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MS Wordで論文を書くTips集(Word 2013)
ゆく
Twitter: @Yukutom
はじめに
MS Wordで論文を書く人がいると思います.自分もその一人です.論文の見栄えが良くなるTipsを集めました.参考程度にどうぞ.
基本的にWindowsのMicrosoft Word 2013を前提にしています.Mac版や他のバージョンで
もほとんど違いはないですが,一部使い方が違う,ある機能が無いということがあるかもしれません.
目次
文字の設定ページ番号の設定目次の設定用紙の設定数式の書き方参考文献の書き方図の載せ方
文字の設定
英数字のフォントと日本語のフォントを予め設定すると,いちいちフォントを直さなくて済みます.その設定方法を示します.
ホーム→フォントの右下をクリックし設定画面を表示
日本語はMS明朝英数字はTimes New Roman
が一般的だと思います.
既定の設定でこの文書のフォントを設定
ページ番号の設定
表紙や目次までページ番号が入ってしまってうんざりすると思います.それを解決する方法を示します.
ページ→レイアウト→区切り→セクション区切り
を使って表紙と目次と本文のセクションを分けます.
挿入→ページ番号→自分が付けたいページ番号をクリック
表紙と目次に相当するページ(1枚目と2
枚目)の先頭ページ
のみ別設定のチェックを付ける.
先にページ下をタブルクリックし,ヘッダー画面を開く.
本文に相当するページ(3枚目以降)を選択した状態でデザイン→ページ番号→ページ番号の書式設定
開始番号にチェックを付け,始めたい番号を入れる.
そうすると,本文のみにページ番号が付けられます.
目次の設定
手作業で目次をつくってもいいのですが,Wordには標準で目次機能がついているのでその使い方を示します.
最初に章,節のタイトルを打ちます.
参考資料→テキストの追加章はレベル1
節はレベル2に設定する.
参考資料→目次目次の設定で目次が作成されます.
用紙設定
指定された体裁通りに余白や行数を設定する方法を示します.
ページ設定→フォントの右下をクリックし設定画面を表示
行数の設定が可能
余白のタブをクリックすると余白の設定が可能ここでは全部25[mm]に設定
数式の書き方
LaTeXほど綺麗に数式が書けるわけではないのですが,Wordでも気にすればそれなりの数式が書けます.その方法を示します.
挿入タブをクリックすると,右側にこのようなアイコンがあると思います.気にしない人はこの数式を使います.
これは使わないです!
使わない理由フォントがTimes New Roman
じゃないからです.(論文では基本的にTimes New Roman)
上がCambria Math
下がTimes New Roman
ここをクリックし,Microsoft 数式 3.0をクリック
これで数式を書きます.
文字列やベクトルの設定は書式の設定からできます.
コマンドで数式を書くわけではないので基本的にポチポチしながら書きます.
ポチポチするのが面倒なので,数式 3.0でよく使うショートカット
上付き: Ctrl + H
下付き: Ctrl + L
分数: Ctrl + F
ルート: Ctrl + R
和: Ctrl + S
括弧: Ctrl + 9
スペース: Ctrl + Space
式番号入れるとき,配置の統一をするため,1行2列の表に埋め込みます.
ここで,式番号の高さを調整します.手間はかかりますが,割りと綺麗な数式がWordでも書けます.
参考文献の書き方
参考資料のここをクリックし,論文を登録していきます.(スタイルはIEEEにしています)
資料文献の管理画面から作成をクリックしこの設定画面を出します.
このように記入していきます.
文献目録からどれかクリックするとこのようになります.これで参考文献リストが作成できます.
図の載せ方
お絵かきソフトで作成した図等の拡張子や図の配置の仕方について示します.
PowerPointで作成した場合は(拡張)Windows
メタファイルを選択した方がいいです.Macの場合はWindowメタファイルが使用できないので,epsのベクター形式で保存します.