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経験に基づく、 UIデザイナーの必要性 BASE株式会社CTO 藤川 真一

UI crunch 登壇資料 20141128

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2014.11.28 UI Crunch プレゼン資料

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Page 1: UI crunch 登壇資料 20141128

経験に基づく、UIデザイナーの必要性

BASE株式会社CTO

藤川 真一

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自己紹介

• 藤川真一 (えふしん)

• 2000年 製造業からネット業界に転職

• 2006年 paperboy&co. (現GMOペパボ社)ショッピングモールサイト 「カラメル」責任者

• 2007年 Twitterの携帯向けクライアントモバツイを開発

• 2013年 BASE株式会社 顧問慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程入学

• 2014年 BASE株式会社 取締役CTO就任

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UIデザイナーという職種名がなかった頃…

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1.営業部門でクリティカルな仕様が決まっている

2.もう言っちゃったから、今更やめられない

3.案の定、制作部門が不満タラタラ

4.納得いかないので、自分たちのコストで作り直し(アーキテクチャ不在、作った階段を自ら壊す)

5.開発チームがとばっちりをうけるw

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2004年 Web設計への葛藤

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Webサイトの設計に求められると思われる能力

1.コンテンツの内容まで踏み込んだユーザビリティを考えた画面設計能力2.ビジュアルデザインと同義の情報配置能力3.動的ページの場合、矛盾なく低い工数を実現するシステム設計、クライアントスクリプトの知識、興味4.後の工程で困らない設計図面、仕様書を書く能力5.効果的なページリンクの構造6.デザイントレンド、システムトレンドを取り入れられる豊富なWebの知識、アンテナ。

求められる能力は、単純な技術者とかビジュアルデザイナーの枠では納まらないところに人材育成の難しさがあると思われる。

多くの結果として、デザイナー的側面か技術者的側面のいずれかに傾倒していくだろう。

ここで問題にしたいところは、個々の不足能力を補うため、積極的に他の人に求めるよう動いてくれれば良いわけだが、故意、無意識に関わらず、無責任モードに入り込んでしまうとタチが悪い。

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当時問題点だと思っていたこと

• 「設計」の重要性がそこまで認知されてない

誰もWebサイトの実現性に責任を持てない状況。

• スキルセットが不足してる人材(デザイナーorディレクター)に「とりあえず」アサインされてしまう不幸

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そういうの、

ぶっちゃけ今でもありますよね?

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当時、役割として必要だなって思ってたこと

• 情報の設計 = Web UIデザイン に責任を持つ人の必要性

• プリセールス & ポストセールスに関わる(受託の場合)

• チームの一員の立場で、Webサイトが目標とするフィロソフィーを円滑に実現する役割(楽しさ = UX、ユーザビリティ、実用性)

↑ココにそんな人材いなくね?説が集中する

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でも、すべてができる人材を求めてるわけじゃない

職業分野として、fixしてるとは思ってない。

(そもそも本当に職業(not 職人)として成立するのか?)

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BASEではどう考えているか?

・成果への原資として、ビジュアルデザインスキル必須

・そして論理的思考(順序立てて物事を考えられ、ちゃんと説明できる)

・すごく詳しい人、か、すごく興味がある人

「お母さんでも使えるネットショップ」

+「物を売るたのしさ」

BASEというチャレンジの中で、会社と自分とを一緒に成長させたい人に参加して欲しい。

Page 12: UI crunch 登壇資料 20141128

http://engineer.typemag.jp/article/fshin33