【Hinemos World 2013】C-3：Hinemos4.1で進化したジョブ機能の全て（株式会社NTTデータ）

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Hinemos World 2013

Hinemos4.1で進化したジョブ機能のすべて

2013年11月15日株式会社NTTデータ基盤システム事業本部眞野将徳

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ＩＮＤＥＸ

1. Hinemosとは

2. Hinemosのジョブ管理機能

3. ジョブ管理機能による負担軽減

4. まとめ

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1. Hinemosとは


Ｈｉｎｅｍｏｓとは

システム運用管理で要求される各種機能を備えた、

「統合運用管理ソフトウェア」

複雑化するシステムを、Hinemosで統合運用管理

監視管理

ジョブ管理

リポジトリ管理

性能管理

物理環境仮想化環境ネットワーク機器類


Hinemosv.1.0 （2005.08）

Hinemosv.2.0 （2006.03）v.2.1 （2006.10）v.2.2 （2007.03）v.2.3 （2007.10）v.2.4 （2008.03）

Hinemosv.3.0 （2008.10）v.3.1 （2009.04）v.3.2 （2010.09）

New メジャーバージョンリリースジョブ管理の進化クラウド対応へ向けた監視・性能管理の強化

Hinemosv.4.0 （2012.04）

Ｈｉｎｅｍｏｓの歩み

Hinemosv.4.1

2013.10.01リリース！

1年半に1度のメジャーバージョンアップサイクル


Hinemos4.1のジョブ管理機能性能

■ 登録できるジョブ数

10万件！！

■ ジョブの登録速度

Hinemos4.0に比べて大幅な改善

登録時間

- Hinemos4.0 → 全ジョブを上書き

- Hinemos4.1 → 差分だけを登録

NEW!!


Hinemosのジョブ

オンプレミス環境

プライベートクラウド仮想化集約基盤

プライベートクラウド上のシステム

Hinemosのジョブはクラウド環境を含む様々な環境で実行可能

パブリッククラウド上のシステム





1. ジョブ管理の重要性


1. ジョブを構築する機能

2. ジョブを実行する機能

3. 実行結果を確認する機能


複雑化するシステムオペレーション

システムの利便性が高まる一方、システム運用者の負担は増加

・システム運用操作が複雑化、高度化し、操作の影響範囲も拡大・システム提供形態の変化による、運用管理者のタスクも増加・システム運用操作が可能な時間もより限定的に

システム運用管理作業の負担軽減が必要


運用管理者の負担となる処理

負担となる処理はフェーズごとに存在

運用管理におけるジョブ管理の負担

ジョブの構築ジョブの実行実行結果の確認


Hinemosのジョブ管理機能

■ Hinemosのジョブ管理機能では、以下を提供します

複雑なジョブ構造を簡単に構築する機能

さまざまな契機でジョブを実行する機能

ジョブの実行結果を容易に確認する機能


①複雑なジョブ構造を簡単に構築する機能


ジョブ定義情報の集約管理

ジョブの定義情報はHinemosマネージャで一括管理します

実行結果

実行状態スケジュール

実行結果


実行結果


実行結果


実行結果


実行結果


コマンド

コマンド

コマンド

コマンド

コマンド

コマンド

コマンドコマンド

スケジュールスケジュール

実行結果実行結果

実行状況実行状況

Hinemosマネージャ

...

...

...

...

...

...


Hinemosのジョブ機能を支える要素

■ Hinemosのジョブ管理機能を構成するシンプルな5つの要素

ジョブユニット・・・ジョブ階層の上位要素

ジョブネット・・・複数のジョブをグルーピング

ジョブ・・・小の実行単位

ファイル転送ジョブ・・・他サーバへファイルを送信

参照ジョブ・・・定義済みジョブの別のジョブネットから利用

ジョブ

ジョブユニット

参照ジョブ

ファイル転送ジョブジョブ

ジョブネット

ジョブネット

NEW!!


