地層への温暖化効果ガス圧入に関する包括的規制する条項を追加

• サイト閉鎖後の長期責任に関する規定

②譲許（concession）

31

米国のUIC Class VI Program • 2010年、飲料水安全法に基づく安全規制

プログラムにCCS用圧入井のカテゴリー（UIC Class VI Program）を制定

• 内容：サイト選定、建設材料、モニタリング、事業者の財務状況等に関する要求事項

• ガイダンス文書を順次策定

国内法(2)②譲許（concession）

32

豪　サイト閉鎖後の長期責任に関する規定 • 圧入終了後、5年以内にサイト閉鎖証明書を取得後、最短15年の審査期間を経て、リスク等に関する条件が満たされていると認められた場合、賠償責任は事業者から連邦政府へ移転。事業者負担額は事前許可に際して見積もられた額が上限。（沖合石油・温室効果ガス貯留法）

EU　CCS指令 • CO2が漏洩する兆候がないと証明される最低の期間は20年。事業者が負担する費用負担の範囲は広めに設定され、移行後も加盟国が事業者に対し費用を請求することができる。

• 英国はCCS指令当該規定を緩和するべきとの見解 Communication from the European Commission on the Future of Carbon Capture and Storage in Europe COM(2013)180 final.Response from the UK Government.1 July 2013

米国・州への責任移転規定の例 • イリノイ州、ルイジアナ州、モンタナ州、ノース・ダコタ州、テキサス州

アルバータ州 • 後述

長期責任の移転②譲許（concession）

33

3. 促進• CCSの環境面、経済面における将来の有望性を認める政府は、各種促進策を制定、実施

• 英国の包括的CCS政策 – CCSもFITの買取対象（2013年エネルギー法改正） → 低炭素排出発電への投資や事業運営の経済見通しが確実に

– 長期指針を示すロードマップが基礎 – CCSに関する政策綱領（NPS）規定「新規化石燃料発電所はCarbon Capture Readyであること、CCS施設建設や操業に当たっての申請手続き等」

※NPSは、大規模国家インフラプロジェクトの許認可・監督手続きを規定。

– 多くの施策・メカニズム ①研究開発支援（2千万ポンド競争資金） ②実証事業支援（10億ポンド競争資金） ③電力市場改革（排出性能基準、固定価格買取等） ④非経済的障害克服（規制枠組み構築、プロジェクト策定） 34

Longannetプロジェクトの中止（2011年） !!!!White Roseプロジェクト採択（2013年12月）

英国のCCS商業化支援3.促進（promotion）

DECC（エネルギー・気候変動省）は、第一号となる予定だったScottish Power社らによるLongannet石炭火力発電燃焼後回収・長距離パイプライン輸送方式のCCSプロジェクトへの支援を中止。

発電事業者Drax社、Alstoms社、及びBOC社のコンソーシアムであるCapture Power Limitedが事業主体となって426MWの酸素燃焼石炭火力発電所でCCSを実施。 2年間にわたりFEEDが実施される。

35

アルバータ州の包括的政策• 法律に基づくカナダ・アルバータ州の包括的プログラム

– CCS資金拠出法 (CCS Funding Act, 2009) • 数プロジェクトに州政府から計20億カナダドルを拠出

– CCS実施のための関連法一括改正法（CCS Statutes Amendment Act, 2010）

• 州と事業者の用地貸与契約の根拠、閉鎖基金設立 – 貯留用地貸与規則（Carbon Sequestration Tenure Regulation,2011）

• サイトでの事業許可、モニタリング等の規定

• 制度見直し提言（Regulatory Framework Assessment） – 州政府への長期責任移管、オペレータ拠出のファンドPCSF創設

エネルギー省に設置の委員会報告 2012.11月

③促進（promotion）

36

米国のCCSプロジェクトへの財政支援米国DOEは、2007年エネルギー安全保障法を根拠に8つのCCS実証プロジェクトに財政支援

③促進（promotion）

37

米国のCCS減税制度標題 IRC§ 減税対象 控除額（率） 授与条件 授与総額上限 授与先（授与額） 根拠法 関連事項

CCS 45Q★CCSまたはEORによる排出削減

★CCSトン当たり$20

★EORトン当たり$10

★年間50万トン以上の回収

★EORについても確実な地中固定

（ARRA§1131）

★累計7500万トンに達した年に終了

★2008年緊急経済安定化法

★2009年再生・再投資法

（ARRA）

先進石炭

プロジェクト48A

★IGCC等先進石炭プロジェクトへの投資

★Phase I（2006年募集）でのIGCC・・20%

★Phase Iでのその他発電技術・・15%

★Phase II（2009、2011年募集）, III（2012年募集）での発電技術･･30%

★Phase IIではCCS回収率65%以上

★Phase IIIではCCS回収率70%以上

PhaseIにはCCS要求は無し。

★Phase IのIGCC・・$8億

★Phase Iのその他・・$5億

★Phase II･･$12.5億

★Phase III･･$6.58億

★Phase I・・9プロジェクト※

★Phase II･･4プロジェクト※

★Phase III･･2プロジェクト※

★2005年エネルギー政策法

2010年9月にもPhase IIの募集を行ったが採択無し。

出典：IRS Bulletin 2013-2

ガス化

プロジェクト48B

★石炭、石油残渣、バイオマス等のガス化プロジェクトへの投資

★CCS付帯施設は優先（(d)(4)(A)）

★回収率75％以上のCCS施設を伴う場合・・30%

CCS無しは20%

★48Aとの重複は不可（(e)）

★他の連邦財政支援を受けないこと

（(d)(3)(A)）

★CCS付帯プロジェクトへの上乗せ2.5億ドル

（一般3.5億ドルに加え）

★Faustina Hydrogen Products ($121,660,000)

★Lake Charles Gasification ($128,340,000)

出典：IRS Bulletin 2010-39

★2005年エネルギー政策法

ガス化プロジェクトに対し政府債務保証もある。

先進エネルギー

プロジェクト48C

★CCS施設その他先進エネルギープロジェクトへの投資

★30%

★経済的合理性

（(d)(3)）

★48A, 48Bとの重複は不可（(e)）

★他の技術と合わせ23億ドル

★2009年再生・再投資法

（ARRA）

代替燃料 3365 ★アルコール燃料、バイオディーゼル等の代替燃料 ★ガロン当たり￠50

★石炭ガス化ガス由来の燃料の場合は、CCSによる75%以上のCO2

2011年末に終了（液体水素については2014年9月末まで）

③促進（promotion）

38

まとめ•化石燃料から水素を持続的に製造するためにはCCSが必須。

•CCS実証事業の遅れが懸念されているが、2013年以降は進捗。

•導入段階：実施を誘導するため、排出規制や課税が必要。

•実施段階：包括的で透明性のある許認可制度が必要。

•政策に長期指針があれば、経済的に自立したCCSが実施される。

39

論点1. 政府の役割は何か？ 難関突破方策は？

•CCS導入を促す環境整備 e.g. 化石燃料由来水素利用の普及

•CCS実施を迫る規制整備 e.g. CCS Ready、排出規制、課税

•CCS実施に伴う許認可規定整備 e.g. 事業許可、操業安全規定

•CCS実施に導くインセンティブの付与 e.g. 実証プログラム、補助、減税

•CCS実施に伴う責任の移転 e.g. Long Term Liabilityの引き受け

日本では難?

程度によっては 難

CCS導入なら当然

2. 難関突破方策は？

40