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評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評 ○ 評評 評評 1) 評評 評 2) 評評 評2) 評評 評 1) 2013/12/19(Thu) 評評評評評評 評 69 評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評評 1 評評評評評評評評評評評評評評 2 評評評評評評評評評評評評評

評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

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DESCRIPTION

2013年12月の情報処理学会MBL研究会での講演資料。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110009647100 UGM(User Generated Maps)を普及させるためのプラットフォームを構築しています。 情報処理学会MBL研究会奨励発表賞受賞

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Page 1: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

○ 金平 卓也 1)  荒川 豊 2)  安本 慶一 2)  和田 健 1)

2013/12/19(Thu)  情報処理学会 第 69 回モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究発表会

1 )大阪府立大学工業高等専門学校   2 )奈良先端科学技術大学院大学

Page 2: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• 近年、地図を提供するサービスが普及  ⇒場所、路線の乗り換え等の検索に利用

1 ) https://maps.google.co.jp/ 2 ) http://maps.loco.yahoo.co.jp/

Google Maps1)

Yahoo! 地図 2)

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Page 3: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• これらの地図は、他サービスと連携するため

に・・・  ⇒ Map API が用意されている• Map API とは・・・–Web サイト、アプリ等に地図を掲載できる

API–地図上にマーカー、情報ウィンドウ等の表示

が可能–店舗・施設、ルート等の検索が可能

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Page 4: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• この API を利用した様々な地理情報システム

も普及

• 地図上に表示される地理情報は・・・  ⇒大半はサービス提供会社が用意

レストランの検索 1)

不動産の検索 2)

1 )ぐるなび: http://r.gnavi.co.jp/map/2 ) SUUMO のアプリ :http://suumo.jp/ 4/31

Page 5: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• しかし、近年利用者が情報提供者とな

り・・・–夜景スポットを紹介するサイト–トイレマップ           etc...

  ⇒特定のジャンルに特化した地理情報を掲載した    Web サイト、アプリが広がっている

User Generated Contents ( UGC )

⇒ さまざまな分野で広がっている

都市の騒音分析

バス停の時刻表共有

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Page 6: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景

⇒ 企業では提供できない    パーソナルな地理情報が記述された地図                   の提供が可能となる

User Generated Map(UGM)

地理情報システム UGC

定義

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Page 7: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• UGM の例–大阪市内のネコカフェマップ

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Page 8: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• UGM の例–府大高専周辺のラーメン屋マップ

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Page 9: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• UGM の例–石川県、富山県の桜マップ

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Page 10: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• UGM を作成・編集、表示できるプラット

フォームの現状Google Earth

Google Maps

Yahoo! ロコ

動作端末 PC 、スマホ等の携帯端末動作環境 ローカル Web ブラウザ

ユーザ登録 不要 作成・編集時のみ必要作成・編集 PC 上でのみ

表示 PC 、スマホ等の携帯端末の両方で可能オフライン表

示△ ×

共有方法 KML ファイル

KML ファイル URL

URL

評価機能 ×10/31

Page 11: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

KML とは• Keyhole Markup Language の略称– Keyhole は現在の Google Earth のこと

• Google Earth 等の地図上に表示する地理データを記述– XML ベースのマークアップ言語– KML の例<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<kml xmlns="http://earth.google.com/kml/2.0"><Placemark> <description>Osaka City</description> <name>Osaka City</name> <Point> <coordinates>135.501938,34.693638, 0</coordinates> </Point></Placemark></kml>

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背景• プラットフォームの問題点–UGM は屋外で利用されることが多い  ⇒スマホ等の携帯端末で動作する必要がある

 しかし、携帯端末において・・・作成・編

集・ UGM の作成・編集ができない

表示・動作が遅い ・オフライン表示が貧弱・表示させる手順が面倒、複雑  12/31

Page 13: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

背景• プラットフォームの問題点

–UGM を評価する機能がない• そこで、現プラットフォームの問題を解決す

る  ⇒モバイル用プラットフォームの構築を目的とする

• 本発表ではその内          について説明する

共有・ KML ファイル、 URL をまとめたサイトがない・他ユーザが求める UGM を検索できない 

表示システム

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Page 14: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

地理情報表示システムの提案

   ⇒ Web ブラウザより高速で表示可能   ⇒オフラインでも表示可能

   ⇒ UGM の信頼性の保守

   ⇒オフラインでも表示可能   ⇒評価情報タグの追加が可能   ⇒オフラインでも表示可能

Android 端末上で動作するネイティブアプリ

KML ファイルに記述された UGM の情報を読み込み表示

地理情報を評価する機能を実装

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Page 15: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

評価機能の必要性• UGM は個人が作成するため・・・

• 評価機能を実装することで

企業から提供される地理情報より信頼性が低い

低品質な UGM が増える

信頼性が高い地理情報と低い地理情報の差別化

高品質な UGM と低品質な UGM の差別化

地理情報評価プラットフォームとしても利用可能

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Page 16: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

• 取り扱うファイルは 2種類  (1)Place Data  ・ファイル形式

  ・記述内容1つの UGM に対する数十件分のスポット

・ ID   ・平均評価値・ユーザの評価値・評価値の変更の有無

・名称  ・経緯度・詳細な情報 etc...

