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2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 1 オープンソースのGISソフトウェア QuantumGISセミナー OSGeo財団日本支部

121012 gisa qgis_handson

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GIS学会FOSS4G分科会・OSGeo財団日本支部共催、GIS学会前日QGISハンズオンセッション(2012年10月12日)

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2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 1

オープンソースのGISソフトウェア

QuantumGISセミナー

OSGeo財団日本支部

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ハンズオンの目標● GISの基本的な使い方を覚えてもらうのが目標

● GISの基礎的な概念と表示や凡例などの操作法● 簡単な分析方法● プラグインの使い方

● 操作が不明なときは遠慮せずにご質問下さい● それが一番スムーズに進みます

● 最後に質問の時間もあります● 込み入った質問等は、そちらでお願いします

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今回使用する資料について

● 今回使用するデータは再配布可能です。● こちらのスライドはWebにて公開いたします。● 本資料の利用は、Creative Commonsの

「表示 - 非営利 2.1 日本」でお願いします● 出典を明示し、非営利であればOKです● http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/

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ハンズオンの流れ● GISとは?

● GISの概要とFOSS4G、OSGeo、QGISについて● QGISのインストール

● Win, Mac, Ubuntu● GISデータについて

● データ形式、測地系● QGISの基本的操作方法

● ファイルの表示、etc...● プラグインの使い方

● 簡単な分析(時間があれば)

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GISってなに?GIS, FOSS4G and QGIS!!

QGISのインストール

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GISとは● 地理情報システム(Geographic Information

System)の頭文字をとったもの● デジタル化した「地理空間情報」を扱うソフト

● 昔は「システム」でした● 主な機能は、

● 「地理空間情報」の表示、編集、解析、公開機能を持っている– 「地図」ではありません

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”GISで”できる事● 「GISが」できることと「GISで」できること

● 前者は主語がGIS,後者は主語が自分– 「ワープロの使い方」と「論文の書き方」の関係– 機能が使えても、論文が書けるわけではない

● GISの機能を組み合わせて実現● 個別の機能でできる事には限界がある● 複数の機能を組み合わせ、目的を実現する

● ただし,機能を覚えないと使えないので、まずはそこから

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大事なのは使う目的!!● GISを使ってなにをしたいか明確に!

● 地図を表示したい!?● 立地や分布の関係性を明らかにしたい!?● 予測を行いたい!?

● 手順を考えよう!● 上記の目的を達成するために必要な手順は?

– 今日の実習もそういう視点で見ながらやると良い

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GISの主な機能● データの表示

● 重ねあわせ,凡例の色分け● データの編集

● 主題図の作成,位置の補正● データの分析

● 数値演算,幾何演算,空間補間,データベース操作

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データの表示● 形式の違うデータの重ね合わせ● 属性に基づく凡例の変更

地形 河川

地形+河川+道路

統計値に基づく表示(人口)

分類に基づく表示(土壌分類)

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データの編集● 地図のデジタル化● 位置情報の付与

古い地形図から土地利用を復元

位置のずれている画像を補正

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地図演算● 数値演算と幾何的演算

● 数値演算→ギャップ分析– ギャップ分析とは、生物学・生態学の知識や地理情報(GIS)を融合して得

られる実際の野生生物生息域(または予測生息域)と現在設定されている保護区域との隔たり(ギャップ:gaps)を解析する手法

(http://homepage3.nifty.com/hgap/Gap/gapgaiyo.htm)

● 幾何的演算→流域界と土壌図の重ね合わせ

土壌図 流域界 流域界のなかの土壌

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幾何的操作● 図形の変形、作成

● ディゾルブ→境界線の消去● バッファー→新しい図形の生成

– バッファーはさらに地図間演算に用いられることが多い

ディゾルブ(細かい分類から大きな分類への統合)

バッファー(元の図形から一定の距離に新しい図形を生成) 土地利用

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その他の分析機能● 距離計測

● 最短経路、コスト距離● 地図内演算

● 傾斜算出、画像強調● 空間補間

● 気象等観測データの補間● データベース操作

● 属性に基づいた処理– 結合、選択、etc…

最高速度を考慮した最短経路

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研究や業務でのGIS利用の問題点

● ソフトが高い● 操作が難しい 以上の二点が大きなハードル

● そこでFOSS4G

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FOSS4Gとは?● Free and Open Source Software for Geospatial

と呼ばれるソフトウェア、略してFOSS4G● 「自由」に利用できるGISソフトウェアのこと

– 自由に入手・改良・再配布ができます。– コピーして渡してもいい– 機能が足りない場合は改良してもよい

● いわゆる「無料」のソフトはできない● 同じ名前の会議もある

– 国際会議、国内会議ともに

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FOSS4Gの利用促進と普及● 普及と利用のためにOSGeoという組織がある

● http://www.osgeo.org● OSGeo.JPという日本支部もあります。

● http://www.osgeo.jp

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Quantum GISについて● 「Quantum GIS」(略してQGIS)もFOSS4G

の一つ(http://www.qgis.org/)

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QGISの特徴● グラフィカルなユーザーインターフェイス(GUI)

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QGISの特徴● マルチプラットフォーム

● Windows, Mac, Linux

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多彩な機能● GRASSとの連携● プラグインによる機能強化

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活発な開発● Ver. 0.1 'Moroz' 2004/02/24● Version 0.2 ‘Pumpkin’ 2004/04/25 Version 0.3 ‘Madison’ 2004/05/25 Version 0.4 ‘Baby’ 2004/07/01● Version 0.5 'Bandit' 2004/10/02 Version 0.6 'Simon' 2004/12/19 Version 0.7 'Seamus' 2005/09/01● Version 0.8 'Joesephine' 2006/12/29 Version 0.9 'Ganymede' 2007/10/26 Version 0.10 'Io' 2008/04/25● Version 0.11 'Metis' 2008/07/22

● Ver. 1.0 'Kore' 2009/01/24● Version 1.1 'Pan' 2009/05/13 Version 1.2 'Daphnis' 2009/09/03 Version 1.3 'Mimas' 2009/09/20● Version 1.4 'Enceladus' 2010/01/11 Version 1.5.0 'Tethy' 2010/07/19 Version 1.6.0 'Copiapó' 2010/11/27● Version 1.7.0 'Wrocław" 2011/06/19

● Ver. 1.8.0 "Lisboa" 2012/06/21 (最新版)● Ver. 1.8は日本語の処理に一部バグがあり。→解決方法は後ほど説明します。● 開発版は1.9

