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ホワイトペーパー ソフトウェアライセンスの 最適化を実現するには?

ソフトウェアライセンスの 最適化を実現するには?

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ソフトウェアライセンスの

最適化を実現するには?

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ソフトウェアライセンスの最適化を実現するには?

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ソフトウェアライセンスの�最適化を実現するには?

ソフトウェアライセンス最適化とは何ですか?短い回答は以下の通りです。ソフトウェアライセンス最適化は、資産の活用の最大化、コストの最小化、およびライセンスコンプライアンスの維持を目的として、ソフトウェア製品のライフサイクルを通して、ソフトウェア資産を積極的に管理する継続的なプロセスです。そこでは、ソフトウェアがどのようにインストールおよび/または使用されるかを決定するベンダーの製品の使用権を考慮に入れて、ソフトウェアのインストール(インベントリデータ)を組織が購入した内容(ライセンスの資格)と照合することが必要です。ソフトウェアの購入は、「所有権」を提供するものではなく、ライセンス契約の条件に基づき、ソフトウェアを使用する権利だけを提供することを覚えておくことが重要です。

ソフトウェアライセンス最適化は、従来のソフトウェア資産管理(SAM)にとどまらず、戦略や戦略をサポートするツールを組み込み、これらのライセンスの資格、すなわちソフトウェア製品の使用権を完全に活用します。これにより、企業はライセンスの消費を最小化でき、最適化されたライセンスポジションを計算して、継続的なコストを削減できます。

ソフトウェアライセンス最適化にはまた、各ユーザーの最適なネームドユーザーライセンスタイプを決定するための使用率データの追跡や分析、および他のユーザーへの再割当てのための未使用のソフトウェアの発見など、ライセンシングを最適化するためのその他の戦略が含まれます。�ベンダーのライセンスモデルおよびそのモデルに伴う使用権により、さまざまな戦略が必要です。

最初の質問に戻ります。ソフトウェアライセンスの最適化を実現するために必要なものは?高いレベルでは、それは以下の3つ手順からなるプロセスです。

1. ハードウェア資産とソフトウェア資産のインベントリデータを収集して、アプリケーションの認識と正規化プロセスを実施して、マシン(デスクトップ、ノートパソコン、サーバー、仮想マシン)ごとにインストールしたソフトウェアのタイトル、バージョン、およびエディションのリストを生成します。正規化は単に、たとえば、Adobe Acrobat Proバージョン8ではなく、Acrobat Acrobat Professionalバージョン8など、すべてのハードウェアおよびソフトウェア資産の一貫したネーミングのリストを作成するプロセスです。ソフトウェアのタイトルの場合、ライセンシングが必要なものだけを考慮します。この手順では、「何を持っているか」がわかります。それにより、IT資産への可視性の向上は実現しますが、真のビジネス価値の点では得られるものは多くありません。認識と正規化では、ライセンスのコンプライ�アンスを判断することさえできません。ライセンスの�コンプライアンスの判断のために、プロセスの第2の手順に進む必要があります。

2. 調達システムからの発注書(PO)データを収集して、基本的なライセンスの資格、すなわち「購入したライ�センスの数」を把握します。そして、それを手順1「自分の環境に何をインストールしているか(または使用中か)」と比較します。これにより、ライセンス契約を遵守しているかどうかがわかる、ベースラインのライセンスポジションが生み出されます。この手順のビジネス価値は、ソフトウェアの監査コストおよびリスクを削減することです。これは重要ですが、ソフトウェア資産を最適化するためにできることが他にもあります。手順3に進みます。

3. ベンダーのライセンスモデル、条件により、適切なライセンス最適化戦略を適用します。Microsoft、Adobe、およびIBMなどのベンダーの場合、これには、ベンダー別の製品使用権を適用して、ライセンス消費と継続的なソフトウェアコストを削減することが含まれます。SAPなどのその他のベンダーの場合、これには、各ユーザーのニーズを満たす最低コストのネームドユーザーライセンス分類を決定するための、詳細な使用率の追跡と分析が含まれます。この手順の結果は、最適化されたライセンスポジションです。この最後の手順のビジネス価値は莫大になる可能性があります。なぜなら、最適化により、新しいソフトウェア購入、毎年の価格調整と保守契約の更新のためのソフトウェア費用が大幅に削減されるからです。

ここで、「ソフトウェアライセンスの最適化を実現するために必要なものは?」という質問により詳しく回答するために、さらに掘り下げて考えてみます。

人材、プロセス、技術がすべて従来のSAMのように、人材、プロセス、技術が適切なソフトウェアライセンス最適化プログラムの基盤です。それぞれを簡単に検討してみましょう。

• 人材—これには、ITの調達からITの運営とコンプライ�アンスまで、ソフトウェア資産の管理のためのチームとその役割および責任の定義が含まれます。さらに広く見れば、それにはまた、短期および長期の成功を実現するためのプログラムへの役員レベルの支持と主要な利害関係者のサポートが含まれます。そのため�に、ソフトウェアライセンス最適化チームの組織構造と、その組織が企業の残りの部分とどのようにやり取りするかを決定することが必要です。ソフトウェアライセンス最適化では、この不可欠な部門に人員を配置するために、人材に投資する必要があります。しかし、多くの場合、これが不足しており、既存のITスタッフにその作業に取り組むためのキャパシティがないことがよくあります(次のページを参照)。多数の組織における別の問題は、ライセンシングの知識がないことです。これは、適切な技術により、ライセンスタイプ、条件、および大量購入契約の情報を組み込むことで、多大な価値を追加できる分野です。確実に成功するには、人材に投資してください。

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ソフトウェアライセンスの最適化を実現するには?

