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鴻谷 奈央 こうたに なお 富士経済 大阪マーケティング本部にてファクトリーオートメーション分野を中心に担当 工場の IT化を中心にウォッチするなかで、 IoTに注目 現在、産業全般の IoT化、AI活用といった視点でリサーチ IoT プロフェッショナルコーディネータ
自己紹介
総合マーケティングリサーチ会社 今年、創業 55周年 食品、薬品から産業機械、エネルギー、ロボット、航空・宇宙分野まであらゆる分野の調査レポートを発刊 詳細は当社 HPをご覧ください https://www.fuji-keizai.co.jp
富士経済の紹介
I ・・・本来は Internetであるが、セキュリティ懸念から Intranet接続の場合も多い。 networkに接続されていれば IoTと言える Things ・・・全てのモノのセンシング情報を繋いでいる IoTとは、モノのセンシング情報を networkを介してサーバに集約し、分析して役立つ情報にすること
Internet Of Thingsとは何か?
IoT市場展望
工場・プラント
エネルギー
物流 建設
オイル&ガス航空機
ストア
ヘルスケア
時間軸
社会インフラ
リサイクル市場ポテンシャルは大きいが費用負担の仕組みが不明瞭なアプリケーション
費用負担の仕組みが明確で顕在化しているアプリケーション
• 現状は工場やオイル&ガスの監視、航空機のメンテナンスといった従来から設備投資費が当てられている分野の効率化に活用されている• 物流やエネルギー等の分野は IoT活用メリットが大きいと考えられるが、費用対効果が明確でない為、導入が遅れている
コスト負担誰が費用を払うのか?どれだけ費用が掛かるのか?費用対効果?
何が市場を牽引して行くのか工場や空港だけでは物足りない
IoT普及に向けた課題
高齢化社会
2010年度実績
2015年度実績
2020年度推計
2030年度推計
2040年度推計
2050年度推計
2060年度推計
0 500
1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
23.0%26.7% 29.1%
31.6%36.1% 38.8% 39.9%
65~ 74歳 75歳以上 65歳以上の人口比率出典:平成 28年版高齢社会白書(内閣府)
• 日本の人口に占める高齢者比率は 2030年に 30%を超える見通し• 日本国内でのビジネス展開に於いて高齢者マーケットは無視できない
IoTによる高齢者見守りに関する調査結果
高齢者マーケット IoTIoTによる高齢者見守り
地域のボランティア活動が中心健康な高齢者が少し健康に不安を持つ高齢者を見守る
一部で見守りポット等が使われているが、人と人との繋がり・暖かさが重視されている しかし、将来的に後期高齢者が後期高齢者を見守る事態に陥る懸念が・・・・
高齢者見守りの現状
IoT活用型高齢者見守りへの見解事業者の IoT活用ニーズ・懸念点•個人情報保護(匿名性確保)• IoT技術対応に不安•介護保険制度対象、期待される
IoTへの学術的見解•家庭内での事故防止に効果
ボランティア団体の IoT見解•人と人との繋がりを重視• IoT、センサは人の補助
•設置から運用・保守まで請け負う IoTサービス事業•簡単設置・メンテナンスフリーなシステム•強固なセキュリティ・匿名化
設置後の不安を無くす見守り事業者に優しい
•人と調和する IoT人と人との繋がりを支える更なる安心を提供
人協調型高齢者見守り IoTビジネス
IoT活用型高齢者見守りビジネスの市場展望
2017年サービス:0.1億円システム:0.05億円
2016年僅少
2020年サービス: 250億円システム: 85億円
高齢者向け IoTビジネス市場立ち上がり
市場拡大の要因• IoTの認知度・理解度の高まり• 参入企業増加( IoTによる効率化により)• 見守り対象となる後期高齢者の増加
IoTは現在、企業活動の効率化を目的に利用され始めている 今後は、より良い社会づくりへの利用が本格化する 日本は高齢化に対応した社会づくりが課題であり、
IoTを活用した高度な安心社会実現が期待される
今日のまとめ
ご清聴ありがとうございました ご質問・お問い合わせ等は 株式会社富士経済 鴻谷まで TEL 06-6228-2020 E-mail [email protected]