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ユーザーによる情報発信● 日本でも多くのユーザーが利用

● それぞれが独自に情報発信されているQGIS学習ノートhttp://na-mii.com/gis/qgis02/ GIS自習室(2) QGISを使い倒そう

http://www.gis-okinawa.jp/QGIS/

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中級者向け森林土木memohttp://koutochas.seesaa.net/

QGIS1.6 マニュアルhttp://d.hatena.ne.jp/Geo80k/20110531/1306673808

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上級者向け

QGISとかhttp://d.hatena.ne.jp/waigani/20101229#1291163366

月の杜工房・QGIS豆知識http://mf-atelier.sakura.ne.jp/mf-atelier/modules/tips/index.php/software/qgis/

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QGIS日本語化プロジェクト● GUIの日本語化はほぼ完了● 文部科学省のプロジェクトと

しても実施中– FOSS4Gを活用した衛星データ

利用のためのオープン・リソースの構築

– マニュアル等も日本語化しています

● http://www.osgeo.jp/user_guide/user_guide.html

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QGISのインストール

GISってなーに?

GISとデータのお話その1 データの形式

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使用するバージョン● 今回の実習ではQGISのVersion 1.8 を使用

● そのままでは日本語処理に文字化けのバグがあるので、後述の設定をする必要があります。

● WindowsはOSGeo4Wにてインストール● http://trac.osgeo.org/osgeo4w/wiki/OSGeo4W_jp

● MacとUbuntuについては、あとで説明

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インストール● OSGeo4Wのサイトよりダウンロードした

「osgeo4w-setup.exe」をダブルクリックをして実行

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エクスプレスデスクトップインストール

uDigとOpenEVはいらないのでチェックを外してOK

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インストールの完了● アイコンをダブルクリック起動確認

QGIS本体の起動

QGIS Browserの起動※ArcCatalog的なやつ、ver. 1.8から新登場

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Ubuntuの場合● 以下のコマンドを実施すればOK

● sudo apt-get install python-software-properties● sudo add-apt-repository ppa:ubuntugis/ubuntugis-unstable● sudo apt-get update● sudo apt-get install qgis● sudo apt-get install python-qgis

– http://hub.qgis.org/projects/quantum-gis/wiki/Download#Ubuntu-With-updated-dependencies より引用

● インターネット上でソフトを公開している”リポジトリ”と呼ばれるものに接続する設定をし、そこからダウンロードしてインストール

– ただし、Verが1.7なので操作画面が多少違います● 申し訳ありません・・・。

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MacOS Xの場合● Ver 1.8のインストール方法

● http://www.kyngchaos.com/software/qgisからダウンロードする

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事前にインストールが必要なファイル● 必須

● GDAL Complete 1.8● GSL frameworks

● オプション● GRASS 6.4.2

GRASS GISの解析を使いたい場合● Python

プラグイン周りであるといいのかも

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ダウンロードするファイル● QGIS 1.8.0-2

http://www.kyngchaos.com/files/software/qgis/Qgis-1.8.0-2-Snow.dmg

● GDAL 1.9 Completehttp://www.kyngchaos.com/files/software/frameworks/GDAL_Complete-1.9.dmg

● GSL 1.15-2http://www.kyngchaos.com/files/software/frameworks/GSL_Framework-1.15-2.dmg

● Python 2.7http://www.python.org/ftp/python/2.7.3/python-2.7.3-macosx10.6.dmg

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GDAL, GSLのインストール● GDAL

1. 「GDAL_Complete-1.9.dmg」をダブルクリック2. 「GDAL Complete.pkg」を「インストーラー(デフォルト)」

で開く● GSL

1. 「GSL_Framework-1.15-2.dmg」をダブルクリック2. 「GSL Framework.pkg」を「インストーラー(デフォルト)」

で開く

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QGISのインストール● 「Qgis-1.8.0-2-Snow.dmg」をダブルクリック● 中の「QGIS」をアプリケーションにドラッグ&ド

ロップ

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QGIS ver. 1.8の文字化け対策● Windowsの場合

● C:\OSGeo4W\binフォルダにあるqgis.batファイルの2行目に以下の行を加えます。

SET SHAPE_ENCODING=DUMMY

● Ubuntu Linuxの場合● ターミナルで以下のコマンドを実行してQGISを起動する

export SHAPE_ENCODING=DUMMYqgis

● Macでも環境変数(environment.plist)を設定すればできるかもMacでの対処方法は把握できておりません

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GISとデータのお話その1 データの形式

QGISのインストール

QGISの操作方法について

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GISとデータ● GISはデータがないと何もできない

● データの作成は重要だが時間がかかる– 調査や分析が容易でないのと同じ

● 共通に用いられる基礎的なGISデータは公的機関により整備が進んでいる– 基盤地図情報、国土数値情報、自然環境保全基礎調査など

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今回使用するデータ● LANDSATの衛星画像とOpenStreetMapの

地図データを利用して、QGISの基本的使用方法を説明

● LANDSAT– Earth Explorer

● http://earthexplorer.usgs.gov/● OpenStreetMap

– 自由に利用できる地図データ● http://www.openstreetmap.org/

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GISデータに関する基礎知識● GISでデータを扱うにあたっては、いくつかの

基本的知識が必要● データの形式について● 測地系・座標系について

● まずは、データの形式について

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GISで扱うデータの形式● 代表的なデータ形式

● ラスタ形式● ベクタ形式

– この二つはデータの“記述方法”が違う● 最近では「Webデータ配信サービス」

● これはデータの“供給方法”が違う

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データの“記述格納”● ラスタ形式は“セルの塗りつぶし”として記述

● “セル”とは四角形の格子。– for ex. デジカメ写真など

● ベクタ形式は“点”や“線”、それらで囲まれた“面(ポリゴン)”で記述● 形を変えることができる

– for ex. PowerPointのオブジェクトなど

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「橋」を表す場合

ベクタ形式では,始点と終点,それをつなぐ線として記述される

ラスタ形式では,データの有無として記録される

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「水田」を表す場合

ベクタ形式では点と線でかこまれた“ポリゴン”として表現される

ラスタ形式ではセルに記録された”値”により表現される

2 2 2

2 2 2

2 2 2 2 2 2

1 1

1 1 1

1 1 1

1 1 1

2 2 2

2 2 2

2 2 2 2 2 2

1 1

1 1 1

1 1 1

1 1 1

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属性の持ち方が違う

ベクタ形式では別に表が用意され、そこに属性が記録される

ラスタ形式では記録されている値自体が属性になる

ID

2 森林

水田

属性

2 2 2

2 2 2

2 2 2 2 2 2

1 1

1 1 1

1 1 1

1 1 1

2 2 2

2 2 2

2 2 2 2 2 2

1 1

1 1 1

1 1 1

1 1 1

1は水田,2は森林

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それに伴う特徴

2 2 2

2 2 2

2 2 2 2 2 2

1 1

1 1 1

1 1 1

1 1 1

2 2 2

2 2 2

2 2 2 2 2 2

1 1

1 1 1

1 1 1

1 1 1

ベクタ形式では一つの点や線、ポリゴンに複数の属性を持てる

ラスタ形式では一つのセルに一つの属性しか持てない

ID

2 森林

水田

属性1 属性2

14a

22a

1は水田、2は森林

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どちらのデータ形式を選ぶべき?● 複数の属性をもてるベクタ形式の方が良い?