表示システムで取り扱うファイル

地理情報 評価情報

KMLPlaceData

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Page 17: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

表示システムで取り扱うファイル• Place Data の例<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><kml xmlns="http://www.opengis.net/kml/2.2"> <Document id="feat_148"> <Placemark id="feat_149"> <name>Trafalgar Square</name> <coordinates>-0.1279,51.5077,0.0</coordinates> <DetailInfo></DetailInfo> <URL>http://www.hogehoge.com</URL>

<id>London_admin_01</id> <AveVal>3.5</AveVal> <UserValFlag>0</UserValFlag> <UserVal>-1</UserVal> </Placemark>

・ ・ ・

1件分のスポットの情報

地理情報

評価情報

ID

User Val Flag

地理情報のユニークな ID

評価値の変更の有無

Ave Val

User Val

全ユーザの平均評価値

ユーザの評価値 17/31

Page 18: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

  (2)Map Data  ・ファイル形式

  ・記述内容対応する Place Data のメタデータ

     ⇒ UGM の読み込み量の軽減

・国名  ・都市名 ・作成日 ・作者名・ Place Data のファイルパス      etc...

表示システムで取り扱うファイル

メタデータ

XMLMapData

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Page 19: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

表示システムで取り扱うファイル• Map Data の例<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><taglib version="2.0" xmlns=http://java.sun.com/xml/ns/j2ee> <tag> <Country>UK</Country> <City>London</City> <CreateAt>2013_08_20</CreateAt> <CreateBy>Takuya Kanehira</CreateBy> <KMLPath>London_admin.kml</KMLPath> <Point>-0.119799,51.51123</Point> </tag></taglib>

KML Path対応する Place Data のファイルパ

対応する Place Data

のメタデータ

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Page 20: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

表示システムで取り扱うファイル

B-Map

X-Map

A-MapP M

・・・

選択できるUGM が増える

所定のディレクトリ

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Page 21: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

表示システムの画面レイアウト地図表示エリ

ア選択エリア

詳細情報表示エリア21/31

Page 22: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

各エリアの主な機能

– マップ、スポットのソート方法、スポットの選択

– スポットの位置、情報ウィンドウを表示

– スポットの評価値、詳細情報を表示

地図表示エリア

選択エリア

詳細情報表示エリア

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Page 23: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• システムを起動したとき

マップ選択部分

選択項目をMap Data群から読み込む

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Page 24: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• マップを選択したとき

各スポットの位置にマーカーを表示

スポット名称、

平均評価値を表示

スポット周辺にズーム Place Data から

情報を読み込む

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Page 25: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• スポットのソートについて

                    UGM 作成時の順

                    平均評価が高い順

オリジナル

ユーザ平均評価

マーカーの番号が変化スポットの順番が変化

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Page 26: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• スポットを選択したとき選択したスポットにズーム

詳細情報表示エリアを表示

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Page 27: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• 地理情報の評価について

評価ウィンドウを表示

10段階で評価

評価更新プロセスを実行27/31

Page 28: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• 評価更新プロセスについて

Place DataID User

ValUser Val

FlagAve Val

Spot_01

Spot_02

評価集計サーバ

-1

-1 0

0

・・・・・・ ・・・

3.2

4.0

5.0 1

通信不可能

評価値のみ UI に反映

通信可能

2.0 1

MAC Address

User Val

ID

Ave Val4.0

3.5

評価値と平均評価値を UI に反映

・・・

User Val Flag が全て 0 になるまで繰り返す

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Page 29: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• Place Data に評価値の書き込みが完了した

とき

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Page 30: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

動作説明• 評価集計サーバへ評価値の送信が完了したと

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まとめ• 評価機能付き地理情報表示システムの提案と実

装• 実装したシステムは・・・–Android のネイティブアプリとして動作

– Place Data から UGM の情報を読み取る

–地理情報に対して評価機能を実装

現存プラットフォームより UGM の高速表示が可能

オフライン表示が可能

数多くのユーザから評価値の集積が可能

集積した評価から平均評価値の提供が可能 31/31

Page 32: 評価機能付きパーソナル地理情報表示システムの提案と実装

今後の課題• UGM を作成・編集するシステムの提案と実

• UGM を共有するシステムの提案と実装

• 上記 2つのシステムを表示システムに追加実装

• 表示システムの最適化

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