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Aerialプロジェクトのご紹介 なかおけいすけ 2016年4月23日 IDCFクラウド&Soft Ether合同Meetup

Aerial Projectのご紹介

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Page 1: Aerial Projectのご紹介

Aerialプロジェクトのご紹介

なかおけいすけ

2016年4月23日IDCFクラウド&Soft Ether合同Meetup

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自己紹介

● なかおけいすけ● Twitter: @jm6xxu

● Facebook: jm6xxu

● Blog: http://www.k.nakao.name/blog

● 職業:ITセキュリティ分析官

● 気象、地震、地図、衛星に関する話ですが、100%趣味です。

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Aerial Projectとは

● 分散したOpenDataを整理、可視化、公開し、また、これを実現するためのシステムを研究開発し、その成果を広く社会に知らしめ、もって社会に貢献することを目的とするプロジェクト

● このプロジェクトは、IDCフロンティア様の「2015年オープンデータ活用支援プログラム」から支援を受けて行われています。

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Motivation

● NASA/JAXA等からデータは公開されているが、簡単に使えない● 例)JAXA GCOM-W1の場合

– Downloadにsftpが必要– Data format がHDF5という研究者向けのフォーマット

● せっかくデータが公開されていても、誰でも簡単に使えなければ意味がない

● そこで、API、TMS (Tile Map Service)といったWebサービスを開発しやすい形でデータを公開するサービスを開発した

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公開中/開発中のデータ提供サービス

● 水循環観測衛星(GCOM-W1)「しずく」を用いて全球で観測された以下のデータを公開中

– 海水面温度– 降水量– 海上風速– 積雪深

● JTWCの台風の進路予報(ほぼ完成)● 米国地質調査所(USGS)のShake Map (開発中)

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APIの例

● Request

– http://api.aerial-proj.org/amsr2.py/sst?lat=35.32&lng=138.99&date=2014-04-10&range=0.5

● Response

– [{

"lat": 36.2,

"lng": 141.6,

"sst": 17.84

}, …

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タイルの例

● わかりにくいので DEMO

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タイルの利用例

● 台風、低気圧の勢力予想

– 台風は海水温26.5℃以上で発生できる– 逆に言うと海水温が26.5℃以上あれば勢力を失わない

(台風が海上にある場合)– 台風の進路予報図と海水表面温度分布を重ねると、 

上陸時の勢力が推定できる

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台風の勢力予想

SST: provided by JAXA GCOM-W1, Tyhoon: JTWC, Map: OpenStreetMap.org

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USGS Shakemap (Taiwan)

Shake map: provided by USGS, Map: OpenStreetMap.org

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常総市水害時の線状降水帯

Rain: provided by USGS, Map: OpenStreetMap.org

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USGS Shakemap (Taiwan)

Shake map: provided by USGS, Map: OpenStreetMap.org

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タイルの使い方

● leafletかOpenLayersを使う

var map = new OpenLayers.Map("canvas", options);var mapnik = new OpenLayers.Layer.OSM(); var snd = new OpenLayers.Layer.TMS("Sea Surface Temperature", "http://tms.aerial-proj.org/amsr2/", {url:'http://tms.aerial-proj.org/amsr2/', layername:'sst', type:'png', alpha: true, isBaseLayer: false, attribution: 'Original Data Provided by JAXA ', opacity: 0.7} ); map.addLayers([mapnik, snd]);

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サーバ構成

● サーバ1台でデータ収集、公開、タイル生成をやっている

– IDCF Cloud Standard.S4– Root Volueme 15GByte– Ext Volume 300GByte

● ストレージが利用料の半分以上を占めている

– オブジェクトストレージの利用を検討中– Reverse Proxy w/ Nginx

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車輪の再発明?

● 日本国内では、地理院地図がすごい!

– データの解像度、専門性、使えるデータ...– 正直、勝てません....orz– でも、私たちは全球全球を対象にしています。– 地理院地図がサポートしていないエリアで勝負できる

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社会的意義

● 科学技術予算削減で、国立研究機関の様々なWebサービスが停止に追い込まれている

– JAXA Open API– 農林機構 (一部サービス)

● Aerial Projectがその穴を埋められる存在になれる!

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まとめ

● Aerial Projectはオープンデータをアプリケーション等に利用しやすい形で公開するサービスである

● 現在は水循環観測衛星「しずく」のデータを、API、TMSの形で提供している

● 現在、台風、地震に関するデータ提供にむけて開発を行っている

● このプロジェクトにより、地球観測衛星の数値データへのアクセス、マッピングが容易になり、様々な応用が期待される

● 続きはWebで! http://www.aerial-proj.org

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謝辞

このプロジェクトは、IDCフロンティア様の

「オープンデータ活用支援プログラム」

のご支援を受けて、2015年度の活動ができました。

ここに御礼を申し上げます。

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謝辞

このプロジェクトは、IDCフロンティア様の

「オープンデータ活用支援プログラム」

のご支援を受けて、2015年度の活動ができました。

ここに御礼を申し上げます。

IDCフロンティア様、今年度も引き続き

ご支援よろしくお願いします。<(_ _)>