● そう単純ではない– データのサイズ、作成方法など

● 用途と目的により使い分ける事が必要● DEM(標高データ)、衛星画像などはラスタ形式が主

– 面的,連続値のデータ● 道路、河川、調査地点情報などはベクタ形式が主

– 点,線的、カテゴリー値のデータ● 植生図、土壌図、土地利用図などはベクタ形式が主だがラスタも

– 面的,カテゴリー値のデータ

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Webデータ配信サービスデータの“形式”ではなく“ある場所”が違う

● インターネットを利用してデータを提供– これまではPCにファイルとして保存

● 形式はラスタ形式もベクタ形式もある。– 代表的なものとして基盤地図情報25000WMS配信サービスや

OpenStreetMapsなど● 分析には向かないが背景地図として便利

– 上手く利用して手間を減らす

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QGISの操作方法ラスタデータとGUI

GISとデータのお話その1 データ形式

プロジェクトの保存

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データの表示● 実際にデータを表示してみる

● ラスタデータとベクタデータの表示– 細かいところでは違いますが、大きくは同じ

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まずはQGISを起動メニュー

レイヤ

表示領域

各種情報

ツールバー

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画面の説明● メニュー

表示するファイルの選択や,表示、編集など● ツールバー

メニューをアイコン表示● レイヤ

右側の表示領域に表示されているデータ(表示順なども)● 表示領域

データが表示される所● 各種情報

縮尺や座標等の情報

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ツールバー● 簡単にカスタマイズが可能

右クリックで表示するものを選択できる

移動させて順序も変えられる

右クリック

ドラッグ

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ラスタデータの表示● データを表示させる場合「レイヤの追加」を使う

– 「ファイルを開く」ではない● レイヤ→ラスタレイヤの追加・・・をクリック● 「ラスタレイヤの追加」のアイコンをクリック

– ショートカットキーは「Ctr+Shift+R」

ラスタレイヤの追加

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データの表示,続き● 「GDALがサポートするラスタデータソースを開く」から「handson」フォルダを選択

● ファイルの種類をGeoTIFFとし「LE71090362000087SGS00.tif」を選択して「開く」をクリック

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ラスタデータの表示,続き● 東海地方の画像が表示されます

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地図の表示と拡大・縮小・移動● レイヤのチェックマークをクリックすると、表示の

ON/OFFを変えられる● メニューバーの虫眼鏡マークや手のマークで地図の拡

大・縮小、表示範囲の移動ができる● 表示されているデータも「レイヤ」と呼ぶ

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 63

表示の細かい説明

● 左から順番に– 表示されている地図の移動– 選択したデータ中心に移動– クリック(またはドラック)した場所を拡大– クリック(またはドラック)した場所を縮小– ネイティブピクセル解像度(最適スケール)にズーム– 全体を表示– 選択したデータにズーム– 選択したレイヤーにズーム– 前の表示領域に戻る– 先の表示領域に進む– 表示領域を再描画する

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表示の調整● レイヤからも表示を変えることができる

● 一番上がレイヤ全体を表示● 次が最適倍率に表示

– 一番きれいに見える倍率ということ● 「削除」はファイルの削除ではなく,「レイヤ」から消す、つまり表示しないということ

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「レイヤ」と「ファイル」の違い● 「ラスタレイヤ」を追加

● 選択したのは「ファイル」● 多くのGISソフトでは表示された「ファイル」を

「レイヤ」と呼んで管理する● 基本的に表示しているだけ

● 「ファイル」メニューには「プロジェクトの保存」がある● 表示の凡例や倍率を保存するだけ

– 元の「ファイル」は編集されない

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属性の表示● 矢印に「i」がついたアイコンをクリック

● 表示領域にマウスを持っていくと矢印に「i」がついた状態になり、ここで地図をクリック

● クリックされた場所の情報が表示される

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 67

レイヤのプロパティ● 対象とするレイヤーの上で、右クリック→

「プロパティ」を選択● レイヤの表示の変更や情報の確認に使用

– ラスタ、ベクタ問わずよくつかいます!

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シンボル● 表示方法についての設定

● ラスタの場合– 3バンドカラー

● 今回はこのタイプ– 単バンドグレー

● 単色グレー● カラーマップ

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3バンドカラー● RGBの3バンド、デジカメ等の画像と同じ

● 値を色情報として読む– スキャンした地図、マルチバンドの衛星画像等

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単色グレースケール● カラーマップが「単色グレースケール」

● 値の情報だけで色の情報を持っていない– DEM、単バンドの衛星データなどはこれが多い

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カラーマップ● ラスタデータの値毎に色が指定されている

● 植生図、土壌図などをラスタデータした場合

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プロジェクトの保存

QGISの操作方法(ラスタデータ)

QGISの操作方法(ベクタデータ)

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 73

「プロジェクト」とは?● GISソフト上では表示するレイヤ、倍率、凡例等

を変えることができる● 毎回同じように設定するのは手間

● 表示されている状態を保存する● これを「プロジェクト」と呼ぶ

– 保存されるのは表示だけ● データ自体を変更(編集)した場合、別途保存する

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プロジェクトの保存● 「ファイル」の「プロジェクトの保存」を選択● 「QGISプロジェクトファイルを選択」、次に

「handson」フォルダを選択し、「NAGOYA_GIS」と入力、「Save」をクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 75