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1週目 2週目 2週目 2週目

£74,000

コンサルティング契約

500,000ポンド以上節約

1~4週

製品の使用権を利用して、ライセンス消費を削減

£200,000

WinZip活用アップグレード権のコスト回避

£209,000

未使用のインストールを除去 して、ライセンスの責任を削減

図1:ソフトウェアライセンス最適化を成功させるには人材が重要

ソフトウェアライセンス最適化を成功させるには人材が重要

2012年6月に、世界中で200,000名近い従業員を雇用している、主要な欧州のバンキングおよび金融サービス組織がソフトウェア資産管理(SAM)とライセンス最適化プログラムに着手することを決定しました。その顧客はWindows 7の展開の最中で、SAMプログラムの実施により達成できる利点の調査を開始しました。当初の計画では、約7,000名のユーザーが関与する1つの選ばれた国のデスクトップ環境を対象とする試験プロジェクトを伴いました。プログラムの最初のフェーズで、会社は14のソフトウェア製品のみに絞ることを決定しました。ただし、すべてのバージョンとエディションを考慮すると、総数は64に上ります。

9月までに、その他のITプロジェクトによる人員の制約のために、顧客は、フルタイムのリソースをSAMの提供とライセンス最適化に割り当てることができませんでした。したがって、プログラムからの具体的な利点はほとんど見られませんでした。会社は、組織内でのソフトウェア資産マネージャーとしての役割を果たすよう、Flexeraソフトウェアコンサルタントを雇いました。その効果は以下の通りです。

第1週目 — コンサルタントは、単にライセンスをソフトウェアのインストールの数と一致させるのではなく、正しいライセンス消費を調べることから始めました。ソフトウェアライセンス最適化ツールに内蔵された製品使用権ライブラリを活用して、彼らは大量購入契約により顧客に提供されたライセンスの資格を利用して、最適化されたライセンスポジションを計算しました。ダウングレード権、アップグレード権、二次使用権などの使用権がライセンスの消費を削減するために使用され、ソフトウェア製品のいくつかで74,000ポンドのコスト回避が可能になりました。

2~3週目 — 取り組みの2週目と3週目では、WinZipアプリケーションに重点が置かれました。顧客が気が付かなかった購入を特定し、また誤って分類された追加の購入を明らかにするとともに、現在のバージョンへの利用可能なアップグレード権を利用することにより、200,000ポンド以上のコスト回避が達成されました。

4週目 — 取り組みの4週目に、コンサルタントは、Adobe Acrobat Proの膨大なエクスポージャを特定し、ソフトウェアライセンス最適化システムを使用することにより、アプリケーションの使用率がほんのわずかであったことがわかりました。この場合、少なくとも90日使用されていない未使用のインストールは、即座に削除されました。これにより、約206,000ポンドのライセンスの責任が削除されました。

顧客は、4週間のコンサルティング契約で、総額で約500,000ポンド(約800,000米ドル)のコスト回避を達成しました。

顧客のSAMとソフトウェアライセンス最適化プログラムの目標は、大幅に変化しました。世界中の業務を含むように範囲を拡張することが上級管理職により新たに推進され、サーバー環境が組み込まれました。顧客の目標�は、ソフトウェアライセンスの可能な最大のコスト節約とコスト回避、および翌年のメンテナンスを達成することです。投資は、会社のソフトウェア資産管理チーム内の追加のリソースに対して行われており、プロセスは現在文書化され、管理されています。

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• プロセス — ソフトウェアライセンスの最適化では、最初の調達、継続的な管理、アップグレード、保守契約の更新、および最終的な終了までの製品ライフサイクル全体で、組織がソフトウェア資産を効果的に管理するためのベストプラクティスのプロセスを定義することが必要になります。ISO 19770-1などの業界規格は、組織の現在のポジションとベストプラクティスを実施するために必要なポジションとの間のギャップ分析を実行するのに役立ちます。ISO規格は、それぞれについて定義された詳細な結果とともに27の主なプロセスを特定します。例として、「SAM検証プロセス」カテゴリで、元の19770-1:2006規格の一つの結果では、ライセンス照合確認の規定された頻度が必要になります。「照合は、所有されている有効なライセンスと使用中のソフトウェアのために必要なライセンスとの間で、少なくとも四半期に一度実施されます…」。確実に成功するには、ベストプラクティスプロセスに投資してください。

• 技術 — ソフトウェアライセンス最適化では、次世代のツールを使用して、ソフトウェアライセンシング、IT環境、および今日のグローバル企業に固有の複雑さを管理することが必要になります。組織は、ソフトウェア資産の可視性や管理の獲得、ライセンスコンプライアンスリスクの低減、ソフトウェアライセンスと保守のコストの最小化、および他の戦略的ビジネス目標の達成を目的としたITの革新の実現などのビジネス目標を達成するために必要なツールを特定し、実装しなければいけません。確実に成功するには、次世代の技術に投資してください。

本レポートの残りでは、組織がソフトウェアライセンス最適化の成功を達成することを可能にする、次世代の技術の属性と要件に焦点を当てます。

高度なソフトウェアライセンス最適化技術次世代のソフトウェア資産管理(SAM)とライセンス最適�化ソリューションを作成および実施するために何が必要ですか?それは、何十万ものエンドポイントのある大企業のために役立つものだけでなく、SAMサービスをすべての規模の複数のクライアントに提供している、管理サービスプロバイダー(MSP)のために容易に拡張するものでもあり�ます。

