3
° 羊翠 9*=1車 ゴ軽撃ス■ Fl■ lEΨ 77堆 率近 077稚 L

桜木町意見書~市長への手紙~震災と住民不在の須磨多聞線 01 03 私たちの要求

Embed Size (px)

Citation preview

°羊翠9*=1車ゴ軽撃ス■Oγ`

Fl■■lEΨ辮77堆

率近077稚

L

「私たちの要求」についての説明

1 須磨多聞線は私たちの桜木町に次のような悪影響を及ぼすため、強<反対する。

①私たちの大切な生活の場を奪い、騒音と排気ガスをまき散らす。

②小さな桜木町を分断し、生活道路を寸断する.

③通過道路となって交通問題を悪化させる。

■計画道路の影響に関して⇒第2部第4、 6回住民集会などを参照。

■住民の意向調査⇒第2部須磨多聞線に関するアンケートを参照。

2 私たちの願いは「住みなれた町に帰りたい」「安心できる暮らしを続けたい」という

ことである。須磨多聞線の計画はこの切実な願いを踏みにじり、震災からの真の復興

を妨げるものである。

したがって、神戸市は

①須磨多聞線の計画予定地とその周辺に住む人の心理的圧迫を取り除いてほしい。

②予定地に住む人が、安心して家の修理、改造に踏み切れるようにしてほしい。

③桜木町仮設住宅には70世帯住んでいる。仮設といえども人の住まいである。住ま

わなければならない人たちの身になつて、設備等の改善をしてほしい。2年とい

う短い入居期間は仮設住民の心理的圧迫になつており、延長すべきである。

3 桜木町とその周辺地域は豊かな歴史、文化、自然、景観に恵まれている。この財産

を後世に伝えていくことが私たちの義務である。

そのために、神戸市は

①須磨多聞線をつくるよりも、現在ある道路を子供やお年寄りが安心して歩ける道

にすることを考えるべきである.

②住民主体のまちづくりを支援してほしい。

■今後のまちづくりに関して→第 2部第 7回住民集会など参照。

■生活道の使われ方に関して⇒第 2部第 6回集会を参照。

■まちの良さに関して⇒第 2部第 6回集会を参照。

2

私た ちの要求

4 桜木町周辺は集会場など公共のスペースがきわめて少ない。眠っている市有地の

活用を図り、地域住民の福祉に力を入れてほしい。須磨多聞線のために買収した用

地は、地域福祉のために用いられるべきである。

5 市は、須磨多聞線、千森線、中央幹線の都市計画決定と事業認可にいたる経緯を

住民に明らかにすべきである。震災からわずか2ヵ 月後の決定は明らかに住民を無

視したものである。

また、環境アセスメントは全<行う意思がないと言明するなど、住民の健康や住

む権利など人権を著しく侵害するものである。神戸市は、昭和 21年の決定、昭和

43年の見直し、今回の決定にいたる経緯をすべて公開すべきである。

■計画の経緯に関して⇒第 2部第 4回集会、第 3部街路事業の経緯を参照。

6 国民の税金を、住民無視の都市計画道路や、神戸空港など新規の大規模開発でな

く、住宅関連など被災者支援に使うべきである.国民の善意である義援金は、雲仙

普賢岳、奥尻島など他の自然災害にならって被災者に積極的に配分すべきである。

7 阪神大震災の教ヨ1に学び、市は防災対策を充実すべきである。震災時に住民に開

放されなかった離宮公園を広域避難所に指定、活用するなど、真剣に取り組んでほ

しい。

■防災に関して⇒第 2部第 2、 第 7回住民集会などを参照。

この 7項目の要求は第 8回住民集会でまとめた.

このときの全意見は第 2部第 8回住民集会を参照。

3