プロジェクトの保存の確認● 保存したファイルを開き直してみる

● 一度QGISを終了してから再起動● 「ファイル」の「プロジェクトを開く」で

「NAGOYA_GIS.qgs」を選択● 保存した状態に表示が復元されます。

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 76

注意事項● 日本語のファイル名、フォルダ名は避ける

● 二バイト文字の扱いが十分じゃない部分もある● ファイル名、ディレクトリ名にスペースは避ける

● 同じく、問題が生じる場合も

● QGISで上手くいっても、他のプログラムで上手くいかない場合があるので、癖を付けた方がいい

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 77

QGISの操作方法についてベクタデータとGUI

プロジェクトの保存

GISとデータのお話測地系と座標系について

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ベクタデータの追加 その1● 今度はベクタ形式

● レイヤ→ベクタレイヤの追加をクリック● または,「ベクタレイヤの追加」のアイコンをクリック

– ショートカットキーは「Ctr+Shift+V」

ベクタレイヤの追加

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ベクタデータの追加 その2● 「ベクタレイヤの追加」が表示されるので、

ソースタイプが「ファイル」、エンコーディングを「Shift_JIS」に指定、 変換元データの「ブラウズ」をクリック

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ベクタデータの追加 その3● 「OGRのサポートするベクタレイヤを開く」が表

示されるので「handson」フォルダを選択● ファイルの種類を「ESRI Shapefiles [OGR]」、

「nagoya_lines.shp」をクリックして「開く」

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ベクタデータの追加 その4● 「ベクタレイヤの追加」に戻るので、「データセット」が正しく指定されているのを確認し、「Open」をクリック

● しかし、表示されない!

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 82

全体表示をしてみます● すると、こんな感じで表示されます

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 83

中央下に注目● 点のようなものが見えるはず。そこにズーム

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すると● OpenStreetMapの線データがみえます!

● これは二つのデータの「座標系」が違うため

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 85

属性を知りたい場合● 矢印に「i」がついたアイコンをクリック● 地図上でクリック

● クリックしたポリゴンの情報が表示

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 86

GISとデータのお話測地系と座標系について

QGISの操作方法(ベクタデータ)

座標系に関する各種設定

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 87

GISと位置情報● GISデータは位置情報を持っている

● それを記述するルールが「測地系」と「座標系」● 例え話にすると、

● 長さを測るときに使う道具を決めるのが「測地系」– 物差し、巻き尺、GPS、レーザ測距機?

● 長さを測るときに使う単位が座標系– メートル、mile、yard、里

● 例え話ですので実際には違います!

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 88

測地系と座標系● 測地系

● 地球上の特定の位置を表現する際の基準のセット– 準拠楕円体、測地座標系、ジオイド面– 日本では

● 「世界測地系」平成14年以降、JGD2000● 「日本測地系」平成13年以前、Tokyo

● 座標系● 位置を示すための方法と数値の組み合わせ

– 原点,単位,投影の方法

● 地理座標系と投影座標系がある

引用:国土交通大学 鎌田高造氏作成資料

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地理座標系と投影座標系● みじかくいうと!

● 地理座標系は「経緯度の決め方」– 回転楕円体、つまり地球上の目盛りの話

● 投影座標系は「経緯度の面への写し方」– 地球(球面)上のものを面に書くときのルール

● 投影、と呼ばれます

● 詳しくは,以下のサイトで玄天黄地:地理座標系と投影座標系

http://d.hatena.ne.jp/Geo80k/20111202/1322847537

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地理座標系と投影座標系の使い分け● 地理座標系:経緯度座標系→主に表示に使う場合● 単位が「度」なので距離・面積の評価には不向き

– 日本全国等の広範囲の表示には適する● 投影座標系:UTM座標系,平面直角座標系→面積の測定やデータの解析を行う場合● 単位が「m」なので面積や距離等の測定に適する

– 広範囲の表示には不向き

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投影図法による歪みの違い● メルカトル図法だと高緯度と低緯度で面積が違う● UTM図法だと面積は同じだが、端の方で歪む

日本地図センター地図のQ&Aより

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どのようなデータが多い?

日本地図センター地図のQ&Aよりhttp://www.jmc.or.jp/faq/map2.html

● 公表されているデータ● 測地系は世界測地系● 座標系は緯度経度

– 市町村だと平面直角座標系の場合も

● データを作る場合● 測地系は世界測地系

– 1/25,000程度ならUTM座標系, 1/5,000程度なら平面直角座標系

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今回の場合● LANDSAT画像がUTM座標

● 単位はメートル、値は10~100万オーダー● OpenStreetMapは緯度経度座標

● 単位は度、値は最大でも180● なので、大きく離れて表示される

● 注意!!● GISデータの処理をおこなう場合、同じ測地系・座標系

のデータ同士で行うのが基本– 表示は違う測地系・座標系でもできる

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座標系に関する各種設定

GISとデータのお話測地系と座標系について

ベクタデータの表示方法

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座標系に関する設定● オンザフライCRS変換異なる座標参照系を持つデータを,自動的に重ね合わせること● 設定→プロジェクトのプロパティをクリック● ショートカットキーは「Ctr+Shift+P」

WGS84 / UTM zone 53 N を選択

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 96

EPSGコードによる座標系検索● EPSGコードとは

● 測地系と座標系を組合わせでユニークな数値が与えられる● QGISだけでなく,他のFOSS4Gでも同じ値が使える

– 世界標準規格&Proj.4というライブラリ● 国内でよく使われる座標系の例

● JGD2000 経緯度:4612、WGS84 経緯度 4326● JGD2000 UTM座標系

– 52帯:3098, 53帯:3099, 54帯:3100● WGS84 UTM座標系(※32600 + ゾーンNo.と覚えると楽)

– 52帯:32652, 53帯:32653, 54帯:32654

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 97

ここでOpenStreetMapデータにズーム● 「nagoya_lines」の上で右クリック

● 「レイヤの領域にズーム」を選択● ちゃんと重なって表示されているはず

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 98

座標系変換● 解析は同じ座標系で行うのが基本

● 緯度経度座標系からUTM座標系に変換する● 元のファイルは残して「座標変換したファイル」

を作成する● そのほかの変換・分析の場合も,「元のファイルは残

し,新しいファイルをつくる」という手順をとります

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 99

● 「nagoya_lines」の上で右クリック● 「名前をつけて保存」をクリック● 「ベクタレイヤを別名で保存する」が表示される

座標変換の手順

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 100

保存先の指定● 「別名で保存」の右の「ブラウズ」をクリック● ここでは「handson」の中に

「nagoya_lines_utm53.shp」として保存

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 101

CRSの指定● 「CRS」の「ブラウズ」をクリック

● 「座標参照系選択」が開く

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 102

CRSの指定● 「フィルター」で「32653」を入力

● 「WGS84 / UTM zone 53N」を選択してOK

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座標変換の実行● 座標系が表示されているのを確認後、

「OK」をクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 104

ベクタデータの表示方法

座標系に関する各種設定と変換

WMSレイヤーの追加

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凡例を変える その1● レイヤの 「nagoya_lines」 の上で右クリック,