以下は要件の一部です。

1. 既存のITインフラを活用する能力

2. 幅広いプラットフォーム(Windows、Linux、UNIX、MAC OS)をサポートする検出とインベントリ、および複数のソースからデータを統合する能力

3. ライセンスを最適化するためのライセンスモデル、大量購入契約、およびソフトウェア製品の使用権情報の内蔵

4. 使用率データを追跡および分析して、ライセンスを最適化する能力

5. 資産管理プロセスの自動化

6. オンプレミスおよびSaaSデリバリーモデルをサポートする柔軟性のあるアーキテクチャ

7. 高度な分析と報告

これらのそれぞれをより詳しく見てみましょう。

既存のITインフラを活用する能力大企業は、環境内に多数のさまざまなベンダーからの幅広い既存のITツールを保持しています。たとえば、多数の組織は、複数の検出とインベントリのツールを持っていま�す。ソフトウェアライセンス最適化ソリューションでは、この投資を無駄にするのではなく、これらのツールを活用して、効果的なライセンス管理に必要なデータを提供する必要があります。

FlexNet Manager Suite for Enterprisesの基盤であるFlexNet Manager Platformは、その独自の検出とインベントリ機能� (詳細は以下を参照)を提供しながら、同時にインベントリおよび/またはソフトウェアの使用率データのために、以下のすべてのサードパーティ製品などに接続します。

• Symantec / Altiris

• BMC ADDMおよびMarimba / BladeLogic

• Citrix XenApp、XenDesktop、EdgeSight

• HP DDMI

• IBM License Metric Tool (ILMT)

• IBM Tivoli EndPoint Manager

• Microsoft ActiveSync

• Microsoft Hyper-V、App-V

• Microsoft System Center Configuration Manager (SCCM)

• Micorsoft SQL Server

• Oracle DatabasesとE-business Suite

• SAP

• VMware vCenter/vSphere

プラットフォームのアプリケーション認識ライブラリ(ARL)は、未処理のインベントリデータを処理し、各エンドポイントの機器(デスクトップ、ノートパソコン、およびサーバー)についてインストール済みおよび/または使用されているアプリケーションのリストを正確に作成するために使用されます。ARLには、110,000以上のソフトウェア製品の識別ルールが含まれ、また利用可能な場合、ISO 19770-2ソフトウェアのタグ付け規格IDタグを活用することもできます。

また、プラットフォームは、発注書、契約、ユーザー、および組織のデータのために、サードパーティの調達、ERP、HR、およびアクティブディレクトリ(AD)システムに接続します。このデータはすべて、所定のソフトウェアベンダーの組織のライセンスポジションの把握のために取得する必要があります。

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幅広いプラットフォームをサポートする検出とインベントリ 既存のインベントリツールとの統合が重要である一方で、それらのツールは、たいてい大企業のIT環境の全体をカバーしません。FlexNet Manager Platformは、以下を含む、他のツールにはない検出とインベントリ機能の独自の組み合わせを提供します。

• デスクトップ、ノートパソコン、およびデータセンターのサーバー環境に全体のマルチプラットフォームサポート(Windows、Linux、UNIX、およびMAC OS)

• インベントリデータの複数のソースを統合する能力

• バージョンとエディションデータを含むMicrosoft SQL Serverインベントリ(SQL Serverの正確なライセンスポジションの決定のために重要)

• 監査で承認される「詳細で正確な」データを提供するために、Oracleライセンス管理サービス(LMS)組織が検証したOracleデータベースの検出とインベントリ

• VMware、Microsoft Hyper-V、およびハードパーティション(LPAR、vPar、Solaris Zonesなど)環境のための仮想マシンの検出とインベントリ。これには、VMを物理ホストと相互に関連付け、ホストのハードウェアの特性とVMの割り当てを収集する能力が含まれます。これらは、サーバー上のプロセッサコアやIBM PVUモデルなどのハードウェアベースのライセンスモデルの管理に重要です。

• アプリケーションの仮想化(Citrix XenApp、Microsoft App-Vなど)と仮想デスクトップインフラストラクチャ(Citrix XenDesktopなど)のサポートとそれが仮想化されたアプリと仮想デスクトップのライセンス管理を可能にするためのアクセス権(ACL)と使用率データを収集する能力を提供すること

• SAPのネームドユーザーとパッケージ(エンジン)のサポート

ライセンスモデル、大量購入契約と製品の使用権の情報の内蔵ソフトウェアライセンス最適化ソリューションは、以下のようなきわめて多くのライセンスモデルの情報(とそのためのテンプレート)を内蔵していなくてはいけません。資産管理リポジトリ内のライセンス記録を作成および追跡するプロセスを容易にするための、機器、ユーザー、プロセッサ、コア、同時、プロセッサー・バリュー・ユニット(PVU)、サーバー、およびクライアント・アクセス・ライセンス(CAL)など。FlexNet Manager Platformは、上記のすべてとその他多数を含む、幅広いソフトウェアライセンスモデルをサポートします。

ほとんどの大企業は、Microsoft Enterprise Agreement、Select Plus Agreement(ソフトウェア保証あり/なし)、Adobe Cumulative License Program (CLP)などの、大量購入契約に基づきソフトウェアを購入します。ソフトウェアライセンス最適化ツールには、ライセンスの資格、すなわち顧客に提供する製品使用権を含む、これらの契約の情報が内蔵されている必要があります。

