6. Hiroyuki Goto_Alliance Lifeline

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海外拠点へのAlliance Lifeline導入についてーレジリエンスとコンプライアンスー

2014年6月

みずほ銀行国際事務部

後藤博之

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１．レジリエンスとは？

Resilience• 弾力性

• 回復力・復元力

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２．決済業務におけるレジリエンス

• 私の原体験

1993年2月世界貿易センター爆破事件

• この体験から思ったこと

あらゆる状況に対応できる弾力性、復元能力が

企業自らを守るためにも社会的責任を果たすうえ

でも何よりも大事



３．レジリエンスを向上させる為には

• 継続的なBCM強化、BCPの充実が重要

BCM: Business Continuity ManagementBCP : Business Continuity Plan

• 具体的には継続的なリソース整備が必要

リソース：システム・設備・文書(手続)・人材等々



４．リソース整備の考え方

• まずは内部リソースの整備・充実が基本

• 内部リソースに加え、外部リソースを組み合わせることで一層の弾力性が確保できる

＜海外拠点決済業務における外部リソース活用事例＞

提携先銀行のインターネットバンキングサービス活用

提携先銀行への委託



５．決済業務とコンプライアンス

• AML (Anti Money Laundering)対応

依頼書等による入口チェックの他、メッセージフィルタ

リングシステム等による出口チェックを行っている

• レジリアンス自体がコンプライアンスイシュー

MTO (Maximum Tolerable Outage）：最大停止許容期間

RTO(Recovery Time Objective):目標復旧時間

RLO(Recovery Level Objective):目標復旧レベル

上記指標が現地規制やガイドラインとして現地コンプライアンスイシューとなる

傾向にある。



６．SWIFT Lifeｌineの導入

• SWIFT Lifelineとは

SWIFTが提供するクラウドベースの緊急時SWIFT接続サービス

• 海外拠点決済業務レジリエンス強化のツ－ルとして採用した理由

≪Key Word≫

レジリエンス○外部リソース：内部リソースに依存しないリソース○大量処理：上流システムからのインタフェースが可能であること○復元時間：1～1.5時間以内での業務継続が可能

コンプライアンス○AML：Sanction Screeningの導入により本番環境と同レベルの「AML対応」を実現

その他○コスト：既存システム改修や新たなシステム構築に比べ廉価

SWIFT Lifeline＆Sanction Screening導入により一層のレジリエンス実現を目指そうというもの



まとめ

• 社会意識の高まりや有事対応の差別化がビジネスチャンスと

なる現在において企業のレジリエンス確保・向上は益々重要に

なってきていること

• レジリエンス確保・向上には継続的な内部リソースの整備が必

要となるが、外部リソースの活用も有力な手段となりうること

• また最近の傾向として金融機関のレジリエンス自体が海外現地

規制・ガイドラインというコンプライアンスイシューとなってきて

いること

かかる状況下、みずほでも外部リソース(SWIFT Lifeline＆Sanction Screening)を活用したより一層のレジリエンス実現を目指している。



１．事業継続管理(BCM)とは

あらかじめ緊急事態発生を想定し影響を評価して、対策を講じる

ことで、緊急事態発生時等の影響の極小化および業務の迅速かつ

効率的な復旧を行う態勢整備を行うことをいう。

２．なぜ事業継続管理(BCM)が必要なのか？

資料１

2001.9.11 米同時多発テロ

2003.5 SARS流行

2008.11 ムンバイ同時多発テロ

2009.5 新型インフルエンザ流行

2010.4 タイ政情不安

2011.3.11 東日本大震災

2011.10 タイ洪水

2012.09 中国における反日デモ

社会意識の高まり

事業継続管理の取り組み企業の増加

～企業の視点は「防災対応」から「事業継続管理」へ～

企業価値の維持・向上

事業継続管理防災対応



BCM ：Business Continuity Management／事業継続管理

BCP： Business Continuity Plan／事業継続計画

BCP Key Concept

優れたBCMが顧客の信頼強化に

有事対応における他社差別化は大きなビジネスチャンス

対顧影響最小化

決済業務維持

人命第一

資料２



ご清聴ありがとうございました

• 本資料は、貴社とのディスカッションを目的として作成されたものであり、本資料に記載された諸条件は仮定に基づくとともに、本資料に含まれる情報の確実性或いは完結性を表明するものではありません。

• また、本資料における分析は仮定に基づくものであり、その結果の確実性を表明するものではありません。

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