「プロパティ」 をクリック● レイヤプロパティの「スタイル」タブを選択

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 106

凡例を変える その2● 色の「変更」をクリック● 「カラーの選択」が出るので,好みの色を選択

● 「OK」、「OK」で地図の色が変わる

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 107

属性ごとに表示を変える● 属性ごとに色を変えることも可能

● レイヤの「nagoya_lines」の上で右クリック,「プロパティ」をクリック– レイヤプロパティの「スタイル」タブを選択

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属性ごとに表示を変える● 「共通シンボル」から「分類された」に変更

● 分類に用いる「カラム」に「timestamp」を選択し、「分類」をクリック

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属性ごとに表示を変える● OKをクリックし、表示を確認

● データ作成時期ごとに凡例が変わっている

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 110

表示の調節● 「スタイル」の「透過率」を調整

● 表示するレイヤーの透明度を変更– 「スタイル」タブの全フィーチャを選択して

(※1つ選択した後Ctrl + Aで全選択できる)– 右クリックで透過度変更を選択(※他にも幅なども調整可能)

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表示の調節● 「透過性」ウィンドウで透明度を変更

● 下図は50%表示の場合。

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 112

凡例の変更● 項目毎に凡例を変えることもできます。

● 「スタイル」タブで「2009年データを」Shiftキーを押しながら複数選択

● 右クリックで「色変更」をクリック● カラーの選択で、好きな色をクリックして「OK」

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表示の調節● 2009年に作成されたデータの色が変わります。

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 114

スタイルの利用● 凡例を一々変えるのは面倒

● ”スタイル”として保存できる– 参照するカラムや色など

● 今回は事前に用意したスタイルを使用– 「nagoya_lines」の上で右クリックしてプロパティ– 「スタイルを読み込み」をクリック– 「handson」の中の「utf8」フォルダの中の

「nagoya_osm_history.qml」を選択して「OK」

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表示の確認

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WMSレイヤの追加

ベクターレイヤの表示方法

位置情報(GPS)の表示

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WMSレイヤの追加● 衛星画像やOpenStreetMapだけでは地上の状態が

不明(地形、地上構造物などなど)

● WMSサービスを利用してこれらの情報を表示● 基盤地図情報25,000WMS配信サービス

– 国土地理院が公開した基盤地図情報をGISソフトで利用できるサービス

– http://www.finds.jp/wsdocs/kibanwms/● WMSサービス自体は他にも色々と提供されている

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基盤地図情報25,000WMS配信サービス● 基盤地図情報の他にも,地名、迅速測図などの

WMSサービスも行っている

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WMSサービスの追加● 「レイヤ」→「WMSレイヤの追加」をクリック● 「サーバからレイヤを追加」で「新規」をクリック● 「新規WMS接続を作成」で名称を「基盤WMS」URL

を「http://www.finds.jp/ws/kiban25000wms.cgi? 」として「OK」

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 121

WMSサービスへの接続● 接続をクリックすると、下のウィンド内にWMSで提供されているデータの一覧が表示される

● 例として”BldA”を選択して「追加」をクリック

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表示の確認● 拡大すると、建物が見える

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GISデータの「構造」と「表現」● ”形”(値・構造)の編集と”色”(表現)の編集がある

● ベクタ形式– 多くの場合、”形”についての情報だけで表現、”色”に関

する情報は持っていない● ソフトで表現を指定する

● ラスタ形式– データの値が”色”情報である場合もある

● ソフトで表現を変えることも可能● Webデータ配信サービス

– ”形”と”色”の両方が指定されている

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WMSレイヤの追加

位置情報(GPS)の表示

プラグインの利用

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位置情報(GPS)の表示● GPSは容易に位置情報を取得できるツールであ

り、普及も進んでいる● GPSの位置情報の取得には二つの方法がある

– GPSのログファイルを表示する– 位置情報をCSV形式に保存して表示する

● これらの情報をGIS上に点として表示● CSV形式の表示を例として取り上げる

– 位置情報以外の情報も利用しやすいため– 例えば野外調査の属性など

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 126

使用するデータ● 「handson」の「gps.csv」ファイル

● 名大周辺のGPSログデータ– 開いて見て下さい– 「Lat」が緯度,「Lon」が経度

● データを追加したい場合はカラムを増やす– カラム名には日本語を使わない方がよい

● 中身は日本語でもOK● LatとLonは「度 分 秒」ではなく「度.度...」で記述

– 例えば、132度30分 ⇒ 132.5

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CSVファイルを開く● メニューから「レイヤ」→「デリミティッド

テキストレイヤの追加」をクリック● 「デリミティッドテキストファイルからレイヤ

作成」が表示される

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 128

デリミティッドテキストの追加● 「選択されたデリミタ」でカンマにチェックが

入っているのを確認● 「参照」で「gps.csv」を選択を指定して「開く」

● レイヤ名と、XフィールドにLonが、YフィールドにLatが自動的に設定

● OKをクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 129

座標系を設定● 「座標参照系選択」が表示される

● csvは座標系の情報を持ってないため指定する● 「フィルタ」に「4326」を入力し「WGS84」を選択して「OK」

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 130

ポイントにズーム● 「gps」上で右クリックし「レイヤ領域にズーム」

● ポイントが表示されるはずですが、見にくかったら凡例を変更

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ポイントの凡例変更● 右クリックして「レイヤのプロパティ」を表示

● 「変更」をクリック● 「大きさ」の値を変更(例えば「3」とか)● 「塗りつぶしカラー」を目立つ色に変更● マーカーの形も別の形に変更(例えばひし形など)

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属性による色の変更● レイヤプロパティを再表示

● 「共通シンボル」を「分類された」に変更● カラムで「Time」を選択し、「分類」をクリック

– GPSログの時間によって色が変わる

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ラベルの表示● レイヤプロパティで「ラベル」を選択

● 「ラベルの表示」にチェック● 「ラベルが含まれているフィールド」で「Time」を選択● 「フォント」をクリックしてフォントの詳細設定に

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ラベルの表示● Bold体で大きいフォントサイズ(例. 12)を指定してOK● レイヤプロパティの下に行くと「ラベルの縁取り」がある