ソフトウェア製品使用権とは何ですか?製品の使用権は、組織がどのようにソフトウェアを使用できるかを定義するソフトウェアライセンス契約に定められた権利です。製品の使用権に関連して検討される場合がある、無数の複雑なシナリオと使用事例がありますが、保守がソフトウェアライセンスとともに購入される場合は特に、多数のソフトウェアパブリッシャー(Microsoft、Adobe、IBM、Symantecなど)全体でほぼ標準になっている非常�に一般的な使用権があります。以下は例の一部です。

アップグレード権 — 組織は追加のコストなしに、利用可能なソフトウェアの最新バージョンをインストールできます。これは通常、保守対象のライセンスに付随する価値ある利点ですが、多数の組織で管理するのが困難なことで有名です。組織が保守対象のライセンスとそうでないライセンスを保持している場合、複雑なシナリオが出てきます。多くの場合、適切なソフトウェアライセンス最適化ソリューションを実施していない組織は、この利点を管理するのが非常に困難であると感じるので、手動でアップグレード権を記録することを試みることなく、現在のバージョンの新しいライセンスを定期的に購入しています。

ダウングレード権 — 組織は、製品のより最近のバージョン(通常は現在のバージョン)を購入し、最新バージョンよりも以前のバージョンの製品をインストールできるようになります。このシナリオは、すべてのデスクトップに展開され、通常は3年に1回変更するという「標準的なイメージ」を組織が持っている場合によく起こります。たとえば、標準的なイメージのMicrosoft Officeのバージョンは、Office 2007 Standardかもしれませんが、Office 2007 Standardはもはや購入できません。組織が追加のライセンスを必要としている場合、組織には多くの場合、ソフトウェアの最新のバージョンを購入する以外の選択肢がありません。

二次使用権 — ユーザーにデスクトップおよびノート�パソコンにアプリケーションをインストールし、単一のライセンスのみを消費する権利を提供します。このシナリオは、シンプルに思えますが、実際は、一般的なイン�ベントリツールで管理するのはかなり困難です。適切なライセンス消費分析には、一般的なユーザーの決定(それらの2つの機器の「一次所有者」を誰にする必要があるか)とその後のデスクトップ/ノートパソコンのインストールの証拠の組み合わせを理解するための、ハードウェアとソフトウェアインベントリの分析の実施が含まれます。

複数インストールの権利 — デバイス上の同一のアプリケーション(通常は異なるバージョン)の複数のインストールができ、複数のインストールを単一のライセンスの消費として数えることが可能です。複数のインストールは、偶然または意図的に起こる場合があります。多数のアプリケーションは、アンインストールで完全にクリーンアップされず、機器上にインストールの証拠のアーティファクトが残ります。多数のインベントリツールは、特にアプリケーションの認識またはソフトウェア指紋認証機能がない場合、インストールの証拠のこのような断片を正当なソフトウェアのインストールとして誤って数えます。このシナリオはまた、アプリケーション�がアップグレードされ、最初のインストールの証拠が残っている場合に起こります。

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障害回復(DR)/フェールオーバーの権利 — 多くの場合、本番サーバーとバックアップサーバー(コールドDRマ�シンなど)の両方にインストールされたソフトウェアを保持し、単一のライセンスのみを消費する権利を提供します。たとえば、Symantec NetBackupコールド障害回復権は、顧客も保守で最新の状態を維持することを条件として、本番サーバーのクラスタの一部として、ライセンス許諾されたソフトウェアの一つの追加のコピーをコールドDRサイトにあるコールドDRサーバー上のコールドDRインストールとして使用することを許可します。

サーバーの仮想化の権利 – 通常は仮想マシン上の多数�のソフトウェアのインストールとともに、物理ホストマシン上にアプリケーションまたはOSをインストールすることを可能にします。仮想マシン上で実行中の許可されたコピーの数は、時にはソフトウェアのエディションにより、1または2から無制限まで異なります。たとえば、Symantec Storage Foundationは、Windows Server OSのエディションに従う、階層型ライセンスモデルを使用します。Enterpriseエディションでは、最大で4つのVMでSymantecのソフトウェアを実行させることができます。一方、Datacenterエディションでは、制限のない数のVMを実行することができます。

VMware仮想環境内のOracleとIBM

実施されている1つの非常にシンプルな最適化は、VMware仮想環境内で実行中のOracleデータベースソフトウェ

アのライセンシングに関連します。Oracleは、プロセッサメトリックを使用するライセンシングデータベース�

インスタンスに関して、VMware vSphereなどのサードパーティ製パーティショニング技術を認識しません。こ

の場合、サーバーまたはクラスタの全容量がライセンスを受けていなくてはいけません。

よくある悪い実践は、単一のVMware仮想マシン上で、さらに悪いのは、VMwareクラスタ上でOracleデータ

ベースを保持することです。なぜなら、物理サーバーまたはクラスタのすべてのプロセッサがライセンスを受け

ていなくてはいけないからです。大企業では、データセンター仮想化イニシアチブの結果として、この状況がよ

く発生します。1つのソリューションは、仮想化を取り消して、クラスタの外部の物理マシン上にOracleのデー

タベースを隔離することです。これは通常、より手頃なオプションになります。多くの場合、その他のOracleデータベースインスタンスが組織全体に存在しますが、その場合のベストプラクティスは、同一のサーバーま

たはクラスタ上にそれらをすべて統合することです。物理サーバーまたはクラスタが最初のOracleデータベース�

インスタンスに対して完全にライセンスを受けると、追加のOracleデータベースインスタンスをサポートする数

に制限のない仮想マシンが新しいOracle(プロセッサ)のライセンスを要求することなく、サーバーまたはクラ

スタに追加されます。

VMwareサーバークラスタ内のIBM PVUライセンス一方、IBMプロセッサー・バリュー・ユニット(PVU)ライセンスは、VMwareサーバークラスタでのサブ容量�

ライセンシングが可能です。企業は、IBMのアプリケーションを実行するために使用される、仮想容量のみを�

ランセンシングすることにより、IBMのライセンスのコストを削減することができます。いわゆる「最高水位

線」の決定を試みるときに困難が生じます。最高水位線とは、PVUのライセンスの必要な数を計算するのに使用

される必要があるクラスタ内の最高のコスト構成です(以下の図2を参照)。クラスタ内のどのサーバーがそのア

プリケーションにより使用できるかを指定するDistributed Resource Scheduler (DRS)ホストアフィニティルールも

また関与します。FlexNet Manager for IBMは、IBM PVUライセンスの最高水位線を自動的に決定することができ、

ご使用のIBMライセンスポジションを最適化するのに役立ちます。

図 2:VMware仮想環境内のIBM PVUサブ容量ライセンスの最適化—最高水位線の発見

最も高額な構成がライセンスを受ける必要がある = 50 PVU50 PVU 40 PVU 50 PVU 40 PVU

または

VMの移動IBMライセンシング

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この種類の製品の使用権を管理することは、仮想化の採用が増え続けるにつれて、ますます重要になります。ソフトウェアライセンス最適化ソリューションを実施しない場合、サーバーの仮想化の権利を管理することは、この種類の環境の動的性質とライセンシングルールの複雑さのために、不可能と言わないまでも、困難になる可能性があります。

前述の通り、その他の多数の仮想化技術があります。たとえば、アプリケーション仮想化(Citrix XenApp、Microsoft App-Vなど)や仮想デスクトップインフラ� (Citrix XenDesktopなど)がそうです。これらの技術はまた、これらの環境で実行中のソフトウェアのためのライセンスポジションを正確に計算するために、高度なライセンス管理ツールを必要とします。FlexNet Manager Plat formは、ソフトウェアが実行中である可能性のあるすべての環境(ローカルインストール、アプリケーション仮想化、仮想サーバー、仮想デスクトップなど)を考慮に入れて、組織がライセンスを管理することを可能にします。

製品の使用権のこれらの例から、ソフトウェアライセンス最適化では、インストールの数と購入済みのソフトウェアの数を比較しているだけではないことが明らかです。1対1の比較では、しばしば組織のライセンスポジションについての悲観的な見通しが示されます。つまり、多くの場合、単一のライセンスでソフトウェアの複数のインストールが可能なため、必要以上にライセンスを購入していることがわかります。ソフトウェアライセンス最適化ツールは、ライセンスモデルのライセンスの消費を正確に計算する能力を含む、現在の環境で一般的な多数の複雑なライセンスモデルに対するサポートを必要とします。さらに、真のソフトウェアライセンス最適化には、各アプリケーションの製品使用権を利用して、ライセンスの消費を最小化し、結果としての継続的なソフトウェアコストを削減することが含まれます。

FlexNet Manager Suite for Enterprisesには、重要なベンダーのためのライセンスの資格をカプセル化している製品使用権ライブラリを提供する、ソフトウェアライセンス最適化製品(FlexNet Manager for Microsoft、FlexNet Manager for Adobe、FlexNet Manager for IBMなど)が含まれます。(もちろん、製品使用権は、特別な考慮事項やカスタム契約を説明するために手動で入力または編集することもできます)。これらの製品は、最適化されたライセンスポジションを計算するために、自動的にベンダー別の製品使用権を適用します。スイート製品はまた、Microsoft、Adobeなどベンダーのための主要な大量購入契約へのサポートを内蔵しています。

使用率データを追跡および分析して、ライセンスを最適化する能力使用率の分析に関連する1つの最適化戦略は、ライセンスの再収集です。これは、通常はデスクトップソフトウェア向けの、ソフトウェアの使用率の追跡と未使用または低使用のアプリケーション発見のプロセスです。最適化では概して期間を選択します。たとえば、90日として、ソフトウェアがその期間使用されていない場合、ユーザーは、ソフトウェアがコンピューターからアンインストールできるかどうか尋ねられます。これにより、ライセンスを再請求して、別のユーザーへの再割当てのために利用できるプールに入れて、新しいライセンスを不必要に購入することが

回避されます。ライセンスの再収集は、組織がすでに、ライセンスポジションを正確に把握している、ソフトウェアライセンス最適化の成熟レベルに達した後に使用するのが最適です。

Flexera Software App PortalとFlexNet Manager Platformとの統合により、プロセスの一部としてのエンドユーザーへの電子メールの通知により、ライセンス再収集プロセスの自動化が可能になります。ユーザーは、未使用のソフトウェアを必要とするときに、企業のアプリストアを使用して迅速かつ容易に取得できることがわかると、それを手放す可能性がかなり高くなります。

詳細なソフトウェアの使用率の追跡と分析がライセンスの最適化に必要となる、特別な事例が多数あります。最初に検討する事例は、ネームドユーザーとパッケージ(別名エンジン)ライセンスの2つの主なライセンスモデルのあるSAPです。ネームドユーザーの事例では、開発者やプロフェッショナルユーザーから従業員セルフサービスやテストユーザーまでユーザーのカテゴリまたは分類が多数あります。異なるライセンスタイプで大幅に価格が異なり、さまざまなレベルのソフトウェアへのアクセス権を提供します。ユーザーは業務上の役割や使用が許可されているSAPソフトウェアの機能に基づき分類されます。ほとんどの組織で、これは手動のプロセスであり、システムの実際の使用率に基づいていません。SAPの管理者が所定のユーザーに最適なライセンスタイプを決定することは難しいことがよくあります。そのため、それは「最善の推測」で決定されます。

