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1 IIJmio meeting 9 IIJmioのいろいろな「開通」方法 株式会社インターネットイニシアティブ

IIJmio meeting 9 IIJmioのいろいろな「開通」方法

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IIJmio meeting 9

IIJmioのいろいろな「開通」方法

株式会社インターネットイニシアティブ

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SIMカードの基礎知識

• SIMカードとは

– Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)の略

– 日本では2001年のFOMAサービス(NTTドコモ)から採用された

• 元々はキャッシュカード、クレジットカードと同じISO/IEC7816規格の接触型ICカード

– 携帯電話に挿すには大きすぎるため、ICチップ部分を切り抜いて利用

– 切り抜く大きさにより、2FF(標準SIM)、3FF(microSIM)、4FF(nanoSIM)の3種が存在

• 内蔵されているICチップによりプログラムが実行可能(USIMアプリケーションやJAVAアプレット等)な他、ファイルシステムを持ちデータを記録することができる

– SIMカードに記録されている情報(主なもの)• Authentication Key(携帯電話のデータ暗号化のための暗号キー)

• ICCID(SIMカードの固有ID番号)

• IMSI(加入者の識別用ID番号。全世界の携帯加入者で重複しない14~15桁の番号)

• 電話番号

• 電話帳(利用者がSIMカードへの保存を行う操作をした場合)

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「白」「半黒」「黒」

• SIMカードを作るということ

– 物理的なカードの製造は、SIMカードメーカーが行う

• 日本のSIMカードは、概ね3社により供給

– DNP

– Gemalto

– ギーゼッケ・アンド・デブリエント

– ファイルシステムにICCIDを書き込んだ状態でメーカーから出荷される

• ICCIDのリストは事前に携帯電話会社からSIMカードメーカーに提供

– この出荷状態を「白ROM」(白SIM)と呼ぶことがある

– 携帯電話会社はSIMカードにその他の情報を書き込んで加入者に提供する

• SIMカードに情報を書き込むことを「プロビジョニング」と呼ぶ

• 携帯電話会社は、プロビジョニングのための専用業務システムを保有

– 「ALADIN」(NTTドコモ)、「GINIE」(ソフトバンク)等

• 電話番号、IMSIが書き込まれた状態を「半黒ROM」(半黒SIM)と呼ぶ

• さらに加入者の契約が開始している(端末に挿したときに利用可能である)ときは、「黒ROM」(黒SIM)と呼ぶ

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MVNOとSIMカード

• MVNOが自らのMVNOサービス用のSIMカードを作ることはできない

– 少なくとも日本では

– 海外ではそういったMVNOも存在する

• そのため、日本のMVNOは携帯電話会社の作成したSIMカードを利用している

• MVNOに提供されるSIMカード

– 2つのパターンに大別される

① 書き込まれた「黒ROM」もしくは「半黒ROM」を提供されるケース

② 書き込まれる前の「白ROM」と、プロビジョニング専用端末を提供されるケース

– 昨今では多くのMVNOが後者であると思われる

「おうちでナンバーポータビリティ」

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おうちでナンバーポータビリティ

• 2015/9/16提供開始

– みおふぉんへのMNP転入が、電話が使えない期間なく行える

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それまでは

• MNP転入時のみおふぉんのSIMカードプロビジョニング

– プロビジョニング時に黒ROMを作成

– MNPは、「転出先の携帯電話会社の契約」と、「転入元の携帯電話会社の解約」が同時に行われる

– 結果として、弊社センターでのプロビジョニングと同時に(SIMカードがまだ弊社にある状況で)、お客様のお手元の転入元の回線が解約となってしまった

• 弊社からは直ちにSIMカードを梱包、配送

– お客様にSIMカードが届くまでの数日間、お客様の電話回線は利用できなかった

• 首都圏、近畿圏など 翌日

• 地方の大都市(札幌、福岡等) 2日

• その他地域 2~3日

• 離島等ではそれ以上かかる場合も

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おうちでナンバーポータビリティの流れ

おうちでナンバーポータビリティのための特別なお申込みは不要みおふぉんへのMNP転入の全てのお客様に適用

(※)カウンターでの即日発行以外

SIMカードが届くまではこれまでと同じ配送された時点では、SIMカードは利用不可

SIMカードの配送を待つ間も、MNP元の(ご利用中の)携帯電話はそのまま利用できる

開通センター(フリーダイヤル、自動応答)に電話をし、電話番号とSIMカードの番号をプッシュトーンで入力すると、その数時間後にMNP切替実施

この時点で、これまでご利用中の携帯電話は解約に(圏外表示)みおふぉんSIMが使えるようになる

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つまり、おうちでナンバーポータビリティとは

• SIMカードのプロビジョニングを、「黒」ではなく「半黒」で行う

– そのため、配送した時点ではみおふぉんのSIMは利用不可

• 配送後、お客様側の準備が整ったら、自動応答の開通センターに電話

• 弊社オペレータが当該番号の契約を行う

– ここは人手での対応となります

– そのため、混雑により数時間程度必要となる場合があります

• その時点で、お客様のSIMカードがみおふぉんのものに切り替わり、MNP完了

– 転入元の回線が解約となり、同時にみおふぉんのSIMが利用可能(黒ROM)に

– 電話が使えない時間が最小に

– 縛りの関係でMNPのタイミングを慎重に図りたい場合にも有効

• ただし、MNP予約番号の期限日には弊社側でMNPを実施してしまうので要注意

BIC SIMカウンター&イオンSIMコーナー

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BIC SIMカウンター

• 2014年6月から順次展開

• ビックカメラ、ソフマップ、コジマ電器等にある、みおふぉん即日開通のためのカウンター

– 店舗数: 40

– 新規電話番号、MNPのいずれも可能

– ファミリーシェアプランの場合は複数枚のSIMの開通が可能

• ファミリーシェアプランの場合のみ、2枚目3枚目のデータ通信専用SIM、SMS

機能付きSIMの開通が可能

– 2枚目3枚目がみおふぉんへのMNP転入の場合、別途手数料がかかります

– SIMカードの再発行、サイズ変更も2015/10/14から受付開始(new!)

• 既にファミリーシェアプランである方のSIMカード追加も可

• SIMカード交換(データ専用⇔SMS⇔音声通話)、プラン変更は不可

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イオンSIMコーナー

• 2015年7月から開始

• イオンにある、みおふぉん即日開通のためのカウンター

– 店舗数:213

– 新規電話番号、MNPのいずれも可能

– ファミリーシェアプランの場合は複数枚のSIMの開通が可能

• ファミリーシェアプランの場合の2枚目3枚目のデータ通信専用SIM、SMS機能付きSIMの開通は不可

– 弊社から別途SIMカードを配送します

– SIMカードの再発行、サイズ変更、プラン変更、追加、SIMカード交換(データ⇔SMS⇔音声)はいずれも不可

まとめ

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まとめ

• MVNOでもSIMカードのプロビジョニングを行っています

– お客様の契約に合わせ、白ROMから半黒ROM、黒ROMへ

• 「みおふぉんへのMNP」時のSIMカードの提供形態は徐々に進化

• 今後も、みおふぉんを便利にご利用いただけるよう、様々な方策を検討していきます

方式 時期 備考

弊社から送付 2014/4~2015/9 数日間の電話利用不可期間あり

カウンターで即日発行 BIC SIM: 2014/6~イオン: 2015/7~

来店が必要店舗数40+213

弊社から送付(おうちでナンバーポータビリティ)

2015/9~ 電話利用不可期間なし