ので、チェック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 136

拡大して見てみると

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 137

位置情報(GPS)の表示

プラグインの利用法

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プラグインとは?● QGISの機能を拡張するもの

● コアプラグイン– インストールした時点で入っているプラグイン– 「プラグイン」→「プラグインの管理」で確認及び

ON/OFFが設定できる。

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 139

プラグインの追加インストール1.「プラグイン」→「Pythonプラグインを呼び出す」をクリック

2.インストールしたいプラグインを選択して、「プラグインをインストール」をクリックする

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プラグインの検索● 「フィルター」に文字を入れることにより、検索できる● 例えば「Photo」と入れると下の様になる

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 141

プラグインのインストール● フィルタに「Google」を入れる● 「OpenLayers Plugin」をクリック

● OpenStreetMapやGoogle Mapsを表示する● 「プラグインをインストール/アップグレード」をクリック

● 成功のボタンがでて、「インストール済」と表示されれば成功● 「閉じる」ボタンで抜けます● ユーザー名が日本語だとエラーが出ます

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使い方● 「プラグイン」から目的のプラグインをクリック

● 「プラグイン」→「OpenLayers Plugin」→「Add OpenStreetMap layer」をクリック

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そのほかの便利なプラグイン● Photo2Shape

スマートフォンやGPS付きデジカメで取られた位置情報付き写真をGISデータに変換

● evisPhoto2Shapeで変換したデータを地図上に表示

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ありがとうございました● 本日の講習はここまでです

● 少々、詰め込みすぎだったかもしれません● 本日使用した資料はWebサイトにて公開します

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ご質問の宛先と宣伝● ご質問等は以下のメーリングリストでも受け付け

ております。● OSGeoJapan-discuss

● http://lists.osgeo.org/mailman/listinfo/osgeojapan-discuss● 会員も募集しています

● http://www.osgeo.jp/about/support/● FOSS4G Tokyo/Osakaイベントの開催

– Tokyo:11/3~5– Osaka:11/7~8

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ご意見,ご質問をお願いします

今後のさらなるバージョンアップのためにもお手数ですがアンケートにご協力下さい

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参考資料Photo2shapeとeVis

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Photo2shapeとeVis● スマートフォンやGPS付きデジカメが普及し、デ

ジカメ画像に位置情報が着いている● これらの情報をGISデータに変換するのがPhoto2shape

● QGIS上で確認するのがeVis

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Photo2shapeとeVis● スマートフォンやGPS付きデジカメが普及し、デ

ジカメ画像に位置情報が着いている● これらの情報をGISデータに変換するのがPhoto2shape

● QGIS上で確認するのがeVis

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 151

Photo2shapeのインストール1.「プラグイン」→「Pythonプラグインを呼び出す」をクリック

2.「Photo2Shape」を選択して、「プラグインをインストール」をクリックする

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 152

Photo2shapeの使用方法● 「Photo2shape」のアイコンをクリック

● ウィンドが表示される

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 153

Photo2shapeの設定● Directly with image

● shpファイルに変換したい画像が入っているディレクトリ– ここではコピーした「photo」フォルダ

● Output shape file● 出力するshpファイル名

– ここでは「photo」フォルダの中に「photo.shp」を作る

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 154

Photo2shapeの実行● 「Add result to canvas」にチェックを入れる

● 設定が完了したら、「OKをクリック」● 「photo」にズームしてください

– 学会会場で撮った写真です

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 155

eVisの起動● 「photo」レイヤが選択されている状態で、ツー

ルバーの「eVisイベントブラウザ」をクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 156

eVisイベントブラウザの設定● 「オプション」タブを選択

● 「ファイルパス」で– 「属性にファイルへのパスが含まれています」で

「filename」を選択– 「パスは相対です」にチェック

● 「相対パス」の「基準パス」が写真が入っているフォルダになっているのを確認– ここでは、「photo」フォルダ

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 157

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方位の設定● 「コンパス角度を表示する」にチェックを入れる

● 「属性がコンパス角度を持ちます」で「direction」を選択

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 159

写真の表示● 「ディスプレイ」タブに戻る

● 下に写真が表示される● QGIS上には写真を撮った位置と方向が矢印で表示

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次の写真を表示● 「イベントブラウザ」の「次」をクリック

● 同じ場所で逆方向に取った写真が表示– 矢印が逆を向いている

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 161

設定の記録● 「オプションタブ」に戻る

● 「ファイルパス」と「コンパス角度」の「記憶する」にチェック

● 「save」をクリック– 再度開いたときにも設定が保存される

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 162

eVis イベントIdツール● ポイントを選択して表示することも可能

● 「eVis イベントIdツール」をクリック● 確認したいポイントをクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 163

画像の表示● クリックした地点の画像が表示

● 同じ時点に複数の画像があれば「次」をクリックして確認できる– 画面が小さいとちょっと使いづらいです

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 164

参考資料バッファー分析

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 165

バッファー分析とは● バッファーは対象周辺の評価に使う

● 対象物から一定距離の図形を発生● 土地利用図等を重ね合わせ● 集計・評価

● 一つの処理ではなく、複数の処理の組みあわせ

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 166

分析の前提条件● 種Aと種Bの周辺の植生を調べる

● 植生図と重ね合わせる– 距離は種Aは500m、種Bは1000m

● それぞれ、その距離拡散するとしてください● この情報は別のファイルに記録されている

● 今回はsp.csv。500m、1000mはdistというカラムに記録

● 先ほど読み込んだpoint.csvとsp.csvには種AはCodeが1,種BはCodeが2で記録されている

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 167

分析の流れpointデータの座標変換

Codeに基づきテーブル結合

distに基づきバッファーを発生

バッファーと植生図の重ね合わせ

重ね合わせたデータに面積を追加

● 個々の分析は難しくないですが、手順が煩雑

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 168

ポイントの座標変換● 「point」の上で右クリック

● 「名前をつけて保存」● 「ベクタレイヤを別名で保存する」が表示される

– 「別名で保存」で「GIS_DATA」の中に「point_utm53.shp」とする

– 「CRS」の「ブラウズを」クリック● 「座標参照系選択」が表示される

– 「Search」で「3099」を入力し「Find」– 「JGD2000/UTM53N」が選択されているのを確認して

OK

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 169

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2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 171

