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杉並区中途失聴・難聴者の会 電話リレーサービス 勉強会

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杉並区中途失聴・難聴者の会

電話リレーサービス 勉強会

N P O法人 インフォメーション ギャップバスター 理事長 伊藤 芳浩

インフォメーション ギャップバスターは 情報バリアフリーを

推進する 非営利活動法人です

情報バリアって どんなことがあるの?

労働 ,文化 ,生活の3つの場面で情報バリアがあります

場面:労働

会議の内容がわからない

情報保障の拡充を要望

(1) 職場での手話通訳などの支援の拡充を要望

(2) 職場でのキャリアアップに関する情報交換会

(3) 職場での情報支援ツールなどの勉強会

場面:文化

ガイドの内容がわからない

ガイドに情報保障をつける

(1) 美術館での情報バリアフリーワークショップの開催

(2) 映画などに対する字幕普及のための勉強会の開催

(3) 文化分野における情報バリア問題の啓発

場面:生活

電話の内容が分からない

電話リレーサービスを普及する

(1) 電話リレーサービスの早期義務化、2 4時間対応化

(2) 電話リレーサービスの普及活動

(3) 生活分野における情報バリア問題の啓発

インフォメーション ギャップバスターは電話リレーサービスとどう関係するの?

インフォメーションギャップバスターは 電話リレー事業者でも障害者団体でも ありません

情報バリア という社会問題を 解決する団体です

インフォメーション ギャップバスターは障害者団体と どう違うの?

障害種別にこだわらず問題に関わる すべての人を事業 対象にしています

知っていましたか?

100人に1人は電話が 自由に使えません

耳が不自由な人、 言葉が不自由な人 外国人など…

知っていましたか?

なぜ電話なの?

ネットで 十分じゃ ないの?

緊急を要するときは電話が便利です

夜間救急車を呼びたい

あなたの大切な方の命を救えますか?

再配達をすぐお願いしたい

次の日でもいいですか?

カードを止めたい

窓口へ直接来ていただけますか?

電話リレーがあれば…

すべて解決します

伊藤の場合

電話リレーサービスを 仕事でも

プライベートでも 多く活用しています

電話リレーサービスを 使う前はそんなに 必要性を感じて いませんでした

でも使ってみないと その良さは分からない と思い実際に使って みることにしました

そしたらはまって しまい多い時は 1日に1 0回ぐらい 使う日もあります

なぜはまって しまったのか?

リアルタイムで コミュニケーション できることの 凄さを知った

電話リレーサービス を使う前は

仕事で発注価格を 交渉するときに 2~3日間 かかっていた

電話リレーサービス を使うと

たったの 1 0分で 済みました

メールだと 細かいニュアンスが すぐ伝わらず 5~6回ぐらい やり取りを しなくては いけない

電話だと 細かいニュアンスが 分かるようになるのと 相手の返事をすぐ もらえるので 話がスムーズに 進みます

電話を使う時と 使わなない時の差

1 / 5 0 0 の時間で解決

電話リレーサービスは 日本財団の厚意により 無料で使えます (モニター制度)

利用者6 , 0 0 0人

利用件数

8 , 0 0 0件 /月以上

必要性を多くの人が認識

5%

95%

必要不可欠なサービス必要ではない

でも

日本財団の 提供している

電話リレーサービスは残念ながら 正式なものでは ありません

現在は日本財団の 支援によって試験的に 提供されている

電話リレーサービスのため2つの制約が

あります

2 4時間未対応

定員有り

いつでも だれでも 使えない

いつまで 日本財団の 支援が続く かは不明

平等 公平

同じ機会への アクセシビリティを確保

本来ならば 電話会社が すべての人が 電話を公平に 使えるように 配慮すべきです

国連:障害者権利条約 第9条

国際電気通信連合(ITU): 高齢者・障害者の電気通信アクセシビリティ ガイドライン 日本:障害者基本法 第22条、

   障害者差別解消法 第5条、第8条

現行の法律では推奨レベル

•電話リレーサービス設置 は任意 (義務なし ) •設置しない場合の罰則なし

公平性を実現 するためには 電話リレー サービスの 正式化が必要

国 (総務省 )が 法律により

電話リレサービスの設置を

必須化することを要望

電話リレーサービス 正式化

を要望する 署名活動中

75%現在目標の

署名が集まっています。 (目標:1万名 )

署名活動にご協力をよろしくお願いします!

方法は2つあります。 ( 1 ) オンライン署名 ( C H A N G E . O R G )

( 2 ) 用紙による署名

電話リレー 署名

2 0 1 7年3月3 1日 まで署名募集中です

4月中旬ごろ、総務省へ 署名を提出する予定で 国会議員と調整中です

署名にご協力 お願いします

世界での電話リレーサービスの経費負担は大きくわけて3通り

( 1 ) 国が負担 スウェーデン、オーストラリア、 韓国など1 0カ国 ( 2 ) 電話会社が負担 ノルウェー、スイス、タイなど 1 0カ国 ( 3 ) 電話利用者が負担 アメリカ、カナダ 2カ国

経費負担について

全ての電話利用者に毎月1円負担 してもらえば年間約20億円が集まり 無料電話リレーサービスの全国的実施が可能となる N P O法人インフォメーションギャップバスターは総務省に対して電話利用者負担方式を要望します

社会全体で広く浅い費用負担を!

経費負担について

厚生労働省では、2 0 1 7年度新規予算として「聴覚障害者情報提供施設における電話リレーサービスの実施」としてオペレーターの配置に係る予算を 要求中で、電話リレーサービスの実施・普及に向けて一歩前進していますが、障害者自立支援法と同様に地域格差の原因となるため、インフラ側の整備が必要です。

厚生労働省予算について

・電話リレーサービスは、電話をする  機会を増やすためのものであり、  既存の情報保障手段と競合はしない  と考えています。

・手話 / P C通訳者の雇用創出になり、   ひいては、通訳者の地位向上にも  つながると考えています。

既存の情報保障手段との関係について