Job1 Job2-1 Job4-1

Job3-2

Job3-1ノードＡ

Job2-1の正常終了と時刻契機によるジョ

ブネット起動

Job2-1の終了を契機とした複数

ジョブの同時実行

複数ジョブの終了を契機としたジョブ

の実行

先行ジョブの正常終了を契機とした

ジョブ起動

Job2-2

ノードＡ

ノードＡ

ノードB

ノードB

ジョブは、細やかな実行条件が定義可能

「先行ジョブの実行結果」や、「時刻」で、複雑なジョブ構造を思いのままに制御

実行条件の制御

Job4-2

先行ジョブの異常終了を契機とした

ジョブ起動先行ジョブの実行結果に依らず終了を契機と

したジョブ起動


ジョブ実行時の制御

Job

保留

ジョブを開始させない

保留・スキップにより、ジョブ実行時の挙動を指定

開始遅延、終了遅延を判定し、動作遅延も見逃しません！！

Job

スキップ

コマンドを実行せず終了

×

Job

開始遅延

予定時刻に開始しない

Job

終了遅延

予定時刻に終了しない

保留スキップ

開始遅延終了遅延


②さまざまな契機でジョブを実行する機能


毎日コマンド入力しますか？

■ 複雑なコマンドを手動実行することは運用者の大きな負担

実行漏れ入力ミス

失敗時の代替処理

実行結果の保存


実行契機

ジョブ実行

即時実行（手動実行）

スケジュール実行（定期実行）

ファイルチェック

ファイル（作成、変更、削除）

ジョブは、４種類の任意の契機で実行することが可能

スケジュール

カレンダ

障害

監視結果

NEW!!


業務に沿ったジョブの実行

■ 業務スケジュールに合わせた詳細なカレンダ設定が可能

(例) 2013年11月15日の13:00～17:00 を稼働とする

毎月20日を非稼働とする

毎週水曜日を稼働とする

第4月曜日の3日後を稼働とする

毎月月末を稼働とする

祝日を稼働とする

■ ジョブの実行スケジュールも詳細に設定可能

(例) 毎日15:00 にジョブを実行

毎時30分にジョブを実行

毎週日曜日の22:00 にジョブを実行

5分ごとにジョブを実行

NEW!!

規則的な日程のみでは実現困難な不規則な日程

(営業日など)をユーザが自由に定義可能!!

※稼働 : ジョブや監視が動作する時間帯


ジョブ実行依頼




エージェント毎に同時に実行するジョブの数に制限が可能

多重度実行制御

Hinemosエージェント


＜多重度を4とした場合＞

1つのHinemosエージェントに対して同時実行できるジョブ数が「４」となる




Wait

Wait

Wait

エージェントごとに設定可能

NEW!!


実行される予定のジョブの確認

■ ジョブ[スケジュール予定]ビューで、将来実行されるジョブを確認することができます

フィルタによる絞り込みも可能

NEW!!


③ジョブの実行結果を容易に確認する機能


ジョブとして実行された各種運用操作の結果は、HinemosのGUIで視覚的に確認可能

ジョブ実行状況の確認

ジョブネット・ジョブの実行状態を確認

正常、異常終了をボックスの色で判別

後続ジョブが動く条件を線の色で判断

ビューア画面から再実行操作が可能

詳細情報の表示


ジョブ通知

Jan 13 11:35:20 server01 su: pam_unix(su-l:session): session opened for user root by hinemos(uid=501)

Jan 13 15:51:02 server01 su: pam_unix(su-l:session): session closed for user root

Jan 13 15:51:04 server01 su: pam_keyinit(su-l:session): Unable to change UID back to 0

Jan 13 15:51:04 server01 su: pam_unix(su-l:session): session closed for user hinemos

Jan 13 20:40:05 server01 su: pam_unix(su-l:session): session opened for user root by hinemos(uid=500)