ベクタレイヤーのエクスポート● 「OK」をクリックして「ベクタファイルへのエキ

スポートが完了しました」が出たら終了● 保存したファイルを表示

– ベクタレイヤの追加から

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 172

テーブル結合● ベクタレイヤのデータとcsvやdbfファイルを、属

性を鍵にして結びつけること● 既存のデータを活用

lat lon code

34.99 135.93 1

34.96 135.91 1

34.97 135.97 2

34.98 135.88 1

34.71 135.98 2

34.94 135.91 1

34.99 135.94 1

code name dist

1 spA 500

2 spB 1000

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 173

属性を結合する● メニューの「ベクタ」→「データマネージメントツール」→「属性を結合」をクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 174

属性を結合する● 以下の通り設定する

● 対象ベクタレイヤ→point_utm53● 対象結合フィールド→CODE● データの結合

– 「dbfテーブルを結合する」にチェック– 「GIS_DATA」の中の「sp.csv」を選択

● 出力Shapefile→「GIS_DATA」の中に「point_join.shp」として保存

● 「マッチしたレコードのみ残す」にチェック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 175

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 176

結合の実行● OKを押す

● 結合の場合も元のファイルではなく、新しく結合したファイルを作る

● 「以下のShapefileが~」と表示されるのでYES● Closeをクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 177

結合の確認● point_joinの上で右クリック

● 属性テーブルを開く● nameとdistが追加されていたらOK

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 178

csvtファイルについて● 「sp.csv」の他に「sp.csvt」ファイルがある

● ”String”とか”Integer”とか書かれている● 「*.csvt」は「*.csv」の「データの型」を規定す

るファイル● shpファイルとcsvファイルを単純に結合すると、デー

タが全て「文字列」になる● この次のバッファーの発生にはデータ(dist列)が数値

である必要がある– Stringは文字列、Integerが整数、Realが実数

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 179

バッファーの発生● Pointからdistの値でバッファーを発生させる

● 「ベクタ」→「空間演算ツール」→「バッファー」をクリック

● 「ベクタレイヤーの入力」で「point_join」● 隣接した線分で「10」

– 発生させる図形のなめらかさの値● 「バッファ距離フィールド」で「dist」を選択

– 全て同じ距離の場合は「バッファ距離」に値を入力● ここでメートルを使うために、UTM座標系に変換した

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 180

バッファーの発生● 出力ファイルを「point_buff.shp」に指定してOK

● 「出力shapefileを作成しました~」が表示されるのでYES

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 181

結果の確認● サイズの異なるバッファーが生成

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 182

ベクタレイヤの重ね合わせ● 生成したバッファーと植生図を重ね合わせて各地

点の周辺の環境を把握● バッファーと植生図の重なる部分を抽出● 空間演算ツールの「交差」を使う

– 類似の機能に「クリップ」があるが、こちらは切り取られるデータ(ここでは植生図)の属性だけが残る

– 「交差」では、バッファーと植生図の両方が残る● 集計に有利

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 183

交差の実行● メニューの「ベクタ」→「空間演算ツール」→

「交差」をクリック

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 184

交差の設定● 以下の通り設定

● 「ベクタレイヤーの入力」に「p523537_utm53」● 「レイヤの交差」に「point_buff」● 「出力Shapefile」でGIS_DATAの中に

「veg_point_int.shp」を指定してOK

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 185

結果の確認● 「出力Shape~」が表示されるのでYESをクリック。「交差」を「閉じる」● 新しくファイルが表示される

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 186

結果の確認● 「veg_point_int」の上で右クリック、「属性

テーブル」を開く● 植生データのあとにpointの情報(CODEや緯度経度)

が入っていればOK

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 187

面積の追加● 実際に知りたいのは「点の周りの面積」

● 「ジオメトリツール」の「ジオメトリカラムの出力/追加」を使用– ジオメトリカラム:空間情報に関する列のこと。点なら

ばX, Yの座標値、線なら長さ、面なら周長と面積が出力される

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 188

面積の追加● 表示されたウィンドで以下の通り設定

● 「ベクタレイヤーの入力」を「veg_point_int」● 「Shapefileへの出力」をGIS_DATAの中の

「veg_point_geom.shp」– OKをクリック

● 「以下のShapefile~」が表示されるのでYES– 「ジオメトリカラムの出力/追加」を閉じる

2012/10/12 GIS学会前日 QGISハンズオン 189

結果の確認● 「veg_point_geom」の上で右クリックして「属

性テーブルを開く」● 最後にAREA(面積)とPERIMETER(周長)が追加さ

れていればOK

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テーブルのエクスポート● このままでは分析には使いにくい

● エクスポートする● veg_point_geomの上で右クリックして「名前を

つけて保存」を選択● 形式で「Comma Separated Value」を選択

– CSVのこと● 「別名で保存」でGIS_DATAの中

「veg_point_geom」を指定– 拡張子は指定しなくて良い

● OKをクリック

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結果の確認● 「ベクタファイルへのエクスポートが完了しました」が表

示されればOK● GIS_DATAではなく「veg_point_geom.csv」というフォルダが

作られて、その中に保存されますが・・・。● エクセルやメモ帳で開いてみて下さい

– あとはRやエクセルで集計できます!

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地図を画像として保存

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結果を画像として保存● 表示や分析の結果の図を印刷する場合は「印刷レ

イアウト」を使う● 最後に参考資料をつけました

● 簡易的でいい場合は表示を保存できる● 「ファイル」→「イメージで保存」をクリック

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保存先を指定● GIS_DATAの中に「seta」として保存

● プレゼン等で使う場合はこれで十分な場合も

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参考資料

印刷画面の設定

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印刷について● 多くのGISソフトでは表示と印刷は別画面で行う

● 印刷時に方位、凡例、縮尺などが必要なため● QGISの場合、二通りのやり方がある

● 表示画面を画像として保存し、別ソフトで印刷– 「ファイル」→「イメージで保存」で表示されている画面を保存

● コンポーザマネージャを使う– 印刷用のレイアウトを別に作る

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コンポーザマネージャの起動● 「ファイル」→「新コンポーザマネージャ」をクリック● またはアイコンをクリック

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コンポーザーマネージャ画面

印刷イメージ 選択したアイテムの設定

アイテムのレイアウト管理

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マップの追加● 「レイアウト」→「地図を追加」

● または「新規地図を追加」をクリック

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地図のサイズを決定● ドラッグ&ドロップで地図の描画域を決定