その結果、場合によっては、ユーザーのライセンス付与が不十分になります。たとえば、ユーザーが開発者ライセンス(非常に高額)を必要としているのに、限定プロフェッショナルライセンス(値段は下がるが、依然として高額)しか持っていない場合などです。この状況は、価格調整の時期のライセンスの責任を表し、予算にない出費につながる可能性があります。しかし、多くの場合、ユーザーが過剰にライセンス付与されているという反対の問題が発生します。これは、ユーザーが、SAPソフトウェアの実際の使用方法に基づき、実際に必要としている以上のより高いレベルのライセンスを持っていることを意味します。Flexera Softwareが動作している多数の会社で、私たちは、より低コストの従業員または従業員セルフサービスライセンスで十分な場合に、あまりに多くのプロフェッショナルおよび限定プロフェッショナルユーザーライセンスが展開されている状況を確認しています。ライセンス分類ミックスを再構築することにより、組織は、SAPシステムの使用を拡大する場合、より高額のライセンスのための新しいライセンスの購入を回避できるか、または次回にSAPライセンス契約を交渉するときに、大幅なライセンスの節約を実現できます。

ネームドユーザーライセンシングチャレンジソリューションでは、各ユーザーのSAPの使用率を自動的に追跡および分析するツールを使用します。SAPライセンス最適化ツールは、ユーザーのニーズを満たす最低コストのライセンスを推奨することができます。図3(8ページ)には、SAPの顧客のネームドユーザーライセンスの元の状態と最適化された状態の例が示されています。最適化された状態では、プロフェッショナル、限定プロフェッショナルだけでなく、従業員セルフサービスライセンスの数もはるかに少なくなっており、最低コストのCAT(タイムカードユーザー)タイプの数が多くなっています。

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ライセンシングの最適化のために使用率分析が必要な第2の事例は、同時ライセンシングです。このライセンスモデルでは、ソフトウェアのインストールの数は問題ではありません。問題なのは、同時にソフトウェアを使用する人員の数、すなわち同時ユーザーの数です。たとえば、組織に特定のエンジニアリングアプリケーションのための1,000の同時ライセンスがある場合、そのとき、1,000人のエンジニアが同時にそのソフトウェアを実行することができます。ソフトウェアの実行を試みる1,001人目の人は、ライセンスへのアクセスを拒否され(いわゆる「サービス拒

否」)、ライセンスが利用可能になるまで待つ必要があります。ソフトウェアライセンス最適化ツールは、これらの同時ライセンスの使用率を追跡および分析し、ピーク使用率、真の拒否を測定し、効果的なピークを計算して、組織が各アプリケーションに最適な数のライセンスを購入できるようにします。

多くの場合、会社はコストを削減しながら、ユーザーコミュニティに対して同時ライセンス付与されたソフトウェアの利用可能性を向上させることができます。

Test, 8CB, 0

Developer, 0 2,211

Professional,6,834

LimitedProfessional,

4,682

CB, 143Test, 39 Mult i Client,2,060

EmployeeSelf Service

17,412CAT,

16,313

EmployeeSelf Service,

10,285

Mult i Client

2,7764,195

Mult i Client

Professional

LimitedProfessional

CAT

Developer

Employee Self-Service

Test

図3:SAPネームドユーザーライセンスの元の状態と最適化状態

図4:ピーク使用率を測定して、必要な同時ライセンス数を決定

時間

使用率

購入した総ライセンス数

過剰にランセンス取得

使用されている総ライセンス数

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資産管理プロセスの自動化今日の複雑なIT環境におけるライセンス管理は課題が多く、関連する可視性、コントロール、およびコストの制約により、大企業は、かなりの量の自動化なしには、高レベルの資産管理の成熟を達成することを望めません。自動化を実装することができる(また実装するべきでもある)、ソフトウェア資産管理とライセンス最適化プロセスには複数の手順があります。

• ソフトウェアのリクエストと承認のプロセス — Flexera SoftwareのApp Portalなどの企業のアプリケーションストアを活用します。これはプラットフォームと統合され、ソフトウェアのリクエスト、承認、およびデリバリープロセスの一環として、利用可能なライセンスがないか確認することを可能にします。ライセンスが利用可能な場合、FlexNet Manager Platformで予約され、ライセンスの過剰消費が確実に回避されます。

• 上記の検出およびインベントリプロセス — インベントリデータとインストール済みのアプリケーションの認識の自動収集。FlexNet Manager Platformは、14,000のベンダーからの110,000以上のソフトウェアタイトルを対象とするアプリケーション認識ライブラリを使用して認識プロセスを実行します。

• 発注プロセス — これは発注書の明細項目のStock Keeping Unit (SKU)の数を活用することにより、自動化されます。FlexNet Manager PlatformのSKUライブラリの500,000以上のソフトウェアの部品番号は、発注書の処理を自動化し、POの資格をインベントリに関連付けて、購入済み対インストール済み(または消費済み)のライセンスポジションをもたらします。

• 製品使用権の適用 — スケーラブルなソフトウェアライセンス最適化ソリューションは、製品の使用権を自動的に適用して、ライセンス管理プロセスを合理化し、

ライセンスの消費を最小化する必要があります。この自動化がない場合、今日の動的なIT環境において複雑なライセンスの資格を管理することはほとんど不可能になります。FlexNet Manager Suite for Enterprisesのライセンス最適化ソリューションは、Microsoft、Adobe、IBM、Symantec、およびSAPを含む重要な�ベンダー向けの製品使用権ライブラリを提供します。

