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Bag-of-Featuresに基づく物体認識 (1) - 特定物体認識 -
Akisato Kimura @ NTT CS Labs. Twitter ID: @_akisato
特定物体認識とは? 教科書によると 画像内にある個別物体(=インスタンス)を認識する処理
物体の「見え」から物体IDへの変換を意味する
…いや,これでは全然わかりません…
要するに ↓↓↓ と見なすタスクが特定物体認識
=
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一般物体認識と何が違うの? 一般物体認識: 物体のクラスを認識する処理
特定物体認識: インスタンスを認識する処理
= ≠
= =
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でも,区別は簡単ではない 一般的には,どんな変動を吸収するか?で区別 特定物体認識: アフィン変換(回転・拡大縮小)・オクルージョン・ 照明変動(に伴う見た目の色の変化) などを吸収
一般物体認識: 物体インスタンスの多様性を吸収
とすると,これらはどっち?
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何の役に立つのか? 特殊なマーカを使わずに実世界とwebとをつなぐ
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ある程度は既にできています Google goggle http://www.google.com/mobile/goggles/
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DB画像 DB画像
一般的な実現方法
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クエリ画像
DB画像
特徴量抽出
Visual word 設計
(特徴量量子化)
Visual words (量子化テーブル)
画像DB (構造化索引集合)
索引付け
出力
特徴量表現記述
照合・検証
7
DB画像 DB画像
実現における課題
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クエリ画像
DB画像
特徴量抽出
Visual word 設計
(特徴量量子化)
索引付け
出力
1M~ images
~100G Bytes
特徴量表現記述
照合・検証
8
画像DB (構造化索引集合)
Visual words (量子化テーブル)
10K~ words
1. 大規模データに対する高速処理 → 索引付け・照合で工夫
2. 各種変動に対する頑健処理 → 特徴抽出・特徴量表現で工夫
~1sec 回転・拡大縮小・ 隠れ・色変化
特徴量抽出 どんな変動が起きても値が不変な特徴量が理想
大域特徴量 or 局所特徴量 大域特徴量: 計算簡単,でも各種変動に弱い
局所特徴量: 計算大変,でも各種変動に強い
特定物体認識における主流は,局所特徴量.
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大域特徴量 (ex. 紫が多い)
局所特徴量 (ex. 特徴的な 黄色数字)
局所特徴量
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多くは (特徴点)検出+(特徴量)記述 で構成される
局所特徴量の提案の多くは,検出と記述がセット
実際に使われる際には,別々に検討することも多い
再現性も識別性も高い方が望ましい
再現性: 各種変動が加わっても同じものを同じと見なせる
識別性: 異なるものを異なると見なせる
特徴点検出 各種変動に対して 安定した特徴量が 取れそうな箇所を 特定
特徴量記述 抽出した特徴点で 各種変動に対して 安定した特徴量を 算出
局所特徴量の具体例
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原点 [Schmid+ 1997], [Lowe 1999]
検出の高精度化 Harris-Laplace [Mikolajczyk+ 2001], MSER [Matas+ 2002],
Harris-Affine [Mikolajczyk+ 2004]
大ブレイク SIFT [Lowe 2004], PCA-SIFT [Ke+ 2004]
処理高速化 SURF [Bay+ 2006], CARD [Ambai+ 2011] etc.
色情報の考慮 C-SIFT [Abdel-Hakim+ 2006] etc.
参考資料 黄瀬,岩村 “3日で作る特定物体認識”,情報処理学会誌,Vol.49,No.9,pp.1082-1089,2008 http://imlab.jp/IPSJ_3days/
人工知能に関する断想録 http://d.hatena.ne.jp/aidiary/20091018/1255862734
藤吉,安倍 “局所勾配特徴抽出技術”,精密工学会誌,Vol.77, No.12, pp.1109-1116, 2011
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