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Climate security and energy security

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This presentation was delivered at the 11th Study Meeting of the Global CCS Institute in Japan.

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Climate security と Energy Security~  CCS の役割と可能性 ~

【 Global CCS Institute 日本事務所主催第11回勉強会】2014 年 4 月 17 日 ( 木 )

三井物産戦略研究所シニア研究フェロー

本郷 尚

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IPCC 第 5 次報告(WG1)の Implication

大気中の濃度と温度上昇の相関関係

2 度C上昇= 840 Gt上限( 50 %信頼度)

累積排出量= 530Gt⇒ 10Gt/ 年で約 30 年で上限

“Carbon Budget“ 的思考

IPCC 第 5 次報告(第一部会)

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排出量を一定量に抑えるためのオプション

エネルギーを使わない ⇒ 限界あり

省エネ再生可能エネルギー、低炭素エネルギー

CCS で低炭素化

バイオマスCCSの議論までも

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Scenarios 450 ppm CO2eq by 2100, a likely chance to below 2°from pre industrial levels)‐⇒ GHG emissions in 2050 than in 2010, 40%- 70% lower, near zero GtCO2eq or below in 2100.① more rapid improvements of energy efficiency,② a tripling to nearly a quadrupling of the share of zero and low carbon energy supply from ‐ ‐renewables, nuclear energy③fossil energy with carbon dioxide capture and storage (CCS), or bioenergy with CCS (BECCS)

IPCC第 5 次報告(WGIII)でのCCS

炭素価格のシナリオ

技術 option と Mitigation cost

(出所)  IPCC AR5 WGIII 報告から

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CCS は高い ? or 安い ?

(注)•2030 年コスト検証委員会の数字をもとに試算•石炭と LNG は 100%CCSコストは£ 30-150/ トン(英国政府資料から)排出係数は 0.78( 石炭)と0.35( ガス)排出権価格を 1000 円 / トンと想定 ( 現在は 20-50 円 / トン)

2012 年 7 月 20 日 日経産業新聞「Eの新話」

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CCS が活用されるための“環境“

規制• 排出量の量的規制• 排出量へのペナルテイ(炭素税など)

インセンテイブ• 設備補助金• 電力価格補助( FIT など)• Carbon trading ( 市場メカニズム)

需要拡大(“マイナス”のコスト)• EOR ( Enhanced Oil Recovery)• 工業需要

“ 水素社会“

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● 水素社会と CCS「 ・・・水素の本格的な利活用のためには、水素をより安価で大量に調達することが必要になる。 そのため、海外の未利用の褐炭や原油随伴ガスを水素化し、国内に輸送することや、さらに、将来的には国内外の太陽光、風力、バイオマス等の再生可能エネルギーを活用して水素を製造することなども重要となる・・・・」

エネルギー基本計画( 2014 年 4 月閣議決定)と CCS

● 高効率石炭火力「 ・・・加えて、温室効果ガスの大気中への排出をさらに抑えるため、IGCC等の次世代高効率石炭火力発電技術等の開発・実用化を推進するとともに、2020年頃の二酸化炭素回収貯留(CCS)技術の実用化を目指した研究開発や、CCSの商用化の目途等も考慮しつつできるだけ早期の CCS Ready 導入に向けた検討を行うなど、環境負荷の一層の低減に配慮した石炭火力発電の導入を進める・・」

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石炭火力への公的金融規制への国際的動き

2013 年 6 月  オバマ大統領のアクションプラン2013 年 7 月  米輸銀のベトナム / 石炭火力向けファイナンスの否決2013 年 12 月 アジア開発銀行のパキスタン / 石炭火力向けファイナンス         米輸銀、環境ガイドライン改定2014 年 2 月  OECD 輸出信用ガイドラインでの議論

米国 日本

石炭および CO2の位置付け

・ CO2 は汚染物質・ US EXIM は環境ガイドラインで規制

・途上国、とりわけアジアでは石炭は重要なエネルギー資源

気候変動問題へのアプローチ

・ CO2 効率規制 ・エネルギー効率改善

数値目標 ・ガス並み( 500g/Kwh) ・特になし(国内では長期的にガス火力並みを目指す)

CCS の位置付け ・ CCS Ready は CCS を後押ししない。 CCS が経済的になるまで新規は出来ない

・特に言及なし

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米輸銀環境ガイドラインの改定( 2013 年 12 月 12 日)・ High Carbon Intensity Projects に対する Supplemental Guideline

●対象( High Carbon Intensity Project とは)・全ての石炭火力・石炭以外で 700g/kwh以上の CO2 を排出するもの・ただし、再生可能エネルギーとのハイブリッドで排出量が 500g/kwh以下のもの、設備更新は含まない

●最貧国の場合( IDA 国)で以下を満たすものは可能・当該国で利用可能な Best Appropriate Technology を採用するもの・他に経済的に合理的な代替手段がない場合。コスト分析では排出量を減らす技術やオフセットとの比較を行う。また炭素税や他の規制コストも考慮する。

●最貧国以外の場合・ CCS により排出量が 500g/kwh以下の場合は可能。 CCS は操業開始義 1 年以内にフル稼働が条件。

(注) 2014 年 2 月 6 日に以下規制に関し猶予措置を設けることを発表( 2014 年9 月末まで)・最貧国における規制・最貧国以外の国で準最貧国における CCS 規制

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EOR の位置づけ

●EOR(Enhanced Oil Recovery)・石油回収のために CO2 を活用。 60-70 %程度が石油とともに回収され再度圧入・米国では 49百万トン / 年程度の CO2 需要。今後 EOR は 2-3倍に増大の見込み●ポテンシャル・北米、中国、インドネシア、中東、ロシアなど

米国の CO2パイプライン

C2ES 資料

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EU の 2030 年パッケージ

マグリットグループの 9つの提案(提案 5 )Recommendation 5: To support European leadership on green technologies including via an ambitious R&D policy.

in smart technologies, carbon capture and storage, energy storage, demand-side response, power to gas, distribution grid modernization, shale gas (in Europe), alternative fuels infrastructure for transport, and not yet mature renewable energy sources.

「気候とエネルギーのための政策フレームワーク」( 2014 年 1 に案を発表)<目標>温室効果ガスを 2030 年に 1990 年比 40 %削減再生可能エネルギー比率を 27 %に< CCS への対応>CO2削減のための重要な方策であり 2030 年までに導入コスト引下げのための R&D などの支援(輸送、貯留技術を含む)

⇒  欧州電力事業者連盟やマグリットグループなどは支持

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EU のガス輸入

BP 資料から

EU発電の 20 %がガス ⇒ 2035 年には 26 %に

ポーランド電力の 86 %が石炭⇒ 気候変動対策でガス転圧力

ウクライナ情勢とEU気候変動政策への影響