• 使用率データの収集と分析 — ネームドユーザーライセンスモデルのあるSAPなどのベンダーの場合、詳細な使用率のデータの収集と分析が、最低コストでエンドユーザーのニーズを満たすライセンスタイプの選択を最適化するために必要不可欠です。FlexNet Manager for SAP Applicationsは、このプロセスを自動化して、組織がSAPのライセンシングコストを最適化することを可能にします。使用率データの収集と分析はまた、同時ライセンスモデルを使用するエンジニアリングアプリケーション向けのライセンスカウントとアプリケーションミックスを最適化するために重要です。FlexNet Manager for Engineering Applicationsは、包括的な同時ライセンス管理とライセンスサーバー管理ソリューションです。

FlexNet Manager Platformを使用すると、組織は以下のことが可能になります。

• アプリケーション使用率データを収集して、低使用のソフトウェアを明らかにし、それらのライセンスを再割り当てして価格調整や更新時の新規購入を削減する

• 使用率データを活用して、未使用のソフトウェアやベンダーサポート対象外になったバージョンの保守を削減する

• 使わなくなったハードウェアからのライセンスを再利用して新規ライセンス購入を延期する

ライセンス最適化コンテンツライブラリを作成および維持するために必要な投資コンテンツライブラリ

Flexera Softwareは、Application Recognition Library (ARL)、Stock Keeping Unit Library (SKU)、およびProduct Use Right Library (PURL)のコンテンツライブラリの作成と維持に60人年以上の投資を行っています。これには、複

雑なライセンス契約の内容を解釈し、さまざまな戦略的ソフトウェアベンダーのために条件を標準化済みの製

品一式の使用権に変換するために、非常に博識なソフトウェアライセンシングアナリストの作業を必要とし�

ます。

さらに、Flexera Softwareは、本物のクロスプラットフォームソリューションを達成するために、多額の投資

を行いました。特にUNIXとLinuxのプラットフォームの場合、多数の独自のソリューションを含む幅広いイン

ストーラー技術があるため、これらのプラットフォーム上でのアプリケーションの認識が極めて困難になりま

す。FlexNet Manager Plat formには、これらのアプリケーションのインストールのために使用される技術にか

かわらず、多数のUNIXとLinuxのプラットフォームからソフトウェアのインベントリ情報を収集する能力があ

ります。

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ソフトウェアライセンスの最適化を実現するには?

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オンプレミス、ホスト型、およびSaaSのデリバリーモデルをサポートする柔軟性のあるアーキテクチャ次世代のソフトウェアライセンス最適化ソリューションは、デリバリーモデルの点で柔軟性を提供する必要があります。デリバリーモデルには、エンドユーザーの現場でのオンプレミス(従来の方式)、管理サーバープロバイダー(MSP)がソフトウェアライセンス最適化製品をそのデータセンターにインストールしているホスト型、および最適化ソリューションを中心として顧客にSAMサービスを提供するSoftware as a Service (SaaS)があります。3つのモデルにはすべて利点があります。オンプレミス、非サブスクリプション(永久ライセンス)購入は通常、時間とともにより良い投資収益率(ROI)を提供できる資本支出と見なされま�す。ソフトウェアは、顧客のデータセンター内にある顧客のIT部門により制御され管理されます。

ホスト型モデルでは、エンドユーザーは、基本的にソフトウェア資産管理とライセンス最適化機能を外部委託しています。もちろん、顧客がこれを選択する上で利用可能なスタッフを保持していない場合でも、MSPのライセンス管理の専門知識を活用できるため、これは適切な選択になり得ます。

SaaS方式は、通常のサブスクリプションライセンシングモデルにより、通常は営業経費とみなされます。それはまた、展開とサポートが低コストで、顧客が考慮すべきスケーラビリティまたはアーキテクチャ上の問題がありません。SaaSデリバリーではまた、スタッフが移動中にウェブブラウザを実行できる任意の機器を使用してアプリケーションに接続することもできます。

FlexNet Manager Platformは、オンプレミスでインストールでき、製品がFlexera Softwareデータセンターにインストールされている場合、Software as a Service (SaaS)として提供されます。Flexera Softwareはまた、FlexNet Manager Suiteソリューションに基づき、管理サービスを提供する多数のパートナーと協力します。

高度な分析と報告 最終的に、ソフトウェアライセンス最適化ソリューションは、組織がIT資産に対する可視性と制御を得るために使用できる、包括的なダッシュボードを提供しなければいけません。FlexNet Manager Platformは、包括的な警告と報告機能のある、ウェブベースのダッシュボードを提供します。

以下はPlatformの機能の一部です。

• 包括的なコンプライアンスダッシュボード(以下の図5のコンプライアンス概要を参照)– ベンダーライセンスポジション– コストセンター、ユーザーごとなど組織の複数の階層で報告できる能力

• IBM Cognosベースの高度な分析(トレンド分析を含む)と報告—ソフトウェア資産管理のビジネス情報

• 強力な「What If」分析機能がデータセンターサーバー環境への変更をシミュレートして、財務上の影響を含む、ライセンスポジションへの影響を計算。それは、新しいソフトウェアのライセンスに関して、この変更が何を犠牲にするかという質問に回答することができる

図5:FlexNet Manager Platformのコンプライアンス概要画面

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ソフトウェアライセンスの最適化を実現するには?

