選択クエリを利用して訪問回数を調べる -マイクロソフトアクセスでクエリを使い集計する-【ハウ通分析術ab005】

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訪問回数の考え方集計機能を表示させる ◦グループ化とカウントを使う ◦表示の並び替えをする

日別の訪問回数を調べる日別・UID別の表示を確認する

選択クエリを利用して訪問回数を調べる -マイクロソフトアクセスでクエリを使い集計する-

毎回の訪問が記録された「ログ」から、誰がどの程度訪問したのかを調べます。エクセルのピボットテーブルを使っても同様のことはわかりますが、データ件数が1万件を超えてくると、とたんに遅くなり実用的なスピードを得られなくなってきます。マイクロソフトアクセスを使うと、簡単にかつすばやく計算でき、複雑な条件でも、簡単な操作で実現が可能です。


事前準備：訪問ログをアクセスに取り込む

<<以前のスライドはhttp://www.slideshare.net/jbtaniguchi/ss-28617713>>

初めての方は、手順を参考に右図を表示させてください。

<<以前のスライドはhttp://www.slideshare.net/jbtaniguchi/ss-28617713>>

初めての方は、手順を参考に右図を表示させてください。

1 •アクセスを起動し、名前をつけて「空のデータベース」を作成

2 •「テーブル1」を閉じ、リボンから外部データをクリック

3 •取込元のファイル形式でテキストファイルを選択

4 •現在のデータベースの新しいテーブルにソースデータをインポート

5 •「区切記号付き」が選択し[次へ]をクリック

6

•「先頭行をフィールド名として使う」にチェックボックスを入れ、

「完了」

http://www.slideshare.net/jbtaniguchi/ss-28617713




サイト訪問

訪問回数の考え方：ログのなりたち

①サンプルデータとしてWebサイトに[いつ]、[誰が]訪問したかを記録したログを利用します。意味を解釈する場合、このログの形式では扱いにくいので、このデータを集計し、理解しやすい形に変換していきます。

まず、[誰が？][何回？]訪問したかを求めていきます。

②ログデータを見ると、誰が？にあたる[UID]と呼ばれるIDが複数あります。これはどのように集計すると、[誰が？][何回？]訪問したかという情報になるでしょうか？

Web サイト

①訪問ログ日付 ②UID

2014/2/20 111488

2014/2/20 118960

2014/2/21 111488

2014/2/21 109574

2014/2/21 117868

2014/2/22 118960


訪問回数の考え方：集計機能「グループ化」と「カウント」

複数あるUIDは1つにまとめ、そのUIDがデータのなかに何回存在するかを計算することで、訪問回数が求まります。

①複数あるものを1つにまとめるには、アクセスの[集計]機能の[グループ化]を使います。この作業は「ユニーク化する」と呼んだりすることもあります。

②回数を調べるには、アクセスの[集計]機能の[カウント]を使います。

UID

111488

118960

111488

109574

117868

118960

① グループ

化

UID

111488

118960

109574

117868

② カウント

UID 回数

111488 2

118960 2

109574 1

117868 1


選択クエリをつくりテーブルを選択

[作成]リボンを表示させ、[クエリデザイン]をクリックします。テーブルの選択画面の[訪問ログ]をダブルクリックし、[テーブルの表示]画面を閉じます。

①[作成]リボンをクリック

②[クエリデザイン]をクリック

③[訪問ログ]をダブルクリック

④[閉じる]をクリック


集計機能を表示させる

[UID]を下表（デザイングリッド）へドラッグ&ドロップします。もう一度[UID]を選択し、隣の列へドラッグ&ドロップします。下表の任意の場所で右クリックすると、[集計]機能が表示されるので、クリックします。

①[UID]を下表にドラッグ&ドロップ

②再度[UID]を下表にドラッグ&ドロップ

③下表の任意の場所で右クリック

④[集計]をクリック


グループ化とカウントを使う

[集計]機能を選択すると、下表（デザイングリッド）に[集計]の行が追加され、自動的に[グループ化]が入力されます。右側の列の[グループ化]の脇の[V]をクリックし、[カウント]を選択します。同じ列のフィールドに「回数:」を追加入力し、「回数: UID」と表示させます。（「:」は半角です。また自動で半角スペースが入ります。）最後に、リボンから[表示]をクリックし、結果を確認します。

①[Ｖ]をクリックカウントを選択

②[UID]に「回数:」を追加入力

③表示を確認 ※「:」(半角)を忘れないように

④[表示]をクリック


表示の並び替えをする

[回数]のフィールドが表示されたのを確認します。回数の多い人から順に並び替え、見やすくしていきます。[リボン]の[表示]をクリックします。[回数: UID]フィールドの並び替えで[降順]を選択し、 [リボン]の[表示]をクリックします。

①[回数]の表示を確認

②[表示]をクリック

③[回数: UID]フィールドの並び替えで[降順]を選択


回数の降順を確認し保存する

[表示]をクリックし、[回数]の多い順（降順）に表示されたことを確認します。問題がなければ、[クエリ1]タブを右クリック、上書き保存をクリックします。名前を[q01_UID別訪問回数（回数降順）]と入力し[OK]をクリックして保存します。

①[表示]をクリック ②[回数]の多い順（降順）に表示されたことを確認

③[クエリ1]タブを右クリック、上書き保存をクリック

④[q01_UID別訪問回数（回数降順）]と入力し[OK]をクリック


日別の訪問回数を調べる

いまはUID別に訪問回数を調べましたが、日別に調べることもできます。UID別の訪問回数のときは、[UID]を使っていましたが、同様に[日付]を使います。[クエリデザイン]から[訪問ログ]を選択し、[日付]フィールドを2つ表示させ、[集計]で右側の列の名前を[回数: 日付]を入力、[集計]はカウントを選択し、結果を表示させます。

①[日付]を下表に表示させる

②下表の任意の場所で右クリック→[集計]をクリック

③フィールドに[回数: 日付]を入力→集計に[カウント]を選択


日別の訪問回数を確認し保存する

日別に訪問回数が表示されたことを確認し、[クエリ1]に「q02_日別訪問回数」と名前をつけ保存します。

①日付別に表示されたことを確認 ②「 q02_日別訪問回数」と名前を付け保存する


クエリをコピーする

最後に日別かつUID別の訪問回数を求めます。先ほど作った「q02_日別訪問回数」に少し加工すればできあがるので、まずは、クエリを複製し、名前を「q03_日別UID別訪問回数」とします。

①[q02_日別訪問回数]をクリック

②コピーをクリック後、貼り付けをクリック

③「 q03_日別UID別訪問回数」と名前をつけ保存


デザインビューを表示させる

[q03_日別UID別訪問回数]をクリックし、[リボン]の[表示]をクリックすると、デザインビューが表示されます。

①[q03_日別UID別訪問回数]をクリック

②[表示]をクリック ③[デザインビュー]の表示を確認


UIDを追加する

日別かつUID別に表示させるためには、[日付]と[UID]ともにグループ化させることで実現ができます。[UID]を選択し、下表にドラッグすると、[グループ化]された状態になるので、[表示]をクリックします。

①[UID]を選択し、列の間にドラッグ&ドロップ

②[UID]が[グループ化]された状態を確認

③[表示]をクリック


日別・UID別の表示を確認する

たったひとつ[UID]を追加するだけで、日別・UID別に表示されました。

①日別・UID別に表示されたことを確認


お疲れさまでした。今回のレッスンはここまでです。

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