コマンド通知

ログエスカレーション通知

ステータス通知

イベント通知

メール通知

パトライト

点灯コマンド


イベント通知


イベント通知


メール通知


メール通知


ジョブ通知

コマンド通知

ジョブ通知

コマンド通知

ジョブの結果は、様々な手段で運用者に通知

ジョブ実行結果の通知

クライアント画面で

視覚的に確認監視結果を外部へ通知

監視結果に連動して

処理実行


ジョブ実行結果の通知内容の確認

日々の定型業務の結果の確認も容易に行えます

開発環境

ログファイル

圧縮ジョブ

ログファイル

転送ジョブ

ログ管理ジョブネット

Ｈｉｎｅｍｏｓマネージャ

毎日23:45に自動実行完了通知

実行履歴を蓄積管理

詳細情報を確認


3. ジョブ管理機能による負担軽減


ケース1 定期実行



■ 業務サーバのデータをバックアップしたい

22時になったら自動で開始したい

翌日5時半までに終了しないと翌日の業務に影響が出るので5時になっても処理が終わらない場合は終了させたい

22時

5時

処理開始

タイムリミット



■ 1. まずはバックアップジョブを作成しましょう

ジョブの作成を選択

実効コマンドを設定

ジョブを実行するサーバ

ジョブパースペクティブ



■ 2. 終了遅延で、ジョブの終了時間を監視できます！！

終了遅延の判定条件

判定時の処理



■ 3. 毎日22時に実行するようにスケジュール設定しましょう

スケジュール作成を選択

毎日22時にスケジュール設定

毎日22時にスケジュール設定作成したジョブを

選択


ケース1 定期実行(補足)

■ Hinemos4.1では、時刻設定が48時間対応しています！！

NEW!!

待ち条件

開始遅延/終了遅延

ジョブスケジュール

カレンダ


ケース2 月次実行、週次実行、日次実行



■ 実行日に応じて、次の三種類のジョブを実行したい

・毎月1日にだけ実行したいジョブ・毎週月曜日にだけ実行したいジョブ

・それ以外の日に実行したいジョブ

1 月次実行ジョブ

週次実行ジョブ月曜

それ以外日次実行ジョブ

?実行日



■ ジョブにカレンダを設定するとジョブの稼働・非稼働を制御できます！！

月次実行ジョブ

週次実行ジョブ

日次実行ジョブ

共通処理A 共通処理B

毎月1日が稼働日のカレンダ

毎週月曜が稼働日のカレンダ

それ以外が稼働日のカレンダ

ジョブネット



■ 例：11/11 月曜日にジョブネットを実行すると・・・

週次実行ジョブ共通処理A 共通処理B

毎週月曜が稼働日のカレンダ

ジョブネット

稼働日なので実行する

月次実行ジョブ

日次実行ジョブ

それ以外が稼働日のカレンダ

毎月1日が稼働日のカレンダ

非稼働日なので実行しない

非稼働日なので実行しない



■ 1. 稼働・非稼働を指定するカレンダを作成しましょう

カレンダパースペクティブ

作成を選択

稼働・非稼働の条件を追加していきます！

NEW!!



■ 2. 稼働・非稼働の条件を設定しましょう！！

毎月1日は稼働とする月次処理用の設定

毎年・毎月の1日は稼働

NEW!!

毎月の1日は稼働



■ 規則には複数の詳細設計を追加でき、複数の詳細設定がある場合は、順序が小さいものから規則にマッチしているか判定します

■ 日時処理用のカレンダ詳細設定

組み合わせると複雑なカレンダ設定も実現可能です！！

毎年毎月1日は非稼働

毎年毎月1日でない毎週月曜は非稼働

毎年毎月1日でない毎週月曜でもないすべての日は稼働

NEW!!



■ 設定したそれぞれのカレンダ設定も容易に確認できます

毎月1日が稼働

毎月1日が非稼働毎週月曜が非稼働

それ以外の日が稼働

毎月1日が非稼働毎週月曜が稼働

NEW!!


ケース3 ファイル生成によるジョブ実行



■ あるフォルダにマスタファイルが生成されたら

データベースに登録したい

ＤＢサーバ

業務サーバ

lsコマンドの差分を調べるスクリプトを

定期的に実行する？

マスタ登録

マスタファイル



■ 1. まずはマスタ登録ジョブを作成しましょう

ジョブの作成を選択

実効コマンドを設定

ジョブを実行するサーバ


NEW!!



■ 2. ファイルが作成されたらジョブを起動するようファイルチェックを設定しましょう

NEW!!

「ファイルチェック作成」を選択


チェックするファイル名の指定が可能

チェックするファイル操作の指定が可能

実行するジョブを選択


4. まとめ


まとめ

Hinemosのジョブ管理機能は

求められるジョブの制御を行うことができ、複雑なジョブ構造を、容易に構築することができます

柔軟なスケジューリング等さまざまな契機でジョブを実行することができます

ジョブの実行結果を、容易に確認することができ、システム運用の見える化を実現します



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【Hinemos World 2013】C-3：Hinemos4.1で進化したジョブ機能の全て（株式会社NTTデータ）