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• 包括的な契約管理機能– 支払い通知、支払い履歴– 保守契約更新通知– 積極的な契約管理—特定の時点で契約固有のアクションアイテムのための自動アラートを設定できる能力を含む。

FlexNet Manager Platformを使用すると、組織は以下のことが可能になります。

• アプリケーションとベンダーを統合して、ボリュームディスカウントを最大化する

• 継続的なライセンスコンプライアンスを維持して、監査コストとリスクを最小化する

ソフトウェアライセンス最適化ツールの選択基準社内作成のソフトウェア資産管理ソリューションをFlexNet Manager Suiteに置き換えた、ある管理サービスプロバイダーには、以下の選択基準がありました。

主な差別化要因 選択の基準

市場分析 �市場リーダーシップ�グローバル企業顧客ベース

高度なアプリケーション

認識機能

�複数のプラットフォームとベンダー間で認識されたソフトウェアタイトルの数�

(プラットフォームで110,000以上)�環境内に20以上のインスタンスがあるすべてのタイトルが30日以内に追加可能

最適な割り当てを実現す

る成熟したヒューリス

ティックス

�優先順位と「最高の」条件に基づいたラインス割り当て能力

ベンダーSKUライブラリ �SKU番号に基づき、購入したソフトウェアとライセンス契約を特定。資格のインベ

ントリへのリンク�ライブラリ内の多数のソフトウェアパーツ番号(プラットフォーム内に500,000

以上)

製品使用権ライブラリ �特定のベンダーのライセンス契約とタイトルに関連付けられる複雑なソフトウェア

製品の使用権を取得�高度なソフトウェアライセンス最適化技術

主なパブリッシャーとの

整合

�Microsoft、IBM、Adobe、Oracle、SAP、およびSymantec

現在、このMSPは、世界中の40社以上の中小企業および大企業のクライアントにSAMとライセンス最適化管理サービスを提供しています。彼らは500,000以上のハードウェ

ア資産と何千ものソフトウェアタイトルを管理していま�す。(ケーススタディ全文はここを読んでください)。

Flexera Softwareのソフトウェアライセンス最適化の顧客

Flexera Softwareのソフトウェアライセンス最適化の顧客に関する統計情報:

• 世界中の580以上の組織がFlexNet Manager Suiteの顧客である

– フォーブス・グローバル2000の会社が90社

– 上位25位の銀行・金融サービス会社が8社

– 上位20位の航空宇宙・防衛会社が10社

– 上位20位の石油・ガス会社が13社

– 上位20位の半導体会社が8社

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ソフトウェアライセンスの最適化を実現するには?

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まとめ:ソフトウェアライセンス最適化のビジネス価値とROI組織が製品使用権の活用や最適なSAPネームドユーザーライセンスタイプの選択などの、ソフトウェアライセンス最適化ソリューションを導入するべき理由は何ですか?ソフトウェアライセンス最適化ソリューションは、組織のライセンス消費とソフトウェアの支出を大幅に削減できるからです。コスト節約の範囲は、年間のソフトウェアの支出の5~25%にわたり、組織のソフトウェア資産管理プログラムからの投資収益率が大幅に改善されます。以下は、ソフトウェアライセンス最適化ソリューションのコスト節約と投資収益率に関するFlexera Softwareの顧客の一例です。

• 約30,000のデスクトップと8,000のサーバーのある主要な欧州の企業が、SAPに関する節約とコスト回避で4,500万ポンド以上を実現。(ソフトウェアライセンス最適化ブログ上のケーススタディ全文:4週間未満のソフトウェア監査対応とライセンス遵守)。この節約は、新しいSAP契約の4年で償却した場合、年間総ソフトウェア支出の約21%に相当します。

• 130カ国で営業し、90,000以上の機器にわたりソフトウェアを管理しているグローバルなコングロマリットのA.P. Moller-Maerskは、グローバル企業契約を活用して、独立して営業している事業部による支出の重複を回避することにより、最初の12カ月で数千万ドルを節約しました。同社はまた、ライセンスの消費を最小化し、毎年の価格調整コストを削減できるよう、複数の主要なベンダーに対する製品使用権を活用しました。実施の初年度には、改良されたIT資産管理プログラムの投資収益率が900%以上になりました。(ケーススタディ全文はここを読んでください)。

• フォーチュン500社にランクされているグローバルセキュリティ会社は、FlexNet Manager Suiteソリューションを使用して、過去2年にわたり1,000~1,200万ドルのコスト節約を達成しました。これには、SAPの節約における100万ドル以上とMicrosoftの毎年の価格調整コストの470万ドルの削減が含まれます。(ケーススタディ全文はここを読んでください)。

ソフトウェアライセンス最適化により、SAMプログラムの投資についてだけなく、ソフトウェアへの投資全体で、組織は可能な最高のリターンを取得できるようになります。

Flexera Software についてFlexera Softwareは戦略アプリケーション利用管理のリーダー的企業であり、継続的なライセンス準拠、最適な利用、および最大の価値をアプリケーション開発者と企業にもたらすソリューションを提供しています。アプリケーションの使用を戦略的に管理し、当社が提供するシステムレベルのアプローチを通じてのみ実現可能な画期的な成果を上げる、包括的なソリューション(インストールおよびライセンシング、資格およびコンプライアンス管理から、アプリケーション対応およびソフトウェアライセンス最適化まで)により、Flexera Softwareは、8万を超えるお客様から信頼されています。詳細については、次のサイトをご覧ください。www.flexerasoftware.com

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