● 離すと地図が表示される

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アイテムの設定● アイテムタブをクリック

● レイアウト上の選択したアイテムについて設定する● 「領域」の「地図キャンバスの領域指定」をクリック

– ビュー画面上(QGIS本体)の表示範囲が反映される– ビュー画面の表示を変更,または「アイテム内のコンテ

ンツを移動」で表示を調節● 「地図」の「縮尺」で指定もできる

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方位記号の追加● 「イメージを追加」をクリック、描画位置を指定

して方位記号を選択

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凡例の追加● 「新規ベクタ凡例を追加」

をクリック,描画位置を決定● 集落界の凡例が多すぎるので削除する– アイテムでagriを選択,下

の「×」で削除– 凡例名を変える場合は「編

集」を利用

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凡例の表示

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スケールバーの追加● 「新規スケールバーを追加を」クリック,描画位置を決定● アイテムで調整

– セグメントサイズ→スケールバー単位の長さ– バー単位毎の地図単位→1kmにしたければ

1000– 単位ラベル→スケールバーに表示する単位

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スケールバーを追加

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タイトルの挿入● 新規ラベルを挿

入をクリック● アイテムで調整

– 「ラベル」にタイトル文字を編集

– 「フォント」でサイズ等を調整

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枠線を消す場合● アイテムの一般情報オプションで「フレームを表

示」のチェックを外す

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適宜調節して完成● アイテムの位置を調整する時は,「アイテムの移動/選択」を使用

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印刷するには● 「ファイル」→「印刷」で印刷できる

● 「ファイル」→「画像としてエクスポート」も便利

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コンポーザの呼び出し● コンポーザは自動的に保存される● コンポーザマネージャで呼び出せる

● 呼び出したい物を選択して,表示

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参考資料

ラスターデータの幾何補正

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幾何補正とは● 画像データに位置情報を与えることを幾何補正と呼ぶ● 他のデータとの重ね合わせが可能になる

– 国土地理院1/25,000地形図の幾何補正を実習する● 地図上の位置情報を取得するには2つ方法がある

● 地図に書かれている情報を利用する● 位置情報が与えられているデータから得る

– ここでは後者を利用

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幾何補正の手順● 以下の手順で行います

座標系の設定↓

基盤地図25,000WMS配信サービスへの接続↓

ガイド用の二次メッシュファイルの表示↓

GCPの入力↓

幾何補正の実行

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座標系の設定● QGISを起動し、右下の赤い部分をクリック● 「プロジェクトのプロパティ」でEPSG IDを

「3100」として検索、「JGD2000 / UTM zone 54N」となっているのを確認● ここではUTM座標系を使う

● 'オンザフライCRS変換を有効にする'をチェック● 自動的に緯度経度座標系とUTM座標系の変換を行うよ

うに設定● 「OK」をクリック

● 右下がグリーンになったのを確認

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基盤地図情報25,000WMS配信サービス● 国土地理院が公開した基盤地図情報をGISソフト

で利用できるサービス● ここから位置情報を取得

– http://www.finds.jp/wsdocs/kibanwms/

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WMSサービスの追加● 「レイヤ」→「WMSレイヤの追加」をクリック● 「サーバからレイヤを追加」で「新規」をクリック● 「新規WMS接続を作成」で名称を「基盤WMS」URL

を「http://www.finds.jp/ws/kiban25000wms.cgi? 」として「OK」

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WMSサービスへの接続● 「接続」をクリックし,ウインド内のレイヤを”下から”すべて選択

● 座標系を確認して「追加」をクリックし閉じる● 日本地図が表示される

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二次メッシュの追加● 二次メッシュは1/25,000地形図の図郭とほぼ同じ

● 幾何補正時の参考に使用● 「ベクタレイヤの追加」から,「AFFRIT_GIS」→「2ndMesh」の中の「2ndMeshJGD.shp」を選択しオープン

二次メッシュshpファイルはマップコンシェルジュ様が公開されている物を利用させて頂きましたhttp://www.mapconcierge.jp/o/data/meshcode.html

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二次メッシュの表示設定● 「2ndMeshJGD」の上で右クリック、プロパティを選択● 塗りつぶしオプションで「なし」を選択● 「ラベル」を選んで「ラベルを表示」をチェック● 「ラベルが含まれているフィールド」でCODEを選択して「OK」をクリック

● つくば周辺(544000)にズームイン

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ジオリファレンサーの起動● メニューの「プラグイン」→「Georeferencer」→「Georeferencer」で起動

● 「ファイル」→「ラスタを開く」で先ほどダウンロードした544000.TIFを開く● 「座標参照系選択」が出てくるのでそのままOK

– 地図画像が表示される● ウインド配置を適宜調節

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ジオリファレンサー画面

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プラグインとは?● QGISの機能を拡張するもの

● コアプラグイン– 開発チームが提供している(ジオリファレンサーも含まれる)

● サードパーティープラグイン– ユーザーが独自に開発して提供しているもの

● ユーザー参加により、多機能を実現– QGIS Pythonプラグインインストーラより導入可能

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GCPの入力● GCPとは「Ground Control Point」の略

● この情報に基づき位置情報を与える● 位置情報の無い画像と位置情報のある地図の「同

じ場所」を特定し、点を入力する● 1枚の図面に最低四点必要

– 補正方法によって違う

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GCPの入力● ジオリファレンサーで左上にズーム● QGISの画面上の「544000」の左上にズーム

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GCPの入力● 「ポイントの追加」をクリックし、地図上の地点

をクリック● 「地図座標を入力」が表示されるので「マップキャンバスより」をクリックし

● QGIS上で同じ点をクリックし、「OK」● ジオリファレンサーとQGISに赤い点が表示される

● 四隅に対して同様に点を与える● 「戻る」や「全体表示」を使う

– 出来るだけ「地図の端」を選ぶ

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ジオリファレンサーの設定● 四点を入力後、「設定」→「変換の設定」をクリック

● 「変換の設定」で以下に設定● 変換タイプ→多項式1● 再サンプリング手法→最近傍● 圧縮方法→NONE● 出力ラスタ→「TIFF」フォルダ内に544000_utm54.tif● ターゲットSRS→EPSG ID 3100● 「必要に応じて透明に0を使用」と「実行された時にQGIS

にロードします」にチェック

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誤差の確認● GCPテーブルに誤差(residual)が表示される

● 確認して小さな値であれば「ジオリファレンシングの開始」をクリックして実行● 目安は1以下● 大きな場合はGPCの削除

や移動で修正

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処理の実行● 拡大して誤差の確認

● 問題があったら、再度修正

● ジオリファレンサーを終了● 「GCPの保存」が表示されるので,保存を選択し終了